JPH07222652A - 起床式ベッド - Google Patents
起床式ベッドInfo
- Publication number
- JPH07222652A JPH07222652A JP6036355A JP3635594A JPH07222652A JP H07222652 A JPH07222652 A JP H07222652A JP 6036355 A JP6036355 A JP 6036355A JP 3635594 A JP3635594 A JP 3635594A JP H07222652 A JPH07222652 A JP H07222652A
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- point
- bed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 背部フレーム1が起倒動作する起床式ベッド
について、背部フレーム1を起こしたときに、背部マッ
トレス3が腰部マットレス4を足側へ押し遣るのを防止
すると同時に、使用者の腰の真横から使用時の邪魔とな
るようなものを無くす。 【構成】 背部フレーム1の起倒動作をガイドするリン
ク機構11を有し、起倒動作の中心点Dを、倒された状
態の背部フレーム1より高い位置に設定し、リンク機構
11を起倒動作の中心点Dまたは、倒された状態の背部
フレーム1の上面部より低い位置に配置することにし
た。
について、背部フレーム1を起こしたときに、背部マッ
トレス3が腰部マットレス4を足側へ押し遣るのを防止
すると同時に、使用者の腰の真横から使用時の邪魔とな
るようなものを無くす。 【構成】 背部フレーム1の起倒動作をガイドするリン
ク機構11を有し、起倒動作の中心点Dを、倒された状
態の背部フレーム1より高い位置に設定し、リンク機構
11を起倒動作の中心点Dまたは、倒された状態の背部
フレーム1の上面部より低い位置に配置することにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベッドに係り、更に詳
しくは、背部フレームが起倒動作する起床式ベッドに関
する。
しくは、背部フレームが起倒動作する起床式ベッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図5に示すように、本体フレ
ームまたは腰部フレーム21と背部フレーム22とをヒ
ンジ構造の枢着部23において枢着し、背部フレーム2
2をこの枢着部23を中心として起倒動作させるように
した起床式ベッドが知られているが、この従来技術に
は、背部フレーム22を起こしたときに、背部マットレ
ス24が腰部マットレス25に衝合し、更に腰部マット
レス25を足側(矢示方向)へ押し遣ってしまうため
に、使用者が腰部マットレス25とともに足側へ押し遣
られ、その都度、不快または不便な思いをする問題があ
る。
ームまたは腰部フレーム21と背部フレーム22とをヒ
ンジ構造の枢着部23において枢着し、背部フレーム2
2をこの枢着部23を中心として起倒動作させるように
した起床式ベッドが知られているが、この従来技術に
は、背部フレーム22を起こしたときに、背部マットレ
ス24が腰部マットレス25に衝合し、更に腰部マット
レス25を足側(矢示方向)へ押し遣ってしまうため
に、使用者が腰部マットレス25とともに足側へ押し遣
られ、その都度、不快または不便な思いをする問題があ
る。
【0003】そこで、従来、図6に示すように、本体フ
レームまたは腰部フレーム21と背部フレーム22とを
枢着部23において枢着するに際して、枢着部23を背
部マットレス24の上部位置の高さに配置し、もって起
倒動作の中心点を上方に移行させて、背部マットレス2
4が腰部マットレス25を足側へ押し遣ることがないよ
うにした起床式ベッドが提案されている(実開平1−1
39761号公報参照)。
レームまたは腰部フレーム21と背部フレーム22とを
枢着部23において枢着するに際して、枢着部23を背
部マットレス24の上部位置の高さに配置し、もって起
倒動作の中心点を上方に移行させて、背部マットレス2
4が腰部マットレス25を足側へ押し遣ることがないよ
うにした起床式ベッドが提案されている(実開平1−1
39761号公報参照)。
【0004】しかしながら、この従来技術においては、
剛材製であるヒンジ構造の枢着部23が背部マットレス
24の上部位置の高さに配置されることになるために、
使用者にしてみれば、己の腰の真横に、この剛材製の枢
着部23が位置することになる。したがって使用中、寝
返りを打ったときに腰を枢着部23にぶつけたり、ベッ
ドから降りようとするときに枢着部23が邪魔になった
りする等の問題がある。
剛材製であるヒンジ構造の枢着部23が背部マットレス
24の上部位置の高さに配置されることになるために、
使用者にしてみれば、己の腰の真横に、この剛材製の枢
着部23が位置することになる。したがって使用中、寝
返りを打ったときに腰を枢着部23にぶつけたり、ベッ
ドから降りようとするときに枢着部23が邪魔になった
りする等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、上記公報に提示された従来技術に対して利用勝手を
向上させることを目的とし、例えば、寝返りを打っても
腰を枢着部にぶつけることがなく、またベッドから降り
ようとするときに腰の真横に邪魔になるものがない起床
式ベッドを提供することを目的とする。
み、上記公報に提示された従来技術に対して利用勝手を
向上させることを目的とし、例えば、寝返りを打っても
腰を枢着部にぶつけることがなく、またベッドから降り
ようとするときに腰の真横に邪魔になるものがない起床
式ベッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、背部フレームの起倒動作をガイドするリ
ンク機構を有し、前記起倒動作の中心点が、倒された状
態の前記背部フレームより高い位置に設定され、前記リ
ンク機構が前記中心点より低い位置に配置されている起
床式ベッドを提供する(請求項1)。また背部フレーム
の起倒動作をガイドするリンク機構を有し、前記起倒動
作の中心点が、倒された状態の前記背部フレームより高
い位置に設定され、前記リンク機構が、倒された状態の
前記背部フレームの上面部より低い位置に配置されてい
る起床式ベッドを提供する(請求項2)。
め、本発明は、背部フレームの起倒動作をガイドするリ
ンク機構を有し、前記起倒動作の中心点が、倒された状
態の前記背部フレームより高い位置に設定され、前記リ
ンク機構が前記中心点より低い位置に配置されている起
床式ベッドを提供する(請求項1)。また背部フレーム
の起倒動作をガイドするリンク機構を有し、前記起倒動
作の中心点が、倒された状態の前記背部フレームより高
い位置に設定され、前記リンク機構が、倒された状態の
前記背部フレームの上面部より低い位置に配置されてい
る起床式ベッドを提供する(請求項2)。
【0007】
【作用】上記従来技術におけるヒンジ構造の枢着部は、
これ自体が起倒動作の中心点を構成し、よって必ず起倒
動作の中心点に配置されたが、リンク機構は、これ自体
が起倒動作の中心点に配置されなくても良い。したがっ
てヒンジ構造の枢着部に代えてリンク機構を採用すれ
ば、起倒動作の中心点、すなわち使用者の腰の真横から
使用時の邪魔となるようなものを無くすことが可能とな
る。
これ自体が起倒動作の中心点を構成し、よって必ず起倒
動作の中心点に配置されたが、リンク機構は、これ自体
が起倒動作の中心点に配置されなくても良い。したがっ
てヒンジ構造の枢着部に代えてリンク機構を採用すれ
ば、起倒動作の中心点、すなわち使用者の腰の真横から
使用時の邪魔となるようなものを無くすことが可能とな
る。
【0008】起倒動作の中心点を、倒された状態の背部
フレームより高い位置に設定し、かつリンク機構自体を
起倒動作の中心点または、倒された状態の背部フレーム
の上面部より低い位置に配置するためのリンク機構に
は、以下のものが考えられる。
フレームより高い位置に設定し、かつリンク機構自体を
起倒動作の中心点または、倒された状態の背部フレーム
の上面部より低い位置に配置するためのリンク機構に
は、以下のものが考えられる。
【0009】すなわち、原理図である図1に示すよう
に、リンク機構11が、第一ないし第三リンク12,1
3,14を有し、第一および第二リンク12,13がそ
れぞれ、第一または第二固定点15,16を有してい
る。後述するように、第一および第二リンク12,13
はそれぞれ、これらの第一または第二固定点15,16
において、本体フレームまたは腰部フレーム等の当該ベ
ッドの非作動部(当該ベッドの、起倒動作に関して、動
かない固定的な部分)に回転自在に接続される。また背
部フレームが、第一リンクに支持されるとともに第一リ
ンクの上辺に沿ってスライド自在とされる。第三リンク
14が、第一移動点17において第一リンク12と回転
自在に接続され、第二移動点18において第二リンク1
3と回転自在に接続され、第一および第二移動点17,
18の上方位置に、作用点19を有している。後述する
ように、第三リンク14は、この作用点19において、
背部フレームの足側端部に回転自在に接続される。
に、リンク機構11が、第一ないし第三リンク12,1
3,14を有し、第一および第二リンク12,13がそ
れぞれ、第一または第二固定点15,16を有してい
る。後述するように、第一および第二リンク12,13
はそれぞれ、これらの第一または第二固定点15,16
において、本体フレームまたは腰部フレーム等の当該ベ
ッドの非作動部(当該ベッドの、起倒動作に関して、動
かない固定的な部分)に回転自在に接続される。また背
部フレームが、第一リンクに支持されるとともに第一リ
ンクの上辺に沿ってスライド自在とされる。第三リンク
14が、第一移動点17において第一リンク12と回転
自在に接続され、第二移動点18において第二リンク1
3と回転自在に接続され、第一および第二移動点17,
18の上方位置に、作用点19を有している。後述する
ように、第三リンク14は、この作用点19において、
背部フレームの足側端部に回転自在に接続される。
【0010】図1において、実線は、図示しない背部フ
レームが倒された状態におけるリンク機構11の姿勢を
示している。そして、この状態から、第一リンク12を
第一固定点15を中心として左上のA点まで回転させる
と、第二および第三リンク13,14がそれぞれ従動
し、特に第三リンク14の作用点19が、B点からその
左上のC点まで移動する。この作用点19の移動は、D
点を中心とした右回りの回転運動であり、このように作
用点19が回転運動することにより、背部フレームが起
立せしめられる。起立動作の中心点であるD点は、背部
フレームが倒された状態における当該リンク機構11の
最高部であるB点より、更に上方に位置している。背部
フレームを倒す場合は、操作の向きおよびリンク機構1
1の動きがそれぞれ、起立の場合と反対となる。
レームが倒された状態におけるリンク機構11の姿勢を
示している。そして、この状態から、第一リンク12を
第一固定点15を中心として左上のA点まで回転させる
と、第二および第三リンク13,14がそれぞれ従動
し、特に第三リンク14の作用点19が、B点からその
左上のC点まで移動する。この作用点19の移動は、D
点を中心とした右回りの回転運動であり、このように作
用点19が回転運動することにより、背部フレームが起
立せしめられる。起立動作の中心点であるD点は、背部
フレームが倒された状態における当該リンク機構11の
最高部であるB点より、更に上方に位置している。背部
フレームを倒す場合は、操作の向きおよびリンク機構1
1の動きがそれぞれ、起立の場合と反対となる。
【0011】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
明する。
【0012】当該実施例に係る起床式ベッドの要部を示
す図2において、符号1は、起倒動作する背部フレーム
であり、この背部フレーム1と本体フレームまたは腰部
フレーム(以下、単に腰部フレームと称する)2の上部
(上面部)より下側に、背部フレーム1の起倒動作をガ
イドするリンク機構11が設けられている。背部フレー
ム1の上に背部マットレス3が載置され、腰部フレーム
2の上に腰部マットレス4が載置され、両マットレス
3,4が互いの上部で繋っている。
す図2において、符号1は、起倒動作する背部フレーム
であり、この背部フレーム1と本体フレームまたは腰部
フレーム(以下、単に腰部フレームと称する)2の上部
(上面部)より下側に、背部フレーム1の起倒動作をガ
イドするリンク機構11が設けられている。背部フレー
ム1の上に背部マットレス3が載置され、腰部フレーム
2の上に腰部マットレス4が載置され、両マットレス
3,4が互いの上部で繋っている。
【0013】リンク機構11は、第一ないし第三リンク
12,13,14を有している。第一リンク12は、図
の状態で左向きの第一バー12aと下向きの第二バー1
2bとを有して正面略L字形を呈し、L字の折曲部12
cに第一固定点15を有し、この第一固定点15をもっ
て、腰部フレーム2等の当該ベッドの非作動部に回転自
在に接続されている。またこの第一リンク12の上に背
部フレーム1が載せられ、かつ背部フレーム1は第一バ
ー12aの上辺12dに沿ってスライド自在となってい
る。
12,13,14を有している。第一リンク12は、図
の状態で左向きの第一バー12aと下向きの第二バー1
2bとを有して正面略L字形を呈し、L字の折曲部12
cに第一固定点15を有し、この第一固定点15をもっ
て、腰部フレーム2等の当該ベッドの非作動部に回転自
在に接続されている。またこの第一リンク12の上に背
部フレーム1が載せられ、かつ背部フレーム1は第一バ
ー12aの上辺12dに沿ってスライド自在となってい
る。
【0014】正面棒状を呈する第二リンク13は、図の
状態でその上端部に第二固定部16を有し、この第二固
定部16をもって、腰部フレーム2等の当該ベッドの非
作動部に回転自在に接続されている。第三リンク14
は、図の状態で左向きの第三バー14aと上向きの第四
バー14bとを有して正面略L字形を呈している。第三
バー14aと第一リンク12の第二バー12bとが重ね
られ、ここに第一移動点17が設けられて、両リンク1
2,14が回転自在に接続されている。また第三リンク
14のL字の折曲部14cと第二リンク13の下端部と
が重ねられ、ここに第二移動点18が設けられて、両リ
ンク13,14が回転自在に接続されている。また第三
リンク14の第四バー14bの先端部に作用点19が設
けられ、この作用点19が背部フレーム1の足側端部1
aに対して、ヒンジ5をもって、回転自在に接続されて
いる。
状態でその上端部に第二固定部16を有し、この第二固
定部16をもって、腰部フレーム2等の当該ベッドの非
作動部に回転自在に接続されている。第三リンク14
は、図の状態で左向きの第三バー14aと上向きの第四
バー14bとを有して正面略L字形を呈している。第三
バー14aと第一リンク12の第二バー12bとが重ね
られ、ここに第一移動点17が設けられて、両リンク1
2,14が回転自在に接続されている。また第三リンク
14のL字の折曲部14cと第二リンク13の下端部と
が重ねられ、ここに第二移動点18が設けられて、両リ
ンク13,14が回転自在に接続されている。また第三
リンク14の第四バー14bの先端部に作用点19が設
けられ、この作用点19が背部フレーム1の足側端部1
aに対して、ヒンジ5をもって、回転自在に接続されて
いる。
【0015】図2は、背部フレーム1が水平に倒された
状態を示している。そして、この状態から手動または自
動操作により、第一リンク12を第一固定点15を中心
として右回りに約85度回転させると、図3に示すよう
に、第二および第三リンク13,14がそれぞれ従動
し、特に作用点19に設けられたヒンジ5が、D点を中
心として右回りに回転する。したがってこの結果とし
て、背部フレーム1が第一リンク12に支持されつつ、
かつ第一リンク12に対してスライドしつつ、D点を中
心として回転しながら起立せしめられる。D点は背部マ
ットレス3と腰部マットレス4の連結部またはその近傍
に位置し、よって背部マットレス3が背部フレーム1と
ともにこのD点を中心として回転しながら起立せしめら
れることにより、背部マットレス3が腰部マットレス4
を足側へ押し遣るのが防止される。背部フレーム1を倒
す場合は、操作の向きおよびリンク機構11の動きがそ
れぞれ、起立の場合と反対となる。
状態を示している。そして、この状態から手動または自
動操作により、第一リンク12を第一固定点15を中心
として右回りに約85度回転させると、図3に示すよう
に、第二および第三リンク13,14がそれぞれ従動
し、特に作用点19に設けられたヒンジ5が、D点を中
心として右回りに回転する。したがってこの結果とし
て、背部フレーム1が第一リンク12に支持されつつ、
かつ第一リンク12に対してスライドしつつ、D点を中
心として回転しながら起立せしめられる。D点は背部マ
ットレス3と腰部マットレス4の連結部またはその近傍
に位置し、よって背部マットレス3が背部フレーム1と
ともにこのD点を中心として回転しながら起立せしめら
れることにより、背部マットレス3が腰部マットレス4
を足側へ押し遣るのが防止される。背部フレーム1を倒
す場合は、操作の向きおよびリンク機構11の動きがそ
れぞれ、起立の場合と反対となる。
【0016】上記起床式ベッドは、以下の効果を奏す
る。すなわち、背部フレーム1の起倒動作の中心点Dが
マットレス3,4の上部の高さ位置と略同じであるため
に、背部フレーム1を起こしたときに、背部マットレス
3が腰部マットレス4を足側へ押し遣ることがなく、使
用者が不快または不便な思いをせずに済む。そして、こ
のような、上記公報に提示された従来技術と同様の効果
奏する上で、背部フレーム1の起倒動作をガイドするリ
ンク機構11が全て、倒された状態における背部フレー
ム1の上部(上面部)の下側に配置されているために、
起倒動作の中心点D、すなわち使用者の腰の真横から使
用時の邪魔となるようなものを無くすことができる。し
たがって上記公報に提示された従来技術に対して利用勝
手を向上させることができ、例えば、寝返りを打っても
腰を枢着部にぶつけることがなく、またベッドから横手
に下り易くなる。
る。すなわち、背部フレーム1の起倒動作の中心点Dが
マットレス3,4の上部の高さ位置と略同じであるため
に、背部フレーム1を起こしたときに、背部マットレス
3が腰部マットレス4を足側へ押し遣ることがなく、使
用者が不快または不便な思いをせずに済む。そして、こ
のような、上記公報に提示された従来技術と同様の効果
奏する上で、背部フレーム1の起倒動作をガイドするリ
ンク機構11が全て、倒された状態における背部フレー
ム1の上部(上面部)の下側に配置されているために、
起倒動作の中心点D、すなわち使用者の腰の真横から使
用時の邪魔となるようなものを無くすことができる。し
たがって上記公報に提示された従来技術に対して利用勝
手を向上させることができ、例えば、寝返りを打っても
腰を枢着部にぶつけることがなく、またベッドから横手
に下り易くなる。
【0017】使用者がフレーム1,2上のマットレス
3,4の上に横たわったとき、マットレス3,4は使用
者の体重を受けて上下に圧縮されるが、この圧縮状態に
おいても、マットレス3,4には所定の厚さwが残され
る。したがってこの圧縮状態におけるマットレス3,4
の厚さwの範囲においては、マットレス3,4の横手に
リンク機構11が配置されても、使用の邪魔になること
が少なく、例えば、寝返りを打っても腰をリンク機構1
1にぶつけることがない。したがってリンク機構11
の、例えば、第四バー14bの先端部が、図4に示すよ
うに、倒された状態の背部フレーム1の上部(上面部)
より上方に突出していても、これが上記厚さwの範囲内
に位置していれば、本発明の所期の目的を達成すること
ができる。すなわち、リンク機構11が起倒動作の中心
点Dより低い位置に配置されていれば、その高さ位置に
応じた分だけ、上記公報に提示された従来技術より利用
勝手を向上させることができる訳である。尚、マットレ
スについては、背部マットレス3と腰部マットレス4と
を有するものの他、両マットレス3,4が一体であるも
のであっても良い。
3,4の上に横たわったとき、マットレス3,4は使用
者の体重を受けて上下に圧縮されるが、この圧縮状態に
おいても、マットレス3,4には所定の厚さwが残され
る。したがってこの圧縮状態におけるマットレス3,4
の厚さwの範囲においては、マットレス3,4の横手に
リンク機構11が配置されても、使用の邪魔になること
が少なく、例えば、寝返りを打っても腰をリンク機構1
1にぶつけることがない。したがってリンク機構11
の、例えば、第四バー14bの先端部が、図4に示すよ
うに、倒された状態の背部フレーム1の上部(上面部)
より上方に突出していても、これが上記厚さwの範囲内
に位置していれば、本発明の所期の目的を達成すること
ができる。すなわち、リンク機構11が起倒動作の中心
点Dより低い位置に配置されていれば、その高さ位置に
応じた分だけ、上記公報に提示された従来技術より利用
勝手を向上させることができる訳である。尚、マットレ
スについては、背部マットレス3と腰部マットレス4と
を有するものの他、両マットレス3,4が一体であるも
のであっても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。すなわ
ち、請求項1については、背部フレームの起倒動作の中
心点が、倒された状態の背部フレームより高い位置に設
定されているために、この高さ位置に応じて、背部フレ
ームを起こしたときに、背部マットレスが腰部マットレ
スを足側へ押し遣るのを防止し、これに応じて使用者が
不快または不便な思いをするのを防止することができ
る。そして、このような効果を奏した上で、リンク機構
が起倒動作の中心点より下側に配置されているために、
起倒動作の中心点、すなわち使用者の腰の真横から使用
時の邪魔となるようなものを無くすことができる。した
がって、これに応じてベッドの利用勝手を向上させるこ
とができ、例えば、寝返りを打ったときに腰をぶつける
ことがなく、またベッドから横手に降り易くなる。
ち、請求項1については、背部フレームの起倒動作の中
心点が、倒された状態の背部フレームより高い位置に設
定されているために、この高さ位置に応じて、背部フレ
ームを起こしたときに、背部マットレスが腰部マットレ
スを足側へ押し遣るのを防止し、これに応じて使用者が
不快または不便な思いをするのを防止することができ
る。そして、このような効果を奏した上で、リンク機構
が起倒動作の中心点より下側に配置されているために、
起倒動作の中心点、すなわち使用者の腰の真横から使用
時の邪魔となるようなものを無くすことができる。した
がって、これに応じてベッドの利用勝手を向上させるこ
とができ、例えば、寝返りを打ったときに腰をぶつける
ことがなく、またベッドから横手に降り易くなる。
【0019】また請求項2については、背部フレームの
起倒動作の中心点が、倒された状態の背部フレームより
高い位置に設定されているために、この高さ位置に応じ
て、背部フレームを起こしたときに、背部マットレスが
腰部マットレスを足側へ押し遣るのを防止し、これに応
じて使用者が不快または不便な思いをするのを防止する
ことができる。そして、このような効果を奏した上で、
リンク機構が、倒された状態における背部フレームの上
面部より下側に配置されているために、起倒動作の中心
点、すなわち使用者の腰の真横から使用時の邪魔となる
ようなものを無くすことができる。したがって、これに
応じてベッドの利用勝手を向上させることができ、例え
ば、寝返りを打ったときに腰をぶつけることがなく、ま
たベッドから横手に降り易くなる。この請求項2に係る
発明を請求項2に係る発明と比較すると、リンク機構
が、より低い位置に配置されている分だけ、使用の邪魔
になることが、より少ない。
起倒動作の中心点が、倒された状態の背部フレームより
高い位置に設定されているために、この高さ位置に応じ
て、背部フレームを起こしたときに、背部マットレスが
腰部マットレスを足側へ押し遣るのを防止し、これに応
じて使用者が不快または不便な思いをするのを防止する
ことができる。そして、このような効果を奏した上で、
リンク機構が、倒された状態における背部フレームの上
面部より下側に配置されているために、起倒動作の中心
点、すなわち使用者の腰の真横から使用時の邪魔となる
ようなものを無くすことができる。したがって、これに
応じてベッドの利用勝手を向上させることができ、例え
ば、寝返りを打ったときに腰をぶつけることがなく、ま
たベッドから横手に降り易くなる。この請求項2に係る
発明を請求項2に係る発明と比較すると、リンク機構
が、より低い位置に配置されている分だけ、使用の邪魔
になることが、より少ない。
【0020】また請求項3については、請求項1または
請求項2におけるリンク機構を要領良く、簡潔に提供す
ることができる。
請求項2におけるリンク機構を要領良く、簡潔に提供す
ることができる。
【図1】本発明に利用するリンク機構の原理図
【図2】本発明の実施例に係る起床式ベッドの要部正面
図
図
【図3】同起床式ベッドの作動状態を示す要部正面図
【図4】本発明の他の実施例に係る起床式ベッドの要部
正面図
正面図
【図5】従来例に係る起床式ベッドの要部正面図
【図6】従来例に係る起床式ベッドの一部切欠した正面
図
図
1 背部フレーム 1a 足側端部 2 腰部フレーム 3 背部マットレス 4 腰部マットレス 5 ヒンジ 11 リンク機構 12 第一リンク 12a,12b,14a,14b バー 12c,14c 折曲部 12d 上辺 13 第二リンク 14 第三リンク 15 第一固定点 16 第二固定点 17 第一移動点 18 第二移動点 19 作用点 D 中心点
Claims (3)
- 【請求項1】 背部フレーム(1)の起倒動作をガイド
するリンク機構(11)を有し、前記起倒動作の中心点
(D)が、倒された状態の前記背部フレーム(1)より
高い位置に設定され、前記リンク機構(11)が前記中
心点(D)より低い位置に配置されている起床式ベッ
ド。 - 【請求項2】 背部フレーム(1)の起倒動作をガイド
するリンク機構(11)を有し、前記起倒動作の中心点
(D)が、倒された状態の前記背部フレーム(1)より
高い位置に設定され、前記リンク機構(11)が、倒さ
れた状態の前記背部フレーム(1)の上面部より低い位
置に配置されている起床式ベッド。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2の起床式ベッド
において、リンク機構(11)が、第一固定点(15)
において当該ベッドの非作動部に回転自在に接続された
第一リンク(12)と、第二固定点(16)において当
該ベッドの非作動部に回転自在に接続された第二リンク
(13)と、第一移動点(17)において前記第一リン
ク(12)と回転自在に接続され、第二移動点(18)
において前記第二リンク(13)と回転自在に接続さ
れ、前記第一および第二移動点(17)(18)の上方
位置に設けられた作用点(19)において背部フレーム
(1)の足側端部(1a)に回転自在に接続された第三
リンク(14)と、を有し、前記背部フレーム(1)
が、前記第一リンク(12)に支持されるとともに前記
第一リンク(12)の上辺(12d)に沿ってスライド
自在であることを特徴とする起床式ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03635594A JP3481992B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 起床式ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03635594A JP3481992B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 起床式ベッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07222652A true JPH07222652A (ja) | 1995-08-22 |
JP3481992B2 JP3481992B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=12467532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03635594A Expired - Fee Related JP3481992B2 (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 起床式ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3481992B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006340962A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Paramount Bed Co Ltd | 電動ベッド |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP03635594A patent/JP3481992B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006340962A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Paramount Bed Co Ltd | 電動ベッド |
JP4566069B2 (ja) * | 2005-06-10 | 2010-10-20 | パラマウントベッド株式会社 | 電動ベッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3481992B2 (ja) | 2003-12-22 |
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