JPH072225B2 - 山留部品の連続再生方法及び装置 - Google Patents
山留部品の連続再生方法及び装置Info
- Publication number
- JPH072225B2 JPH072225B2 JP1143895A JP14389589A JPH072225B2 JP H072225 B2 JPH072225 B2 JP H072225B2 JP 1143895 A JP1143895 A JP 1143895A JP 14389589 A JP14389589 A JP 14389589A JP H072225 B2 JPH072225 B2 JP H072225B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- station
- hanger
- mountain retaining
- coating
- parts
- Prior art date
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、地下工事、ビル基礎工事、河川工事、橋梁工
事等において土砂の崩れ止めを行う所謂山留工事に使用
される部品の再生方法及び装置に関する。
事等において土砂の崩れ止めを行う所謂山留工事に使用
される部品の再生方法及び装置に関する。
(従来技術とその課題) 一般に、山留工事は鋼矢板や連続壁等にて形成した土留
め壁にかかる土圧を内側に構築した支保架構によって受
け止めて所要の土木建設工事用空間を確保するものであ
り、構築された支保架構は土木建設工事の終了と共に解
体され、解体後の構成部材は新たな山留工事に繰り返し
再使用される。この支保架構の構成部材には、柱をなす
H型鋼等からなる中間杭と、腹起、切梁、火打梁の如き
梁材と、これら梁材各部の連結、補強、長さ調整等に使
用される様々な種類の鋼製の山留部品、例えば隅部ピー
ス(第7図A参照)、火打受ピース(同B参照)、自在
火打受ピース(同C参照)、補助ピース(同D参照)、
カバープレート(同E参照)、キリンジャッキ(同F参
照)、ジャッキカバー(同G参照)、オイルジャッキ受
ピース(同H参照)、交叉部ピース等(同I参照)の山
留部品とがあり、また各種類の山留部品においても寸法
及び重量の異なるものがある。
め壁にかかる土圧を内側に構築した支保架構によって受
け止めて所要の土木建設工事用空間を確保するものであ
り、構築された支保架構は土木建設工事の終了と共に解
体され、解体後の構成部材は新たな山留工事に繰り返し
再使用される。この支保架構の構成部材には、柱をなす
H型鋼等からなる中間杭と、腹起、切梁、火打梁の如き
梁材と、これら梁材各部の連結、補強、長さ調整等に使
用される様々な種類の鋼製の山留部品、例えば隅部ピー
ス(第7図A参照)、火打受ピース(同B参照)、自在
火打受ピース(同C参照)、補助ピース(同D参照)、
カバープレート(同E参照)、キリンジャッキ(同F参
照)、ジャッキカバー(同G参照)、オイルジャッキ受
ピース(同H参照)、交叉部ピース等(同I参照)の山
留部品とがあり、また各種類の山留部品においても寸法
及び重量の異なるものがある。
ところで、上述のような山留部品は、山留工事に使用す
ることによって、錆止め塗膜の老化、損傷、剥離等を生
じて部分的に錆が発生したり、土泥やモルタル等が付着
して使用しにくくなることから、再生させる必要があ
る。
ることによって、錆止め塗膜の老化、損傷、剥離等を生
じて部分的に錆が発生したり、土泥やモルタル等が付着
して使用しにくくなることから、再生させる必要があ
る。
しかるに、従来における再生は、形態、寸法、重量、表
面状態、付着物等の異なる多様な山留部品を一括して自
動的に再生処理することが困難であるため、1個毎けれ
ん器具等で付着物及び老化塗膜を除去して整面した後、
刷毛塗り等で錆止め塗装を施すという手作業にて行われ
ており、再生に多大な労力及び時間を要すると共に、再
生コストが非常に高くつくという問題があった。
面状態、付着物等の異なる多様な山留部品を一括して自
動的に再生処理することが困難であるため、1個毎けれ
ん器具等で付着物及び老化塗膜を除去して整面した後、
刷毛塗り等で錆止め塗装を施すという手作業にて行われ
ており、再生に多大な労力及び時間を要すると共に、再
生コストが非常に高くつくという問題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上述の事情に鑑みて、多様な山留部品を一律
に自動的かつ連続的に再生する方法及び装置を提供する
ことを目的としている。
に自動的かつ連続的に再生する方法及び装置を提供する
ことを目的としている。
すなわち、本発明の山留部品の連続再生方法は、上記目
的を達成するために、多数のハンガーが所要間隔置きに
取付けられたハンガーコンベヤーを間欠的にエンドレス
周回運動させ、その停止状態下で、上記各ハンガーに定
位置で再生前の山留部品を順次吊掛ける操作、この吊掛
けられた山留部品を回転させつつショットブラストによ
って付着物及び老化塗膜を除去する操作、続いてエアブ
ローによって残留ショット粒子及び粉塵を吹き払う操
作、エアブロー後の山留部品を回転させつつその表面に
塗料をシャワー塗装する操作、次いで該山留部品を高速
回転させて余剰塗料を遠心力にて振り切る操作、塗膜の
乾燥後に定位置で該山留部品を上記ハンガーより取外す
操作、の各操作を行うことを特徴とするものである。
的を達成するために、多数のハンガーが所要間隔置きに
取付けられたハンガーコンベヤーを間欠的にエンドレス
周回運動させ、その停止状態下で、上記各ハンガーに定
位置で再生前の山留部品を順次吊掛ける操作、この吊掛
けられた山留部品を回転させつつショットブラストによ
って付着物及び老化塗膜を除去する操作、続いてエアブ
ローによって残留ショット粒子及び粉塵を吹き払う操
作、エアブロー後の山留部品を回転させつつその表面に
塗料をシャワー塗装する操作、次いで該山留部品を高速
回転させて余剰塗料を遠心力にて振り切る操作、塗膜の
乾燥後に定位置で該山留部品を上記ハンガーより取外す
操作、の各操作を行うことを特徴とするものである。
一方、本発明の山留部品の連続再生装置は、前記目的を
達成するために、回転可能な吊持杆を有する多数のハン
ガーが所要間隔置きに取付けられて駆動制御装置により
間欠的にエンドレス周回運動するハンガーコンベヤーを
備え、該ハンガーコンベヤーの周回軌道に、再生前の山
留部品を上記ハンガーの吊持杆に吊るす吊掛けステーシ
ョンと、ショットブラスト装置を有する整面ステーショ
ンと、該整面ステーションを出た山留部品に高圧空気を
吹付けるエアブローステーションと、シャワー塗装装置
を有する塗装ステーションと、塗装後の余剰塗料を遠心
力にて振払う垂れ切れステーションと、塗装された塗膜
を乾燥させる乾燥ステーションと、乾燥後の山留部品を
上記ハンガーより取外し受取りステーションとが設けら
れ、上記ハンガーの吊持杆にはスプロケット及びドラム
が当該吊持杆の軸心と同心に一体形成される一方、整面
ステーション及び塗装ステーションには上記スプロケッ
トに噛合する駆動チェーンにて該吊持杆を低速回転させ
る低速回転駆動装置を備えると共に垂れ切りステーショ
ンには上記ドラムに転接する駆動ローラーにて該吊持杆
を高速回転させる高速回転駆動装置を備えてなる構成を
採用したものである。
達成するために、回転可能な吊持杆を有する多数のハン
ガーが所要間隔置きに取付けられて駆動制御装置により
間欠的にエンドレス周回運動するハンガーコンベヤーを
備え、該ハンガーコンベヤーの周回軌道に、再生前の山
留部品を上記ハンガーの吊持杆に吊るす吊掛けステーシ
ョンと、ショットブラスト装置を有する整面ステーショ
ンと、該整面ステーションを出た山留部品に高圧空気を
吹付けるエアブローステーションと、シャワー塗装装置
を有する塗装ステーションと、塗装後の余剰塗料を遠心
力にて振払う垂れ切れステーションと、塗装された塗膜
を乾燥させる乾燥ステーションと、乾燥後の山留部品を
上記ハンガーより取外し受取りステーションとが設けら
れ、上記ハンガーの吊持杆にはスプロケット及びドラム
が当該吊持杆の軸心と同心に一体形成される一方、整面
ステーション及び塗装ステーションには上記スプロケッ
トに噛合する駆動チェーンにて該吊持杆を低速回転させ
る低速回転駆動装置を備えると共に垂れ切りステーショ
ンには上記ドラムに転接する駆動ローラーにて該吊持杆
を高速回転させる高速回転駆動装置を備えてなる構成を
採用したものである。
(作用) 回収されてきた山留部品は、ハンガーコンベヤーの吊掛
けステーションにおいて順次移動してくるハンガーに1
個ずつ吊り掛けられ、まず整面ステーションにおいて低
速回転しつつショットブラストにより工事現場で付着し
た土泥やモルタル等の付着物と共に老化塗膜及び錆も除
去されて地肌が露呈する程度に整面され、次いでエアブ
ローステーションにおいて高圧空気の吹付けによって山
留部品の凹所等に残留するショット粒子及び整面時に生
じた粉塵が吹払われる。しかして、エアブローステーシ
ョンを出た山留部品は、塗装ステーションにおいて低速
回転しつつシャワー塗装により錆止め塗料等の塗装が施
され、続いて垂れ切りステーションにおいて高速回転に
より上記シャワー装置による余剰塗料が遠心力にて振り
切られ、乾燥ステーションを経て塗膜が乾燥した状態で
受け取りステーションへ移動し、ここでハンガーから取
外されて再生品として出荷される。再生した山留部品を
取外したハンガーは、続いて吊掛けステーションに移動
し、上記同様に再生前の山留部品が吊るされて上記再生
過程を繰り返すことになる。
けステーションにおいて順次移動してくるハンガーに1
個ずつ吊り掛けられ、まず整面ステーションにおいて低
速回転しつつショットブラストにより工事現場で付着し
た土泥やモルタル等の付着物と共に老化塗膜及び錆も除
去されて地肌が露呈する程度に整面され、次いでエアブ
ローステーションにおいて高圧空気の吹付けによって山
留部品の凹所等に残留するショット粒子及び整面時に生
じた粉塵が吹払われる。しかして、エアブローステーシ
ョンを出た山留部品は、塗装ステーションにおいて低速
回転しつつシャワー塗装により錆止め塗料等の塗装が施
され、続いて垂れ切りステーションにおいて高速回転に
より上記シャワー装置による余剰塗料が遠心力にて振り
切られ、乾燥ステーションを経て塗膜が乾燥した状態で
受け取りステーションへ移動し、ここでハンガーから取
外されて再生品として出荷される。再生した山留部品を
取外したハンガーは、続いて吊掛けステーションに移動
し、上記同様に再生前の山留部品が吊るされて上記再生
過程を繰り返すことになる。
乾燥ステーションにおける乾燥手段は、塗料の性状に応
じた適当な方法を採用すればよく、加熱乾燥を行っても
よいが、揮発性の大きい溶剤を用いた塗料では送風機に
よる単なる風乾でも充分である。
じた適当な方法を採用すればよく、加熱乾燥を行っても
よいが、揮発性の大きい溶剤を用いた塗料では送風機に
よる単なる風乾でも充分である。
しかして、ハンガーコンベヤーは間欠走行し、その停止
状態下で乾燥ステーションを除く各ステーションにおけ
る操作が行われるため、各ステーション内に位置した複
数の山留部品が同時に処理されることになり、高い処理
効率が得られる。
状態下で乾燥ステーションを除く各ステーションにおけ
る操作が行われるため、各ステーション内に位置した複
数の山留部品が同時に処理されることになり、高い処理
効率が得られる。
また塗装ステーションにおけるシャワー塗装は、山留部
品に周囲から塗料をシャワー状に注ぎかけるものである
から、深い凹入部を有するような複雑な形状の山留部品
であっても、塗料が液として表面を伝って流れ広がる形
で凹所内面まで充分に行きわたることになる。しかし
て、次の塗装ステーションにおいて、上記シャワー塗装
によって付着した余剰の塗料を遠心力によって振り払う
ことができるから、該シャワー塗装時の塗着量を未塗着
量の残留を確実に防止できるように大過剰に設定し、且
つ塗膜厚を均一化することが可能であり、もって山留部
品の形状や寸法の違いに関わりなく優れた塗装品位を達
成できる。
品に周囲から塗料をシャワー状に注ぎかけるものである
から、深い凹入部を有するような複雑な形状の山留部品
であっても、塗料が液として表面を伝って流れ広がる形
で凹所内面まで充分に行きわたることになる。しかし
て、次の塗装ステーションにおいて、上記シャワー塗装
によって付着した余剰の塗料を遠心力によって振り払う
ことができるから、該シャワー塗装時の塗着量を未塗着
量の残留を確実に防止できるように大過剰に設定し、且
つ塗膜厚を均一化することが可能であり、もって山留部
品の形状や寸法の違いに関わりなく優れた塗装品位を達
成できる。
更に、このようなシャワー塗装では配管に設けた単純な
パイプ状の噴出口より塗料を吹き出すだけでよく、塗料
を霧化するものではないから、塗料ミストの発生を防止
でき、且つ被着しなかった塗料は液として容易に回収で
きるため、高い塗着効率を達成できる。
パイプ状の噴出口より塗料を吹き出すだけでよく、塗料
を霧化するものではないから、塗料ミストの発生を防止
でき、且つ被着しなかった塗料は液として容易に回収で
きるため、高い塗着効率を達成できる。
これに対し、一般的な噴霧(スプレー)塗装では、塗着
領域が噴霧方向に支配されると共に塗着量を短時間で多
くできず、山留部品の形状によっては均一塗装を行え
ず、特に深い凹入部を有するような複雑な形状になると
凹所内面まで充分に塗料が行きわたらず、未塗装部が残
り易い上、ミストが多量に発生するため、フィルタ等の
設備を充実せねばならず、塗着効率も悪く、且つエアガ
ンのように霧化するための専用のノズルや付帯設備を必
要とし、設備コストが高く付くという難点がある。また
浸漬塗装では、吊持状態で上下に長い山留部品をも完全
に浸漬させるために非常に深く且つ長大な塗料槽を必要
とし、且つ山留部品を浸漬して引き上げることから、ハ
ンガーコンベヤのラインに上下変位量の大きい昇降部を
構成せねばならず、これによってコンベヤーの移動にか
かる負荷が大きくなるから、駆動装置の大型化を余儀な
くされ、しかも山留部品の種類によっては、浸漬状態で
凹所の空気が抜けずに未塗装部を生じたり、凹所にて塗
料を汲み上げてしまうという問題がある。
領域が噴霧方向に支配されると共に塗着量を短時間で多
くできず、山留部品の形状によっては均一塗装を行え
ず、特に深い凹入部を有するような複雑な形状になると
凹所内面まで充分に塗料が行きわたらず、未塗装部が残
り易い上、ミストが多量に発生するため、フィルタ等の
設備を充実せねばならず、塗着効率も悪く、且つエアガ
ンのように霧化するための専用のノズルや付帯設備を必
要とし、設備コストが高く付くという難点がある。また
浸漬塗装では、吊持状態で上下に長い山留部品をも完全
に浸漬させるために非常に深く且つ長大な塗料槽を必要
とし、且つ山留部品を浸漬して引き上げることから、ハ
ンガーコンベヤのラインに上下変位量の大きい昇降部を
構成せねばならず、これによってコンベヤーの移動にか
かる負荷が大きくなるから、駆動装置の大型化を余儀な
くされ、しかも山留部品の種類によっては、浸漬状態で
凹所の空気が抜けずに未塗装部を生じたり、凹所にて塗
料を汲み上げてしまうという問題がある。
一方、整面および塗装ステーションでは整面効率及び塗
装効率より山留部品を低速回転させるのに対し、垂れ切
りステーションでは遠心力による余剰塗料の振払い効率
を上げるために山留部品を高速回転させるが、ハンガー
の吊持杆には整面および塗装ステーションで駆動チェー
ンに噛合するスプロケットと垂れ切りステーションで駆
動ローラーに転接するドラムとが設けられているため、
上記の低速回転と高速回転とをそれぞれ能率よく行え
る。
装効率より山留部品を低速回転させるのに対し、垂れ切
りステーションでは遠心力による余剰塗料の振払い効率
を上げるために山留部品を高速回転させるが、ハンガー
の吊持杆には整面および塗装ステーションで駆動チェー
ンに噛合するスプロケットと垂れ切りステーションで駆
動ローラーに転接するドラムとが設けられているため、
上記の低速回転と高速回転とをそれぞれ能率よく行え
る。
しかして、垂れ切りステーションにおける高速回転はド
ラムと駆動ローラとの転接によるために定位置で行う必
要があるが、整面及び塗装ステーションにおける低速回
転は駆動チェーン側の噛合域を長く設定して両ステーシ
ョンにおけるハンガーの停止位置に幅を持たせることが
できる。これは、例えばハンガーコンベヤーとして各ハ
ンガーをガイドレールに沿う一本の環状チェーンに連結
して該チェーンの駆動によって一体に移動させる構成と
した場合、山留部品の回転を要する3ケ所のステーショ
ンでのハンガーの回転用停止位置を厳密に定めることは
該チェーンの負荷による伸びの違いやチェーン部品及び
その連結の精度から極めて困難であるが、上記構成によ
って高速回転を要する垂れ切りステーションのみでハン
ガー停止の位置決めを行うだけでよいことになる。
ラムと駆動ローラとの転接によるために定位置で行う必
要があるが、整面及び塗装ステーションにおける低速回
転は駆動チェーン側の噛合域を長く設定して両ステーシ
ョンにおけるハンガーの停止位置に幅を持たせることが
できる。これは、例えばハンガーコンベヤーとして各ハ
ンガーをガイドレールに沿う一本の環状チェーンに連結
して該チェーンの駆動によって一体に移動させる構成と
した場合、山留部品の回転を要する3ケ所のステーショ
ンでのハンガーの回転用停止位置を厳密に定めることは
該チェーンの負荷による伸びの違いやチェーン部品及び
その連結の精度から極めて困難であるが、上記構成によ
って高速回転を要する垂れ切りステーションのみでハン
ガー停止の位置決めを行うだけでよいことになる。
なお、エアーブローステーションにおいても効率向上の
ために山留部品の低速回転下でエアブローを行うように
してもよい。
ために山留部品の低速回転下でエアブローを行うように
してもよい。
(実施例) 以下、本発明を図示実施例に基づいて具体的に説明す
る。
る。
第1図、第2図において、1はハンガーコンベヤーであ
り、平面視環状に配された横向きのH形鋼からなるガイ
ドレール1aに多数のハンガー2が所要間隔置きに懸架さ
れており、これらハンガー2がガイドレール1a直下に沿
って配された駆動チェーン1b(第6図参照)に連結さ
れ、かつ該駆動チェーン1bの駆動に伴って一体にエンド
レス周回運動するようになされている。しかして、該ハ
ンガーコンベヤー1の周回軌道には、周回前段側から後
段側へ順次、吊掛けステーション3、整面ステーション
4、エアブローステーション5、シャワー塗装装置6aを
有する塗装ステーション6、垂れ切りステーション7、
乾燥ステーション8、受取りステーション9が設けてあ
り、吊掛けステーション3は受取りステーション9の外
側に隣接して配されている。またハンガーコンベヤー1
の周回軌道は吊掛けステーション3及び受取りステーシ
ョン9位置が他より低位に設定されており、第3図の如
く乾燥ステーション8側から受取りステーション9側へ
下降傾斜し、次いで第2図の如く受取りステーション9
から吊掛けステーション3へ同高さで外側へ略90°方向
転換し、更に吊掛けステーション3から整面ステーショ
ン4側へ略90°方向転換した上で上昇傾斜するように構
成されている。
り、平面視環状に配された横向きのH形鋼からなるガイ
ドレール1aに多数のハンガー2が所要間隔置きに懸架さ
れており、これらハンガー2がガイドレール1a直下に沿
って配された駆動チェーン1b(第6図参照)に連結さ
れ、かつ該駆動チェーン1bの駆動に伴って一体にエンド
レス周回運動するようになされている。しかして、該ハ
ンガーコンベヤー1の周回軌道には、周回前段側から後
段側へ順次、吊掛けステーション3、整面ステーション
4、エアブローステーション5、シャワー塗装装置6aを
有する塗装ステーション6、垂れ切りステーション7、
乾燥ステーション8、受取りステーション9が設けてあ
り、吊掛けステーション3は受取りステーション9の外
側に隣接して配されている。またハンガーコンベヤー1
の周回軌道は吊掛けステーション3及び受取りステーシ
ョン9位置が他より低位に設定されており、第3図の如
く乾燥ステーション8側から受取りステーション9側へ
下降傾斜し、次いで第2図の如く受取りステーション9
から吊掛けステーション3へ同高さで外側へ略90°方向
転換し、更に吊掛けステーション3から整面ステーショ
ン4側へ略90°方向転換した上で上昇傾斜するように構
成されている。
吊掛けステーション3にはフリーローラー11a付きのテ
ーブルリフター11が設置されており、このテーブルリフ
ター11の外側端部にクレーン(図示略)にて搬入された
山留部品12をテーブルリフター11上へ搬送する駆動ロー
ラーコンベヤー13が接続され、またハンガーコンベヤー
1の上昇傾斜部の直下に位置して、表面に該コンベヤー
1の軌道方向と平面視で平行する複数本の凸条14aを備
えたガイド台14が設置されている。
ーブルリフター11が設置されており、このテーブルリフ
ター11の外側端部にクレーン(図示略)にて搬入された
山留部品12をテーブルリフター11上へ搬送する駆動ロー
ラーコンベヤー13が接続され、またハンガーコンベヤー
1の上昇傾斜部の直下に位置して、表面に該コンベヤー
1の軌道方向と平面視で平行する複数本の凸条14aを備
えたガイド台14が設置されている。
受取りステーション9には、上面にフリーローラー15a
を有する可動受け台15が設置されている。この可動受け
台15は、山留部品12がジャッキカバー12g(第7図G参
照)や長いカバープレート12e(第7図E参照)等の長
尺物である場合に、ハンガー2に吊持されて移動してく
る該山留部品を傾斜状態で受け止めてその上面に倒伏さ
せた後、水平状態に復帰することにより、受取り時の衝
撃防止とハンガーからの取外しの容易化を図るものであ
り、長尺物でない山留部品12では水平状態のままでハン
ガーコンベヤー1の下降軌道によって自然にフリーロー
ラー15a上へ載置される。しかして可動受け台15の搬出
側端部には、吊掛けステーション3より整面ステーショ
ン4へ向かうハンガーコンベヤー1の軌道と平面視平行
方向に沿う傾斜フリーローラーコンベヤー16aが接続さ
れている。この傾斜フリーローラーコンベヤー16aは、
搬出側が低くなるように緩傾斜しており、その搬出側端
部に接続されたカーブスラットコンベヤー16bとこれに
接続する直線状スラットコンベヤー16cと共に、受取り
ステーション9より吊掛けステーション3と整面ステー
ション4との間のハンガーコンベヤー1の軌道下方を経
て再生品集積側へ延出する一連の搬出コンベヤー16を構
成している。
を有する可動受け台15が設置されている。この可動受け
台15は、山留部品12がジャッキカバー12g(第7図G参
照)や長いカバープレート12e(第7図E参照)等の長
尺物である場合に、ハンガー2に吊持されて移動してく
る該山留部品を傾斜状態で受け止めてその上面に倒伏さ
せた後、水平状態に復帰することにより、受取り時の衝
撃防止とハンガーからの取外しの容易化を図るものであ
り、長尺物でない山留部品12では水平状態のままでハン
ガーコンベヤー1の下降軌道によって自然にフリーロー
ラー15a上へ載置される。しかして可動受け台15の搬出
側端部には、吊掛けステーション3より整面ステーショ
ン4へ向かうハンガーコンベヤー1の軌道と平面視平行
方向に沿う傾斜フリーローラーコンベヤー16aが接続さ
れている。この傾斜フリーローラーコンベヤー16aは、
搬出側が低くなるように緩傾斜しており、その搬出側端
部に接続されたカーブスラットコンベヤー16bとこれに
接続する直線状スラットコンベヤー16cと共に、受取り
ステーション9より吊掛けステーション3と整面ステー
ション4との間のハンガーコンベヤー1の軌道下方を経
て再生品集積側へ延出する一連の搬出コンベヤー16を構
成している。
17は直線状スラットコンベヤー16cの途中に設けられた
プレート集積ステーション、18は搬出コンベヤー16の末
端に設けられた一般集積ステーションである。
プレート集積ステーション、18は搬出コンベヤー16の末
端に設けられた一般集積ステーションである。
第4図〜第6図で示すように、ハンガー2は、頂端に設
けた両側各一対のガイドローラー19,19にてハンガーコ
ンベヤー1のガイドレール1aを挟持する形で該ガイドレ
ール1aに移動自在に吊持され、かつ各ガイドローラー19
の取付アーム19aが駆動チェーン1bのリングに挿通され
て該駆動チェーン1bの周回移動に伴って一体にガイドレ
ール1aに沿って一方向に移動するように設定されてい
る。なお、駆動チェーン1bは、その要所に取付けた両側
一対の同様の取付アーム19a及びガイドレール19を介し
てガイドレール1aに周回移動自在に支持されており、チ
ェーン駆動制御装置10(第1図、第2図参照)によって
間欠的に周回駆動する。
けた両側各一対のガイドローラー19,19にてハンガーコ
ンベヤー1のガイドレール1aを挟持する形で該ガイドレ
ール1aに移動自在に吊持され、かつ各ガイドローラー19
の取付アーム19aが駆動チェーン1bのリングに挿通され
て該駆動チェーン1bの周回移動に伴って一体にガイドレ
ール1aに沿って一方向に移動するように設定されてい
る。なお、駆動チェーン1bは、その要所に取付けた両側
一対の同様の取付アーム19a及びガイドレール19を介し
てガイドレール1aに周回移動自在に支持されており、チ
ェーン駆動制御装置10(第1図、第2図参照)によって
間欠的に周回駆動する。
しかして、各ハンガー2は、4本の取付アーム19aに支
持された横バー19bに頂部のブラケット20aを介して枢着
された上部保持筒20、その下端フランジ部20bに環状ス
ペーサ21を介して上端フランジ部22aがボルト止めされ
た下部保持筒22、この下部保持筒22内に一対のベアリン
グ23a,23aを介して同心状に挿通されると共に上部保持
筒20内へ突入した上端部においてスラストベアリング23
b及び抜け止めナット24aを介して環状スペーサ21に周方
向回転自在かつ上下移動不能に保持されたロッド24、該
ロッド24の下部に固着された上方へ開放する短円筒状の
ドラム25、ロッド24の下端部に連結筒26を介して上端部
がボルト止め連結された吊持杆27、連結筒26に固着され
たスプロケット28、連結筒26の下端面にボルト止めされ
た平面視長楕円形の向き規制板29、一対の逆L字状取付
杆30a,30aを介して下部保持筒22に支持された揺れ止め
具30、より構成されている。しかして揺れ止め具30は、
前後に長い双屋根形の防御板30bとその上位に取付けら
れた前後各一対のガイドローラー30cとを備えており、
向き規制板29の下方に配置され、これを吊持杆27が非接
触で貫通している。
持された横バー19bに頂部のブラケット20aを介して枢着
された上部保持筒20、その下端フランジ部20bに環状ス
ペーサ21を介して上端フランジ部22aがボルト止めされ
た下部保持筒22、この下部保持筒22内に一対のベアリン
グ23a,23aを介して同心状に挿通されると共に上部保持
筒20内へ突入した上端部においてスラストベアリング23
b及び抜け止めナット24aを介して環状スペーサ21に周方
向回転自在かつ上下移動不能に保持されたロッド24、該
ロッド24の下部に固着された上方へ開放する短円筒状の
ドラム25、ロッド24の下端部に連結筒26を介して上端部
がボルト止め連結された吊持杆27、連結筒26に固着され
たスプロケット28、連結筒26の下端面にボルト止めされ
た平面視長楕円形の向き規制板29、一対の逆L字状取付
杆30a,30aを介して下部保持筒22に支持された揺れ止め
具30、より構成されている。しかして揺れ止め具30は、
前後に長い双屋根形の防御板30bとその上位に取付けら
れた前後各一対のガイドローラー30cとを備えており、
向き規制板29の下方に配置され、これを吊持杆27が非接
触で貫通している。
31は山留部品12をハンガー2に吊るすための吊掛け具で
あり、掛け環31aと、これに連結された2本の鎖31b,31b
と、各鎖31bの下端に連結されたL字形のフック部材31c
とで構成され、掛け環31aをハンガー2の吊持杆27の下
端鉤部27aに着脱自在に掛止し得るようになされてい
る。
あり、掛け環31aと、これに連結された2本の鎖31b,31b
と、各鎖31bの下端に連結されたL字形のフック部材31c
とで構成され、掛け環31aをハンガー2の吊持杆27の下
端鉤部27aに着脱自在に掛止し得るようになされてい
る。
上記ハンガー2に吊持させる再生対象の山留部品12の種
類は問わないが、その具体例として、第7図Aの如き隅
部ピース12a、同図Bの如き火打受ピース12b、同図Cの
如き自在火打受ピース12c、同図Dの如き補助ピース12
d、同図Eの如きカバープレート12e、同図Fの如きキリ
ンジャッキ12f、同図Gの如きジャッキカバー12g、同図
Hの如きオイルジャッキ受ピース12h、同図Iの如き交
叉部ピース12i等が挙げられる。すなわち、これら山留
部品12a〜12iは、いずれも複数のボルト孔32を有してい
ることから、この所要のボルト孔32に吊掛け具31のフッ
ク部材31c,31cを係止することにより、簡単に該吊掛け
具31を介してハンガー2に吊し、また吊掛け具31より容
易に取外すことができる。なお、これら山留部品12a〜1
2iの各々の種類においても寸法が異なる複数品種が存在
し、通常取扱う山留部材12の重量は6〜210kg程度の範
囲にわたり、また最大のもので1500mm程度の長さがあ
る。
類は問わないが、その具体例として、第7図Aの如き隅
部ピース12a、同図Bの如き火打受ピース12b、同図Cの
如き自在火打受ピース12c、同図Dの如き補助ピース12
d、同図Eの如きカバープレート12e、同図Fの如きキリ
ンジャッキ12f、同図Gの如きジャッキカバー12g、同図
Hの如きオイルジャッキ受ピース12h、同図Iの如き交
叉部ピース12i等が挙げられる。すなわち、これら山留
部品12a〜12iは、いずれも複数のボルト孔32を有してい
ることから、この所要のボルト孔32に吊掛け具31のフッ
ク部材31c,31cを係止することにより、簡単に該吊掛け
具31を介してハンガー2に吊し、また吊掛け具31より容
易に取外すことができる。なお、これら山留部品12a〜1
2iの各々の種類においても寸法が異なる複数品種が存在
し、通常取扱う山留部材12の重量は6〜210kg程度の範
囲にわたり、また最大のもので1500mm程度の長さがあ
る。
整面ステーション4及びエアブローステーション5は第
1図、第2図で示すように一体の処理室33内に設けられ
ており、前段の整面ステーション4には、鋼球の如き硬
質ショット粒子を遠心力によって射出する複数基のショ
ットブラスト装置4aが、ハンガー2に吊持された山留部
品12に対して該ショット粒子を様々な方向から投射でき
るように設置されている。また後段のエアブローステー
ション5には、整面ステーション4より移動してきた該
山留部品12に対して複数方向から高圧空気を吹き付ける
エアノズル5aが設置されている。
1図、第2図で示すように一体の処理室33内に設けられ
ており、前段の整面ステーション4には、鋼球の如き硬
質ショット粒子を遠心力によって射出する複数基のショ
ットブラスト装置4aが、ハンガー2に吊持された山留部
品12に対して該ショット粒子を様々な方向から投射でき
るように設置されている。また後段のエアブローステー
ション5には、整面ステーション4より移動してきた該
山留部品12に対して複数方向から高圧空気を吹き付ける
エアノズル5aが設置されている。
しかして、整面ステーション4及びエアブローステーシ
ョン5の上部にはそれぞれ第8図、第9図で示すような
低速回転駆動装置34が設置されている。この低速回転駆
動装置34は、縦箱形の取付フレーム枠34aに駆動モータ
ー35aにて回転駆動する垂直駆動軸35bが取付けられ、該
駆動軸35bの下端部に固設された駆動スプロケット35と
取付フレーム枠34aの下面側に軸受36aを介して枢着され
た従動スプロケット36との間に無端チェーン37が巻掛け
られており、該チェーン37を押し付けガイドプレート38
を介してハンガー2のスプロケット28に噛合させて走行
駆動することにより、ハンガー2の吊持杆27が回転する
ようになされている。なお、ガイドプレート38は、取付
フレーム枠34aの下面側に固定された一対のブラケット3
4b,34bに2本のねじ軸38a,38aを介して突出量調整可能
に取付けられている。
ョン5の上部にはそれぞれ第8図、第9図で示すような
低速回転駆動装置34が設置されている。この低速回転駆
動装置34は、縦箱形の取付フレーム枠34aに駆動モータ
ー35aにて回転駆動する垂直駆動軸35bが取付けられ、該
駆動軸35bの下端部に固設された駆動スプロケット35と
取付フレーム枠34aの下面側に軸受36aを介して枢着され
た従動スプロケット36との間に無端チェーン37が巻掛け
られており、該チェーン37を押し付けガイドプレート38
を介してハンガー2のスプロケット28に噛合させて走行
駆動することにより、ハンガー2の吊持杆27が回転する
ようになされている。なお、ガイドプレート38は、取付
フレーム枠34aの下面側に固定された一対のブラケット3
4b,34bに2本のねじ軸38a,38aを介して突出量調整可能
に取付けられている。
従って、整面ステーション4及びエアブローステーショ
ン5における処理は低速回転駆動装置34の駆動によって
山留部品12が自転する状態、通常10〜30rpm程度で自転
する状態で行われる。しかして整面ステーション4にお
いては、上部に第8図の一点鎖線で示すように対向配設
したチャンネル材よりなるガイドレール4b,4bを有して
おり、ハンガー2は揺れ止め具30の2対のガイドローラ
30cがガイドレール4b,4bに嵌合することにより、ショッ
トブラスト時の衝撃による揺れが防止されるようになさ
れている。なお、防御板30bはショット粒子を遮蔽して
ハンガー2上部を保護する機能を果たすが、遮ぎきれな
かったショット粒子がローラー25内に飛び込んでもその
底板25aに設けた孔25bより排出される。
ン5における処理は低速回転駆動装置34の駆動によって
山留部品12が自転する状態、通常10〜30rpm程度で自転
する状態で行われる。しかして整面ステーション4にお
いては、上部に第8図の一点鎖線で示すように対向配設
したチャンネル材よりなるガイドレール4b,4bを有して
おり、ハンガー2は揺れ止め具30の2対のガイドローラ
30cがガイドレール4b,4bに嵌合することにより、ショッ
トブラスト時の衝撃による揺れが防止されるようになさ
れている。なお、防御板30bはショット粒子を遮蔽して
ハンガー2上部を保護する機能を果たすが、遮ぎきれな
かったショット粒子がローラー25内に飛び込んでもその
底板25aに設けた孔25bより排出される。
なお、第1図、第2図における4cは射出されて処理室33
の底部に溜まったショット粒子を回収して再びショット
ブラスト装置4aに供給するショット粒子回収装置、39は
ダクト39aを介して処理室内の粉塵を吸引除去するダク
トコレクターである。
の底部に溜まったショット粒子を回収して再びショット
ブラスト装置4aに供給するショット粒子回収装置、39は
ダクト39aを介して処理室内の粉塵を吸引除去するダク
トコレクターである。
再生前の山留部品12は、吊掛けステーション3において
降下状態にあるハンガー2に吊掛け具31を介して1個ず
つ順次吊るされ、ハンガーコンベヤー1の軌道に沿って
上方へ持ち上げられた上で整面ステーション4へ移動
し、整面ステーション4において土泥やモルタル等の付
着物ならびに老化塗膜、錆がショットブラストによって
除去されて地肌が露呈する程度に整面される。次いでエ
アブローステーション5に入ると、高圧空気によって凹
所等に残留していたショット粒子及び粉塵が吹き払われ
ることになる。
降下状態にあるハンガー2に吊掛け具31を介して1個ず
つ順次吊るされ、ハンガーコンベヤー1の軌道に沿って
上方へ持ち上げられた上で整面ステーション4へ移動
し、整面ステーション4において土泥やモルタル等の付
着物ならびに老化塗膜、錆がショットブラストによって
除去されて地肌が露呈する程度に整面される。次いでエ
アブローステーション5に入ると、高圧空気によって凹
所等に残留していたショット粒子及び粉塵が吹き払われ
ることになる。
塗装ステーション6は、塗装室6a内に設けたシャワー塗
装装置40と、該塗装室6aの上部に設けた前記同様の低速
回転駆動装置34とで構成されている。しかして、シャワ
ー塗装装置40は、第10図で示すように、塗装室6a内の両
側部および底部に配設された多数本の塗料導出管40aよ
りなり、各導出管40aには塗料を、シャワー状に吹き出
す複数の噴出口40bとコック40cが設けてあり、低速回転
駆動装置34にて10〜30rpm程度で自転している山留部品1
2に対して様々な方向から塗料を注ぎかけることによ
り、該山留部品12の凹所内面を含む全表面がかなり過剰
の塗料で塗装されるようになされている。なお、噴出口
40bの全てを開放する必要はなく、再生対象とする山留
部品12の品種がある程度定まっている場合には、それに
対応して不必要な噴出口40bを栓で閉止しておけばよ
く、その選択は経験的に容易に行える。
装装置40と、該塗装室6aの上部に設けた前記同様の低速
回転駆動装置34とで構成されている。しかして、シャワ
ー塗装装置40は、第10図で示すように、塗装室6a内の両
側部および底部に配設された多数本の塗料導出管40aよ
りなり、各導出管40aには塗料を、シャワー状に吹き出
す複数の噴出口40bとコック40cが設けてあり、低速回転
駆動装置34にて10〜30rpm程度で自転している山留部品1
2に対して様々な方向から塗料を注ぎかけることによ
り、該山留部品12の凹所内面を含む全表面がかなり過剰
の塗料で塗装されるようになされている。なお、噴出口
40bの全てを開放する必要はなく、再生対象とする山留
部品12の品種がある程度定まっている場合には、それに
対応して不必要な噴出口40bを栓で閉止しておけばよ
く、その選択は経験的に容易に行える。
垂れ切りステーション7は、垂れ切り室7aとその上部に
設けた高速回転駆動装置41にて構成されている。この高
速回転駆動装置41は、第11図、第12図で示すように、駆
動モーター42aを介して回転駆動する1個の駆動ローラ
ー42を備えた駆動ローラー台41aと、2個の従動ローラ
ー43,43を備えた従動ローラー台41bとが、ハンガー2の
移動部を挟んで対設された取付基枠44a,44bに流体圧シ
リンダー45a,45bの駆動によって相互に遠近方向に移動
可能に取付けられてなる。46a,46bは取付基枠44a,44bの
片側に固設されて両台41a,41bのガイドローラー47a,47b
が嵌入するコ字形ガイドレール、48a,48bは同じく反対
側に固設されて両台41a,41bの下向きコ字形ガイド材49
a,49bが摺接する凸形ガイドレール、50は従動ローラ台4
1bの出退位置設定ボルトである。なお、駆動ローラー42
及び従動ローラー43,43はいずれも滑り止めのためにウ
レタンゴム張り51である。
設けた高速回転駆動装置41にて構成されている。この高
速回転駆動装置41は、第11図、第12図で示すように、駆
動モーター42aを介して回転駆動する1個の駆動ローラ
ー42を備えた駆動ローラー台41aと、2個の従動ローラ
ー43,43を備えた従動ローラー台41bとが、ハンガー2の
移動部を挟んで対設された取付基枠44a,44bに流体圧シ
リンダー45a,45bの駆動によって相互に遠近方向に移動
可能に取付けられてなる。46a,46bは取付基枠44a,44bの
片側に固設されて両台41a,41bのガイドローラー47a,47b
が嵌入するコ字形ガイドレール、48a,48bは同じく反対
側に固設されて両台41a,41bの下向きコ字形ガイド材49
a,49bが摺接する凸形ガイドレール、50は従動ローラ台4
1bの出退位置設定ボルトである。なお、駆動ローラー42
及び従動ローラー43,43はいずれも滑り止めのためにウ
レタンゴム張り51である。
この垂れ切りステーション7においては、両台41a,41b
を退限位置で待機させておき、塗装ステーション6より
移動してきたハンガー2が両台41a,41b間で停止した際
に両台41a,41bを接近方向に移動させて該ハンガー2の
ドラム25を図示の如く駆動ローラー42とを従動ローラー
43,43との間で挟み付ける。この状態で駆動ローラー42
を回転駆動させることにより、ハンガー2の吊持杆27が
回転し、これに伴って山留部品12が自転することにな
る。ここで、吊持杆27の回転数は100〜150rpm程度の高
速に設定することにより、山留部品12に付着していた余
剰の塗料が高速自転に伴う遠心力で振り切られ、その全
面がほぼ均一な塗膜厚を有するものとなる。
を退限位置で待機させておき、塗装ステーション6より
移動してきたハンガー2が両台41a,41b間で停止した際
に両台41a,41bを接近方向に移動させて該ハンガー2の
ドラム25を図示の如く駆動ローラー42とを従動ローラー
43,43との間で挟み付ける。この状態で駆動ローラー42
を回転駆動させることにより、ハンガー2の吊持杆27が
回転し、これに伴って山留部品12が自転することにな
る。ここで、吊持杆27の回転数は100〜150rpm程度の高
速に設定することにより、山留部品12に付着していた余
剰の塗料が高速自転に伴う遠心力で振り切られ、その全
面がほぼ均一な塗膜厚を有するものとなる。
乾燥ステーション8は、ハンガーコンベヤー1の軌道両
側に設けた仕切り壁8a,8a間に複数基の送風ファン8bを
設置してなり、垂れ切りステーション7を出たハンガー
2が両仕切り壁8a,8a間を移動する過程で吊持された山
留部品12の塗膜が風乾されるように設定されている。
側に設けた仕切り壁8a,8a間に複数基の送風ファン8bを
設置してなり、垂れ切りステーション7を出たハンガー
2が両仕切り壁8a,8a間を移動する過程で吊持された山
留部品12の塗膜が風乾されるように設定されている。
かくして再生された山留部品12は、ハンガーコンベヤー
1の軌道に沿って下降しつつ受取りステーション9へ移
動するが、吊持状態での向きが垂れ切りステーションに
おける回転を経て一定していないことから、そのままで
は受取りステーション9の可動受け台15上へ載る際に角
部から接触して横転する等の危険性がある。このため、
受取りステーション9の手前に第13図の如く平面視L字
形の向き規制ガイド52が設けてあり、ハンガー2の移動
過程でその向き規制板29が上記ガイド52に接触して、吊
持杆27を該規制板29の長軸方向とハンガー2の移動方向
とが一致する向きに修正する。従って、山留部品12の形
状つまり品種に応じて予め吊掛け具31の両フック部材31
c,31cにて掛止するボルト孔32を定めておくことによ
り、受取りステーション9への搬入姿勢が一定となり、
上記危険性を回避できる。
1の軌道に沿って下降しつつ受取りステーション9へ移
動するが、吊持状態での向きが垂れ切りステーションに
おける回転を経て一定していないことから、そのままで
は受取りステーション9の可動受け台15上へ載る際に角
部から接触して横転する等の危険性がある。このため、
受取りステーション9の手前に第13図の如く平面視L字
形の向き規制ガイド52が設けてあり、ハンガー2の移動
過程でその向き規制板29が上記ガイド52に接触して、吊
持杆27を該規制板29の長軸方向とハンガー2の移動方向
とが一致する向きに修正する。従って、山留部品12の形
状つまり品種に応じて予め吊掛け具31の両フック部材31
c,31cにて掛止するボルト孔32を定めておくことによ
り、受取りステーション9への搬入姿勢が一定となり、
上記危険性を回避できる。
受取りステーション9の可動受け台15上の載った山留部
品12は、ここで作業者が緩んだ状態になった吊掛け具31
の各フック部材31cをボルト孔32から外すことによっ
て、ハンガー2から離脱され、傾斜フリーローラーコン
ベヤー16a上を手で押されてカーブスラットコンベヤー1
6b上へ移され、以降は自動的に該コンベヤー16b及び直
線状スラットコンベヤー16cにて搬出側へ運ばれる。な
お、搬出過程ではコンベヤー16bの終端付近と一般集積
ステーション18の手前位置とで光電管53(第2図参照)
にて山留部品12の通過が確認される。しかして、山留部
品12がカバープレート12eである場合は、プレート集積
ステーション17においてプッシャー17aにてコンベヤー1
6c上から側方へ払い出され、集積台17bにて受け止めら
れて所定枚数に達するまで上下積重状態に保管される。
またカバープレート12e以外の山留部品12は、一般集積
ステーション18のスラットコンベヤー18a上へ移送さ
れ、該コンベヤー18a上である程度の個数に集積される
と、プッシャー18bにて側方の傾斜台18c上へ払い出さ
れ、クレーン等で出荷位置あるいは出荷用車輌上へ運ば
れる。
品12は、ここで作業者が緩んだ状態になった吊掛け具31
の各フック部材31cをボルト孔32から外すことによっ
て、ハンガー2から離脱され、傾斜フリーローラーコン
ベヤー16a上を手で押されてカーブスラットコンベヤー1
6b上へ移され、以降は自動的に該コンベヤー16b及び直
線状スラットコンベヤー16cにて搬出側へ運ばれる。な
お、搬出過程ではコンベヤー16bの終端付近と一般集積
ステーション18の手前位置とで光電管53(第2図参照)
にて山留部品12の通過が確認される。しかして、山留部
品12がカバープレート12eである場合は、プレート集積
ステーション17においてプッシャー17aにてコンベヤー1
6c上から側方へ払い出され、集積台17bにて受け止めら
れて所定枚数に達するまで上下積重状態に保管される。
またカバープレート12e以外の山留部品12は、一般集積
ステーション18のスラットコンベヤー18a上へ移送さ
れ、該コンベヤー18a上である程度の個数に集積される
と、プッシャー18bにて側方の傾斜台18c上へ払い出さ
れ、クレーン等で出荷位置あるいは出荷用車輌上へ運ば
れる。
ハンガーコンベヤー1の駆動は間欠的になされ、その停
止下で吊掛けステーション3,整面ステーション4,エアブ
ローステーション5,塗装ステーション6,垂れ切りステー
ション7,受取りステーション8の各々における前記各操
作がなされる。しかしてステーション4〜7の自動的操
作は制御盤54(第2図参照)にて山留部品1個当たり40
秒程度で終了するように設定され、停止状態から移動開
始への切換えは吊掛けステーション3及び受取りステー
ション8で山留部品12のハンガー2からの取外し及び吊
掛けに従事する作業者がその操作終了毎にスイッチオン
して行うようにしてある。
止下で吊掛けステーション3,整面ステーション4,エアブ
ローステーション5,塗装ステーション6,垂れ切りステー
ション7,受取りステーション8の各々における前記各操
作がなされる。しかしてステーション4〜7の自動的操
作は制御盤54(第2図参照)にて山留部品1個当たり40
秒程度で終了するように設定され、停止状態から移動開
始への切換えは吊掛けステーション3及び受取りステー
ション8で山留部品12のハンガー2からの取外し及び吊
掛けに従事する作業者がその操作終了毎にスイッチオン
して行うようにしてある。
なお、本発明では、ハンガーコンベヤー1のガイドレー
ル1aのライン構成、ハンガー2の細部構造、吊り掛けス
テーション3及び受取りステーション9における設備構
成等の細部に関しては上記実施例以外に種々設計変更可
能である。
ル1aのライン構成、ハンガー2の細部構造、吊り掛けス
テーション3及び受取りステーション9における設備構
成等の細部に関しては上記実施例以外に種々設計変更可
能である。
(発明の効果) 本発明の連続再生方法及び装置によれば、山留工事に使
用されて回収されてきた形態、寸法、重量、表面状態、
付着物等の異なる多様な山留部品について、付着物や老
化塗膜を除去して整面し、再塗装して乾燥するという一
連の再生処理を一括して自動的かつ連続的に高能率で行
うことができ、従来の1個ずつの手作業に頼っていた再
生処理の手間、労力、時間が格段に低減され、再生処理
コストの大幅な低減が可能となる。
用されて回収されてきた形態、寸法、重量、表面状態、
付着物等の異なる多様な山留部品について、付着物や老
化塗膜を除去して整面し、再塗装して乾燥するという一
連の再生処理を一括して自動的かつ連続的に高能率で行
うことができ、従来の1個ずつの手作業に頼っていた再
生処理の手間、労力、時間が格段に低減され、再生処理
コストの大幅な低減が可能となる。
また、上記整面がショットブラストに行われるため、モ
ルタルのような硬化付着物、老化塗膜、錆等も確実に除
去されると共に、この整面を山留部品の低速回転下で行
うため、ショットブラスト装置の設置数を少なくして高
い整面効率を達成できる上、整面後の山留部品に付着し
たショット粒子や粉塵を次のエアブローによって効率よ
く短時間に除去できる。
ルタルのような硬化付着物、老化塗膜、錆等も確実に除
去されると共に、この整面を山留部品の低速回転下で行
うため、ショットブラスト装置の設置数を少なくして高
い整面効率を達成できる上、整面後の山留部品に付着し
たショット粒子や粉塵を次のエアブローによって効率よ
く短時間に除去できる。
しかして、上記エアブロー後の塗装は山留部品を低速回
転させつつ塗料をシャワー状に注ぎかけるシャワー塗装
であるから、深い凹入部を有するような複雑な形状の山
留部品でも内面まで充分に塗料を行きわたらせることが
でき、山留部品の形状や寸法や違いに左右されず、同じ
塗装条件で未塗装部を残すことなく斉一に塗装可能であ
り、しかも一般的な噴霧塗装のような大量のミストを生
じず、フィルター等の設備を簡略化できる上、配管に設
けた単純なパイプ状の噴出口より塗料を吹き出すだけで
よいから、塗装部を大きなスペースを要さずに極めて簡
素に構成でき、設備コストが少なくて済み、また未被着
塗料の回収が容易であって高い塗着効率を達成できると
いう利点がある。
転させつつ塗料をシャワー状に注ぎかけるシャワー塗装
であるから、深い凹入部を有するような複雑な形状の山
留部品でも内面まで充分に塗料を行きわたらせることが
でき、山留部品の形状や寸法や違いに左右されず、同じ
塗装条件で未塗装部を残すことなく斉一に塗装可能であ
り、しかも一般的な噴霧塗装のような大量のミストを生
じず、フィルター等の設備を簡略化できる上、配管に設
けた単純なパイプ状の噴出口より塗料を吹き出すだけで
よいから、塗装部を大きなスペースを要さずに極めて簡
素に構成でき、設備コストが少なくて済み、また未被着
塗料の回収が容易であって高い塗着効率を達成できると
いう利点がある。
また上記塗装後の山留部品に付着した余剰塗料を山留部
品の高速回転に伴う遠心力によって振払うため、山留部
品の形状や寸法の違いに関係なく塗膜厚を容易に均一化
することが可能であると共に、上記シャワー塗装による
塗着量を大過剰に設定しても支障がないから、この塗着
量を多くすることによって未塗着部の残留をより確実に
防止でき、もって高い再生品位の山留部品を提供でき
る。
品の高速回転に伴う遠心力によって振払うため、山留部
品の形状や寸法の違いに関係なく塗膜厚を容易に均一化
することが可能であると共に、上記シャワー塗装による
塗着量を大過剰に設定しても支障がないから、この塗着
量を多くすることによって未塗着部の残留をより確実に
防止でき、もって高い再生品位の山留部品を提供でき
る。
一方、本発明方法においては、ハンガーコンベヤーを間
欠的に走行させ、その停止状態下でハンガーに対する山
留部品の吊掛け及び取外し、ショットブラスト、エアブ
ロー、シャワー塗装、余剰塗料の振り切りの各操作を行
うため、再生工程全体の運転効率が向上すると共に、整
面,塗装,垂れ切りの各ステーションにおける回転手段
を定位置固定型のものとすることができ、該回転手段の
装置構成が簡単になるという利点がある。
欠的に走行させ、その停止状態下でハンガーに対する山
留部品の吊掛け及び取外し、ショットブラスト、エアブ
ロー、シャワー塗装、余剰塗料の振り切りの各操作を行
うため、再生工程全体の運転効率が向上すると共に、整
面,塗装,垂れ切りの各ステーションにおける回転手段
を定位置固定型のものとすることができ、該回転手段の
装置構成が簡単になるという利点がある。
他方、本発明装置によれば、ハンガーの吊持杆にスプロ
ケットとドラムが形成されているため、整面ステーショ
ン及び塗装ステーションにおいて該スプロケットに噛合
する駆動チェーンにより整面効率及び塗装効率のよい低
速回転を容易に行えると共に、垂れ切りステーションに
おいて山留部品に充分な遠心力を生じる高速自転を容易
に与えることができるという利点がある上、整面及び塗
装ステーションにおける駆動チェーン側の噛合域を長く
設定してハンガー停止位置に幅をもたせることが可能で
あるから、例えばハンガーコンベヤーを環状チェーンで
駆動する場合に、高速回転を要する垂れ切りステーショ
ンのみでハンガー停止の位置決めを行うことができ、該
環状チェーンの負荷による伸びの違いやチェーン部品の
寸法及び連結の精度による停止位置設定の困難さが解消
される。
ケットとドラムが形成されているため、整面ステーショ
ン及び塗装ステーションにおいて該スプロケットに噛合
する駆動チェーンにより整面効率及び塗装効率のよい低
速回転を容易に行えると共に、垂れ切りステーションに
おいて山留部品に充分な遠心力を生じる高速自転を容易
に与えることができるという利点がある上、整面及び塗
装ステーションにおける駆動チェーン側の噛合域を長く
設定してハンガー停止位置に幅をもたせることが可能で
あるから、例えばハンガーコンベヤーを環状チェーンで
駆動する場合に、高速回転を要する垂れ切りステーショ
ンのみでハンガー停止の位置決めを行うことができ、該
環状チェーンの負荷による伸びの違いやチェーン部品の
寸法及び連結の精度による停止位置設定の困難さが解消
される。
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
山留部品の連続再生装置の全体斜視図、第2図は同上装
置の全体配置構成を示す概略平面図、第3図は吊掛けス
テーション及び受取りステーション部分の配置構成を示
す概略側面図、第4図はハンガーの正面図、第5図は第
4図のV−V線の矢視断面図、第6図はハンガーコンベ
ヤーのハンガー取付部分の側面図、第7図(A)〜
(I)は山留部品の例を示す斜視図、第8図はハンガー
回転駆動装置の縦断側面図、第9図は第8図のIX−IX線
の矢視断面図、第10図は塗装ステーションにおける塗装
状態の斜視図、第11図は高速回転駆動装置の横断平面
図、第12図は同上の縦断側面図、第13図はハンガーの向
き修正動作を説明する要部平面図である。 1…ハンガーコンベヤー、2…ハンガー、3…吊掛けス
テーション、4…整面ステーション、4a…ショットブラ
スト装置、5…エアブローステーション、5a…エアノズ
ル、6…塗装ステーション、7…垂れ切りステーショ
ン、8…乾燥ステーション、9…受取りステーション、
12,12a〜12i…山留部品、25…ドラム、27…吊持杆、28
…スプロケット、34…低速回転駆動装置、37…無端チェ
ーン(駆動チェーン)、40…シャワー塗装装置、41…高
速回転駆動装置、42…駆動ローラー。
山留部品の連続再生装置の全体斜視図、第2図は同上装
置の全体配置構成を示す概略平面図、第3図は吊掛けス
テーション及び受取りステーション部分の配置構成を示
す概略側面図、第4図はハンガーの正面図、第5図は第
4図のV−V線の矢視断面図、第6図はハンガーコンベ
ヤーのハンガー取付部分の側面図、第7図(A)〜
(I)は山留部品の例を示す斜視図、第8図はハンガー
回転駆動装置の縦断側面図、第9図は第8図のIX−IX線
の矢視断面図、第10図は塗装ステーションにおける塗装
状態の斜視図、第11図は高速回転駆動装置の横断平面
図、第12図は同上の縦断側面図、第13図はハンガーの向
き修正動作を説明する要部平面図である。 1…ハンガーコンベヤー、2…ハンガー、3…吊掛けス
テーション、4…整面ステーション、4a…ショットブラ
スト装置、5…エアブローステーション、5a…エアノズ
ル、6…塗装ステーション、7…垂れ切りステーショ
ン、8…乾燥ステーション、9…受取りステーション、
12,12a〜12i…山留部品、25…ドラム、27…吊持杆、28
…スプロケット、34…低速回転駆動装置、37…無端チェ
ーン(駆動チェーン)、40…シャワー塗装装置、41…高
速回転駆動装置、42…駆動ローラー。
Claims (2)
- 【請求項1】多数のハンガー(2)が所要間隔置きに取
付けられたハンガーコンベヤー(1)を間欠的にエンド
レス周回運動させ、その停止状態下で、上記各ハンガー
(2)に定位置で再生前の山留部品(12)を順次吊掛け
る操作、この吊掛けられた山留部品(12)を低速回転さ
せつつショットブラストによって付着物及び老化塗膜を
除去する操作、続いてエアブローによって残留ショット
粒子及び粉塵を吹き払う操作、エアブロー後の山留部品
(12)を低速回転させつつその表面に塗料をシャワー塗
装する操作、次いで該山留部品(12)を高速回転させて
余剰塗料を遠心力にて振り切る操作、塗膜の乾燥後に定
位置で該山留部品(12)を上記ハンガー(2)より取外
す操作、の各操作を行うことを特徴とする山留部品の連
続再生方法。 - 【請求項2】回転可能な吊持杆(27)を有する多数のハ
ンガー(2)が所要間隔置きに取付けられて駆動制御装
置(10)により間欠的にエンドレス周回運動するハンガ
ーコンベヤー(1)を備え、該ハンガーコンベヤー
(1)の周回軌道に、再生前の山留部品(12)を上記ハ
ンガー(2)の吊持杆(27)に吊るす吊掛けステーショ
ン(3)と、ショットブラスト装置(4a)を有する整面
ステーション(4)と、該整面ステーション(4)を出
た山留部品(12)に高圧空気を吹付けるエアノズル(5
a)を有するエアブローステーション(5)と、シャワ
ー塗装装置(40)を有する塗装ステーション(6)と、
塗装後の余剰塗料を振払う垂れ切りステーション(7)
と、塗装された塗膜を乾燥させる乾燥ステーション
(8)と、乾燥後の山留部品(12)を上記ハンガー
(2)より取外す受取りステーション(9)とが設けら
れ、上記ハンガー(2)の吊持杆(27)にはスプロケッ
ト(28)及びドラム(25)が当該吊持杆(27)の軸心と
同心に一体形成される一方、整面ステーション(4)及
び塗装ステーション(6)には上記スプロケット(28)
に噛合する駆動チェーン(37)にて該吊持杆(27)を低
速回転させる低速回転駆動装置(34)を備えると共に、
垂れ切りステーション(7)には上記ドラム(25)に転
接する駆動ローラー(42)にて該吊持杆(27)を高速回
転させる高速回転駆動装置(41)を備えてなる山留部品
の連続再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1143895A JPH072225B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 山留部品の連続再生方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1143895A JPH072225B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 山留部品の連続再生方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038466A JPH038466A (ja) | 1991-01-16 |
JPH072225B2 true JPH072225B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=15349548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1143895A Expired - Fee Related JPH072225B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 山留部品の連続再生方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072225B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160001463U (ko) * | 2014-10-27 | 2016-05-09 | (주)한국나노텍 | 행거 자동 회전 장치 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4519299B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2010-08-04 | 株式会社ダイヘン | 多層塗装方法及び装置 |
JP4748721B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2011-08-17 | Jfeメカニカル株式会社 | エアーブラスト及び塗装設備のブロック移動方法及び装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6038060A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-27 | Kongo Kk | 塗装ラインにおける塗装完成品受け取り装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60165070U (ja) * | 1984-04-09 | 1985-11-01 | 株式会社 常盤電機 | ロ−タリ−式エア−ブロ− |
JPH0433988Y2 (ja) * | 1985-03-30 | 1992-08-13 |
-
1989
- 1989-06-05 JP JP1143895A patent/JPH072225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6038060A (ja) * | 1983-08-09 | 1985-02-27 | Kongo Kk | 塗装ラインにおける塗装完成品受け取り装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160001463U (ko) * | 2014-10-27 | 2016-05-09 | (주)한국나노텍 | 행거 자동 회전 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038466A (ja) | 1991-01-16 |
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