JPH07221915A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JPH07221915A
JPH07221915A JP6011785A JP1178594A JPH07221915A JP H07221915 A JPH07221915 A JP H07221915A JP 6011785 A JP6011785 A JP 6011785A JP 1178594 A JP1178594 A JP 1178594A JP H07221915 A JPH07221915 A JP H07221915A
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JP
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scanning
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Application number
JP6011785A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Yaginuma
雅利 柳沼
Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
Shizuo Hasegawa
静男 長谷川
Masao Watabe
昌雄 渡部
Hiroichi Kodama
博一 児玉
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突起付原稿と突起なし原稿とが混在しても突
起付原稿と突起なし原稿とを確実に識別できる。 【構成】 突起部検知センサ208が原稿給送装置から
所定位置に給送される間の所定位置で原稿上の突起を検
知すると、該突起部検知センサ208の出力信号に基づ
いてCPU101が原稿上の突起形状を判別する構成を
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、突起部のある原稿(タ
ブ紙,仕切紙等)を検知して画像処理を行う画像処理装
置および画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像処理装置に接続可能
な原稿給送装置での原稿サイズ検知の方法は、給送され
てくる原稿の先端と後端をセンサで検知して、その時間
差を測定することで原稿の種類を判別していた。
【0003】また、複写機のような画像処理装置では、
プラテンの下に複数のセンサを配置することにより、定
型サイズ原稿の種類を判別していた。
【0004】さらに、CCD等の光学センサで原稿の画
像データをメモリに読み込み、その画像データから原稿
端部の位置を検知して、四隅の端部の位置から原稿サイ
ズを判別していた。
【0005】原稿給送装置での原稿サイズ検知は、具体
的には原稿を原稿給送装置で給送し、まず始めに、原稿
給送装置上の1つの原稿サイズ検知センサで原稿の先端
と後端を検知し、その先端と後端の時間差と原稿の給送
速度から原稿の長さを判別する。
【0006】次に、原稿の給送速度と原稿の長さから原
稿の先端もしくは後端基準からの給送距離、つまり、画
像形成装置本体のプラテン上の所定の位置に原稿が載置
するような原稿の給送距離が決定される。この時、定形
サイズの原稿、例えばA4サイズの原稿2003が原稿
給送装置により給送されれば、図22の(a)に示すよ
うに画像形成装置本体のプラテン2004上の所定の位
置に載置される。ここで、2001は原稿基準位置、2
002はA4原稿の紙端の基準を表す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このい
ずれかの方法も定形の原稿や四角形の原稿のサイズは検
知できるものの、タブ紙や仕切紙等の突起部のある原稿
の検知と種類は判別できなかった。そのため、原稿給送
装置で突起付き原稿が給送された場合は、プラテン上の
突起付き原稿の停止位置は図22に示すように不確定と
なる。
【0008】原稿給送装置で原稿を給送する場合、原稿
給送装置上の原稿検知センサ2010と突起付き原稿2
011の突起部の位置関係が図22の(b)のような状
態に突起付き原稿が給送された場合、突起部の突出した
部分の長さを原稿検知センサ2010が検知できないた
めに、突起付き原稿2011をA4原稿と誤判定し、図
22の(d)に示すような位置に突起付き原稿2011
を載置してしまう。
【0009】また、原稿給送装置上の原稿検知センサ2
010と突起付き原稿2012の突起部の位置関係が図
22の(c)のようなときは、突起の部分の突出した部
分の長さを原稿検知センサ2010が検知するために、
図22の(e)に示すような位置に突起付き原稿201
2を載置してしまう。
【0010】このように、原稿検知センサ2010と突
起付き原稿の形状により、プラテン2004上に載置さ
れる位置が変化してしまう。このような状態で、画像形
成装置がコピーシーケンスを行うと、図22の(d),
(e)の斜線で示した部分の領域を転写紙に複写してし
まい、原稿の画像情報を忠実に複写できないことがあっ
た。
【0011】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、第1の目的は、給送される原稿がプラ
テン上に載置される前に突起付き原稿を検知して、突起
付原稿と突起なし原稿とが混在しても突起付原稿と突起
なし原稿とを識別して、該識別された突起部付き原稿の
突起部以外の領域の画像読取りを制御することにより、
突起付原稿と突起なし原稿とを識別して最適な画像処理
を行える画像処理装置を提供することである。
【0012】第2の目的は、判別した原稿上の突起形状
に従って所定位置に給送された原稿に対する露光走査区
域を変更することにより、突起による原稿走査不良に伴
う画像切れを防止できる画像処理装置を提供することで
ある。
【0013】第3の目的は、原稿給送方向と直交する方
向に配列されたセンサアレイで原稿を検知することによ
り、原稿上の突起の有無およびその位置を確実に検知で
きる画像処理装置を提供することである。
【0014】第4の目的は、給送される原稿後端検知前
の原稿の突起形状を判別することにより、原稿給送完了
前に原稿走査モードの設定を完了できる画像処理装置を
提供することである。
【0015】第5の目的は、原稿上の突起有無に従って
走査モードの切り換えを行うことにより、突起付原稿に
よる画像走査切れなく、原稿画像を走査できる画像処理
装置を提供することである。
【0016】第6の目的は、原稿上の突起有無に従って
原稿画像の処理条件を変更することにより、突起付原稿
を確実に検知して、適切な画像処理条件を設定すること
ができる画像処理方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の画像
処理装置は、原稿台に積載される原稿束から分離される
原稿を所定位置に給送する原稿給送手段と、所定位置に
給送された原稿を露光走査する走査手段と、この走査手
段により露光走査される画像を読み取って画像データを
出力する画像読取り手段と、この画像読取り手段から出
力される画像データに基づいて画像処理を行う画像処理
手段と、前記原稿給送手段から前記所定位置に給送され
る間の所定位置で原稿上の突起を検知する突起検知手段
と、この突起検知手段の出力信号に基づいて原稿上の突
起形状を判別する判別手段と、この判別手段による判別
結果に基づいて前記画像読取り手段および前記走査手段
を制御する制御手段とを有するものである。
【0018】本発明に係る第2の画像処理装置は、判別
手段が判別した原稿上の突起形状に従って所定位置に給
送された原稿に対する前記画像読取り手段による露光走
査区域を変更する変更手段を設けたものである。
【0019】本発明に係る第3の画像処理装置は、突起
検知手段は、原稿が所定位置に給送される間の原稿給送
路上に、センサアレイを原稿給送方向に直交するように
配列して構成したものである。
【0020】本発明に係る第4の画像処理装置は、判別
手段は、給送される原稿後端検知前に原稿上の突起形状
を判別するように構成したものである。
【0021】本発明に係る第5の画像処理装置は、判別
手段が判別した原稿上の突起有無に従って走査手段の走
査モードを通常位置からの原稿走査を所定長行う第1の
走査モードから前記通常位置から所定量長く延長走査す
る第2の走査モードに切り換える走査モード切り換え手
段を設けたものである。
【0022】本発明に係る画像処理方法は、原稿給送装
置から所定位置に給送される間の所定位置で原稿上の突
起を前記給送される方向と直交して配列されたセンサア
レイで検知する検知工程と、該センサアレイの出力信号
に基づいて原稿上の突起有無を判別する判別工程と、該
判別結果に基づいて原稿画像処理条件を変更する変更工
程とを有するものである。
【0023】
【作用】第1の発明において、突起検知手段が原稿給送
手段から前記所定位置に給送される間の所定位置で原稿
上の突起を検知すると、該突起検知手段の出力信号に基
づいて判別手段が原稿上の突起形状を判別して、該判別
結果に基づいて制御手段が画像読取り手段および走査手
段を制御して、突起付原稿と突起なし原稿とを識別して
最適な画像処理を行うことを可能とするものである。
【0024】第2の発明において、判別手段が判別した
原稿上の突起形状に従って変更手段が所定位置に給送さ
れた原稿に対する前記画像読取り手段による露光走査区
域を変更して、突起による原稿走査不良に伴う画像切れ
を防止するものである。
【0025】第3の発明において、突起検知手段は、原
稿が所定位置に給送される間の原稿給送路上にセンサア
レイを原稿給送方向に直交するように配列し、原稿上の
突起の有無およびその位置を確実に検知するものであ
る。
【0026】第4の発明において、判別手段は、給送さ
れる原稿後端検知前に原稿上の突起形状を判別して、原
稿給送完了前に原稿走査モードの設定を完了することが
可能とする。
【0027】第5の発明において、判別手段が判別した
原稿上の突起有無に従って走査モード切り換え手段が走
査手段の走査モードを通常位置からの原稿走査を所定長
行う第1の走査モードから前記通常位置から所定量長く
延長走査する第2の走査モードに切り換えて、突起原稿
による画像走査切れなく、原稿画像を走査するものであ
る。
【0028】本発明に係る画像処理方法において、原稿
給送装置から所定位置に給送される間の所定位置で原稿
上の突起を前記給送される方向と直交して配列されたセ
ンサアレイで検知し、該センサアレイの出力信号に基づ
いて原稿上の突起有無を判別し、該判別結果に基づいて
原稿画像処理条件を変更して、突起付原稿と突起無し原
稿とが混在していても、突起付原稿を確実に検知して、
適切な画像処理条件を設定するものである。
【0029】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1,第2実施例を示す
画像処理装置の原稿給送装置の構成を説明する断面図で
ある。以下、構成および動作について説明する。
【0030】原稿給送装置であるRDFあるいはADF
には、本体上方部に原稿積載台202を有し、その下方
側には給送ローラ204及びベルトローラ211に巻回
された幅広ベルト212が配置されている。この幅広ベ
ルト212は、複写機本体のプラテン213上に当接し
ていて、上記原稿積載台202上に積載された原稿Pを
搬送してプラテン213上の所定位置に搬送したり、プ
ラテン213上の原稿Pを前記原稿積載台202に搬出
する。
【0031】また、原稿積載台202には、一対の幅方
向規制板201が原稿Pの幅方向にスライド自在に配置
されていて、原稿積載台202に積載される原稿幅方向
を規制して、原稿Pの供給時の安定性と、原稿積載台2
02上への搬出の際の整合性が確保されている。
【0032】複写機等の画像処理装置の操作部で画像処
理条件、例えば複写条件が入力され、スタートキー(図
示しない)が押されると、原稿ストッパ207が解除さ
れ、原稿Pの進路が解放される。そして、原稿Pは給紙
ローラ209の給送を受け、分離ローラ203,205
で1枚ずつ分離され下流部へ進出する。上記分離ローラ
203から前記プラテン213にかけ原稿給送路a,b
が構成されており、この原稿給送路a,bは屈曲してプ
ラテン213上の給送路cに接続し、原稿Pをプラテン
213上に誘導する。
【0033】そして、RDF右側に構成されている第2
の原稿給送路dより原稿Pを原稿積載台202上に搬出
する。このとき、原稿積載台202上の仕切部材(図示
略)の上側に積載排出することにより未処理の原稿と処
理済の原稿とが区別される。206は紙端検知センサ、
208は突起部検知センサ、210は原稿検知センサで
ある。
【0034】図2は、本発明の第1,第2実施例を示す
画像処理装置の制御構成を説明するブロック図である。
以下、構成および原稿給送動作について説明する。
【0035】コントローラ100は、CPU101,R
OM102,RAM103等から構成され、ROM10
2に格納されたプログラムに基づいてRDFの動作シー
ケンスを総括制御する。本体通信インタフェース104
はRDFと本体(図示せず)の各々の動作のタイミング
をとるための通信手段として機能し、本体の原稿読取り
のためのスタートキー等に連動している。原稿検知セン
サ210は、原稿積載台202に原稿が積載されたかど
うかを検知するセンサで、図1に示す位置に配置され
る。
【0036】突起部検知センサ208は、給送された原
稿に突起部があるかどうかを検知するセンサで、図1に
示す位置に、搬送方向と直交するように所定間隔で列状
に、例えば5個(図3参照)配置され、これらの各セン
サの出力信号により、コントローラ100は給送された
原稿が突起付きであるかを判別する。紙端検知センサ2
06は、給送された原稿の紙の先端と後端を検知するセ
ンサで、図1に示す位置に配置される。
【0037】給紙モータ109,分離モータ110,給
送モータ111,ベルトモータ112は、コントローラ
100のポートOUTを介してそれぞれのモータのO
N,OFF動作が制御される。ストッパソレノイド11
3は、コントローラ100のポートOUTを介して原稿
積載台202上の原稿の位置を確定し、原稿を分離ロー
ラ203に供給する制御を行うストッパのON,OFF
制御が行われる。以下、本発明に係る第1の画像処理装
置と第1実施例との対応及び作用について説明する。
【0038】第1の画像処理装置によれば、突起検知手
段として機能する突起部検知センサ208が原稿給送装
置からプラテン213までの搬送路の所定位置(図1参
照)で原稿上の突起を検知すると、該突起部検知センサ
208の出力信号に基づいて判別手段としても機能する
CPU101が原稿上の突起形状を判別して、突起付原
稿と突起なし原稿とが混在しても突起付原稿と突起なし
原稿とを確実に識別可能とするものである。
【0039】図3,図4は、図2に示した突起部検知セ
ンサ208による突起付原稿検知を説明する図であり、
図5,図6は、図3,図4に示す突起部検知センサの出
力を示すタイミングチャートである。
【0040】この図に示すように、突起部を検知するた
めのセンサが図1に示した位置に対応して、5個の突起
部検知センサ208a,208b,208c,208
d,208eが原稿給送方向に対して直交するような列
状に並んで配置されているとする。
【0041】これにより、図3に示されるような位置に
突起部SP1のある原稿300が矢印の方向に給送され
た時、突起部検知センサ208a,208b,208
c,208d,208eの各出力は図5に示されるよう
な信号を各々出力する。
【0042】また、図4に示すように位置に突起部SP
2のある原稿310が矢印の方向に給送された時、突起
部検知センサ208a,208b,208c,208
d,208eの各出力は図6に示されるような信号を各
々出力する。
【0043】以下、図7に示すフローチャートを参照し
ながら本発明に係る原稿給送装置における突起付原稿給
送制御動作について説明する。
【0044】図7は本発明に係る原稿給送装置における
突起付原稿給送制御手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(13)は各ステップを示し、各
手順はROM102に記憶されており、本実施例ではこ
れをCPU101が読み出して実行することにより、突
起付原稿給送制御を行う。
【0045】まず、突起部検知センサ208で原稿が原
稿積載台202に積載されているかどうかを検知するこ
とを行う(1)。原稿が積載されていなければ、原稿積
載を促すような警告を操作部(図示されない)に表示す
る(2)。
【0046】一方、ステップ(1)で原稿が積載されて
いると判定された場合には、複写機の操作部で複写条件
が入力され、スタートキー(図示しない)が押される
と、RDFの給送開始の信号が本体通信インタフェース
104からCPU101に入力され(3)、原稿が積載
されていれば、原稿を所定位置にセットさせるための原
稿ストッパ207が解除され(4)、給送モータ11
1,ベルトモータ112,分離モータ110,給紙モー
タ109がONされ(5),(6)、給紙,分離動作が
開始される。その後、給紙された原稿の先端を紙端検知
センサ206で検知し(7)、紙の先端が給送ローラ2
04に挟まれ給送された後、ある一定時間後に、分離モ
ータ110,給紙モータ109をOFFして(8)、原
稿の給紙・分離動作を一旦停止する。
【0047】次に、突起部検知センサ208のON状態
を検知し、突起部の検知処理を行う(9)。
【0048】この時の具体例を図3に示す。図3に示す
ように、突起部検知センサ(突起部センサ)208が5
個(突起部センサ208a,208b,208c,20
8d,208e)並んで配置されているとする。
【0049】仮に、図3に示されるような位置に突起部
SP1のある原稿300が矢印の方向に給送された時、
突起部検知センサ208a,208b,208c,20
8d,208eの各出力は図5に示されるような信号3
01,302,303,304,305を各々出力す
る。
【0050】つまり、原稿が原稿300のような形状の
時には、突起部検知センサ208aが時間差t1だけ他
の突起部検知センサ208b〜208eの出力よりも長
くONする。この時、コントローラ100は各信号の出
力を読み込み、各信号のON,OFF(ハイレベル,ロ
ーレベル)の変化のタイミングと時間差t1により、突
起付き原稿の種類を判別する。この時、原稿300が斜
行していると、特に突起部SP1が原稿端部に存在する
原稿の突起部の部分と斜行により生じた原稿端の信号が
同じ出力になり、誤検知する可能性がある。
【0051】そこで、誤検知を防ぐために、コントロー
ラ100が原稿後端を検知するための突起部検知センサ
208の読み込みを、原稿の給送速度に合わせ、後端を
逃さない程度の周期で複数回行い、突起部検知センサ2
08a〜208eの出力301,302,303,30
4,305がある既知の回数だけ連続した時に、突起部
SP1の検知の確定とする。
【0052】また、図4に示されるような位置に突起部
SP2のある原稿310が矢印の方向に給送された時、
突起部検知センサ208a,208b,208c,20
8d,208eの各出力は図6に示されるような信号3
11,312,313,314,315を各々出力す
る。
【0053】つまり、原稿が原稿310のような形状の
時には、突起部検知センサ208aが時間差t2だけ他
のセンサの出力よりも長くONする。この時、コントロ
ーラ100は各信号の出力を読み込み、各信号のON,
OFF(ハイレベル,ローレベル)の変化のタイミング
と時間差t2により突起付き原稿の種類を判別する。
【0054】ここでも、上記同様に誤検知を防ぐために
コントローラ100が原稿端信号検知してから、突起部
検知センサ208の読み込みを開始し、原稿の給送速度
に合わせ、後端を逃がさない程度の周期で複数回行い、
突起部検知センサ208の出力311,312,31
3,314,315がある既知の回数だけ連続した時
に、突起部の検知の確定とする。
【0055】このように、各突起部検知センサ208の
出力を検知することにより、突起付き原稿の種類を判別
することができる。
【0056】また、突起の個数が既知であれば(例では
5個)、突起部の位置が決められるので、突起部の現れ
る位置に突起部検知センサを配置すれば、突起部付きの
原稿を容易に判別することができる。もし、突起の無い
原稿ならば、各信号のON時の時間差は生じないので、
突起部のある原稿と無い原稿とを検知することができ
る。その後、紙端検知センサ206で紙の後端を検知し
たら(10)、現在給送している原稿が最終原稿かどう
かを、原稿積載台202上の仕切部材(図示略)により
検知する(11)。もし、原稿が最終原稿でないと判断
されたとき、ステップ(5)から(10)の動作を繰り
返す。
【0057】一方、ステップ(11)で最終原稿と判定
された場合には、この原稿が原稿積載台202に戻った
ことを確認して、給送・ベルトモータをOFFし(1
2)、原稿の原稿ストッパ207をもとの位置に設定し
(13)、RDFの一連の動作を終了する。
【0058】ここで、原稿の先端と後端を検知する紙端
検知センサは、突起部検知センサと兼ねても同等の処理
ができる。また、突起部検知センサは、マイクロスイッ
チ等の接触的なスイッチ、あるいは非接触の光学式セン
サでも構成可能である。 〔第2実施例〕次に、突起形状の異なる複数の突起付き
原稿を給送したときの突起付き原稿を判別する方法につ
いて説明する。
【0059】本機能を搭載した原稿搬送装置である循環
原稿搬送装置の基本的な動作原理は、前述の図1とほぼ
同じなのでここでは省略する。
【0060】ここでは、突起付き原稿の判別処理部につ
いて特に詳細に説明する。
【0061】図8,図9は、図2に示した突起部検知セ
ンサによる突起付原稿検知を説明する図であり、図1
0,図11は、図8,図9に示す突起部検知センサの出
力を示すタイミングチャートである。
【0062】図8,図9に示すような突起付き原稿32
0と突起付き原稿340の突起形状の異なる原稿をラン
ダムに給送する場合、突起部検知センサ208a,20
8b,208c,208d,208e,208f,20
8g,208h,208i,208jを図8に示すよう
に複数個原稿給送方向と直交する方向に列状に所定間隔
で配置する。
【0063】例えば、図8に示すような突起付き原稿3
20(図8の突起部SP3)が給送されたときの各突起
部検知センサ208a〜208jの出力321〜330
は、図10に示されるようになる。この時は、突起部検
知センサ208aと208bの出力が時間差t3だけ長
くONすることになる。
【0064】また、図9に示すような突起付き原稿34
0(図9の突起部SP4)が給送されたときの各突起部
検知センサ208a〜208jの出力341〜350
は、図11に示されるようになる。この時は、突起部検
知センサ208aの出力が時間差t4だけ長くONする
ことになる。
【0065】ここで、原稿が斜行していると、特に突起
部が原稿端部に存在する原稿の突起部の部分と斜行によ
り生じた原稿端の信号が同じ出力になり、誤検知する可
能性がある。
【0066】そこで、誤検知を防ぐためにコントローラ
100が原稿端信号検知してから、突起部検知センサ2
08の読み込みを開始し、原稿の給紙速度に合わせ、後
端を逃がさない程度の周期で複数回行い、突起部検知セ
ンサ208の出力がある既知の回数だけ連続した時に、
突起部の検知の確定とする。
【0067】もし、突起の無い原稿ならば、各信号の時
間差は生じないので、突起部のある原稿と無い原稿とを
検知することができる。
【0068】このように、突起の個数の異なる複数種類
の突起付き原稿を判別する場合でも、突起部の位置とセ
ンサの位置を考慮し、突起部検知センサの出力をコント
ローラ100で読み込み処理することで、各々を検知す
ることができる。また、原稿の先端と後端を検知する紙
端検知センサは、突起部検知センサと兼ねても同等の処
理ができる。さらに、突起部検知センサは、マイクロス
イッチ等の接触的なスイッチあるいは非接触の光学式セ
ンサでも構成可能である。
【0069】なお、上記第1,第2実施例では、原稿給
送装置による原稿給送時に突起付原稿を検知する場合に
ついて説明したが、後述するように、原稿給送装置か
ら、例えば画像形成装置上のプラテンに載置された後突
起付原稿を検知する場合について説明する。 〔第3実施例〕図12は本発明の第3実施例を示す画像
処理装置における原稿読取り系の構成を説明する概略図
であり、図13は、図12に示した画像処理装置の制御
構成を説明する図であり、図14〜図16は、図13に
示すCCDで読み取られる原稿とメモリに格納される原
稿データとの対応を示す図である。以下、構成および動
作について説明する。
【0070】図示されない原稿給紙装置によって、プラ
テン603上の露光位置602に突起付き原稿601が
転送されたとき、図示されない原稿端検知センサよりコ
ントローラ708のCPU709に原稿端信号が入力さ
れ(図示されない)、該原稿端信号に同期してCPU7
09は突起付き原稿601の画像データを読み込み開始
するための信号を出力する。露光ランプ604によって
照射された反射光607は、原稿光像ミラー605,6
06,608,609,610,ズームレンズ611を
介してCCD612に画像データとして入力される。
【0071】CCD612で読み込まれたデータはバッ
ファ702,A/Dコンバータ703を介し、画像処理
部704でシェーディング補正等のデータ処理が行わ
れ、ラインメモリ(メモリ)705に蓄積される。な
お、701はCCD、710はROM、711はRAM
である。
【0072】例えば上記原稿端信号を検知して画像デー
タの読込みを開始してから、突起付き原稿601が読み
取り位置602に対し図14に示すような位置関係にあ
るときには、メモリ705に格納される画像データは画
像データ801のようになる。
【0073】ここで、コントローラ708はメモリ70
5に格納されたデータに基づいて原稿端を検知する。そ
して、この検知結果のデータをコントローラ708のメ
モリに記憶しておく。次に、ある既知のタイミングでコ
ントローラ708が画像データを読込みに行ったとき、
突起付き原稿601が読取り位置602に対して、図1
5に示すような位置関係にあるときには、メモリ705
に格納される1ラインの画像データは、画像データ80
2のようになる。この時も、同様に原稿端を検知し、コ
ントローラ708内のメモリに格納する。その後、コン
トローラ708は、これらの2つのデータを比較し、原
稿の突起部の判別処理を行う。このとき、画像データ8
01と802は同じデータなので突起部は検知されな
い。次に、突起付き原稿601が読み取り位置(露光位
置)602に対し図16に示すような位置関係にあると
きには、メモリ705に格納される1ラインの画像デー
タ803のような矩形型になる。この時も、同様に原稿
端を検知する。
【0074】そして、このデータとコントローラ708
内のメモリに蓄積されている画像データ802の原稿端
の検知データと比較する。この2つのデータを比較する
ことにより原稿の後端に突起部があることが検知でき
る。
【0075】この時、画像データ803の区間dの画素
数とメモリ内のアドレスにより、突起付き原稿の種類を
判別することができる。また、仮に突起物が無い原稿が
供給された場合には、矩形型のデータは現れず、定形の
原稿が給送されたことが判別できる。
【0076】一方、原稿が斜行していると、特に突起部
が原稿端部に存在する原稿の突起部の部分と斜行により
生じた原稿端の信号が同じ出力になり、誤検知する可能
性がある。そこで、誤検知を防ぐためにコントローラ7
08が原稿端信号検知してから、CCDの読み込みを開
始し、原稿の給送速度に合わせ、後端を逃がさない程度
の周期で複数回行い、CCD612の出力がある既知の
回数だけ連続したときに、突起部の検知の確定とする。
【0077】コントローラ708が画先信号を検知して
から、原稿後端を検知するための画像読み込みタイミン
グは、原稿の給送速度に関係し、後端を逃がさない程度
の周期で行っている。さらに、紙の端部が検知できるよ
うに、原稿領域以外の光の反射率は黒と白の中間の値を
用いている。〔第4実施例〕図17は本発明の第4実施
例を示す画像処理装置の構成を説明する要部概略図であ
り、特に原稿給送装置を接続してなる場合に相当する。
【0078】原稿給送装置1であるDFには、上方に原
稿積載台302を有し、その下方には給送ローラ304
及びベルトローラ311に巻回された幅広ベルト312
が配置されている。この幅広ベルト312は、複写機本
体2のプラテン313上に当接していて、上記原稿積載
台302上に積載された原稿Pを搬送してプラテン31
3上の所定位置に搬送したり、プラテン313上の原稿
Pを前記原稿積載台302に搬出する。
【0079】また、原稿積載台302には、一対の幅方
向規制板301が原稿Pの幅方向にスライド自在に配置
されていて、原稿積載台302に積載される原稿幅方向
を規制して、原稿Pの供給時の安定性と、原稿積載台3
02上への搬出の際の整合性が確保されている。画像処
理装置、例えば複写機の操作部で画像処理条件としての
複写条件が入力され、スタートキー(図示しない)が押
されると、原稿ストッパ307が解除され、原稿Pの進
路が解放される。
【0080】そして、原稿Pは給紙ローラ309の給送
を受け、分離ローラ303,305で1枚ずつ分離され
下流部へ進出する。上記分離ローラ303から前記プラ
テン313にかけ原稿給送路a,bが構成されており、
この原稿給送路a,bは屈曲してプラテン313上の給
送路cに接続し、原稿Pをプラテン313上に誘導す
る。この時、突起部検知センサ308で原稿に突起部が
存在するかどうかを検知する。その後、プラテン313
上に載置された原稿Pを照明ランプ320を点灯しなが
ら操作し、その反射光323をミラー322,レンズ3
24で結像し、CCD325に画像データとして入力す
る。原稿Pへの走査が終わったとき、DF右側に構成さ
れている第2の原稿給送路dより原稿Pを原稿積載台3
02上に搬出する。なお、CCD325から出力される
画像データは、本体コントローラ116に入力される。
また、306は紙端検知センサ、310は原稿検知セン
サである。
【0081】このとき、原稿積載台302上の仕切部材
(図示しない)により未処理の原稿と処理済の原稿とが
区別される。
【0082】図18は、図17に示す画像処理装置の制
御構成を説明するブロック図であり、図2,図17と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0083】先ず、本発明の画像形成装置の原稿給送装
置(DF)の動作シーケンスを制御するコントローラ1
00について説明する。
【0084】コントローラ100は、CPU101,R
OM102,RAM103等から構成され、ROM10
2に格納されたプログラムに基づいてDF1の動作シー
ケンスを総括制御する。本体コントローラ116は複写
機本体2のシーケンス制御のためのコントローラで、D
F1との各々の動作のタイミングをとるためにDFコン
トローラ100と通信している。原稿検知センサ107
は、原稿積載台302に原稿が積載されたかどうかを検
知するセンサで310に配置される。突起部検知センサ
308は、給送された原稿に突起部があるかどうかを検
知するセンサで、図17に示す位置に配置され、この突
起部検知センサ308の出力信号により、コントローラ
100は給送された原稿が突起付きであるかを判別す
る。なお、114は本体操作部、115は混載モードス
イッチである。
【0085】紙端検知センサ108は、給送された原稿
の紙の先端と後端を検知するセンサで306に配置され
る。給紙モータ109,分離モータ110,給送モータ
111,ベルトモータ112は、それぞれのモータのO
N,OFFの動作を制御するポートである。ストッパソ
レノイド113は、原稿積載台302上の原稿の位置を
確定し、原稿を分離ローラ303,305に供給する制
御を行うストッパのON,OFFの制御を行うポートで
ある。以下、本発明に係る第1〜第5の画像処理装置と
第4実施例との対応及び各作用について説明する。
【0086】第1の画像処理装置によれば、突起検知手
段として機能する突起部検知センサ208が原稿給送装
置からプラテン213上までの搬送路の所定位置(図1
参照)で原稿上の突起を検知すると、該突起検出状態に
基づいて判別手段としても機能するCPU101が原稿
上の突起形状を判別して、突起付原稿と突起なし原稿と
が混在しても突起付原稿と突起なし原稿とを確実に識別
可能とするとともに、該判別結果に基づいて制御手段
(本体コントローラ116)が画像読取り手段(CCD
325)および走査系を制御して、突起付原稿と突起な
し原稿とを識別して最適な画像処理を行うものである。
【0087】第2の画像処理装置によれば、判別手段と
してのCPU101が判別した原稿上の突起形状に従っ
て変更手段(本体コントローラ116)が所定位置に給
送された原稿に対する前記画像読取り手段(CCD32
5)による露光走査区域を変更して、突起による原稿走
査不良に伴う画像切りを防止するものである。
【0088】第3の画像処理装置によれば、突起検知手
段(突起部検知センサ308)は、所定位置に給送され
る間の原稿給送路上にセンサアレイ(後述する突起部検
知センサ308a〜308e)を原稿給送方向に直交す
るように配列し、原稿上の突起の有無およびその位置を
確実に検知するものである。
【0089】第4の画像処理装置によれば、判別手段
は、給送される原稿後端検知前に原稿上の突起形状を判
別して、原稿給送完了前に原稿走査モードの設定を完了
することが可能とする。
【0090】第5の画像処理装置によれば、判別手段
(CPU101)が判別した原稿上の突起有無に従って
走査モード切り換え手段(本体コントローラ116)が
走査手段(スキャナ系)の走査モードを通常位置からの
原稿走査を所定長行う第1の走査モードから前記通常位
置から所定量長く延長走査する第2の走査モードに切り
換えて、突起原稿による画像走査切れなく、原稿画像を
走査するものである。
【0091】次に、図19を参照しながら突起部付きの
原稿の検知動作について説明する。
【0092】図19は、図17に示した突起部検知セン
サ308による突起原稿検知処理を説明する図であり、
(a)は突起部検知センサ308の配置状態を示し、本
実施例では原稿給送方向に対して直交する方向に列状に
5個の突起部検知センサ308a〜308eが配置され
ている。(b)は該センサ308a〜308eから出力
401〜405のタイミングを示す。
【0093】図19に示すように、突起部センサ308
a〜308eが5個列状に並んで配置されているため、
仮に、原稿給紙装置に図19の(a)に示されるような
位置関係になるように突起部のある原稿400が矢印の
方向に給送されたとき、突起部検知センサ308a〜3
08eの各出力は図19の(b)に示されるような信号
の出力401〜405を読み込み、各信号の時間差t1
により突起部の存在と位置を検知する。
【0094】加えて、突起部のある原稿の突起部の形
状,サイズは数種類に限定されるものであるので、突起
部センサの配置を工夫してやれば、突起部のサイズを検
知することも可能である。
【0095】次に、図20に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係る画像処理方法について説明する。
【0096】図20は本発明に係る画像処理方法を説明
するフローチャートである。なお、(1)〜(20)は
各ステップを示す。
【0097】まず、原稿検知センサ310で原稿が原稿
積載台302に搭載されているかどうかを検知すること
を行う(1)。原稿が積載されていなければ、原稿積載
を促すような警告を複写機本体の操作部114に表示す
る(2)。
【0098】一方、ステップ(1)の判断でYESの場
合には、画像処理装置の操作部114で画像処理条件、
例えば複写条件が入力され、スタートキー(図示しな
い)が押されると、原稿給送装置の給送開始の信号が本
体コントローラ116を介し、原稿給送装置のコントロ
ーラ100に入力される(3)。
【0099】ここで、原稿積載台に積載された原稿が定
形の原稿だけであるか、それとも定形の原稿と突起部付
きの原稿との混載であるかを判別する混載モードスイッ
チ115の入力がなされているかどうかを検知する
(4)。
【0100】なお、この混載モードの入力は本体操作部
114の混載モードスイッチ115をユーザが押下して
いるかどうかを検知して行うものである。しかし、混載
検知方法はこれに限ったことではない。
【0101】ここで、混載モードで無ければ、ステップ
(2)に進み、通常の複写シーケンスを行う。この動作
の説明は省略する。
【0102】一方、ステップ(4)の判定で混載モード
であると判定された場合には、原稿を所定位置にセット
させるための原稿ストッパ307が解除され(5)、給
送モータ111,ベルトモータ112,分離モータ11
0,給紙モータ109がONされ(6),(7)、給
紙,分離動作が開始される。その後、給紙された原稿の
先端をセンサ306で検知し(8)、紙の先端が給送ロ
ーラ304に挟まれ給紙された後、ある一定時間後に、
分離,給紙モータをOFFして(9)、原稿の給紙・分
離動作を一旦停止する。次に、突起部検知センサ308
のON状態を検知し、突起部の検知処理を行う(1
0)。
【0103】ここでの突起部検知処理は、例えば前述し
た方法で行う。その後、紙端検知センサ306で紙の後
端を検知し(11)、前述での突起部検知で突起部の存
在が確認できれば(12)、突起部の領域だけ原稿の給
送時間(図19の時間差t1に相当)を延長し(1
3)、図21に示すように、プラテン313の位置に原
稿605が載置されるようにする。
【0104】そして、光学系は基準位置601から基準
位置604まで走査し(14)、図21に示す斜線の領
域の画像データを読み込み、そのデータに基づいて転写
紙に出力する。この時、転写紙の紙端と画先との制御は
本体コントローラ116が制御する。
【0105】仮に、突起部が無いと判断されれば、通常
シーケンスと同様、基準位置601〜603まで光学系
は走査し、原稿領域の画像データを読み込み転写紙に出
力する(17)。
【0106】その後、光学系の走査の終了と同時に原稿
給送装置はプラテン313上の原稿を原稿積載台に排出
する(15)。次に、現在給送している原稿が最終原稿
かどうかを、原稿積載台302上の仕切り部材(図示し
ない)により検知しているかどうかを判定する(1
6)。
【0107】該検知によりもし原稿が最終原稿でないと
判断されたときは、ステップ(6)からステップ(1
5)の動作を繰り返す。
【0108】一方、ステップ(16)の判定で原稿が最
終原稿であると判定された場合には、この原稿が原稿積
載台302に戻ったことを確認して、給送モータ11
1,ベルトモータ112をOFFし(18)、原稿スト
ッパ307を元の位置に設定し(19)に、画像処理装
置の一連の動作を終了する。
【0109】このように本実施例の画像処理方法によれ
ば、原稿給送装置から所定位置に給送される間の所定位
置で原稿上の突起を前記給送される方向と直交して配列
されたセンサアレイ(センサ308)で検知し(1
0)、該センサアレイ(センサ308)の出力信号に基
づいて原稿上の突起有無をCPU101が判別(上記ス
テップ(1)〜(12)の処理工程を実行して判別)
し、該判別結果に基づいて原稿画像処理条件、本実施例
では原稿給送時間を変更(延長する変更工程(ステップ
(13))して、突起付原稿と突起無し原稿とが混在し
ていても、突起付原稿を確実に検知して、適切な画像処
理条件を設定するので、上述した突起原稿による画像不
良を避けることができる。
【0110】ここで、原稿の先端と後端を検知する紙端
検知センサは、突起部検知センサと兼ねても同等の処理
ができる。また、突起部検知センサは、マイクロスイッ
チ等の接触的なスイッチ、あるいは非接触の光学式セン
サでも構成可能である。
【0111】なお、突起部検知センサは、原稿給送装置
に設置される構成ではなく、複写機本体に設置しても同
等の制御は可能である。
【0112】また、上記実施例は、原稿の後端に突起部
があることを前提に説明したが、原稿の先端に突起部が
存在しても同等の制御ができる。
【0113】さらに、検知された突起部の形状情報中の
搬送方向に一致する搬送長と原稿端検知センサから得ら
れる原稿長との差分から、実質的な原稿搬送長を導出
し、該導出された突起部を除く原稿長から定型サイズ用
紙や、変倍時の定型サイズ用紙の選択を本体CPUに実
行するように制御してもよい。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の画像処理装置によれば、突起検知手段が原稿給送手段
から前記所定位置に給送される間の所定位置で原稿上の
突起を検知すると、該突起検出状態に基づいて判別手段
が原稿上の突起形状を判別するので、突起付原稿と突起
なし原稿とを確実に識別することができる。
【0115】第2の画像処理装置によれば、判別手段が
判別した原稿上の突起形状に従って変更手段が所定位置
に給送された原稿に対する前記画像読取り手段による露
光走査区域を変更するので、突起による原稿走査不良に
伴う画像切れを防止することができる。
【0116】第3の画像処理装置によれば、突起検知手
段は、所定位置に給送される間の原稿給送路上にセンサ
アレイを原稿給送方向に直交するように配列したので、
原稿上の突起の有無およびその位置を確実に検知するこ
とができる。
【0117】第4の画像処理装置によれば、判別手段
は、給送される原稿後端検知前に原稿上の突起形状を判
別するので、原稿給送完了前に原稿走査モードの設定を
完了することができる。
【0118】第5の画像処理装置によれば、判別手段が
判別した原稿上の突起有無に従って走査モード切り換え
手段が走査手段の走査モードを通常位置からの原稿走査
を所定長行う第1の走査モードから前記通常位置から所
定量長く延長走査する第2の走査モードに切り換えるの
で、突起原稿による画像走査切れなく、原稿画像を走査
することができる。
【0119】本発明に係る画像処理方法によれば、原稿
給送装置から所定位置に給送される間の所定位置で原稿
上の突起を前記給送される方向と直交して配列されたセ
ンサアレイで検知し、該原稿上の突起検出状態に基づい
て原稿上の突起有無を判別し、該判別結果に基づいて原
稿画像処理条件を変更して、突起付原稿と突起無し原稿
とが混在していても、突起付原稿を確実に検知して、適
切な画像処理条件を設定することができる。
【0120】従って、突起付原稿と突起無し原稿とが混
在された状態で原稿が所定位置に給送された際に、突起
付原稿に対応した適切な画像処理を画像不良なく行うこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第2実施例を示す画像処理装置
の原稿給送装置の構成を説明する断面図である。
【図2】本発明の第1,第2実施例を示す画像処理装置
の制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示した突起部検知センサによる突起付原
稿検知を説明する図である。
【図4】図2に示した突起部検知センサによる突起付原
稿検知を説明する図である。
【図5】図3に示した突起部検知センサの出力を示すタ
イミングチャートである。
【図6】図4に示した突起部検知センサの出力を示すタ
イミングチャートである。
【図7】本発明に係る原稿給送装置における突起付原稿
給送制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】図2に示した突起部検知センサによる突起付原
稿検知を説明する図である。
【図9】図2に示した突起部検知センサによる突起付原
稿検知を説明する図である。
【図10】図8に示した突起部検知センサの出力を示す
タイミングチャートである。
【図11】図9に示した突起部検知センサの出力を示す
タイミングチャートである。
【図12】本発明の第3実施例を示す画像処理装置にお
ける原稿読取り系の構成を説明する概略図である。
【図13】図12に示した画像処理装置の制御構成を説
明する図である。
【図14】図13に示すCCDで読み取られる原稿とメ
モリに格納される原稿データとの対応を示す図である。
【図15】図13に示すCCDで読み取られる原稿とメ
モリに格納される原稿データとの対応を示す図である。
【図16】図13に示すCCDで読み取られる原稿とメ
モリに格納される原稿データとの対応を示す図である。
【図17】本発明の第4実施例を示す画像処理装置の構
成を説明する要部概略図である。
【図18】図17に示す画像処理装置の制御構成を説明
するブロック図である。
【図19】図17に示した突起部検知センサによる突起
原稿検知処理を説明する図である。
【図20】本発明に係る画像処理装置における画像処理
シーケンスを説明するフローチャートである。
【図21】図17に示した画像処理装置における原稿給
送位置と画像走査領域との関係を説明する模式図であ
る。
【図22】この種の画像処理装置における突起原稿画像
処理状態を説明する図である。
【符号の説明】
100 コントローラ 101 CPU 102 ROM 206 紙端検知センサ 208 突起部検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 378 (72)発明者 渡部 昌雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 児玉 博一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台に積載される原稿束から分離され
    る原稿を所定位置に給送する原稿給送手段と、所定位置
    に給送された原稿を露光走査する走査手段と、この走査
    手段により露光走査される画像を読み取って画像データ
    を出力する画像読取り手段と、この画像読取り手段から
    出力される画像データに基づいて画像処理を行う画像処
    理手段と、前記原稿給送手段から前記所定位置に給送さ
    れる間の所定位置で原稿上の突起を検知する突起検知手
    段と、この突起検知手段の出力信号に基づいて原稿上の
    突起形状を判別する判別手段と、この判別手段による判
    別結果に基づいて前記画像読取り手段および前記走査手
    段を制御する制御手段とを有することを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】 判別手段が判別した原稿上の突起形状に
    従って所定位置に給送された原稿に対する前記画像読取
    り手段による露光走査区域を変更する変更手段を具備し
    たことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 突起検知手段は、原稿が所定位置に給送
    される間の原稿給送路上に、センサアレイを原稿給送方
    向に直交するように配列して構成したことを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 判別手段は、給送される原稿後端検知前
    に原稿上の突起形状を判別することを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 判別手段が判別した原稿上の突起有無に
    従って走査手段の走査モードを通常位置からの原稿走査
    を所定長行う第1の走査モードから前記通常位置から所
    定量長く延長走査する第2の走査モードに切り換える走
    査モード切り換え手段を具備したことを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 原稿給送装置から所定位置に給送される
    間の所定位置で原稿上の突起を前記給送される方向と直
    交して配列されたセンサアレイで検知する検知工程と、
    該原稿上の突起検出状態に基づいて原稿上の突起有無を
    判別する判別工程と、該センサアレイの出力信号に基づ
    いて原稿画像処理条件を変更する変更工程と有すること
    を特徴とする画像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7448618B2 (en) 2003-09-10 2008-11-11 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet transport apparatus, image reading apparatus including same, and image forming apparatus including same that aligns various sheet types
JP2020086918A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 株式会社Pfu 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

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US7448618B2 (en) 2003-09-10 2008-11-11 Sharp Kabushiki Kaisha Sheet transport apparatus, image reading apparatus including same, and image forming apparatus including same that aligns various sheet types
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