JPH072216Y2 - リボンカセット - Google Patents

リボンカセット

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JPH072216Y2
JPH072216Y2 JP1987145805U JP14580587U JPH072216Y2 JP H072216 Y2 JPH072216 Y2 JP H072216Y2 JP 1987145805 U JP1987145805 U JP 1987145805U JP 14580587 U JP14580587 U JP 14580587U JP H072216 Y2 JPH072216 Y2 JP H072216Y2
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重典 服部
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Brother Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は印字装置に用いられるインクリボンを収納した
リボンカセットに関するものである。
[従来技術] 従来のリボンカセットは、インクリボンと、そのインク
リボンを巻取るための一対のスプールと、それらのスプ
ールを回転可能に支持するハウジングとから構成されて
いた。そして、そのハウジングには、インクリボンが不
必要に弛むことを防止するために、インクリボンと摩擦
接触することによりそのインクリボンにテンションを付
与するためのテンション付与機構が設けらていた。その
テンション付与機構は、ハウジングに設けられ常にイン
クリボンと摩擦接触する摩擦フェルトと、その摩擦フェ
ルトに対してインクリボンを押圧するテンションバネと
から構成されていた。そして、そのテンション付与機構
は、摩擦フェルトとテンションバネとでインクリボンを
挟持することにより、インクリボンにテンションを付与
するものであった。その際、インクリボンの走行性の安
定を画るために、摩擦フェルトとテンションバネは、イ
ンクリボンの幅より大きい幅のものが用いられていた。
また、他の従来のリボンカセットのテンション付与機構
は、上記従来のテンション付与機構のテンションバネ
に、摩擦フェルトに対してインクリボンを押圧する押圧
フェルトが設けられていた。そして、その摩擦フェルト
と押圧フェルトは、上記従来のテンション付与機構と同
様に、インクリボンの幅より大きい幅のものが用いられ
ていた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のリボンカセットのように摩擦
フェルトの幅がインクリボンの幅より広いと、その摩擦
フェルトはインクリボンと摩擦接触しているため、長期
間使用されるとインクリボンが走行する部分だけが摩耗
あるいは永久変形してしまい、インクリボンを押圧する
テンションバネ若しくは押圧フェルトとの間に隙間が生
じてインクリボンに走行負荷をかけた状態で挟持できな
くなり、その結果、インクリボンにテンションを付与す
ることが困難になるという問題点を有していた。
特に、複数回印字可能なマルチタイプのインクリボン
や、上下2段印字可能な幅広なリボンを用いることによ
り、表裏反転して使用可能なリボンカセットにおいて
は、長期間使用されるので、上記のような傾向がみられ
た。
[考案の目的] 本考案は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、長
期間の使用に際しても、リボン給送時にテンションを付
与することができるリボンカセットを提供することを目
的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本考案のリボンカセット
は、インクリボンと摩擦接触しそのインクリボンより幅
広の摩擦部材と、その摩擦部材に対してインクリボンを
押圧する付勢部材とを備え、その付勢部材は、インクリ
ボンの幅より小なる幅若しくは等しい幅の押圧部を有す
ることを特徴としている。
[作用] 上記の構成よりなる本考案のリボンカセットによれば、
長期間の使用に際し摩耗した摩擦部材に対しても、イン
クリボンの幅より小さい幅若しくは等しい幅の付勢部材
の押圧部がインクリボンを押圧することにより、インク
リボンの給送時に常に走行負荷をかけることとなるた
め、インクリボンにテンションを付与できる。
[実施例] 以下、本考案を熱転写サーマルプリンタに用いられる表
裏反転して使用可能なリボンカセットに具体化した一実
施例を図面を参照して説明する。
第1図は、リボンカセットの上蓋を取外してその構造を
示す正面図、第2図は、第1図の切断線X−Xにおける
断面図、第3図は、第1図の切断線Y−Yにおける断面
図である。
リボンカセット1のハウジング2内には、インクリボン
3の巻取り若しくは送出しに用いられる一対のスプール
4,5が回転可能に支持されている。また、ハウジング2
内には、インクリボン3を案内するための6個のガイド
ローラ6〜11が回転可能に組付けられている。これらの
ガイドローラ6〜11は、インクリボン3とほぼ同幅の溝
部を有し、その溝部にインクリボン3を嵌合させること
によりインクリボン3を案内している。また、この実施
例におけるインクリボン3は、同一箇所にて複数回印字
可能なマルチタイプのリボンである。
このハウジング2には、熱転写サーマルプリンタのサー
マルヘッドが挿通される挿通孔Aと、このリボンカセッ
ト1が表裏反転されて装着された際にサーマルヘッドが
挿通される挿通孔Bとが設けられている。それらの挿通
孔A,Bのそれぞれの外側には、インクリボン3を案内す
るガイドアーム12,13が設けられ、ガイドアーム12,13に
は、後述する蛇行防止フェルト14,15が設けられてい
る。また、ハウジング2のガイドローラ7及び10と対向
する壁部には、ガイドローラ7,10の溝部からインクリボ
ン3が外れることを防止するガイドフェルト16,17が設
けられている。これらのガイドフェルト16,17は、イン
クリボン3との間の滑性に優れているものであり、この
実施例では、厚さ0.6mmの恒川フェルト工業(株)製の
ファーフェルトを使用している。
第1図及び第2図に示すように、ハウジング2の挿通孔
Aと挿通孔Bとの間には、インクリボン3に走行負荷を
与えてインクリボン3が給送されるときにインクリボン
3にテンションを付与するテンション付与機構が設けら
れている。そのテンション付与機構は、インクリボン3
と摩擦接触しインクリボンより大なる縦幅を有する摩擦
フェルト18(厚さ1mmの上記のファーフェルト使用)
と、その摩擦フェルト18に対してインクリボン3を押圧
するテンションバネ19と、そのテンションバネ19に設け
られ、インクリボン3より小なる縦幅を有した押圧フェ
ルト20(厚さ0.8mmの上記のファーフェルト使用)と、
摩擦フェルト18を支持するフェルト支持片21とから構成
されている。フェルト支持片21は、ハウジング2と一体
形成されており、また、テンションバネ19は、ハウジン
グ2の湾曲壁2a,2bに設けられた突起部2c,2dと当接され
ることによりインクリボン3に押圧力を付与している。
第2図において、フェルト支持片21に設けられた摩擦フ
ェルト18は、本実施例におけるインクリボン3が縦幅7m
mのリボンを使用しているので、9.5mmの縦幅を有するも
のが用いられている。また、インクリボン3を摩擦フェ
ルト18に対して押圧する押圧フェルト20は、4mmの縦幅
を有するものが用いられ、インクリボン3の縦幅の中心
位置を、押圧フェルト20の縦幅の中心位置にて押圧でき
るようにテンションバネ19に設けられている。
第3図は、挿通孔A,Bの外側に設けられたガイドアーム1
2の先端部の断面図である。そのガイドアーム12の先端
部中央には、縦幅2mmの蛇行防止フェルト14(厚さ0.6mm
の上記のファーフェルト使用)が、インクリボン3の縦
幅の中心位置とこの蛇行防止フェルト14の縦幅の中心位
置とが一致する位置に設けられている。そして、インク
リボン3は、その蛇行防止フェルト14及びガイドアーム
12と摩擦接触しながら走行する。尚、ガイドアーム13に
設けられた蛇行防止フェルト15も、上記の蛇行防止フェ
ルト14と同様に構成されている。
上記の構成よりなるリボンカセット1の作用について説
明する。
第2図の断面図に示すように、テンションバネ19による
押圧力は、インクリボン3の縦幅より小なる縦幅を有し
た押圧フェルト20を介してインクリボン3に付与され
る。その押圧力により、インクリボン3には走行方向に
対する負荷が与えられ、インクリボンが給送されるとき
にインクリボン3の弛みが防止される。また、このリボ
ンカセット1を表裏反転させることにより長期間使用し
た場合において、摩擦フェルト18が第2図に示すように
摩耗した際にも、押圧フェルト20の縦幅がインクリボン
3の縦幅より小さいため、インクリボン3に常に一定の
押圧力を付与することが可能である。
また、第3図の断面図に示すように、インクリボン3が
図示しない印字装置の巻取装置によりその走行方向に巻
取られる場合において、特に連続したアンダーラインが
印字される場合のように、印字文字・記号の文字パター
ンが上部あるいは下部に偏っているときには、印字ヘッ
ドを通過したインクリボン3に上あるいは下方向の引張
力が作用する。そのため、インクリボン3は正規の走行
路よりもその走行方向と直角方向に蛇行しようとする。
その際、インクリボン3は、ガイドアーム12に設けられ
た蛇行防止フェルト14から蛇行しようとする方向の反対
方向に抗力を受け、その蛇行が防止される。
従って、このインクリボン3は、摩擦フェルト18と押圧
フェルト20とによって与えられるテンションにより弛み
が防止され、蛇行防止フェルト14からの抗力により蛇行
が防止されるので、長期間の使用に際しても、安定した
走行を得ることができる。
また、本実施例のリボンカセットは、左右対称に構成さ
れているため、そのリボンカセットを表裏反転して使用
する際にも上記と同様の効果を得ることができる。
尚、本実施例においては、複数回印字可能なマルチタイ
プのインクリボンを用いていたが、上下2段印字可能な
幅広なインクリボンを用いてもよい。また本実施例にお
いては、本考案を表裏反転して使用可能なリボンカセッ
トに具体化した一例を示したが、同一箇所で一度のみ印
字可能なワンタイムリボンを備えたリボンカセットにも
実施可能である。
また、本実施例においては、押圧フェルト20は、インク
リボン3の縦幅より小なる縦幅のものを用いたが、イン
クリボン3の縦幅と同幅の押圧フェルトを用いた際に
も、その押圧フェルトと摩擦フェルトでインクリボンを
確実に挟持でき、従って長期間の使用に際しても常にイ
ンクリボンにテンションを与えることができる。
また、本実施例においては、摩擦フェルト18に対してイ
ンクリボン3を押圧する部材である押圧フェルト20をテ
ンションバネ19に設けていたが、テンションバネ19自身
でインクリボン3を押圧するように構成されていてもよ
く、その際には、テンションバネ19のインクリボン3を
押圧する部分の縦幅が、インクリボン3の縦幅より小さ
く若しくは等しくなる様に構成されていれば、本実施例
と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施例においては、摩擦フェルト18、押圧フ
ェルト20、蛇行防止フェルト14,15、ガイドフェルト16,
17には、恒川フェルト工業(株)製のファーフェルトを
用いていたが、他のフェルト材を用いてもよい。特に、
カラー印字可能なカラーリボンを備えたリボンカセット
においては、インクの組成によっては摩擦フェルトに対
しカラーリボンの摩擦音が大きくなることがある。この
ような場合には、摩擦フェルトとして植毛タイプのフェ
ルト材、例えば恒川フェルト工業(株)製のベリオ(商
品NO.901)を用いれば異音を抑えることができる。
[考案の効果] 本考案は以上詳述したように、摩擦部材に対してインク
リボンを押圧する付勢部材に、インクリボンの幅より小
なる幅若しくは等しい幅の押圧部を設けたことにより、
長期間の使用に際し摩擦部材が摩耗した場合において
も、常にインクリボンにテンションを付与することがで
きるため、インクリボンの走行性を安定させることがで
きるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はリボンカセットの構造を示す正面図、第2図は
第1図のX−X線に沿う断面図、第3図は第1図のY−
Y線に沿う断面図である。 図中、2はハウジング、3はインクリボン、4,5はスプ
ール、18は摩擦フェルト、19はテンションバネ、20は押
圧フェルトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボンと、 そのインクリボンの巻取り若しくは送出しに用いられる
    一対のスプールと、 それらのスプールを回転可能に支持するハウジングと、 そのハウジングに設けられ、前記インクリボンと摩擦接
    触しそのインクリボンより幅広の摩擦部材と、 その摩擦部材に対して前記インクリボンを押圧する付勢
    部材と を備えたリボンカセットであって、 前記付勢部材は、前記インクリボンの幅より小なる幅若
    しくは等しい幅の押圧部を有することを特徴とするリボ
    ンカセット。
JP1987145805U 1987-09-24 1987-09-24 リボンカセット Expired - Lifetime JPH072216Y2 (ja)

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JPS6450967U JPS6450967U (ja) 1989-03-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58160169U (ja) * 1982-04-20 1983-10-25 ブラザー工業株式会社 リボンカセツト
JPS60234867A (ja) * 1984-05-08 1985-11-21 Hitachi Ltd 熱転写プリンタ
JPH0340619Y2 (ja) * 1985-01-11 1991-08-27
JPS61183670U (ja) * 1985-05-10 1986-11-15

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