JPH07221548A - 発振用集積回路および発振回路 - Google Patents

発振用集積回路および発振回路

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JPH07221548A
JPH07221548A JP960294A JP960294A JPH07221548A JP H07221548 A JPH07221548 A JP H07221548A JP 960294 A JP960294 A JP 960294A JP 960294 A JP960294 A JP 960294A JP H07221548 A JPH07221548 A JP H07221548A
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JP
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output
oscillation
circuit
cmos inverter
output signal
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JP960294A
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Inventor
Eiichi Hasegawa
栄一 長谷川
Konsei Tei
坤成 鄭
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Nippon Precision Circuits Inc
Original Assignee
Nippon Precision Circuits Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 デューティ設定を容易とするとともに、デュ
ーティ変動を抑えるようにする。 【構成】 CMOSインバータ5から後段に送られる発
振出力信号のデューティを比較回路6の一方の端子VRE
F に印加される基準電位に応じてある値に設定する。こ
の発振出力信号のデューティが設定値より小さくなる
と、比較回路6の発振出力のデューティが50%より小
さくなり、積分回路7の出力電位がVDD/2(2.5
v)より低くなる。制御回路8を構成するMOSトラン
ジスタ8P、8Nは共にこの出力電位をゲートに受けて
おり、これらのドレインに接続されたCMOSインバー
タ1の入力端子の電位を高くしてCMOSインバータ1
の発振出力の発振中心を電源VSSに引き下げ、CMO
Sインバータ5からの発振出力信号のデューティを大き
くする。逆にデューティが大きくなると、CMOSイン
バータ1の発振出力の発振中心は電源VDDに引き上げ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発振用集積回路および発
振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CMOSインバータの入出力
間に水晶振動子等の圧電振動子を接続して用いられる発
振用集積回路および発振回路において、後段に送られる
出力のデューティを所望の値に設定するものがある。例
えば、特開平1−212107号公報に開示されるもの
があり、これは図6のAに示すように、水晶振動子qz
及び帰還抵抗r0を接続された発振用のインバータin
v1と、インバータinv1の発振出力を受けるインバ
ータよりなる発振出力用バッファinv2と、インバー
タinv1の入力端子inを電源VDD(VDDは、+
5v)に接続する抵抗r1とよりなる。インバータin
v1および発振出力用バッファinv2の反転電位は、
等しくVt0(=VDD/2=2.5v)に設定してあ
り、抵抗r0を介してインバータinv1の入力端子i
nを電源VDDに接続しない場合、図6のBの入力電圧
−出力電圧特性図に示すように、インバータinv1か
らの発振出力f0 を受ける発振出力用バッフアinv2
からの発振出力f1 のデューティは50%となる。イン
バータinv1の入力端子を抵抗r1を介してVDDに
接続した場合、入力端子inがVDD側に引かれ、逆に
出力端子outの出力が図6のCの入力電圧−出力電圧
特性図に示すようにVSS(VSSは、0v)側に引か
れ、反転電位Vt1を中心とした発振を行ない発振出力f
2 を発生する。この発振出力f2 を受けた発振出力用バ
ッファinv2からは発振出力f1 より大きなデューテ
ィの発振出力f3 が発生する。このように、インバータ
inv1の入力端子inと電源VDDを接続する抵抗r
1の値によりデューティを設定するものである。
【0003】また、特開平4−335714号公報には
図7に示すような外部からデューティを調整する発振回
路が開示されている。図7において図6と同一の番号は
同一の構成要素を示してある。インバータinv1の出
力は波形整形用インバータinv3を介してデューティ
調整のためのデューティ調整回路duに出力される。こ
のデューティ調整回路duは、波形整形用インバータi
nv3の出力を受けるインバータinv4(Pチャネル
型のMOSトランジスタtp0とNチャネル型のMOS
トランジスタtn0とからなる。)と、ゲートをインバ
ータinv4の入力に接続されるとともにドレインをイ
ンバータinv4の出力に接続されたPチャネル型のM
OSトランジスタtp1と、ゲートにデューティ制御端
子s0およびプルアップ抵抗rpを接続され、ソースを
電源VDDに接続されるとともにドレインをMOSトラ
ンジスタtp1のソースに接続されたPチャネル型のM
OSトランジスタtp2とからなる。外部からデューテ
ィ制御端子s0の電位を“L”から“H”に変化させて
いくと、デューティ制御端子s0の電位をゲートに受け
るMOSトランジスタtp2がオフからオンになり、M
OSトランジスタtp1のソースがVDD側に引かれる
こととなる。このMOSトランジスタtp1はインバー
タinv4を構成するMOSトランジスタtp0と同期
してオン、オフし、インバータinv4の発振出力の発
振の中心をVDD側に引き上げる。これにより、デュー
ティ調整回路duの発振出力を受けて、後段回路(図示
せず。)反転出力を発する発振出力バッファinv5の
出力のデューティを変更するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者のよ
うなものでは、抵抗r1の大きさによりデューティを設
定しているので、予め設定したデューティしか得られな
い。また、抵抗r1を可変抵抗器等により構成した場合
でも機械的な調整のため微調整が困難であり、また、こ
の場合、可変抵抗器の規模が大きく発振回路の集積化が
困難となる。
【0005】また、後者のようなものではデューティ制
御端子s0を所定の電位に保持することにより所望のデ
ューティを得ることができるが、温度、電圧等の使用条
件の変動、製造上の誤差等により発振出力のデューティ
に変動を生じてしまうため、外部から調整を行なったに
も拘らず所望のデューティを得ることができないという
不具合を生ずる。
【0006】そこで本発明の目的は、デューティ設定を
容易とするとともに、デューティ変動を抑えることがで
きる発振用集積回路および発振回路を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】入出力端子間に圧電振動
子を接続されるCMOSインバータと、このCMOSイ
ンバータからの出力信号に基づいて発振出力信号を出力
する出力バッファと、この出力バッファからの発振出力
信号が基準電位を越えたときに出力を生じる比較回路
と、この比較回路からの出力を積分する積分回路と、こ
の積分回路の出力に応じて上記出力バッファからの発振
出力信号のデューティを調整する制御回路とを具備した
発振用集積回路を構成する。
【0008】また、CMOSインバータと、このCMO
Sインバータの入出力端子間に接続された圧電振動子
と、上記CMOSインバータに並列に接続された帰還抵
抗と、上記CMOSインバータの入力端子および出力端
子のそれぞれに接続される負荷容量とからなる発振部を
具備する発振回路において、上記CMOSインバータか
らの出力信号に基づいて発振出力信号を出力する出力バ
ッファと、この出力バッファからの発振出力信号が基準
電位を越えたときに出力を生じる比較回路と、この比較
回路からの出力を積分する積分回路と、この積分回路の
出力に応じて上記出力バッファからの発振出力信号のデ
ューティを調整する制御回路とを設ける。また、入出力
端子間に圧電振動子を接続されるCMOSインバータ
と、上記CMOSインバータからの出力信号に基づいて
発振出力信号を出力する出力バッファと、上記出力バッ
ファからの発振出力信号が基準電位を越えたときに出力
を生じる比較回路と、上記比較回路からの出力を積分す
る積分回路と、上記CMOSインバータと上記出力バッ
ファとの間に接続され、上記積分回路の出力に応じて上
記出力バッファからの発振出力信号のデューティを調整
する制御回路とを具備した発振用集積回路を構成する。
【0009】CMOSインバータと、このCMOSイン
バータの入出力端子間に接続された圧電振動子と、上記
CMOSインバータに並列に接続された帰還抵抗と、上
記CMOSインバータの入力端子および出力端子のそれ
ぞれに接続される負荷容量とからなる発振部を具備する
発振回路において、上記CMOSインバータからの出力
信号に基づいて発振出力信号を出力する出力バッファ
と、上記出力バッファからの発振出力信号が基準電位を
越えたときに出力を生じる比較回路と、上記比較回路か
らの出力を積分する積分回路と、上記CMOSインバー
タと上記出力バッファとの間に接続され、上記積分回路
の出力に応じて上記出力バッファからの発振出力信号の
デューティを調整する制御回路とを設ける。
【0010】以上により上記目的を達成する。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例について説明する。図
1は本例の構成を示す電気回路図である。同図におい
て、1はCMOSインバータであり、その反転電位VTM
は、例えば、CMOSインバータ1の電源VDDの電圧
を5vとすると、2.5vとする。また、このCMOS
インバータ1の入力端子IN1と出力端子OUT1のそ
れぞれには負荷容量としてのコンデンサ2が接続され
る。3は帰還抵抗であり、CMOSインバータ1の入力
端子IN1と出力端子OUT1との間に接続される。4
は圧電振動子としての水晶振動子であり、CMOSイン
バータ1の入力端子IN1と出力端子OUT1との間に
外付けされる。これら、CMOSインバータ1、負荷容
量2、帰還抵抗3および水晶振動子4により発振部OS
Cは構成される。
【0012】5は出力バッファを構成するCMOSイン
バータであり、CMOSインバータ1の発振出力に基づ
いた発振出力信号を後段回路(図示せず。)に送る。
【0013】6は比較回路であり、CMOSインバータ
5の発振出力信号を受け、この発振出力信号と基準電位
とを比較し、CMOSインバータ5の発振出力信号が基
準電位を越えたときに出力を生じる。基準電位は比較回
路の一方の端子VREF の電位であり、外部よりこの端子
VREF の電位を調整することにより定めることとする
が、予めある値に設定してもよい。
【0014】7は積分回路であり、比較回路6からの出
力を積分する。ここでは抵抗7rおよびコンデンサ7c
からなるものを用いることとするがこれに限るものでは
ない。
【0015】8は制御回路であり、積分回路7の出力に
応じて出力バッファとしてのCMOSインバータ5から
の発振出力信号のデューティを調整する。制御回路8は
ソースを電源VDDに接続したPチャネル型のMOSト
ランジスタ8Pと、ソースを電源VSSに接続したNチ
ャネル型のMOSトランジスタ8Nとからなり、これら
のMOSトランジスタ8P、8Nの互いのゲートを接続
してこの接続点を入力端子IN8とし、この入力端子I
N8に積分回路7の出力を受け、MOSトランジスタ8
P、8Nの互いのドレインを接続してこの接続点を出力
端子OUT8とし、この出力端子OUT8をCMOSイ
ンバータ1の入力端子IN1に接続してある。後述する
ように、積分回路7の出力端子OUT8の電位に応じ
て、CMOSインバータ1の入力端子IN1の電位制御
を行なうことにより、CMOSインバータ1の発振出力
の発振中心を電源VDDまたはVSS側に移動させるこ
とにより、デューティ調整を行なう。
【0016】次に本例の動作について図2の波形図を参
照しながら説明する。ここでは、まず、デューティ変動
を抑える動作、すなわち、デューティを自動的に所望の
ある値、例えば50%に維持する動作を説明する。CM
OSインバータ1の発振出力はCMOSインバータ5を
介して後段回路(図示せず。)に出力されるとともに、
比較回路6にも出力される。ここで、CMOSインバー
タ5から後段に送られる発振出力信号のデューティを5
0%とするために端子VREF の電位をある値、例えば、
1.4vに設定してある。このとき、あるタイミングに
おいて、図2のOUT5に示すようなデューティが50
%に満たない発振出力信号がCMOSインバータ5から
比較回路6に出力されたとする。比較回路6はCMOS
インバータ5からの発振出力信号が基準電位(図2のV
REF に示す。)を越える度に出力を“H”にしており、
すなわち、図2のOUT6に示すように、振幅がVDD
であり、CMOSインバータ5からの発振出力信号のデ
ューティと上述の基準電位とから一義的に決まるデュー
ティの発振出力を出力している。この比較回路6からの
出力は積分回路7により積分される。この積分回路7の
出力端子OUT7には比較回路6からの発振出力を積分
した電位、すなわちデューティに応じた出力電位が現れ
る。この出力電位は、例えば、比較回路6からの発振出
力のデューティが50%であれば、出力端子OUT7は
VDD/2(2.5v)となり、デューティが50%よ
り小さければ、出力端子OUT7はVDD/2より低
く、デューティが50%より大きければ、出力端子OU
T7はVDD/2より高くなるように設定してある。こ
こで積分回路7の出力端子OUT7は、図2のOUT7
に示すように、VDD/2より低い電位V7 となる。積
分回路7から出力される電位は、制御回路8を構成する
MOSトランジスタ8N、8Pのゲートに印加される。
そのためMOSトランジスタ8Nのオン抵抗が高くな
り、MOSトランジスタ8Pのオン抵抗が低くなること
により、制御回路8はCMOSインバータ1の入力端子
IN1の電位を電源VDD(5v)側に引き上げる。入
力端子IN1がVDD側に引かれると、逆に出力端子O
UT1が電源VSS(0v)側に引かれ、CMOSイン
バータ1の発振出力の発振中心は電源VSS側に引かれ
る。これにより、CMOSインバータ1の発振出力を受
けるCMOSインバータ5からの発振出力信号のデュー
ティは増加することとなる。
【0017】以上の動作により、CMOSインバータ5
の発振出力信号のデューティが50%に達すると、同様
に比較回路6の発振出力のデューティもほぼ50%とな
り、このとき積分回路8の出力電位が2.5vになり、
制御回路8のMOSトランジスタ8N、8Pのオン抵抗
がバランスした状態になり、CMOSインバータ1の入
力端子IN1は上述の反転電位電と等しく2.5vとな
り、CMOSインバータ1の発振出力の発振中心が2.
5vに保持される。また、CMOSインバータ5の発振
出力信号のデューティが50%を越えると、同様に比較
回路6の発振出力のデューティも50%を越え、積分回
路8の電位が2.5vを越える。このとき、制御回路8
では、MOSトランジスタ8Nのオン抵抗が低くなり、
MOSトランジスタ8Pのオン抵抗が高くなって、CM
OSインバータ1の入力端子IN1の電位を電源VSS
側に引き下げる。これにより、CMOSインバータ1の
発振出力信号の発振中心が電源VDD側に引かれる。こ
のため、CMOSインバータ5の発振出力信号のデュー
ティは減少する。このように、制御回路8は積分回路7
の出力電位2.5vを境として、CMOSインバータ1
の入力端子IN1の電位制御が行なわれ、CMOSイン
バータ5の発振出力信号のデューティを50%に自動的
に維持する。以上のように、デューティ変動は自動的に
抑えられる。
【0018】次に、外部からデューティを変更する場合
について述べる。比較回路6の端子VREF に印加する基
準電位を1.4vからそれより高いある値、例えば、
2.5vに変更すると比較回路6の出力のデューティが
小さくなる。これにより、積分回路7の出力電位も低下
するが、制御回路8はCMOSインバータ1の入力端子
IN1の電位制御(上述のデューティ変動を抑える動
作。)を行い、比較回路6の発振出力のデューティを5
0%に調整する。このように、比較回路6の発振出力の
デューティが50%に維持されると、CMOSインバー
タ5の発振出力信号のデューティは50%より大きなあ
る値に保持されることになる。
【0019】また、比較回路6の端子VREF に印加する
基準電位を1.4vからそれより低いある値、例えば、
1.0vに変更すると、比較回路6の発振出力のデュー
ティは大きくなり、上述のデューティ変動を抑える動作
により、比較回路6の発振出力のデューティが50%に
維持されると、CMOSインバータ5の発振出力信号の
デューティは50%より小さいある値に保持されること
になる。このように、外部から比較回路6の端子VREF
の電位を昇降することによりCMOSインバータ5の発
振出力信号のデューティを所望の値に設定することがで
きる。
【0020】以上のように本例は、外部から比較回路6
の端子VREF の電位を調整することにより、容易にデュ
ーティ設定ができる。また、後段に送られるCMOSイ
ンバータ5の発振出力信号のデューティ変化を制御回路
8の制御動作にフィードバックさせているため、温度、
電圧等の使用条件または製造上の誤差等によらず、後段
に送られるCMOSインバータ5の発振出力信号のデュ
ーティを比較回路6の端子VREF の電位に応じたある一
定の値に保持することができる。これにより、温度、電
圧等の使用条件または製造上の誤差等によるデューティ
変動を抑えることが可能となる。
【0021】また、本例では、制御回路8をソースを電
源VDDに接続したPチャネル型のMOSトランジスタ
8Pと、ソースを電源VSSに接続したNチャネル型の
MOSトランジスタ8Nとから構成したが、いずれか一
方のみにより構成することとしてもよい。
【0022】次に第二実施例について説明する。図1に
示した例では、制御回路8によりCMOSインバータ1
の入力端子IN1の電位を電源VDDまたは電源VSS
側に引いて、CMOSインバータ1の発振出力の発振中
心を変更することにより、CMOSインバータ1の発振
出力に応じた発振出力信号を発生して後段に送るCMO
Sインバータ5からの発振出力信号のデューティを変更
することとしたが本発明はこれに限るものではなく、こ
こでは、CMOSインバータ1より後段に制御回路を設
けたものを例示する。図3は本例の構成を示す電気回路
図であり、同図において図1と同一の番号は同一の構成
要素を示してある。同図において9および10はCMO
Sインバータ1の発振出力を波形整形して出力する波形
整形用のCMOSインバータであり、ともに反転電位を
上述のVTMとしてある。11は出力バッファであり、後
段回路(図示せず。)に発振出力信号を送る。この出力
バッファ11のスレシホールドも上述のVTMとしてあ
る。12は比較回路であり、上述の図1に示した例と同
様に構成されており、一方の端子に出力バッファ11の
発振出力信号を受け、この発振出力信号と他方の端子V
REF1に印加される基準電位とを比較して出力を生じる。
13は積分回路であり、抵抗13rおよびコンデンサ1
3cからなり、比較回路12の出力を積分する。
【0023】14は制御回路であり、CMOSインバー
タ1と出力バッファ11との間にCMOSインバータ
9、10を介して設けられてあり、Pチャネル型のMO
SトランジスタTP0、TP1およびNチャネル型のM
OSトランジスタTN0、TN1とから構成される。こ
こで、MOSトランジスタTN0とMOSトランジスタ
TP0とは互いにドレインおよびゲートを接続しCMO
Sインバータ14iを構成し、このCMOSインバータ
14iの入力端子IN14にCMOSインバータ9、1
0を介したCMOSインバータ1の発振出力信号を受け
る。また、MOSトランジスタTP1、TN1のソース
はそれぞれ電源VDD、VSSに接続されており、CM
OSインバータ14iを構成するMOSトランジスタT
P0、TN0のソースは、それぞれMOSトランジスタ
TP1、TN1のドレインに接続されている。また、M
OSトランジスタTP1、TN1のゲートはともに積分
回路13の出力端子OUT13に接続され、インバータ
14iの発振出力信号の発振中心を電源VDDまたは電
源VSSに引くように動作する。なお、ここでMOSト
ランジスタTP0、TP1、TN0、TN1の増幅率は
等しく設定されており、MOSトランジスタTP1、T
N1のゲートに2.5vが印加されている際は、CMO
Sインバータ14iの反転電位は上述のVTMとなるもの
とする。
【0024】次に、以上のように構成される本例の動作
を説明する。当初、上述の図1に示した例と同様に、比
較回路12の一方の端子VREF1に印加される基準電位に
応じて、後段に送られる発振出力信号のデューティを所
望の値、例えば50%に設定してある。このデューティ
に変動が生じると、比較回路12からの発振出力を積分
している積分回路13の出力電位に変化が生じる。例え
ば、後段に送られる発振出力信号のデューティが当初の
値より小さくなり、比較回路12の発振出力のデューテ
ィが小さくなると、積分回路13の出力電位がVDD/
2(2.5v)より低くなる。これにより、積分回路1
3の出力電位を受ける制御回路14のMOSトランジス
タTP1のオン抵抗が低くなり、MOSトランジスタT
N1のオン抵抗は高くなる。これにより、制御回路14
のCMOSインバータ14iの発振出力の発振中心が電
源VDDに引き上げられ、出力バッファ11の発振出力
信号のデューティが大きくなり、当初の値に戻される。
逆に後段に送られる発振出力信号のデューティが大きく
なると、制御回路14はCMOSインバータ14iの発
振出力の発振中心を電源VSSに引き下げ、出力バッフ
ァ11のデューティを小さくする。このように本例は図
1例に示したものと同様の動作により、同様の作用効果
を示す。
【0025】また、CMOSインバータ1より後段に制
御回路を設けたものは上述の図3に示した例に限らず、
図4に示すような構成でも実現可能である。同図におい
て図1と同一の番号は同一の構成要素を示してある。1
5、16は波形整形用のCMOSインバータである。1
7は出力バッファとしてのCMOSインバータであり、
後段回路(図示せず。)に発振出力信号を送る。これら
CMOSインバータ15〜17の反転電位は全て上述の
VTMに設定されている。18は比較回路であり、上述の
各比較回路と同様に構成される。19は積分回路であ
り、抵抗19r、コンデンサ19cからなり、上述の各
積分回路と同様に構成される。20は制御回路であり、
ここでは、Pチャネル型のMOSトランジスタ20Pと
Nチャネル型のMOSトランジスタ20NとからなるC
MOSインバータにより構成され、MOSトランジスタ
20P、20Nのゲートは共に積分回路19の出力端子
OUT19に接続されており、MOSトランジスタ20
P、20Nのドレインは共にCMOSインバータ16の
入力端子IN16に接続されている。
【0026】本例においても、当初、上述の図1に示し
た例と同様に、比較回路18の一方の端子VREF2に印加
される基準電位に応じて設定されたCMOSインバータ
17の発振出力信号のデューティに変動が生じると、比
較回路18の発振出力を積分している積分回路19の出
力電位に変化が生じる。例えば、後段に送られる発振出
力信号のデューティが当初の値より小さくなり、比較回
路18の発振出力のデューティが小さくなると、積分回
路19の出力電位がVDD/2(2.5v)より低くな
り、制御回路20のMOSトランジスタ20Pのオン抵
抗が低くなり、MOSトランジスタ20Nのオン抵抗は
高くなり、制御回路20はCMOSインバータ15の発
振出力の発振中心を電源VDDに引き上げる。これによ
り、CMOSインバータ16からの発振出力のデューテ
ィが小さくなり、CMOSインバータ17から後段に送
られる発振出力信号のデューティが大きくなる。逆に後
段に送られる発振出力信号のデューティが当初の値より
大きくなると、制御回路20はCMOSインバータ15
の発振出力信号の発振中心を電源VSSに引き下げ、C
MOSインバータ17からの発振出力のデューティを小
さくする。このように本例も図1に示した例と同様の動
作により、同様の作用効果を示す。
【0027】また、上述の各実施例では入出力端子間に
圧電振動子を接続されるCMOSインバータの入力端子
または出力端子以降の後段に制御回路を設けたものを示
したが、本発明はこれらに限るものではなく、例えば、
図5に示すような構成を用いても実現できる。同図にお
いて図1と同一の番号は同一の構成要素を示してある。
21はCMOSインバータであり、入出力端子間に水晶
振動子4および帰還抵抗3を接続してあり、このCMO
Sインバータ21の入力端子IN21と出力端子OUT
21はそれぞれ負荷容量としてのコンデンサ2を介して
電源VDDに接続されている。また、出力端子OUT2
1には出力バッファとしてのCMOSインバータ5が接
続されている。また、22はCMOSインバータであ
り、CMOSインバータ5の出力を受ける比較回路6の
出力を反転して積分回路7に出力する。23N、23P
はそれぞれNチャネル型のMOSトランジスタ、Pチャ
ネル型のMOSトランジスタであり、これらにより制御
回路を構成する。MOSトランジスタ23Nのソースは
電源VSSに接続され、そのドレインはCMOSインバ
ータ21を構成するMOSトランジスタ21Nのソース
に接続されており、MOSトランジスタ23Pのソース
は電源VDDに接続され、そのドレインはCMOSイン
バータ21を構成するMOSトランジスタ21Pのソー
スに接続されている。また、これらMOSトランジスタ
23N、23Pのゲートは共に積分回路7の出力端子O
UT7に接続されており、CMOSインバータ21の反
転電位を制御する。
【0028】以上のように構成される本例は、当初、上
述の図1に示した例と同様に、比較回路6の一方の端子
VREF に印加される基準電位に応じて設定されたCMO
Sインバータ5の発振出力信号のデューティに変動が生
じると、比較回路6の発振出力を積分している積分回路
7の出力電位に変化が生じる。例えば、後段に送られる
発振出力信号のデューティが当初の値より小さくなる
と、比較回路6からの出力のデューティが小さくなり、
その反転出力を受ける積分回路7の出力電位がVDD/
2(2.5v)より高くなり、MOSトランジスタ23
Pのオン抵抗が高くなり、MOSトランジスタ23Nの
オン低くなる。これにより、CMOSインバータ21の
発振出力の発振中心が電源VSSに引き下げられ、CM
OSインバータ5からの発振出力信号のデューティが大
きくなり、逆に後段に送られる発振出力信号のデューテ
ィが大きくなると、CMOSインバータ21の発振出力
信号の発振中心を電源VDDに引き上げ、CMOSイン
バータ5の発振出力信号のデューティを小さくする。こ
のように本例も図1に示した例と同様の動作により、同
様の作用効果を示す。
【0029】また、上記各実施例において、水晶振動子
4を除く構成要素を共通の基板上に集積化することとし
てもよいし、負荷容量としてのコンデンサ2、帰還抵抗
3を外付けするようにしてもよく、様々に変更可能であ
る。
【0030】また、上記各実施例では、圧電振動子とし
て、水晶振動子を用いることとしたがこれに限れるもの
ではなく、例えば、PZT系、PbTiO3 系等のセラ
ミック振動子を用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、デューティ設定を容易
とするとともに、デューティ変動を抑えることができる
発振用集積回路および発振回路を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す電気回路図。
【図2】図1の動作説明のための波形図。
【図3】本発明の第二実施例の構成を示す電気回路図。
【図4】本発明の第三実施例の構成を示す電気回路図。
【図5】本発明の第四実施例の構成を示す電気回路図。
【図6】従来の発振回路の説明のための説明図。
【図7】従来の発振回路の説明のための説明図。
【符号の説明】
1 CMOSインバータ 2 負荷容量 3 帰還抵抗 4 水晶振動子(圧電振動子) OSC 発振部 5 CMOSインバータ(出力バッファ) 6 比較回路 7 積分回路 8 制御回路 11 出力バッファ 12 比較回路 13 積分回路 14 制御回路 17 CMOSインバータ(出力バッファ) 18 比較回路 19 積分回路 20 制御回路 21 CMOSインバータ 23N MOSトランジスタ(制御回路) 23P MOSトランジスタ(制御回路)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力端子間に圧電振動子を接続される
    CMOSインバータと、このCMOSインバータからの
    出力信号に基づいて発振出力信号を出力する出力バッフ
    ァと、この出力バッファからの発振出力信号が基準電位
    を越えたときに出力を生じる比較回路と、この比較回路
    からの出力を積分する積分回路と、この積分回路の出力
    に応じて上記出力バッファからの発振出力信号のデュー
    ティを調整する制御回路とを具備したことを特徴とする
    発振用集積回路。
  2. 【請求項2】 CMOSインバータと、このCMOSイ
    ンバータの入出力端子間に接続された圧電振動子と、上
    記CMOSインバータに並列に接続された帰還抵抗と、
    上記CMOSインバータの入力端子および出力端子のそ
    れぞれに接続される負荷容量とからなる発振部を具備す
    る発振回路において、 上記CMOSインバータからの出力信号に基づいて発振
    出力信号を出力する出力バッファと、この出力バッファ
    からの発振出力信号が基準電位を越えたときに出力を生
    じる比較回路と、この比較回路からの出力を積分する積
    分回路と、この積分回路の出力に応じて上記出力バッフ
    ァからの発振出力信号のデューティを調整する制御回路
    とを具備したことを特徴とする発振回路。
  3. 【請求項3】 入出力端子間に圧電振動子を接続される
    CMOSインバータと、 上記CMOSインバータからの出力信号に基づいて発振
    出力信号を出力する出力バッファと、 上記出力バッファからの発振出力信号が基準電位を越え
    たときに出力を生じる比較回路と、 上記比較回路からの出力を積分する積分回路と、 上記CMOSインバータと上記出力バッファとの間に接
    続され、上記積分回路の出力に応じて上記出力バッファ
    からの発振出力信号のデューティを調整する制御回路と
    を具備したことを特徴とする発振用集積回路。
  4. 【請求項4】 CMOSインバータと、このCMOSイ
    ンバータの入出力端子間に接続された圧電振動子と、上
    記CMOSインバータに並列に接続された帰還抵抗と、
    上記CMOSインバータの入力端子および出力端子のそ
    れぞれに接続される負荷容量とからなる発振部を具備す
    る発振回路において、 上記CMOSインバータからの出力信号に基づいて発振
    出力信号を出力する出力バッファと、 上記出力バッファからの発振出力信号が基準電位を越え
    たときに出力を生じる比較回路と、 上記比較回路からの出力を積分する積分回路と、 上記CMOSインバータと上記出力バッファとの間に接
    続され、上記積分回路の出力に応じて上記出力バッファ
    からの発振出力信号のデューティを調整する制御回路と
    を具備したことを特徴とする発振回路。
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