JPH10242812A - 半導体回路 - Google Patents

半導体回路

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JPH10242812A
JPH10242812A JP9042627A JP4262797A JPH10242812A JP H10242812 A JPH10242812 A JP H10242812A JP 9042627 A JP9042627 A JP 9042627A JP 4262797 A JP4262797 A JP 4262797A JP H10242812 A JPH10242812 A JP H10242812A
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藤 栄 俊 斉
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美 滋 渥
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沢 明 梅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡散層の濃度等の影響を受けないようにイン
ピーダンスを設定できる半導体回路を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体回路は、電源電圧VDDと
接地間に直列接続されたItypeのNMOSトランジスタ
N15,N16を備える。NMOSトランジスタN15のゲー
ト端子は電源電圧VDDよりも低電圧の基準電圧VREFに
設定され、NMOSトランジスタN16のゲート端子は電
源電圧VDDに設定される。NMOSトランジスタN16の
ドレイン電圧VDはほぼ基準電圧VREFに一致し、NMO
SトランジスタN16は線形領域で動作する。したがっ
て、NMOSトランジスタN16をインピーダンス素子と
して利用でき、別個に抵抗素子を設ける必要がなくな
り、拡散層の濃度や電源電圧による影響を受けなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上に形
成される半導体回路に関し、例えば、複数のインバータ
を直列に接続して構成した発振回路などを対象とする。
【0002】
【従来の技術】入力信号を反転して出力するインバータ
を複数直列に接続すると発振回路を構成できることが従
来から知られており、インバータをMOSトランジスタ
で構成することにより発振回路全体を半導体基板上に形
成することが可能となる。
【0003】図11はこの種の発振回路の一例を示す回
路図である。図11の発振回路は、一点鎖線で図示した
インバータINV11〜INV16を6段直列接続して、最
終段のインバータINV16の出力をNANDゲートG1
を介して初段のインバータINV11に帰還させる構成に
なっている。
【0004】図11のPMOSトランジスタP1〜P8と
NMOSトランジスタN1〜N8は、インバータINV11
〜INV16に流れる電流を制限するリミッタとして作用
する。PMOSトランジスタP1には直列に抵抗素子R1
が接続され、抵抗素子R1を流れる電流IはPMOSト
ランジスタP1で検出される。また、PMOSトランジ
スタP1〜P8のゲート端子は互いに接続されており、こ
れらトランジスタP1〜P8のゲート電圧はすべて等しい
ため、PMOSトランジスタP2〜P8を流れる電流も、
抵抗素子R1を流れる電流Iでリミットされる。
【0005】また、PMOSトランジスタP2にはNM
OSトランジスタN2が直列に接続され、NMOSトラ
ンジスタN2〜N8のゲート端子は互いに接続されている
ため、NMOSトランジスタN3〜N8を流れる電流も同
様に、抵抗R1を流れる電流Iでリミットされる。
【0006】さらに、インバータINV11〜INV16を
構成するPMOSトランジスタP9〜P14のサイズをP
MOSトランジスタP3〜P8よりも大きくし、かつ、N
MOSトランジスタN9〜N14のサイズをNMOSトラ
ンジスタN3〜N8よりも大きくすることで、図示のノー
ドn1〜n6を流れる電流量も、抵抗R1を流れる電流
Iでリミットされる。
【0007】ノードn1〜n6にはそれぞれ、PMOS
トランジスタ構成のコンデンサPC1〜PC6と、NMO
Sトランジスタ構成のコンデンサNC1〜NC6とが1つ
ずつ接続されており、これらコンデンサは、ノードn1
〜n6の電圧レベルに応じて充放電を繰り返す。
【0008】ここで、ノードn1〜n6の電荷量は、各
ノードn1〜n6の容量Cと電源電圧VDDで定まり、図
示の発振回路のインバータ一段当たりの遅延時間Tは、
(1)式で表される。
【0009】T=C×VDD/I …(1) また、抵抗素子R1を流れる電流Iは、電源電圧VDDと
抵抗素子R1の抵抗値Rによって定まり、(2)式で表
される。
【0010】I=VDD/R …(2) したがって、インバータ一段当たりの遅延時間Tは、
(3)式のようになる。 T=C×R …(3) (3)式からわかるように、遅延時間Tは、電源電圧V
DDには依存せず、抵抗R1の抵抗値Rとノードn1〜n
6の容量Cによって定まる。
【0011】図12は図11の発振回路の等価回路であ
り、PMOSトランジスタP2〜P8を抵抗R13〜R18に
置き換え、NMOSトランジスタN3〜N8を抵抗R23〜
R28に置き換えるとともに、図11のノードn1〜n6
に接続されるコンデンサPC1〜PC6およびNC1〜N
C6を、それぞれコンデンサC11〜C16に置き換えて簡
略化している。
【0012】図12の等価回路に示すように、発振周波
数はコンデンサC11〜C16の容量を変えることで調整す
ることができる。また、図12の等価回路では省略して
いる図11の抵抗素子R1の抵抗値を変えることで、図
12の等価回路の抵抗R13〜R18およびR23〜R28を流
れる電流が変化し、これによっても、発振周波数を変え
ることができる。
【0013】このように、図11に示す従来の発振回路
は、電源電圧の変動の影響を受けることなく発振周波数
を設定できるという特徴を有し、また、MOSトランジ
スタの組み合わせにより発振回路を構成できることか
ら、半導体基板上に直接形成できるという特徴も有す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図11の発振回路を半
導体基板上に形成する場合には、図示の抵抗素子R1を
拡散抵抗で形成するのが一般的であるが、半導体基板上
に形成されるMOSトランジスタの耐圧改善などを行う
と、それに応じて拡散層の濃度が変わるおそれがあり、
拡散層の濃度が変わると抵抗素子の抵抗値が変化するこ
とから、回路の変更が必要となる。
【0015】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、拡散層の濃度等の影響を受けない
ようにインピーダンスを設定できる半導体回路を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、第1の電圧端子と、それよ
りも低電圧の第2の電圧端子との間に直列に接続された
第1および第2のNMOSトランジスタを備え、前記第
1のNMOSトランジスタのドレイン端子を前記第1の
電圧に設定し、そのゲート端子を前記第1の電圧より低
く前記第2の電圧より高い所定の基準電圧に設定するこ
とにより、前記第2のNMOSトランジスタのドレイン
端子が前記第1の電圧の影響を受けないようにし、前記
第2のNMOSトランジスタが、そのゲート電圧とドレ
イン電流とが線形的に変化する線形領域で動作するよう
に、前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子に所
定の電圧を印加して前記第2のNMOSトランジスタを
インピーダンス素子として機能させる。
【0017】請求項2の発明は、第1の電圧端子と、そ
れよりも低電圧の第2の電圧端子との間に直列に接続さ
れた第1および第2のNMOSトランジスタと、前記第
1の電圧より低く前記第2の電圧より高い所定の基準電
圧に基づいて、出力レベルが変動しないように帰還制御
を行う差動増幅器とを備え、前記第1のNMOSトラン
ジスタのドレイン端子を前記第1の電圧に設定し、その
ゲート端子を前記差動増幅器の出力に基づいて前記第1
の電圧より低く前記基準電圧より高い電圧に設定するこ
とにより、前記第2のNMOSトランジスタのドレイン
端子が前記第1の電圧の影響を受けないようにし、前記
第2のNMOSトランジスタが、そのゲート電圧とドレ
イン電流とが線形的に変化する線形領域で動作するよう
に、前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子に所
定の電圧を印加して前記第2のNMOSトランジスタを
インピーダンス素子として機能させる。
【0018】請求項3の発明は、前記第1のNMOSト
ランジスタと同一構造の第3のNMOSトランジスタを
備え、前記第2のNMOSトランジスタのドレイン電圧
が前記第1のNMOSトランジスタのスレッショルド電
圧の影響を受けないように、前記差動増幅器の出力端子
と前記第1のNMOSトランジスタのゲート端子との間
に前記第3のNMOSトランジスタを接続する。
【0019】請求項4の発明は、第1の電圧端子と、そ
れよりも低電圧の第2の電圧端子との間に直列に接続さ
れた第1および第2のNMOSトランジスタと、前記第
1の電圧より低く前記第2の電圧より高い所定の基準電
圧に基づいて、出力レベルが変動しないように帰還制御
を行う差動増幅器とを備え、前記第1のNMOSトラン
ジスタのドレイン端子を前記第1の電圧に設定し、その
ゲート端子を前記差動増幅器の出力に基づいて前記基準
電圧より低く前記第2の電圧より高い電圧に設定するこ
とにより、前記第2のNMOSトランジスタのドレイン
端子が前記第1の電圧の影響を受けないようにし、前記
第2のNMOSトランジスタが、そのゲート電圧とドレ
イン電流とが線形的に変化する線形領域で動作するよう
に、前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子に所
定の電圧を印加して前記第2のNMOSトランジスタを
インピーダンス素子として機能させる。
【0020】請求項5の発明は、第1の電圧端子と、そ
れよりも低電圧の第2の電圧端子との間に直列に接続さ
れた第1および第2のNMOSトランジスタと、前記第
1の電圧より低く前記第2の電圧より高い所定の基準電
圧に基づいて、出力レベルが変動しないように帰還制御
を行う差動増幅器と、前記差動増幅器の出力に応じて変
化する電圧を抵抗分圧して、前記第1の電圧より高電圧
の第3の電圧以下で前記第2の電圧以上の異なる複数の
電圧を出力する抵抗分圧回路と、外部からの制御信号に
基づいて、前記抵抗分圧回路から出力された電圧のいず
れか一つを選択する電圧選択回路とを備え、前記第1の
NMOSトランジスタのドレイン端子を前記第1の電圧
に設定し、ゲート端子を前記電圧選択回路で選択された
電圧に設定することにより、前記第2のNMOSトラン
ジスタのドレイン端子が前記第1の電圧の影響を受けな
いようにし、前記第2のNMOSトランジスタが、その
ゲート電圧とドレイン電流とが線形的に変化する線形領
域で動作するように、前記第2のNMOSトランジスタ
のゲート端子に所定の電圧を印加して前記第2のNMO
Sトランジスタをインピーダンス素子として機能させ
る。
【0021】請求項6の発明は、前記所定の電圧を前記
第1の電圧より高電圧の第3の電圧にする。
【0022】請求項7の発明は、前記所定の電圧を、前
記第1の電圧より高電圧の第3の電圧以下より低く、前
記第2の電圧より高い電圧にする。
【0023】請求項8の発明は、抵抗分圧により、前記
第1の電圧より高電圧の第3の電圧以下で前記第2の電
圧以上の異なる複数の電圧を出力する抵抗分圧回路と、
外部からの制御信号に基づいて、前記抵抗分圧回路から
出力された電圧のいずれか一つを前記所定の電圧として
選択する電圧選択回路とを備える。
【0024】請求項9の発明の前記第1のNMOSトラ
ンジスタは、スレッショルド電圧が略0ボルトのItype
のNMOSトランジスタである。
【0025】請求項10の発明の前記第1のNMOSト
ランジスタは、スレッショルド電圧が正の値のエンハン
スメント型のNMOSトランジスタである。
【0026】請求項11の発明は、一端が第1の電圧に
設定され、他端が前記第1の電圧よりも低電圧の第2の
電圧に設定されるインピーダンス素子を備えた半導体回
路において、前記第1および第2の電圧端子間に直列接
続された複数の抵抗素子と、これら抵抗素子間の接続箇
所の電圧のうちいずれか一つの電圧を外部からの制御信
号によって選択するスイッチとを備え、前記スイッチの
一端と前記第2の電圧端子との間のインピーダンスを前
記インピーダンス素子として利用する。
【0027】請求項12の発明は、直列接続された複数
のインバータと、電源電圧または接地端子と前記各イン
バータの出力との間に接続されたコンデンサと、前記イ
ンバータの電源端子から接地端子に流れる電流を制限す
る抵抗とを備え、前記抵抗の抵抗値と前記コンデンサの
容量との積に応じた発振周波数で発振する半導体回路で
あって、前記インピーダンス素子を前記抵抗として利用
する。
【0028】請求項1の発明を例えば図1に対応づけて
説明すると、第1のNMOSトランジスタはNMOSト
ランジスタN15に、第2のNMOSトランジスタはNM
OSトランジスタN16に、第1の電圧端子はNMOSト
ランジスタN15のドレイン端子すなわち電源電圧より若
干低い電圧端子に、第2の電圧端子は接地端子に、それ
ぞれ対応する。
【0029】請求項2の発明を例えば図5に対応づけて
説明すると、第1のNMOSトランジスタはNMOSト
ランジスタN15に、第2のNMOSトランジスタはNM
OSトランジスタN16に、差動増幅器はオペアンプOP
1に、第1の電圧端子はNMOSトランジスタN15のド
レイン端子電圧すなわち電源電圧より若干低い電圧端子
に、第2の電圧端子は接地端子に、それぞれ対応する。
【0030】請求項3の発明を例えば図7に対応づけて
説明すると、第3のNMOSトランジスタはNMOSト
ランジスタN18に対応する。
【0031】請求項4の発明を例えば図8に対応づけて
説明すると、第1のNMOSトランジスタはNMOSト
ランジスタN15に、第2のNMOSトランジスタはNM
OSトランジスタN16に、差動増幅器はオペアンプOP
1に、第1の電圧端子はNMOSトランジスタN15のド
レイン端子すなわち電源電圧より若干低い電圧端子に、
第2の電圧端子は接地端子に、それぞれ対応する。
【0032】請求項5の発明を例えば図9に対応づけて
説明すると、第1のNMOSトランジスタはNMOSト
ランジスタN15に、第2のNMOSトランジスタはNM
OSトランジスタN16に、差動増幅器はオペアンプOP
1に、抵抗分圧回路は抵抗分圧回路81に、電圧選択回
路は電圧選択回路82に、第1の電圧端子はNMOSト
ランジスタN15のドレイン端子すなわち電源電圧より若
干低い電圧端子に、第2の電圧端子は接地端子に、それ
ぞれ対応する。
【0033】請求項6は例えば図1のように、NMOS
トランジスタN16のゲート電圧を電源電圧VDDに設定す
る。第3の電圧は電源電圧に対応する。
【0034】請求項7は例えば図2のように、NMOS
トランジスタN16のゲート電圧を電源電圧未満の正の電
圧に設定する。第3の電圧は電源電圧に対応する。
【0035】請求項8の発明を例えば図3に対応づけて
説明すると、抵抗分圧回路は抵抗分圧回路31に、電圧
選択回路は電圧選択回路32に、それぞれ対応する。
【0036】請求項9は例えば図1のように、NMOS
トランジスタN16として、Itypeのものを用いる。
【0037】請求項10は例えば図4のように、NMO
SトランジスタN16として、Etypeのものを用いる。
【0038】請求項11の発明を例えば図10に対応づ
けて説明すると、複数の抵抗素子は抵抗素子R1,R2,
R3に対応し、スイッチはトランスファーゲートT1,T
2,T3に、それぞれ対応する。
【0039】請求項12の発明を例えば図11に対応づ
けて説明すると、インバータはインバータINV11〜I
NV16に、コンデンサはコンデンサPC1〜PC6,NC
1〜NC6に、それぞれ対応する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した半導体回
路について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0041】〔第1の実施形態〕第1の実施形態に係る
半導体回路は、図11に示した発振回路と基本的な構成
は同じであり、図11の抵抗素子R1を2個のNMOS
トランジスタN15,N16に置き換えたことを特徴とす
る。
【0042】図1は第1の実施形態の発振回路の構成を
示す回路図であり、図11に示した従来の発振回路と異
なる構成部分を示している。図1の一点鎖線部1は、図
11の抵抗素子R1に置き換わるインピーダンス素子で
あり、その他の構成は図11と同じである。
【0043】図1の一点鎖線部1内には、スレッショル
ド電圧Vthが略0ボルト(いわゆるItype)のNMOS
トランジスタN15,N16が設けられており、NMOSト
ランジスタN15のドレイン端子はPMOSトランジスタ
P1のソース端子に、NMOSトランジスタN15のソー
ス端子はNMOSトランジスタN16のドレイン端子にそ
れぞれ接続され、NMOSトランジスタN16のソース端
子は接地されている。また、NMOSトランジスタN16
のゲート端子には電源電圧VDDが印加され、NMOSト
ランジスタN16のゲート端子には電源電圧VDDよりも低
電圧の基準電圧VREFが印加される。
【0044】図1に示すENABLE信号がハイレベルのとき
に図示の発振回路は発振動作を行い、PMOSトランジ
スタP1のソース端子電圧はほぼ電源電圧VDDに等しく
なる。
【0045】また、NMOSトランジスタN16のドレイ
ン電圧VDは、(4)式で表される。
【0046】VD=VREF−Vth …(4) NMOSトランジスタN16はItypeであるため、スレッ
ショルド電圧Vthはほぼ0ボルトであり、(4)式に示
すドレイン電圧VDは基準電圧VREFとほぼ等しくなる。
すなわち、NMOSトランジスタN16のドレイン電圧V
Dは、電源電圧VDDに影響されない一定値となる。
【0047】また、NMOSトランジスタN16のゲート
端子に電源電圧VDDを入力するため、ゲート端子がドレ
イン端子よりも高電位になり、NMOSトランジスタN
16は線形領域(3極間領域)で動作する。したがって、
NMOSトランジスタN16のドレイン電流とゲート電圧
は線形的に変化し、ゲート電圧をドレイン電流で割った
値がNMOSトランジスタN16のドレイン−ソース間の
インピーダンスになる。
【0048】このように、第1の実施形態は、NMOS
トランジスタN16を線形領域で動作させるため、NMO
SトランジスタN16自体がインピーダンス素子として作
用する。したがって、別個に抵抗素子を設ける必要がな
くなり、拡散層の濃度によるインピーダンス(抵抗分)
の変動も生じなくなる。また、第1の実施形態は、NM
OSトランジスタN15のゲート端子に基準電圧VREFを
印加することで、NMOSトランジスタN16のドレイン
端子電圧VDが電源電圧VDDの影響を受けないようにし
たため、電源電圧VDDが変動してもインピーダンスが変
化しなくなる。したがって、図11に示した発振回路の
インバータ一段当たりの遅延時間を正確に設定できるよ
うになる。
【0049】〔第2の実施形態〕図2は第2の実施形態
の発振回路の構成を示す回路図である。第2の実施形態
の発振回路は、図1のNMOSトランジスタN16のゲー
ト端子に抵抗分圧回路21を接続したことを特徴とす
る。抵抗分圧回路21は、2つの抵抗R2,R3を直列接
続し、抵抗R2の一端に電源電圧VDDを、抵抗R3の一端
にNMOSトランジスタN17のドレイン端子を接続した
ものである。NMOSトランジスタN17のソース端子は
接地され、ゲート端子にはENABLE信号が入力される。
【0050】発振回路の動作時にはENABLE信号がハイレ
ベルになり、NMOSトランジスタN17がオンして抵抗
R3の一端は接地レベルになる。したがって、NMOS
トランジスタN16のゲート端子には、電源電圧VDDを抵
抗R2とR3で分圧した電圧Vgが入力される。この分圧
電圧Vgは(5)式で表される。
【0051】Vg=K・VDD …(5) (ただ
し、K=R3/(R2+R3)) なお、NMOSトランジスタN16を線形領域で動作させ
るためには、分圧電圧Vgを基準電圧VREFよりも高電圧
にする必要があり、Vg>VREFとなるように抵抗R2と
R3の抵抗比が設定される。
【0052】このように、第2の実施形態の発振回路
は、NMOSトランジスタN16のゲート端子電圧を第1
の実施形態よりも低くするため、図1の一点鎖線部2内
のインピーダンスが第1の実施形態よりも大きくなり、
発振回路を構成するインバータ一段当たりの遅延時間を
長く設定できる。
【0053】〔第3の実施形態〕第3の実施形態は、図
1,2に示したNMOSトランジスタN16のゲート端子
電圧を外部からの制御信号によって切り換えるものであ
る。
【0054】図3は第3の実施形態の発振回路の構成を
示す回路図である。第3の実施形態の発振回路は、3種
類の異なる電圧V1,V2,V3を出力する抵抗分圧回路
31と、抵抗分圧回路31から出力された3電圧V1,
V2,V3のいずれか一つを選択する電圧選択回路32と
を備えており、電圧選択回路32の出力がNMOSトラ
ンジスタN16のゲート端子に入力される。
【0055】抵抗分圧回路31は、直列接続された3つ
の抵抗R2,R3,R4を備えており、電源電圧VDDと抵
抗R2との接続点の電圧V1と、抵抗R2とR3との接続点
の電圧V2と、抵抗R3と抵抗R4との接続点の電圧V3と
を出力する。
【0056】電圧選択回路32は、外部からの制御信号
CTL1〜CTL3によりオン、オフする3つのトランス
ファーゲートT1,T2,T3を備えており、制御信号C
TL1〜CTL3の論理によってNMOSトランジスタN
16のゲート端子電圧が変化する。
【0057】なお、制御信号CTL1〜CTL3は、不図
示の制御回路から出力され、必要に応じて任意に信号の
状態が切り換えられる。あるいは、ディップスイッチな
どの機械的なスイッチによって制御信号CTL1〜CT
L3を切り換えてもよい。なお、トランスファーゲート
T1,T2,T3は、同時に複数がオンしないように制御
信号CTL1〜CTL3により切換制御される。
【0058】このように、第3の実施形態の発振回路
は、外部からの制御信号CTL1〜CTL3によってNM
OSトランジスタのゲート端子電圧を変更するため、図
11に示したインバータ一段当たりの遅延時間を必要に
応じてプログラマブルに切り換えることができ、発振周
波数を自動調整できるようになる。
【0059】〔第4の実施形態〕第4の実施形態は、I
typeのNMOSトランジスタの代わりに、エンハンスメ
ント型(以下、Etypeと呼ぶ)のNMOSトランジスタ
を用いて発振回路を構成するものである。
【0060】図4は第4の実施形態の発振回路の構成を
示す回路図である。第4の実施形態の発振回路は、図1
に示したItypeのNMOSトランジスタN15をEtypeのN
MOSトランジスタN15に変える以外は図1と同じ構成
を有する。
【0061】図4のNMOSトランジスタN15のドレイ
ン電圧VDは(6)式で表される。
【0062】VD=VREF−Vth …(6) EtypeのNMOSトランジスタN15のスレッショルド電
圧Vthは、0ボルトよりも大きい正の値であるため、第
1の実施形態よりもドレイン電圧VDが低くなり、NM
OSトランジスタN16のゲート端子に入力される電圧値
を低くしても、NMOSトランジスタN16は線形領域で
動作するようになる。すなわち、EtypeのNMOSトラ
ンジスタN16を用いることで、電源電圧VDDの選択範囲
が広がり、低消費電力での動作が可能となる。
【0063】〔第5の実施形態〕第5の実施形態は、図
1に示したNMOSトランジスタN15のゲート端子電圧
をオペアンプOP1を用いて制御するものである。
【0064】図5は第5の実施形態の発振回路の構成を
示す回路図である。第5の実施形態の発振回路は、オペ
アンプOP1と、オペアンプOP1の出力がゲート端子に
入力されるPMOSトランジスタP15と、NMOSトラ
ンジスタN19と、直列接続された抵抗R5,R6とを備
えている。PMOSトランジスタP15のドレイン端子は
電源電圧VDDに設定され、ソース端子にはNMOSトラ
ンジスタN15のベース端子が接続される。また、オペア
ンプOP1の(-)入力端子には基準電圧VREFが入力さ
れ、(+)入力端子には抵抗R5,R6との接続点の電圧VG
が入力される。
【0065】図6は図5で用いるオペアンプOP1の詳
細構成を示す回路図である。図6のPLUS端子が図5の
(+)入力端子に対応し、MINUS端子が図5の(-)入力端子
に対応する。DISABLE端子がハイレベルのときは、出力
段のNMOSトランジスタN101がオンして出力はロー
レベル固定になる。また、DISABLE端子がローレベル
で、PLUS端子がMINUS端子よりも高電位のときは、PM
OSトランジスタP101がオンして出力はハイレベルに
なる。一方、PLUS端子がMINUS端子よりも低電位のとき
は出力はローレベルになる。
【0066】図5に示すオペアンプOP1は、基準電圧
VREFと分圧電圧VGが一致するような制御を行うため、
オペアンプOP1の出力は一定レベルに維持される。ま
た、NMOSトランジスタN16のゲート端子電圧VOUT
は、電源電圧VDDより低く基準電圧VREFより高くな
り、また電源電圧VDDの影響を受けないため、NMOS
トランジスタN15のドレイン電圧VDも電源電圧VDDの
影響を受けなくなる。したがって、ドレイン電圧VDの
選択範囲を広げることができる。なお、図5のNMOS
トランジスタN19は、ENABLE信号がローレベルのときに
抵抗R5,R6に電流が流れないようにするためのもので
ある。
【0067】〔第6の実施形態〕第6の実施形態は、第
5の実施形態にNMOSトランジスタを1個追加して、
NMOSトランジスタN15のスレッショルド電圧の影響
を相殺するものである。図7は第6の実施形態の発振回
路の構成を示す回路図である。第6の実施形態の発振回
路は、図6のPMOSトランジスタP15のソース端子と
抵抗R5との間に、NMOSトランジスタN15と同じ構
造のNMOSトランジスタN18を接続したものである。
【0068】NMOSトランジスタN18のソース端子
と抵抗R5との接続点の電圧をVout、NMOSトランジ
スタN15のゲート端子電圧をVout1とすると、(7)式
の関係が成り立つ。
【0069】Vout1=Vout+Vth …(7) また、NMOSトランジスタのドレイン電圧VDは、
(8)式で表される。
【0070】 VD=Vout1−Vth=(Vout+Vth)−Vth=Vout …(8) (8)式に示すように、ドレイン電圧VDは、スレッシ
ョルド電圧Vthの影響を受けないため、半導体プロセス
のばらつきや温度特性などを考慮に入れる必要がなくな
る。
【0071】なお、NMOSトランジスタN15とN18は
同一構造であればよいため、ItypeとEtypeのどちらを用
いて構成してもよい。
【0072】〔第7の実施形態〕第7の実施形態は、第
5の実施形態の変形例であり、NMOSトランジスタの
ゲート端子に印加する電圧を、基準電圧VREFよりも低
くしたものである。
【0073】図8は第7の実施形態の発振回路の構成を
示す回路図である。オペアンプOP1の(+)入力端子には
PMOSトランジスタP15のソース端子電圧VGが入力
され、NMOSトランジスタN15のゲート端子には抵抗
R5とR6の接続点の電圧が入力される。図5に示す第5
の実施形態と比べて、NMOSトランジスタN15のゲー
ト端子電圧が低くなるため、NMOSトランジスタN16
のドレイン端子電圧VDが第5の実施形態よりも低くな
り、NMOSトランジスタN16のゲート端子電圧である
電源電圧VDDをより低く設定できる。すなわち、電源電
圧VDDの選択範囲を広げることができる。
【0074】〔第8の実施形態〕第8の実施形態は、第
7の実施形態の変形例であり、NMOSトランジスタN
15のゲート端子に印加する電圧を、外部からの制御信号
によって切換制御できるようにしたものである。
【0075】図9は第8の実施形態の発振回路の構成を
示す回路図である。第8の実施形態の発振回路は、3種
類の異なる電圧VG1,VG2,VG3を出力する抵抗分圧回
路81と、抵抗分圧回路81から出力された3電圧VG
1,VG2,VG3のいずれか一つを選択する電圧選択回路
82とを備えており、電圧選択回路82の出力がNMO
SトランジスタN15のゲート端子に入力される。
【0076】図9の回路では、NMOSトランジスタN
15のゲート端子電圧をプログラマブルに可変できるた
め、図11に示した発振回路のインバータ一段当たりの
遅延時間を自動的に変更できる。
【0077】〔第9の実施形態〕上述した第1〜第8の
実施形態では、抵抗素子をNMOSトランジスタN15,
N16に置き換える例を説明したが、従来と同様の抵抗素
子を用いて抵抗値をプログラマブルに可変できるように
してもよい。
【0078】図10は第9の実施形態の発振回路の構成
を示す回路図である。第9の実施形態の発振回路は、直
列接続された3つの抵抗素子R2,R3,R4と、各抵抗
の端部に接続されたトランスファーゲートT1,T2,T
3とを備える。これらトランスファーゲートT1,T2,
T3は、外部からの制御信号CTL1〜CTL3によって
切換制御され、各トランスファーゲートT1,T2,T3
の他端はいずれもPMOSトランジスタP1のソース端
子に接続されている。
【0079】制御信号CTL1〜CTL3を切り換えるこ
とにより、PMOSトランジスタP1のソース端子電圧
を3通りに変更できるため、仮に拡散層の濃度のばらつ
き等によって各抵抗素子の抵抗値が変動しても、制御信
号CTL1〜CTL3の切り換えにより、最適な抵抗値を
選択することができる。
【0080】なお、以上に説明した第1〜第8の実施形
態は、任意に組み合わせて実施することができる。例え
ば、第1〜第4の実施形態のそれぞれを、第5〜第9の
実施形態に適用することができる。すなわち、第1〜第
4の実施形態のいずれかを利用してNMOSトランジス
タN16のゲート電圧を設定し、第5〜第9の実施形態の
いずれかを利用してNMOSトランジスタN15のゲート
電圧を設定してもよい。
【0081】また、上述した第1〜第9の実施形態で
は、図11の発振回路内の抵抗素子R1を置き換える例
について説明したが、第1〜第9の実施形態の半導体回
路は発振回路以外にも適用可能である。すなわち、第1
〜第9の実施形態の半導体回路を各種の回路の抵抗とし
て利用できる。
【0082】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第1および第2のNMOSトランジスタを直列接
続して、第2のNMOSトランジスタを線形領域で動作
させるため、第2のNMOSトランジスタは擬似的に抵
抗素子と同じ働きを行い、別個に抵抗素子を設ける必要
がなくなる。したがって、抵抗素子に特有の問題である
拡散層の濃度の影響を受けることがなく、電気的特性を
安定化できる。また、第1のNMOSトランジスタを設
けて、第2のNMOSトランジスタのドレイン電圧が第
1の電圧の影響を受けないようにしたため、第2のNM
OSトランジスタをインピーダンス素子として利用して
も電源電圧の変動の影響を受けなくなる。また、外部か
らの制御信号によって、第1のNMOSトランジスタか
第2のNMOSトランジスタのゲート電圧を切換制御す
れば、インピーダンスをプログラマブルに設定変更で
き、インピーダンスの自動調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図2】第2の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図3】第3の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図4】第4の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図5】第5の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図6】図5で用いるオペアンプの詳細構成を示す回路
図。
【図7】第6の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図8】第7の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図9】第8の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図10】第9の実施形態の発振回路の構成を示す回路
図。
【図11】この種の発振回路の一例を示す回路図。
【図12】図11の発振回路の等価回路図。
【符号の説明】
1〜9 インピーダンス部 N15,N16 NMOSトランジスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電圧端子と、それよりも低電圧の第
    2の電圧端子との間に直列に接続された第1および第2
    のNMOSトランジスタを備え、 前記第1のNMOSトランジスタのドレイン端子を前記
    第1の電圧に設定し、そのゲート端子を前記第1の電圧
    より低く前記第2の電圧より高い所定の基準電圧に設定
    することにより、前記第2のNMOSトランジスタのド
    レイン端子が前記第1の電圧の影響を受けないように
    し、 前記第2のNMOSトランジスタが、そのゲート電圧と
    ドレイン電流とが線形的に変化する線形領域で動作する
    ように、前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子
    に所定の電圧を印加して前記第2のNMOSトランジス
    タをインピーダンス素子として機能させることを特徴と
    する半導体回路。
  2. 【請求項2】第1の電圧端子と、それよりも低電圧の第
    2の電圧端子との間に直列に接続された第1および第2
    のNMOSトランジスタと、 前記第1の電圧より低く前記第2の電圧より高い所定の
    基準電圧に基づいて、出力レベルが変動しないように帰
    還制御を行う差動増幅器とを備え、 前記第1のNMOSトランジスタのドレイン端子を前記
    第1の電圧に設定し、そのゲート端子を前記差動増幅器
    の出力に基づいて前記第1の電圧より低く前記基準電圧
    より高い電圧に設定することにより、前記第2のNMO
    Sトランジスタのドレイン端子が前記第1の電圧の影響
    を受けないようにし、 前記第2のNMOSトランジスタが、そのゲート電圧と
    ドレイン電流とが線形的に変化する線形領域で動作する
    ように、前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子
    に所定の電圧を印加して前記第2のNMOSトランジス
    タをインピーダンス素子として機能させることを特徴と
    する半導体回路。
  3. 【請求項3】前記第1のNMOSトランジスタと同一構
    造の第3のNMOSトランジスタを備え、 前記第2のNMOSトランジスタのドレイン電圧が前記
    第1のNMOSトランジスタのスレッショルド電圧の影
    響を受けないように、前記差動増幅器の出力端子と前記
    第1のNMOSトランジスタのゲート端子との間に前記
    第3のNMOSトランジスタを接続したことを特徴とす
    る請求項2記載の半導体回路。
  4. 【請求項4】第1の電圧端子と、それよりも低電圧の第
    2の電圧端子との間に直列に接続された第1および第2
    のNMOSトランジスタと、 前記第1の電圧より低く前記第2の電圧より高い所定の
    基準電圧に基づいて、出力レベルが変動しないように帰
    還制御を行う差動増幅器とを備え、 前記第1のNMOSトランジスタのドレイン端子を前記
    第1の電圧に設定し、そのゲート端子を前記差動増幅器
    の出力に基づいて前記基準電圧より低く前記第2の電圧
    より高い電圧に設定することにより、前記第2のNMO
    Sトランジスタのドレイン端子が前記第1の電圧の影響
    を受けないようにし、 前記第2のNMOSトランジスタが、そのゲート電圧と
    ドレイン電流とが線形的に変化する線形領域で動作する
    ように、前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子
    に所定の電圧を印加して前記第2のNMOSトランジス
    タをインピーダンス素子として機能させることを特徴と
    する半導体回路。
  5. 【請求項5】第1の電圧端子と、それよりも低電圧の第
    2の電圧端子との間に直列に接続された第1および第2
    のNMOSトランジスタと、 前記第1の電圧より低く前記第2の電圧より高い所定の
    基準電圧に基づいて、出力レベルが変動しないように帰
    還制御を行う差動増幅器と、 前記差動増幅器の出力に応じて変化する電圧を抵抗分圧
    して、前記第1の電圧より高電圧の第3の電圧以下で前
    記第2の電圧以上の異なる複数の電圧を出力する抵抗分
    圧回路と、 外部からの制御信号に基づいて、前記抵抗分圧回路から
    出力された電圧のいずれか一つを選択する電圧選択回路
    とを備え、 前記第1のNMOSトランジスタのドレイン端子を前記
    第1の電圧に設定し、ゲート端子を前記電圧選択回路で
    選択された電圧に設定することにより、前記第2のNM
    OSトランジスタのドレイン端子が前記第1の電圧の影
    響を受けないようにし、 前記第2のNMOSトランジスタが、そのゲート電圧と
    ドレイン電流とが線形的に変化する線形領域で動作する
    ように、前記第2のNMOSトランジスタのゲート端子
    に所定の電圧を印加して前記第2のNMOSトランジス
    タをインピーダンス素子として機能させることを特徴と
    する半導体回路。
  6. 【請求項6】前記所定の電圧は、前記第1の電圧より高
    電圧の第3の電圧であることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の半導体回路。
  7. 【請求項7】前記所定の電圧は、前記第1の電圧より高
    電圧の第3の電圧以下で前記第2の電圧以上の電圧であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半
    導体回路。
  8. 【請求項8】抵抗分圧により、前記第1の電圧より高電
    圧の第3の電圧以下で前記第2の電圧以上の異なる複数
    の電圧を出力する抵抗分圧回路と、 外部からの制御信号に基づいて、前記抵抗分圧回路から
    出力された電圧のいずれか一つを前記所定の電圧として
    選択する電圧選択回路とを備えたことを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載の半導体回路。
  9. 【請求項9】前記第1のNMOSトランジスタは、スレ
    ッショルド電圧が略0ボルトのItypeのNMOSトラン
    ジスタであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    に記載の半導体回路。
  10. 【請求項10】前記第1のNMOSトランジスタは、ス
    レッショルド電圧が正の値のエンハンスメント型のNM
    OSトランジスタであることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載の半導体回路。
  11. 【請求項11】一端が第1の電圧に設定され、他端が前
    記第1の電圧よりも低電圧の第2の電圧に設定されるイ
    ンピーダンス素子を備えた半導体回路において、 前記第1および第2の電圧端子間に直列接続された複数
    の抵抗素子と、 これら抵抗素子間の接続箇所の電圧のうちいずれか一つ
    の電圧を外部からの制御信号によって選択するスイッチ
    とを備え、 前記スイッチの一端と前記第2の電圧端子との間のイン
    ピーダンスを前記インピーダンス素子として利用するこ
    とを特徴とする半導体回路。
  12. 【請求項12】直列接続された複数のインバータと、 電源電圧または接地端子と前記各インバータの出力との
    間に接続されたコンデンサと、 前記インバータの電源端子から接地端子に流れる電流を
    制限する抵抗とを備え、 前記抵抗の抵抗値と前記コンデンサの容量との積に応じ
    た発振周波数で発振する半導体回路であって、 前記インピーダンス素子を前記抵抗として利用すること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の半導体
    回路。
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