JPH07221049A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07221049A
JPH07221049A JP2596994A JP2596994A JPH07221049A JP H07221049 A JPH07221049 A JP H07221049A JP 2596994 A JP2596994 A JP 2596994A JP 2596994 A JP2596994 A JP 2596994A JP H07221049 A JPH07221049 A JP H07221049A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
moat
glass
manufacturing
semiconductor device
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Application number
JP2596994A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Inoue
博之 井上
Takao Senda
孝雄 仙田
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Nihon Inter Electronics Corp
Original Assignee
Nihon Inter Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッシベートの信頼性の向上と高耐圧化を図
り得る半導体装置の製造方法を提供すること。 【構成】 一定の幅内に隣接するメサ溝16a,16b
間の凸状の中間部17がN型半導体基板1の表面よりも
低くなるようにエッチングにより形成するようにする。
これにより各メサ溝16a,16bの底部の曲率半径は
従来のダブルモート構造のものに比較して大きくとるこ
とができ、耐圧を高くすることができる。また、N型半
導体基板1の表面側からダイシングするので、ガラスパ
ッシベーション部7のガラス内部にクラックが入らない
ので、ガラスパッシベートの信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に、PN接合部が形成された半導体基板モー
ト部と称されるメサ溝を設け、ガラスパッシベート後に
隣接するモート部間から分割して半導体チップを製造す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PN接合部を形成した半導体基板を個々
に分割して半導体チップを得る製造方法の1つとして従
来より1つのメサ溝を有するシングルモート構造を備え
た分割方法がある。この分割方法を図7乃至図10を参
照して説明する。まず、図7の工程では、N型半導体基
板1の両主面に、それぞれP↑+層2およびN↑+層3
を形成する。次に、図8の工程では、上記半導体基板1
の両面に、それぞれSiO↓2膜4を形成し、周知のフ
ォトリソグラフィ技術により所定の位置に窓明け部5を
形成する。
【0003】次に、図9の工程では、例えばHF、HN
O↓3系の化学腐蝕液に浸漬し、一方の主面側にメサ溝
6を形成する。次に、図10の工程では、半導体基板1
の両主面のSiO↓2膜4を除去した後、一方の主面側
のメサ溝6内およびその口縁部周縁にガラスを塗布して
焼成し、ガラスパッシベーション部7を形成する。ま
た、上記ガラスパッシベーション部7および当該パッシ
ベーション部7に対応する他方の主面側の露出部8を除
き、電極金属9を付着される。以上の工程を経ることに
よりシングルモート構造を備えた半導体基板1が得られ
る。次に、上記の半導体基板1を個々のシングルモート
部の中間部から分割する。この場合に、ダイサー、スク
ライブ、レザー等を用いて図10の矢印10の方向から
分割して個々の半導体チップとなす。
【0004】次に、ダブルモート構造を備えた半導体基
板を個々の半導体チップに分割する方法について、図1
1乃至図14を参照して説明する。図11の工程では、
図7と同様にN型半導体基板1の両主面にそれぞれP↑
+層2およびN↑+層3を形成する。次に、図12の工
程では、上記半導体基板1の両面にそれぞれSiO↓2
膜4を形成し、周知のフォトリソグラフィ技術により2
箇所に窓明け部5a,5bを形成する。
【0005】次に、図13の工程では、図9の工程と同
様に、例えばHF、HNO↓3系の化学腐蝕液に浸漬
し、一方の主面側に2つのメサ溝6を形成する。次に、
図14の工程では、図10の工程と同様に、N型半導体
基板1の両主面のSiO↓2膜4を除去した後、一方の
主面側の2つのメサ溝6a,6b内およびその口縁部周
縁にガラスを塗布して焼成し、ガラスパッシベーション
部7a,7bを形成する。また、上記ガラスパッシベー
ション部7a,7bを除き、一方の主面側及び他方の主
面側表面に電極金属9を付着させる。以上の工程を経る
ことによりダブルモート構造を備えた半導体基板が得ら
れる。次に、上記の半導体基板をダブルモート部の中間
部から分割する。すなわち、ダイサー、スクライブ、レ
ザー等を用い、矢印11の方向から分割して個々の半導
体チップとなす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシングルモート
構造を備えた半導体基板の分割方法は、当該半導体基板
の裏面側からハーフカットし、ガラスパッシベーション
部7からブレーキングするので、ガラス内部にクラック
が入り、パッシベートとしての信頼性に欠けるところが
あるという解決すべき課題があった。また、従来のダブ
ルモート構造を備えた半導体基板の分割方法は、該基板
の有効利用を図る見地から一定の寸法幅内に2つのモー
トを設けなければならない。かかる場合には1つのモー
トを有するシングルモート構造に比較してモート底部の
曲率半径が小さくなり、耐圧が低くなるという解決すべ
き課題があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような各課題を解決す
るためになされたもので、パッシベートの信頼性の向上
と高耐圧化をともに図り得る半導体装置の製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明の半導体装置の
製造方法は、PN接合部を有する半導体基板にダブルモ
ート部を形成し、該モート部にガラスを塗布焼成し、隣
接するモート部間から該半導体基板を分割する工程を含
む半導体装置の製造方法において、隣接するモート部間
の凸部が前記半導体基板の表面よりも低くなるようにエ
ッチングによって形成する工程と、該モート部内全体に
ガラスを塗布焼成した後に、上記の隣接するモート部間
の凸部上面のガラスを除去する工程と、該凸部から半導
体基板を分割する工程とを含むことを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法においては、ガ
ラスパッシベートされていない半導体基板の表面側から
ダイシングする。これによりガラスパッシベーション部
のガラス内部にクラックが入らない利点を有し、ガラス
パッシベートの信頼性が向上する。一定の幅内に隣接す
るモート部間の凸部が半導体基板の表面よりも低くなる
ようにエッチングにより形成するようにしたので、これ
により各モート部の底部の曲率半径は従来のダブルモー
ト構造のものに比較して大きくとることができ、耐圧を
高くすることができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図5を参照して説
明する。まず、図1の工程では、従来と同様に、N型半
導体基板1の両主面にP↑+層2及びN↑+層3をそれ
ぞれ拡散により形成する。次に、図2の工程では、上記
N型半導体基板1の両主面にSiO↓2膜4を形成した
後、P↑+層2の上面のSiO↓2膜4を公知のフォト
リソグラフィ技術を用いて部分的に除去して2つの窓明
け部5a,5bを形成する。
【0011】次に、図3の工程はエッチング処理の途中
工程であるが、例えばHF、HNO↓3系の化学腐蝕液
に浸漬し、エッチング処理を行ない、一方の主面側に2
つのメサ溝16a,16bを形成する。かかる場合に、
本発明では図4に示すように、両方のメサ溝16a,1
6bが連続し、その連続した中央部17が上表面2Aよ
り低くなったところで、エッチング処理を終了させるこ
とが重要である。
【0012】次いで、図5の工程では、両方のメサ溝1
6a,16bにガラスを塗布した後、焼成し、ガラスパ
ッシベーション部7を形成する。その後、メサ溝16
a,16b以外のP↑+層2の上面及び中央部17の頂
上部分のガラスをエッチング除去する。次に、上記N型
半導体基板1の両主面の所定の部分に電極金属9を形成
し、図示のような半導体基板1を完成する。
【0013】上記のようにして製作された半導体基板1
は、隣接するメサ溝16a,16bの中央部17で、矢
印11方向からダイシングすることができるため、ガラ
スパッシベーション部7のガラス内部にクラックが入る
ことがなく、信頼性が向上する。また、中央部17の頂
上部分の高さをP↑+層2の上面2Aより低くなるよう
にしたので、各メサ溝16a,16bの底部の曲率半径
を相対的に大きくとることができる。このため、従来の
ダブルモート構造のものに比較して耐圧を高くすること
ができる。
【0014】次に、図6に従来のシングルモート構造及
びダブルモート構造と本発明の構造を比較して図示す
る。図において、(A)は従来のダブルモート構造、
(B)は従来のシングルモート構造、(C)は本発明の
構造を示している。また、、モート部を形成する部分の
幅をそれぞれW1,W2,W3とすると、W1=W3>
W2の関係となる。この場合に、(A)のダブルモート
構造における耐圧をVR1、(B)のシングルモート構
造における耐圧をVR2、(C)の本発明の構造におけ
る耐圧をVR3とすると、モート底部の曲率半径からV
R2=VR3>VR1の関係となり、本発明の構造は、
従来のダブルモート構造よりも耐圧が高くなる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明は隣接するモート
部間の凸部が、半導体基板の表面よりも低くなるように
エッチングにより形成し、該モート部内全体にガラスを
塗布焼成した後に、上記の隣接するモート部間の凸部上
面のガラスを除去し、該凸部から半導体基板を分割する
ようにしたので、ガラスパッシベーション部のガラス内
部にクラックが入るのを防止することができ、ガラスパ
ッシベーションの信頼性が向上する。また、メサ溝底部
の曲率半径を大きくとることができるため、従来のダブ
ルモート構造に比較して相対的に耐圧を高くすることが
できる。さらに、半導体基板の裏面側からダイシングす
るシングルモート構造に比較して本発明の構造における
ダイシング工程では、その工数が約60%で済み、製造
原価の低減を図ることができるなどの優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法における第1工
程を示す説明図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法における第2工
程を示す説明図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法における第3工
程を示す説明図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法における第4工
程を示す説明図である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法における第5工
程を示す説明図である。
【図6】本発明の製造方法による構造と従来のシングル
モート構造及びダブルモート構造とを比較した説明図で
ある。
【図7】従来のシングルモート構造の製造方法における
第1工程を示す説明図である。
【図8】従来のシングルモート構造の製造方法における
第2工程を示す説明図である。
【図9】従来のシングルモート構造の製造方法における
第3工程を示す説明図である。
【図10】従来のシングルモート構造の製造方法におけ
る第4工程を示す説明図である。
【図11】従来のダブルモート構造の製造方法における
第1工程を示す説明図である。
【図12】従来のダブルモート構造の製造方法における
第2工程を示す説明図である。
【図13】従来のダブルモート構造の製造方法における
第3工程を示す説明図である。
【図14】従来のダブルモート構造の製造方法における
第4工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 N型半導体基板 2 P↑+層 3 N↑+層 4 SiO↓2膜 5 窓明け部 6 メサ溝 7 ガラスパッシベーション部 8 露出部 9 電極金属 16a,16b メサ溝 17 中央部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PN接合部を有する半導体基板にダブル
    モート部を形成し、該モート部にガラスを塗布焼成し、
    隣接するモート部間から該半導体基板を分割する工程を
    含む半導体装置の製造方法において、 隣接するモート部間の凸部が前記半導体基板の表面より
    も低くなるようにエッチングによって形成する工程と、 該モート部内全体にガラスを塗布焼成した後に、上記の
    隣接するモート部間の凸部上面のガラスを除去する工程
    と、 該凸部から半導体基板を分割する工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP2596994A 1994-01-31 1994-01-31 半導体装置の製造方法 Pending JPH07221049A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013011548A1 (ja) * 2011-07-15 2013-01-24 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
CN104952742A (zh) * 2015-05-08 2015-09-30 天津中环半导体股份有限公司 一种控制gpp芯片玻璃沿高度的制作工艺

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