JPH07220892A - 除電器 - Google Patents

除電器

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JPH07220892A
JPH07220892A JP1386194A JP1386194A JPH07220892A JP H07220892 A JPH07220892 A JP H07220892A JP 1386194 A JP1386194 A JP 1386194A JP 1386194 A JP1386194 A JP 1386194A JP H07220892 A JPH07220892 A JP H07220892A
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JP
Japan
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transformer
electrode
voltage
coil
secondary side
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Withdrawn
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JP1386194A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Hijikata
康裕 土方
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除電電極および高圧ケーブルの形態や使用地
域にかかわらず安定した2次側電圧を得る。 【構成】 交流電源1の周波数または同軸ケーブル1
1,除電電極12の長さ等により昇圧トランス(リーケ
ージトランス)3の2次側電圧が変動する分を補償する
ために、出荷先の仕様に合わせ、出荷時に昇圧トランス
3の1次側コイルの一端31 を調整用トランス20の2
次側コイル上のタップ21〜23のいずれかに接続す
る。これにより、昇圧トランス3の1次側コイルに印加
される電圧が100,90,80Vのいずれかに設定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電気を帯びた物体の
除電を行う除電器に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスは静電気により破壊され
やすいため、その保管や製造工程において、静電気を除
去する必要がある。このため、従来、上記半導体デバイ
スの製造工程等においては、図3に示すような原理の除
電器が使用されていた。
【0003】図3において、1は商用交流電源(100
V)、2は電源スイッチ、3は昇圧トランス、4は高圧
ケーブルである。5は、接地電極6および放電電極7か
ら成る除電電極であり、放電電極7は高圧ケーブル4の
導体部分を介して昇圧トランス3の一端に接続されてい
る。また、接地電極6は高圧ケーブル4の接地線を介し
て昇圧トランス3の他端と接続され、接地されている。
また、8は、除電電極5と非接触な状態に対向された半
導体デバイス等の帯電物体である。
【0004】上記構成において、電源スイッチ2がオン
状態になっている時は、電源1からの出力電圧(交流1
00V)が昇圧トランス3を介して昇圧され、放電電極
7に正または負の高電圧(例えば7kV)が交互に印加
される。そして、放電電極7と接地電極6との間にコロ
ナ放電が発生し、除電電極5の周囲の空気が正および負
のイオンに交互にイオン化される。そして、帯電物体8
の帯電電荷の極性に応じていずれかの極性のイオンが帯
電物体8に引き寄せられ、帯電物体8の帯電電荷と再結
合し、帯電電荷が中和される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、昇圧トラン
ス3の2次側回路に過電流が流れるのを防止するための
安全策として、昇圧トランス3として一般的にリーケー
ジトランスが使用される。しかしながら、このリーケー
ジトランスは漏れリアクタンスが大であり、非線形性を
有しているので、負荷の変化、すなわち除電電極5の長
さ、形状、および高圧ケーブル4の長さや構造等の変化
により2次側電圧が変動する。また、除電器を使用する
地域により電源1の周波数は50Hzまたは60Hzの
いずれかになるが、上述した2次側電圧は、このような
周波数の変化によっても変動する。このような2次側電
圧の変動は除電器の除電能力を低下させる場合があるた
め、除電器メーカーにおいて、品質管理上の問題となっ
ていた。本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもの
であり、昇圧トランスとしてリーケージトランス等を使
用する場合においても、除電電極および高圧ケーブルの
形態や使用地域にかかわらず安定した2次側電圧を得る
ことができる除電器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、調整用トランスと、昇圧トランスと、放
電電極と、接地電極とを有する除電器であって、前記放
電電極は、除電すべき対象物に対向するように配置され
るとともに前記昇圧トランスの2次側コイルの一端に結
合され、前記接地電極は、前記放電電極近傍に配置され
るとともに、前記昇圧トランスの2次側コイルの他端と
ともに接地され、前記調整用トランスは、1次側コイル
の両端が交流電源に接続されるとともに2次側コイルの
両端およびその途中の箇所に接続端子が設けられてお
り、前記昇圧トランスの1次側コイルの一端は前記調整
用トランスの2次側コイルの一端たる接続端子に接続さ
れ、前記昇圧トランスの1次側コイルの他端は前記調整
用トランスの2次側コイルにおける残りの接続端子のう
ち任意のものに接続し得るようにしたことを特徴として
いる。
【0007】
【作用】上記構成によれば、調整用トランスの2次側コ
イルに設けられた任意の接続端子間に昇圧トランスの1
次側コイルを接続することが可能である。そして、交流
電源電圧が調整用トランスおよび昇圧トランスを介して
昇圧され、放電電極と接地電極間において放電が起こ
り、除電すべき対象物の帯電電荷と結合可能なイオンが
発生する。よって、昇圧トランスとしてリーケージトラ
ンス等が使用された場合においても、交流電源の周波
数、除電電極(放電電極および接地電極)の長さや形
状、また、使用される高圧ケーブルの長さや構造等に基
づいて調整用トランスの接続端子を選ぶようにすれば、
昇圧トランスの2次側電圧の変動分を補償することが可
能であり、放電の性能がばらつくことを防ぐことができ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の一実施例における除電
器の構成を示す図であり、図3各部と共通する部分には
同一の符号を付し、その説明を省略する。図1におい
て、10は電源装置、12は除電電極であり、両者は同
軸ケーブル11により接続されている。ここで、高圧ケ
ーブルとして同軸ケーブル11を使用した理由は、クリ
ーンルーム等において人体に感電する危険を回避するた
めである。また、昇圧トランス3としては、リーケージ
トランスが使用されている。
【0009】次に、除電電極12の構成を、その具体的
な構造を示す図(図2)を併せて参照しながら説明す
る。図2において、(A)は正面図、また(B)は、正
面図(A)のX−X’方向における断面図である。図
1,2に示すように、同軸ケーブル11の中心導体部分
の先端部分における所定の長さ分が高圧電極13として
使用されている。次に、図2における符号17は、絶縁
材料により中空円筒形状に構成された結合リングであ
り、その表面が真鍮等の導体で被覆されている。そし
て、該導体には針状の放電電極14が突出している。
【0010】上記結合リング17は所定間隔毎に複数設
けられ、その中空部分を絶縁性被覆16で覆われた高圧
電極13が貫通している。すなわち、高圧電極13と各
放電電極14とは、上述した絶縁部分を介して容量的に
結合している。また、18は、高圧電極13および放電
電極14が突出した各結合リング17を被覆するモール
ド部である。また、19は、モールド部18を覆うよう
に設けられた別のモールド部であり、図2に示すような
形態で接地電極15が固定されるとともに、除電電極1
2を一体化して保護する役目を担っている。
【0011】次に、図1に示す電源装置10において、
20は、電源1と昇圧トランス3の1次側コイルとの間
に介挿された調整用トランスである。調整用トランス2
0の2次側コイルには、図に示すように複数の接続タッ
プ21〜23が設けられており、これらのタップのいず
れかと、昇圧トランス3の1次側コイルの一端31 とが
接続されるようになっている。
【0012】仮に、昇圧トランス3の1次側コイルの一
端31 がタップ21に接続された場合、調整用トランス
20の変圧比は1対1になり、昇圧トランス3の1次側
コイルには電源1の出力電圧である交流100Vが印加
される。また、上記一端31がタップ22に接続された
場合、同トランス20の変圧比は1対0.9になり、昇
圧トランス3の1次側コイルには交流90Vが印加され
る。また、該一端31がタップ23に接続された場合、
同トランス20の変圧比は1対0.8になり、昇圧トラ
ンス3の1次側コイルには交流80Vが印加される。
【0013】昇圧トランス3の1次側コイルの一端31
をいずれのタップに接続するかは、製造元において、出
荷先の仕様に合わせて出荷時に決定するようになってい
る。これは、客先の使用用途により、必要な除電電極1
2の長さ(放電電極14の個数に対応する)、または、
必要な同軸ケーブル11の長さ等が異なるとともに、使
用地域により電源1の周波数が異なるためである。そこ
で、あらかじめ実験を行い、昇圧トランス3の2次側電
圧の変動を補償するために必要な条件、すなわち、「除
電電極12の長さがAcm〜Bcmまで、同軸ケーブル
11の長さがCcm〜Dcmまでで、周波数がEHzで
あればタップ21を使用する」というような条件をまと
めた対応表が作成されている。そして、出荷先の仕様が
この対応表と照らし合わせされ、選択されたタップに昇
圧トランス3の1次側コイルの一端31 が接続されて出
荷される。
【0014】実際の使用にあたっては、除電電極12の
下方にこれと非接触な状態に帯電物体を対置して電源ス
イッチ2をオン状態にすることにより、電源1の出力電
圧が調整用トランス20および昇圧トランス3を介して
所定のレベル、例えば7kVに昇圧される。そして、低
周波の高電圧が同軸ケーブル11を介して高圧電極13
に印加される。そして、該高圧電極13と容量結合され
た放電電極14と接地電極15との間でコロナ放電が発
生し、除電電極12の周囲の空気がイオン化されて帯電
物体の帯電電荷が中和される。ここで、上述した出荷時
の調整により、いずれの出荷先においても昇圧トランス
3の2次側電圧のレベルはほぼ一定に保たれるので、製
品品質がばらつくことがなく、高い信頼性が得られる。
【0015】なお、上記実施例においては、調整用トラ
ンス20の2次側コイルに設けられた各タップは、1次
側電圧を維持または10パーセント刻みに2段階低下さ
せることが可能なように設けられているが、これに限る
ものではなく、除電器の製造仕様に合わせて1次側電圧
を低下あるいは上昇させる側に任意の個数設けることが
可能である。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、2次側コイルに複数の接続端子が設けられた調整用
トランスが設けられるので、昇圧トランスとしてリーケ
ージトランス等が使用された場合においても昇圧トラン
スの2次側電圧の変動分を補償することが可能であり、
除電電極および高圧ケーブルの形態や使用地域にかかわ
らず安定した2次側電圧を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における除電器の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1における除電電極12の具体的な構造を示
す図である。
【図3】従来例の除電器の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源 3 昇圧トランス 14 放電電極 15 接地電極 20 調整用トランス 21〜23 タップ(接続端子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整用トランスと、昇圧トランスと、放
    電電極と、接地電極とを有する除電器であって、 前記放電電極は、除電すべき対象物に対向するように配
    置されるとともに前記昇圧トランスの2次側コイルの一
    端に結合され、 前記接地電極は、前記放電電極近傍に配置されるととも
    に、前記昇圧トランスの2次側コイルの他端とともに接
    地され、 前記調整用トランスは、1次側コイルの両端が交流電源
    に接続されるとともに2次側コイルの両端およびその途
    中の箇所に接続端子が設けられており、 前記昇圧トランスの1次側コイルの一端は前記調整用ト
    ランスの2次側コイルの一端たる接続端子に接続され、
    前記昇圧トランスの1次側コイルの他端は前記調整用ト
    ランスの2次側コイルにおける残りの接続端子のうち任
    意のものに接続し得るようにしたことを特徴とする除電
    器。
JP1386194A 1994-02-07 1994-02-07 除電器 Withdrawn JPH07220892A (ja)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508