JPH07220313A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH07220313A
JPH07220313A JP6025968A JP2596894A JPH07220313A JP H07220313 A JPH07220313 A JP H07220313A JP 6025968 A JP6025968 A JP 6025968A JP 2596894 A JP2596894 A JP 2596894A JP H07220313 A JPH07220313 A JP H07220313A
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JP
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light
optical
incident
reflected light
optical surface
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JP6025968A
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English (en)
Inventor
Masaaki Sofue
雅章 祖父江
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価でかつ装置特性を安定化できる光ピック
アップ装置を提供することを目的としている。 【構成】 ビームスプリッタをガラスなどの透明材質か
らなる平行平板、または、楔型プリズムで構成すること
ができ、非常に安価に実現できるので、光ピックアップ
装置のコストを大幅に低減することができる。また、多
層化した誘電薄膜を必要としないので、ビームスプリッ
タの光学特性が安定し、それにより、光ピックアップ装
置の動作特性を長期間安定化することができ、装置の信
頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ素子から
の出力レーザ光を対物レンズに導くとともに、光記録媒
体からの反射光を分離して検出光学系に導くビームスプ
リッタを備えた光ピックアップ装置、および、半導体レ
ーザ素子からの出力レーザ光を平行光に変換するコリメ
ートレンズと、このコリメートレンズにより変換された
レーザビームを対物レンズに導くとともに、光記録媒体
からの反射光を分離して検出光学系に導くビームスプリ
ッタを備えた光ピックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、光磁気ディスク駆動装置に適用
される光ピックアップ装置の光学系の従来例を示してい
る。なお、この従来例では、記録媒体として記録トラッ
クの案内溝が形成された光磁気ディスクを用いるととも
に、レーザビームの結像位置と記録トラックとの誤差
(トラッキング誤差)をプッシュプル法により検出し、
また、レーザビームの焦点位置と記録トラック面との位
置誤差(フォーカシング誤差)をナイフエッジ法を用い
て検出する。
【0003】同図において、半導体レーザ素子1から出
力されたレーザ光は、コリメートレンズ2により平行光
に変換され、このコリメートレンズ2から出力されるレ
ーザビームは、P偏光としてビームスプリッタ3に入射
し、このビームスプリッタ3の分離面3aを透過して、
対物レンズ4に導かれ、この対物レンズ4により光磁気
ディスク5の記録面に結像される。
【0004】光磁気ディスク5の記録面からの反射光
は、対物レンズ4により略平行光に変換された後、ビー
ムスプリッタ3の分離面3aで反射され、ハーフプリズ
ム6によって2つの光束に分割される。
【0005】ハーフプリズム6の分離面6aで反射され
た光束成分は、集束レンズ7により集束され、その集束
光の約1/2がナイフエッジを構成する分割鏡8により
反射されて、その受光面がトラッキング方向に2分割さ
れている2分割受光素子9に入射され、また、その集束
光の残りの部分は、分割鏡8の稜線8aと平行な分割線
で受光面が二分割されている、フォーカシング誤差検出
用の2分割受光素子10に結像される。
【0006】また、ハーフプリズム6の分離面6aを透
過した光束成分は、1/2波長板11を透過して、その
偏光面が45度回転される。この1/2波長板11を通
過した光束は、ウォラストンプリズム12により、P偏
光成分とS偏光成分が分離され、その分離後の光束は、
同一の集束レンズ13により集束された後に、2分割受
光素子14のおのおのの受光面に入射される。
【0007】そして、2分割受光素子9の2つの受光面
からそれぞれ出力される受光信号の差分に基づいてトラ
ッキング誤差信号が得られるとともに、2分割受光素子
10の2つの受光面からそれぞれ出力される受光信号の
差分に基づいてフォーカシング誤差信号が得られる。
【0008】また、2分割受光素子14の2つの受光面
からそれぞれ出力される受光信号の差分に基づいて、光
磁気ディスク5のユーザ領域からの再生信号である光磁
気信号が得られる。さらに、2分割受光素子9、2分割
受光素子10、および、2分割受光素子14の受光信号
の総和に基づいて、光磁気ディスク5のプリフォーマッ
ト領域からの再生信号が形成される。
【0009】また、対物レンズ4には、対物レンズ4を
フォーカシング方向およびトラッキング方向に移動する
ための対物レンズアクチュエータ(図示略)が付設され
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0011】すなわち、ビームスプリッタ3は、上述し
たように、半導体レーザ素子1からの出力光を透過させ
るとともに、光磁気ディスク5からの反射光を反射する
ために、その分離面3aの特性が非常に複雑になる。
【0012】例えば、図10に示すように、光源の入射
方向に対して、P偏光の透過率Tpが0.5(反射率R
pが0.5)、かつ、S偏光の透過率Tsが0(反射率
Rsが1.0)の光学特性をもち、さらに、光磁気ディ
スク5からの反射光に対しては、P偏光の反射率Rpが
0.5、かつ、S偏光の反射率Rsが1.0の光学特性
をもつように、分離面3aの光学特性が設定される。
【0013】ここで、光磁気ディスク5の記録面に入射
されたレーザビームは、その入射位置の磁区がデータ記
録状態に設定されている場合、カー磁気光学作用を受け
て、その偏光面がカー回転角θkだけ回転する。
【0014】この場合、光磁気ディスク5に対してレー
ザビームがP偏光の状態で入射するので、光磁気ディス
ク5からの反射光は、図11に示すように、その偏光面
がカー回転角θkだけ回転した状態となる。したがっ
て、この場合、光磁気信号の成分は、S偏光成分にあら
われる。
【0015】上述したように、ビームスプリッタ3の分
離面3aでは、光磁気ディスク5からの反射光のうち、
光磁気信号の成分を含むS偏光成分の反射率Rsを1.
0に設定するとともに、光磁気信号の成分を含まないP
偏光の反射率Rpを0.5に設定しているので、分離面
3aで反射された光のP偏光成分が1/2に減衰する。
【0016】この結果、分離面3aで反射された後の光
では、カー回転角がθkの状態からθk’の状態に増大
する。すなわち、この場合、分離面3aは、カー回転角
の増幅機能を備えている。
【0017】このようにして、従来装置で使用している
ビームスプリッタ3には、複雑な光学特性の分離面3a
を構成する必要があり、通常、このために、この分離面
3aは、数十層に多層化された誘電薄膜が形成される。
また、通常は、2つの直角プリズムの斜面に誘電薄膜を
形成し、それらの斜面を張り合わせてビームスプリッタ
3を構成していた。
【0018】したがって、ビームスプリッタ3が非常に
高価になり、光ピックアップ装置のコストが大きくなる
という不都合を生じていた。
【0019】また、分離面3aが数十層の誘電薄膜から
形成されるため、この分離面3aの経年変化が非常に大
きくあらわれることがあり、安定した装置特性を長期間
得られないという不都合もあった。
【0020】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、安価でかつ装置特性を安定化できる光ピック
アップ装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体レーザ
素子からの出力レーザ光を対物レンズに導くとともに、
光記録媒体からの反射光を分離して検出光学系に導くビ
ームスプリッタを備えた光ピックアップ装置において、
上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光を所定のブ
リュースター角で入射する分離面を備えたものである。
【0022】また、半導体レーザ素子からの出力レーザ
光を対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反射
光を分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備え
た光ピックアップ装置において、上記ビームスプリッタ
は、上記出力レーザ光が所定のブリュースター角で入射
され、その反射光が上記対物レンズに導かれるととも
に、上記光記録媒体からの反射光が入射される第1の光
学面と、この第1の光学面と平行にされ、その出射光が
上記検出光学系に導かれる第2の光学面を備えたもので
ある。
【0023】また、半導体レーザ素子からの出力レーザ
光を平行光に変換するコリメートレンズと、このコリメ
ートレンズにより変換されたレーザビームを対物レンズ
に導くとともに、光記録媒体からの反射光を分離して検
出光学系に導くビームスプリッタを備えた光ピックアッ
プ装置において、上記ビームスプリッタは、上記出力レ
ーザ光が所定のブリュースター角で入射され、その反射
光が上記対物レンズに導かれるとともに、上記光記録媒
体からの反射光が入射される第1の光学面と、この第1
の光学面と平行にされ、その出射光が上記検出光学系に
導かれる第2の光学面を備えるとともに、上記第2の光
学面には、上記レーザビームを透過する誘電薄膜が形成
されているものである。
【0024】また、半導体レーザ素子からの出力レーザ
光を平行光に変換するコリメートレンズと、このコリメ
ートレンズにより変換されたレーザビームを対物レンズ
に導くとともに、光記録媒体からの反射光を分離して検
出光学系に導くビームスプリッタを備えた光ピックアッ
プ装置において、上記ビームスプリッタは、上記出力レ
ーザ光が所定のブリュースター角で入射され、その反射
光が上記対物レンズに導かれるとともに、上記光記録媒
体からの反射光が入射される第1の光学面と、この第1
の光学面と非平行にされ、その出射光が上記検出光学系
に導かれる第2の光学面を備えたものである。
【0025】また、半導体レーザ素子からの出力レーザ
光を対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反射
光を分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備え
た光ピックアップ装置において、上記ビームスプリッタ
は、上記出力レーザ光が所定のブリュースター角で入射
され、その反射光が上記対物レンズに導かれるととも
に、上記光記録媒体からの反射光が入射される第1の光
学面と、この第1の光学面と平行にされ、その出射光が
上記検出光学系に導かれる第2の光学面を備える一方、
上記半導体レーザ素子からの出力レーザ光のうち、上記
第1の光学面を屈折入射するとともに上記第2の光学面
より出射された成分を受光して、上記半導体レーザ素子
からの出力レーザ光の出力レベルを検出する受光素子を
備えたものである。
【0026】また、半導体レーザ素子からの出力レーザ
光を平行光に変換するコリメートレンズと、このコリメ
ートレンズにより変換されたレーザビームを対物レンズ
に導くとともに、光記録媒体からの反射光を分離して検
出光学系に導くビームスプリッタを備えた光ピックアッ
プ装置において、上記ビームスプリッタは、上記出力レ
ーザ光が所定のブリュースター角で入射され、その反射
光が上記対物レンズに導かれるとともに、上記光記録媒
体からの反射光を入射する第1の光学面と、この第1の
光学面と非平行にされ、その出射光を上記検出光学系に
導く第2の光学面を備える一方、上記半導体レーザ素子
からの出力レーザ光のうち、上記第1の光学面を屈折入
射するとともに上記第2の光学面より出射された成分を
受光して、上記半導体レーザ素子からの出力レーザ光の
出力レベルを検出する受光素子を備えたものである。
【0027】また、 半導体レーザ素子からの出力レー
ザ光を対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反
射光を分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備
えた光ピックアップ装置において、上記ビームスプリッ
タは、上記出力レーザ光が初手インブリュースター角で
入射され、その反射光が上記対物レンズに導かれるとと
もに、上記光記録媒体からの反射光が入射される第1の
光学面と、この第1の光学面と平行にされその出射光が
上記検出光学系に導かれる第2の光学面を備える一方、
上記光記録媒体からの反射光のうち、上記第2の光学面
により反射されて、上記第1の光学面から出射される成
分に基づいて、上記光記録媒体に対するレーザビームの
フォーカシング誤差を検出する検出手段を備えたもので
ある。
【0028】また、 半導体レーザ素子からの出力レー
ザ光を対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反
射光を分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備
えた光ピックアップ装置において、上記ビームスプリッ
タは、上記出力レーザ光が所定のブリュースター角で入
射され、その反射光が上記対物レンズに導かれるととも
に、上記光記録媒体からの反射光が入射される第1の光
学面と、この第1の光学面と平行にされ、その出射光が
上記検出光学系に導かれる第2の光学面を備える一方、
上記半導体レーザ素子からの出力レーザ光のうち、上記
第1の光学面を屈折入射するとともに上記第2の光学面
より出射された成分を受光して、上記半導体レーザ素子
からの出力レーザ光の出力レベルを検出する受光素子
と、上記光記録媒体からの反射光のうち、上記第2の光
学面により反射されて、上記第1の光学面から出射され
る成分に基づいて、上記光記録媒体に対するレーザビー
ムのフォーカシング誤差を検出する検出手段を備えたも
のである。
【0029】
【作用】したがって、ビームスプリッタをガラスなどの
透明材質からなる平行平板、または、楔型プリズムで構
成することができ、非常に安価に実現できるので、光ピ
ックアップ装置のコストを大幅に低減することができ
る。また、多層化した誘電薄膜を必要としないので、ビ
ームスプリッタの光学特性が安定し、それにより、光ピ
ックアップ装置の動作特性を長期間安定化することがで
き、装置の信頼性が向上する。また、ビームスプリッタ
を通過した光を受光することで、半導体レーザ素子の出
力レベルのモニタ手段を実現しているので、半導体レー
ザ素子の出力光を有効に利用することができる。また、
光記録媒体からの反射光のうち、第2の光学面により反
射されて第1の光学面から出射される成分に基づいて、
レーザビームのフォーカシング誤差を検出することがで
きるので、例えば、非点収差法によるフォーカシング誤
差検出のためのシリンドリカルレンズなどが不要とな
り、装置コストを大幅に低減することができる。
【0030】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0031】まず、光磁気ディスク駆動装置に適用され
る光ピックアップ装置において、光源のレーザビームを
光磁気ディスクに導くとともに、光磁気ディスクからの
反射光を検出光学系に導くビームスプリッタを、単体の
光学素子(例えば、プリズム)によって実現することを
考えると、このビームスプリッタは、光源レーザビーム
を反射して光磁気ディスクに導くとともに、光磁気ディ
スクからの反射光を透過して検出光学系に導くように機
能が設定されることが好ましい。
【0032】また、この場合、光磁気ディスクに結像さ
れるレーザビームは、ビームスプリッタによって反射さ
れてS偏光になっているので、光磁気ディスクからの反
射光のP偏光成分に、光磁気信号成分が含まれることに
なる。
【0033】したがって、この場合、ビームスプリッタ
を構成する光学面のうち、光源レーザビームを反射する
面は、P偏光成分を100%透過することが望ましい。
【0034】その場合の光ピックアップ装置の光学系の
一例を図1に示す。なお、同図において、図9と同一部
分および相当する部分には、同一符号を付している。
【0035】同図において、半導体レーザ素子1から出
力されるレーザ光は、コリメートレンズ2により平行光
に変換され、このコリメートレンズ2から出力されるレ
ーザビームは平行平板からなるビームスプリッタ20に
入射し、このビームスプリッタ20の平面20aで反射
されてS偏光となる。このS偏光のレーザビームは、対
物レンズ4に導かれ、この対物レンズ4により光磁気デ
ィスク5の記録面に結像される。
【0036】光磁気ディスク5の記録面からの反射光
は、対物レンズ4により略平行光に変換された後、ビー
ムスプリッタ20の平面20aに屈折入射し、ビームス
プリッタ20の内部を通過し、平面20bから屈折出射
し、検出光学系に向かう。検出光学系に向かった光束
は、ハーフプリズム6に入射される。
【0037】また、ビームスプリッタ20の平面20b
には、光磁気ディスク5からの反射光を100%透過で
きるように、誘電薄膜を多層化して構成した反射防止膜
21が形成されている。この反射防止膜21により、光
磁気ディスク5からの反射光がビームスプリッタ20の
内部で多重反射されたことが原因となって、ビームスプ
リッタ20から検出光学系に向かう光束の断面パターン
に干渉縞があらわれるような事態を防止している。
【0038】さて、図2に示すように、波長λのレーザ
ビームを、このレーザビームの波長λに対して屈折率が
nの透明材質からなる平面Pに入射角θで入射させたと
きの、レーザビームのP偏光の反射率Rp、透過率T
p、レーザビームのS偏光の反射率Rs、透過率Ts
は、入射角θを変化させると、図3に示すグラフのよう
におのおのが変化する。なお、図3は、波長λを780
(ナノメートル)、屈折率nを2に設定した場合である
【0039】このグラフから分かるように、レーザビー
ムが平面Pに入射する入射角θを角度BBに設定する
と、平面Pに対して、P偏光は100%入射する。ここ
で、角度BBは、ブリュースター角(偏光角)と呼ばれ
る周知の角度であり、この場合、その大きさは63.4
(=arctan(n(=2)))度になる。
【0040】一方、図1において、ビームスプリッタ2
0の平面20aに対する光源レーザビームの入射角をθ
aとすると、光磁気ディスク5からの反射光は、平面2
0aに対して同じ入射角θaで入射する。
【0041】そこで、この入射角θaを、上述したブリ
ュースター角に設定すると、光磁気ディスク5からの反
射光のうち、光磁気信号成分を含むP偏光が平面20a
に100%屈折入射し、ビームスプリッタ20の内部を
通過して、平面20bから出射する。
【0042】したがって、本実施例では、1つの平行平
板を用いて、光源レーザビームを光磁気ディスク5に導
くとともに、光磁気ディスク5からの反射光を検出光学
系に導くビームスプリッタ20を実現できるので、ビー
ムスプリッタ20のコストを大幅に低減することがで
き、また、光ピックアップ装置を小型化することができ
る。
【0043】また、ビームスプリッタ20の分離面をな
す平面20aは、誘電薄膜などの光学膜を形成しないの
で、ビームスプリッタ20の光学特性が安定し、それに
より、特性が安定した光ピックアップ装置を実現するこ
とができる。
【0044】また、この場合、P偏光成分は平面20a
を100%屈折入射するが、S偏光成分は、その65%
程度が屈折入射するため、上述したカー回転角の増幅効
果も得られる。
【0045】図4は、本発明の他の実施例にかかる光ピ
ックアップ装置の光学系を示している。なお、同図にお
いて、図1と同一部分および相当する部分には、同一符
号を付している。
【0046】同図において、半導体レーザ素子1から出
力されるレーザ光は、コリメートレンズ2により平行光
に変換され、このコリメートレンズ2から出力されるレ
ーザビームはビームスプリッタ22の平面22aに入射
し、このビームスプリッタ22の平面22aで反射され
てS偏光となる。このS偏光のレーザビームは、対物レ
ンズ4に導かれ、この対物レンズ4により光磁気ディス
ク5の記録面に結像される。ここで、光源レーザビーム
の平面22aに対する入射角θaは、図1の実施例と同
じブリュースター角BBに設定される。
【0047】光磁気ディスク5の記録面からの反射光
は、対物レンズ4により略平行光に変換された後、ビー
ムスプリッタ22の平面22aを屈折入射し、ビームス
プリッタ22の内部を通過し、平面22aと平行な方向
とわずかな角θb(数度程度)をなす平面22bから屈
折出射し、検出光学系に向かう。検出光学系に向かった
光束は、ハーフプリズム6に入射される。
【0048】ここで、平面22bは、平面22bと平行
な方向と角θbをなすので、平面22bと平面22aの
間で多重反射された光は、検出光学系に出射する光とは
異なる方向に出射されるので、ビームスプリッタ22か
ら検出光学系に向かう光束の断面パターンに干渉縞があ
らわれるような事態は生じない。
【0049】図5(a),(b)は、本発明のさらに他
の実施例にかかる光ピックアップ装置の光学系を示して
いる。なお、同図において、図1と同一部分および相当
する部分には、同一符号を付している。
【0050】図において、半導体レーザ素子1から出力
されるレーザ光は、発散光の状態(以下、発散レーザ光
という)でビームスプリッタ20の平面20aに入射
し、このビームスプリッタ20の平面20aで反射され
てS偏光となる。このS偏光のレーザ光は、対物レンズ
4に導かれ、この対物レンズ4により光磁気ディスク5
の記録面に結像される。ここで、発散レーザ光の中心光
軸が平面20aに対する入射角は、図3の実施例と同じ
ブリュースター角BBである。
【0051】それとともに、平面20aに入射する発散
レーザ光のうち、平面20aを屈折入射した成分は、ビ
ームスプリッタ20の内部を通過して、平面20bから
屈折出射し、光量モニタ用の受光素子25で受光され
る。
【0052】また、光磁気ディスク5の記録面からの反
射光は、対物レンズ4を通過して集束光に変換された
後、ビームスプリッタ20の平面20aを屈折入射し、
ビームスプリッタ20の内部を通過し、平面20bから
屈折出射し、検出光学系に向かう。
【0053】検出光学系に向かった集束光は、1/2波
長板11を透過して、その偏光面が45度回転される。
この1/2波長板11を通過した光束は、ウォラストン
プリズム12により、P偏光成分とS偏光成分が分離さ
れ、その分離後の集束光は、受光素子26のおのおのの
受光面に入射される。
【0054】ここで、本実施例では、光磁気ディスク5
からの反射光は、対物レンズ4によって集束光にされて
いるので、非点収差を含む。そこで、本実施例では、光
磁気ディスク5に対するフォーカシング誤差検出方法と
して、この非点収差を利用した非点収差法を適用する。
【0055】すなわち、この場合、受光素子26の受光
面は、ウォラストンプリズム12の分離方向に2分割さ
れ、その一方の受光面26aは、さらに、非点収差法に
よりフォーカシング誤差を検出可能で、かつ、プッシュ
プル法によりトラッキング誤差を検出可能な態様の受光
面26aa,26ab,26ac,26ad,26a
e,26afに6分割されている。また、他方の受光面
26bは、分割されていない。
【0056】この場合、受光素子26の受光面26a,
26bの受光信号に基づいて、各種信号を形成する信号
処理回路の一例を図6に示す。
【0057】同図において、受光面26aaから出力さ
れる受光信号P1は、加減算器31の1つのプラス側入
力端、加減算器32の1つのプラス側入力端、および、
加算器33の1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられ
ている。
【0058】受光面26abから出力される受光信号P
2は、加減算器31の1つのプラス側入力端、加減算器
32の1つのマイナス側入力端、および、加算器33の
1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0059】受光面26acから出力される受光信号P
3は、加減算器31の1つのマイナス側入力端、加減算
器32の1つのマイナス側入力端、および、加算器33
の1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0060】受光面26adから出力される受光信号P
4は、加減算器31の1つのマイナス側入力端、加減算
器32の1つのプラス側入力端、および、加算器33の
1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0061】受光面26aeから出力される受光信号P
5は、加減算器31の1つのマイナス側入力端、加減算
器32の1つのマイナス側入力端、および、加算器33
の1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0062】受光面26afから出力される受光信号P
6は、加減算器31の1つのプラス側入力端、加減算器
32の1つのマイナス側入力端、および、加算器33の
1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0063】受光面26bから出力される受光信号P7
は、および、加算器33の1つのプラス側入力端、加減
算器34のマイナス側入力端、および、加算器35の1
つのプラス側入力端に加えられている。
【0064】加減算器31は、演算((P1+P2+P
6)−(P3+P4+P5))を実行するものであり、
その演算結果は、トラッキング誤差信号ETとして次段
装置(例えば、トラッキングサーボ制御装置など)に出
力されている。
【0065】加減算器32は、演算((P1+P4)−
(P2+P3+P5+P6))を実行するものであり、
その演算結果は、フォーカシング誤差信号EFとして次
段装置(例えば、フォーカシングサーボ制御装置など)
に出力されている。
【0066】加算器33は、演算(P1+P2+P3+
P4+P5+P6)を実行するものであり、その演算結
果は、加減算器34のプラス側入力端および加算器35
の1つのプラス側入力端に加えられている。
【0067】加減算器34は、演算((P1+P2+P
3+P4+P5+P6)−P7)を実行するものであ
り、その演算結果は、光磁気信号MOとして、次段装置
(例えば、復号装置など)に出力される。
【0068】加算器35は、演算((P1+P2+P3
+P4+P5+P6)+P7)を実行するものであり、
その演算結果は、プリフォーマット信号RFとして、次
段装置(例えば、システム制御装置など)に出力され
る。
【0069】このようにして、本実施例では、半導体レ
ーザ素子1からの発散出力レーザ光をそのままの状態で
用いることで、非点収差法のフォーカシング誤差検出法
を実現しているので、フォーカシング誤差検出のための
光学要素を他の光学要素と兼用することができ、光ピッ
クアップ装置をより部品数を少なく実現することができ
る。それにより、光ピックアップ装置をより小型化する
ことができ、また、装置コストを大幅に低減することが
できる。
【0070】図7(a),(b)は、本発明の別の実施
例にかかる光ピックアップ装置の光学系を示している。
なお、同図において、図4および図5(a),(b)と
同一部分および相当する部分には、同一符号を付してい
る。
【0071】図において、半導体レーザ素子1から出力
されるレーザ光は、発散光の状態(以下、発散レーザ光
という)でビームスプリッタ22の平面22aに入射
し、このビームスプリッタ22の平面22aで反射され
てS偏光となる。このS偏光のレーザ光は、対物レンズ
4に導かれ、この対物レンズ4により光磁気ディスク5
の記録面に結像される。
【0072】それとともに、平面22aに入射する発散
レーザ光のうち、平面22aを屈折入射した成分は、ビ
ームスプリッタ22の内部を通過して、平面22bから
屈折出射し、光量モニタ用の受光素子25で受光され
る。
【0073】また、光磁気ディスク5の記録面からの反
射光は、対物レンズ4を通過して集束光に変換された
後、ビームスプリッタ22の平面22aを屈折入射し、
ビームスプリッタ22の内部を通過し、平面22bから
屈折出射し、検出光学系に向かう。
【0074】それとともに、ビームスプリッタ22の平
面22aを屈折入射した光磁気ディスク5の記録面から
の反射光のうち、平面22bを反射した成分は、再度ビ
ームスプリッタ22の内部を通過し、平面22aを屈折
出射して、受光素子27で受光される。
【0075】ここで、本実施例は、図5(a),(b)
に示した実施例と同様に、光磁気ディスク5からの反射
光が対物レンズ4によって集束光にされているので、受
光素子27で受光する光には非点収差を含む。
【0076】したがって、この場合、受光素子27の受
光面は、非点収差法によりフォーカシング誤差を検出可
能で、かつ、プッシュプル法によりトラッキング誤差を
検出可能な態様の受光面27a,27b,27c,27
d,27e,27fに6分割されている。
【0077】図6は、受光素子14の受光面14a,1
4b、および、受光素子27の受光面27a,27b,
27c,27d,27e,27fの受光信号に基づい
て、各種信号を形成する信号処理回路の一例を示してい
る。
【0078】同図において、受光面27aから出力され
る受光信号P11は、加減算器41の1つのプラス側入
力端、加減算器42の1つのプラス側入力端、および、
加算器43の1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられ
ている。
【0079】受光面27bから出力される受光信号P1
2は、加減算器41の1つのプラス側入力端、加減算器
42の1つのマイナス側入力端、および、加算器43の
1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0080】受光面27cから出力される受光信号P1
3は、加減算器41の1つのマイナス側入力端、加減算
器42の1つのマイナス側入力端、および、加算器43
の1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0081】受光面27dから出力される受光信号P1
4は、加減算器41の1つのマイナス側入力端、加減算
器42の1つのプラス側入力端、および、加算器43の
1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0082】受光面27eから出力される受光信号P1
5は、加減算器41の1つのマイナス側入力端、加減算
器42の1つのマイナス側入力端、および、加算器43
の1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0083】受光面27fから出力される受光信号P1
6は、加減算器41の1つのプラス側入力端、加減算器
42の1つのマイナス側入力端、および、加算器43の
1つのプラス側入力端にそれぞれ加えられている。
【0084】受光素子14の受光面14aから出力され
る受光信号P17は、加算器44の一方のプラス側入力
端、および、加減算器45のプラス側入力端にそれぞれ
加えられている。
【0085】受光素子14の受光面14bから出力され
る受光信号P18は、加算器44の他方のプラス側入力
端、および、加減算器45のマイナス側入力端にそれぞ
れ加えられている。
【0086】加減算器41は、演算((P11+P12
+P16)−(P13+P14+P15))を実行する
ものであり、その演算結果は、トラッキング誤差信号E
Tとして、次段装置(例えば、トラッキングサーボ制御
装置など)に出力されている。
【0087】加減算器42は、演算((P11+P1
4)−(P12+P13+P15+P16))を実行す
るものであり、その演算結果は、フォーカシング誤差信
号EFとして、次段装置(例えば、フォーカシングサー
ボ制御装置など)に出力されている。
【0088】加算器43は、演算(P11+P12+P
13+P14+P15+P16)を実行するものであ
り、その演算結果は、加算器46の一方のプラス側入力
端に加えられている。
【0089】加算器44は、演算(P17+P18)を
実行するものであり、その演算結果は、加算器46の他
方のプラス側入力端に加えられている。また、加減算器
45は、演算(P17−P18)を実行するものであ
り、その演算結果は、光磁気信号MOとして、次段装置
(例えば、復号装置など)に出力される。
【0090】加算器46は、演算((P11+P12+
P13+P14+P15+P16)+(P17+P1
8))を実行するものであり、その演算結果は、プリフ
ォーマット信号RFとして、次段装置(例えば、システ
ム制御装置など)に出力される。
【0091】本実施例では、ビームスプリッタ22の内
部を2回通過させた光束を受光して、非点収差法による
フォーカシング誤差信号を形成しているので、図5
(a),(b)に示した実施例に比べて非点収差の割合
を多くすることができる。したがって、本実施例では、
図5(a),(b)に示した実施例に比べて、必要な非
点収差を得るためのビームスプリッタ22の厚さ寸法を
1/2に低減することができる。その結果、ウォラスト
ンプリズム12に進む光束に含まれる非点収差を、図5
(a),(b)の1/2に低減することができるので、
安定した光磁気信号MOを得ることができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビームスプリッタをガラスなどの透明材質からなる平行
平板、または、楔型プリズムで構成することができ、非
常に安価に実現できるので、光ピックアップ装置のコス
トを大幅に低減することができる。また、多層化した誘
電薄膜を必要としないので、ビームスプリッタの光学特
性が安定し、それにより、光ピックアップ装置の動作特
性を長期間安定化することができ、装置の信頼性が向上
する。また、ビームスプリッタを通過した光を受光する
ことで、半導体レーザ素子の出力レベルのモニタ手段を
実現しているので、半導体レーザ素子の出力光を有効に
利用することができる。また、光記録媒体からの反射光
のうち、第2の光学面により反射されて第1の光学面か
ら出射される成分に基づいて、レーザビームのフォーカ
シング誤差を検出することができるので、例えば、非点
収差法によるフォーカシング誤差検出のためのシリンド
リカルレンズなどが不要となり、装置コストを大幅に低
減することができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる光ピックアップ装置
の光学系を示した概略構成図。
【図2】ビームスプリッタの入射角について説明するた
めの概略図。
【図3】ビームスプリッタへの入射角と、P偏光の透過
率、反射率、S偏光の透過率、反射率の関係を例示した
グラフ図。
【図4】本発明の他の実施例にかかる光ピックアップ装
置の光学系を示した概略構成図。
【図5】本発明のさらに他の実施例にかかる光ピックア
ップ装置の光学系を示した概略構成図。
【図6】図5の装置の受光素子の信号に基づいて各種信
号を形成するための信号処理回路の一例を示したブロッ
ク図。
【図7】本発明の別な実施例にかかる光ピックアップ装
置の光学系を示した概略構成図。
【図8】図7の装置の受光素子の信号に基づいて各種信
号を形成するための信号処理回路の一例を示したブロッ
ク図。
【図9】従来の光ピックアップ装置の光学系の一例を示
した概略構成図。
【図10】従来のビームスプリッタを説明するための概
略図。
【図11】カー回転角の増幅について説明するための概
略図。
【符号の説明】
20,22 ビームスプリッタ 20a,20b,22a,22b 平面 21 反射防止膜 26,27 受光素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反射光を
    分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備えた光
    ピックアップ装置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光を所定のブ
    リュースター角で入射する分離面を備えたことを特徴と
    する光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反射光を
    分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備えた光
    ピックアップ装置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光が所定のブ
    リュースター角で入射され、その反射光が上記対物レン
    ズに導かれるとともに、上記光記録媒体からの反射光が
    入射される第1の光学面と、この第1の光学面と平行に
    され、その出射光が上記検出光学系に導かれる第2の光
    学面を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    平行光に変換するコリメートレンズと、このコリメート
    レンズにより変換されたレーザビームを対物レンズに導
    くとともに、光記録媒体からの反射光を分離して検出光
    学系に導くビームスプリッタを備えた光ピックアップ装
    置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光が所定のブ
    リュースター角で入射され、その反射光が上記対物レン
    ズに導かれるとともに、上記光記録媒体からの反射光が
    入射される第1の光学面と、この第1の光学面と平行に
    され、その出射光が上記検出光学系に導かれる第2の光
    学面を備えるとともに、 上記第2の光学面には、上記レーザビームを透過する誘
    電薄膜が形成されていることを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
  4. 【請求項4】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    平行光に変換するコリメートレンズと、このコリメート
    レンズにより変換されたレーザビームを対物レンズに導
    くとともに、光記録媒体からの反射光を分離して検出光
    学系に導くビームスプリッタを備えた光ピックアップ装
    置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光が所定のブ
    リュースター角で入射され、その反射光が上記対物レン
    ズに導かれるとともに、上記光記録媒体からの反射光が
    入射される第1の光学面と、この第1の光学面と非平行
    にされ、その出射光が上記検出光学系に導かれる第2の
    光学面を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反射光を
    分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備えた光
    ピックアップ装置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光が所定のブ
    リュースター角で入射され、その反射光が上記対物レン
    ズに導かれるとともに、上記光記録媒体からの反射光が
    入射される第1の光学面と、この第1の光学面と平行に
    され、その出射光が上記検出光学系に導かれる第2の光
    学面を備える一方、 上記半導体レーザ素子からの出力レーザ光のうち、上記
    第1の光学面を屈折入射するとともに上記第2の光学面
    より出射された成分を受光して、上記半導体レーザ素子
    からの出力レーザ光の出力レベルを検出する受光素子を
    備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    平行光に変換するコリメートレンズと、このコリメート
    レンズにより変換されたレーザビームを対物レンズに導
    くとともに、光記録媒体からの反射光を分離して検出光
    学系に導くビームスプリッタを備えた光ピックアップ装
    置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光が所定のブ
    リュースター角で入射され、その反射光が上記対物レン
    ズに導かれるとともに、上記光記録媒体からの反射光を
    入射する第1の光学面と、この第1の光学面と非平行に
    され、その出射光を上記検出光学系に導く第2の光学面
    を備える一方、 上記半導体レーザ素子からの出力レーザ光のうち、上記
    第1の光学面を屈折入射するとともに上記第2の光学面
    より出射された成分を受光して、上記半導体レーザ素子
    からの出力レーザ光の出力レベルを検出する受光素子を
    備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反射光を
    分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備えた光
    ピックアップ装置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光が所定のブ
    リュースター角で入射され、その反射光が上記対物レン
    ズに導かれるとともに、上記光記録媒体からの反射光が
    入射される第1の光学面と、この第1の光学面と平行に
    されその出射光が上記検出光学系に導かれる第2の光学
    面を備える一方、 上記光記録媒体からの反射光のうち、上記第2の光学面
    により反射されて、上記第1の光学面から出射される成
    分に基づいて、上記光記録媒体に対するレーザビームの
    フォーカシング誤差を検出する検出手段を備えたことを
    特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 半導体レーザ素子からの出力レーザ光を
    対物レンズに導くとともに、光記録媒体からの反射光を
    分離して検出光学系に導くビームスプリッタを備えた光
    ピックアップ装置において、 上記ビームスプリッタは、上記出力レーザ光が所定のブ
    リュースター角で入射され、その反射光が上記対物レン
    ズに導かれるとともに、上記光記録媒体からの反射光が
    入射される第1の光学面と、この第1の光学面と平行に
    され、その出射光が上記検出光学系に導かれる第2の光
    学面を備える一方、 上記半導体レーザ素子からの出力レーザ光のうち、上記
    第1の光学面を屈折入射するとともに上記第2の光学面
    より出射された成分を受光して、上記半導体レーザ素子
    からの出力レーザ光の出力レベルを検出する受光素子
    と、 上記光記録媒体からの反射光のうち、上記第2の光学面
    により反射されて、上記第1の光学面から出射される成
    分に基づいて、上記光記録媒体に対するレーザビームの
    フォーカシング誤差を検出する検出手段を備えたことを
    特徴とする光ピックアップ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483129B1 (ko) * 1997-05-30 2005-09-13 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 광헤드및광디스크장치
WO2009078250A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Konica Minolta Opto, Inc. 光ピックアップ装置
WO2009078291A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Konica Minolta Opto, Inc. 光ピックアップ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100483129B1 (ko) * 1997-05-30 2005-09-13 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 광헤드및광디스크장치
WO2009078250A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Konica Minolta Opto, Inc. 光ピックアップ装置
WO2009078291A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Konica Minolta Opto, Inc. 光ピックアップ装置

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