JPH07219709A - 座標位置検出装置 - Google Patents
座標位置検出装置Info
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- JPH07219709A JPH07219709A JP1055694A JP1055694A JPH07219709A JP H07219709 A JPH07219709 A JP H07219709A JP 1055694 A JP1055694 A JP 1055694A JP 1055694 A JP1055694 A JP 1055694A JP H07219709 A JPH07219709 A JP H07219709A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】信頼度および検出精度の向上が図られた座標位
置検出装置を提供する。 【構成】矩形状の抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う2
辺に接続されたコンデンサを介して、パルス信号発生器
から発生されたパルス信号を抵抗膜に印加するように、
切換手段により信号経路を切り換える。この信号経路に
流れる電流に基づいて、検出器によりタッチ位置を検出
する。
置検出装置を提供する。 【構成】矩形状の抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う2
辺に接続されたコンデンサを介して、パルス信号発生器
から発生されたパルス信号を抵抗膜に印加するように、
切換手段により信号経路を切り換える。この信号経路に
流れる電流に基づいて、検出器によりタッチ位置を検出
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タッチパネルをタッチ
した際のタッチ位置を検出する座標位置検出装置に関す
る。
した際のタッチ位置を検出する座標位置検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種のオフィス機器やコンピュー
タの端末機器の普及に伴い、操作がより簡単でわかりや
すい機能を備えたものが望まれており、その一環として
これらオフィス機器等に備えられている入力装置も、や
はり操作が簡単でわかりやすい機能を備えたものが望ま
れている。これら入力装置の中の1つに、タッチパネル
をタッチした際のタッチ位置を検出する座標位置検出装
置がある。この座標位置検出装置は、表示された入力項
目を、例えば指等で触れることにより人体インピーダン
スに流れる電流を検出してタッチ位置を検出するもので
あり、所望の入力が極めて簡単になされ、かつわかりや
すいため広範に普及している。
タの端末機器の普及に伴い、操作がより簡単でわかりや
すい機能を備えたものが望まれており、その一環として
これらオフィス機器等に備えられている入力装置も、や
はり操作が簡単でわかりやすい機能を備えたものが望ま
れている。これら入力装置の中の1つに、タッチパネル
をタッチした際のタッチ位置を検出する座標位置検出装
置がある。この座標位置検出装置は、表示された入力項
目を、例えば指等で触れることにより人体インピーダン
スに流れる電流を検出してタッチ位置を検出するもので
あり、所望の入力が極めて簡単になされ、かつわかりや
すいため広範に普及している。
【0003】しかし、この人体インピーダンスは人や場
所により変動するので、正確な座標位置を検出するため
に、タッチパネルの左右上下方向に対し、時分割して座
標位置を複数回測定し、この複数回の測定の加重平均を
計算して座標位置を検出する技術が提案されている。こ
の時分割のための、信号経路切換え用スイッチとして、
例えばアナログスイッチ(特公平1−15085)や、
あるいはダイオードアレイ(特公平1−18450)が
採用されている。
所により変動するので、正確な座標位置を検出するため
に、タッチパネルの左右上下方向に対し、時分割して座
標位置を複数回測定し、この複数回の測定の加重平均を
計算して座標位置を検出する技術が提案されている。こ
の時分割のための、信号経路切換え用スイッチとして、
例えばアナログスイッチ(特公平1−15085)や、
あるいはダイオードアレイ(特公平1−18450)が
採用されている。
【0004】さらに、上記信号経路切換え用スイッチと
してアナログスイッチを用いた場合において、タッチパ
ネルに人体インピーダンスがタッチしていない場合に、
擬似的にこの人体インピーダンスの容量に相当するキャ
パシタを抵抗膜の基準点へ接続し、この人体インピーダ
ンスと同等の電流を流し、タッチパネルの基準点を示す
基準値を求め、この基準値を座標位置を得る演算に用い
ることにより、アナログスイッチのオン抵抗等の影響に
よる測定誤差を補正し、座標位置をより正確に検出する
技術も提案されている(特公平1−15086)。
してアナログスイッチを用いた場合において、タッチパ
ネルに人体インピーダンスがタッチしていない場合に、
擬似的にこの人体インピーダンスの容量に相当するキャ
パシタを抵抗膜の基準点へ接続し、この人体インピーダ
ンスと同等の電流を流し、タッチパネルの基準点を示す
基準値を求め、この基準値を座標位置を得る演算に用い
ることにより、アナログスイッチのオン抵抗等の影響に
よる測定誤差を補正し、座標位置をより正確に検出する
技術も提案されている(特公平1−15086)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来技
術のうち、アナログスイッチにより信号経路を切換える
よう構成すると、能動部品としてのアナログスイッチが
多数必要とされるため、故障の要因となり信頼度の観点
からして好ましくなく、またこれらアナログスイッチに
伴なう浮遊容量のため座標位置の検出精度が低下すると
いう問題がある。
術のうち、アナログスイッチにより信号経路を切換える
よう構成すると、能動部品としてのアナログスイッチが
多数必要とされるため、故障の要因となり信頼度の観点
からして好ましくなく、またこれらアナログスイッチに
伴なう浮遊容量のため座標位置の検出精度が低下すると
いう問題がある。
【0006】また、ダイオードアレイにより信号経路を
制御する場合には、上述したアナログスイッチによる構
成と同等の検出精度の構成とすると、双方向のダイオー
ド構成となり、アナログスイッチよりさらに多くのダイ
オードが必要とされ、やはり信頼度の観点からして好ま
しくなく、またこれらダイオードに伴なう浮遊容量のた
め座標位置の検出精度が低下するという問題点がある。
制御する場合には、上述したアナログスイッチによる構
成と同等の検出精度の構成とすると、双方向のダイオー
ド構成となり、アナログスイッチよりさらに多くのダイ
オードが必要とされ、やはり信頼度の観点からして好ま
しくなく、またこれらダイオードに伴なう浮遊容量のた
め座標位置の検出精度が低下するという問題点がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、信頼度の向上
が図られた座標位置検出装置を提供することを目的とす
る。
が図られた座標位置検出装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の座標位置検出装置は、 (1)矩形状の抵抗膜を有するタッチパネル (2)上記抵抗膜に印加するパルス信号を発生するパル
ス信号発生器 (3)上記抵抗膜の4辺に、互いに間隔を置いて、各2
つの端子のうちの各第1の端子が接続されるとともに、
各2つの端子のうちの各第2の端子が、上記抵抗膜の各
辺毎に互いに接続されてなる、各辺に複数ずつ備えられ
たコンデンサ (4)上記抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う第1の2
辺に接続された上記コンデンサの上記第2の端子どうし
の間、および上記抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う第
2の2辺に接続された上記コンデンサの上記第2の端子
どうしの間に上記パルス信号が交互に印加されるように
信号経路を切り換える切換手段 (5)上記タッチパネルのタッチ位置に応じて変化す
る、信号経路に流れる電流に基づいて、タッチ位置を検
出する検出器とを備えたことを特徴とするものである。
明の座標位置検出装置は、 (1)矩形状の抵抗膜を有するタッチパネル (2)上記抵抗膜に印加するパルス信号を発生するパル
ス信号発生器 (3)上記抵抗膜の4辺に、互いに間隔を置いて、各2
つの端子のうちの各第1の端子が接続されるとともに、
各2つの端子のうちの各第2の端子が、上記抵抗膜の各
辺毎に互いに接続されてなる、各辺に複数ずつ備えられ
たコンデンサ (4)上記抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う第1の2
辺に接続された上記コンデンサの上記第2の端子どうし
の間、および上記抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う第
2の2辺に接続された上記コンデンサの上記第2の端子
どうしの間に上記パルス信号が交互に印加されるように
信号経路を切り換える切換手段 (5)上記タッチパネルのタッチ位置に応じて変化す
る、信号経路に流れる電流に基づいて、タッチ位置を検
出する検出器とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】ここで、互いに直列に接続され一端が接地
された、コンデンサと抵抗からなるインピーダンス素子
と、そのインピーダンス素子の他端を、上記抵抗膜上の
複数の基準点それぞれへ交互に、かつ間歇的に接続する
スイッチング素子とを備え、上記検出器が、上記インピ
ーダンス素子が上記基準点へ接続された各タイミング
で、タッチ位置検出の校正を行なうものであることが効
果的である。
された、コンデンサと抵抗からなるインピーダンス素子
と、そのインピーダンス素子の他端を、上記抵抗膜上の
複数の基準点それぞれへ交互に、かつ間歇的に接続する
スイッチング素子とを備え、上記検出器が、上記インピ
ーダンス素子が上記基準点へ接続された各タイミング
で、タッチ位置検出の校正を行なうものであることが効
果的である。
【0010】
【作用】本発明の座標位置検出装置は、上記構成によ
り、例えば従来技術のようにアナログスイッチ等の能動
部品を多数備えることもなく、故障率が低減し信頼度の
向上が図られる。またアナログスイッチ等に伴なう浮遊
容量の影響も極めて少なくなるため、座標位置の検出精
度の向上が図られる。
り、例えば従来技術のようにアナログスイッチ等の能動
部品を多数備えることもなく、故障率が低減し信頼度の
向上が図られる。またアナログスイッチ等に伴なう浮遊
容量の影響も極めて少なくなるため、座標位置の検出精
度の向上が図られる。
【0011】また、本発明の構成に、上記インピーダン
ス素子と上記スイッチング素子を備えると、従来技術の
コンデンサのみで構成されたインピーダンスと比較し、
上記インピーダンス素子は、互いに直列に接続されたコ
ンデンサと抵抗とから形成され、人体インピーダンスと
極めて近似したインピーダンスのため、タッチ位置の校
正がさらに正確に行われ座標位置の検出精度が大幅に向
上する。
ス素子と上記スイッチング素子を備えると、従来技術の
コンデンサのみで構成されたインピーダンスと比較し、
上記インピーダンス素子は、互いに直列に接続されたコ
ンデンサと抵抗とから形成され、人体インピーダンスと
極めて近似したインピーダンスのため、タッチ位置の校
正がさらに正確に行われ座標位置の検出精度が大幅に向
上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例の座標位置検出装置の構成を
示すブロック図である。図1に示す座標位置検出装置に
は、スイッチング素子17〜21と、制御装置16と、
インバータ24,25と、スイッチ制御線L1,L2が
備えられており、これらにより本発明にいう切換手段が
構成されている。
図1は、本発明の一実施例の座標位置検出装置の構成を
示すブロック図である。図1に示す座標位置検出装置に
は、スイッチング素子17〜21と、制御装置16と、
インバータ24,25と、スイッチ制御線L1,L2が
備えられており、これらにより本発明にいう切換手段が
構成されている。
【0013】タッチパネル15にはその全面に抵抗膜が
形成されており、その抵抗膜の4辺には、互いに間隔を
置いて配置された複数のコンデンサからなるコンデンサ
アレイ11,12,13,14がそれぞれ備えられてい
る。各コンデンサアレイ11,12,13,14を構成
する各複数のコンデンサの各第1の端子は、互いに間隔
を置いて抵抗膜と接続されている。また、各コンデンサ
アレイ11,12,13,14を構成する各複数のコン
デンサの各第2の端子は、各辺毎に互いに接続されると
ともに各スイッチング素子18,19,20,21の一
端とそれぞれ接続されている。さらにスイッチング素子
18,21の他端は、スイッチング素子17のスイッチ
S1と接続され、またスイッチング素子19,20の他
端は、スイッチング素子17のスイッチS2と接続され
ている。ここで、スイッチS1は、端子aと端子bを切
り換える。またスイッチS2は、端子cと端子dを切り
換える。さらに端子aと端子dは共通に接続され、検出
器23を介してパルス信号発生器22と接続されてい
る。一方、端子bと端子cは、ともにグラウンドに接続
されている。
形成されており、その抵抗膜の4辺には、互いに間隔を
置いて配置された複数のコンデンサからなるコンデンサ
アレイ11,12,13,14がそれぞれ備えられてい
る。各コンデンサアレイ11,12,13,14を構成
する各複数のコンデンサの各第1の端子は、互いに間隔
を置いて抵抗膜と接続されている。また、各コンデンサ
アレイ11,12,13,14を構成する各複数のコン
デンサの各第2の端子は、各辺毎に互いに接続されると
ともに各スイッチング素子18,19,20,21の一
端とそれぞれ接続されている。さらにスイッチング素子
18,21の他端は、スイッチング素子17のスイッチ
S1と接続され、またスイッチング素子19,20の他
端は、スイッチング素子17のスイッチS2と接続され
ている。ここで、スイッチS1は、端子aと端子bを切
り換える。またスイッチS2は、端子cと端子dを切り
換える。さらに端子aと端子dは共通に接続され、検出
器23を介してパルス信号発生器22と接続されてい
る。一方、端子bと端子cは、ともにグラウンドに接続
されている。
【0014】スイッチング素子18,20の制御端子
は、スイッチ制御線L1と接続されている。スイッチン
グ素子19,21の制御端子も、インバータ24,25
を介してスイッチ制御線L1と接続されている。またス
イッチング素子17の制御端子は、スイッチ制御線L2
と接続されている。これらスイッチ制御線L1,L2
は、制御装置16と接続されている。
は、スイッチ制御線L1と接続されている。スイッチン
グ素子19,21の制御端子も、インバータ24,25
を介してスイッチ制御線L1と接続されている。またス
イッチング素子17の制御端子は、スイッチ制御線L2
と接続されている。これらスイッチ制御線L1,L2
は、制御装置16と接続されている。
【0015】以上のような構成の座標位置検出装置にお
いて、制御装置16により、各スイッチング素子17,
18,19,20,21が図1に示すように切り換えら
れた場合には、パルス信号発生器22から発生されたパ
ルス信号は、検出器23,端子a,スイッチS1,スイ
ッチング素子18を順次介して、先ず、コンデンサアレ
イ11を構成する複数のコンデンサの、互いに接続され
た第2の端子に伝達される。第2の端子に伝達されたこ
のパルス信号は、次に、コンデンサアレイ11を構成す
る複数のコンデンサの第1の端子にそのまま伝達され、
これによりタッチパネル15の抵抗膜に伝達される。
いて、制御装置16により、各スイッチング素子17,
18,19,20,21が図1に示すように切り換えら
れた場合には、パルス信号発生器22から発生されたパ
ルス信号は、検出器23,端子a,スイッチS1,スイ
ッチング素子18を順次介して、先ず、コンデンサアレ
イ11を構成する複数のコンデンサの、互いに接続され
た第2の端子に伝達される。第2の端子に伝達されたこ
のパルス信号は、次に、コンデンサアレイ11を構成す
る複数のコンデンサの第1の端子にそのまま伝達され、
これによりタッチパネル15の抵抗膜に伝達される。
【0016】即ち、パルス信号が交流成分のため、コン
デンサアレイ11を構成する複数のコンデンサは、この
パルス信号をそのまま通過させる。このため、コンデン
サアレイ11は、互いに接続された第2の端子に印加さ
れたパルス信号を、抵抗膜の一辺に、互いに間隔をおい
て配置された複数のコンデンサを介して、抵抗膜上に平
行に拡げて、この抵抗膜にタッチ位置を検出するための
平行電流を流すように作用する。このことが本実施例の
特徴の一つである。
デンサアレイ11を構成する複数のコンデンサは、この
パルス信号をそのまま通過させる。このため、コンデン
サアレイ11は、互いに接続された第2の端子に印加さ
れたパルス信号を、抵抗膜の一辺に、互いに間隔をおい
て配置された複数のコンデンサを介して、抵抗膜上に平
行に拡げて、この抵抗膜にタッチ位置を検出するための
平行電流を流すように作用する。このことが本実施例の
特徴の一つである。
【0017】さらに、平行に拡げられたこのパルス信号
は、コンデンサアレイ11と向き合うコンデンサアレイ
13の複数のコンデンサの第1の端子にそれぞれ伝達さ
れ、これら複数のコンデンサを介して、互いに接続され
たこれら複数のコンデンサの第2の端子へ伝達され、さ
らにスイッチング素子20,スイッチS2,端子cを順
次介して、グラウンドへ伝達される。
は、コンデンサアレイ11と向き合うコンデンサアレイ
13の複数のコンデンサの第1の端子にそれぞれ伝達さ
れ、これら複数のコンデンサを介して、互いに接続され
たこれら複数のコンデンサの第2の端子へ伝達され、さ
らにスイッチング素子20,スイッチS2,端子cを順
次介して、グラウンドへ伝達される。
【0018】このようにして、図1の左から右の方向へ
と、タッチパネル15の抵抗膜に電流が流れている。こ
の状態において、タッチパネル15をタッチすると、こ
の抵抗膜に流れている電流は、人体インピーダンスにも
流れ、この電流に基づいた電流が検出器23により検出
されて、これにより座標位置が検出される。次に、制御
装置16により、スイッチ制御線L2を介してスイッチ
S1を端子bに、スイッチS2を端子dに接続すると、
今度は、図1の右から左の方向へと、タッチパネル15
の抵抗膜に電流が流れ、さらにタッチパネル15をタッ
チしている人体インピーダンスにもこの電流が流れるた
め、前述したと同様にして座標位置が検出される。
と、タッチパネル15の抵抗膜に電流が流れている。こ
の状態において、タッチパネル15をタッチすると、こ
の抵抗膜に流れている電流は、人体インピーダンスにも
流れ、この電流に基づいた電流が検出器23により検出
されて、これにより座標位置が検出される。次に、制御
装置16により、スイッチ制御線L2を介してスイッチ
S1を端子bに、スイッチS2を端子dに接続すると、
今度は、図1の右から左の方向へと、タッチパネル15
の抵抗膜に電流が流れ、さらにタッチパネル15をタッ
チしている人体インピーダンスにもこの電流が流れるた
め、前述したと同様にして座標位置が検出される。
【0019】さらに、制御装置16により、スイッチ制
御線L1を介して図1に示すスイッチング素子18,2
0の接点を切り離す一方、スイッチング素子19,21
の接点を接続し、またスイッチ制御線L2を介してスイ
ッチング素子17のスイッチS1,S2を切り換え、こ
の切り換えに応じて図1の上から下へ、もしくは下から
上の方向にタッチパネル15の抵抗膜に電流を流すこと
により、やはり前述したと同様にして座標位置が検出さ
れる。
御線L1を介して図1に示すスイッチング素子18,2
0の接点を切り離す一方、スイッチング素子19,21
の接点を接続し、またスイッチ制御線L2を介してスイ
ッチング素子17のスイッチS1,S2を切り換え、こ
の切り換えに応じて図1の上から下へ、もしくは下から
上の方向にタッチパネル15の抵抗膜に電流を流すこと
により、やはり前述したと同様にして座標位置が検出さ
れる。
【0020】以上の制御装置16等の制御によってタッ
チパネル15上の2次元座標が精度良く求められる。こ
のように、抵抗膜に印加されるパルス信号は、交流成分
の信号であるため、本発明では、この実施例に示すよう
に、この交流成分の信号を通過するコンデンサに着目し
たのである。即ち、このコンデンサを介して抵抗膜に平
行電流を流しておき、タッチパネルにタッチした際、タ
ッチ位置に応じて変化する電流に基づいてタッチ位置が
検出される。
チパネル15上の2次元座標が精度良く求められる。こ
のように、抵抗膜に印加されるパルス信号は、交流成分
の信号であるため、本発明では、この実施例に示すよう
に、この交流成分の信号を通過するコンデンサに着目し
たのである。即ち、このコンデンサを介して抵抗膜に平
行電流を流しておき、タッチパネルにタッチした際、タ
ッチ位置に応じて変化する電流に基づいてタッチ位置が
検出される。
【0021】図2は、図1に示す各コンデンサアレイ1
1,12,13,14をコンデンサ容量分配方式により
形成されてなる構成を示す図である。抵抗膜の各辺の近
傍の検出位置の精度を向上させるために、図2の上と下
とにコンデンサが3ヶづつ並列に接続して配置されてお
り、この分容量が大きくなっている。これにより各辺の
近傍に多く電流が流れるため、各辺の近傍の不安定な容
量に起因する電流変動が低減される。
1,12,13,14をコンデンサ容量分配方式により
形成されてなる構成を示す図である。抵抗膜の各辺の近
傍の検出位置の精度を向上させるために、図2の上と下
とにコンデンサが3ヶづつ並列に接続して配置されてお
り、この分容量が大きくなっている。これにより各辺の
近傍に多く電流が流れるため、各辺の近傍の不安定な容
量に起因する電流変動が低減される。
【0022】図3は、矩形コンデンサタイプ(面積コン
トロール)のコンデンサアレイの構成を示す図である。
図1に示す各コンデンサアレイ11,12,13,14
に、この矩形コンデンサタイプを用いてもよい。このコ
ンデンサアレイは、電極31と絶縁層32とから形成さ
れている。電極31の、図3の上と下との電極は、斜め
になっており、面積が大きく、このため容量も大きくな
り、やはり各辺の近傍に多くの電流が流れて、各辺の近
傍の不安定な容量に起因する電流変動が低減される。こ
の矩形コンデンサタイプは、前述した図1のようにコン
デンサアレイを構成する複数のコンデンサの第1や第2
の端子がそれぞれ備えられている多点タイプではないた
め、タッチパネル15の抵抗膜等に接続する際の取り付
けが容易である。さらに、電極間の厚みにより容量が変
化する厚みコントロールタイプのコンデンサアレイもあ
り、図1に示すコンデンサアレイ11,12,13,1
4に、このコンデンサアレイを用いてもよい。
トロール)のコンデンサアレイの構成を示す図である。
図1に示す各コンデンサアレイ11,12,13,14
に、この矩形コンデンサタイプを用いてもよい。このコ
ンデンサアレイは、電極31と絶縁層32とから形成さ
れている。電極31の、図3の上と下との電極は、斜め
になっており、面積が大きく、このため容量も大きくな
り、やはり各辺の近傍に多くの電流が流れて、各辺の近
傍の不安定な容量に起因する電流変動が低減される。こ
の矩形コンデンサタイプは、前述した図1のようにコン
デンサアレイを構成する複数のコンデンサの第1や第2
の端子がそれぞれ備えられている多点タイプではないた
め、タッチパネル15の抵抗膜等に接続する際の取り付
けが容易である。さらに、電極間の厚みにより容量が変
化する厚みコントロールタイプのコンデンサアレイもあ
り、図1に示すコンデンサアレイ11,12,13,1
4に、このコンデンサアレイを用いてもよい。
【0023】図4は、図1とは異なる本発明の一実施例
の座標位置検出装置の構成を示すブロック図である。図
1に示す座標検出装置の構成を示すブロック図に、さら
にインピーダンス素子40とスイッチング素子43とが
備えられている。インピーダンス素子40は、コンデン
サ41と抵抗42から形成され、本実施例においては、
コンデンサ41の容量は50〜70PF、抵抗42の抵
抗値は1,500〜3,000Ωであり、一般的にいわ
れている人体インピーダンスの容量値50〜250P
F、抵抗値1,000〜5,000Ω程度に相当するよ
うに換算されている。スイッチング素子43のスイッチ
S3に接続されたインピーダンス素子40は、時々、例
えば10秒間に1回の割合いでスイッチ制御線L3を介
して制御装置16により端子eから端子hまで、順次切
り換えられる。
の座標位置検出装置の構成を示すブロック図である。図
1に示す座標検出装置の構成を示すブロック図に、さら
にインピーダンス素子40とスイッチング素子43とが
備えられている。インピーダンス素子40は、コンデン
サ41と抵抗42から形成され、本実施例においては、
コンデンサ41の容量は50〜70PF、抵抗42の抵
抗値は1,500〜3,000Ωであり、一般的にいわ
れている人体インピーダンスの容量値50〜250P
F、抵抗値1,000〜5,000Ω程度に相当するよ
うに換算されている。スイッチング素子43のスイッチ
S3に接続されたインピーダンス素子40は、時々、例
えば10秒間に1回の割合いでスイッチ制御線L3を介
して制御装置16により端子eから端子hまで、順次切
り換えられる。
【0024】このようにして、あたかも人体インピーダ
ンスがタッチパネルにタッチしたと同等の操作が行わ
れ、タッチパネルの基準点を示す基準値が算出され、こ
れによりタッチ位置検出の校正がなされ、タッチパネル
の座標位置の検出精度の向上が図られる。
ンスがタッチパネルにタッチしたと同等の操作が行わ
れ、タッチパネルの基準点を示す基準値が算出され、こ
れによりタッチ位置検出の校正がなされ、タッチパネル
の座標位置の検出精度の向上が図られる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の座標位置
検出装置は、パルス信号発生器から発生されたパルス信
号を、コンデンサを介して抵抗膜に印加しているため、
従来技術において多数必要とされたアナログスイッチ等
の能動部品が少なくて済み、故障率が低減し、信頼度の
向上が図られるとともに、回路が簡素化されてコストの
低減も図られる。また、アナログスイッチ等の能動部品
の減少に伴ない、これら能動部品に伴なう浮遊容量の影
響も極めて少なくなるため、座標位置の検出精度の向上
が図られる。
検出装置は、パルス信号発生器から発生されたパルス信
号を、コンデンサを介して抵抗膜に印加しているため、
従来技術において多数必要とされたアナログスイッチ等
の能動部品が少なくて済み、故障率が低減し、信頼度の
向上が図られるとともに、回路が簡素化されてコストの
低減も図られる。また、アナログスイッチ等の能動部品
の減少に伴ない、これら能動部品に伴なう浮遊容量の影
響も極めて少なくなるため、座標位置の検出精度の向上
が図られる。
【0026】また、人体インピーダンスと極めて近似し
たコンデンサと抵抗からなるインピーダンス素子を備え
ると、タッチ位置の校正がより正確に行われるため、座
標位置の検出精度が大幅に向上する。
たコンデンサと抵抗からなるインピーダンス素子を備え
ると、タッチ位置の校正がより正確に行われるため、座
標位置の検出精度が大幅に向上する。
【図1】本発明の一実施例の座標位置検出装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図1に示すコンデンサアレイをコンデンサ容量
分配方式により形成されてなる構成を示す図である。
分配方式により形成されてなる構成を示す図である。
【図3】矩形コンデンサタイプのコンデンサアレイの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図4】図1とは異なる本発明の一実施例の座標位置検
出装置の構成を示すブロック図である。
出装置の構成を示すブロック図である。
11,12,13,14 コンデンサアレイ 15 タッチパネル 16 制御装置 17,18,19,20,21,43 スイッチング素
子 22 パルス信号発生器 23 検出器 24,25 インバータ 31 電極 32 絶縁層 40 インピーダンス素子 41 コンデンサ 42 抵抗 L1,L2,L3 スイッチ制御線 a,b,c,d,e,f,g,h 端子 S1,S2,S3 スイッチ
子 22 パルス信号発生器 23 検出器 24,25 インバータ 31 電極 32 絶縁層 40 インピーダンス素子 41 コンデンサ 42 抵抗 L1,L2,L3 スイッチ制御線 a,b,c,d,e,f,g,h 端子 S1,S2,S3 スイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 矩形状の抵抗膜を有するタッチパネル
と、 前記抵抗膜に印加するパルス信号を発生するパルス信号
発生器と、 前記抵抗膜の4辺に、互いに間隔を置いて、各2つの端
子のうちの各第1の端子が接続されるとともに、該各2
つの端子のうちの各第2の端子が、前記抵抗膜の各辺毎
に互いに接続されてなる、該各辺に複数ずつ備えられた
コンデンサと、 前記抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う第1の2辺に接
続された前記コンデンサの前記第2の端子どうしの間、
および前記抵抗膜の4辺のうち互いに向き合う第2の2
辺に接続された前記コンデンサの前記第2の端子どうし
の間に前記パルス信号が交互に印加されるように信号経
路を切り換える切換手段と、 前記タッチパネルのタッチ位置に応じて変化する、信号
経路に流れる電流に基づいて、該タッチ位置を検出する
検出器とを備えたことを特徴とする座標位置検出装置。 - 【請求項2】 互いに直列に接続され一端が接地され
た、コンデンサと抵抗からなるインピーダンス素子と、
該インピーダンス素子の他端を、前記抵抗膜上の複数の
基準点それぞれへ交互に、かつ間歇的に接続するスイッ
チング素子とを備え、 前記検出器が、前記インピーダンス素子が前記基準点へ
接続された各タイミングで、タッチ位置検出の校正を行
なうものであることを特徴とする請求項1記載の座標位
置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1055694A JPH07219709A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 座標位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1055694A JPH07219709A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 座標位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07219709A true JPH07219709A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11753534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1055694A Pending JPH07219709A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 座標位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07219709A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6400359B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-06-04 | Pentel Kabushiki Kaisha | Apparatus for detecting an approaching conductor, or an approach point of a conductor and an electrostatic capacity type touch panel apparatus |
WO2006043660A1 (ja) * | 2004-10-22 | 2006-04-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | タッチセンサ付き表示装置およびその駆動方法 |
JP2009157373A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Toppoly Optoelectronics Corp | 位置センサディスプレイ |
JP2012509539A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | サーク・コーポレーション | フライング・キャパシタを用いて、表面型静電容量方式タッチ・パネルの上の位置を測定する方法およびシステム |
JP2012519903A (ja) * | 2009-03-06 | 2012-08-30 | サーク・コーポレーション | エリア・ジェスチャによる表面容量 |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP1055694A patent/JPH07219709A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6400359B1 (en) | 1998-08-27 | 2002-06-04 | Pentel Kabushiki Kaisha | Apparatus for detecting an approaching conductor, or an approach point of a conductor and an electrostatic capacity type touch panel apparatus |
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US8274481B2 (en) | 2004-10-22 | 2012-09-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device with touch sensor, and drive method for the device |
JP2009157373A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Toppoly Optoelectronics Corp | 位置センサディスプレイ |
JP2012509539A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | サーク・コーポレーション | フライング・キャパシタを用いて、表面型静電容量方式タッチ・パネルの上の位置を測定する方法およびシステム |
JP2012519903A (ja) * | 2009-03-06 | 2012-08-30 | サーク・コーポレーション | エリア・ジェスチャによる表面容量 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030325 |