JPH07219290A - コピー用紙サイズ検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像入力スキャナおよび／または編集パッド
を用いて、コピー用紙サイズを選択または検出、コピー
の再サイズ決定のための装置を提供する。 【構成】 用紙のスタックを有する用紙送り装置と、用
紙送り装置から用紙を受け取るように適合された印刷装
置と、そして用紙送り装置から離して置かれた、用紙の
うちの一枚の用紙サイズを判定するための入力手段とを
有し、印刷装置は、用紙のインディシアを印刷するため
に前記入力手段によって判定された用紙サイズに応じ
る、用紙上のインディシアを印刷するように適合された
印刷システム。編集パッド１３０は、編集パッド上の一
入力点の判定に基づいてコピー用紙の二次元長方形領域
を検出できる。ｘ−ｙ軸の交点の予め決められた基点
と、入力点と、ｙ軸上の個々のｙ点に基づいて、プロセ
ッサは長方形のサイズを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は用紙サイズ入力／検出装
置に関するものであり、更に詳しく述べると、入力パッ
ド、文書送り装置、スキャナの全部またはいずれかを使
用してコピー用紙のサイズを迅速に選択または検出する
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】イシカワによる米国特許出願第５，２４
１，４０３号は、転送先受信機の機能に関する情報を記
憶する記憶装置と、文書画像を読み取るための読取装置
と、画像記憶装置に記憶された画像データを転送するた
めの送信機と、記憶装置手段に記憶された情報に基づい
た文書の読取りと読み取られた画像情報データの画像記
憶装置への記憶を制御するための制御装置、とから成る
画像通信システムを開示している。

【０００３】ヤマダ他による米国特許出願第５，２２
３，９０５号は、文書装填テーブルに装填された文書用
紙のスタックから一枚の文書用紙を連続的に分離して、
画像露光部の上流の各文書用紙の長さによって可変的に
決定される待機位置に各文書用紙を連続的に送る用紙送
り装置を具備する自動文書搬送装置を開示している。搬
送装置は、各文書用紙を待機位置から露光位置に搬送す
る。画像露光部は、最初の文書用紙を走査して露光する
ように制御され、最初の文書が走査および露光されてい
る間、次の文書用紙は待機位置に止められている。最初
の文書用紙は走査および露光された後に排出され、最初
の文書用紙の排出のときに次の文書用紙が待機位置から
画像露光位置に搬送される。紙送り装置、搬送装置、排
出装置は、文書装填テーブルに装填された文書のスタッ
ク全部が走査および露光されるまで作動される。

【０００４】イチカワ他による米国特許出願第５，１９
８，８５３号は、文書スキャナで用いられる、文書のサ
イズを検出するための文書サイズ検出装置を開示してい
る。文書サイズ検出装置は、文書を光線で照射する照射
装置と、文書のカバーと、文書とカバーからの反射光の
受光装置と、反射光を画像信号に変換する変換装置と、
画像信号のカバーの上の文書の影を検出する検出装置
と、検出された文書の影に基づいて文書のサイズを判定
する判定装置、とを有する。

【０００５】イデ他による米国特許出願第５，１９２，
９７５号は、画像走査装置と自動文書送り装置を具備す
る画像形成装置を開示している。画像軽装装置に取り付
けられているプラテンの上の文書は、所定の位置に位置
決めされる。走査装置は、所定の位置に対向する開始位
置から走査操作を開始する。走査装置の走査位置は、検
出装置によって検出された文書サイズに対応する位置と
なるように個々に決定される。画像形成操作は、間違え
なくコピー紙に画像が形成されるように実施され、画像
形成操作の速度が高められる。

【０００６】ヒロセによる米国特許出願第５，１７０，
３４８号は、英数字文字入力装置が、平らなハウジング
の二次元上面に文字入力パネルを具備することを開示し
ている。文字入力パネルは、英数字文字に対応するイン
ディシア(indicia) を各々上に有している複数の文字入
力パッドを具備する。文字入力パッドにかけられる圧力
に応えて作動する複数のスイッチが設けられている。文
字入力パッドに触れるための細長い形と丸い先端を備え
た接触ペンが用意されている。接触ペンと文字パネルの
文字入力パッドとを用いて入力された英数字文字を表示
する表示装置および記憶する記憶装置が設けられてい
る。

【０００７】ヤニガー(Yaniger) 他による米国特許出願
第４，９６３，７０２号は、少なくとも一枚のディジタ
イザプライを具備し、各ディジタイザプライは、各々長
手方向に沿って抵抗傾斜を備えている、離間関係に配向
された第一および第二抵抗ストリップを有するディジタ
イザパッドを開示している。複数の導体トレースは各抵
抗ストリップの長さ方向に相互接続され、互いに相手方
向に延びて互い違いに配置されてセンサーパッド領域を
定義する。各センサーパッド領域は次元の方向を定義す
る。分路プライは、選択エリアが押されて導体トレース
に接触すると選択接触エリアで路プライを介して隣合う
導体トレース間に伝導が生じるように、普通は非導電関
係にあるセンサーパッド領域に向かせて取り付けられ
る。

【０００８】トモサダ他による米国特許出願第４，７４
３，９４４号は、文書の画像を記録媒体に再生するため
の処理装置と、文書画像の状態を検出する検出回路を具
備する画像処理装置を開示している。制御回路は処理装
置を制御して所定の倍率で文書画像を再生する。文書状
態とは、文書上の画像の面積、文書画像が文書の縁に隣
接しているかどうか、文書の縁の位置、または文書の配
置に関わるものである。次に、特定状態の検出に基づい
て文書画像の再生の倍率が制御回路によって制御され
る。文書が基準位置から離れていると判定された場合に
は、文書に隣接する要らない背景ではなく、実際の文書
画像だけが再生されるように、再生画像の一部が消去さ
れる。

【０００９】アンザイ他による米国特許出願第４，７１
３，５５０号は、原稿テーブルにセットされた、原稿の
ような文書のサイズを検出するための原稿テーブル付近
に配設された、発光装置と光検出機構を具備する複数の
センサー部分を有する文書サイズ検出装置を開示してい
る。この装置は、反射光または透過光と、センサー部の
出力レベルと基準レベルを比較するための比較器と、比
較器の出力信号に応じて文書サイズを決定する決定手
段、とを利用する。文書サイズ検出装置は、基準レベル
がセンサー部の出力レベルと等しくなる条件を求めるた
めに、比較器の基準レベルを変更し、結果として得られ
る比較器の出力を検出する回路と、原稿テーブルに文書
がセットされない状態で調整モードで利用される、条件
を表す値を記憶する記憶回路と、テーブルにセットされ
た文書のサイズを検出する文書サイズ決定モードで使用
される、記憶回路に記憶される値に応じて比較器に入力
される基準レベルを設定するための基準レベル設定回
路、とから成る。

【００１０】ヨシウラ他による米国特許出願第４，７３
９，３６９号は、原稿文書循環装置にセンサーを有する
文書製図検出装置を開示している。原稿文書のスタック
は原稿文書トレイに取り付けられる。原稿文書用紙移送
方向に垂直に位置決めされた複数のセンサーにより、文
書送り時に用紙サイズが判定される。

【００１１】マエカワによる米国特許出願第４，５４
１，７１３号は、コピーされる用紙によって特定着色部
が覆われるようにプラテン上に位置決めされた複数着色
部を有する文書サイズ検出装置を開示している。投光機
がプラテンの方向に光を照射し、受光手段は、用紙によ
って遮られるまたは露光される着色部に対応する出力信
号を出す。

【００１２】カクハシ他による米国特許出願第４，５１
７，５４６号は、各々、電極を備えた二個の対向する縁
部に付けられた二枚の抵抗シートから成る抵抗シート入
力タブレットを開示している。一方の長方形の抵抗シー
トは、他方の抵抗シートの縁部に垂直に置かれ、結果と
して、上に薄い金属膜が蒸着され更に電気絶縁層に接着
されている主抵抗層と主抵抗層表面に形成される保護抵
抗層とから成る二次元入力構造体を成している。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の一態様によれ
ば、用紙のインディシアを印刷するように適合された印
刷システムが提供される。

【００１４】

【課題を解決するための手段】印刷システムは、用紙の
スタックを有する用紙送り装置と、用紙送り装置から用
紙を受け取るように適合された印刷装置を具備する。印
刷システムは、用紙送り装置から離れて取り付けられ
た、いずれか一枚の用紙の用紙サイズを判定する入力手
段も具備する。印刷装置は、入力手段によって判定され
た用紙サイズに応じて用紙上のインディシアを印刷す
る。

【００１５】

【実施例】図１は本発明の特長を取り入れたスキャナと
文書送り装置の正面図で部分的に断面図になっており、
図２は本発明の一実施例のブロック図、図３は本発明の
用紙／画像サイズ編集パッドの別の実施例の上面図、図
４は図３の本発明の用紙／画像サイズ編集パッドの別の
上面図、図５Ａは本発明のシステムの別の実施例のブロ
ック図、図５Ｂは本発明のシステムの更に別の実施例の
ブロック図、図５Ｃは本発明のシステムの更に別の実施
例のブロック図である。

【００１６】図１は自動文書処理スキャナ１００であ
り、電子画像走査システム１１０と共に使用される本発
明の高速走査用紙サイズ検出システムを具備する。スキ
ャナ１００は、電子写真印刷機あるいは自立式すなわち
印刷装置周辺走査装置を具備するように、いずれの位置
にも取り付けられる。スキャナ１００は、図３−４およ
び５Ａ−５Ｃと組合わせて後で説明されるように、編集
パッドと共に用紙サイズ検出／入力に利用される。

【００１７】図１に示されるように、画像走査システム
１１０は、イメージングプラテン１０４の文書画像をデ
ィジタル式に読取るという主機能を有する。本発明の実
施例において、この同一電子文書画像走査システム１１
０は、スキャナ１００の用紙通路を通過する用紙１２５
のサイズを迅速に自動検出するために、コマンドで利用
される場合もある。このように、画像走査システム１１
０は、従来は後続または一体型の印刷装置の電子的印写
に利用されていたが、本発明により、高速で便利な原稿
文書またはコピー基体のサイズ決定装置として機能する
ように適合される。図１の例に示される画像走査システ
ムは、スキャナアレイバーの上に取り付けられた光学的
センサー１１２を具備する。

【００１８】走査アレイバー１１４は、普通の全幅イメ
ージングバー、走査ヘッドＣＣＤセンサーアレイ、高速
および低速走査方向に走査できる単一センサー、カラー
フィルタリングされるセンサーアレイ等の走査システム
である。一体型または独立型ディジタルコピー、印刷、
ファクシミリ転送、または他のディジタル画像処理、拡
張機能、または操作、に関する用紙／画像の電子的サイ
ズ決定は、ライトレンズ光入力等を用いた従来のありふ
れたコピーシステムと比較して、急速に重要さ、重大さ
を増している。スキャナアレイバー１１４は、いずれの
場合でも、用紙通路の幅を光学的に測定でき、図示矢印
による低速操作方向（用紙通路と同方向）に移動可能で
ある。また、ここに説明された文書サイズ検出システム
は、本例では、具体例として図１に図示されたスキャナ
１００の例示一体型複数モード用紙処理システムの一体
部分である。

【００１９】図１のスキャナ１００で開示される特定用
紙処理機構は、主題である高速操作文書サイズ検出シス
テムで利用するのに適した文書処理装置の一例である。
この特定例で開示されているのは、文書がスキャナ１０
０のエントリースロットに送り込まれる、または給紙た
めのスタックトレイ１２０の一番上に積重ねられる、デ
ュアルモードの文書重ね合わせ式文書処理装置である。
用紙１２５は、処理方向に移送ローラ１０６に（すなわ
ちトレイ１２０から）送られ、プラテン１０４を横切っ
て移動するためにプラテン移送ベルト１２４の上流端に
達する。附属移送ローラセット１０７および他のローラ
セットは用紙１２５を移動して、用紙１２５をトレイ１
２０に戻す、すなわち、プラテン１０４の上の移送ベル
ト１２４から用紙１２５を分離した後に移送ローラセッ
ト１０８を介してスキャナ１００から排出する。移送ベ
ルト１２４はモーターＭによって駆動されるのだが、送
り誤り、滑り、損傷なく用紙１２４を移動するように、
ローラセット１０４、１０７、および１０８ならびにロ
ーラＭによって駆動されるであろう他の移送ローラと同
期されることが望ましい。本発明の実施例と組み合わせ
て、用紙の移動通路沿いに種々の固定用紙センサーが使
用されるが、それらは用紙１２５のサイズを検出する必
要はない。

【００２０】画像操作システム１１０は、スキャナアレ
イバー１１４でプラテン１０４の下から走査する。画像
走査システムは、図示の矢印による処理方向への移動の
ために典型的な水平光学走査キャリッジに取り付けら
れ、このキャリッジによって相互に駆動される。スキャ
ナアレイバー１１４の光学センサー１１２は、高速走査
（中央寄り／外側寄り）方向および低速走査（処理）方
向に画像を走査できる。全画像走査操作の所要に応じて
高速および低速両方向に文書を走査するための必要事項
とは対照的に、本発明の一実施例では、本発明による高
速走査（中央寄り／外側寄り）方向に走査するのに画像
走査システム１１０だけが起動されればよい。図２と組
み合わせて更に十分に説明すると、画像走査システム１
１０は、本実施例では処理方向には静止したままであ
り、一方向（中央寄り／外側寄り）の走査だけで用紙１
２５の幅と長さを検出できる。スキャナアレイバー１１
４上の光学センサー１１２は、用紙１２５がプラテン１
０４を通過する際に（高速走査方向に）用紙１２５の幅
を検出する。（多数の文書送り装置およびスキャナでそ
うであるように）用紙がプラテン１０４の一辺に沿って
通過するときに、一個または複数個のセンサー１１２が
用紙１２５の外側寄りの隅を検出するようにして、用紙
１２５の幅が検出され出力される。同時に１個または複
数個の光学センサー１１２が、用紙１２５がプラテン１
０４の上に止まらずに通過するときにスキャナアレイバ
ー１１４に沿ったいずれかの点において用紙１２５の前
縁、次に後縁を検出する。制御装置と一体構成の、ある
いは、独立の（図１に図示されていない）クロックは、
スキャナアレイバー１１４上の光学センサ１１２によ
り、上にある用紙１２５の存在を感知する時間”ｔ”を
判定する。移送ベルト１２４に一致して移動するので、
用紙１２５の（モーター、センサー、または他のものに
より決定および制御される）所定移動速度から用紙の速
度”ｖ”が分かり、ｔをｖに掛け合わせることにより、
用紙１２５の長さが判定される。スキャナアレイバー１
１４の低速走査方向移動によって前縁から後縁へ走査さ
れる用紙を止めることのある従来の全画像シート低速お
よび高速方向走査と違って、前述の実施例では、サイズ
判定のためにプラテン１０４上で用紙１２５が休止する
必要がない。用紙１２５の前縁がプラテン１０４部分の
上に達すると即座に走査アレイバー１４が位置決めされ
た用紙１２５を感知するので、用紙１２がプラテン１０
４を通過し終わる前でも、用紙サイズ出力を得られるの
である。また、スキャナの高速走査方向の解像度が大幅
に低減されるので（例えば、尺度係数１０）、用紙サイ
ズ判定走査は更に速くなる。

【００２１】前述の高速走査用紙サイズ検出システム
は、プラテン１０４上の用紙１２５の正確な（停止）位
置決めに依存するものではなく、すなわち、移送ベルト
／用紙１２５「停止および起動」の滑りによって生じる
危険性は、用紙の長さ検出エラー以外のものである。本
発明によれば、用紙１２５の正確な寸法は、スキャナ１
００の移送ベルト１２４がプラテン１０４の下のスキャ
ナアレイバー１１４に用紙を横切らせる程度の速さで確
実に判定される。用紙１２５を停止、位置決めした後に
再起動する必要性がないので、この移送ベルト１２４／
用紙１２５の速度は、従来の用紙イメージング移動速度
より早くできる。プラテン上で用紙が停止された後に再
起動されなくてはならない場合には用紙の滑りが発生す
る可能性があるので、ローラセット１０４による捕捉か
らローラセット１０８による排出までの用紙一定移動
は、従来の用紙１２５全画像走査の停止および起動が要
求されるときに容認されていた以外のものよりも高速と
なり得る。本発明のシステムにより、移送ベルト１２４
により用紙１２５をプラテン１０４に対して均一かつ一
定に横切らせることで、迅速かつ正確な用紙長さの検出
を保証する。上記に説明されているように、本発明の種
々のコピー用紙選択よび検出は、コピー用紙トレイ５６
から用紙を選択するのに利用される。非標準用紙サイズ
の場合、コピー用紙の通路、用紙グリッパのタイミン
グ、画像転送、および処理ならびに印刷するコピー用紙
の他の態様は、本発明の高速走査用紙サイズ検出により
自動的に修正される。コピー用紙通路のセンサー（図示
略）およびそれらを制御するプロセッサは、印刷機で非
標準（または標準）コピー用紙サイズが使用されたこと
に起因する送り誤りまたは送り誤りの徴候を防止するよ
うに再プログラムされる。

【００２２】本発明の別の実施例では、この高速走査用
紙サイズ決定モードで判定されるのは用紙の縁だけで画
像は判定されないので、プラテン１０４に定常的に位置
決めされる用紙の走査解像度は大幅に低減される。この
ように、スキャナアレイバー１１４上の光学センサー１
１２は、上で用紙が位置決めされる（すなわち休止す
る）ので、高速走査方向および低速走査方向に走査する
加速され且つ低減された解像度に基づいて用紙サイズ決
定検出を全うし、用紙の移動で用紙サイズを検出する必
要がないので、この実施例でも用紙送り装置システムは
必要ない。このように、従来の全解像度画像用紙走査を
利用するよりも迅速な用紙サイズ検出が可能である。ま
た、附属センサー、追加プロセッサまたは他のハードウ
ェアを要する用紙サイズ検出システムと対照的に、本発
明のスキャナ用紙サイズ検出システムは、数多くの既存
の用紙走査システムに対するコスト効率修正に基づいて
採用することが可能である。

【００２３】更に、本発明の用紙サイズ検出システム
は、処理または低速走査方向イメージングのセンサー装
備スキャナを用紙に横切らせることによる、スキャナ、
複写装置、ファクシミリ機の全部またはいずれかでも実
施できる。このような応用装置では、機械のコストがか
なり重要である場合、本発明の用紙サイズ検出システム
は、用紙サイズ決定要件に対してコスト効率に関する解
法を提供するであろう。図１は、図示の矢印によりキャ
リッジ上のスキャナアレイバー１１４の処理方向移動と
対比させるように、このような固定スキャナバー機を実
証するためにも引用されており、走査アレイバー１１４
は低速走査方向に移動しない。むしろ、このようなシス
テムは、低速（処理）走査方向に用紙上の画像を走査す
るように固定スキャナアレイバー１１に対して用紙を移
動する移送ベルトおよび／またはローラに、依存するも
のである。このような固定スキャナバー機では、用紙１
２５が上を通過すると、一個または複数個の光学センサ
１１２が、スキャナアレイバー１１４に沿ったいずれか
の点で、用紙１２５の前縁、次に後縁の通過を検出でき
る。制御装置の中のクロック（図示略）はスキャナアレ
イバー１１４上の光学センサ１１２が上にある用紙１２
５の存在を感知する時間”ｔ”を判定する。移送ベルト
１２４に一致して移動するので、用紙１２５の（モータ
ー／センサーにより決定される）所定移動速度により、
用紙の速度”ｖ”が分かる。ｔをｖに掛け合わせること
により、それにより用紙１２５の長さが判定される。プ
ラテンの上で用紙の停止および起動をを行わないこのよ
うな固定スキャナバー機では、用紙１２５の正確な長さ
は、用紙がスキャナアレイバー１１４を通り過ぎる程度
の速さで確実に判定される。前述の実施例を利用した場
合のように、このような固定スキャナバー機における本
発明は、用紙１２５が通過するのに伴って（高速走査方
向に）幅を検出するスキャナアレイバー１１４上の光学
センサ１１２による従来の走査によるものである。この
方法では、数多のこのような固定スキャナバー機に対し
て本発明の用紙サイズ検出システムを採用するために追
加ハードウェアが加えられる必要はほとんどない。

【００２４】図１を参照して説明できるであろう本発明
の高速走査用紙検出システムの更に別の実施例では、走
査システム１１０は従来の高速および低速方向に用紙１
２５を迅速に走査して用紙の幅と長さを判定する。この
実施例では、用紙１２５は用紙送り装置が装備されたま
たは装備されないプラテン上に位置決めされる。図１に
示されるように、スキャナアレイバー１１４は、典型的
な水平光学走査キャリッジに取り付けられ、図示の矢印
による処理方向への移動のために典型的な水平光学走査
キャリッジに取り付けられ、このキャリッジによって相
互に駆動される。スキャナアレイバー１１４の光学セン
サー１１２は、制御装置１０２に用紙の縁を判定させる
という限られた目的のために、高速走査（中央寄り／外
側寄り）方向および低速走査（処理）方向に用紙を高速
走査する。覆われていないプラテンすなわち薄暗くなっ
たプラテンカバー（図示略）が、高速走査シートサイズ
決定モードで用紙の縁を検出するのに必要なコントラス
トとなる。この高速走査用紙サイズ決定モードで判定さ
れるのは用紙の縁だけで画像は判定されないので、所要
走査解像度は大幅に低減される。このように、スキャナ
アレイバー１１４上の光学センサー１１２は、高速およ
び／または低速走査方向に加速された走査により用紙サ
イズ検出を全うし、それにより従来の全解像度画像用紙
走査で可能であったよりも迅速な用紙サイズ検出が得ら
れる。

【００２５】図２は、図２と組合わせて上記に説明され
たように、スキャナ１００と共に利用される場合の本発
明の高速走査用紙サイズ検出システムのブロック図を示
す。この用紙サイズ検出システムは、制御装置１０２を
利用して、多くの従来の固定式または可動式走査バーシ
ステムにおいて実行される。ユーザーインタフェース、
押しボタン、または他の選択手段により、ユーザーによ
って「スキャナによる用紙サイズ検出」が選択される。
図１のように用紙１２５が用紙エントリースロット１２
２または給紙トレイ１２０にセットされた状態で、（好
ましくは用紙幅、前縁および後縁検出のみで）スキャナ
アレイバー１１４が起動される。図１と組み合わせて上
記に更に詳しく説明されているように、ベルトおよび／
またはローラを介してスキャナアレイバーを通り越す用
紙送りが開始される。用紙エンｔリースロット１２２ま
たは用紙トレイ１２０に用紙１２５がセットされた時点
でセンサーが検出に使用される場合があるが、「スキャ
ナによる用紙サイズ検出」モードを開始する前に用紙を
いずれかの位置に（または、ある実施例ではプラテン１
０４の上に直接）置くようにユーザーが指示されるので
あれば、このようなセンサーは必要ない。イメージング
システム１１０の低速走査方向の移動が不要な本発明の
実施例によれば、用紙の前縁がスキャナアレイバーを通
過した時点で第一信号がクロックプロセサに送信され
る。用紙の後縁がスキャナアレイバーを通過した時点で
第二信号がクロックプロセッサに送信される。所定のま
たは感知された用紙移動速度”ｖ”に掛け合わされる、
第一および第二信号間の時間”ｔ”により、出力される
用紙の長さが得られる。また、用紙の前縁がスキャナア
レイバー（あるいは、用紙がスキャナレイバーに隣接し
ているときのいずれか他の点）を通過するときに、用紙
の外側の縁により用紙の幅が検出され、出力される用紙
のサイズが得られる。

【００２６】スキャナアレイバー１１４上の光学センサ
ー１１２が、高速走査方向および低速走査方向に用紙１
２５を高速走査する、前述の図１と組み合わせて上記に
説明された実施例では、用紙サイズの判定には、低減さ
れた解像度の用紙縁情報だけが必要である。例えば、ス
キャナが普通はインチ当たり６００本という解像度で作
動する場合、用紙縁を判定するための加速走査はこの解
像度をインチ当たり僅か５０本に低減するように行われ
る。この方法では、１インチ（２５．４ｍｍ）の約１／
５０番目以内で用紙の縁が検出される。このように、本
実施例により、用紙の長さおよび幅の情報は、省略され
た／低減された解像度走査モードで迅速に処理できる。
更に、本実施例のスキャナアレイバー１１４上の光学セ
ンサー１１２は、高速および低速走査方向に加速された
および／または低減された解像度走査により用紙サイズ
決定検出を全うし、それにより、従来の全解像度画像用
紙走査で可能であったよりも迅速な用紙サイズ検出が得
られる。これらの実施例では、イメージングシステム１
１０のセンサーバー１１４による高速および低速走査方
向の加速されたおよび／または低減された解像度走査の
ために、図２に示される「文書送り開始」および「クロ
ック」のブロックがとばされている。

【００２７】図５Ａ，５Ｂ，および５Ｃは、図１および
２と組合わせて上記に図示および説明された用紙サイズ
検出システム、ならびに、図３および４と組合わせて説
明されたように編集パッドと共に利用される場合の、本
発明の用紙サイズ検出装置のブロック図を示す。編集パ
ッド用紙サイズ検出システムは、多くの入力および編集
パッドシステムで、附属ハードウェアなしで実施され
る。図５Ａ−５Ｃに示されているように、用紙パッド上
の入力項目、ユーザーインタフェース、押しボタン、ま
たは他の用紙または画像サイズ決定検出選択手段に基づ
いて、ユーザーにより、「原稿サイズ検出」、「コピー
基体サイズ検出」、「画像の再サイズ決定」または他の
関連機能が選択される。

【００２８】図３と４を参照すると、本発明の高速入力
用紙サイズ決定システムの他の実施例が示されている。
図３、４、および６に示されているように、プラテン裏
当て１２８は、編集パッド表面１３０の指示部材として
利用される。以前に開示されている二次元または三次元
編集パッドの多くでそうであったように、コピー機の印
刷および走査とインタフェースする編集パッド表面１３
０への入力は、指、編集ペン、または他の物体で編集パ
ッドに触れることによって行われる。編集パッド表面１
３０は、例えば、後で説明するように、電気写真印刷機
と共にスキャナ１００が利用される場合に、編集パッド
表面がスキャナ１００と共に用紙サイズ決定検出に利用
されるように、いずれかの位置に取り付けられる。好ま
しくは編集パッド表面１３０の面よりも突出している用
紙幅ガイド１３２と用紙長ガイド１３４によって、二本
の隣合う辺の上に編集パッド表面１３０が構成される。
用紙幅ガイド１３２および用紙長ガイド１３４は、黒
色、薄黒、着色、織地、またはそれらの上に用紙１２５
が置かれたときに用紙１２５と区別できる可能程度にな
るように構成された他のもの、を有することが好ましい
（図４参照）。

【００２９】図３は、ユーザーが用紙の隅の１２５ａに
触れたときに、用紙の正確な寸法がＵＩ１４またはＩＰ
Ｓ１２にまたは独立プロセッサに入力されるような、用
紙幅ガイド１３２および用紙長ガイド１３４に隣接され
て位置決めされる用紙１２５を示す。この方法では、編
集パッド表面１３０の一点を一回触れることで、実際の
または所望のコピー用紙の二次元サイズを自動的に検出
する。図４に示されるように、（用紙１２５の中央領域
１２５ｃまたは編集パッド表面１３０上のいずれかの領
域のような）原稿画像領域が四点で定義されるように選
択される。このように所望された編集パッド表面１３０
上の領域のこれらの四点は、編集パッド表面１３０上で
選択された単一点１２５ｂ、編集パッドの用紙幅ガイド
１３２上の幅対応点、編集パッドの用紙長ガイド１３４
上の長さ対応点、および用紙幅ガイド１３２と用紙長ガ
イド１３４の交点をから成る。その後、用紙はプラテン
１０４上に置かれてスキャナ１００の用紙送りトレイ１
２０に送られ、または、コピー用紙送りトレイ５６に置
かれ（図１を参照）、走査およびコピーされる。上に説
明したように、編集パッド表面１３０でなされる種々の
コピー用紙選択および判定を利用して、種々のコピー用
紙トレイ５６から用紙を選択できる。非標準用紙サイズ
の場合、コピー用紙の通路、用紙グリッパのタイミン
グ、画像転送、および処理ならびに印刷するコピー用紙
の他の態様は、編集パッドコピー用紙サイズ検出システ
ムにより自動的に修正される。コピー用紙通路のセンサ
ー（図示略）および印刷装置内でそれらを制御するプロ
セッサは、印刷機で非標準（または標準）コピー用紙サ
イズが使用されたことに起因する送り誤りまたは送り誤
りの徴候を防止するように再プログラムされる。ユーザ
ーが、コピー用紙（または印刷される画像）サイズ、走
査される入力領域サイズ、または編集パッド表面１３０
上のいずれか他の長方形領域、の選択を希望するだけの
場合、選択される必要があるのは一点だけである。図５
Ａから５Ｃは、図３と４に示されているように、編集パ
ッド表面１３０と共に利用される種々のサイズ決定シス
テムを説明するのである。

【００３０】図５Ａを参照するとユーザーが「原稿サイ
ズ検出」モードのときに編集パッド表面の一点に一回触
れたときに、本発明のシステムは、実際のまたは所望の
コピー用紙の二次元サイズ走査領域を自動的に検出す
る。この方法では、（図３の用紙１２５の全領域、図４
の用紙１２５の中央領域１２５ｃ、または編集パッド表
面１３０上のいずれかコピー領域のような）四点で境を
設けられたコピー用紙上の画像の原領域が選択され走査
される。選択された長方形の領域のこれら四点は、編集
パッド表面１３０上で選択された単一点、編集パッドの
用紙幅ガイド１３２上の幅対応点、編集パッドの用紙長
ガイド１３４上の長さ対応点、および用紙幅ガイド１３
２と用紙長ガイド１３４の交点から成る。その後、原稿
は、走査、コピー、および／または記憶装置への記憶の
ために、プラテン１０４上に置かれ、または、スキャナ
に送られて、あるいはコピー用紙送りトレイを選択する
ために使用される。

【００３１】図５Ｂを参照すると、ユーザーが「コピー
基体サイズ検出」モードのときに編集パッド表面の一点
に一回触れたときに、（ＵＩ１４またはＩＰＳ１２、あ
るいは独立プロセッサも利用する）本発明のシステム
は、実際のまたは所望のコピー用紙の二次元サイズ走査
を自動的に検出する。この方法では、（図３の用紙１２
５の全領域、図４の用紙１２５の中央領域１２５ｃ、ま
たは編集パッド表面１３０上のいずれか長方形領域のよ
うな）四点で境を設けられた出力用紙の領域が、最終サ
イズのコピーまたは記憶される用紙および／または画像
として選択される。選択領域のこれら四点は、編集パッ
ド表面１３０上で選択された単一点、編集パッドの用紙
幅ガイド１３２上の幅対応点、編集パッドの用紙長ガイ
ド１３４上の長さ対応点、および用紙幅ガイド１３２と
用紙長ガイド１３４の交点から成る。その後、コピー用
紙は、用紙トレイに置かれ、バイパス送り装置（図示
略）によってコピー用紙通路に送り込まれる、または、
コピー用紙送りトレイを選択するために使用される。

【００３２】図５Ｃに示されるように、ユーザーが「画
像再サイズ決定」モードのときに編集パッド表面の一点
に最初にときに、本発明のシステムは、実際のまたは所
望の原長方形用紙の二次元サイズ走査領域を自動的に検
出する。この方法では、（図３の用紙１２５の全領域、
図４の用紙１２５の中央領域１２５ｃのような）四点で
境を設けられた原稿の実領域が、選択されて走査され
る。選択領域のこれら四点は、編集パッド表面１３０上
で選択された単一点、編集パッドの用紙幅ガイド１３２
上の幅対応点、編集パッドの用紙長ガイド１３４上の長
さ対応点、および用紙幅ガイド１３２と用紙長ガイド１
３４の交点から成る。その後、コピー用紙は、走査、コ
ピー、および／または記憶装置に記憶のために、プラテ
ンの上に置かれ（図１）、又は、スキャナに送り込まれ
る。図５Ｃで示さるように、ユーザーが「画像再サイズ
決定」モードのときに編集パッド表面の一点を二回目に
触れたとき、本発明のシステムは、コピー基体用紙サイ
ズとして使用される四点で境を設けられた（図３の用紙
１２５の領域、図４の用紙１２５の領域１２５ｃ、また
はいずれかそのような領域のような）二次元領域を自動
的に検出する。これら四点は、編集パッド表面１３０上
で選択された単一点、編集パッドの用紙幅ガイド１３２
上の幅対応点、編集パッドの用紙長ガイド１３４上の長
さ対応点、および用紙幅ガイド１３２と用紙長ガイド１
３４の交点から成る。これらの操作（原サイズ用紙選択
対コピー基体サイズ選択）の順番は、ユーザーまたはプ
ログラマの好みにより逆にし直すことができる。

【００３３】図５Ｃは、図１と２に組合わせて上記に示
されおよび説明されたスキャナ用紙サイズ検出システム
の用語が、本発明の高速操作／入力用紙／画像サイズ決
定システムに採用できることを、仮の（点で打たれた）
線で示す。５Ｃのブロック図によれば、「画像の再サイ
ズ決定」を選択した後に、ユーザーが自動文書送り装置
に用紙を置いた後、第一段階として原稿のために「スキ
ャナによる用紙サイズ検出（原稿）」および／または第
二段階としてコピー用紙のために「スキャナによる用紙
サイズ検出（コピー）を選択することによって、編集パ
ッドと独立に、または、組み合わせて、コピー用紙サイ
ズを選択／検出し、画像および／または原稿を種々のコ
ピー用紙上に再サイズ決定するためにスキャナが利用さ
れる。実施される種々のコピー用紙の選択および検出
は、種々のコピー用紙トレイから用紙を選択するのに利
用される。非標準用紙サイズの場合、コピー用紙の通
路、用紙グリッパのタイミング、画像転送、および処理
ならびに印刷するコピー用紙の他の態様は、本発明のコ
ピー用紙サイズ検出システムにより自動的に修正され
る。コピー用紙通路のセンサーおよび印刷装置内でそれ
らを制御するプロセッサは、印刷機で非標準（または標
準）コピー用紙サイズが使用されたことに起因する送り
誤りまたは送り誤りの徴候を防止するように自動的に再
プログラムされる。図１と組合わせて上記に示されおよ
び説明されたスキャナ用紙サイズ検出システム、ならび
に、上記で図３および４と組合わせて説明された通りに
編集パッド１２８と一緒に利用されるような、本発明の
文書用紙サイズ検出および印刷装置再プログラミングシ
ステムである。図１と組合わせて上記に述べられている
ように、スキャナ１００の用紙エントリースロット１２
２に用紙１２５がセットされたときに検出のためにセン
サーが使用されることがあるが、「スキャナによる用紙
サイズ検出」モードを開始する前に用紙エントリースロ
ット１２２またはトレイ１２０に用紙をセットするよう
にユーザーが指示されるので、このようなセンサーは必
要ない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の特長を取り入れたスキャナと文書送
り装置の正面図であり、部分的に断面図になっている。

【図２】 本発明の一実施例のブロック図である。

【図３】 本発明の用紙／画像サイズ編集パッドの別の
実施例の上面図である。

【図４】 図３の本発明の用紙／画像サイズ編集パッド
の別の上面図である。

【図５】 Ａ，Ｂ，Ｃはそれぞれ本発明のシステムの別
の実施例のブロック図である。

【符号の説明】

５６ コピー用紙トレイ、１００ 自動文書処理スキャ
ナ、１０２ 制御装置、１０４ イメージングプラテ
ン、１１０ 電子画像走査システム、１０７ 附属移送
ローラセット、１０８ 移送ローラセット、１１０ イ
メージングシステム、１１２ 光学センサー、１１４
スキャナアレイバー、１２０ スタックトレイ、１２２
エントリースロット、１２４ 移送ベルト、１２５
用紙、１２８プラテン裏当て、１３０ 編集パッド表
面、１３２ 用紙幅ガイド、１３４用紙長ガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 用紙上のインディシアを印刷するように
   適合された、次のものを含む印刷システム：用紙のスタ
   ックを有する用紙送り装置と；前記用紙送り装置から用
   紙を受け取るように適合された印刷装置と；そして前記
   用紙送り装置から離して置かれた、用紙のうちの一枚の
   用紙サイズを判定するための入力手段であって、前記印
   刷装置は、用紙のインディシアを印刷するために前記入
   力手段によって判定された用紙サイズに応じるもの。