JPH0721928B2 - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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JPH0721928B2
JPH0721928B2 JP60031633A JP3163385A JPH0721928B2 JP H0721928 B2 JPH0721928 B2 JP H0721928B2 JP 60031633 A JP60031633 A JP 60031633A JP 3163385 A JP3163385 A JP 3163385A JP H0721928 B2 JPH0721928 B2 JP H0721928B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子スチルカメラ等に用いられる磁気記録装置
に関するものである。
[従来の技術] 円盤状回転記録媒体のひとつである磁気ディスクは例え
ばエンドレス状の記録トラックを同心円状に複数本形成
し、一本の記録トラックに1フィールドあるいは1フレ
ーム分の映像信号を記録するように構成して、電子スチ
ルカメラなどの静止画像記録装置の記録媒体として用い
られている。
このような静止画像記録装置においては、磁気ディスク
の各記録トラックにそれぞれ記録される映像信号の記録
開始位置と記録終了位置(以下、スイッチングポイント
という)および該映像信号の垂直同期信号(以下、VD信
号という)の記録位置が各記録トラックにおいて磁気デ
ィスクの半径方向にそろっていると、各記録トラックに
記録された映像信号を再生する際に磁気ヘッドが磁気デ
ィスクの中心を通る直線上を移動するようになるので都
合がよいとされている。
このため、この種の静止画像記録装置においては、磁気
ディスクの特定箇所に取り付けられたマーカー部材と装
置の固定側に配置された検出器とにより該磁気ディスク
が1回転する間に1または2以上のパルスを発生させ、
このパルスを磁気ディスクの位相信号(以下、PG信号と
いう)として検出し、該PG信号の検出に対応して磁気ヘ
ッドによる磁気ディスクへの映像信号の記録を行なうよ
うにしている。
この場合、不特定の静止画像記録装置で不特定の磁気デ
ィスクを用いることを想定すると、個々の磁気ディスク
における各記録トラックのスイッチングポイントの位置
には、例えば映像信号の1水平走査線分程度までの誤差
範囲内となるような高い位置精度が要求される。
従って、磁気ディスクの中心を通り磁気ディスクの記録
面に直交する平面内に磁気ヘッドとPG信号のための前記
検出器とを配置するものとすると、その相対的な位置の
誤差範囲は磁気ディスクの回転中心を中心とした角度で
±1.4°程度以内にしなければならない。しかしながら
磁気ディスクの外周部分には記録トラックが形成されて
いるので、マーカー部材は磁気ディスクの内周部分に設
けざるを得ず、従って検出器も磁気ディスクの内周部分
に対応した位置に配置しなければならないことから、よ
り一層高い取り付け位置精度が要求され、この検出器の
取り付け位置の調整は困難であると共に、これを高い精
度で調整できるようにすると製品コストも高くなってし
まう。
特に小型の磁気ディスクカセットを用いた静止画像記録
装置をレンズおよび半導体撮像素子と一体化して電子ス
チルカメラを実現する試みが近年になって盛んになって
いるが、このような電子スチルカメラでは、静止画像記
録装置の磁気ディスク駆動モータ用サーボ回路の他に、
撮像回路、映像信号処理回路、記録アンプおよびカメラ
シーケンス回路など、従来の銀塩フィルムを用いたカメ
ラに比べて遥かに大規模な電気回路が組み込まれること
になるので、これら電気回路の調整箇所が非常に多く、
記録再生部のメカニズムユニットの組立時に前記位相信
号)PG信号発生部を含めて各電気回路をなるべく少ない
ブロック毎に調整できるようにすることが望まれてい
る。
従来の電子スチルカメラでは、一般的なビデオテープレ
コーダー(VTR)と同様に磁気ディスク駆動モータ用サ
ーボ回路がPG信号を用いてPG信号とVD信号との位相差を
所定値に保つように磁気ディスク駆動モータの回転制
御、即ち位相制御を行なうようにして、PGプリアンプや
波形整形回路を含む位相信号検出回路(以下、PG信号検
出回路という)を、磁気ディスク駆動モータ用サーボ回
路と同じ1チップの集積回路(IC)に形成し、これによ
って部品点数を少なくして電子スチルカメラの調整箇所
を減らす努力をしていたほどである。
一方、本出願人が特開昭59-219080号で先に提案したデ
ィスク記録装置では、PG信号とVD信号とを用いた磁気デ
ィスク駆動モータの位相制御を行なわず、速度制御によ
りディスクの回転速度が位相速度による回転速度と同じ
速度になるようにし、ディスクに映像信号を記録する時
に同期信号をリセットし、この映像信号のVD信号をPG信
号に合わせる方式を採用したことにより、位相制御に比
べてディスク駆動モータの起動時間を短縮できるなど、
電子スチルカメラの性能を向上させる効果を上げてい
る。この方式のディスク記録装置では、PG信号は同期信
号発生器のリセットのタイミング、撮像素子の読み出し
のタイミング、およびディスクの記録のタイミングをと
るのに利用され、ディスク駆動モータ用サーボ回路では
全く使用されていないので、PG信号を生じるPG信号検出
回路を、わざわざディスク駆動モータ用サーボ回路と同
じ1チップのICに形成する意味がない。
PG信号の検出器は磁気ディスクの内周部分に対応する位
置に配置されるのに対し、ディスク駆動モータ用サーボ
回路を含む前記ICはディスク駆動モータの回転速度検出
器近辺に配置されることから、PG信号検出回路をディス
ク駆動モータ用サーボ回路と同じ1チップのICに形成す
るとPG信号検出器からこのIC中のPGプリアンプへの配線
の引き回しが長くなることがあり、PG信号検出器の出力
が微弱である場合には配線からノイズが混入するという
不都合が問題となるだけでなく、回路の冗長な引き回し
はスペース的にもコスト的にも好ましくない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の主要な課題は、電子スチルカメラ等の静止画像
記録装置として好適な磁気記録装置、特に位相信号(PG
信号)検出器の取り付けを容易にすると共に、その取付
位置の調整、即ち位相信号の発生タイミングを磁気ヘッ
ドへのスイッチングポイントの到達時点に合わせるため
の調整を容易に行なうことのできる磁気記録装置を提供
することである。
[課題を解決するための手段] 本発明の磁気記録装置は、回転記録媒体を収納したカセ
ットを筐体内に納めて前記筐体内の駆動手段により前記
記録媒体を回転駆動することにより前記記録媒体に対す
る磁気記録を行なう磁気記録装置において、前記課題を
解決するために、 前記筐体に対して、前記カセットを装填または取外すた
めの開放位置と前記カセットを収納状態とする閉鎖位置
との間で移動可能に取付けられ、前記閉鎖位置では前記
記録媒体を前記駆動手段により回転可能とする収納部材
と、 収納状態における前記カセット内の前記記録媒体の回転
に伴って前記記録媒体の予め定められた回転位相位置を
磁気的に非接触検出する検出手段と、 前記検出手段の検出出力に基づいて前記記録媒体の回転
に同期した位置パルス信号を発生するパルス発生手段
と、 前記位置パルス信号を予め定められた遅延時間だけ遅延
させて位相信号として出力する遅延手段と、 前記遅延手段の前記遅延時間を可変調整するための調整
手段と、 前記収納部材が前記閉鎖位置にある状態で前記調整手段
を外部から操作する操作手段、 とを備え、前記検出手段が前記収納部材に取付けられて
おり、前記パルス発生手段と前記遅延手段および前記調
整手段が前記収納部材に取付けられた回路基板に実装さ
れている。
[作用] 本発明の磁気記録装置において、前記検出手段は前述の
PG信号のための検出器に対応するが、本発明ではこの検
出器は記録用磁気ヘッドよりも時間的に前方の位置に配
置される。即ち、カセット内の磁気記録媒体である磁気
ディスクにはPG信号を発生させるためのPGピン(磁性体
マーカー)と各記録トラック上に記録されたスイッチン
グポイントとがディスクの回転中心を通る半径上に存在
するが、前記検出器は、該検出器がPGピンの通過によっ
てPG信号を検出してから或る時間だけ経過した後にスイ
ッチングポイントが磁気ヘッドに対応する位置に到達す
るような位置に配置されている。この時間は、遅延手段
によって補償され、この遅延時間は調整手段によって調
整可能である。従って本発明では実質的に遅延時間の調
整によって検出器の位置調整が可能であり、このため検
出器の取付には厳密な位置精度が要求されず、極めて容
易に組立が行なえると共に、その調整も例えば可変抵抗
器のような遅延時定数の調整器によって容易に行なえる
ことになる。
本発明は前述の特開昭59-219080号で提案されているデ
ィスク記録装置にも適用でき、この場合、位相信号検出
回路を、わざわざディスク駆動モータ用サーボ回路と同
じ1チップのICに形成する必要がないから、前記検出手
段を前記収納部材に取付け、また前記パルス発生手段と
前記遅延手段を前記サーボ回路のICとは別にして前記調
整手段と共に例えばフレキシブル基板などの回路基板に
実装し、これを前記収納部材に取り付けることも可能で
ある。このようにすると、PG信号検出器からPGプリアン
プへの配線の引き回しを短くすることができ、PG信号検
出器の出力が微弱である場合にも配線からノイズが混入
するという不都合がなくなり、スペース的にもコスト的
にも有利となる。
[実施例] 本発明の一実施例を添付図面と共に詳細に説明すれば、
第1図は電子スチルカメラにおける磁気記録装置として
の本発明の実施例を示す外観図、第2図はその要部の回
路構成を示すブロック図である。
第1図及び第2図において、回転記録媒体としての磁気
ディスク1はカセット19内に回転自在に収納されてお
り、磁気ディスクのセンターハブ4は磁性材料からな
り、このセンターハブ4にはディスクの記録トラック上
に記録されたスイッチングポイント(第3図、16)と同
一半径上に位置するように磁性材料からなる位置マーカ
ーとしてのPGピン6が設けられている。
電子スチルカメラのボディを構成する筐体20はカセット
の収納部材としての裏蓋18を例えばヒンジ方式で開閉可
能に備えており、この裏蓋8は、第1図に示したような
カセット19を着脱するための開放位置と、第5図に示し
たようなカセット19を収納状態とする閉鎖位置とをとる
ことができ、この閉鎖位置にある時には収納されたカセ
ット19の磁気ディスク1が回転駆動されることになる。
筐体20内にはディスク回転駆動用のスピンドル2を備え
た駆動モータ5とそのサーボ回路14および記録用磁気ヘ
ッド11とその記録アンプ12、更にはシーケンスコントロ
ール回路13などが配置され、前記スピンドル2の上面に
は適当な径のリング形状にてディスク装着用のマグネッ
ト3が設けられている。
一方、収納部材としての裏蓋18にはPGピン6の通過を検
出してPG信号を検出するPG検出コイル7が後述するよう
に取り付けられ、また、このPGコイル7を始めとして、
その検出信号を増幅するPGプリアンプ8、PGプリアンプ
8の出力を矩形波に波形整形するヒステリシスアンプ
9、ヒステリシスアンプ9からのパルスを遅延させる遅
延回路10、遅延回路10の遅延時定数を形成するコンデン
サC1および可変抵抗器R1(調整手段)からなるPG信号
(位相信号)検出回路17がフレキシブルプリント回路基
板に実装されて前記裏蓋18の内側に取り付けられてお
り、前記可変抵抗器R1は裏蓋の背面側にその可変操作部
を露呈させている。
このようにPGコイル7を含むPG信号検出回路17をカセッ
ト収納部材としての裏蓋18に取り付けることにより、PG
コイル7とPGプリアンプ8との距離を可能な限り短くす
ることができるので、PGコイル7の巻線端をフレキシブ
ルプリント基板に直接接続して、引き回しの配線を省略
でき、PGコイル7とPGプリアンプ8との接続にシールド
線などを用いなくても不要なノイズが混入し難い位相信
号検出回路を構成することができるとともに、裏蓋18と
カセット19との透き間を有効に利用して位相信号検出回
路を組み込むことができるので、電子スチルカメラなど
の磁気記録装置の小型化を計ることも可能である。
次に、上述した各部の動作について説明する。
裏蓋18内にカセット19を収納して裏蓋を閉鎖すると、カ
セット19内の磁気ディスク1は、そのセンターハブ4が
マグネット3に磁気吸着することでスピンドル2に装着
され、磁気ディスク回転駆動用のモータ5の回転により
第2図の矢印A方向に回転される。磁気ディスク1の回
転により、磁気ディスク1のセンターハブ4に設けられ
たPGピン6がPGコイル7の前面を通過した時に、PGピン
6を介してマグネット3から漏洩する磁束3aによりPGコ
イル7に起電力が発生する。このPGコイル7に生じた電
圧変化は、PGプリアンプ8によって増幅されてからヒス
テリシスアンプ9によって矩形波に波形整形され、更に
遅延回路10によって一定時間遅延されてからPG信号とし
てシーケンスコントロール回路13に与えられる。
シーケンスコントロール回路13は、図示しない撮像回路
および映像信号処理回路にそれらの制御のための制御信
号fを、また磁気ディスク駆動モータ用のサーボ回路14
にモータ制御信号gと基準クロック信号hを、そして記
録アンプ12にその制御のための制御信号dをそれぞれ与
え、これにより前記映像信号処理回路からの映像信号e
を以下に述べるようにして磁気ディスク1の所定の記録
トラックに記録させる。
即ち、制御信号fにより電子スチルカメラの撮像素子で
撮像した被写体の映像信号を前記撮像回路から出力さ
せ、この映像信号に前記映像信号処理回路で周波数変調
をかけるなど所定の処理を施し、このFM変調された映像
信号を制御信号dによって制御される記録アンプ12を介
して磁気ヘッド11に出力させる。一方、磁気ヘッド11に
この映像信号が出力されるのに対応して、前述のように
サーボ回路14にモータ制御信号gと基準クロック信号h
を与えることにより駆動モータ5を速度制御し、位相制
御による回転速度に等しい速度で磁気ディスク1を回転
させる。
磁気ディスクが所定速度で回転すると、PGコイル7がそ
の一回転につきひとつの割合で電圧パルスを検出し、こ
の検出時点から遅延回路10による一定遅延時間T秒の経
過後にPG信号cがシーケンスコントロール回路13に与え
られる。このPG信号cが与えられる丁度その時点で、磁
気ディスク1の記録トラックに記録されているスイッチ
ングポイント16が磁気ヘッド11のギャップ位置に対応す
る位置に到達するように前記遅延時間Tを調整しておく
ことにより、シーケンスコントロール回路13は制御信号
dをPG信号cに同期して記録アンプ12に与えることにな
り、これによって磁気ヘッド11によって磁気ディスク1
の記録トラックの所定の位置に映像信号が記録されるこ
とになる。尚、このとき磁気ディスク1に記録される映
像信号のスイッチングポイントおよびVD信号の位置が、
他の記録トラックに記録されている他の映像信号のスイ
ッチングポイントおよびVD信号の位置に対し、磁気ディ
スク1の半径方向に揃っていることは述べるまでもな
い。
第3図は、以上のようにして映像信号が記録される時の
スイッチングポイント16と磁気ヘッド11およびPGピン6
とPGコイル7の相対的な位置関係を示している。
第3図に示すように、PGピン6と磁気ディスク1の記録
トラック15上のスイッチングポイント16は、磁気ディス
ク1の回転中心を通る半径上の直線lの上に位置してい
る。この場合、従来のようにPGコイル7の出力を波形整
形したままの信号によって記録アンプ12を制御して、直
線lに沿って平行移動する磁気ヘッド11によって映像信
号の記録を行なうことにすると、直線l上で磁気ディス
ク1の記録面に直交する平面内にPGコイル7を配置しな
ければならないが、これには前述したようにPGコイル7
の取付に高い位置精度が要求され、コストが高くなって
しまう。
そこで本発明による図示の実施例では、直線lから磁気
ディスク1の回転方向の逆方向に回転角度でαだけ進角
した直線上で磁気ディスク1の記録面に直交する平面内
の前記PGピン6の周回軌跡に対応する位置にPGコイル7
を配置し、このPGコイル7が出力を生じてからPG信号c
が生じる迄の遅延時間Tを、磁気ディスク1の回転によ
りスイッチングポイント16が直線l上に到達する迄の時
間、即ち磁気ディスク1が回転角度αだけ回転するに要
する時間と等しくなるように、遅延時定数を構成する可
変抵抗器R1の操作によって調整できるようにしてある。
この場合、PGコイル7の位置精度は角度αが正(但し、
磁気ディスク1の回転方向と逆方向を正とする)であれ
ばよく、PGコイル7の位置決め精度は高くしなくてもよ
いことになる。
第4図は、PG信号の遅延時間の調整法を説明するために
PG信号検出回路17の各部波形を示したタイミングチャー
トである。
第4図において、aはPGプリアンプ8の出力波形、bは
ヒステリシスアンプ9の出力波形、cは遅延回路10の出
力波形、iは所定のスイッチングポイントで磁気ディス
ク1に記録された映像信号を再生アンプ(図示せず)で
再生した時の再生出力波形である。この再生出力に対し
て、PGコイルの出力aはα/ω秒(ωは域ディスク1の
角速度)だけ時間的に前に進んでいることになる。従っ
て、遅延回路10の遅延時間Tがα/ω秒に等しくなるよ
うにその遅延時定数回路の可変抵抗器R1を調整し、遅延
回路10の出力であるPG信号cの立下り時刻に磁気ヘッド
11がスイッチングポイント16を検出できるようにする。
実際の遅延時間の調整は、スイッチングポイント16が所
定の基準位置に記録されている基準磁気ディスクを準備
しておき、この基準磁気ディスクによる再生出力iのス
イッチングポイント遅延回路10の出力とをオシロスコー
プなどによって観察しながら、遅延回路10の出力の立下
り時刻にスイッチングポイント16が検出されるように可
変抵抗器R1を調整すればよい。
尚、実施例ではPGピン6が1個のみであるので、磁気デ
ィスク1が1回転する間にPG信号cが1回だけ出力され
るが、磁気ディスク1の1回転に2または3以上のPG信
号が出力されるようにしてもよい。
第5図は、電子スチルカメラにおける前述の調整時の様
子を示している。電子スチルカメラでは一般的に再生機
能を備えておらず、記録機能のみであるので、前述の遅
延時間の調整に必要な再生アンプを別に用意する必要が
ある。この調整作業は、電子スチルカメラの記録部メカ
ニズムユニットの組立終了にあたって磁気ヘッドと磁気
ディスクとの当たり具合を確認する際に、別体の再生ア
ンプを用いて前記基準磁気ディスクの再生を行なうこと
により、一連の工程中の調整作業として作業効率の向上
が計れるものである。
そこで第5図に示した例においては、筐体20に記録部の
メカニカルユニットのみが組み込まれた状態において別
体の再生アンプ21と駆動モータサーボ回路14とを接続
し、記録部のメカニカルユニットの各部の設定の確認な
どを行なうと共に可変抵抗器R1の調整操作によりPG信号
の立下り時刻を基準磁気ディスクの再生信号中における
スイッチングポイントの検出時刻に一致させている。ま
た、この際の可変抵抗器R1の調整を、カセット収納部材
としての裏蓋18が閉鎖された状態で行なえるように、裏
蓋18には可変抵抗器R1の可変操作部を露呈させる穴が設
けられている。
[発明の効果] 以上に述べたように、本発明によれば、筐体に対して開
放位置と閉鎖位置との間で移動可能に取付けられた収納
部材が前記閉鎖位置にあるときにはカセット内の記録媒
体を筐体内の駆動手段により回転可能とするとともに、
収納状態における前記カセット内の前記記録媒体の回転
に伴って前記記録媒体の予め定められた回転位相位置を
検出手段が磁気的に非接触検出し、この検出出力に基づ
いてパルス発生手段から前記記録媒体の回転に同期した
位置パルス信号が発生され、該パルス信号は遅延手段に
よって予め定められた遅延時間だけ遅延されて位相信号
として出力されると共に、前記遅延手段の前記遅延時間
は、前記収納部材が前記閉鎖位置にある状態で外部から
操作される調整手段によって可変調整されるようになっ
ているので、前記検出手段の取り付け位置の精度は厳密
に管理する必要はなく、この取り付け位置精度の誤差は
調整手段による遅延時間の調整によって補償可能であ
り、この調整作業自体も極めて容易である。さらに、前
記収納部材には、前記検出手段および、前記パルス発生
手段と前記遅延手段と前記調整手段が実装されている回
路基板とが取り付けられているので、前記検出手段から
の配線の引き回しが短くできてノイズの混入がなくな
り、装置全体の構成がスペース的にもコスト的にも有利
であるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子スチルカメラにおける磁気記録装置として
の本発明の実施例を示す外観図、第2図はその要部の回
路構成を示すブロック図、第3図は映像信号が記録され
る時のスイッチングポイントと磁気ヘッドおよびPGピン
とPGコイルの相対的な位置関係を示す説明図、第4図
は、PG信号の遅延時間の調整法を説明するためにPG信号
検出回路の各部波形を示したタイミングチャート図、第
5図は、電子スチルカメラにおける遅延時間の調整時の
様子の一例を示す説明図である。 (符号の説明) 1……磁気ディスク、2……スピンドル、3……マグネ
ット、4……センターハブ、5……磁気ディスク駆動モ
ータ、6……PGピン、7……PGコイル、8……PGプリア
ンプ、9……ヒステリシスアンプ、10……遅延回路、R1
……可変抵抗器、C1……コンデンサ、11……磁気ヘッ
ド、12……記録アンプ、13……シーケンスコントロール
回路、14……モータ制御用サーボ回路、15……記録トラ
ック、16……スイッチングポイント、17……PG信号(位
相信号)検出回路、18……裏蓋(収納部材)、19……カ
セット、20……筐体、21……再生アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/781

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転記録媒体を収納したカセットを筐体内
    に納めて前記筐体内の駆動手段により前記記録媒体を回
    転駆動することにより前記記録媒体に対する磁気記録を
    行う磁気記録装置において、 前記筐体に対して、前記カセットを装填または取外すた
    めの解放位置と前記カセットを収納状態とする閉鎖位置
    との間で移動可能に取付けられ、前記閉鎖位置では前記
    記録媒体を前記駆動手段により回転可能とする収納部材
    と、 収納状態における前記カセット内の前記記録媒体の回転
    に伴って前記記録媒体の予め定められた回転位相位置を
    磁気的に非接触検出する検出手段と、 前記検出手段の検出出力に基づいて前記記録媒体の回転
    に同期した位置パルス信号を発生するパルス発生手段
    と、 前記位置パルス信号を予め定められた遅延時間だけ遅延
    させて位相信号として出力する遅延手段と、 前記遅延手段の前記遅延時間を可変調節するための調節
    手段と、 前記収納部材が前記閉鎖位置にある状態で前記調整手段
    を外部から操作する操作手段とを備え、 前記検出手段が前記収納部材に取付けられており、前記
    パルス発生手段と前記遅延手段および前記調整手段が前
    記収納部材に取付けられた回路基板に実装されているこ
    とを特徴とする磁気記録装置。
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JPS58176292U (ja) * 1982-05-20 1983-11-25 ミノルタ株式会社 電子式写真記憶装置

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