JPS63195822A - 回転ドラム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ＶＴＲの画質を改善するためになされたも
ので、回転ドラムに搭載したビデオヘッドを磁気テープ
の幅方向に移動可能とし、磁気記録跡を忠実にトレース
させる回転ドラム構造に関するものである。

〔従来の技術〕

第３図は、従来の回転ドラム装置の構造を示す断面図で
ある。

図において、１は回転軸、２は固定取付される下ドラム
、９は軸１と嵌合していて下ドラム２に設けたベアリン
グ６により支持され軸と一体となって回転する台座、３
は台座９に脱着自在にネジ止めされヘッド台の先端に設
けられた回転ドラム（上ドラム）、５はヘッドであり、
上ドラム３及び下ドラム２の外周面より突出しており、
外周に巻付けられる磁気テープ１３に接触しつつ回転し
、磁気的に映像又は音声信号を再生又は記録する。

７は台座９に固定取付けされ台座９とともに回転する上
トランス、８は下ドラム２に固定された回転しない下ト
ランスで上トランス７及び下トランス８は微小な隙間を
隔てて対面配置されており、磁気的に結合し信号を伝送
する。ヘッド５より得た信号は接続部１０、配線板１１
、接続部１２、上トランス７を経て下トランス８に伝わ
り、外部に設けた信号増幅器へと電気接続される。１３
は磁気的に信号を記録した磁気テープである。該磁気テ
ープ１３を下ドラム２と上ドラム３の外周を半周するよ
う巻付けて接触させ、その状態で一定速度で円周方向に
移動させ、次々に新しい信号記録部分をヘッド５と接触
させる。その時のヘッド５の回転速度をｖＯ＋　その回
転軌跡をａ　（破線部分）、テープ１３の通常の移動速
度をｖｌ、その移動軌跡をｈとしてこれら及びテープ上
の記録部分（実線の短形部分）とをテープ上に表したも
のを第４図（ａｌに示す。第４図では、テープ上のヘッ
ドの実際の軌跡とテープ記録跡とが完全に一致した状態
（斜線部）を表わしている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の回転ドラム装置は以上のように構成されているの
で、ヘッド５は上ドラム３と共に回転し、テープ幅方向
には移動しない為、テープ１３０通過速度を必要に応じ
変化させた場合、第４図山）のようにヘッド５の回転速
度ｖＯとテープ１３の移動速度ｖ２から生じるテープ上
のヘッドの実際の軌跡Ｂ（斜線部）は、テープ記録跡（
一点鎖線部）と一致しない。その為、ヘッド５がテープ
記録跡からはずれた部分では信号が低（なり、鮮明な画
像を得られないなどの問題があった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、テープ送り速度を任意に変化させた場合で
も一定速度下で記録したテープ上の記録跡に対しヘッド
の軌跡を完全に一致させることのできる回転ドラム装置
を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る回転ドラム装置は、磁気チー７プの走行
中にヘッドを、トラッキング制御信号により該ヘッドが
磁気記録跡上に位置するよう磁気テープの幅方向に移動
させるヘッド駆動手段を設けたものである。

〔作用〕

この発明においては、トラッキング制御信号によりヘッ
ドをテープ幅方向に移動させるヘッド駆動手段を設けた
ので、テープ送り速度の変化に対しても、また記録跡が
曲線のものに対してもヘッドの軌跡をテープ記録跡に完
全に一致させることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例による回転ドラム装置を示し
、図において、第３図と同一または相当部分は同一符号
を用いた。４はトラッキング制御信号によりヘッド５を
磁気テープの幅方向に移動させるヘッド駆動手段である
ヘッド駆動部、１５は、図示省略した外部のトラッキン
グ制御信号発生器へ接続されヘッド駆動部４ヘトラッキ
ング制御信号を供給するための接触子で、一方の駆動部
内に設けたコイル両端の２本と他方の２本との計４本で
ある。１４は台座９の一部に設けた回転する接触子１５
と電気的に接続する電極、１６は配線板１１を介して電
極１４からの電線に接続する接続部である。

第２図は本実施例装置のヘッド駆動部４の詳細図を示し
、図において、５１はヘッド駆動部４を収納するために
上ドラムに設けた穴、４２はその内部に円柱形磁石４４
を固定しその開口部に強磁性体板４３を取付けて磁気回
路を形成する強磁性体からなるヨークで、上記穴５１の
内部に固定されている。４９はヘッド揺動片を構成する
非磁性体のバネ板で、その一端にヘッド５を搭載し、他
端を上記強磁性板４３に固定し、その中央部に上記磁気
回路内に位置するよう電磁コイル４１を取付け、上記ヘ
ッド５と上記磁気回路との間に該磁気回路から上記ヘッ
ド５への漏洩磁束を遮断するための強磁性体からなる磁
気シールド板４０を設けている。電磁コイル４１は接続
部１６と電気的に接続している。４５はバネ板４９を強
磁性体板４３から一定間隔に保持するための非磁性体よ
りなる台、４６はバネ板４９を保持する非磁性体よりな
る座金である。非磁性体台４５並びに座金４６はバネ板
４９を片持支持する様、ネジ４７にて強固に上記強磁性
体板４３に取り付け、コイル４１と板４３、磁石４４の
芯合わせを行なう。コイル４１は磁石４４の位置合わせ
のため、バネ板の一部に設けた穴５２に筒形のすきま決
め治具５３を挿入することにより磁石４４との芯出しが
行なえる。このネジ止めにより、上記磁気回路とヘッド
揺動片とを駆動部４に一体化出来る。

次に動作について説明する。

トラッキング補正時には、外部の制御信号発生器からの
制御信号により、ヨーク４２、板４３、及び磁石４４か
らなる小ギャップの高磁束磁気閉回路内に設けたコイル
４１に制御電流が流れることにより、公知の如くコイル
４１に力が発生し、ハネ板４９を揺動して、ヘッド５は
テープ幅方向に必要量移動できる。第４図ｔｅｌはこの
ときのヘッド５の軌跡を示し、図において、ヘッド５が
磁気テープ幅方向に移動しない時の軌跡ａに対して、ヘ
ッド５を矢印Ｃ方向に徐々に移動することにより、その
軌跡はｄとなり、テープ移動量りを加味したテープ上の
ヘッドの実際の軌跡は当然Ｃ（斜線部）となり、通常の
記録跡（一点鎖線部）と合致する。従って、ヘッドが磁
気テープの記録跡を正確にトラッキングでき、鮮明な画
像を得ることができる。

なお、上記実施例では磁気シールド板４ｏに強磁性体か
らなる板を使用した場合について説明したが、軽量化を
はかるために樹脂材料の板に強磁性体の金属箔を接合し
た複合板にしてもヘッドへの磁束漏れ防止に対して上記
実施例と同様の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明にかかる回転ドラム装置によれば
、トラッキング制御信号によりヘッドをテープ幅方向に
移動させるヘッド駆動手段を設けたので、テープ送り速
度の変化に対しても、また記録跡が曲線のものに対して
もヘッドの軌跡をテープ記録跡に完全に一致させること
ができ鮮明な画像を得ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ　、　ｆｂｌはそれぞれこの発明の一実施
例による回転ドラム装置を示す平面図及び断面図、第２
図（ａ）、　（ｂｌはそれぞれ該装置のヘッド駆動部を
示す平面図及び断面図、第３図は従来の回転ドラム装置
を示す断面図、第４図はヘッド軌跡を説明するための図
である。 図において、■は軸、２は下ドラム、３は上ドラム、４
はヘッド駆動部、５はヘッド、６はヘアリング、７は上
トランス、８は下トランス、９は台座、１０，１２．１
６は接続部、１１は配線板、１３はテープ、１４は電極
、１５は接触子、４゜は磁気シールド板、４１はヘッド
駆動用電磁コイル、４２はヨーク、４３は強磁性体板、
４４は磁石、４５は非磁性体台、４６は座金、４７．４
８はネジ、４９はバネ板、５０．５２は穴、５３はすき
ま決め用治具である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転ドラムに搭載したヘッドを、上記回転ドラム
   外周面に巻付けられ円周方向に走行する磁気テープ上を
   移動させ、該磁気テープに対し記録・再生を行う回転ド
   ラム装置において、 上記磁気テープの走行中に上記ヘッドを、トラッキング
   制御信号により該ヘッドが磁気記録跡上に位置するよう
   磁気テープの幅方向に移動させるヘッド駆動手段を備え
   たことを特徴とする回転ドラム装置。
2. （２）上記ヘッド駆動手段は、上記回転ドラムの凹部に
   設けられた、円柱形磁石と、それをその内部に固定した
   ヨークと、該ヨークの開口部に取付けられ該ヨークの開
   口と連通する開口を有する強磁性体板とからなる磁気回
   路部と、 一端に上記ヘッドを搭載し、他端を上記ヨークの強磁性
   体板に枢支し、その中央部にて、トラッキング制御信号
   により該ヘッド揺動片を上記磁気テープの幅方向に揺動
   させるための電磁コイルを上記磁気回路部の磁界内に位
   置するよう取付け、かつ、上記ヘッドと上記磁気回路部
   との間に、該磁気回路部からの漏洩磁束を遮断するため
   の磁気シールド板を設けた非磁性体板からなるヘッド揺
   動片とから構成されることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の回転ドラム装置。