JPH0721891Y2 - エンジン始動装置の始動検出回路 - Google Patents

エンジン始動装置の始動検出回路

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JPH0721891Y2
JPH0721891Y2 JP11197689U JP11197689U JPH0721891Y2 JP H0721891 Y2 JPH0721891 Y2 JP H0721891Y2 JP 11197689 U JP11197689 U JP 11197689U JP 11197689 U JP11197689 U JP 11197689U JP H0721891 Y2 JPH0721891 Y2 JP H0721891Y2
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Japan
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engine
voltage
battery
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detection circuit
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JP11197689U
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Inventor
幸永 小池
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株式会社サーキットデザイン
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンの始動を検出する始動検出回路に関
し、さらに詳しくは、エンジンの始動を遠隔操作によっ
て行うことが可能となったエンジン始動装置におけるエ
ンジンの始動を検出するための始動検出回路に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、乗用車などに搭載されたエンジンを、遠隔地点か
ら始動させることの可能となった無線操作によるエンジ
ン始動装置が提案されている。この形式のエンジン始動
装置においては、エンジン始動指令信号を送信する送信
機と、ここから送信された指令信号を受け取る受信機と
から構成されており、この受信機は自動車の車内に設置
され、指令信号を受け取ると、リレーなどのスイッチン
グ機構をオンして、ここを介して車載バッテリーからセ
ルモータに駆動電力を供給してセルモータを駆動し、こ
れによって、エンジンの始動させるようになっている。
ここに、セルモータの一回の駆動期間中にエンジンが始
動しない場合があり、この場合には再度セルモータを駆
動する必要があるので、エンジン始動装置には、エンジ
ンが始動したか否かを検出するための始動検出回路が付
設されている。一般的に知られているエンジンの始動検
出回路は、エンジン回転に連動するオルタネータの出力
電圧をモニターし、この出力電圧が立ち上がったことが
確認された時には、エンジンが始動したと判別される。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように従来の始動検出回路においては、オルタネー
タの出力電圧からエンジンの始動を判別しているので、
エンジンルーム内に搭載されたオルタネータから、車内
に設定されている受信機の側に向けて電圧検出線を引き
出す必要がある。しかしながら、高熱、高振動が作用す
るエンジンルール内にこのような検出線を引き回すこと
は検出線の耐久性などの点において適切ではない。ま
た、このような高温、高振動のエンジンルール内におい
て、そのような部分を避けて配線する必要があるので配
線作業には手間がかかる。さらには、エンジンルールか
ら車内側に検出線を取り出すためには、これらを区画し
ているダッシュパネルなどに貫通孔を形成する必要があ
るが、かかる貫通孔には防水シールドなどを行う必要が
あるので、この点においても、検出線の設置は手間のか
かる困難な作業である。
本考案の課題は、このような従来の問題点を回避するた
めに、オイタネータからの出力を使用することなく、エ
ンジンが始動されたか否かを検出することの可能となっ
た構成の始動検出回路を実現することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、本考案においては、エン
ジン始動用セルモータの駆動用電源であるバッテリーに
おけるエンジン始動時の電圧変動に着目し、このバッテ
リーの電圧変動に基づいて、エンジンが始動したか否か
を検出するようにしている。すなわち、本考案のエンジ
ンの始動検出回路は、セルモータが起動される直前のバ
ッテリー電圧を一定の期間に亘って保持する電圧保持手
段を有し、この電圧保持手段によって保持された電圧に
比べてセルモータ起動後のバッテリー電圧が高くなった
ことを判別手段によって判別し、バッテリー電圧が高く
なった場合には、エンジンが始動したものと判別するよ
うにしている。
〔作用〕
このように構成した本考案の始動回路においては、車内
の操作部のイグニッションスイッチの側に引き出されて
いるバッテリーの出力線からエンジン始動状態を判別す
るための出力が取り出される。このバッテリー出力は、
セルモータの起動時にその定格出力、例えば12Vから一
時的に急激に低下し、その後徐々に立ち上がり、エンジ
ンが始動すると、この値よりも高い値に安定する。電圧
保持手段では、この12Vが保持されており、判別手段で
は、セルモータの起動後バッテリー電圧がこの保持され
ている値を越えたときに、エンジンが始動した旨の判別
出力を出力する。この出力によって、エンジンが始動し
たことが検出されることになる。
〔実施例〕
以下に図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図には、本考案のエンジン始動検出回路の主要部の
回路構成を示してある。本例の回路は、例えば、車載エ
ンジンを遠隔値から送信機によって始動させるようにな
ったエンジン始動装置に適用することができるものであ
り、この場合には、本例の回路は車体の側に取りつけた
受信機内に組み込まれる。
図において、Aは車載バッテリーの電圧入力端であり、
この電圧端子Aには、分圧抵抗器R1、検出電圧差調整用
の可変抵抗器VR1および分圧抵抗器R2が、この順序で直
列接続されている。U1はコンパレータであり、この反転
入力端子は、FETからなるスイッチング素子Q1を介し
て、上記の抵抗器R1およびVR1の接続点Cに接続されて
いる。これに対して、コンパレータU1の非反転入力端子
は、上記の抵抗器VR1およびR2の接続点Dに接続されて
いる。スイッチング素子Q1のゲートは、ダイオードD1を
介して、制御信号入力端子Bに接続されており、ここか
ら、このスイッチング素子のオンオフ制御信号が供給さ
れるようになっている。さらに、このスイッチング素子
Q1とコンパレータU1の反転入力端子との間の位置Eに
は、コンデンサC1の一端が接続され、このコンデンサの
他端は接地されている。
次に、第2図を参照して、上記構成の検出回路の動作を
説明する。まず、スイッチング素子Q1の制御信号(B)
は、通常は低論理に設定されており、これによってスイ
ッチング素子Q1はオン状態に設定されている。この結
果、端子Aからのバッテリー電圧(A)はこのスイッチ
ング素子を介してコンデンサC1に供給されて、ここに充
電されている。従って、コンパレータU1の反転入力端
子、すなわち点Eには、このコンデンサC1によって保持
されている12Vバッテリー電圧の分圧が現れている。
この状態において、送信機の側からエンジン始動指令が
発信され、これが車載受信機の側で受信されると、まず
スイッチング素子Q1の制御信号が高レベルに立ち上がる
(時点T1)。この結果、スイッチング素子Q1はオフに切
り換わり、この時点T1から制御信号が低論理レベルに立
ち上がる時点T4までの期間ΔTの間は、12Vバッテリー
電圧の分圧値がコンパレータU1の反転入力端子上に保持
される。この後、時点T2で、セルモータが起動され、こ
の結果、バッテリー電圧(A)が一時的に急激に低下す
る。バッテリー電圧は低下した後は、徐々に立ち上が
る。このバッテリー電圧の変動に応じて、これの分圧電
圧(D)も同様に変動する。
次に、セルモータによってエンジンが始動した場合に
は、バッテリー電圧は時点T3で12Vを越え、約13.5Vにま
で立ち上がり、ほぼこの値に安定する。コンパレータU1
においては、その反転入力端子にはホールドされた12V
バッテリー電圧の分圧が供給されつづけており、また、
その非反転入力端子には、上記のように変動するバッテ
リー分圧(D)該供給されている。従って、時点T3にお
いて、バッテリー分圧(D)が12Vバッテリー電圧の分
圧値を越えると、このコンパレータの出力信号(F)は
反転して、高論理レベルに立ち上がる。この高論理レベ
ル出力によって、エンジンが始動したことが検出され
る。
この後、時点T4において、スイッチング素子Q1の制御信
号が低論理レベルに立ち下がり、12Vバッテリー電圧の
分圧値のホールドが解除される。
これに対して、バッテリー電圧(A)が、時点T2から時
点T4までの電圧ホールド期間ΔTの間に、12Vを越える
ことがない場合には、コンパレータU1の出力が高論理レ
ベルに立ち上がることはない。すなわち、第2図におい
て破線で示すようにバッテリー電圧(A)が12Vまで立
ち上がらない場合には、エンジンが始動しなかったもの
と判断される。この場合には、予め設定されたシーケン
スに従って、例えば、一定期間をおいて再び上記の動作
を繰り返して、エンジンの始動が再度試みられる。
このように、本例の始動検出回路によれば、エンジン始
動時の車載バッテリの出力電圧の変動特定に着目し、こ
の電圧変動に基づいて、エンジンが始動したか否をを検
出するようになっている。従って、従来のように、オル
タネータからの出力電圧に基づきエンジンの始動を判別
する必要がないので、オルタネータからのその出力電圧
検出線を引き出す必要がなるなる。よって、従来の検出
回路に比べて、簡単な作業によって、かかる検出回路を
設置することができる。
なお、上記の例において、バッテリー電圧のホールド期
間ΔTは、セルモータの駆動期間以上の期間となるよう
に設定するのが適切である。また、例えば、本例の検出
回路のフェイルセーフ機構として、従来のようなオルタ
ネータの出力からエンジンの始動を検知する検知回路を
併設するようにしてもよいことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のエンジン始動検出回路に
おいては、エンジン始動用のセルモータの駆動電源であ
るバッテリの出力電圧の変化に基づき、エンジンの始動
を検出するようにしている。従って、オルターネータの
出力を使用することなくエンジンの始動を検出すること
が可能となり、また、従来のようにオルタネータからの
出力に基づいてエンジンの始動を検出する検出回路構成
に比べて、その取付け工程および作業が大幅に簡単にな
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る始動検出装置の主要部
を示す回路図、第2図は第1図の回路動作を説明するた
めの信号図である。 符号の説明 A……バッテリ電圧端子 B……制御信号入力端子 D……バッテリ電圧の分圧点 R1、R2……抵抗器 VR1……可変抵抗器 C1……コンデンサ U1……コンパレータ Q1……スイッチング用FET T……バッテリー電圧ホールド期間

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン始動用のセルモータと、このセル
    モータの駆動用電源であるバッテリとを備えたエンジ始
    動装置において、前記セルモータが駆動される直前の前
    記バッテリの電圧を一定の期間に亘って保持する電圧保
    持手段と、前記一定の期間内において前記バッテリの電
    圧および前記電圧保持手段によって保持されている電圧
    が供給され、前記バッテリの電圧が前記保持電圧の値以
    上となったことを判別する判別手段とを有し、この判別
    手段によって前記バッテリ電圧が前記保持電圧の値以上
    となったことが判別されたときには、前記エンジンが始
    動したものと判別するようになっていることを特徴とす
    るエンジン始動装置の始動検出回路。
  2. 【請求項2】請求項第1項において、前記エンジン始動
    装置は、エンジン本体が搭載されたエンジン搭載部に取
    り付けられた前記セルモータ駆動用の受信機と、この受
    信機に対してエンジン始動指令信号を送信する送信機と
    を有しており、前記受信機は前記送信機かのらエンジン
    始動指令信号を受け取ると、前記セルモータを始動させ
    るようになっていることを特徴とするエンジン始動装置
    の始動検出回路。
JP11197689U 1989-09-25 1989-09-25 エンジン始動装置の始動検出回路 Expired - Lifetime JPH0721891Y2 (ja)

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