JPH07218021A - 多重効用吸収式冷凍装置 - Google Patents

多重効用吸収式冷凍装置

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JPH07218021A
JPH07218021A JP6014532A JP1453294A JPH07218021A JP H07218021 A JPH07218021 A JP H07218021A JP 6014532 A JP6014532 A JP 6014532A JP 1453294 A JP1453294 A JP 1453294A JP H07218021 A JPH07218021 A JP H07218021A
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regenerator
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high temperature
low temperature
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JP6014532A
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English (en)
Inventor
Seiki Kitamura
清貴 北村
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems
    • Y02B30/625Absorption based systems combined with heat or power generation [CHP], e.g. trigeneration

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ性能の異なる2つの溶液ポンプを希溶
液流路に直列に配置することにより、希溶液流路全体の
ポンプ動力を低下させることを可能にする。 【構成】 内部に希溶液を収容した吸収器8と高温再生
器3、中温再生器4および低温再生器5とを希溶液流路
52により接続した。そして、高温再生器3側の希溶液
流路52に高温側の溶液ポンプ63と、低温再生器5側
の希溶液流路52に高温側の溶液ポンプ63より低揚程
大流量の性能を持つ低温側の溶液ポンプ62とを直列に
設置した。この結果、希溶液の循環量の必要特性が低温
側の再生器ほど低揚程大流量となる特性を持ち、高温側
の再生器ほど高揚程小流量となる特性を持つことによっ
て、幅広いポンプ揚程および幅広い希溶液の吐出量が必
要な3重効用吸収式冷凍装置1においても、希溶液流路
52全体のポンプ動力を低下させることができるように
なった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2重効用吸収式冷凍
装置や3重効用吸収式冷凍装置などの多重効用吸収式冷
凍装置に関するもので、とくにエンジンの排気排熱と温
水排熱を有効に利用した多重効用吸収式冷凍装置にかか
わる。
【0002】
【先行の技術】近年、例えばエンジン排熱を利用した吸
収式冷凍装置を高いエネルギー効率で運転するために多
重効用化することがなされている。なお、多重効用化の
一例として、エンジンの排気排熱を低温側の再生器のみ
で回収し、排気排熱をその温度レベルに応じて高温側の
再生器から低温側の再生器までの3段階に分けて回収
し、さらに高温側の再生器で発生した蒸気冷媒をそれよ
り低温側の再生器にて回収するようにした3重効用吸収
式冷凍装置(周知の技術ではない)が考えられる。な
お、このような低温側から高温側までの3段階の温度レ
ベルで熱量を回収する再生器内には、希溶液流路に設置
された1個の溶液ポンプの作動により吸収器内の希溶液
が常に循環供給されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の3重
効用吸収式冷凍装置は、必ず低温側の再生器ほど多くの
熱量を回収し、高温側の再生器ほど少ない熱量を回収す
ることになるため、低温側の再生器ほど希溶液の循環量
が多くなり、高温側の再生器ほど希溶液の循環量が少な
くなる。
【0004】したがって、吸収式冷凍装置を多重効用化
するにつれて、低温側の再生器から高温側の再生器へ向
かって各再生器内の蒸気冷媒の蒸発圧力および蒸発温度
が上昇していく。すなわち、図7のグラフに示したよう
に、溶液ポンプのポンプ揚程として低温側の再生器内の
大気圧より低い吐出圧力から高温側の再生器内の大気圧
より高い吐出圧力まで幅広い範囲が必要となると共に、
溶液ポンプより吐出される吐出量も高温側の再生器への
小流量から低温側の再生器への大流量まで幅広い範囲が
必要となる。
【0005】以上のように、1個の溶液ポンプで吸収器
と各再生器へ希溶液を循環させるようにすると、高揚程
大流量の性能を具備した溶液ポンプが必要となり、希溶
液流路内において多大なポンプ動力が必要となってくる
という問題点があった。
【0006】この発明は、性能の異なる複数の溶液ポン
プを溶液流路に配置することにより、溶液流路全体のポ
ンプ動力を低下させることが可能な多重効用吸収式冷凍
装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、溶液を加熱して蒸気冷媒を発生させる高温側の再生
器と、溶液を加熱して前記高温側の再生器で発生する蒸
気冷媒より低温、低圧の蒸気冷媒を発生させる低温側の
再生器と、濃溶液に冷媒を吸収させる吸収器と、この吸
収器内で冷媒を吸収した溶液を前記高温側の再生器およ
び前記低温側の再生器に循環させる溶液流路とを備えた
多重効用吸収式冷凍装置において、前記溶液流路は、前
記低温側の再生器に溶液を圧送する低温側の溶液ポン
プ、およびこの低温側の溶液ポンプと直列または並列に
配され、前記高温側の再生器に溶液を圧送する高温側の
溶液ポンプを備え、前記低温側の溶液ポンプは、前記高
温側の溶液ポンプの性能に対して低揚程大流量の性能を
具備した技術手段を採用した。
【0008】このような発明において、前記高温側の再
生器の加熱源としてエンジンの排気排熱を利用し、前記
低温側の再生器の加熱源として前記高温側の再生器で発
生した蒸気冷媒を利用しても良い。また、前記低温側の
再生器の加熱源として前記高温側の再生器で熱が回収さ
れたエンジンの排気排熱を利用しても良い。
【0009】さらに、前記低温側の再生器の加熱源とし
てエンジンの温水排熱を利用しても良い。そして、前記
エンジンと前記低温側の再生器との間に、エンジンの温
水を、前記高温側の再生器で熱が回収されたエンジンの
排気により加熱させる温水加熱器を配しても良い。
【0010】
【作用】この発明によれば、高温側の溶液ポンプによ
り、低温側の再生器に対して高揚程小流量の溶液が高温
側の再生器へ循環するようになる。また、低温側の溶液
ポンプにより、高温側の再生器に対して低揚程大流量の
溶液が吸収器から低温側の再生器へ循環するようにな
る。これらにより、1個の溶液ポンプで高温側の再生器
と低温側の再生器に溶液を循環させるものに対して、吸
収器から高温側の再生器および低温側の再生器へ溶液を
供給する溶液流路全体のポンプ動力が抑制される。
【0011】
【実施例】次に、この発明の多重効用吸収式冷凍装置を
エンジン排熱を有効に利用した3重効用吸収式冷凍装置
に適用した実施例に基づいて説明する。
【0012】〔第1実施例の構成〕図1ないし図4はこ
の発明の第1実施例を示したものである。図1は3重効
用吸収式冷凍装置を示した図である。
【0013】3重効用吸収式冷凍装置1は、エンジン2
の排気排熱と温水排熱とを有効に利用して室内の冷暖房
を行うもので、高温再生器3、中温再生器4、低温再生
器5、凝縮器6、蒸発器7、吸収器8、冷却水回路9、
冷水回路10、冷媒循環回路11および溶液循環回路1
2等から構成されている。なお、この実施例では、希溶
液とは、臭化リチウムの溶解度が55重量%程度の水溶
液を言う。また、濃溶液とは、臭化リチウムの溶解度が
60重量%程度の水溶液を言う。
【0014】エンジン2は、例えば発電機13を回転駆
動する内燃機関で、天然ガスまたはディーゼル油等の燃
料を燃焼することにより熱が発生するものである。この
エンジン2は、排気管14および温水循環回路15を備
えている。排気管14は、エンジン2の燃焼時に発生し
た排気を高温再生器3、中温再生器4、温水加熱器16
を通して外部へ排出するものである。
【0015】温水循環回路15は、エンジン2のウォー
タジャケット(図示せず)よりウォータポンプ(図示せ
ず)の作用により吸入したエンジン冷却水(以下温水と
呼ぶ)を温水加熱器16と低温再生器5を通して再度ウ
ォータジャケットへ戻す回路である。なお、温水加熱器
16は、中温再生器4で熱が回収されたエンジン2の排
気により、エンジン2のウォータジャケットから流出し
た温水を加熱する熱交換器である。
【0016】高温再生器3は、本発明の高温側の再生器
であって、エンジン2の排気管14の伝熱管(所謂コイ
ルチューブ)21、およびこの伝熱管21を収容する耐
圧化容器22等より構成されている。この高温再生器3
は、耐圧化容器22内に供給された希溶液を、伝熱管2
1内を流れる排気排熱を利用して加熱することにより、
希溶液より高温、高圧の水蒸気(以下蒸気冷媒と呼ぶ)
を発生させ、且つ希溶液を濃縮する。
【0017】中温再生器4は、本発明の高温側の再生
器、低温側の再生器であって、エンジン2の排気管14
の伝熱管21の下流側に直列接続された伝熱管23、冷
媒循環回路11の伝熱管24、およびこれらの伝熱管2
3、24を収容する大気容器25等より構成されてい
る。この中温再生器4は、大気容器25内に供給された
希溶液を、伝熱管23内を流れる排気排熱および伝熱管
24内を流れる高温再生器3で発生した蒸気冷媒を利用
して加熱することにより、希溶液より中温、中圧の蒸気
冷媒を発生させ、且つ希溶液を濃縮する。
【0018】低温再生器5は、本発明の低温側の再生器
であって、エンジン2の温水循環回路15の温水加熱器
16の下流側に直列接続された伝熱管26、冷媒循環回
路11の伝熱管24と並列接続された伝熱管27、およ
びこれらの伝熱管26、27を収容する真空容器28等
より構成されている。この低温再生器5は、真空容器2
8内に供給された希溶液を、伝熱管26内を流れる温水
排熱および伝熱管27内を流れる中温再生器4で発生し
た蒸気冷媒を利用して加熱することにより、希溶液より
低温、低圧の蒸気冷媒を発生させ、且つ希溶液を濃縮す
る。
【0019】凝縮器6は、冷却水回路9の伝熱管31、
およびこの伝熱管31を収容する真空容器32等から構
成されている。この凝縮器6は、真空容器32内に供給
された蒸気冷媒を、伝熱管31内を流れる冷却水を利用
して凝縮液化させる熱交換器である。
【0020】蒸発器7は、冷水回路10の伝熱管33、
およびこの伝熱管33を収容する真空容器34等から構
成されている。この蒸発器7は、冷媒循環回路11のノ
ズル35から伝熱管33上に噴霧された水(以下液冷媒
と呼ぶ)を、伝熱管33内を流れる冷却水を利用して蒸
発気化させる熱交換器である。
【0021】吸収器8は、冷却水回路9の伝熱管31の
上流側に直列接続された伝熱管36、およびこの伝熱管
36を収容し、蒸発器7と同一の真空容器34等から構
成されている。この吸収器8は、溶液循環回路12のノ
ズル37から伝熱管36上に噴霧された濃溶液に、蒸発
器7で発生した蒸気冷媒を吸収させるものである。
【0022】なお、伝熱管36内を通過する冷却水は、
吸収器8内の蒸気冷媒が濃溶液に吸収される際に発生す
る吸収熱を除熱するため、吸収器8内の雰囲気を冷却す
る。また、真空容器34内には、蒸発器7と吸収器8と
を仕切る仕切り板38、および真空容器34の下部に一
時的に貯溜される希溶液と液冷媒とを分離する分離板3
9が設けられている。仕切り板38は、蒸発器7側と吸
収器8側とを連通する複数の連通口40が形成されてい
る。
【0023】冷却水回路9は、クーリングタワー等の室
外ユニット(図示せず)で冷却された冷却水を、図示し
ないウォータポンプの作用により、吸収器8内の伝熱管
36、凝縮器6内の伝熱管31に循環させる回路であ
る。冷水回路10は、蒸発器7内の伝熱管33を通過す
る際に冷却された冷水を、図示しないウォータポンプの
作用により、室内ファンと室内熱交換器よりなる室内ユ
ニット(図示せず)へ循環させる回路である。なお、室
内ユニットは、百貨店、スーパーマーケット、コンビニ
エンスストア等の建築物の室内の冷房(または暖房)を
行う。
【0024】冷媒循環回路11は、内部を蒸気冷媒や液
冷媒が流れる複数の冷媒流路41〜43等より構成され
ている。冷媒流路41は、高温再生器3、中温再生器4
および低温再生器5内より冷媒を凝縮器6へ供給する流
路である。この冷媒流路41は、上流側端が耐圧化容器
22の上部に接続された高温側の冷媒流路44、上流側
端が大気容器25の上部に接続された中温側の冷媒流路
45、および上流側端が真空容器28の上部に接続され
た低温側の冷媒流路46を有している。
【0025】高温側の冷媒流路44は、高温再生器3内
で発生した高温、高圧の蒸気冷媒を中温再生器4内の伝
熱管24を介して凝縮器6へ導入する。中温側の冷媒流
路45は、中温再生器4内で発生した中温、中圧の蒸気
冷媒を、低温再生器5内の伝熱管27を介して凝縮器6
へ導入する。低温側の冷媒流路46は、低温再生器5内
で発生した低温、低圧の蒸気冷媒を凝縮器6へ導入す
る。
【0026】冷媒流路42は、真空容器32の下部と真
空容器34の蒸発器7側の上部とを接続して、凝縮器6
内の液冷媒を蒸発器7へ供給する流路である。冷媒流路
43は、真空容器34の蒸発器7側の下部と蒸発器7側
の上部とを接続して、液冷媒をノズル35から噴霧させ
る流路である。この冷媒流路43には、冷媒循環回路1
1内に冷媒の流れを発生させる冷媒ポンプ47が設置さ
れている。その冷媒ポンプ47には、キャンドモータポ
ンプ等が用いられている。
【0027】溶液循環回路12は、濃溶液流路51、希
溶液流路52、高温溶液熱交換器53、中温溶液熱交換
器54、低温溶液熱交換器55等より構成されている。
濃溶液流路51は、高温再生器3、中温再生器4および
低温再生器5内より濃溶液を吸収器8へ供給する流路で
ある。この濃溶液流路51は、上流側端が耐圧化容器2
2の下部に接続された高温側の濃溶液流路56、上流側
端が大気容器25の下部に接続された中温側の濃溶液流
路57、および上流側端が真空容器28の下部に接続さ
れた低温側の濃溶液流路58を有している。
【0028】高温側の濃溶液流路56は、高温再生器3
内の高温の濃溶液を吸収器8へ導入する。中温側の濃溶
液流路57は、中温再生器4内の中温の濃溶液を吸収器
8へ導入する。低温側の濃溶液流路58は、低温再生器
5内の低温の濃溶液を吸収器8へ導入する。
【0029】希溶液流路52は、本発明の溶液流路であ
って、高温再生器3、中温再生器4および低温再生器5
へ吸収器8内の希溶液を供給する流路である。この希溶
液流路52は、下流側端が耐圧化容器22の上側部に接
続された高温側の分岐流路59、下流側端が大気容器2
5の上側部に接続された中温側の分岐流路60、および
下流側端が真空容器28の上側部に接続された低温側の
分岐流路61を有している。
【0030】高温側の分岐流路59は、吸収器8内の希
溶液を高温再生器3へ導入する。中温側の分岐流路60
は、吸収器8内の希溶液を中温再生器4へ導入する。低
温側の分岐流路61は、吸収器8内の希溶液を低温再生
器5へ導入する。なお、低温側の希溶液流路52には、
低温側の溶液ポンプ62が設置され、高温側の分岐流路
59には、高温側の溶液ポンプ63が設置されている。
【0031】高温溶液熱交換器53は、高温側の濃溶液
流路56内を流れる高温の濃溶液と高温側の分岐流路5
9内を流れる低温の希溶液とを熱交換させる。中温溶液
熱交換器54は、中温側の濃溶液流路57内を流れる高
温の濃溶液と中温側の分岐流路60内を流れる低温の希
溶液とを熱交換させる。低温溶液熱交換器55は、合流
部より下流側の濃溶液流路51内を流れる低温の濃溶液
と分岐部より上流側の希溶液流路52内を流れる低温の
希溶液とを熱交換させる。これらの熱交換器53〜55
は、濃溶液を希溶液で冷却することにより吸収器8内で
の冷媒の吸収性能を高めると共に、希溶液を濃溶液で加
熱することにより各再生器3〜5内での加熱性能を高め
る。
【0032】次に、低温側の溶液ポンプ62および高温
側の溶液ポンプ63の性能および構造を図1ないし図3
に基づいて説明する。ここで、図2は低温側の溶液ポン
プ62の一例を示した図である。
【0033】低温側の溶液ポンプ62は、ポンプケーシ
ング64およびインペラ(羽根車)66等よりなり、キ
ャンドモータ67により回転駆動されるキャンドモータ
ポンプが使用されている。
【0034】ポンプケーシング64には、吸収器8内よ
り希溶液を吸い込む吸込部68、および希溶液を各再生
器3〜5へ吐出する吐出部69が一体形成されている。
なお、吸込部68および吐出部69には、内部に希溶液
流路52を形成する希溶液配管70、71が液密的に接
続されている。また、吸込部68と吐出部69は、側板
ライナリング72および主板ライナリング73により仕
切られている。インペラ66は、キャンドモータ67の
出力軸74の先端部に取り付けられ、回転により希溶液
に循環流を発生させる。
【0035】キャンドモータ67は、モータハウジング
75の内周面に固定されたステータ76、出力軸74と
共に一体回転するロータ77、および循環パイプ78等
から構成されている。出力軸74は、エンドカバー79
やセンタリング用の支持壁80内にスラスト軸受81、
82およびラジアル軸受83、84を介して回転自在に
支持されている。なお、スラスト軸受81、82と出力
軸74の鍔状部との間には円環状のスラストカラー8
5、86が配されている。モータハウジング75は、ポ
ンプケーシング64、エンドカバー79および支持壁8
0に締結されている。
【0036】ステータ76およびロータ77は、非常に
薄いステンレス等の耐食性金属製のキャン87、88で
完全密閉されている。なお、ステータ76は、ステータ
コイル89とステータコア90よりなる。循環パイプ7
8は、吐出部69より吐出される希溶液をキャンドモー
タ67内に循環させるもので、これによりステータ76
およびロータ77の発熱の冷却、スラスト軸受81、8
2およびラジアル軸受83、84の潤滑を行うことがで
きる。
【0037】ここで、図3は低温側の溶液ポンプ62お
よび高温側の溶液ポンプ63の吐出圧力と吐出量との関
係を示したグラフである。なお、図3のグラフ中におい
て、実線Lは低温側の溶液ポンプ62の流量特性を示
し、実線Hは高温側の溶液ポンプ63の流量特性を示
し、破線Tはトータルの流量特性を示す。
【0038】低温側の溶液ポンプ62は、高温側の溶液
ポンプ63より低揚程大流量の性能を持つ溶液ポンプが
採用されている。したがって、高温側の溶液ポンプ63
は、低温側の溶液ポンプ62より高揚程小流量の性能を
持つ溶液ポンプが採用されていることになる。なお、こ
の実施例では図3のグラフの作動点で低温側の溶液ポン
プ62と高温側の溶液ポンプ63が共に運転されてい
る。また、高温側の溶液ポンプ63の構造は低温側の溶
液ポンプ62と同一であるので説明を省略する。
【0039】〔第1実施例の作用〕次に、この実施例の
3重効用吸収式冷凍装置1の作用を図1ないし図3に基
づいて簡単に説明する。
【0040】エンジン2を作動させることにより発生し
た排気は、伝熱管21内に流入する。そして、伝熱管2
1内に流入した排気は、伝熱管21を通過する際に高温
再生器3内の希溶液を加熱した後に伝熱管23内に流入
する。さらに、伝熱管23内に流入した排気は、伝熱管
23を通過する際に中温再生器4内の希溶液を加熱した
後に温水加熱器16を通って大気へ放出される。
【0041】一方、エンジン2のウォータジャケット内
で温められた温水は、ウォータポンプの作用により、温
水加熱器16内に流入して排気排熱を吸収して昇温した
後に伝熱管26内に流入する。伝熱管26内に流入した
温水は、伝熱管26を通過する際に低温再生器5内の希
溶液を加熱した後に再度エンジン2のウォータジャケッ
ト内に戻る。
【0042】高温再生器3内の希溶液は、排気管14の
伝熱管21内を流れる排気排熱を回収して加熱されて高
温、高圧の蒸気冷媒が発生し、濃縮される。濃縮された
高温の濃溶液は、高温側の濃溶液流路56を通って高温
溶液熱交換器53で低温の希溶液と熱交換した後に中温
側の濃溶液流路57に流入する。
【0043】また、高温再生器3内で発生した蒸気冷媒
は、高温側の冷媒流路44を通って伝熱管24内に流入
する。伝熱管24内に流入した蒸気冷媒は、中温再生器
4内の希溶液を加熱して中温再生器4内の希溶液からの
蒸気発生量を増大させて自身は凝縮した後に凝縮器6内
へ送り込まれる。
【0044】中温再生器4内の希溶液は、伝熱管23内
を流れる排気排熱および伝熱管24内を流れる蒸気冷媒
の潜熱を回収して加熱されて中温、中圧の蒸気冷媒が発
生し、濃縮される。濃縮された中温の濃溶液は、中温側
の濃溶液流路57を通って中温溶液熱交換器54で低温
の希溶液と熱交換した後に低温溶液熱交換器55内に流
入する。
【0045】また、中温再生器4内で発生した蒸気冷媒
は、中温側の冷媒流路45を通って伝熱管27内に流入
する。伝熱管27内に流入した蒸気冷媒は、低温再生器
5内の希溶液を加熱して低温再生器5内の希溶液からの
蒸気発生量を増大させて自身は凝縮した後に凝縮器6内
へ送り込まれる。
【0046】低温再生器5内の希溶液は、伝熱管26内
を流れる温水排熱および伝熱管27内を流れる蒸気冷媒
の潜熱を回収して加熱されて低温、低圧の蒸気冷媒が発
生し、濃縮される。濃縮された低温の濃溶液は、低温側
の濃溶液流路58を通って低温溶液熱交換器55内で低
温の希溶液と熱交換した後に吸収器8へ送り込まれる。
また、低温再生器5内で発生した蒸気冷媒は、低温側の
冷媒流路46を通って凝縮器6内へ送り込まれる。
【0047】凝縮器6内に送り込まれた蒸気冷媒や液冷
媒は、凝縮器6内の伝熱管31上に散布されて冷却水回
路9の伝熱管31内を流れる冷却水に熱を与えて凝縮液
化される。そして、凝縮器6内の液冷媒は、冷媒ポンプ
47の吐出力により、冷媒流路42、43を通ってノズ
ル35から蒸発器7内の伝熱管33上に散布されて冷水
回路10の伝熱管33内を流れる冷水から熱を奪って蒸
発気化して蒸気冷媒となる。ここで、冷水は液冷媒に熱
を与えることにより冷却されるので、この冷水を室内ユ
ニットに導くことにより百貨店、スーパーマーケット、
コンビニエンスストア等の建築物の室内が冷房される。
【0048】そして、蒸発器7内で発生した低温、低圧
の蒸気冷媒は、高温再生器3、中温再生器4および低温
再生器5にて濃縮され、且つ高温溶液熱交換器53、中
温溶液熱交換器54および低温溶液熱交換器55にて冷
却された濃溶液に、吸収器8内で吸収されて、希薄化さ
れ希溶液となる。
【0049】そして、吸収器8内の希溶液は、低温側の
溶液ポンプ62および高温側の溶液ポンプ63の作用に
より汲み上げられて希溶液流路52を通って低温溶液熱
交換器55内に流入する。低温溶液熱交換器55内に流
入した低温の希溶液は、低温溶液熱交換器55を通過す
る際に高温の濃溶液により加熱されて下流側の希溶液流
路52へ送られる。
【0050】ここで、この実施例の3重効用吸収式冷凍
装置1は、上述のように、エンジン2の温水排熱を低温
再生器5のみで回収し、排気排熱をその温度レベルに応
じて高温再生器3、中温再生器4、低温再生器5に分け
て回収している。さらに、高温再生器3、中温再生器4
にて発生した蒸気冷媒の潜熱は、次の温度レベルの中温
再生器4、低温再生器5にて回収している。この結果、
この実施例のように、エンジン排熱を有効に利用して冷
房を行う3重効用吸収式冷凍装置1は、低温再生器5で
の回収量は必ず他の高温再生器3、中温再生器4より多
いと言える。
【0051】したがって、冷媒循環回路11内の濃溶液
や希溶液の循環量も高温側の再生器よりも低温側の再生
器の方がより多く循環することになる。よって、例えば
エンジン2の排気温度が500℃、排熱熱量が1500
0kcal/hの排気排熱を利用し、且つ温水温度が8
0℃、温水熱量が12000kcal/h程度の温水排
熱を利用した3重効用吸収式冷凍装置1においては、高
温再生器3、中温再生器4、低温再生器5への希溶液の
循環が40リットル/h、50リットル/h、250リ
ットル/h程度となる。
【0052】また、高温再生器3、中温再生器4、低温
再生器5内で発生する各蒸気冷媒の蒸発圧力は、例えば
50mmHg、760mmHg、6000mmHg程度であ
り、これは多重効用化するにつれて高温側の再生器が1
0倍程度ずつ上昇することとなる。すなわち、多重効用
化(この実施例では3重効用化)における希溶液の循環
量の必要特性は、低温側の再生器ほど低揚程大流量とな
る特性を持ち、高温側の再生器ほど高揚程小流量となる
特性を持つことになる。
【0053】このため、この実施例では、希溶液流路5
2に直列に低温側の溶液ポンプ62と高温側の溶液ポン
プ63を設置すると共に、低温側の溶液ポンプ62を希
溶液流路52の低温側に設置し、且つ高温側の溶液ポン
プ63を希溶液流路52の高温側(高温側の分岐流路5
9)に設置することにより、多重効用化における溶液ポ
ンプの最適化を図った。
【0054】したがって、この実施例においては、低揚
程大流量の特性を持つ低温側の溶液ポンプ62より吐出
され、低温溶液熱交換器55より流出した希溶液全体の
うち7割程度の希溶液が低温側の分岐流路61を通って
低温再生器5内へ送り込まれ、残りが中温溶液熱交換器
54内に流入する。中温溶液熱交換器54内に流入した
低温の希溶液は、中温溶液熱交換器54を通過する際に
高温の濃溶液により加熱されてさらに下流側の希溶液流
路52へ送られる。
【0055】そして、低温側の溶液ポンプ62の吐出力
により、希溶液全体のうち2割程度の希溶液が低温側の
分岐流路61を通って低温再生器5内へ送り込まれ、希
溶液全体のうち1割程度の希溶液が高温溶液熱交換器5
3内に流入する。高温溶液熱交換器53内に流入した低
温の希溶液は、高温溶液熱交換器53を通過する際に高
温の濃溶液により加熱された後に、高揚程小流量の性能
を持つ高温側の溶液ポンプ63の吐出力により高温再生
器3内へ送り込まれる。
【0056】〔第1実施例の効果〕以上のように、3重
効用吸収式冷凍装置1は、図3のグラフに示したよう
に、高温側の溶液ポンプ63の作用により低温再生器5
に対して高揚程小流量の希溶液を高温再生器3に循環さ
せ、且つ低温側の溶液ポンプ62の作用により高温再生
器3に対して低揚程大流量の希溶液を低温再生器5へ循
環させるようにしている。また、2つの溶液ポンプ6
2、63を希溶液流路52に直列に配置しているため、
2つの溶液ポンプを並列配置した先行の技術と比較して
ポンプ揚程を低くすることができる。
【0057】したがって、この実施例の3重効用吸収式
冷凍装置1においては、図4のグラフに示したように、
1個の溶液ポンプで高温側の再生器と低温側の再生器に
希溶液を循環させる技術(先行の技術)に対して、希溶
液流路52全体のポンプ動力を約73%も抑えることが
できる。このため、経済性に優れる。
【0058】〔第2実施例〕図5はこの発明の第2実施
例を示したもので、3重効用吸収式冷凍装置の主要部を
示した図である。この実施例では、高温再生器3、中温
再生器4および低温再生器5と吸収器8の下部とを並列
して設けられた3本の希溶液流路91〜93にて接続し
ている。
【0059】そして、希溶液流路91には、高揚程小流
量の性能を持つ高温側の溶液ポンプ94が設置されてい
る。また、希溶液流路92には、高温側の溶液ポンプ9
4より低揚程大流量の性能を持つ中温側の溶液ポンプ9
5が設置されている。さらに、希溶液流路93には、中
温側の溶液ポンプ95より低揚程大流量の性能を持つ低
温側の溶液ポンプ96が設置されている。
【0060】〔第3実施例〕図6はこの発明の第3実施
例を示したもので、3重効用吸収式冷凍装置の主要部を
示した図である。この実施例では、希溶液流路52の上
流側に低温側の溶液ポンプ62を設置し、低温側の分岐
流路61に並列して設けられた高温側の分岐流路59に
高温側の溶液ポンプ63を設置している。
【0061】そして、吸収器8と中温再生器4を接続す
る中温側の分岐流路60を廃止して、高温再生器3と中
温再生器4を濃溶液流路97により直列接続することに
より、高温再生器3で濃縮された濃溶液を中温再生器4
に供給するようにしている。この実施例の中温再生器4
では、高温再生器3より濃溶液流路97を通って流入し
た濃溶液を加熱源の熱を回収することによりさらに濃縮
することになる。なお、この実施例の場合には、希溶液
流路52、高温再生器3、濃溶液流路97より本発明の
溶液流路が構成される。
【0062】〔変形例〕第1実施例では、高温側の溶液
ポンプ63を高温溶液熱交換器53の上流側の高温側の
分岐流路59に設置したが、高温側の溶液ポンプ63を
中温側の分岐流路60に設置しても良い。また、高温溶
液熱交換器53の下流側の高温側の分岐流路59に高温
側の溶液ポンプ63を設置しても良い。
【0063】この実施例では、冷媒ポンプ47、低温側
の溶液ポンプ62および高温側の溶液ポンプ63として
キャンドモータポンプを用いたが、これらのポンプとし
てその他の回転型ポンプ、往復型ポンプ、渦巻型ポン
プ、軸流型ポンプ等を用いても良い。
【0064】この実施例では、本発明を3重効用吸収式
冷凍装置1に適用したが、2重効用吸収式冷凍装置や4
重効用以上の多重効用吸収式冷凍装置に適用しても良
い。また、単効用吸収式ヒートポンプサイクルと2重効
用吸収式ヒートポンプサイクルとを組み合わせた多重効
用吸収式冷凍装置に適用しても良い。
【0065】また、3重効用以上の多重効用吸収式冷凍
装置において3個以上の溶液ポンプを設置する場合に
は、高温側の溶液ポンプより低温側の溶液ポンプに向か
うにつれて順に高揚程小流量の性能を持つように性能を
変化させれば良い。また、2重効用以上の多重効用吸収
式冷凍装置においては、溶液ポンプの個数は何個でも良
く、複数の溶液ポンプをどのように直列または並列設置
しても良い。
【0066】高温側の再生器と低温側の再生器の加熱源
として、エンジン2の排気排熱または温水排熱のみを用
いても良い。また、高温側の再生器と低温側の再生器の
加熱源として、ガスバーナ、石油バーナ、電気ヒータ等
の加熱源を利用しても良い。
【0067】高温再生器3、中温再生器4、低温再生器
5、凝縮器6、蒸発器7、吸収器8を構成する伝熱管と
してコイルチューブを用いたが、チューブアンドフィン
や積層型チューブ等を用いても良い。なお、低温側の再
生器と凝縮器とを1つの容器内に配置しても良く、蒸発
器7と吸収器8とを別々の真空容器内に配置しても良
い。また、冷却水回路9を室内ユニットと接続し、冷水
回路10を室外ユニットと接続することにより、多重効
用吸収式冷凍装置にて室内暖房を行うようにしても良
い。
【0068】この実施例では、希溶液として臭化リチウ
ムの溶解度が55重量%程度の水溶液を用い、濃溶液と
して臭化リチウムの溶解度が60重量%程度の水溶液を
用いたが、臭化リチウム等の吸収剤の溶解度は自由に変
更しても良い。また、吸収溶液として臭化リチウム水溶
液以外に、ヨウ化リチウム水溶液、塩化リチウム水溶
液、アンモニア水溶液を用いても良い。なお、アンモニ
ア水溶液の場合は、吸収剤が水、冷媒がアンモニアとな
る。
【0069】
【発明の効果】この発明は、低揚程大流量の流量特性を
持つ低温側の再生器に、高温側の溶液ポンプの性能に対
して低揚程大流量のポンプ性能を持つ低温側の溶液ポン
プにより溶液を供給することができ、且つ高揚程小流量
の流量特性を持つ高温側の再生器に、低温側の溶液ポン
プの性能に対して高揚程小流量のポンプ性能を持つ高温
側の溶液ポンプにより溶液を供給することができる。こ
のように、ポンプ性能の異なる複数の溶液ポンプを溶液
流路に配置することにより、吸収器から高温側の再生器
および低温側の再生器へ溶液を供給する溶液流路全体の
ポンプ動力を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の全体構成を示した構成
図である。
【図2】この発明の第1実施例に用いた低温側の溶液ポ
ンプの構造を示した半断面図である。
【図3】この発明の第1実施例で用いた低温側の溶液ポ
ンプおよび高温側の溶液ポンプの吐出圧力と吐出量との
関係を示したグラフである。
【図4】この発明の第1実施例の必要ポンプ動力と先行
の技術の必要ポンプ動力を比較したグラフである。
【図5】この発明の第2実施例の主要部を示した構成図
である。
【図6】この発明の第3実施例の主要部を示した構成図
である。
【図7】先行の技術の溶液ポンプの吐出圧力と吐出量と
の関係特性を示したグラフである。
【符号の説明】
1 3重効用吸収式冷凍装置(多重効用吸収式冷凍装
置) 2 エンジン 3 高温再生器(高温側の再生器) 4 中温再生器(低温側の再生器、高温側の再生器) 5 低温再生器(低温側の再生器) 8 吸収器 14 排気管 15 温水循環回路 16 温水加熱器 52 希溶液流路(溶液流路) 62 低温側の溶液ポンプ 63 高温側の溶液ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶液を加熱して蒸気冷媒を発生させる高温
    側の再生器と、 溶液を加熱して前記高温側の再生器で発生する蒸気冷媒
    より低温、低圧の蒸気冷媒を発生させる低温側の再生器
    と、 濃溶液に冷媒を吸収させる吸収器と、 この吸収器内で冷媒を吸収した溶液を前記高温側の再生
    器および前記低温側の再生器に循環させる溶液流路とを
    備えた多重効用吸収式冷凍装置において、 前記溶液流路は、前記低温側の再生器に溶液を圧送する
    低温側の溶液ポンプ、およびこの低温側の溶液ポンプと
    直列または並列に配され、前記高温側の再生器に溶液を
    圧送する高温側の溶液ポンプを備え、 前記低温側の溶液ポンプは、前記高温側の溶液ポンプの
    性能に対して低揚程大流量の性能を具備したことを特徴
    とする多重効用吸収式冷凍装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の多重効用吸収式冷凍装置
    において、 前記高温側の再生器は、加熱源としてエンジンの排気排
    熱を利用し、 前記低温側の再生器は、加熱源として前記高温側の再生
    器で発生した蒸気冷媒を利用したことを特徴とする多重
    効用吸収式冷凍装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の多重効用
    吸収式冷凍装置において、 前記低温側の再生器は、加熱源として前記高温側の再生
    器で熱が回収されたエンジンの排気排熱を利用したこと
    を特徴とする多重効用吸収式冷凍装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の多重効用
    吸収式冷凍装置において、 前記低温側の再生器は、加熱源としてエンジンの温水排
    熱を利用したことを特徴とする多重効用吸収式冷凍装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の多重効用吸収式冷凍装置
    において、 前記エンジンと前記低温側の再生器との間には、エンジ
    ンの温水を、前記高温側の再生器で熱が回収されたエン
    ジンの排気により加熱させる温水加熱器が配されたこと
    を特徴とする多重効用吸収式冷凍装置。
JP6014532A 1994-02-08 1994-02-08 多重効用吸収式冷凍装置 Pending JPH07218021A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106698A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Daikin Ind Ltd 吸収式冷凍装置
JP2003106699A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Daikin Ind Ltd 吸収式冷凍装置
JP2008064422A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd 高温再生器及び吸収冷凍機
JP2014025653A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Kawasaki Thermal Engineering Co Ltd 冷凍空調方法及び装置
KR20150007131A (ko) * 2013-07-10 2015-01-20 엘지전자 주식회사 흡수식 칠러

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