JPH07217957A - 換気扇 - Google Patents

換気扇

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Publication number
JPH07217957A
JPH07217957A JP753994A JP753994A JPH07217957A JP H07217957 A JPH07217957 A JP H07217957A JP 753994 A JP753994 A JP 753994A JP 753994 A JP753994 A JP 753994A JP H07217957 A JPH07217957 A JP H07217957A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
pressing member
opening
ventilation fan
mounting frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP753994A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Ito
義政 伊藤
Eiji Suzumura
英二 鈴村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP753994A priority Critical patent/JPH07217957A/ja
Publication of JPH07217957A publication Critical patent/JPH07217957A/ja
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 換気扇の本体の取り付け及び取り外し作業を
容易化する。 【構成】 化粧カバー30を取り付けたまま本体24を
取付枠23内に挿入すると、押圧部材34が弾性変形し
て取付枠23の内部上面に圧接すると共に、本体24の
下面を取付枠23の内部下面に圧接させる(取付状
態)。本体24を取り外すには、化粧カバー30を取り
外し、操作部35の手掛部35aに指を掛けて引き下げ
て押圧部材34を取付枠の23の内部上面から離す。こ
の状態は、ロック部材36が圧縮コイルばね41により
後方に移動して押圧部材34をロックすることにより保
持されるので、本体24を前方に引っ張って取付枠23
から取り外す。本体24を再び取付枠26に取り付ける
には、ロック部材36の手掛片36bに指を掛けて前方
に引っ張り、押圧部材34のロックを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は室壁に設けられた開口部
に対し該開口部に本体を挿入することにより取り付ける
構成の換気扇に係わり、特に、弾性材製の押圧部材を開
口部の内部上面に圧接させることにより、該本体を開口
部内に取り付ける構成の換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性材製の押圧部材を開口部の内部上面
に圧接させることにより本体を開口部内に取り付ける構
成の換気扇としては、特開平5−126374号公報に
示されたものがあり、これを図8に示す。
【0003】同図において、室壁1には室内外を連通す
る孔2が形成され、この孔2内には木枠からなる取付枠
3が嵌着されている。一方、換気扇の本体4の上面部に
は、溝5が形成されており、この溝5内に板ばねにより
形成された下側開放状の略コ字形の取付部材(押圧部
材)6が前後方向に移動可能に挿入配置されている。そ
して、本体4の前面フランジ4aには、前側から操作可
能な操作ボルト7が設けられており、この操作ボルト7
は取付部材6の前後の両脚部6a,6bに挿通され、後
部が後脚部6bに設けられたナット8に螺合している。
【0004】本体4を室壁1に設けられた開口部として
の取付枠3に取り付けるには、化粧カバー9を取り外し
た状態の本体4を取付枠3内に挿入し、操作ボルト7を
ドライバ(工具)により回転操作する。すると、ナット
8が前方に引き寄せられ、これにより取付部材6の水平
部6cが上方に湾曲して取付枠3の内部上面に圧接する
ようになり、その圧接力によって本体4が取付枠3に固
定されるというものである。そして、本体4を取付枠3
から取り外すには、ドライバにより操作ボルト7を取り
付け時とは逆方向に回転操作するものであり、これによ
り、ナット8が後方に移動して取付部材6の水平部6c
が元の水平状態に復元して取付枠3の内部上面から離れ
るので、本体4を前方に引き出すことにより、該本体4
を取付枠3から取り外すことができるものである。
【0005】また、弾性材製の押圧部材を用いて本体を
開口部内に取り付ける構成の換気扇としては、他にパイ
プファンと称されるものがある。これは、図9に示すよ
うに、本体10の外周部に板ばね製の押圧部材11を取
り付けてなるもので、室壁1に設けられたパイプ12を
開口部として該パイプ12内に本体10を挿入すると、
押圧部材11がパイプ12の内周面に圧接し、その圧接
力により本体10がパイプ12内に固定された状態とな
る構成のものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示す従来構成の
ものでは、本体4の取り付け及び取り外し時には、ドラ
イバ(工具)を用いて操作ボルト7を何回も回転操作し
なければならず、作業に長い時間を要する。特に換気扇
は、通常、室壁1の高い位置に取り付けられるため、そ
の本体4の取り付け作業はいわゆる高所作業となり、高
所での長時間にわたる作業は危険性が高い。
【0007】しかも、取付枠3への本体4の固定力を強
くするには、操作ボルト7を強く回して取付枠3に対す
る取付部材6の圧接力を強くしなければならず、力の弱
い人が作業した場合には、本体4の取り付けが不完全に
なるおそれがある。
【0008】また、操作ボルト7は本体4の前面側から
操作できるので、本体4の内側に固定されているモータ
13にファン14が取り付けられたままになっていて
も、該ファン14に邪魔されることなく、操作ボルト7
を操作することができるが、化粧カバー9が本体4に取
り付けられたままの状態になっていると、操作ボルト7
が化粧カバー9に隠されてしまい操作することができな
くなってしまう。このため、本体4の取り付けに際して
は、化粧カバー9を本体4から取り外し、そして本体4
を取付枠3に取り付けた後、化粧カバー9を本体4に再
装着せねばならず、面倒である。
【0009】一方、図9に示す従来構成のものでは、本
体10をパイプ12内に挿入し、パイプ12から引き出
すだけで取り付け及び取り外しができるので、作業が短
時間で済む。しかしながら、本体10をパイプ12から
取り外す際、押圧部材11がパイプ12の内周面に圧接
したままの状態で本体10を引き出さねばならないか
ら、パイプ12への本体10の固定力を強くするために
押圧部材11の弾発力を強く設定すると、本体10をパ
イプ12から引き出すことが困難となる。このため、押
圧部材11の弾発力を強くするには限度があり、本体1
0の固定力が弱いものとなってしまう不具合がある。
【0010】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、化粧カバーを取り付けたまま、本体を
開口部に挿入するだけで取り付けることができ、しかも
押圧部材の弾発力を強くして本体の固定力を強くして
も、該本体の取り外しを容易に行うことができる換気扇
を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の換気扇
は、前面部に着脱可能な化粧カバーを有した本体を室壁
に設けられた開口部に挿入により取り付けるものにおい
て、一端部側が前記本体の上面部に取着されて他端部側
が本体の上面部から上方に突出するように設けられ、自
身の弾発力により他端部側が前記開口部の内部上面に圧
接する弾性材製の押圧部材と、この押圧部材の他端部側
から下方に突出して設けられ、下端部分が前記本体の上
面部に形成された通し孔から該本体内に挿入されて、該
下端部分が引き下げ操作されることにより、押圧部材を
下方に弾性変形させて前記開口部の内部上面から離す操
作部と、この操作部に設けられた被係合部と、前記本体
の上面部に前後方向に往復移動可能に設けられ、後方に
移動されることにより前記操作部の前記被係合部に係合
して該操作部を引き下げ位置にロックすると共に、前方
に移動されることにより被係合部との係合を解除するロ
ック部材と、このロック部材を後方に付勢する付勢手段
とを具備してなるものである。
【0012】請求項2記載の換気扇は、操作部の下端部
分が前方に突出する略L字形に曲げられていることを特
徴とするものである。請求項3記載の換気扇は、ロック
部材には、本体の上面部の内面よりも下方に突出する手
掛部が設けられていることを特徴とするものである。請
求項4記載の換気扇は、本体にロック部材の手掛部の近
傍部位に位置して該手掛部の操作に関する説明が付され
ていることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の手段によれば、本体を開口部に
挿入すると、押圧部材が自身の弾発力に抗して弾性変形
し、その復元弾発力により該押圧部材の他端部側が開口
部の内部上面に圧接する。この開口部の内部上面への押
圧部材の圧接により、本体が開口部に取り付けられた状
態となる。本体を開口部から取り外すには、操作部の下
端部分を摘んで引き下げる。すると、押圧部材が下方に
弾性変形し、該押圧部材の他端部側が開口部の内部上面
から離れる。この状態は、ロック部材が付勢手段の付勢
力により後方へ移動し、該ロック部材が操作部の被係合
部に係合して操作部を引き下げ位置にロックすることに
より保持される。そこで、本体を開口部から引き出すよ
うにすることにより、該本体を開口部から取り外すこと
ができる。このように本体の取り外し時には、押圧部材
は開口部の内部上面から離れるので、押圧部材の弾発力
を強くして本体の固定力を強くしても、取り外しは容易
に行うことができる。そして、本体を再び開口部内に取
り付けるには、ロック部材を付勢手段の付勢力に抗して
前方に引き操作する。すると、ロック部材が操作部の被
掛合部との係合を解除し、押圧部材が元の上位置に戻る
ので、その状態で本体を開口部に挿入することにより、
再び開口部に取り付けることがでるものである。
【0014】請求項2記載の手段によれば、本体を開口
部から取り外すべく、操作部を引き下げる際、操作部の
下端部分が前方に突出する略L字形に曲げられているの
で、当該下端部分に手を掛け易く、楽に操作することが
できる。請求項3記載の手段によれば、ロック部材の手
掛部が本体の上面部の内面よりも下方に突出しているの
で、本体に邪魔されることなく、容易に前方へ引き操作
できる。請求項4記載の手段によれば、本体にロック部
材の手掛部の操作に関する説明が付されているので、本
体の再取り付けに際して、該手掛部をどのように操作す
れば良いかが一目瞭然となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
基づいて説明する。図1に示すように、室壁21の上部
位には室内外を連通する四角形の孔22が設けられてお
り、この孔22内に例えば木枠により構成された四角形
の取付枠23が嵌着されている。そして、取付枠23内
の室内外を連通する空間を室壁21の開口部として該取
付枠23内に換気扇の金属板製の本体24が後述のよう
にして取り付けられる。
【0016】上記本体24は前端部にフランジ25を有
した四角箱形に形成されており、その内部にはモータ取
付枠26を介してモータ27が取り付けられていて該モ
ータ27の回転軸にファン28が着脱可能に取り付けら
れている。また、本体24の室外側には例えばファン2
8からの風を受けて開放動作するシャッタ29が配設さ
れていると共に、前面側のフランジ25にはファン28
を囲繞するベルマウス30aを有した化粧カバー30が
着脱可能に取り付けられている。そして、ファン28が
モータ27により回転されると、室内空気がベルマウス
30a、本体24を通じて室外に排出されるようになっ
ている。
【0017】ここで取付枠23(開口部)への本体24
の取付構成を説明するに、本体24の下面部の左右両側
には、爪部24a(一方側のもののみ図示)が下側に突
出して形成されている。この爪部24aは、室内側前方
に向かって突出量が大となるように傾斜しており、本体
24が取付枠23内に挿入されたとき、該爪部24aの
切断された前端部が取付枠23の内部下面に食い込んで
抜け止め機能を果たすように構成されている。また、図
2に示すように、本体24の上面部には、その左右両側
(同じく右側のみ図示)に位置して長孔状の支持孔31
が形成されていると共に、支持孔31の前側近傍に位置
して凹部32が形成されている。そして、凹部32の底
部中央には通し孔33が形成されている。
【0018】一方、本体24を取付枠23に取り付ける
ための押圧部材34は、弾性材例えば板ばね製のもの
で、その一端部には略L字形の取付部34aが折曲形成
されていると共に、他端部側には爪片34bが上方に突
出するようにして切り起こし形成されている。そして、
この押圧部材34は、取付部34aが後側となるように
して該取付部34aを本体24の上面部の支持孔31に
外側から挿入することにより、該本体24の上面部外側
に取り付けられている。この取付状態において、押圧部
材34は、一端部側の取付部34aから前側に向かって
斜め上向きに傾斜するように本体24の上面部から上方
に突出した状態となっており、本体24への取着部であ
る取付部34aを中心にして上下方向に弾性変形できる
ようになっている。
【0019】上記押圧部材34の他端側たる前端部側は
下向きに略V字形に折曲されており、この折曲により押
圧部材34の前端部から下方に突出した状態になってい
る部分は操作部35とされている。この操作部35の下
端部は前方に突出する略L字形に折曲形成されており、
当該操作部35の下端部分は、前記通し孔33から本体
24内に挿入されて手掛部35aとされている。そし
て、この手掛部35aに指を掛けて該手掛部35aを押
圧部材34の弾発力に抗して引き下げることにより、押
圧部材34を図5に示すように下方に弾性変形させるこ
とができるようになっている。なお、手掛部35aの先
端部分は円弧状にカールされており、これにより指がエ
ッジによって傷付けられることのないようにしている。
【0020】前記操作部35を引き下げ位置にロックす
るロック部材36は、金属板材により段付き状に形成さ
れている。このロック部材36に対し、本体24の上側
のフランジ25には前方に膨出する横穴部37が形成さ
れ、この横穴部37の前面の下端部及び前記凹部32の
後側面にはそれぞれ支持孔38及び39が形成されてい
る。そして、ロック部材36は、それら支持孔38,3
9に挿通されて前後方向に往復移動可能に支持されてい
る。
【0021】かかるロック部材36の途中部分には、図
3に示すように、横穴部37と対向する受け部としての
受け片40が切り起こし形成されていると共に、この受
け片40の左右両側には、前方に突出する保持片40
a,40bが折曲形成されている。そして、この保持片
40a,40bに付勢手段としての圧縮コイルばね41
が嵌合保持されている。この場合、2個の保持片40
a,40bの対角状の差し渡し寸法Aは圧縮コイルばね
41の内径寸法Bよりも大きく設定され、これにより圧
縮コイルばね41が保持片40a,40bに対し圧入状
態に嵌合して容易に抜け外れることのないように構成さ
れている。そして、圧縮コイルばね41は、ロック部材
36が本体24の上面部に取り付けられた状態では、横
穴部37内に挿入されて該横穴部37の前面部と受け片
40との間に弾発力を及ぼしてロック部材36を常時後
方に付勢している。
【0022】しかして、ロック部材36には、通し孔4
2が形成されており、押圧部材34の操作部35はこの
通し孔42を挿通して前述したように本体24の上面部
の通し孔33から該本体24内に挿入されている。かか
るロック部材36の通し孔42の前内面には、係合部と
しての係合片36aが突設されている。これに対し、押
圧部材34の操作部35には、前記爪片34bの切り起
こしによって生じた孔が存在しており、この孔は係合片
36aに係合される被係合部としての係合孔35bとさ
れている。そして、操作部35が引き下げられて、係合
孔35bが係合片36aに合致する位置に至ると、ロッ
ク部材36が圧縮コイルばね41の弾発力により後方に
移動して係合片36aを係合孔35bに係合させ、これ
にて操作部35が引き下げ位置にロックされるように構
成されている。
【0023】ロック部材36の前端部には、係合孔35
bに対する係合片36aの係合を解除するために、圧縮
コイルばね41の弾発力に抗して該ロック部材36を前
方に引き操作する手掛部としての手掛片36bが下向き
に略逆L字形に折曲形成されている。この場合、手掛片
36bは本体24の上面部の内面の高さ位置よりも下方
に突出され、該手掛片36bに手を掛けて引き操作する
際に本体24の上面部が邪魔になることのないようにし
ている。そして、本体24の上フランジ25のうち、手
掛片36bの近傍である左右両側部分には、図6に示す
ように、手掛片36bの操作に関する説明Cが付されて
おり、この説明Cは「お手入れしたあとは必ず操作板を
引っ張ってから取付枠に取り付けてください」と文字表
示されている。ここで手掛片36bが説明Cに言う操作
板であることが分かるように、手掛片36bの前面には
「操作板」と文字表示Dが付されている。
【0024】以上のように構成した本実施例において、
本体24を取付枠23に取り付けるに際しては、図3に
示すように、本体24に化粧カバー30を取り付けたま
まの状態にしておく。この状態では、ロック部材36は
操作部35のロックを解除しており、このため、押圧部
材34は、図4に示すように前方に向かって斜め上向き
に高く突出した状態になっている。
【0025】この状態で、本体24の下面を取付枠23
の内部下面に載置するようにして室内側から取付枠23
内に挿入し、該本体24を矢印Eで示す後方に押圧移動
させる。すると、本体24の後方向への移動に伴い、押
圧部材34の前端部側が取付枠23に当接し、この当接
により、押圧部材34は上向き角度を小とするように下
方に回動する如く弾性変形する。この弾性変形により取
付枠23内への押圧部材34の侵入が許容され、そして
取付枠23内に侵入した押圧部材34は図1に示すよう
に自身の弾発力により爪片34bを取付枠13の内上面
に押し付けるようになる。これと同時に、押圧部材34
は、下方への弾性変形に伴う弾発力により本体24を下
方に押圧し、これにより本体24の下面部の爪部24a
も取付枠23の内部下面に押し付けられるようになる。
【0026】しかして、本体24の取り付け作業は、該
本体24をフランジ25が取付枠23に当接するまで矢
印E方向に押圧移動させたところで終了する。この取り
付け状態(図1)では、押圧部材34の弾発力によって
爪部24a及び爪片34bが取付枠23の内部下面及び
内部上面に押し付けられることにより、本体24の前方
への移動(抜け方向への移動)が止められるもので、こ
れにて本体24が取付枠23内に固定された状態となる
ものである。
【0027】一方、本体24を掃除等のために取付枠2
3から取り外す必要が生じた場合には、まず化粧カバー
30を本体24から取り外す。この後、操作部35の手
掛部35aに指を掛けて押圧部材34の弾発力に抗して
引き下げる。これにより、押圧部材34が図5に示すよ
うに下方に弾性変形して取付枠23の内部上面への圧接
を解除する。この場合、手掛部35aは前方に突出する
略L字形をなすように曲げられていて、指を掛け易い形
状になっているから、指が滑ることもなく、楽に引き下
げ操作できる。
【0028】そして、上述のような手掛部35aの引き
下げ操作により、係合孔35bがロック部材36の係合
片36aに合致する位置まで操作部35が引き下げられ
ると、ロック部材36が圧縮コイルばね41の弾発力に
より後方に移動して係合片36aを操作部35の係合孔
35bに係合させる。これにより、図5に示すように、
操作部35が引き下げ位置にロックされ、押圧部材34
が取付枠23の内部上面から離れたままの状態に保持さ
れる。この状態で、爪部24aを取付枠23から離すた
めに、本体14をやや押し上げつつ前方に引っ張れば、
該本体14を取付枠13から取り外すことができる。
【0029】掃除後、本体24を再び取付枠23に取り
付けるには、ロック部材36の手掛片36bに指を掛け
て前方に引っ張る。すると、ロック部材36が圧縮コイ
ルばね41の弾発力に抗して前方に移動し、係合片36
aが操作部35の係合孔35bから抜け出る。これによ
り、操作部35のロックが解除されるので、押圧部材3
4が自身の弾発力により図4に示す元の状態に復帰す
る。そして、化粧カバー30を本体24に装着した後、
前述したと同様にして本体24を取付枠23内に挿入し
て該取付枠23に取り付けるものである。
【0030】このように本実施例によれば、単に本体2
4を取付枠23内に挿入するだけで、該本体24を取付
枠23に取り付けることができると共に、この取り付け
時において、押圧部材34を取付枠23に圧接させるた
めの操作は何等必要としないので、化粧カバー30を本
体24に取り付けたままの状態で行うことができる。ま
た、本体24の取り外しも、単に化粧カバー30を外し
た後、操作部35を引き下げて本体24を前方に引き出
すだけで済ますことができる。このため、図8に示す従
来構成のもの、すなわち操作ボルト7を何回も回して取
付部材6の水平部6cを湾曲させ、或いは元の水平状態
に戻さねばならない構成のものとは異なり、本体24の
取り付け及び取り外しを工具を用いずに容易に且つ短時
間で行うことができ、いわゆる高所作業となる本体24
の取り付け、或いは取り外し作業時の危険性が低くな
る。
【0031】しかも、本体24の取り外し時には、操作
部35の引き下げにより、押圧部材34は取付枠23の
内部上面から離された状態にあるので、小さな力で本体
24を引き出すことができる。このため、押圧部材34
の弾発力を強くして、取付枠23に対する本体24の固
定力を強く且つ一定に定めることができる。
【0032】また、ロック部材36は、前後方向に往復
移動可能に設けられ、その前方への引き操作により、操
作部35のロックを解除する構成であるので、本体24
を取付枠23に取り付ける際に、引き下げ位置にロック
されている操作部35の当該ロックを解除する場合、単
にロック部材36の手掛片36bをに指を掛けて引っ張
るだけで良く、ロック解除操作を楽に行うことができ
る。これに対し、仮にロック部材36の後方への移動に
より操作部35のロックが解除されるように構成されて
いたとすると、そのロック解除は手掛部36aを指で押
すことにより行うこととなるが、その場合、指に水や洗
剤が付着していたりすると、押圧操作時に滑り易く、操
作し難くなるが、本実施例では指を手掛片36bに掛け
て引けば良いので、滑るというような不具合は生ぜず、
操作性に優れるものである。
【0033】なお、押圧部材34の弾発力が強い場合に
は、該取付枠23に対する押圧部材34及び本体24の
圧接力により、本体24を取付枠23に抜け止めできる
ので、本体24の爪部24a、押圧部材34の爪片34
bはなくとも良く、押圧部材34の弾発力を考慮して必
要に応じて設ければ良い。そして、爪部24a、爪片3
4bを設けない場合には、取付枠23への食い込みを期
待していないのであるから、取付枠23はプラスチック
製であっても良い。
【0034】また、ロック部材36の付勢手段である圧
縮コイルばね41は板ばねに換えても良い。
【0035】図7は本発明の他の実施例を示すもので、
前記一実施例との相違は、操作部35の下端部に摘み4
3を設けたところにある。この摘み43は樹脂製で、一
対のばね線44をインサート成形により一体に有してい
る。このばね線44の上端部は外側に向けて略L字形に
折曲されて水平軸部44aとして形成されている。一
方、操作部35の下端部には、一対の円筒部35cが形
成されており、摘み43は、ばね線44の水平軸部44
aを一対の円筒部35cに挿入することにより、操作部
35の下端部に回動可能に吊り下げ状態に連結されてい
る。そして、摘み43は断面略逆T字形に形成され、そ
の前面側には、「下へ引く」という文字表示Fが付され
ている。
【0036】このように構成した本実施例では、別体の
摘み43を介して操作部35を引き下げ操作する場合、
該摘み43を水平軸部44aを中心にして水平状態にし
て引き下げることもできるので、引き下げ力を加え易く
なり、操作性に優れたものとなる。また、本体24を取
付枠23から取り外す場合、化粧カバー30を本体24
から取り外せば、摘み43の「下へ引く」という文字表
示Fが目に入るので、次の操作、すなわち摘み43を引
き下げるという操作を迷いなく行うことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。請求項1記載の換気
扇によれば、本体を開口部に挿入すると、押圧部材が自
身の弾発力により開口部の内部上面に圧接して本体を取
り付け状態にするので、化粧カバーを取り付けたまま、
本体を開口部に挿入するだけで取り付けることができ、
本体の取り付け作業を工具を用いずに容易且つ短時間で
行うことができると共に、本体の取り外しは、ロック部
材により押圧部材を開口部の内部上面から離した状態に
ロックして本体を開口部から引き出すことにより行うこ
とができるので、本体の取り外しも工具を用いずに容易
且つ短時間で行うことができる。しかも、押圧部材の弾
発力を強くして開口部への本体の固定力を強くすること
ができ、且つこのようにしても、本体の取り外し時に
は、押圧部材を開口部の内部上面から離すので、該本体
の取り外しの容易性が阻害されるおそれはない。その
上、本体を取付枠に再取り付けする際、押圧部材のロッ
クを解除するためのロック部材の操作は前方への引き操
作であるから操作性が良い。
【0038】請求項2記載の換気扇によれば、押圧部材
の操作部の下端部は前方に突出する略L字形に形成され
ているので、該操作部に指を掛け易く、引き操作し易
い。請求項3記載の換気扇によれば、ロック部材に本体
の上面部の内面よりも下方に突出する手掛部を設けたの
で、本体の上面部に邪魔されることなく、容易に手掛部
に手を掛けることができる。請求項4記載の換気扇によ
れば、本体にはロック部材の手掛部の近傍部位に該手掛
部の操作に関する説明が付されているので、本体の再取
り付けに際して、該手掛部をどのように操作すれば良い
かが一目瞭然となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図
【図2】要部の分解斜視図
【図3】ロック部材への圧縮コイルばねの取り付け構成
を示す斜視図
【図4】本体を取付枠に挿入する途中の状態を示す部分
縦断側面図
【図5】本体を取付枠から取り外す場合の状態を示す部
分縦断側面図
【図6】本体のフランジの部分正面図
【図7】本発明の他の実施例を示す押圧部材と操作部と
の斜視図
【図8】従来の換気扇の取り付け構成の一例を示す縦断
側面図
【図9】従来の換気扇の取り付け構成の他の例を示す縦
断側面図
【符号の説明】
21は室壁、23は取付枠(開口部)、24は本体、2
5はフランジ、30は化粧カバー、33は通し孔、34
は押圧部材、35は操作部、35aは手掛部、35bは
係合孔(被係合部)、36はロック部材、36bは手掛
片(手掛部)、41は圧縮コイルばね(付勢手段)、4
3は摘みである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部に着脱可能な化粧カバーを有した
    本体を室壁に設けられた開口部に挿入により取り付ける
    換気扇において、 一端部側が前記本体の上面部に取着されて他端部側が本
    体の上面部から上方に突出するように設けられ、自身の
    弾発力により他端部側が前記開口部の内部上面に圧接す
    る弾性材製の押圧部材と、 この押圧部材の他端部側から下方に突出して設けられ、
    下端部分が前記本体の上面部に形成された通し孔から該
    本体内に挿入されて、該下端部分が引き下げ操作される
    ことにより、押圧部材を下方に弾性変形させて前記開口
    部の内部上面から離す操作部と、 この操作部に設けられた被係合部と、 前記本体の上面部に前後方向に往復移動可能に設けら
    れ、後方に移動されることにより前記操作部の前記被係
    合部に係合して該操作部を引き下げ位置にロックすると
    共に、前方に移動されることにより被係合部との係合を
    解除するロック部材と、 このロック部材を後方に付勢する付勢手段とを具備して
    なる換気扇。
  2. 【請求項2】 操作部の下端部分は前方に突出する略L
    字形に曲げられていることを特徴とする請求項1記載の
    換気扇。
  3. 【請求項3】 ロック部材には、本体の上面部の内面の
    高さ位置よりも下方に突出する手掛部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の換気扇。
  4. 【請求項4】 本体には、ロック部材の手掛部の近傍部
    位に位置して該手掛部の操作に関する説明が付されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の換気扇。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT410125B (de) * 1999-02-12 2003-02-25 Limot Elektromotorenbaugesells Einbaugebläse
JP2013092278A (ja) * 2011-10-24 2013-05-16 Kyukichi Shintaku 換気扇

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT410125B (de) * 1999-02-12 2003-02-25 Limot Elektromotorenbaugesells Einbaugebläse
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