JPH07217810A - ガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置 - Google Patents
ガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置Info
- Publication number
- JPH07217810A JPH07217810A JP1041394A JP1041394A JPH07217810A JP H07217810 A JPH07217810 A JP H07217810A JP 1041394 A JP1041394 A JP 1041394A JP 1041394 A JP1041394 A JP 1041394A JP H07217810 A JPH07217810 A JP H07217810A
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- JP
- Japan
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- gas turbine
- exhaust gas
- turbine exhaust
- boiler
- gas boiler
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスタービン排ガスボイラにおいて、重量の
大きいサイレンサを設けず、支持装置や伸縮継手を必要
とせずにガスタービンの騒音を低減するようにする。 【構成】 ガスタービンの排ガスが供給されるガスター
ビン排ガスボイラ20において、伝熱管群1を支持する
ホットビーム2に吸音材3を貼りつけて消音機能をもた
せるようにした。
大きいサイレンサを設けず、支持装置や伸縮継手を必要
とせずにガスタービンの騒音を低減するようにする。 【構成】 ガスタービンの排ガスが供給されるガスター
ビン排ガスボイラ20において、伝熱管群1を支持する
ホットビーム2に吸音材3を貼りつけて消音機能をもた
せるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンの排ガス
が供給されるガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置
に関する。
が供給されるガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4に、従来のガスタービンの
排ガスが供給されるガスタービン排ガスボイラの騒音低
減装置を示す。ガスタービンで発生する100dB(デ
シベル)以上の騒音を低減するために、ガスタービン排
ガスボイラ20の出口にサイレンサ6を設置している。
排ガスが供給されるガスタービン排ガスボイラの騒音低
減装置を示す。ガスタービンで発生する100dB(デ
シベル)以上の騒音を低減するために、ガスタービン排
ガスボイラ20の出口にサイレンサ6を設置している。
【0003】図3はサイレンサ6をガスタービン排ガス
ボイラの支持鉄骨8で支持する場合の例であり、ガスタ
ービン排ガスボイラ20の上方への熱伸びを吸収するた
めにサイレンサ6の下部とガスタービン排ガスボイラ2
0の頂部との間に伸縮継手9を設置している。前記サイ
レンサ6は、重量が大きいために、図3に示すように、
ガスタービン排ガスボイラの支持鉄骨8を上方に延長し
て、サイレンサ脚7を上方に延長された支持鉄骨8に取
付けてサイレンサ6を支持している。
ボイラの支持鉄骨8で支持する場合の例であり、ガスタ
ービン排ガスボイラ20の上方への熱伸びを吸収するた
めにサイレンサ6の下部とガスタービン排ガスボイラ2
0の頂部との間に伸縮継手9を設置している。前記サイ
レンサ6は、重量が大きいために、図3に示すように、
ガスタービン排ガスボイラの支持鉄骨8を上方に延長し
て、サイレンサ脚7を上方に延長された支持鉄骨8に取
付けてサイレンサ6を支持している。
【0004】図4は、前記伸縮継手を省略するために、
ガスタービン排ガスボイラ20からのダクト内に枠材か
らなるサイレンサ6の支持装置11を設けたものであ
る。
ガスタービン排ガスボイラ20からのダクト内に枠材か
らなるサイレンサ6の支持装置11を設けたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にサイレンサは音
源に近い所に設置するのが周辺への影響を小さくできて
好ましいが、ガスタービン排ガスボイラでは、ガスター
ビンの排ガスは500〜600℃に達するので、比較的
廉価なグラスウールやアスベスト材を使用することがで
きず、また、パンチングメタル材を使うにも材料を合金
鋼にする必要があるために、前記のように、サイレンサ
は熱交換後のガスタービン排ガスボイラ出口に設置する
ことが多い。
源に近い所に設置するのが周辺への影響を小さくできて
好ましいが、ガスタービン排ガスボイラでは、ガスター
ビンの排ガスは500〜600℃に達するので、比較的
廉価なグラスウールやアスベスト材を使用することがで
きず、また、パンチングメタル材を使うにも材料を合金
鋼にする必要があるために、前記のように、サイレンサ
は熱交換後のガスタービン排ガスボイラ出口に設置する
ことが多い。
【0006】この場合、重量の大きいサイレンサを支え
るために、図3に示すように、ガスタービン排ガスボイ
ラの支持鉄骨を上方に延長したり、図4に示すように、
ガスタービン排ガスボイラの出口ダクト内にサイレンサ
支持装置を設置したりする方策がとられているが、前者
では鉄骨のみならずダクトに伸縮継手が必要であり、後
者では支持枠材の安定性に注意を払う必要があり経済的
でない。
るために、図3に示すように、ガスタービン排ガスボイ
ラの支持鉄骨を上方に延長したり、図4に示すように、
ガスタービン排ガスボイラの出口ダクト内にサイレンサ
支持装置を設置したりする方策がとられているが、前者
では鉄骨のみならずダクトに伸縮継手が必要であり、後
者では支持枠材の安定性に注意を払う必要があり経済的
でない。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決することが
できるガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置を提供
しようとするものである。
できるガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガスタービン
の排ガスが供給されるガスタービン排ガスボイラにおい
て、伝熱管支持装置に消音機能を付与せしめたことを特
徴とする。
の排ガスが供給されるガスタービン排ガスボイラにおい
て、伝熱管支持装置に消音機能を付与せしめたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、ガスタービン排ガスボイラの伝熱
管支持装置に消音機能を付与せしめているので、低音低
減装置に特別な支持装置を設けることなくガスタービン
排ガスボイラ内で騒音機能が発揮される。
管支持装置に消音機能を付与せしめているので、低音低
減装置に特別な支持装置を設けることなくガスタービン
排ガスボイラ内で騒音機能が発揮される。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1によって説明
する。本実施例はガスたて流れ型のガスタービン排ガス
ボイラの騒音低減装置に係るものである。
する。本実施例はガスたて流れ型のガスタービン排ガス
ボイラの騒音低減装置に係るものである。
【0011】ガスタービンの排ガスの流れ4が下方から
上方へ向って流れるガスタービン排ガスボイラ20内に
は、ガスの流れ方向に伝熱管群1がいくつかのバンクに
わかれ、それぞれのバンクが複数のホットビーム2によ
って吊り部材21を介して支持されている。音は流体抵
抗により減衰する傾向があり、その意味では伝熱管群自
体もガスタービン出口騒音の低減装置としての機能を有
しており、実際10dB程度の減音効果が期待できる。
上方へ向って流れるガスタービン排ガスボイラ20内に
は、ガスの流れ方向に伝熱管群1がいくつかのバンクに
わかれ、それぞれのバンクが複数のホットビーム2によ
って吊り部材21を介して支持されている。音は流体抵
抗により減衰する傾向があり、その意味では伝熱管群自
体もガスタービン出口騒音の低減装置としての機能を有
しており、実際10dB程度の減音効果が期待できる。
【0012】本実施例は、更にホットビームも減音装置
としての機能を持たせようというものであり、ホットビ
ーム2の表面にグラスウールやパンチメタル等の吸音材
3が貼りつけられている。前述の通り、ガスタービン排
ガスボイラ20の高温部にはこの方式は適さないので、
本実施例では、ガス温度が300℃以下になるガスター
ビン排ガスボイラ20の上方の部分のホットビーム2に
前記吸音材3が貼りつけられている。
としての機能を持たせようというものであり、ホットビ
ーム2の表面にグラスウールやパンチメタル等の吸音材
3が貼りつけられている。前述の通り、ガスタービン排
ガスボイラ20の高温部にはこの方式は適さないので、
本実施例では、ガス温度が300℃以下になるガスター
ビン排ガスボイラ20の上方の部分のホットビーム2に
前記吸音材3が貼りつけられている。
【0013】本実施例では、以上説明したように、ホッ
トビーム2に吸音材3が貼りつけられているので、支持
装置を特別に必要とせず、廉価でかつ構造的にも極めて
安定した状態で、ガスタービンで発生する騒音を低減す
ることができる。また、ホットビーム2個々の大きさは
若干小さめではあるが、伝熱管群1のバンクのそれぞれ
を支持する複数のホットビーム2に吸音材3を貼りつけ
ているために、効果的な減音を行うことができる。
トビーム2に吸音材3が貼りつけられているので、支持
装置を特別に必要とせず、廉価でかつ構造的にも極めて
安定した状態で、ガスタービンで発生する騒音を低減す
ることができる。また、ホットビーム2個々の大きさは
若干小さめではあるが、伝熱管群1のバンクのそれぞれ
を支持する複数のホットビーム2に吸音材3を貼りつけ
ているために、効果的な減音を行うことができる。
【0014】本発明の第2の実施例を、図2によって説
明する。本実施例では、前記第1の実施例と同様なガス
たて流れ型のガスタービン排ガスボイラ20の伝熱管群
1の複数のバンクが、最上部の1段の複数のホットビー
ム2により支持されている。また、複数のホットビーム
2の間に格子状に補助的な部材5を配置し、ホットビー
ム2と部材5に吸音材が貼りつけられている。
明する。本実施例では、前記第1の実施例と同様なガス
たて流れ型のガスタービン排ガスボイラ20の伝熱管群
1の複数のバンクが、最上部の1段の複数のホットビー
ム2により支持されている。また、複数のホットビーム
2の間に格子状に補助的な部材5を配置し、ホットビー
ム2と部材5に吸音材が貼りつけられている。
【0015】本実施例では、ホットビーム2は最上部に
1段だけ設けられていて、ホットビーム2の梁高さが前
記第1の実施例の複数段のホットビームを設けた場合の
梁高さの合計より小さくなるが、ホットビーム2に加え
て部材5にも吸音材を貼りつけることによって、必要な
量の吸音材を貼りつけることができ、充分に騒音を低減
させることができる。
1段だけ設けられていて、ホットビーム2の梁高さが前
記第1の実施例の複数段のホットビームを設けた場合の
梁高さの合計より小さくなるが、ホットビーム2に加え
て部材5にも吸音材を貼りつけることによって、必要な
量の吸音材を貼りつけることができ、充分に騒音を低減
させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、ガスタービン排ガスボイラの
伝熱管群支持装置に消音機能を付与せしめたことによっ
て、特別な支持装置を使用することなくガスタービンで
発生する騒音を低減することができる。
伝熱管群支持装置に消音機能を付与せしめたことによっ
て、特別な支持装置を使用することなくガスタービンで
発生する騒音を低減することができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示し、図1(a)はそ
の配置図、図1(b)は図1(a)のA部の拡大図、図
1(c)は図1(b)のB−B矢視図である。
の配置図、図1(b)は図1(a)のA部の拡大図、図
1(c)は図1(b)のB−B矢視図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示し、図2(a)はそ
の配置図、図2(b)は図2(a)のC−C矢視図であ
る。
の配置図、図2(b)は図2(a)のC−C矢視図であ
る。
【図3】従来のガスタービン排ガスボイラのサイレンサ
の1例の説明図である。
の1例の説明図である。
【図4】従来のガスタービン排ガスボイラのサイレンサ
の他の例の説明図である。
の他の例の説明図である。
1 伝熱管群 2 ホットビーム 3 吸音材 4 ガスタービンからの排ガスの流れ 5 補助的な部材 6 サイレンサ 20 ガスタービン排ガスボイラ
Claims (1)
- 【請求項1】 ガスタービンの排ガスが供給されるガス
タービン排ガスボイラにおいて、伝熱管群支持装置に消
音機能を付与せしめたことを特徴とするガスタービン排
ガスボイラの騒音低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1041394A JPH07217810A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | ガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1041394A JPH07217810A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | ガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217810A true JPH07217810A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11749470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1041394A Withdrawn JPH07217810A (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | ガスタービン排ガスボイラの騒音低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07217810A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103970935A (zh) * | 2013-12-24 | 2014-08-06 | 华电重工股份有限公司 | 余热锅炉内部噪声源识别方法 |
CN103968362A (zh) * | 2013-12-24 | 2014-08-06 | 华电重工股份有限公司 | 用于余热锅炉内部的穿孔吸声体的设计方法、结构及应用 |
CN104359102A (zh) * | 2014-11-10 | 2015-02-18 | 中国石油天然气股份有限公司 | 注汽用防污染扩容器 |
JP2019078430A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 三菱重工業株式会社 | 熱交換器及び熱交換器の製造方法 |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP1041394A patent/JPH07217810A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103970935A (zh) * | 2013-12-24 | 2014-08-06 | 华电重工股份有限公司 | 余热锅炉内部噪声源识别方法 |
CN103968362A (zh) * | 2013-12-24 | 2014-08-06 | 华电重工股份有限公司 | 用于余热锅炉内部的穿孔吸声体的设计方法、结构及应用 |
CN104359102A (zh) * | 2014-11-10 | 2015-02-18 | 中国石油天然气股份有限公司 | 注汽用防污染扩容器 |
JP2019078430A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 三菱重工業株式会社 | 熱交換器及び熱交換器の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |