JPS6136073Y2 - - Google Patents

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JPS6136073Y2
JPS6136073Y2 JP16927879U JP16927879U JPS6136073Y2 JP S6136073 Y2 JPS6136073 Y2 JP S6136073Y2 JP 16927879 U JP16927879 U JP 16927879U JP 16927879 U JP16927879 U JP 16927879U JP S6136073 Y2 JPS6136073 Y2 JP S6136073Y2
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JP
Japan
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heater
metal band
heating cylinder
welded
support structure
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JP16927879U
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JPS5685395U (ja
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  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ヒーター支持構造に関し、さらに
詳しくは化学工業プラントのその他のプラント設
備において、空気、ガスなどの気体あるいはオイ
ル、液体等、各種流体を加熱するために配管の途
中に連結された縦置き型加熱筒内に設置され、こ
の加熱筒内を通る流体の加熱に供される加熱筒内
設置用フランジ型シーズヒーターの支持構造にお
いて、特にヒーター下方部の支持構造の改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
このような加熱筒内設置用フランジ型シーズヒ
ーターは、加熱筒の上部に取り付けられるフラン
ジに流体加熱用シーズヒーターの上端部を貫通し
て固着し、加熱筒内に設置して使用するわけであ
るが、加熱筒における流体加熱においては加熱筒
を通す流体の流速を速くして乱流を生じさせ、こ
の乱流域で加熱することによつて電熱係数を高め
る場合が多い。従つて、加熱筒内に挿入したシー
ズヒーター群が流体の作用によつて震動を起し、
異常音を発生するほか、ヒーター同士あるいはヒ
ーターと加熱筒内壁面との接触によつて騒音を発
生する。またフランジに対する取付接合部が繰返
し屈曲応力を受けるため、ヒーターシーズが労
し、最終的には破損に至る懸念があつた。
そこで従来においても、ヒーター群の下方部を
フリーの状態とせず、ヒーター群の下方部外周に
金属帯を巻き付け、ヒーターシーズをこの金属帯
に溶接することによつて、拘束支持する構造を取
つていた。添附図面における第1図ないし第3図
は、この従来の支持構造を示すものであり、シー
ズヒーター1を複数本溶接などによりステンレス
および鉄などのフランジ2に取り付け、加熱筒3
に挿入して流体加熱に供する場合において、Uベ
ントしたヒーターの端部近傍において、ヒーター
群を包括するように金属帯4を外周に巻き付け、
第3図に示す如く、ヒーターシーズを金属帯4に
溶接して固定していたのである。なお、第3図に
おいては、Uベントした1本のシーズヒータの端
部近傍を左右両方とも金属帯に溶接した状態を示
しているが、複数本(図では6本)のシーズヒー
ターを第2図のように配する場合は、いずれか一
方のみを金属帯に溶接させることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の支持構造は、上述の通り、ヒーター群の
下方部に金属帯を巻き付け、この金属帯に直接ヒ
ーターシーズを溶接していたのであるが、異常音
の発生やフランジ取付部におけるヒーターの折損
は防止できるものの、複数本のシーズヒーターを
取り付けることを常とするこの種ヒーター支持構
造としては、適切なものではなかつた。
すなわち、金属帯に溶接によつて固着されてい
る各ヒーターに熱膨脹差がなく、使用時において
全てのヒーターが一律の熱膨脹を示すとすれば、
金属帯との溶接部分にも無理が掛からず、問題は
ないが、実際には全てのヒーターが一律の熱膨脹
を示すことはあり得ない。一のヒーターは大きな
熱膨脹を示し、他のヒーターはごく僅かな熱膨脹
しか示さないということは常である。さらにま
た、使用時におけるヒーター群の回路分割もあ
る。すなわち、全てのヒーターに通電して使用す
るとは限らず、得ようとする流体温度に応じて一
部のヒーターにのみ通電する使用状態が取られる
場合も多い、いるれの場合においても、ヒーター
間に対熱挙動におけるバラツキが発生する。しか
るに全てのヒーターは、金属帯に溶接によつて固
着され、ヒーター自体に全く自由度がないため、
金属帯に対する溶接部分において引張り若しくは
圧縮応力が掛かり、先ず溶接局部でクラツクが発
生すると共に、その成長によつてヒーターが破損
されてしまうという欠点があつた。
そこで、この考案の目的とするところは、ヒー
ターを確実に支持することができ、異常音の発生
やフランジに対する取付接合部における折損を防
止し得ると共に、ヒーター自体にある程度自由度
を持たせることができ、熱膨脹差等に起因する上
記のような問題点にも十分対処し得る支持構造を
提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る支持構造は、従来例と同じく環
状の金属帯を使用するというものの、この金属帯
に対してヒーターシーズを直接溶接するのではな
く、支持具を溶接し、この支持具と金属帯間でヒ
ーターを抱持するようにしたもので、支持具は、
略U字状線材の両端部を下方向に折曲した形状と
し、その折曲両端部において金属帯に溶接し、U
字状端部と金属帯間で各ヒーターを抱持するよう
にしたものである。
〔作用〕
上述のように、各ヒーターを環状の金属帯に直
接溶接するのではなく、略U字状線材の両端部を
下方向に折曲した形状を有し、その折曲両端部に
おいて金属帯に溶接した支持具のU字状線端部と
金属帯間に引き通した状態で抱持させると、支持
構造に自由度があり、各ヒーターは、それぞれ他
のヒーターとは無関係に自由な熱挙動を示すこと
ができ、金属帯による支持部において無理な力が
掛らない支持構造となつている。従つて、該部に
おいてクラツクが発生することも皆無である。
〔実施例〕
第4図は、この考案に係る支持構造の一実施例
を示すもので、環状の金属帯4に対し、支持具5
を溶接し、支持具5によつてヒーター1を金属帯
4に結束支持した状態、換言すれば、支持具5と
金属帯4との間においてヒーター1を抱持した状
態を示している。支持具5は、図示の通り、略U
字状線材の両端部を下方向に折曲した形状で、そ
の折曲両端部において金属帯4の外周面に溶接さ
れている。すなわち、ヒーター1の下方部は、支
持具5のU字状端部と金属帯4間において抱持す
るように支持されているものである。
第4図においては、一本のヒーターの左右とも
支持具5によつて金属帯4に結束支持した状態を
示しているが、第2図に示すような配列状態にあ
る複数本のヒーターにおいては、いずれか一方の
みを結束支持することになるのは、従来例と同様
である。
〔考案の効果〕
この考案に係る支持構造は、上述の通り、支持
具のU字状端部と金属帯間で、金属帯の下方部を
抱持するよにして支持し、各ヒーターと金属帯
間、ひいては各ヒーター間を非固着状態としたの
で下方部支持による効果、すなわち、流体の影響
による震動及び騒音の発生の防止並びにフランジ
に対する取付接合部における折損の恐れの解消を
果たし得たのは勿論、各ヒーターにおける熱膨脹
差あるいはヒーター群の回路分割使用に起因する
クラツクの発生も完全に防止し得たのである。
また、支持具は、U字状線材の両端部を下方向
へ折曲げ、その折曲両端部で金属帯に溶接してい
るので、金属帯に対する支持具の取付状態が安定
するほか、単にU字状両端部を金属帯の上端面に
溶接する場合に比し、溶接しろも取り易く、ヒー
ターに対する締めしろの調節も容易である。
また、従来例のようにヒーターシーズを直接溶
接するのではなく、支持具と金属帯間の溶接であ
るため、ヒーターエレメントに悪影響を及ぼす恐
れがなく、特に下方向へ折曲げた折曲両端部にお
いて金属帯に溶接するので、なおさら悪影響を及
ぼす恐れがなく、ち密な溶接作業を要せず、作業
能率の向上、コストの低減、ヒーター性能の保持
をも期し得る支持構造となし得たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、加熱筒内に設置されたフランジ型シ
ーズヒーターにおける従来の取付構造を示す縦断
面図、第2図は、第1図における−線断面
図、第3図は、ヒーター下方部における従来の支
持構造を示す要部拡大図、第4図は、この考案に
係る支持構造の一実施例を示す要部拡大図であ
る。 1……シーズヒーター、2……フランジ、3…
…加熱筒、4……金属帯、5……支持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端部を貫通させて液体加熱用シーズヒーター
    群を加熱筒取付け用のフランジに固着し、縦置き
    形加熱筒内に設置して、その下方外周を環状の金
    属帯で囲み、この金属帯に固着した支持具によつ
    て各ヒーターを金属帯に結束支持してなる加熱筒
    内設置用フランジ型シーズヒーターの支持構造
    で、支持具は、略U字状線材の両端部を下方向に
    折曲した形状をなし、その折曲両端部において金
    属帯に溶接され、U字状端部と金属帯間で各ヒー
    ターの下方部を抱持するようにしたヒーター支持
    構造。
JP16927879U 1979-12-05 1979-12-05 Expired JPS6136073Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16927879U JPS6136073Y2 (ja) 1979-12-05 1979-12-05

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JP16927879U JPS6136073Y2 (ja) 1979-12-05 1979-12-05

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Publication Number Publication Date
JPS5685395U JPS5685395U (ja) 1981-07-09
JPS6136073Y2 true JPS6136073Y2 (ja) 1986-10-20

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ID=29680119

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JP16927879U Expired JPS6136073Y2 (ja) 1979-12-05 1979-12-05

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JPS5685395U (ja) 1981-07-09

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