JPH0721779U - 撚糸機用フランジットボビン - Google Patents
撚糸機用フランジットボビンInfo
- Publication number
- JPH0721779U JPH0721779U JP5350793U JP5350793U JPH0721779U JP H0721779 U JPH0721779 U JP H0721779U JP 5350793 U JP5350793 U JP 5350793U JP 5350793 U JP5350793 U JP 5350793U JP H0721779 U JPH0721779 U JP H0721779U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- main body
- twisting machine
- flange
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で、強度的にも優れた撚糸機用フ
ランジットボビンを提供する。 【構成】 アルミニウム合金等の金属材を用いた圧延成
形により筒状に形成し、両端の内周面に螺子溝よりなる
結合部200,200′が設けられたボビン本体100
と、熱硬化性合成樹脂材を用いた射出成形により、中空
円板状のフランジ部304,304′と外周面に螺子条
よりなる被結合部303,303′が設けられた管状凸
部305,305′とが一体に形成されたフランジ板3
00,300′とからなり、ボビン本体100の結合部
200,200′にフランジ板300,300′の被結
合部303,303′を螺着して両部材を結合する。
ランジットボビンを提供する。 【構成】 アルミニウム合金等の金属材を用いた圧延成
形により筒状に形成し、両端の内周面に螺子溝よりなる
結合部200,200′が設けられたボビン本体100
と、熱硬化性合成樹脂材を用いた射出成形により、中空
円板状のフランジ部304,304′と外周面に螺子条
よりなる被結合部303,303′が設けられた管状凸
部305,305′とが一体に形成されたフランジ板3
00,300′とからなり、ボビン本体100の結合部
200,200′にフランジ板300,300′の被結
合部303,303′を螺着して両部材を結合する。
Description
【0001】
本考案は、撚糸機に使用されるフランジットボビンに係り、詳しくはボビン本 体とフランジ板とを異なる素材で別個に形成し、これらを結合して一つのフラン ジットボビンを得るようにした構造のものに関する。
【0002】
従来の撚糸機用フランジットボビンは、プラスチック等の熱硬化性合成樹脂材 を用いた射出成形により、ボビン本体部分とフランジ部分とが一体的に形成され ていた。
【0003】
上記従来技術のものは、射出成形時、溶融樹脂の充填不足による不良品が発生 し易く、生産性が悪いと共に、成形後には、部材表面を研磨してばりを取り除く 等の2次加工を施さねばならず、加工に手間がかかるという問題があった。また 、撚糸を巻く際に、ボビン本体やフランジ部分の表面が摩耗しやすく、直ぐに亀 裂が生じるという問題もあった。さらに、大規模な射出成形装置や複雑な形状の 金型、研磨装置等の加工設備が必要なため、製造コストがかかってしまうという 問題もあった。
【0004】 本考案は、従来のフランジットボビンの有するこのような問題点に鑑みてなさ れたものであり、その目的とするところは、製造が容易で生産性に優れ、しかも 高い強度を有する撚糸機用フランジットボビンを提供することにある。
【0005】
上記課題を解決するため本考案の撚糸機用フランジットボビンは、両端に結合 部が形成された筒状のボビン本体と、中心部に上記結合部に結合可能な被結合部 が形成されたフランジ板とからなり、ボビン本体の結合部にフランジ板の被結合 部を結合してなることを特徴としている。
【0006】 フランジ板の表面には、補強板を被着することがより好ましい。また、結合部 及び被結合部は、夫々ボビン本体の内周面及びフランジ板から突設した管状凸部 の外周面に形成された螺子条として形成し、両周面を相互に螺着することがより 好ましく、さらに両周面にローレット状の溝を形成し、これらを接着剤を用いて 接着してもよい。
【0007】
ボビン本体の両端に形成された結合部に、夫々フランジ板の被結合部を結合す ることにより、一つのフランジットボビンが得られる。ボビン本体とフランジ板 とが分離されているので、各部材を異なる材質を用いて夫々形成することができ る。
【0008】
以下、図示した実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。 図において、ボビン本体100は、例えばアルミニウム合金のような金属材を 用い、一定の直径の中心孔101及び肉厚が維持されるように、圧延成形、或い は押出し成形により筒状に形成されている。また、両端部には、端面から適宜幅 で、内周面に螺子条を刻設してなる結合部200,200′が夫々設けられてい る。
【0009】 フランジ板300,300′は、例えば塩化ビニール樹脂のような熱硬化性合 成樹脂材を用い、射出成形により、中空円板状のフランジ部304,304′と ボビン本体100の内周に適合する外周径で該フランジ部304,304′と同 心状に適宜高さで設けられた管状凸部305,305′とが一体に形成されてい る。
【0010】 さらに詳しくは、フランジ板300,300′の表面には、パルプに塩化ビニ ール樹脂等の熱硬化性合成樹脂材を含浸させて強度を高めてなる補強板301, 302が多層に、且つ該フランジ板300,300′と一体となるように被着さ れている。また、管状凸部305,305′には、その周面に被着された補強板 302の外周面に、結合部200,200′の螺子条と螺合可能な螺子条を刻設 してなる被結合部303,303′が夫々設けられている。
【0011】 そして、ボビン本体100の両結合部200,200′に、フランジ板300 ,300′の被結合部303,303′を夫々相互に螺着して結合し、一つのフ ランジットボビンが組み立てられるようになっている。
【0012】 尚、結合部200,200′及び被結合部303,303′としては、上記螺 子条の代わりに、夫々ローレット状の溝を形成して相互に密接に接合可能とした ものでもよく、この場合、接合部分に接着剤を注入して接着することにより、両 部材の結合をより強固なものとすることができる。また、補強板301,302 の被着にも接着剤を用いることができる。
【0013】
本考案は、上述の通り構成されているので、以下に記載されるような効果を奏 する。
【0014】 一つのフランジットボビンを、ボビン本体とフランジ板とで構成するようにし たので、各々異なる材質を用い、異なる方法で容易に形成することができる。こ のうち、ボビン本体をアルミニウム合金等を用いた圧延成形等により形成するこ とで、ボビン本体の耐圧強度が高まり、大容量の撚糸を巻くことができると共に 、ボビン本体の長さは切断等により適宜容易に増減変更することができるので、 多様な規格のボビンを簡単に得ることができる。
【0015】 また、射出成形により形成される部分がフランジ板のみなので、金型の製造が 容易な上、成形時の溶融樹脂の充填不足による不良品の発生を防止でき、同時に 部材表面の研磨等の2次加工の手間を省略することができる。
【0016】 そして、フランジ板に補強板を被着することにより、フランジ板の強度を高め ることができ、表面の摩耗や亀裂の発生を抑えることができる。
【0017】 さらに、ボビン本体とフランジ板との結合を、夫々に刻設した螺子条相互の螺 着により、或いは夫々に刻設したローレット状の溝の接合と該接合部に注入され る接着剤により行なうようにしたので、ボビン本体とフランジ板との結合作業が 容易で、しかもこれら両部材を確実且つ強固に結合することができる。
【提出日】平成5年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【0009】 フランジ板300,300′は、熱硬化性合成樹脂材を用い、射出成形により 、中空円板状のフランジ部304,304′とボビン本体100の内周に適合す る外周径で該フランジ部304,304′と同心状に適宜高さで設けられた管状 凸部305,305′とが一体に形成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【0010】 さらに詳しくは、フランジ板300,300′の表面には、パルプに熱硬化性 合成樹脂材を含浸させて強度を高めてなる補強板301,302が多層に、且つ 該フランジ板300,300′と一体となるように被着されている。また、管状 凸部305,305′には、その周面に被着された補強板302の外周面に、結 合部200,200′の螺子条と螺合可能な螺子条を刻設してなる被結合部30 3,303′が夫々設けられている。
【図1】本考案の撚糸機用フランジットボビンの一実施
例の分解斜視図である。
例の分解斜視図である。
【図2】図1の撚糸機用フランジットボビンの縦断面図
であり、図中A部分はボビン本体とフランジ板との結合
部分の拡大図である。
であり、図中A部分はボビン本体とフランジ板との結合
部分の拡大図である。
100 ボビン本体 200,200′ 結合部 300,300′ フランジ板 301,302 補強板 303,303′ 被結合部 304,304′ フランジ部 305,305′ 管状凸部
Claims (4)
- 【請求項1】 両端に結合部200,200′が形成さ
れた筒状のボビン本体100と、中心部に結合部20
0,200′に結合可能な被結合部303,303′が
形成されたフランジ板300,300′とからなり、ボ
ビン本体100の結合部200,200′にフランジ板
300,300′の被結合部を303,303′を結合
してなる撚糸機用フランジットボビン。 - 【請求項2】 フランジ板300,300′の表面に補
強板301,302を被着してなる請求項1に記載の撚
糸機用フランジットボビン。 - 【請求項3】 結合部200,200′及び被結合部3
03,303′は、夫々ボビン本体100の内周面及び
フランジ板300,300′から突設した管状凸部30
5,305′の外周面に螺子条を設けて形成され、両周
面を相互に螺着してなる請求項1又は2に記載の撚糸機
用フランジットボビン。 - 【請求項4】 結合部200,200′及び被結合部3
03,303′は、夫々ボビン本体100の内周面及び
フランジ板300,300′から突設した管状凸部30
5,305′の外周面にローレット状の溝を設けて形成
され、両周面を接着剤により接着してなる請求項1又は
2に記載の撚糸機用フランジットボビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350793U JPH0721779U (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 撚糸機用フランジットボビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5350793U JPH0721779U (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 撚糸機用フランジットボビン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721779U true JPH0721779U (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=12944741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5350793U Pending JPH0721779U (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 撚糸機用フランジットボビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721779U (ja) |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP5350793U patent/JPH0721779U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2437934A1 (en) | Method for manufacturing fiber reinforced rod | |
JPH0721779U (ja) | 撚糸機用フランジットボビン | |
JP2019077156A (ja) | 中空筒体の製造方法 | |
US4449278A (en) | Roller for supporting material sensitive to radiation and, method of making the same | |
JP2701188B2 (ja) | 熱可塑性樹脂を使用した釣竿 | |
JPH01264834A (ja) | 管継手成形用芯型 | |
JPH0462018A (ja) | 釣竿の製造方法 | |
KR0122542Y1 (ko) | 연사기용 플랜지보빈 | |
KR970000030Y1 (ko) | 더블플랜지드 보빈의 플랜지 접합구조 | |
JP3181360B2 (ja) | 繊維強化樹脂積層体の製造方法 | |
JPH063257Y2 (ja) | 両端にネジ部を設けた繊維強化プラスチック管 | |
JPS6327164B2 (ja) | ||
JP2515865B2 (ja) | Frp管継手成形用内型および該内型を用いたfrp管継手の成形方法 | |
JPH0473130A (ja) | 部品の接合方法および多部品接合型容器 | |
JPH01117182A (ja) | 糸止め付き糸ボビン | |
JPH01299392A (ja) | Frpフランジの製法 | |
CN115635645A (zh) | 软管管头结构的加工方法及其产品 | |
CN103791225B (zh) | 设置有耳板的结构 | |
US20200024070A1 (en) | Aircraft Water Tank and Method for Manufacturing Same | |
KR200205546Y1 (ko) | 알루미늄합금제 연사용 보빈 | |
JPH0420858Y2 (ja) | ||
CN117842552A (zh) | 罐以及罐的制造方法 | |
JPH031230B2 (ja) | ||
JPS592831A (ja) | チユ−ブの製法 | |
JPH0469846B2 (ja) |