JPH07217796A - 低温タンクのメンブレン固定構造 - Google Patents
低温タンクのメンブレン固定構造Info
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- JPH07217796A JPH07217796A JP2613894A JP2613894A JPH07217796A JP H07217796 A JPH07217796 A JP H07217796A JP 2613894 A JP2613894 A JP 2613894A JP 2613894 A JP2613894 A JP 2613894A JP H07217796 A JPH07217796 A JP H07217796A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 メンブレンの平板部に複数のアンカーを配設
することができるとともに、上記各アンカーが上記平板
部の回動変形を許容し、その結果上記平板部を大型とし
てひだの加工量を少なくすることができ、したがって経
済性に優れた低温タンクのメンブレン固定構造を図る。 【構成】 コンクリート躯体０１の内面に比較的大径の
取付板３を介して固定された躯体側球状部受座１と、メ
ンブレン０３の溶接用孔０５に同軸的に隅肉溶接０８さ
れた比較的大径の取付板５を介して固定されたメンブレ
ン側球状部受座４と、両端の球状突設部７がそれぞれ躯
体側球状部受座１，メンブレン側球状部受座４に嵌め殺
し的に緩く嵌合され央部の棒状部が躯体側球状部受座
１，メンブレン側球状部受座４をそれぞれ貫通する連結
棒６とから形成された複数の遊嵌棒状アンカー８を具え
たこと。
することができるとともに、上記各アンカーが上記平板
部の回動変形を許容し、その結果上記平板部を大型とし
てひだの加工量を少なくすることができ、したがって経
済性に優れた低温タンクのメンブレン固定構造を図る。 【構成】 コンクリート躯体０１の内面に比較的大径の
取付板３を介して固定された躯体側球状部受座１と、メ
ンブレン０３の溶接用孔０５に同軸的に隅肉溶接０８さ
れた比較的大径の取付板５を介して固定されたメンブレ
ン側球状部受座４と、両端の球状突設部７がそれぞれ躯
体側球状部受座１，メンブレン側球状部受座４に嵌め殺
し的に緩く嵌合され央部の棒状部が躯体側球状部受座
１，メンブレン側球状部受座４をそれぞれ貫通する連結
棒６とから形成された複数の遊嵌棒状アンカー８を具え
たこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は低温タンクのメンブレン
固定構造に関する。
固定構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】筒状コンクリート躯体０１の内面に保冷
材０２を挟んでメンブレン０３を支持する低温タンクの
メンブレン固定構造としては、従来、例えば、図４(A)
縦断面図及び同図(B) 正面図に示すように、メンブレン
０３の縦横に互いに直交的な複数のひだ０４によってそ
れぞれ格子状に囲まれた平板部の中央に穿設された比較
的小径の隅肉溶接用孔０５と、基部のねじ部がコンクリ
ート躯体０１の内面に埋設され先端に円周部がメンブレ
ン０３の内面に当接する比較的大径の円形頂板０６が突
設されたボルト状アンカー０７と、隅肉溶接用孔０５の
周縁部を頂板０６の頂面に同軸的に溶着する隅肉溶接０
８とから形成されるボルト状アンカー式固定構造０８ａ
が知られている。
材０２を挟んでメンブレン０３を支持する低温タンクの
メンブレン固定構造としては、従来、例えば、図４(A)
縦断面図及び同図(B) 正面図に示すように、メンブレン
０３の縦横に互いに直交的な複数のひだ０４によってそ
れぞれ格子状に囲まれた平板部の中央に穿設された比較
的小径の隅肉溶接用孔０５と、基部のねじ部がコンクリ
ート躯体０１の内面に埋設され先端に円周部がメンブレ
ン０３の内面に当接する比較的大径の円形頂板０６が突
設されたボルト状アンカー０７と、隅肉溶接用孔０５の
周縁部を頂板０６の頂面に同軸的に溶着する隅肉溶接０
８とから形成されるボルト状アンカー式固定構造０８ａ
が知られている。
【０００３】また、図５(A) 縦断面図及び同図(B) 底面
図に示すように、メンブレン０３の溶接用孔０５と、コ
ンクリート躯体０１の内面に基端が固定された円筒０９
の先端に円形盲フランジ状頂板０１０が突設された筒状
アンカー０１１と、溶接用孔０５の周縁部を盲フランジ
状頂板０１０に同軸的に溶着する隅肉溶接０８とから形
成される筒状アンカー式固定構造０１２も知られてい
る。
図に示すように、メンブレン０３の溶接用孔０５と、コ
ンクリート躯体０１の内面に基端が固定された円筒０９
の先端に円形盲フランジ状頂板０１０が突設された筒状
アンカー０１１と、溶接用孔０５の周縁部を盲フランジ
状頂板０１０に同軸的に溶着する隅肉溶接０８とから形
成される筒状アンカー式固定構造０１２も知られてい
る。
【０００４】しかしながら、これらの構造では、それぞ
れ下記のような欠点がある。 (1) ボルト状アンカー式のものでは、液化ガス等の低温
液を低温タンク内に入れると、メンブレン０３は熱収縮
を起こし、その際図４(C) 斜視図に示すように、例えば
竪面ではメンブレン０３のひだ０４はその長手方向に矢
印０１３のように収縮し、直角方向に矢印０１４のよう
に引張られるので、ひだ０４に囲まれた長方形平板部は
矢印０１５のように回動的に変位する。そこで、ボルト
状アンカー０７の数は平板部の中央に１本と限定される
とともに、その直径を制限してメンブレン０３が回動し
易くすることにより、これに座屈変形が生ずることを防
いでいる。その結果、メンブレン０３の平板部の大きさ
を十分に大きくすることができず、ひだ０４の加工量が
多く、したがって経済性に改善の余地がある。
れ下記のような欠点がある。 (1) ボルト状アンカー式のものでは、液化ガス等の低温
液を低温タンク内に入れると、メンブレン０３は熱収縮
を起こし、その際図４(C) 斜視図に示すように、例えば
竪面ではメンブレン０３のひだ０４はその長手方向に矢
印０１３のように収縮し、直角方向に矢印０１４のよう
に引張られるので、ひだ０４に囲まれた長方形平板部は
矢印０１５のように回動的に変位する。そこで、ボルト
状アンカー０７の数は平板部の中央に１本と限定される
とともに、その直径を制限してメンブレン０３が回動し
易くすることにより、これに座屈変形が生ずることを防
いでいる。その結果、メンブレン０３の平板部の大きさ
を十分に大きくすることができず、ひだ０４の加工量が
多く、したがって経済性に改善の余地がある。
【０００５】(2) 筒状アンカー式のものでは、上記(1)
のものに比べメンブレン０３を支持する力は増加する
が、それでも図５(A) に示すように、低温タンクの天井
面のメンブレン０３を支持するのに使用された場合は、
筒状アンカー０１１にメンブレン０３の自重が作用する
とともに、地震時に低温液の液面が動搖して天井面のメ
ンブレン０３に接したときは、上記液面が天井面から落
下する際に負圧を生ずるので、メンブレン０３の溶接用
孔０５の周縁部に大きな曲げモーメントが働き、該部に
大きな応力が生じ破損現象に至る惧れがある。
のものに比べメンブレン０３を支持する力は増加する
が、それでも図５(A) に示すように、低温タンクの天井
面のメンブレン０３を支持するのに使用された場合は、
筒状アンカー０１１にメンブレン０３の自重が作用する
とともに、地震時に低温液の液面が動搖して天井面のメ
ンブレン０３に接したときは、上記液面が天井面から落
下する際に負圧を生ずるので、メンブレン０３の溶接用
孔０５の周縁部に大きな曲げモーメントが働き、該部に
大きな応力が生じ破損現象に至る惧れがある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、メンブレンの平板部に
複数のアンカーを配設することができるとともに、上記
各アンカーが上記平板部の回動変形を許容し、その結果
上記平板部を大型としてひだの加工量を少なくすること
ができ、したがって経済性に優れた低温タンクのメンブ
レン固定構造を提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、メンブレンの平板部に
複数のアンカーを配設することができるとともに、上記
各アンカーが上記平板部の回動変形を許容し、その結果
上記平板部を大型としてひだの加工量を少なくすること
ができ、したがって経済性に優れた低温タンクのメンブ
レン固定構造を提供することを目的とする。
【０００７】また、筒状アンカーに大きな力が作用して
も、これとメンブレンとの接続部に大きな曲げモーメン
トが働かず、その結果該部に大きな応力が生ぜず、した
がってメンブレン等の保全性に優れた低温タンクのメン
ブレン固定構造を提供することを目的とする。
も、これとメンブレンとの接続部に大きな曲げモーメン
トが働かず、その結果該部に大きな応力が生ぜず、した
がってメンブレン等の保全性に優れた低温タンクのメン
ブレン固定構造を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そのために、請求項１の
発明は、コンクリート躯体の内面に、縦横に適宜間隔で
格子状に複数のひだが突設され上記各ひだで囲まれた各
長方形平板部にそれぞれ比較的小径の溶接用孔が穿設さ
れたメンブレンを、保冷材を挟んでアンカーで支持する
低温タンクのメンブレン固定構造において、上記コンク
リート躯体の内面に比較的大径の取付板を介して固定さ
れた躯体側球状部受座と、上記メンブレンの溶接用孔に
同軸的に隅肉溶接された比較的大径の取付板を介して固
定されたメンブレン側球状部受座と、両端の球状突設部
がそれぞれ上記躯体側球状部受座，上記メンブレン側球
状部受座に嵌め殺し的に緩く嵌合され央部の棒状部が上
記躯体側球状部受座，上記メンブレン側球状部受座をそ
れぞれ貫通する連結棒とから形成された複数の遊嵌棒状
アンカーを具えたことを特徴とする。
発明は、コンクリート躯体の内面に、縦横に適宜間隔で
格子状に複数のひだが突設され上記各ひだで囲まれた各
長方形平板部にそれぞれ比較的小径の溶接用孔が穿設さ
れたメンブレンを、保冷材を挟んでアンカーで支持する
低温タンクのメンブレン固定構造において、上記コンク
リート躯体の内面に比較的大径の取付板を介して固定さ
れた躯体側球状部受座と、上記メンブレンの溶接用孔に
同軸的に隅肉溶接された比較的大径の取付板を介して固
定されたメンブレン側球状部受座と、両端の球状突設部
がそれぞれ上記躯体側球状部受座，上記メンブレン側球
状部受座に嵌め殺し的に緩く嵌合され央部の棒状部が上
記躯体側球状部受座，上記メンブレン側球状部受座をそ
れぞれ貫通する連結棒とから形成された複数の遊嵌棒状
アンカーを具えたことを特徴とする。
【０００９】また、請求項２の発明は、コンクリート躯
体の内面に、縦横に適宜間隔で格子状に複数のひだが突
設され上記各ひだで囲まれた各長方形平板部にそれぞれ
比較的小径の溶接用孔が穿設されたメンブレンを、保冷
材を挟んでアンカーで支持する低温タンクのメンブレン
固定構造において、基端が上記コンクリート躯体の内面
に固定され先端が比較的小径の盲フランジ状頂板で塞が
れた筒状アンカーと、上記盲フランジ状頂板に取付けら
れ上記盲フランジ状頂板と協働して上記メンブレンを挟
持する板厚が上記メンブレンより厚い比較的大径の押さ
え部材とを具えたことを特徴とする。
体の内面に、縦横に適宜間隔で格子状に複数のひだが突
設され上記各ひだで囲まれた各長方形平板部にそれぞれ
比較的小径の溶接用孔が穿設されたメンブレンを、保冷
材を挟んでアンカーで支持する低温タンクのメンブレン
固定構造において、基端が上記コンクリート躯体の内面
に固定され先端が比較的小径の盲フランジ状頂板で塞が
れた筒状アンカーと、上記盲フランジ状頂板に取付けら
れ上記盲フランジ状頂板と協働して上記メンブレンを挟
持する板厚が上記メンブレンより厚い比較的大径の押さ
え部材とを具えたことを特徴とする。
【００１０】
【作用】このような構成によれば、下記の作用が行われ
る。 (1) 請求項１の発明によれば、コンクリート躯体の内面
に比較的大径の取付板を介して固定された躯体側球状部
受座と、上記メンブレンの溶接用孔に同軸的に隅肉溶接
された比較的大径の取付板を介して固定されたメンブレ
ン側球状部受座と、両端の球状突設部がそれぞれ上記躯
体側球状部受座，上記メンブレン側球状部受座に嵌め殺
し的に緩く嵌合され央部の棒状部が上記躯体側球状部受
座，上記メンブレン側球状部受座をそれぞれ貫通する連
結棒とから形成された複数の遊嵌棒状アンカーを設けて
いるので、複数の遊嵌棒状アンカーをそれぞれメンブレ
ン平板部の任意の位置に配設することができ、メンブレ
ンを支持する強度が格段に増大し、その結果メンブレン
平板部の寸法を大きくすることが可能となる。
る。 (1) 請求項１の発明によれば、コンクリート躯体の内面
に比較的大径の取付板を介して固定された躯体側球状部
受座と、上記メンブレンの溶接用孔に同軸的に隅肉溶接
された比較的大径の取付板を介して固定されたメンブレ
ン側球状部受座と、両端の球状突設部がそれぞれ上記躯
体側球状部受座，上記メンブレン側球状部受座に嵌め殺
し的に緩く嵌合され央部の棒状部が上記躯体側球状部受
座，上記メンブレン側球状部受座をそれぞれ貫通する連
結棒とから形成された複数の遊嵌棒状アンカーを設けて
いるので、複数の遊嵌棒状アンカーをそれぞれメンブレ
ン平板部の任意の位置に配設することができ、メンブレ
ンを支持する強度が格段に増大し、その結果メンブレン
平板部の寸法を大きくすることが可能となる。
【００１１】(2) 請求項２の発明によれば、基端が上記
コンクリート躯体の内面に固定され先端が比較的小径の
盲フランジ状頂板で塞がれた筒状アンカーと、上記盲フ
ランジ状頂板に取付けられ上記盲フランジ状頂板と協働
して上記メンブレンを挟持する板厚が上記メンブレンよ
り厚い比較的大径の押さえ部材とを設けているので、力
がメンブレンに作用したとき、これの変形を押さえ部材
が受けることにより曲げモーメントを負担し、その結果
メンブレンの曲げ応力が低減する。また、押さえ部材は
メンブレンに溶接する必要がなく、その結果押さえ部材
の取付けが容易となる。
コンクリート躯体の内面に固定され先端が比較的小径の
盲フランジ状頂板で塞がれた筒状アンカーと、上記盲フ
ランジ状頂板に取付けられ上記盲フランジ状頂板と協働
して上記メンブレンを挟持する板厚が上記メンブレンよ
り厚い比較的大径の押さえ部材とを設けているので、力
がメンブレンに作用したとき、これの変形を押さえ部材
が受けることにより曲げモーメントを負担し、その結果
メンブレンの曲げ応力が低減する。また、押さえ部材は
メンブレンに溶接する必要がなく、その結果押さえ部材
の取付けが容易となる。
【００１２】
【実施例】本発明を図４，図５にそれぞれ示したメンブ
レン０３に適用した実施例を図面について説明すると、
図４〜図５と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を
示し、まず、第１実施例を示す図１(A) 斜視図，同図
(B) 及び同図(C) 縦断面図において、１は筒状コンクリ
ート躯体０１に複数のボルト２で固定することができる
比較的大径の円形取付板３を有する躯体側球状部受座、
４はメンブレン０３の溶接用孔０５に同軸的に隅肉溶接
０８を施工できる取付板３と同径の取付板５を有するメ
ンブレン側球状部受座である。６は両端の球状突設部７
がそれぞれ躯体側球状部受座１，メンブレン側球状部受
座４に若干の相対変位可能に緩く拘束され、央部の棒状
部が躯体側球状部受座１，メンブレン側球状部受座４を
それぞれ貫通する連結棒、８は躯体側球状部受座１〜球
状突設部７が協働して形成する遊嵌棒状アンカーであ
る。
レン０３に適用した実施例を図面について説明すると、
図４〜図５と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部材を
示し、まず、第１実施例を示す図１(A) 斜視図，同図
(B) 及び同図(C) 縦断面図において、１は筒状コンクリ
ート躯体０１に複数のボルト２で固定することができる
比較的大径の円形取付板３を有する躯体側球状部受座、
４はメンブレン０３の溶接用孔０５に同軸的に隅肉溶接
０８を施工できる取付板３と同径の取付板５を有するメ
ンブレン側球状部受座である。６は両端の球状突設部７
がそれぞれ躯体側球状部受座１，メンブレン側球状部受
座４に若干の相対変位可能に緩く拘束され、央部の棒状
部が躯体側球状部受座１，メンブレン側球状部受座４を
それぞれ貫通する連結棒、８は躯体側球状部受座１〜球
状突設部７が協働して形成する遊嵌棒状アンカーであ
る。
【００１３】なお、連結棒６の両球状突設部７をそれぞ
れ両球状部受座１，４に嵌め殺し的に緩く嵌合するた
め、両球状部受座１，４の中心孔の径は球状突設部７の
径より小さくなっている。また、このような構造を形成
するため、両球状部受座１，４の円筒部はそれぞれ二つ
割りとし、球状突設部７を囲ってから取付板３，５に一
体的に溶着するようにしている。
れ両球状部受座１，４に嵌め殺し的に緩く嵌合するた
め、両球状部受座１，４の中心孔の径は球状突設部７の
径より小さくなっている。また、このような構造を形成
するため、両球状部受座１，４の円筒部はそれぞれ二つ
割りとし、球状突設部７を囲ってから取付板３，５に一
体的に溶着するようにしている。
【００１４】続いて、遊嵌棒状アンカー８が固定構造に
組み込まれた状態を示す図２(A) 縦断面図，同図(B) 正
面図及び同図(C) 斜視図において、メンブレン０３の４
本のひだ０４に囲まれた平板部をコンクリート躯体０１
に支持するのに、上記平板部の央部に１基のボルト状ア
ンカー０７が配設されるとともに、周縁部に４基の遊嵌
棒状アンカー８が互いに等間隔にそれぞれ配設されてい
る。
組み込まれた状態を示す図２(A) 縦断面図，同図(B) 正
面図及び同図(C) 斜視図において、メンブレン０３の４
本のひだ０４に囲まれた平板部をコンクリート躯体０１
に支持するのに、上記平板部の央部に１基のボルト状ア
ンカー０７が配設されるとともに、周縁部に４基の遊嵌
棒状アンカー８が互いに等間隔にそれぞれ配設されてい
る。
【００１５】このような構造において、低温タンクに低
温液が入れられると、図２(C) に直線矢印で示すよう
に、メンブレン０３が熱収縮し相対変位が生ずるので、
同図(B) に円弧矢印で示すように、長方形平板部中央の
ボルト状アンカー０７は捩れ力を受け、周囲部の各遊嵌
棒状アンカー８はそれぞれ捩れ力と横移動力とを受け
る。このとき、横移動量がボルト状アンカー０７に比べ
大きくなる各遊嵌棒状アンカー８では、図１(C) に示す
ように、連結棒６が傾いてメンブレン０３の例えば矢印
方向への横移動に対し傾くことにより、自在に追従でき
る構造となっている。そして、各遊嵌棒状アンカー８は
低温タンクの壁のメンブレン０３をその剛性で支持し、
また、天井のメンブレン０３をその抗張力で支持するこ
とができる。
温液が入れられると、図２(C) に直線矢印で示すよう
に、メンブレン０３が熱収縮し相対変位が生ずるので、
同図(B) に円弧矢印で示すように、長方形平板部中央の
ボルト状アンカー０７は捩れ力を受け、周囲部の各遊嵌
棒状アンカー８はそれぞれ捩れ力と横移動力とを受け
る。このとき、横移動量がボルト状アンカー０７に比べ
大きくなる各遊嵌棒状アンカー８では、図１(C) に示す
ように、連結棒６が傾いてメンブレン０３の例えば矢印
方向への横移動に対し傾くことにより、自在に追従でき
る構造となっている。そして、各遊嵌棒状アンカー８は
低温タンクの壁のメンブレン０３をその剛性で支持し、
また、天井のメンブレン０３をその抗張力で支持するこ
とができる。
【００１６】なお、メンブレン０３の平板部の中央に配
設するアンカーを含めて上記平板部に配設する全てのア
ンカーを遊嵌棒状アンカー８とすることもできる。
設するアンカーを含めて上記平板部に配設する全てのア
ンカーを遊嵌棒状アンカー８とすることもできる。
【００１７】次に、第２実施例を示す図３(A) 縦断面図
及び同図(B) 底面図において、１１は筒状アンカー０１
１の盲フランジ状頂板０１０に同軸的にあらかじめ外向
きに螺合されたボルト、１２は溶接用孔０５（図５）の
央部すきま（ハッチングを施した部分）を埋めるために
ボルト１１に挿入されたスペーサである。１３はスペー
サ１２のタンク内面側からボルト１１に挿入された比較
的大径の円板状押さえ板で、この板厚はメンブレン０３
のそれより厚くしている。１４は押さえ板１３のタンク
内面側からボルト１１に螺合されたナット、１５は筒状
アンカー０１１とボルト１１〜ナット１４が協働して形
成する押さえ板付き筒状アンカーである。なお、このほ
かに押さえ板付き筒状アンカー１５の気密性を確保する
ために、筒状アンカー０１１の盲フランジ状頂板０１０
とスペーサ１２の外周部との間，スペーサ１２の内周部
とボルト１１との間にそれぞれ図示省略の全周隅肉溶接
が施工されている。
及び同図(B) 底面図において、１１は筒状アンカー０１
１の盲フランジ状頂板０１０に同軸的にあらかじめ外向
きに螺合されたボルト、１２は溶接用孔０５（図５）の
央部すきま（ハッチングを施した部分）を埋めるために
ボルト１１に挿入されたスペーサである。１３はスペー
サ１２のタンク内面側からボルト１１に挿入された比較
的大径の円板状押さえ板で、この板厚はメンブレン０３
のそれより厚くしている。１４は押さえ板１３のタンク
内面側からボルト１１に螺合されたナット、１５は筒状
アンカー０１１とボルト１１〜ナット１４が協働して形
成する押さえ板付き筒状アンカーである。なお、このほ
かに押さえ板付き筒状アンカー１５の気密性を確保する
ために、筒状アンカー０１１の盲フランジ状頂板０１０
とスペーサ１２の外周部との間，スペーサ１２の内周部
とボルト１１との間にそれぞれ図示省略の全周隅肉溶接
が施工されている。
【００１８】このような構造において、図３(A) に示す
ように、例えば低温タンクの天井面のメンブレン０３の
自重等により、コンクリート躯体０１からメンブレン０
３を下方へ引き剥すような力が作用した場合、メンブレ
ン０３と押さえ板１３とは互いに平面的に広い面積で、
当接しているので、メンブレン０３が受ける力はそのま
ま押さえ板１３に伝達し、したがってメンブレン０３の
溶接用孔０５の周縁部に高い応力は生じない。そして、
このとき押さえ板１３は荷重を受け、盲フランジ状頂板
０１０との接合位置で最大曲げモーメントを受けるが、
押さえ板１３の板厚はメンブレン０３のそれよりも厚
く、曲げ剛性が高いので、押さえ板１３に生ずる曲げ応
力は公知の構造のメンブレンに生ずるそれより低くな
る。また、押さえ板１３は、筒状アンカー０１１の盲フ
ランジ状頂板０１０にボルト１１とナット１４とで固定
されるので、押さえ板１３の外周部を隅肉溶接でメンブ
レン０３に溶着する必要がない。
ように、例えば低温タンクの天井面のメンブレン０３の
自重等により、コンクリート躯体０１からメンブレン０
３を下方へ引き剥すような力が作用した場合、メンブレ
ン０３と押さえ板１３とは互いに平面的に広い面積で、
当接しているので、メンブレン０３が受ける力はそのま
ま押さえ板１３に伝達し、したがってメンブレン０３の
溶接用孔０５の周縁部に高い応力は生じない。そして、
このとき押さえ板１３は荷重を受け、盲フランジ状頂板
０１０との接合位置で最大曲げモーメントを受けるが、
押さえ板１３の板厚はメンブレン０３のそれよりも厚
く、曲げ剛性が高いので、押さえ板１３に生ずる曲げ応
力は公知の構造のメンブレンに生ずるそれより低くな
る。また、押さえ板１３は、筒状アンカー０１１の盲フ
ランジ状頂板０１０にボルト１１とナット１４とで固定
されるので、押さえ板１３の外周部を隅肉溶接でメンブ
レン０３に溶着する必要がない。
【００１９】これら、実施例の構造によれば、下記効果
が奏せられる。 (1) 第１実施例によれば、コンクリート躯体の内面に比
較的大径の取付板を介して固定された躯体側球状部受座
と、上記メンブレンの溶接用孔に同軸的に隅肉溶接され
た比較的大径の取付板を介して固定されたメンブレン側
球状部受座と、両端の球状突設部がそれぞれ上記躯体側
球状部受座，上記メンブレン側球状部受座に嵌め殺し的
に緩く嵌合され央部の棒状部が上記躯体側球状部受座，
上記メンブレン側球状部受座をそれぞれ貫通する連結棒
とから形成された複数の遊嵌棒状アンカーを設けている
ので、複数の遊嵌棒状アンカーをそれぞれメンブレン平
板部の任意の位置に配設することができ、メンブレンを
支持する強度が格段に増大し、その結果メンブレン平板
部の寸法を大きくすることが可能で、したがってメンブ
レンのひだ加工費が減少し、低温タンクの経済性が向上
する。 (2) 第２実施例によれば、基端が上記コンクリート躯体
の内面に固定され先端が比較的小径の盲フランジ状頂板
で塞がれた箇状アンカーと、上記盲フランジ状頂板に取
付けられ上記盲フランジ状頂板と協働して上記メンブレ
ンを挟持する板厚が上記メンブレンより厚い比較的大径
の押さえ部材とを設けているので、力がメンブレンに作
用したとき、これの変形を押さえ部材が受けることによ
り曲げモーメントを負担し、その結果メンブレンの曲げ
応力が低減し、したがって低温タンクの安全性が向上す
る。また、押さえ部材はメンブレンに溶接する必要がな
く、その結果押さえ部材の取付けが容易となり、したが
って低温タンクの経済性が向上する。
が奏せられる。 (1) 第１実施例によれば、コンクリート躯体の内面に比
較的大径の取付板を介して固定された躯体側球状部受座
と、上記メンブレンの溶接用孔に同軸的に隅肉溶接され
た比較的大径の取付板を介して固定されたメンブレン側
球状部受座と、両端の球状突設部がそれぞれ上記躯体側
球状部受座，上記メンブレン側球状部受座に嵌め殺し的
に緩く嵌合され央部の棒状部が上記躯体側球状部受座，
上記メンブレン側球状部受座をそれぞれ貫通する連結棒
とから形成された複数の遊嵌棒状アンカーを設けている
ので、複数の遊嵌棒状アンカーをそれぞれメンブレン平
板部の任意の位置に配設することができ、メンブレンを
支持する強度が格段に増大し、その結果メンブレン平板
部の寸法を大きくすることが可能で、したがってメンブ
レンのひだ加工費が減少し、低温タンクの経済性が向上
する。 (2) 第２実施例によれば、基端が上記コンクリート躯体
の内面に固定され先端が比較的小径の盲フランジ状頂板
で塞がれた箇状アンカーと、上記盲フランジ状頂板に取
付けられ上記盲フランジ状頂板と協働して上記メンブレ
ンを挟持する板厚が上記メンブレンより厚い比較的大径
の押さえ部材とを設けているので、力がメンブレンに作
用したとき、これの変形を押さえ部材が受けることによ
り曲げモーメントを負担し、その結果メンブレンの曲げ
応力が低減し、したがって低温タンクの安全性が向上す
る。また、押さえ部材はメンブレンに溶接する必要がな
く、その結果押さえ部材の取付けが容易となり、したが
って低温タンクの経済性が向上する。
【００２０】
【発明の効果】要するに請求項１の発明によれば、コン
クリート躯体の内面に、縦横に適宜間隔で格子状に複数
のひだが突設され上記各ひだで囲まれた各長方形平板部
にそれぞれ比較的小径の溶接用孔が穿設されたメンブレ
ンを、保冷材を挟んでアンカーで支持する低温タンクの
メンブレン固定構造において、上記コンクリート躯体の
内面に比較的大径の取付板を介して固定された躯体側球
状部受座と、上記メンブレンの溶接用孔に同軸的に隅肉
溶接された比較的大径の取付板を介して固定されたメン
ブレン側球状部受座と、両端の球状突設部がそれぞれ上
記躯体側球状部受座，上記メンブレン側球状部受座に嵌
め殺し的に緩く嵌合され央部の棒状部が上記躯体側球状
部受座，上記メンブレン側球状部受座をそれぞれ貫通す
る連結棒とから形成された複数の遊嵌棒状アンカーを具
えたことにより、メンブレンの平板部に複数のアンカー
を配設することができるとともに、上記各アンカーが上
記平板部の回動変形を許容し、その結果上記平板部を大
型としてひだの加工量を少なくすることができ、したが
って経済性に優れた低温タンクのメンブレン固定構造を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
クリート躯体の内面に、縦横に適宜間隔で格子状に複数
のひだが突設され上記各ひだで囲まれた各長方形平板部
にそれぞれ比較的小径の溶接用孔が穿設されたメンブレ
ンを、保冷材を挟んでアンカーで支持する低温タンクの
メンブレン固定構造において、上記コンクリート躯体の
内面に比較的大径の取付板を介して固定された躯体側球
状部受座と、上記メンブレンの溶接用孔に同軸的に隅肉
溶接された比較的大径の取付板を介して固定されたメン
ブレン側球状部受座と、両端の球状突設部がそれぞれ上
記躯体側球状部受座，上記メンブレン側球状部受座に嵌
め殺し的に緩く嵌合され央部の棒状部が上記躯体側球状
部受座，上記メンブレン側球状部受座をそれぞれ貫通す
る連結棒とから形成された複数の遊嵌棒状アンカーを具
えたことにより、メンブレンの平板部に複数のアンカー
を配設することができるとともに、上記各アンカーが上
記平板部の回動変形を許容し、その結果上記平板部を大
型としてひだの加工量を少なくすることができ、したが
って経済性に優れた低温タンクのメンブレン固定構造を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【００２１】また、請求項２の発明によれば、コンクリ
ート躯体の内面に、縦横に適宜間隔で格子状に複数のひ
だが突設され上記各ひだで囲まれた各長方形平板部にそ
れぞれ比較的小径の溶接用孔が穿設されたメンブレン
を、保冷材を挟んでアンカーで支持する低温タンクのメ
ンブレン固定構造において、基端が上記コンクリート躯
体の内面に固定され先端が比較的小径の盲フランジ状頂
板で塞がれた筒状アンカーと、上記盲フランジ状頂板に
取付けられ上記盲フランジ状頂板と協働して上記メンブ
レンを挟持する板厚が上記メンブレンより厚い比較的大
径の押さえ部材とを具えたことにより、筒状アンカーに
大きな力が作用しても、これとメンブレンとの接続部に
大きな曲げモーメントが働かず、その結果該部に大きな
応力が生ぜず、したがってメンブレン等の保全性に優れ
た低温タンクのメンブレン固定構造を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。
ート躯体の内面に、縦横に適宜間隔で格子状に複数のひ
だが突設され上記各ひだで囲まれた各長方形平板部にそ
れぞれ比較的小径の溶接用孔が穿設されたメンブレン
を、保冷材を挟んでアンカーで支持する低温タンクのメ
ンブレン固定構造において、基端が上記コンクリート躯
体の内面に固定され先端が比較的小径の盲フランジ状頂
板で塞がれた筒状アンカーと、上記盲フランジ状頂板に
取付けられ上記盲フランジ状頂板と協働して上記メンブ
レンを挟持する板厚が上記メンブレンより厚い比較的大
径の押さえ部材とを具えたことにより、筒状アンカーに
大きな力が作用しても、これとメンブレンとの接続部に
大きな曲げモーメントが働かず、その結果該部に大きな
応力が生ぜず、したがってメンブレン等の保全性に優れ
た低温タンクのメンブレン固定構造を得るから、本発明
は産業上極めて有益なものである。
【図１】本発明の第１実施例を示し、(A) ，(B) ，(C)
はそれぞれ斜視図，縦断面図，縦断面図である。
はそれぞれ斜視図，縦断面図，縦断面図である。
【図２】図１の遊嵌棒状アンカー式固定構造及びその相
対変位発生状況を示し、(A) ，(B) ，(C) はそれぞれ縦
断面図，正面図，斜視図である。
対変位発生状況を示し、(A) ，(B) ，(C) はそれぞれ縦
断面図，正面図，斜視図である。
【図３】本発明の第２実施例を示し、(A) ，(B) はそれ
ぞれ縦断面図，底面図である。
ぞれ縦断面図，底面図である。
【図４】公知のボルト状アンカー式固定構造及びその相
対変位発生状況を示し、(A) ，(B) ，(C) はそれぞれ縦
断面図，正面図，斜視図である。
対変位発生状況を示し、(A) ，(B) ，(C) はそれぞれ縦
断面図，正面図，斜視図である。
【図５】公知の筒状アンカー式固定構造を示し、(A) ，
(B) はそれぞれ縦断面図，底面図である。
(B) はそれぞれ縦断面図，底面図である。
１ 躯体側球状部受座 ２ ボルト ３ 取付板 ４ メンブレン側球状部受座 ５ 取付板 ６ 連結棒 ７ 球状突設部 ８ 遊嵌棒状アンカー １１ ボルト １２ スペーサ １３ 押さえ板 １４ ナット １５ 押さえ板付き筒状アンカー ０１ コンクリート躯体 ０２ 保冷材 ０３ メンブレン ０４ ひだ ０５ 溶接用孔 ０６ 頂板 ０７ ボルト状アンカー ０８ 隅肉溶接 ０８ａ ボルト状アンカー式固定構造 ０９ 円筒 ０１０ 盲フランジ状頂板 ０１１ 筒状アンカー ０１２ 筒状アンカー式固定構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相場 充 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜研究所内 (72)発明者 出口 明雄 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】 コンクリート躯体の内面に、縦横に適宜
間隔で格子状に複数のひだが突設され上記各ひだで囲ま
れた各長方形平板部にそれぞれ比較的小径の溶接用孔が
穿設されたメンブレンを、保冷材を挟んでアンカーで支
持する低温タンクのメンブレン固定構造において、上記
コンクリート躯体の内面に比較的大径の取付板を介して
固定された躯体側球状部受座と、上記メンブレンの溶接
用孔に同軸的に隅肉溶接された比較的大径の取付板を介
して固定されたメンブレン側球状部受座と、両端の球状
突設部がそれぞれ上記躯体側球状部受座，上記メンブレ
ン側球状部受座に嵌め殺し的に緩く嵌合され央部の棒状
部が上記躯体側球状部受座，上記メンブレン側球状部受
座をそれぞれ貫通する連結棒とから形成された複数の遊
嵌棒状アンカーを具えたことを特徴とする低温タンクの
メンブレン固定構造。 - 【請求項２】 コンクリート躯体の内面に、縦横に適宜
間隔で格子状に複数のひだが突設され上記各ひだで囲ま
れた各長方形平板部にそれぞれ比較的小径の溶接用孔が
穿設されたメンブレンを、保冷材を挟んでアンカーで支
持する低温タンクのメンブレン固定構造において、基端
が上記コンクリート躯体の内面に固定され先端が比較的
小径の盲フランジ状頂板で塞がれた箇状アンカーと、上
記盲フランジ状頂板に取付けられ上記盲フランジ状頂板
と協働して上記メンブレンを挟持する板厚が上記メンブ
レンより厚い比較的大径の押さえ部材とを具えたことを
特徴とする低温タンクのメンブレン固定構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2613894A JPH07217796A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 低温タンクのメンブレン固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2613894A JPH07217796A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 低温タンクのメンブレン固定構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07217796A true JPH07217796A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=12185197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2613894A Withdrawn JPH07217796A (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 低温タンクのメンブレン固定構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07217796A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300320A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Korea Gas Corp | 液化天然ガスの保存タンク製造用のモジュール及びそれを利用したタンク |
| WO2016006940A1 (ko) * | 2014-07-11 | 2016-01-14 | 한국가스공사 | 앵커 구조체 및 상기 앵커 구조체를 포함하는 액화천연가스 저장탱크 |
| KR20160007182A (ko) * | 2014-07-11 | 2016-01-20 | 한국가스공사 | 앵커 구조체 및 앵커 구조체를 포함하는 액화천연가스 저장탱크 |
| KR20160024014A (ko) * | 2014-08-22 | 2016-03-04 | 삼성중공업 주식회사 | 화물창 방벽구조 |
| WO2020202579A1 (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-08 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガスタンクおよび液化ガス運搬船 |
| WO2022270675A1 (ko) * | 2021-06-23 | 2022-12-29 | 한국가스공사 | 코너 구조체 및 이를 갖는 액화가스 저장탱크 |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP2613894A patent/JPH07217796A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006300320A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Korea Gas Corp | 液化天然ガスの保存タンク製造用のモジュール及びそれを利用したタンク |
| WO2016006940A1 (ko) * | 2014-07-11 | 2016-01-14 | 한국가스공사 | 앵커 구조체 및 상기 앵커 구조체를 포함하는 액화천연가스 저장탱크 |
| KR20160007182A (ko) * | 2014-07-11 | 2016-01-20 | 한국가스공사 | 앵커 구조체 및 앵커 구조체를 포함하는 액화천연가스 저장탱크 |
| JP2017522521A (ja) * | 2014-07-11 | 2017-08-10 | ケイシー エルエヌジー テック コーポレイション リミテッド | アンカー構造体と前記アンカー構造体を備える液化天然ガス貯蔵タンク |
| AU2015288503B2 (en) * | 2014-07-11 | 2019-01-03 | KC LNG Tech Co., Ltd | Anchor structure, and liquefied natural gas storage tank comprising said anchor structure |
| US10371321B2 (en) | 2014-07-11 | 2019-08-06 | Kc Lng Tech Co., Ltd. | Anchor structure and LNG storage tank including the same |
| KR20160024014A (ko) * | 2014-08-22 | 2016-03-04 | 삼성중공업 주식회사 | 화물창 방벽구조 |
| WO2020202579A1 (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-08 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガスタンクおよび液化ガス運搬船 |
| JPWO2020202579A1 (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-08 | ||
| WO2022270675A1 (ko) * | 2021-06-23 | 2022-12-29 | 한국가스공사 | 코너 구조체 및 이를 갖는 액화가스 저장탱크 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010403 |