JPH07217681A - 航空機用多板ディスクブレーキ組立体のブレーキディスク - Google Patents

航空機用多板ディスクブレーキ組立体のブレーキディスク

Info

Publication number
JPH07217681A
JPH07217681A JP6335108A JP33510894A JPH07217681A JP H07217681 A JPH07217681 A JP H07217681A JP 6335108 A JP6335108 A JP 6335108A JP 33510894 A JP33510894 A JP 33510894A JP H07217681 A JPH07217681 A JP H07217681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
brake
brake disc
phase change
change material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6335108A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3845781B2 (ja
Inventor
Douglas D Moseley
ダグラス・ディー・モズリー
James W Burbick
ゼームズ・ダブリュー・バービック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meggitt Aircraft Braking Systems Corp
Original Assignee
Aircraft Braking Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aircraft Braking Systems Corp filed Critical Aircraft Braking Systems Corp
Publication of JPH07217681A publication Critical patent/JPH07217681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3845781B2 publication Critical patent/JP3845781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/12Discs; Drums for disc brakes
    • F16D65/125Discs; Drums for disc brakes characterised by the material used for the disc body
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/12Discs; Drums for disc brakes
    • F16D65/125Discs; Drums for disc brakes characterised by the material used for the disc body
    • F16D65/126Discs; Drums for disc brakes characterised by the material used for the disc body the material being of low mechanical strength, e.g. carbon, beryllium; Torque transmitting members therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • F16D69/023Composite materials containing carbon and carbon fibres or fibres made of carbonizable material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/78Features relating to cooling
    • F16D2065/781Features relating to cooling involving phase change of material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/12Discs; Drums for disc brakes
    • F16D65/128Discs; Drums for disc brakes characterised by means for cooling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交互に配置したステータ及びロータブレーキ
ディスクの多ディスク積重体を包含する航空機用多板デ
ィスクブレーキ組立体のブレーキディスクにおいて、高
速回転車輪の制動中制動エネルギー能力を高めるように
する。 【構成】 各ディスク100がカーボン複合材料から成
り、特定の容積の相変化材料がブレーキ摩耗面間でディ
スクのコア内に封入されていて、ブレーキ組立体の作動
時に制動エネルギー能力を高めるように機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、概して航空機用多板ディスクブ
レーキ組立体に適用されるようなブレーキディスク、特
に高速回転する航空機用車輪の制動中制動エネルギー能
力を高めるようにブレーキディスク積重体のロータ及び
ステータディスクのための構成に関する。
【0002】特に、本発明は、高速回転する航空機用車
輪を制動する際温度の上昇を最小限にしながら大量の熱
を吸収するように機能する相変化材料の特定の容積を保
つ複合材料の本体内に少なくとも1つの特殊の形状の空
所を有するカーボン複合材料から成るブレーキディスク
を提供する。
【0003】車輪及びブレーキ分野において多種の進歩
がなされており、これらの中には、車輪及びブレーキ組
立体の車輪、タイヤ及びブレーキディスクの構成及び組
成における進歩が含まれている。このような努力は、航
空機性能の進歩が得られると同様に航空機産業において
特に集中されている。現代の航空機はより速く飛ぶ一方
で、初期のものよりもより速い速度で離着陸するように
なっており、このような状況では、航空機安全性を保証
するために車輪及びブレーキに関連して当業技術分野を
進歩させることが必要になってきている。
【0004】ブレーキ分野における格別な進歩は、高度
の制動を提供することを実証する一方、航空機用ブレー
キ組立体の重量の大幅な軽減に寄与したカーボン複合ブ
レーキディスクの開発である。航空機制動中そして特に
航空機の急制動時に非常に高い温度が発生するという特
殊の問題が残っている。この高温度は、車輪及びブレー
キ性能の情報を得るために存在する多種の電子センサ及
びタイヤのみならず構造的に重要な要素をも含む車輪及
びブレーキ組立体の多数の要素に影響を及ぼす。高温度
による悪影響は非常に重大であるので、航空機がその非
常事態のため離陸失敗を経験すると、業界は、安全性を
考えて車軸を除く車輪及びブレーキ組立体の全構成要素
をスクラップにすることを考慮する。
【0005】高熱吸込温度に適応させるため、遮蔽及び
絶縁特性が車輪及びブレーキ設計に組入れられている。
これらの特性は通常の常用制動状態におけるオーバーヒ
ート及び非常制動状態における熱関連故障から重要な要
素を保護する。しかし、航空機製造業者の要望は、構造
的及び熱吸込みの双方において常に重量を軽減させて航
空機性能及びペイロードを最大限にすることにある。本
発明は一定の制動エネルギー能力に対して熱吸込重量を
軽減する手段を提供し、あるいは一定の熱吸込重量に対
してエネルギー吸収能力を大幅に増大させることを提供
する。
【0006】従って、本発明の主たる様相によると、高
速回転する航空機用車輪の制動中制動エネルギー能力を
増大させる航空機用多板ディスクブレーキ組立体のブレ
ーキディスクのための構成を提供することが目的であ
る。
【0007】本発明の他の様相によると、制動作用中温
度の上昇を伴うことなく、材料が状態を変えた際に大量
の熱を吸収するように、ブレーキ摩耗面の表面間でディ
スク本体構造内に相変化材料を組入れている多板式ディ
スクブレーキ組立体のロータ及び又はステータディスク
を提供することが目的である。
【0008】本発明の他の様相によると、外側の平らな
ブレーキ摩耗面間でディスクの本体内に少なくとも1つ
の特殊の形状の空所を有し、この空所が航空機車輪の制
動中エネルギー吸収能力を増大させるように相変化材料
を保持するようになっているブレーキを提供することが
目的である。
【0009】本発明の更に他の様相によると、ディスク
を含む摩擦材料の本体内に空所の形状を有し、空所の幾
何学的配列がディスクの構造強さ特性を維持する構造ト
ラス形状を限定するようなものであり、前記空所がディ
スクの増大したエネルギー吸収能力に対して特定の容積
の相変化材料を保持するようになっているブレーキディ
スクを提供することが目的である。
【0010】本発明の更に他の様相によると、低密度、
高強度のカーボン母体内に蒸気蒸着相変化材料から成る
中央環状コアを有する高密度化カーボン複合材料から成
り、航空機用車輪及びブレーキ組立体の多板ディスクブ
レーキの積重体内で制動作用を受けた時に高いエネルギ
ー吸収特性を呈するブレーキディスクを提供することが
目的である。
【0011】本発明の幾多の様相及び利点は、ブレーキ
摩耗面の表面間で摩擦材料のコア内に閉じ込められた相
変化材料を有するカーボン複合摩擦材料から成り、相変
化材料がブレーキディスクの作動中に制動エネルギー能
力を高めるように機能している摩擦ディスクにおいて成
し遂げられている。
【0012】本発明は、添付図面と一緒に以下の詳細な
説明を考慮することにより理解されるであろう。図面に
おいて、同一の符号が同様の部品、要素あるいは部材を
示すのに用いられている。
【0013】図面において、図1は、本発明の要求に合
うように変更されている総括的に符号100で示したブ
レーキディスクの平面図である。ブレーキディスク10
0は車輪及びブレーキ組立体の摩擦制動要素を形成する
ディスクの積重体において見られるようなステータディ
スクから成り、組立体の中心軸線が図においてAxで示
されている。
【0014】図2は、本発明に応じて変更されている総
括的に符号200で示したブレーキディスクの平面図で
あり、このディスクはブレーキディスク積重体内のロー
タディスクから成り、ディスク100及び200はブレ
ーキディスク積重体の交互の1つをなしている。
【0015】ブレーキディスク100及び200は、車
輪及びブレーキ組立体の主機能部材をなすトルク管10
上又はそのまわりに保持され、トルク管は車輪及びブレ
ーキ組立体の回転要素に対して相対的に静止するように
車軸(図示しない)に対し軸線方向位置でブレーキハウ
ジング(図示しない)に装着される。
【0016】慣例的に、ステータディスク100は、多
数の半径方向に延びたキー溝14を形成された軸線方向
貫通孔12によって特徴づけられてよく、キー溝はトル
ク管10の外周面に形成された同数の半径方向に延びた
駆動キー16と係合するように形づくられている。この
ように、ステータディスク100はトルク管と相対的に
静止状態に保たれ、すなわちこれらディスクはAx軸線
を中心として回転することはできない。ステータディス
クはまた、外径D1がロータディスク200の外周縁に
形成した複数のキー溝24の半径方向深よりも僅かに大
きい量だけロータディスク200の外径D2よりも小さ
いことで特徴づけられている。キー溝24は、Ax軸線
を中心として回転運動するように装着した車輪30の孔
32に形成した同数の駆動キー36と係合するように形
づくられている。従って、ロータディスク200は車輪
30と共に回転し得る。ロータディスク200はまた、
貫通孔22がトルク管の2つの対抗配置された駆動キー
16の半径方向長さ間で測った直径であるトルク管10
の直径Dtよりも僅かに大きい直径D3を呈することで
特徴づけられている。従って、ロータディスク200は
該ディスクとトルク管駆動キー16との間での干渉なし
にトルク管10のまわりで回転し得る。
【0017】ステータディスク100及びロータディス
クの上記説明から理解し得るように、ディスクがブレー
キ組立体内で交互に連続して位置されると、環状ブレー
キ摩耗面区域が両ステータ及びロータディスクに共通し
て存在する。例えば、ステータディスク100の環状ブ
レーキ摩耗面区域は直径差D1−D3すなわちディスク
100の外径D1とディスク200の貫通孔径D3とに
よって限定される。ディスク200の環状ブレーキ摩耗
面区域も直径差D1−D3によって限定され、両ステー
タ及びロータディスク100,200は互いに軸線方向
に整合する環状摩耗面区域を呈する。換言すると、ステ
ータ及びロータディスクがこれら要素のブレーキディス
ク積重体内で交互に連続しているとき、一方のディスク
の環状内向摩耗面区域がこれに隣接するディスクの環状
外向摩耗面区域とブレーキ係合するように位置されるの
である。
【0018】当業者には理解し得るように、前記説明は
多板指揮ディスクブレーキ組立体のステータ及びロータ
ディスクの装着及び係合配列に関する限り一般的なもの
にすぎない。例えば、駆動キー及びキー溝位置は多種の
補強要素を慣例的に含んでおり、これら要素は駆動キー
及びキー溝係合の区域における強度保全を維持するため
にカーボンディスクの周縁に固着されてよい。このよう
な補強材は先行技術の範囲内にあり、本発明には全く影
響を及ぼさないので図示及び説明を省略する。従って、
本発明は特定のキー及び又はキー溝補強材により範囲を
制限されるものではなく、この補強材は本発明により変
更されたステータ及び又はロータディスクのいずれにも
適用されてよい。
【0019】図1及び図2を参照し続けると、ステータ
及びロータディスク100,200は図面において符号
40で総括的に示した複数のポケット、凹部又は空所を
含むように変更して示されている。空所40は、直径差
D1−D3であるディスクの環状ブレーキ摩耗面区域を
限定する範囲内に主として位置されている。
【0020】空所40は、円形42、長円形44及び又
は三角形46を含む多種の幾何学的形状を呈する。これ
らの形状はディスク構造をなすカーボン複合材料の強度
保全を維持するように単独で又は多種の組合せで適用さ
れてよい。例えば図面の図8を参照すると、この図から
わかるように、ステータディスク100の内周縁12を
ディスクの外周縁18にリンク結合するカーボン複合材
料のトラス形状が存在する。同じトラス形状がロータデ
ィスク200内に存在し、内周縁22を外周縁24にリ
ンク結合する。このトラス形状は、図示のように小さい
寸法の空所40が多数あるときに適用されてよい。しか
し、より大きい寸法の空所がディスク表面の連続面積範
囲を覆っている場合、ディスクの強化は詳細について後
述する他の手段を介して達成されてよい。いずれにして
も、空所40は、モールド成形、機械加工及び又は穴あ
け技術を含む多種の周知加工方法を用いながらカーボン
複合ブレーキディスクに形成されてよい。
【0021】空所40は、特にディスクのブレーキ摩耗
面間で且つ直径差D1−D3によって設定されたような
環状面積内においてディスクのコア内に特定の量又は容
積の相変化材料を封入するように機能する。相変化材料
は、ステータ100及びロータ200が高速回転車輪の
制動作用のために接触係合する際に高速回転車輪の制動
により発生する高エネルギーそして熱を吸収するように
機能するものである。
【0022】図1及び2に示すブレーキディスクは摩耗
面を示していない点で完全ではないことを理解すべきで
ある。ブレーキ摩耗面は、ディスクの環状範囲のまわり
で実質的に連続する高密度化カーボン複合材料から成
る。摩耗面は、空所40の特殊の配列及び形状に関して
説明を容易にするために図には示していない。
【0023】図3を参照すると、この断面図ではディス
ク100及び200の半分が図示されており、これらの
ディスクはブレーキディスク積重体において平面−平面
接触係合するように配置されている。図における半径R
1,R2及びR3は、図1及び2に示すディスク直径D
1,D2及びD3に相当する。この図から、ブレーキ摩
耗面区域は、R1−R3で表される半径の差(ここで、
R1は軸中心Axからディスク100の半径限界までの
距離であり、R3は軸中心Axから(i)ディスク20
0の貫通孔22又は(ii)ディスク100のキー溝14
の半径限界までの距離である)によって限定されること
が認められる。もちろん及び上述の如く、ブレーキ摩耗
面区域はディスク100及び又は200の周辺で環状で
ある。
【0024】図3から、空所40は各ディスク100及
び200の主本体部にあり、ブレーキ摩耗面の厚さ(こ
の寸法は図中“d”で示される)内にはないことが認め
られる。このように、相変化材料(参照符号50で示
す)はディスクの外方摩擦摩耗面によってディスク本体
のコア内に封入されることが理解される。たとえば、ス
テータディスク100は外方境界側に位置する摩耗面1
02及び内方境界側に位置する摩耗面104を有し、ブ
レーキの摩耗の発生前では、各々の厚さ寸法は図に示す
ように“d”と等しい。同様に、ロータディスク200
は外方境界側に位置する摩耗面202及び内方境界側に
位置する摩耗面204を有し、ブレーキの摩耗の発生前
では、これらはそれぞれ厚さ“d”を有する。この点か
ら、車輪にキー止めされたロータディスク200のブレ
ーキ操作が生じている際、ロータディスク200の外方
境界側摩耗面202がステータディスク100の内方境
界側摩耗面104との摩擦接触係合状態にあることが理
解される。
【0025】ステータ及びロータディスク100及び2
00は各種の様式でかつ当分野で公知の方法及び又は技
術を使用して作製される。ディスク100及び200
は、図4,5及び6に図示されたように、ディスクコア
内に一定容量の相変化材料を包含するように作製され、
これはステータ又はロータディスクに関係なく行われ
る。
【0026】図4を参照すると、この部分断面図にはブ
レーキディスクが図示されており、その組立体は参照符
号300で示されている。このブレーキディスクは、初
めに、高密度化カーボン複合材料でなり、かつブレーキ
摩耗面304及び成形法において本体306内に形成し
た、又は公知の方法を使用して切削又は穿孔した軸方向
に配向する複数個の空所40によって特徴づけられる中
心本体部分306を作製することによって作られる。つ
いで、空所40に好適な容積の相変化材料50を充填
し、これら材料を外方ブレーキ摩耗面302によって本
体306内に封入する。ディスク302は、一体形ブレ
ーキディスクを形成する公知の各種の技術によって本体
306に結合される。従って、たとえばブレーキディス
ク摩耗面302及び304が各々厚さ寸法“d”を有
し、一方、各空所40の深さ寸法が図示の如く“d1”
に等しいとすると、一体形ディスク300の全体の厚さ
寸法は“2d+d1”となる。
【0027】図5を参照すると、本発明によるブレーキ
ディスク(参照符号400で示される)は、この断面図
に図示されたようにも構成される。ブレーキディスク4
00は、常法によって厚さ寸法“d1”で作製された本
体部分406を包含する。ディスク406は成形、切削
又は穿孔されて、複数個の貫通孔又は空所40が形成さ
れており、ついで、この中に好適容積の相変化材料50
が充填される。一方、一対のブレーキ摩耗面ディスク4
02及び404を常法で作製し、これらをディスク40
6に結合させて一体ブレーキディスク400を形成す
る。ブレーキ摩耗面ディスク402及び404は各々厚
さ寸法“d”を有し、従って、ディスク400の全体の
厚さ寸法は“2d+d1”に等しく、これは図4に関連
して作製されたディスク300に相当する。
【0028】次に図6を参照すると、この部分断面図に
は、本発明によるブレーキディスクを作製する他の方法
が示されており、このブレーキディスクは参照符号50
0で示される組立体でなる。ディスク500は、各々ブ
レーキ摩耗面502及び504を有する同一の本体部分
506でなり、各摩耗面は図に示す厚さ寸法“d”を有
する。本体部分506は、それぞれd1/2の厚さ寸法
を有すると共に、空所40によって特徴づけられるもの
であり、これらの空所に好適な容積の相変化材料50が
充填される。2つの本体506を対面関係で互いに結合
させて、全体の厚さ寸法“2d+d1”を有する一体ブ
レーキディスク500を形成する。もちろん、2つの本
体部分506は、空所がこれら2つの間で完全に一致す
ることは必要でないため、同一であっても又は同一でな
くてもよいことが認識されるであろう。2つの半分の本
体間に充分な結合表面が存在して、一体ブレーキディス
ク500を形成できることのみが必要である。
【0029】上述の如く、ブレーキディスク300,4
00及び500は、ブレーキ積重体のステータ又はロー
タディスクとして作製され、これらは特別なブレーキ積
重体のデザイン及び又は用途に応じて各種の直径及び厚
さ寸法に適合するように作製される。さらに、ディスク
は、ステータディスクであるかロータディスクであるか
に拘らず、これらが同じブレーキディスク積重体内で可
変であるため、同じ厚さ寸法を有していてもよいし又は
異なっていてもよい。
【0030】ディスク積重体300,400及び又は5
00の空所40内に封入される相変化材料50に関し
て、これら材料は、航空機のブレーキ操作で必要な各種
の仕様に適合しなければならない。第1に、相変化材料
は、高い融解熱を有し、航空機のブレーキ操作時に見れ
らる代表的な温度に対応できる融点を有していなければ
ならない。たとえば、ブレーキディスクのピーク温度は
通常の使用では約260〜814℃(500〜1500
°F)であり、離陸失敗の状況下で発生する最大エネル
ギーに関しては1649℃(3000°F)を越えるこ
ともある。ブレーキディスクがエネルギー吸収の限界に
達しつつある高温時又は特殊なディスク温度時には、航
空機のタイヤ及び支柱の組立体を含む周辺の車輪及びブ
レーキ構造体に関する温度限界を越えることを防止する
ため、固体から液体への相変化が一般に望まれる。一般
に、このため、相変化材料として望ましい融点は、特殊
な航空機の特別な作動に応じて538〜1649℃(1
000〜3000°F)の範囲である。さらに、相変化
材料50の沸点も考慮されなければならない。これは他
の相変化の推移及び伴われる大きいエネルギー吸収能力
を提供する。高い蒸気圧の発生及びこれら蒸気の大気中
への放出の可能性に関する配慮も必要である。蒸気の毒
性(特に比較的低い沸点の相変化材料に関して)が考慮
されなければならない。
【0031】相変化材料50は、ブレーキディスクを形
成するカーボン複合材と化学的に相容性でなければなら
ず、あるいは各種の源からの各種の汚染が生じないよう
にカーボン複合体内に封入されるものでなければならな
い。理想的には、相変化材料は、カーボン複合材からの
完全な隔離を要求することがなく、しかも航空機に関す
る環境で見られる各種の流体及び又は溶媒の拡散にさら
される際にも化学的に反応しないものである。航空機の
ブレーキ組立体がさらされる流体及び溶媒のいくつか
は、氷結防止流体、洗浄用流体又は溶媒、水及び又は水
蒸気、及び航空機用油圧油及びグリースである。好適な
タイプの相変化材料は当分野で公知であり、これらの内
のいくつかのものは融点538〜1649℃(1000
〜3000°F)を有する。この種の用途での作動に供
される特殊な相変化材料は、実質的に細かい結晶性粉末
状及び高純度において、約850℃に融点及び約175
0℃に沸点を有するフッ化リチウム化合物(LiF)で
ある。
【0032】相変化材料に関する知識を有する者によ
り、材料の膨張は空所40内において許されなければな
らないことが理解されるであろう。このように、図4,
5及び6に示すブレーキディスク300,400及び5
00を作製する際の相変化材料の膨張に適合できるよう
に、全空所容量に関して余裕が存在しなければならな
い。さらに、存在材料の容積フラクションは好ましくは
10〜95%の範囲であり、これは相変化材料の種類及
び空所40が他の材料を収容するか否かによって左右さ
れる。
【0033】(i)空所40内における相変化材料50
の均一な分布を維持するため及び(ii)相変化材料を通
しての熱伝導を増大させるため、空所40内に封止機構
を設けることもできる。この特別なタイプの機構は本発
明の限定的な要因ではないが、好ましくは空所の区域に
おけるブレーキディスクの構造的一体性をも提供するハ
ニカム構造体でなる。
【0034】図7を参照すれば、ブレーキディスクの部
分斜視図が図示してあり、該ディスクは参照符号600
で示されている。ディスク600は、環状の空所によっ
て本発明の変形例が示されており、該変形例は参照符号
700で示されるブレーキディスクを包含してなる。デ
ィスク700はコア部分706及び一対のブレーキ摩耗
ディスク702及び704でなる。図4〜6に関して説
明した作製技術に対して、ディスク700は高密度化カ
ーボン複合材料でなる内方リング708及び高密度化カ
ーボン複合材料の外方リング710でなるコア706を
有する。これらのリングは、マトリックスの隙間に蒸気
析出された相変化材料を有する低密度高強度マトリック
スでなる連続リング720を封入している。マトリック
スリング720は、リング708及び710及びブレー
キ摩耗面ディスク702及び704により、高密度化カ
ーボン複合材料内に完全に封入される。このディスクの
配置の利点は、空所の形成に当たり成形、切削又は穿孔
操作が回避されること、及び各種のディスク寸法及び又
は用途に関してコア706を作製するために他の繊維材
料を使用できることである。
【0035】図10を参照すれば、本発明のブレーキデ
ィスクの他の具体例が図示されており、ブレーキディス
クは参照符号800で示されている。ブレーキディスク
800はディスク積重体のステータ又はロータディスク
であるため、これらの種類のディスクを特徴づけるキー
溝は図示されておらず、ブレーキ40を有するカーボン
複合材料の内方コア606及びブレーキ摩耗面ディスク
602及び604(これらは図4,5及び6に関して説
明した技術又は方法のいずれかによって提供される)を
示すため一部破断されている。ブレーキディスク600
はステータディスク又はロータディスクであり、従っ
て、いずれかのディスクと通常組合されるキー溝は図面
には示されていない。空所40がディスクコア内で環状
形状を有するため、ディスクの内方及び外方リングの間
にトラス様構造配置は存在しないことが認められる。こ
の場合、環状空所形状に適合するような形状の封止機構
60が設けられる。封止機構60は、各種の高強度カー
ボンマトリックス材料及び又はハニカムタイプ構造体で
なり、その隙間には好適容積の相変化材料が充填され
る。この点から、封止機構60により、相変化材料のよ
り均一な分布及び正確な容積が実現されることが理解さ
れる。この機構用の特殊な材料は商標名GRAFOIL
(Union Carbide社によって製造)として
知られている熱分解グラファイトである。GRAFOI
Lは空所40の各種の形状に適合するように容易に成形
され、この種のブレーキ操作に必要な高い熱伝導率を提
供する。
【0036】図9を参照すれば、図4〜6と同様の縁部
の部分的な断面図摩耗面区域(これは両タイプのディス
クに共通のものである)のみ図示してある。ブレーキ摩
耗面区域は、図1及び2に関して記載した如く、直径の
差(D1−D3)によって限定される。
【0037】ブレーキディスク800は、複数個の貫通
孔808によって変化された高密度化カーボン複合材料
製の中心コア806でなる。貫通孔808は、好ましく
はコア806のトラス構造配置(図8に示すものと同様
である)を描くパターンで配置される。トラスパターン
は、その目的の用途において、ブレーキディスクの構造
的一体性を維持する。各貫通孔808は特定容積の相変
化材料50を保持し、この容積は貫通孔808の数、そ
れらの直径及び使用する相変化材料の種類によって決定
される。貫通孔808はすべて同一の直径であってもよ
く、又は異なる直径であってもよい。ただし、細かい粒
状の相変化材料50が各貫通孔内に、相変化材料粒とカ
ーボン複合材料(キャリヤーとして作用する)との間の
単なる摩擦接触によって保持されるように小さい直径で
あることが好ましい。
【0038】コア806はブレーキ摩耗面ディスク80
2及び804(これらは公知の方法及び又は技術のいず
れかを介してコアに結合される)と共にブレーキディス
クに仕上げられる。摩耗面ディスク802及び804
は、相変化材料50をブレーキディスクの中心コア内に
封入するよう機能する。この配置では、いかなる種類の
封止機構60が不要であることが理解される。もちろ
ん、ブレーキディスク800は図4〜6に関して記載し
た技術のいずれかに従って作製されること及び貫通孔8
08が中心コア部分806内に成形、機械加工又は穿孔
によって所望の配置及び又は幾何学的配置で形成される
ことが認められるであろう。
【0039】最後に、図1〜3を再度参照すると、ディ
スクコア内にディスクの軸方向及び平面方向の両方で各
種の幾何学的形状をもつ空所40を形成できることが理
解される。図1及び2は軸方向における空所の各種の形
状を示し、図3は平面方向における空所の各種の形状を
示す。平面方向における空所の形成の利点はテーパ付き
空所40によって示され、このようなテーパ付き空所は
ステータディスク100のキー溝16及びロータディス
ク200のキー溝24の区域により多くの高密度化カー
ボン複合材料を残すことになる。極めて明らかなよう
に、各種の空所の形成は、ディスクの構造的一体性を損
うことなく、ディスクコア内において相変化材料の最大
容積を達成するために行われるものである。さらに、適
用される各種の相変化材料は、材料の融点、融解熱、表
面張力、粘度、蒸気圧、膨張時の容積変化、熱膨張及び
カーボン複合材料(相変化材料のための支持構造体又は
キャリヤーを構成する)との化学的相容性に基いて選択
される。
【0040】本発明を説明するため、代表的な具体例及
び詳細を示したが、本発明の精神又は範囲を逸脱するこ
となく各種の変化及び又は変更がなされることは当業者
には明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って変更したディスクの内部コアを
示し、航空機用ブレーキ組立体をなすブレーキディスク
の多ディスク積重体に適用されるステータディスクであ
るブレーキディスクの平面図である。
【図2】本発明に従って変更し、図1に示したステータ
ディスクと交互に連続して装着されるロータブレーキデ
ィスクの平面図である。
【図3】ブレーキディスク積重体内で交互に連続して装
着されるステータディスク及び協働するロータディスク
の半部分の断面図である。
【図4】本発明に適用し得る第1の成形形状を示すブレ
ーキディスクの縁部の部分的な縦断正面図である。
【図5】本発明に適用し得る第2の成形形状を示すブレ
ーキディスクの縁部の部分的な縦断正面図である。
【図6】本発明に適用し得る第3の成形形状を示すブレ
ーキディスクの縁部の部分的な縦断正面図である。
【図7】本発明に適用し得る第4の成形形状を示すブレ
ーキディスクの一部を破断して示す部分斜視図である。
【図8】両ステータ及びロータディスクに適用し得る内
部コアのトラス構造形状を示すブレーキディスクの部分
平面図である。
【図9】本発明の変形例を示すブレーキディスクの縁部
の部分的な縦断正面図である。
【図10】本発明の他の実施例を示すブレーキディスク
の一部を破断して示す部分平面図である。
【符号の説明】
10 トルク管 12 貫通孔(内周縁) 14 キー溝 16 駆動キー 18,20 外周縁 22 貫通孔(内周縁) 24 キー溝 30 車輪 32 孔 36 駆動キー 40 空所 42 円形 44 長円形 46 三角形 50 相変化材料 60 封止機構 100 ブレーキディスク 102 外側摩耗面 104 内側摩耗面 200 ブレーキディスク 202 外側摩耗面 204 内側摩耗面 300 ブレーキディスク 302 外側ブレーキ摩耗面ディスク 304 ブレーキ摩耗面 306 中央本体部分 400 ブレーキディスク 402,404 ブレーキ摩耗面ディスク 406 ディスク 500 ブレーキディスク 502,504 ブレーキ摩耗面 506 本体部分 600 ブレーキディスク 602,604 ブレーキ摩耗面ディスク 606 カーボン複合材料 700 ブレーキディスク 702,704 ブレーキ摩耗面ディスク 706 コア 708 内方リング 710 外方リング 720 マトリックスリング 800 ブレーキディスク 802,804 ブレーキ摩耗面ディスク 806 中央コア 808 貫通孔

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】航空機用多板ディスクブレーキ組立体の他
    のブレーキディスクの協働するブレーキ摩耗面と係合す
    る平行且つ平らなブレーキ摩耗面を有し、特定の容積の
    相変化材料を有する高密度化カーボン複合材料から成っ
    ており、相変化材料が、ブレーキディスクの作動時に発
    生する熱エネルギーを吸収するようにブレーキ摩耗面間
    で中央コア部分内に収容されるとともに複合材料の内部
    に完全に収容されていることを特徴とする、航空機用多
    板ディスクブレーキ組立体のブレーキディスク。
  2. 【請求項2】請求項1記載のブレーキディスクにおい
    て、相変化材料がディスクの平行なブレーキ摩耗面間で
    中央コア部分内に10〜95%の利用可能な容積空間を
    備えていることをと特徴とするブレーキディスク。
  3. 【請求項3】請求項2記載のブレーキディスクにおい
    て、相変化材料がディスクの中央コア部分内の複数の軸
    線方向に指向した空所内に保持されていることを特徴と
    するブレーキディスク。
  4. 【請求項4】請求項3記載のブレーキディスクにおい
    て、空所の配列が中央コア部分のトラス構造形状を限定
    していることを特徴とするブレーキディスク。
  5. 【請求項5】請求項3記載のブレーキディスクにおい
    て、各空所が相変化材料を保持する空所内に封止機構を
    含み、封止機構が相変化材料を通る熱伝導を増大させる
    高伝導材料を包含することを特徴とするブレーキディス
    ク。
  6. 【請求項6】請求項5記載のブレーキディスクにおい
    て、封止機構が熱分解カーボンのハニカム構造形状を包
    含することを特徴とするブレーキディスク。
  7. 【請求項7】請求項3記載のブレーキディスクにおい
    て、空所が特定の容積の微粒状相変化材料を収容する複
    数の小径の穿孔を包含することを特徴とするブレーキデ
    ィスク。
  8. 【請求項8】請求項3記載のブレーキディスクにおい
    て、一体型ブレーキディスクが成形され、“d”をブレ
    ーキ摩耗面の軸線方向厚さ寸法及び“d1”を相変化材
    料を収容した中央コア部分の軸線方向厚さ寸法とする
    と、一体型ブレーキディスクが、“d+d1”の軸線方
    向厚さ寸法を有する高密度化カーボン複合材料の第1デ
    ィスクと、“d”の軸線方向厚さ寸法を有する高密度化
    カーボン複合材料の第2ディスクとを包含し、第2ディ
    スクが“2d+d1”の全厚さ寸法を有する一体型ブレ
    ーキディスクの対向した平行且つ平らなブレーキ摩耗面
    を与えるように中央コア部分に接合されることを特徴と
    するブレーキディスク。
  9. 【請求項9】請求項3記載のブレーキディスクにおい
    て、一体型ブレーキディスクが成形され、該ディスク
    が、“d1”の軸線方向厚さ寸法を有し相変化材料を収
    容する中央コア部分と、“d”の軸線方向厚さ寸法をそ
    れぞれ有する一対のブレーキ摩耗面ディスクとを包含
    し、これらのディスクが“2d+d1”の全厚さ寸法を
    有する一体型ブレーキディスクを形成するように中央コ
    ア部分に接合されることを特徴とするブレーキディス
    ク。
  10. 【請求項10】請求項3記載のブレーキディスクにおい
    て、一体型ブレーキディスクが成形され、該ディスク
    が、“d”の軸線方向寸法のブレーキ摩耗面及び“d1
    /2”の軸線方向寸法の中央コア部分を有する第1ディ
    スクと、“d”の軸線方向寸法のブレーキ摩耗面及び
    “d1/2”の軸線方向寸法の中央コア部分を有する第
    2ディスクとを包含し、前記第1及び第2ディスクが、
    “2d+d1”の前軸線方向厚さ寸法を有する一体型ブ
    レーキディスクを形成するようにそれらの中央コア部分
    を介して互いに接合されることを特徴とするブレーキデ
    ィスク。
  11. 【請求項11】請求項2記載のブレーキディスクにおい
    て、相変化材料が平行なブレーキ摩耗面間で中央コア部
    分内の環状空所内に保持され、高伝導性熱分解カーボン
    から成る封止機構を介して該空所内に維持され、封止機
    構が空所内での相変化材料の均一分配を維持するととも
    に、ブレーキディスクの作動時相変化材料全体を熱浸透
    させることを特徴とするブレーキディスク。
  12. 【請求項12】請求項11記載のブレーキディスクにお
    いて、封止機構が熱分解カーボンのハニカム構造形状を
    包含することを特徴とするブレーキディスク。
  13. 【請求項13】請求項3記載のブレーキディスクにおい
    て、相変化材料が空所の利用可能な容積のうちの40〜
    90%の容積部分にフッ化リチウム(LiF)化合物を
    包含することを特徴とするブレーキディスク。
  14. 【請求項14】高密度化カーボン複合材料の摩擦ブレー
    キディスクの多ディスク積重体から成り、交互の一方の
    ディスクがトルク管と共に回転しないようにキー止めさ
    れたステータディスクであり、交互の他方のディスクが
    航空機車輪と共に回転するようにキー止めされたロータ
    ディスクであり、ロータ及びステータディスクがステー
    タディスクの外径“D1”とロータディスクの内部孔径
    “D3”とによって限定された平らなブレーキ摩耗面の
    摩擦係合により車輪の制動を行うようになっている航空
    機用車輪及びブレーキ組立体のブレーキディスクにおい
    て、両ステータ及び又はロータディスクの改良が、 直径差“D1−D3”により限定された環状ブレーキ摩
    耗面区域内に混合配列状態で軸線方向に形成した複数の
    空所を有する高密度化カーボン複合材料の中央コアと、 複数の空所の各々に収容された特定の容積の微粒状相変
    化材料と、 中央コア及びブレーキ摩耗面ディスクによって形成され
    た一体型ブレーキディスク内に相変化材料を封入するよ
    うに作用する中央コアの両側の高密度化カーボン複合材
    料のブレーキ摩耗面ディスクとを包含することを特徴と
    する、航空機用車輪及びブレーキ組立体のブレーキディ
    スクの改良。
  15. 【請求項15】請求項14記載のブレーキディスクの改
    良において、相変化材料が中央コアの環状ブレーキ摩耗
    面区域内に10〜95%の利用可能な容積空間を備えて
    いることを特徴とするブレーキディスクの改良。
  16. 【請求項16】請求項14記載のブレーキディスクの改
    良において、複数の空所が中央コア内にトラス構造形状
    を限定する配列状態にあることを特徴とするブレーキデ
    ィスクの改良。
  17. 【請求項17】請求項16記載のブレーキディスクの改
    良において、各空所が空所内での相変化材料の実質的に
    均一な分配を維持するハニカム形状機構を収容し、この
    機構が相変化材料を通る熱伝導を高めるように高伝導性
    材料を包含することを特徴とするブレーキディスクの改
    良。
  18. 【請求項18】請求項16記載のブレーキディスクの改
    良において、空所が円形、長円形及び三角形を含む複数
    の幾何学的形状を包含し、各空所が相変化材料の実質的
    に均一な分配を維持する高伝導性熱分解カーボンの封止
    機構を有することを特徴とするブレーキディスクの改
    良。
  19. 【請求項19】請求項14記載のブレーキディスクの改
    良において、ディスクが軸線方向厚さ寸法“d+d1”
    を有する第1部材と、軸線方向厚さ寸法“d”を有する
    第2部材とを包含し、“d1”が中央コアを包含し、
    “d”がブレーキ摩耗面ディスクを包含することを特徴
    とするブレーキディスクの改良。
  20. 【請求項20】請求項14記載のブレーキディスクの改
    良において、ディスクが、軸線方向厚さ寸法“d1”を
    有する第1部材と、軸線方向厚さ寸法“d”をそれぞれ
    有する一対の第2部材とを包含し、“d1”が中央コア
    を包含し、“d”がブレーキ摩耗面ディスクを包含する
    ことを特徴とするブレーキディスクの改良。
  21. 【請求項21】請求項14記載のブレーキディスクの改
    良において、ディスクが、軸線方向厚さ寸法“d+d1
    /2”を有する第1部材と、軸線方向厚さ寸法“d+d
    1/2”を有する第2部材とを包含し、“d+d1/
    2”が中央コアを包含し、“d”がブレーキ摩耗面ディ
    スクを包含することを特徴とするブレーキディスクの改
    良。
  22. 【請求項22】請求項14記載のブレーキディスクの改
    良において、相変化材料がフッ化リチウム化合物(Li
    F)を包含することを特徴とするブレーキディスクの改
    良。
  23. 【請求項23】請求項14記載のブレーキディスクの改
    良において、複数の空所の各々が小径の穿孔を包含し、
    該孔が中央コアのブレーキ摩耗面区域内にトラス構造形
    状を限定する配列状態であることを特徴とするブレーキ
    ディスクの改良。
  24. 【請求項24】高密度化カーボン複合材料の摩擦ブレー
    キディスクの多ディスク積重体から成り、交互の一方の
    ディスクがトルク管と共に回転しないようにキー止めさ
    れたステータディスクであり、交互の他方のディスクが
    航空機車輪と共に回転するようにキー止めされたロータ
    ディスクであり、ロータ及びステータディスクがステー
    タディスクの外径“D1”とロータディスクの内部孔径
    “D3”とによって限定された平らなブレーキ摩耗面の
    摩擦係合により車輪の制動を行うようになっている航空
    機用車輪及びブレーキ組立体のブレーキディスクにおい
    て、ステータ又はロータディスクのいずれかの改良が、 (i)ブレーキディスクの中央軸線方向孔を限定する高
    密度化カーボン複合材料の内方リング、(ii)ディスク
    の外周範囲を限定する高密度化カーボン複合材料の外方
    リング、及び(iii)低密度高強度マトリックス材料か
    ら成る内方及び外方リング間の中間リングを包含する中
    央コアと、 マトリックス材料の隙間に蒸気蒸着された相変化材料
    と、 低密度高強度マトリックス材料及び相変化材料を封入す
    るように作用する中央コアの両側の高密度化カーボン複
    合材料のブレーキ摩耗面ディスクとを包含することを特
    徴とする、航空機用車輪及びブレーキ組立体のブレーキ
    ディスクの改良。
  25. 【請求項25】請求項24記載のブレーキディスクの改
    良において、中央コアの中間リングが直径差“D1−D
    3”によって限定されることを特徴とするブレーキディ
    スクの改良。
  26. 【請求項26】請求項24記載のブレーキディスクの改
    良において、マトリックスがカーボン材料を包含するこ
    とを特徴とするブレーキディスクの改良。
JP33510894A 1993-12-21 1994-12-21 航空機用多板ディスクブレーキ組立体のブレーキディスク Expired - Fee Related JP3845781B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/170,950 US5613578A (en) 1993-12-21 1993-12-21 Phase change brake disks
US08/170,950 1993-12-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07217681A true JPH07217681A (ja) 1995-08-15
JP3845781B2 JP3845781B2 (ja) 2006-11-15

Family

ID=22621946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33510894A Expired - Fee Related JP3845781B2 (ja) 1993-12-21 1994-12-21 航空機用多板ディスクブレーキ組立体のブレーキディスク

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5613578A (ja)
JP (1) JP3845781B2 (ja)
FR (1) FR2714129B1 (ja)
GB (1) GB2285104B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102791A1 (ja) * 2007-02-20 2008-08-28 Sus21 America Inc. 航空機用車輪支持装置
JP2015514197A (ja) * 2012-04-16 2015-05-18 シェフラー テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies GmbH & Co. KG 摩擦対偶の対応面
JP2017519955A (ja) * 2014-07-10 2017-07-20 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 自動車のためのブレーキディスクおよびブレーキ装置

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2211928T3 (es) * 1995-11-24 2004-07-16 Deutsches Zentrum Fur Luft- Und Raumfahrt E.V Disco de freno.
US5878843A (en) * 1997-09-24 1999-03-09 Hayes Lemmerz International, Inc. Laminated brake rotor
FR2783028B1 (fr) * 1998-09-04 2000-12-01 Messier Bugatti Piece de friction en materiau composite thermostructural a bruit attenue
US6142262A (en) * 1998-10-21 2000-11-07 Meritor Heavy Vehicle Systems, Llc Wet disc pack with modified stationary discs
GB2346183A (en) * 1999-01-27 2000-08-02 Rover Group Brake disc
US6521152B1 (en) * 2000-03-16 2003-02-18 Honeywell International Inc. Method for forming fiber reinforced composite parts
AU2001276825A1 (en) * 2000-06-14 2001-12-24 Aircraft Braking Systems Corporation Method of containing a phase change material in a porous carbon material and articles produced thereby
DE10118920C1 (de) * 2001-04-18 2003-02-20 Sgl Carbon Ag Reibscheibe
US20050217950A1 (en) * 2004-03-11 2005-10-06 Benmaxx, Llc Lightweight reinforced brake drum and method for making same
DE602005007511D1 (de) * 2005-12-23 2008-07-24 Brembo Ceramic Break Systems S Bremsscheibe
US8573369B2 (en) * 2006-12-07 2013-11-05 Honeywell International Inc. Methods and brake disc assemblies to increase the use of friction material
CN102144139B (zh) 2008-02-22 2013-06-05 陶氏环球技术公司 热能存储材料
US9873305B2 (en) 2008-02-22 2018-01-23 Dow Global Technologies Inc. Heater module including thermal energy storage material
WO2009105643A2 (en) * 2008-02-22 2009-08-27 Dow Global Technologies Inc. Heat storage devices
US9038709B2 (en) 2008-02-22 2015-05-26 Dow Global Technologies Llc Thermal energy storage materials
US20090260931A1 (en) * 2008-04-18 2009-10-22 Gm Global Technology Operations, Inc. Filler material to dampen vibrating components
US20120186919A1 (en) * 2011-01-26 2012-07-26 GM Global Technology Operations LLC Molded Components Having a Visible Designer Feature and/or Improved Operational Properties via a Porous Preform
US10151355B2 (en) * 2014-04-01 2018-12-11 Borgwarner Inc. Using phase change materials for temperature management in clutch assemblies, torque converter clutch assemblies, and brake assemblies
CN104930086A (zh) * 2015-06-08 2015-09-23 西安航空制动科技有限公司 一种相变储能碳刹车盘
CN104942553B (zh) * 2015-06-16 2017-07-28 西安航空制动科技有限公司 一种相变储能刹车盘的制备方法
CN106499754A (zh) * 2015-09-06 2017-03-15 房殊 周期桁架结构陶瓷骨架增强轻金属复合材料制动盘
US10253832B2 (en) * 2015-10-07 2019-04-09 Goodrich Corporation Composite brake disks with an integrated heat sink, methods for manufacturing the same, and methods for producing encapsulated heat sink material
GB201602303D0 (en) * 2016-02-09 2016-03-23 Airbus Operations Ltd Aircraft brake and cooling methods therefor
US10344816B2 (en) * 2016-02-11 2019-07-09 Abb Schweiz Ag Pressure plate with phase change material
WO2017165352A1 (en) * 2016-03-21 2017-09-28 Eaton Corporation Thermal kinetic energy recovery system for hybrid vehicle
DE102016207876A1 (de) * 2016-05-09 2017-11-09 Robert Bosch Gmbh Bremsscheibe und Verfahren zu ihrer Herstellung
KR102607859B1 (ko) 2016-08-23 2023-11-29 삼성전자주식회사 이차원 물질을 포함하는 상변화 메모리소자 및 그 동작방법
US10378599B2 (en) * 2017-07-06 2019-08-13 GM Global Technology Operations LLC Brake rotor with decorative insert
DE102018121330A1 (de) * 2018-08-31 2020-03-05 Kristhäl GmbH Bremsscheibe für eine Scheibenbremse
GB2583486A (en) * 2019-04-29 2020-11-04 Airbus Operations Ltd Brake characteristics
US11448274B2 (en) * 2020-02-03 2022-09-20 Goodrich Corporation Composites and methods of forming composites having ceramic inserts
US11796021B2 (en) * 2020-02-05 2023-10-24 Goodrich Corporation Composites and methods of forming composites having friction and wear plugs
CN114810872B (zh) * 2021-01-18 2024-04-26 格朗吉斯铝业(上海)有限公司 制动盘、制造制动盘的方法及制动装置
EP4074596B1 (en) * 2021-04-12 2023-05-31 Ratier-Figeac SAS Brake disk with integral thermal fuse and method of making a brake disk with integral thermal fuse
CN113565905A (zh) * 2021-07-06 2021-10-29 中车工业研究院有限公司 轴装制动盘及轨道车辆
CN113898686B (zh) * 2021-08-25 2023-07-28 西安航空制动科技有限公司 一种航空机轮组合式刹车盘

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB638573A (en) * 1947-07-31 1950-06-14 India Rubber Gutta Percha & Te Improvements in or relating to brake elements
US2943714A (en) * 1956-05-31 1960-07-05 United Aircraft Prod Heat absorbing unit using solid material of high specific heat
US3013636A (en) * 1959-04-20 1961-12-19 Dayton Steel Foundry Co Brakes
GB915505A (en) * 1960-06-15 1963-01-16 Ford Motor Co Improved clutch or brake disc
US3188961A (en) * 1961-05-25 1965-06-15 Bendix Corp Means for cooling structures that are periodically heated to elevated temperatures
US3208559A (en) * 1963-03-13 1965-09-28 Bendix Corp Brake mechanism and means to cool same
GB1096633A (en) * 1966-01-31 1967-12-29 Ford Motor Co Disc for a motor vehicle disc brake
US3403759A (en) * 1967-02-13 1968-10-01 Bendix Corp Disc element construction for disc brake
US3481439A (en) * 1968-01-17 1969-12-02 Eugene Finkin Internally cooled motion control system
GB1260475A (en) * 1969-01-18 1972-01-19 Accessair Sa Improvements relating to frictional heat producing machine elements
US3651895A (en) * 1970-01-05 1972-03-28 Marshall G Whitfield Super-cooled disk brake
FR2092774A1 (en) * 1970-06-18 1972-01-28 Boulet Georges Thermal absorber - based on lithium compounds esp for brakes eg aircraft brakes
US4512388A (en) * 1981-06-19 1985-04-23 Institute Of Gas Technology High-temperature direct-contact thermal energy storage using phase-change media
US4421661A (en) * 1981-06-19 1983-12-20 Institute Of Gas Technology High-temperature direct-contact thermal energy storage using phase-change media
IT1150842B (it) * 1982-04-19 1986-12-17 Socimi Massa frenante, in particolare disco freno per dispositivi di frenatura
US5009291A (en) * 1988-06-14 1991-04-23 Industrial Material Technology, Inc. Brake piston assembly
US5139118A (en) * 1989-05-17 1992-08-18 General Motors Corporation Apparatus and method of phase change disc brake
US5143184A (en) * 1991-02-14 1992-09-01 Allied-Signal Inc. Carbon composite brake disc with positive vibration damping

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102791A1 (ja) * 2007-02-20 2008-08-28 Sus21 America Inc. 航空機用車輪支持装置
JP2015514197A (ja) * 2012-04-16 2015-05-18 シェフラー テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies GmbH & Co. KG 摩擦対偶の対応面
JP2017519955A (ja) * 2014-07-10 2017-07-20 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 自動車のためのブレーキディスクおよびブレーキ装置
US10837507B2 (en) 2014-07-10 2020-11-17 Robert Bosch Gmbh Brake disc for a motor vehicle, brake system

Also Published As

Publication number Publication date
GB2285104B (en) 1998-07-29
GB2285104A (en) 1995-06-28
US5613578A (en) 1997-03-25
GB9425885D0 (en) 1995-02-22
JP3845781B2 (ja) 2006-11-15
FR2714129A1 (fr) 1995-06-23
FR2714129B1 (fr) 1996-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3845781B2 (ja) 航空機用多板ディスクブレーキ組立体のブレーキディスク
US3198295A (en) Friction couple cooling device
EP0570466B1 (en) Carbon composite brake disc with positive vibration damping
US3605967A (en) Protective bearing member for brake or clutch
US3048250A (en) Friction disc for brakes, clutches and the like
US3730320A (en) High temperature brake disc
EP2818749B1 (en) System and method for brake disk assembly
US11384805B2 (en) Brake disc assembly
US3425524A (en) Brake disc structure
WO2002099304A1 (en) Composite friction disc with structural core and refurbishable lining elements
US3951240A (en) Frictional disc arrangement for a disc brake
US5085295A (en) Brake rotor and stator discs with multiple rings joined by pins
US12036782B2 (en) Composites and methods of forming composites having an increased volume of ceramic particles
US4703837A (en) Thermally protected disk brake for a vehicle wheel, in particular for aircraft
US11746843B2 (en) Brake disc assembly
US4119179A (en) Brake disc structure
US4051930A (en) Disc brake with graphite friction linings
US20230303240A1 (en) Wheel and brake assembly
US3473635A (en) Disc element construction for disc brake
CN108468728B (zh) 高速列车全盘制动器
JPS6319474A (ja) 回転する機械部分間のシ−ル装置
GB1561209A (en) Disc brake
CA1090720A (en) Friction element, particularly for disc brakes
JPH11218163A (ja) ブレーキパッド
CN215293365U (zh) 熔铸式制动盘

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040518

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040818

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050914

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060711

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees