JPH0721723A - ディスクマガジン - Google Patents

ディスクマガジン

Info

Publication number
JPH0721723A
JPH0721723A JP16062493A JP16062493A JPH0721723A JP H0721723 A JPH0721723 A JP H0721723A JP 16062493 A JP16062493 A JP 16062493A JP 16062493 A JP16062493 A JP 16062493A JP H0721723 A JPH0721723 A JP H0721723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
tray
magazine
arm
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16062493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3202418B2 (ja
Inventor
Kazuki Takai
一樹 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP16062493A priority Critical patent/JP3202418B2/ja
Publication of JPH0721723A publication Critical patent/JPH0721723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3202418B2 publication Critical patent/JP3202418B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単純な機構でディスクの排出、吸引動作がで
き、小型で複数枚のディスクを収納可能なディスクマガ
ジンを提供する。 【構成】 上面板5と下面板11を開閉可能に設ける。
トレイ14の前方に、上面板5の内部の支持部7に形成
された溝7aに対応する凸部16を設ける。トレイの1
4の左側縁に爪14cを設ける。トレイ14の左側縁上
にアーム15を、中心部付近を軸として回動可能に設け
る。アーム15の前方に排出部15a、爪15bを設け
る。爪15bと、爪14cとにコイルバネ10の両端を
係合させる。アーム15の後半分にディスクガイド15
dを設ける。ディスクガイド15dとトレイ14の縁と
の間に、ディスク3が挟まるような隙間を設ける。ディ
スクストッパー15の後端の上面に、トレイ14側に向
かって細くなるテーパ状のガイドピン17を取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚のディスクを収
納でき、ディスク装置に装着して使用するディスクマガ
ジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CDプレーヤやLDプレーヤなど
のディスク装置の普及は著しいが、なかでも、複数枚の
ディスクを収納できるディスク装置は、聞きたいディス
クを一枚ごとに入れ替える必要がなく便利なので、広く
使用されている。このような、複数枚のディスクを収納
可能なディスク装置は、複数枚のディスクを収納できる
収納部と、ディスクの記録再生をおこなう記録再生部と
を分離して備え、収納部と記録再生部との間にディスク
の搬送をおこなう搬送部を有している。そして、収納部
内に収納されたディスクの中から、搬送部によって所望
のディスクを選び出し、選んだディスクを収納部から完
全に引き出して記録再生部に搬送し、記録再生をおこな
う。
【0003】以上のようなディスク装置に備えられた収
納部として、最も一般的に使用されているものが、ディ
スクマガジンである。このディスクマガジンは、箱形
で、その内部に複数枚の仕切り板を設けたものであり、
各仕切り板の間にはディスクを収納できる隙間が設けら
れている。このような従来のディスクマガジンの一例を
図面にしたがって以下に説明する。すなわち、従来のデ
ィスクマガジンは、図21に示すように、一側面に開口
部1aが設けられた箱形で、その内部に仕切り板である
トレイ2が、水平方向に重層的に配設されている。そし
て、各トレイ2間にはディスク3を水平方向に収納可能
な隙間が設けられ、この隙間にディスク3が一枚づつ収
納されている。
【0004】このようなディスクマガジン1は、以下の
ように使用する。なお、ディスクマガジン1を装着する
ディスク装置は、ローラを備えた搬送部、ターンテーブ
ルや光学ピックアップを備えた記録再生部を有し、この
搬送部と記録再生部はディスクマガジン1に収納された
ディスク3の位置に合わせてスライド移動可能に設けら
れている。まず、ディスクマガジン1をディスク装置に
挿入する。つぎに、搬送部および記録再生部が所望のデ
ィスク3が収納されたトレイ2の位置に移動する。そこ
で、所望のディスク3がディスクマガジンの後部に設け
られたディスクの押出し機構により押出された後、搬送
部のローラによってトレイ2から引き出され、記録再生
部側に搬送される。そして、引き出されたディスク3は
記録再生部のターンテーブルにセットされ、光学ピック
アップによって記録再生がおこなわれる。さらに、記録
再生後のディスク3は、搬送部によってディスクマガジ
ン1側に搬送され、もとのトレイ2に収納される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のディスクマガジンには、以下のような問題
点があった。すなわち、ディスクマガジン1の開口部1
aは、どのトレイ2に収納されたディスク3も出し入れ
できるように解放されているので、ディスク装置から外
した状態では、開口部1aを下にしたり、衝撃が加わっ
たりすると、内部のディスク3が落下しやすい。しか
し、ディスク3を強く保持しようとすると、ディスク3
の出し入れに強い力を要することになり、スムーズなデ
ィスク3の搬送作業ができない。これに対処するため、
通常のディスクマガジン3は、内部にディスク3の吸引
機構と排出機構を設け、これらの機構によってディスク
3を保持しているが、この二つの機構が別々に設けられ
ていることが多いので、部品点数が増大し、製造効率が
よくない。
【0006】また、各ディスク3が接近し過ぎていると
所望のディスク3を引き出す作業が困難になるので、各
ディスク3の間の仕切りであるトレイ2は一定の厚みを
設けなければならない。しかし、そうすると、ディスク
マガジン4全体が大きくなる。これに対処するため、特
開昭63−200354に提案されているような開閉可
能なディスクマガジンを用いて、トレイの薄形化を図る
ことも考えられる。しかし、単に開閉可能とするのみで
はディスクマガジンを装着するディスク装置の方が大型
化することになり、近年、益々高まっている電子機器の
小型化の要請に沿わない。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めに提案されたものであり、その目的は、単純な機構で
ディスクの排出、吸引動作ができ、小型で複数枚のディ
スクを収納可能なディスクマガジンを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、ディスクを載置可能なデ
ィスク載置板を複数枚設けたディスクマガジンにおい
て、前記ディスク載置板の一側縁近傍に、アームを回動
可能に設け、前記アームのディスク挿入部側端部に、デ
ィスク挿入時にディスク載置板との間でディスクの縁を
挟むディスクガイドを設け、前記アームのディスク挿入
部と反対側端部に、前記アームの回動により前記開口部
側に移動し、前記ディスクを前記ディスク載置板から排
出する排出部を設け、前記アームの排出部を前記ディス
クの排出方向と逆方向に付勢するバネ手段を設けたこと
を特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のディスクマガジンにおいて、前記ディスクガイドを
テーパ状に形成したことを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載のディスクマガジンにおいて、前記デ
ィスク載置板の前記アームが設けられていない側の端部
に、ディスクを挟持する爪が形成されたことを特徴とす
る。
【0011】さらに、請求項4記載の発明は、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載のディスクマガジンに
おいて、前記ディスク載置板を収容するマガジンケーシ
ングは、ディスク挿入部と反対側端部において、ディス
クと平行な方向に配列された軸を支点として開閉する構
造であることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の様な構成を有する本発明の作用は次の通
りである。すなわち、請求項1記載の発明においては、
ディスクの縁をディスク載置板とディスクガイドとの間
に挟ませながら挿入することによりディスクを収納す
る。そして、アームを回動させると、アームの排出部に
よってディスクがディスク載置板から排出される。ディ
スク排出後、バネ手段の付勢力によってアームが元の位
置に戻る。
【0013】また、請求項2記載の発明においては、デ
ィスクガイドがテーパ状に形成されているので、ディス
ク挿入時および収納時にディスクが一定方向に付勢さ
れ、安定したディスク支持がおこなえる。
【0014】また、請求項3記載の発明においては、ア
ームの設けられていない側の端部に、ディスクを挟持す
る爪が設けられているので、ディスクガイドと爪の両方
でディスクを挟持することができ、安定したディスク支
持が可能となる。
【0015】さらに、請求項4記載の発明においては、
ディスクを収納する際に、マガジンケーシングを開い
て、ディスク載置板にディスクを収納する。ディスクマ
ガジンを持ち運ぶときには、マガジンケーシングを閉じ
る。
【0016】
【実施例】本発明のディスクマガジンの実施例を図面に
従って説明する。なお、請求項1記載のディスク載置板
はトレイ、バネ手段はコイルバネ、請求項2記載のディ
スクガイドはディスクガイドおよびガイドピン、請求項
3記載の爪は支持片、請求項4記載のマガジンケーシン
グは上面板および下面板、軸は軸部の突起とする。ま
た、図2に示す本実施例の平面図における左方を左側、
右方を右側、下方を前方、上方を後方とする。
【0017】(1)実施例の構成 本実施例の構成を以下に説明する。すなわち、図1に示
すように、本実施例によるディスクマガジン4は、薄い
箱形で、その内部に複数枚のディスク3を重層的に収納
できる大きさとなっている。このディスクマガジン4の
前方側縁は緩やかな円弧状に形成されている。ディスク
マガジン4の上面板5の前方内部には、図2、図3に示
すように、ディスクマガジン4の内側に突出した突出部
6が左右に一つずつ設けられ、この二つの突出部6には
穴6aが形成されている。また、上面板5の左右の側面
には、図4に示すように、側面板8aが設けられてい
る。そして、上面板4の右側縁の後方には、図2に示す
ように、角柱形状のロック部材9が設けられている。こ
のロック部材9は、その前方端部を軸として内側に回動
可能に設けられている。そして、ロック部材9の後方端
部は、図5に示すように、押圧されると内側に回動する
ように傾斜角が設けられた被押圧部9aとなっている。
また、ロック部材9の右側面には、右側に鍵状に屈曲し
た係合部9bが設けられている。この係合部9bの下方
端部には、下面板11の一部との当接および後述の被係
合部13との係合がスムーズにおこなえるように、傾斜
角が設けられている。そして、ロック部材9はスプリン
グ(図示せず)によって外側に付勢されている。さら
に、上面板4の後方には、図6に示すように、左右方向
に長い長方形状のめくら板5aが、上面板5に垂直な方
向に設けられている。
【0018】一方、ディスクマガジン4の下面板11の
前方内部には、図2、図3に示すように、上面板5の突
出部6に対応する軸部12が設けられ、この軸部12に
は突出部6の穴6aに対応する突起12aが設けられて
いる。また、上面板5の突出部6の外側に対応する位置
に、突出部6と同方向に突出した支持部7が設けられ、
この支持部7の外側面には、図7に示すように、垂直方
向の溝部7aが形成されている。そして、下面板11の
右側縁の後方には、図1、図4に示すように、ロック部
材9の係合部9bに対応する穴である被係合部13が設
けられている。さらに、下面板11の左右の側面には、
側面板8bが設けられている。このような上面板5と下
面板11は、図2、図3に示すように、下面板11に設
けられた軸部12の突起12aを、突出部6の穴6aに
係合させることによって、突起12aを軸として開閉可
能に構成されている。そして、上面板5と下面板11と
を閉じたときには、図1、図4に示すように、ロック部
材9の係合部9bが、下面板11の被係合部13に係合
している。さらに、ディスクマガジン4後方の、上面板
5と下面板11との間は開口部11aとなっているが、
この開口部11は、図6に示すように、上面板5に設け
られためくら板5aによって閉塞されている。
【0019】以上のように構成される上面板5と下面板
11との間に設けられたトレイ14の構造を以下に説明
する。すなわち、図8(A),(B)に示すように、ト
レイ14は円盤形の薄板で、その後方に、円弧状の切欠
き14aが設けられている。トレイ14の前方には、下
面板11の支持部7に形成された溝部7aに対応する凸
部16が設けられ、この凸部16を溝部7aに係合させ
ることによって、トレイ14は上面板5および下面板1
1の開閉方向と同方向に回動可能となっている。つま
り、図7に示すように、複数のトレイ14は、各々の凸
部16が、下面板11の左右に一つづつ設けられた溝部
7a内に挿入されることにより取り付けられている。ま
た、トレイ14の左側縁には、左方に突出したトレイ位
置決めピン14bが設けられ、その前方には左方に突出
した爪14cが設けられている。また、トレイ14の右
側の後方には、図9に示すように、下方に突出したL字
形の支持片14dが設けられている。支持片14dのデ
ィスク挿入側端面はテーパ状となっている。この支持片
14dとトレイ14との間には、ディスク3の厚みとほ
ぼ同一の隙間が設けられ、この隙間にディスク3が挟ま
るようになっている。さらに、各トレイ14には、上方
のトレイ14に設けられた支持片14dに対応する方形
の穴14eが設けられている。
【0020】さらに、トレイ14の左側縁の下面には、
図2に示すように、トレイ14の円周に沿った弓形のア
ーム15が設けられている。このアーム15は、図10
に示すように、その中心部付近をアーム回動軸15eと
して回動可能に設けられている。アーム15の前方に
は、排出部15aおよび左方に突出した爪15bが設け
られ、この爪15bと、トレイ14の爪14cとにはコ
イルバネ10の両端が係合している(図2参照)。ま
た、アーム15の後方には、左方に突出したL字形のフ
ック15cが設けられている。そして、アーム15の後
半の右側には、トレイ14の縁に沿ったディスクガイド
15dが設けられている。このディスクガイド15dと
トレイ14の縁との間には、図11に示すように、ディ
スク3の厚みとほぼ同一の隙間が設けられ、この隙間に
ディスク3が挟まるようになっている。さらに、アーム
15の後端の上面には、トレイ14側に向かって広がっ
たテーパ状のガイドピン17が、その中心軸がトレイ1
4に対して垂直方向になるように取り付けられている。
このガイドピン17がテーパー状なのは、ディスク3の
表面がトレイ14を擦って傷付けられることがないよう
に、しかも、ディスク3の挿入および引き出し作業をス
ムーズにおこなうことができるように、ディスク3の縁
がテーパー面を滑るときに、ディスクガイド15d側に
押し付けられるようにするためである。
【0021】このようなトレイ14は,図2に示すよう
に、上面板5と下面板11との間に複数枚重ねて設けら
れているが、各トレイ14の間隔は、図12に示すよう
に、アーム15のディスクガイド15dと、トレイ14
の支持片14dとによって保たれている。
【0022】以上のようなディスクマガジン4が装着さ
れるディスク装置には、図13に示すように、ディスク
マガジン4装着用の長方形状の穴である装着部18が設
けられている。そして、この装着部18近傍に、ディス
クマガジン4を開閉するためのマガジン開閉機構19、
ディスクマガジン4内のディスク3を搬送するディスク
搬送機構20、各トレイ2の高さをディスク搬送機構2
0に合うように調節するトレイ位置決め機構21および
ディスク3をトレイ2から排出させるディスク排出機構
22が設けられている。マガジン開閉機構19は、くの
字形の回動プレート19aの一端に、ディスク装置の内
部側に突出した押圧部19bを設けたもので、回動プレ
ート19の反対端はディスク装置の右側面の下方に回動
可能に設けられている。また、回動プレート19aの押
圧部19b側は、スプリング(図示せず)によって前方
に付勢されているので、ディスクマガジン4を装着して
いないときには、回動プレート19aはその押圧部19
bを手前にして寝ている。そして、この押圧部19b
は、ディスクマガジン4装着時に、ロック部材9の被押
圧部9aに当接する位置にある。
【0023】また、ディスク搬送機構20はディスク装
置内部の左右に設けられたローラ20aと各ローラ20
aの下方に設けられた、基台20bから成る。ローラ2
0aはディスク装置の底面と平行な方向で、内側に突出
するように設けられ、モータ(図示せず)により回動可
能となっている。そして、基台20bはディスク装置の
底面に設けられた直方体形状の部材で、その上面とロー
ラ20aとの間には、ディスク3を挟む隙間が設けられ
ている。
【0024】そして、トレイ位置決め機構21は、ディ
スク装置の左側面に、垂直方向に設けられた円柱形状の
位置決めカム21aから成る。この位置決めカム21a
は、モータ(図示せず)によって回転可能に設けられ、
その側面には、ディスクマガジン4装着時に、トレイ2
のトレイ位置決めピン14bに係合する複数本のカム溝
21bが設けられている。このカム溝21bは位置決め
カム21aの回転によってトレイ位置決めピン14bの
高さが変わるように、緩やかな曲線による段差が付けら
れている。
【0025】さらに、ディスク排出機構22はディスク
装置の左側面に、モータ(図示せず)によって前後にス
ライド移動可能に設けられた細長のプレートであるスラ
イドプレート22aと、スライドプレート22aの前方
に設けられ、ディスクマガジン4装着時に、トレイ14
に設けられたアーム15のフック15cに係合する係合
プレート22bから成る。
【0026】(2)実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例の作用は、以下の通
りである。すなわち、上面板5と下面板11が閉鎖状態
にあるときは、図1、図4に示すように、ロック部材9
の係合部9bと下面板11の被係合部13とが係合し、
ロックされている。つぎに、図14に示すように、ロッ
ク部材9の被押圧部9aを指で押して係合部9bと被係
合部13との係合を外し、図15、図16に示すよう
に、上面板5と下面板11とを突起12aを軸に回動さ
せて開く。すると、図17に示すように、開口部11a
からめくら板5aが退避し、内部のトレイ14が視認で
きるようになる。そこで、開口部11aからディスク3
を挿入するが、その作業は以下のようにおこなう。ま
ず、図12に示すように、ディスク3の左の縁は、ディ
スクガイド15dとトレイ14の間の隙間に入るように
し、ディスク3の右の縁は、支持片14dとトレイ14
の間の隙間に入るようにする。このとき、ディスク3の
左端部がガイドピン17に当接するが、ガイドピン17
はトレイ14側に向かって広がるテーパ状なので、ディ
スク3はディスクガイド15d側に付勢されながらガイ
ドピン17の側面を滑る。そして、図14に示すよう
に、ディスク3の挿入が進むにつれて、ガイドピン17
は左方に退避し、アーム15がコイルバネ10の付勢力
に抗して回動する。ディスク3の中間点がガイドピン1
7を過ぎると、コイルバネ10の付勢力によって、ガイ
ドピン17がディスク3を取り込むように内側に戻り、
ディスク3がトレイ14上に収納される。このとき、デ
ィスク3の前方の端部は、アーム15の排出部15aに
当接する。この状態で、上面板5と下面板11とを閉じ
ると、係合部9bと被係合部13とが係合し、閉鎖状態
がロックされる。また、開口部11aはめくら板5aに
よって再び閉塞されるので、内部のディスク3が保護さ
れる。
【0027】このようにディスク3を収納したディスク
マガジン4を、そのめくら板5a側からディスク装置の
装着部18に装着する。すると、上面板5に設けられた
ロック部材9aの、被押圧部9aが回動プレート19a
前方の押圧部19bに当接する。このとき、被押圧部9
aが押圧されて、ロック部材9が内側に回動し、係合部
9bが下面板11の被係合部13から外れる。さらにデ
ィスクマガジン4を挿入すると、挿入時の押圧力によ
り、回動プレート19aの押圧部19bが後方に付勢さ
れるが、回動プレート19aの反対端はディスク装置に
回動可能に設けられているので、回動プレート19aは
図4の矢印方向に起立するように回動し、押圧部19b
は上方に移動する。このとき、すでに係合部9bと被係
合部13の係合は外れているので、上面板5は押圧部1
9bによって押し上げられ、突起12aを軸として回動
して開く。そして、上面板5が押し上げられるとともに
めくら板5aも上方に退避し、ディスクマガジン4内部
のディスク3が出し入れ可能な状態になる。この状態で
は、ディスクマガジン4の前方は装着部18から露出し
ているが、上面板5および下面板11の側面に設けられ
た側面板8a,8bによって、内部のディスク3が保護
される。
【0028】そして、ディスクマガジン4をディスク装
置に装着し、適宜の手段により固定されると、トレイ1
4のトレイ位置決めピン14bは、位置決めカム21の
カム溝21bに係合し、アーム15のフック15cはス
ライドプレート22aの係合プレート22bに係合す
る。このような状態で、位置決めカム21をモータによ
り回転させることによってカム溝21bを回転させる。
すると、カム溝21bの高さに合わせてトレイ位置決め
ピン14bの高さが変化し、図18、図19、図20に
示すように(図中、めくら板5aおよび側面板8a,8
bは省略されている。)、所望のディスク3が収納され
たトレイ14の高さ位置が、ローラ20aと基台20b
の間に対応するように設定される。そして、スライドプ
レート22aをスライド移動させることにより係合プレ
ート22bに係合しているフック15cを前方に付勢
し、アーム15を回動させる。すると、アーム15の排
出部15aが後方に移動し、トレイ14内に収納された
ディスク3が押し出され、ディスク3の後方の両脇がロ
ーラ20aと基台20bとの間に挟まれる。さらに、ロ
ーラ20aを回動させることにより、トレイ14からデ
ィスク3が引き出され、ディスク装置の記録再生部に搬
送され、この記録再生部においてディスク3の記録再生
がおこなわれる。
【0029】つぎに、記録再生後のディスク3は、トレ
イ14に以下のように収納される。すなわち、記録再生
部から送り出されたディスク3は、ローラ20aによっ
て、前記と逆方向に搬送される。すると、ディスク3の
両脇がアーム15のディスクガイド15dと、トレイ1
4の支持片14dとによって支持されると同時に、ディ
スク3の左端部が、アーム15の後端のガイドピン17
に当接する。この後、ディスク3の搬送が進むにつれ
て、上述のディスク収納作業と同様にディスク3がトレ
イ14上に収納される。
【0030】さらに、ディスクマガジン4を装着部18
から引き抜くと、上面板5と下面板11が閉じ、ロック
アーム9の係合部9bと下面板11の被係合部13が係
合して閉鎖状態がロックされる。
【0031】(3)実施例の効果 以上のような本実施例の効果は以下の通りである。すな
わち、ディスク3の吸引、排出動作をおこなうための部
材がアーム15として一体化しているので、機構が単純
化し、製造効率がよい。
【0032】また、ディスク選択時には所望のディスク
3が収納されたトレイ14のみが持ち上げられ、そのと
きのディスク3の保持はアーム15のディスクガイド1
5eによっておこなわれるので、収納時に各ディスク3
間が接近していても構わない。したがって、ディスクマ
ガジン4を薄形化でき、スペース効率がよい。
【0033】そして、アーム15に設けたガイドピン1
7は、トレイ14側に向かって細くなるテーパ状に加工
されているので、ガイドピン17に当接するディスク3
はトレイ14側に付勢されながら挿入される。よって、
ディスク3の挿入時にトレイ14から逸脱することが防
止され、スムーズな挿入作業をおこなうことができる。
また、ディスク3をトレイ14に収納した後にも、ディ
スク3はガイドピン17によってトレイ14側に付勢さ
れるので、トレイ14上でディスク3がガタつかず、異
音の発生や誤動作を防止できる。
【0034】さらに、アーム15とガイドピン17によ
ってディスク3が保持され、閉鎖時にはロック部材9に
よって上面板5と下面板11がロックされ、めくら板5
aによってディスクマガジン4内部が保護されるので、
持ち運び時に多少の衝撃が加わってもディスク3が落下
することはなく、埃などの侵入も防止できる。
【0035】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、具体的な各部材の形状及び寸法等は適宜変
更可能である。たとえば、ディスクストッパー15は、
トレイ14の左右どちらにあってもよい。また、ピン1
7はその中心を軸に回動可能に設けらたローラのような
ものでもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したような本発明のディスクマ
ガジンによれば、回動可能なアームをディスク載置板に
設けるという簡単な構成によって、ディスクの排出、吸
引動作ができ、小型で複数枚のディスクを収納可能なデ
ィスクマガジンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクマガジンの一実施例にお
ける閉塞状態を示す後方斜視図
【図2】図1のディスクマガジンの閉塞状態を示す平面
【図3】図1のディスクマガジンの後方を示す拡大平面
【図4】図1のディスクマガジンを示す右側面図
【図5】図1のディスクマガジンにおける、ロック部材
を示す平面図(A)、右側面図(B)、正面図(B)
【図6】図1のディスクマガジンにおける閉鎖状態を示
す前方斜視図
【図7】図1のディスクマガジンにおける軸部、突出
部、支持部および凸部を示す拡大斜視図
【図8】図1のディスクマガジンにおける、トレイを示
す平面図(A)および右側面図(B)
【図9】図1のディスクマガジンにおけるトレイ、ディ
スクおよび支持片の位置関係を示す拡大正面図
【図10】図1のディスクマガジンにおける、アームを
示す平面図(A)および右側面図(B)
【図11】図1のディスクマガジンにおけるトレイ、デ
ィスク、ガイドピンおよびディスクガイドの位置関係を
示す拡大正面図
【図12】図1のディスクマガジンにおけるトレイに、
ディスクを装着した状態を示す正面図
【図13】図1のディスクマガジンを装着するディスク
装置の概略を示す斜視図
【図14】図1のディスクマガジンを開いた状態を示す
平面図
【図15】図1のディスクマガジンを開いた状態を示す
右側面図
【図16】図1のディスクマガジンを開いた状態を示す
後方斜視図
【図17】図1のディスクマガジンを開いた状態を示す
前方斜視図
【図18】図1のディスクマガジンにおける、下面板側
のトレイに収納されたディスクを選択する際の左側面図
【図19】図1のディスクマガジンにおける、中央のト
レイに収納されたディスクを選択する際の左側面図
【図20】図1のディスクマガジンにおける、上面板側
のトレイに収納されたディスクを選択する際の左側面図
【図21】従来のディスクマガジンの一例を示す斜視図
【符号の説明】
1,4…ディスクマガジン 1a,11a…開口部 2…トレイ 3…ディスク 5…上面板 5a…めくら板 6…突出部 6a…穴 7…支持部 7a…溝部 8a,8b…側面板 9…ロック部材 9a…被押圧部 9b…係合部 10…コイルバネ 11…下面板 12…軸部 12a…突起 13…被係合部 14…トレイ 14a…切欠き 14b…トレイ位置決めピン 14c,15b…爪 14d…支持片 14e…穴 15…アーム 15a…排出部 15c…フック 15d…ディスクガイド 15e…アーム回動軸 16…凸部 17…ガイドピン 18…装着部 19…マガジン開閉機構 19a…回動プレート 19b…押圧部 20…ディスク搬送機構 20a…ローラ 21…トレイ位置決め機構 21a…位置決めカム 21b…カム溝 22…トレイ排出機構 22a…スライドプレート 22b…係合プレート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを載置可能なディスク載置板を
    複数枚設けたディスクマガジンにおいて、 前記ディスク載置板の一側縁近傍に、アームを回動可能
    に設け、 前記アームのディスク挿入部側端部に、ディスク挿入時
    にディスク載置板との間でディスクの縁を挟むディスク
    ガイドを設け、 前記アームのディスク挿入部と反対側端部に、前記アー
    ムの回動により前記開口部側に移動し、前記ディスクを
    前記ディスク載置板から排出する排出部を設け、 前記アームの排出部を前記ディスクの排出方向と逆方向
    に付勢するバネ手段を設けたことを特徴とするディスク
    マガジン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクマガジンにおい
    て、 前記ディスクガイドをテーパ状に形成したことを特徴と
    するディスクマガジン。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のディスク
    マガジンにおいて、 前記ディスク載置板の前記アームが設けられていない側
    の端部に、ディスクを挟持する爪が形成されたことを特
    徴とするディスクマガジン。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のディスクマガジンにおいて、 前記ディスク載置板を収容するマガジンケーシングは、
    ディスク挿入部と反対側端部において、ディスクと平行
    な方向に配列された軸を支点として開閉する構造である
    ことを特徴とするディスクマガジン。
JP16062493A 1993-06-30 1993-06-30 ディスクマガジン Expired - Fee Related JP3202418B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16062493A JP3202418B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ディスクマガジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16062493A JP3202418B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ディスクマガジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0721723A true JPH0721723A (ja) 1995-01-24
JP3202418B2 JP3202418B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=15718964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16062493A Expired - Fee Related JP3202418B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 ディスクマガジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3202418B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0925960A2 (en) 1997-12-15 1999-06-30 Denso Corporation Tyre air pressure estimating apparatus
US7263458B2 (en) * 2003-07-07 2007-08-28 Nira Dynamics Ab Tire pressure estimation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0925960A2 (en) 1997-12-15 1999-06-30 Denso Corporation Tyre air pressure estimating apparatus
US7263458B2 (en) * 2003-07-07 2007-08-28 Nira Dynamics Ab Tire pressure estimation

Also Published As

Publication number Publication date
JP3202418B2 (ja) 2001-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI251809B (en) Disc type recording and/or reproducing apparatus
JPH0660522A (ja) ディスク装置
EP0855705B1 (en) Storage medium loading mechanism and storage and/or reproducing apparatus provided with such mechanism
JPH06168566A (ja) ディスクカートリッジ
JPH076191U (ja) ディスクマガジン
JP2000260100A (ja) ディスクチェンジャ装置
JP3386850B2 (ja) ディスクマガジン
JP3202418B2 (ja) ディスクマガジン
JPH06111449A (ja) ディスク記録装置
WO2001069599A1 (fr) Memoire de masse a cartouches et dispositif d'enregistrement ou de reproduction sur disque
JPH0668583A (ja) ディスクチェンジャ及びディスクマガジン
JP2899497B2 (ja) ディスクオートチェンジャー装置
JPH076192U (ja) ディスクマガジン
JP3425045B2 (ja) コンピュータ及びこのコンピュータに使用するディスク駆動装置
JPH06259856A (ja) カセットローディング機構
TW409243B (en) Disc cartridge
JP3862130B2 (ja) トレイ飛び出し防止構造および情報ディスク装置
JP3311913B2 (ja) ディスク収納マガジン
JP3383687B2 (ja) ディスク選択装置
JP3374595B2 (ja) 光磁気ディスク記録再生装置
JP3541543B2 (ja) 記録再生装置
JP3749057B2 (ja) ディスク装置
JP3118401B2 (ja) カセット装着装置
JP2955163B2 (ja) カートリッジ吸引排出機構
JP2966331B2 (ja) 撮像装置のエジェクト装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080622

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090622

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees