JP3383687B2 - ディスク選択装置 - Google Patents

ディスク選択装置

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JP3383687B2 JP16250593A JP16250593A JP3383687B2 JP 3383687 B2 JP3383687 B2 JP 3383687B2 JP 16250593 A JP16250593 A JP 16250593A JP 16250593 A JP16250593 A JP 16250593A JP 3383687 B2 JP3383687 B2 JP 3383687B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディスクを収容
可能なディスクマガジンの中から所望のディスクを選択
するディスク選択装置に関するものであり、特に、1つ
の回動軸を中心に回動可能な上ケースおよび下ケースが
上下方向に扇状に開く構造を持ち、前記両ケースの内側
に上下方向に移動可能なディスク保持板が複数設けら
れ、前記各ディスク保持板の側面に外方に突出するよう
に選択ピンが形成されるディスクマガジンに対して使用
されるディスク選択装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より車載用などのディスクプレーヤ
には、複数のディスクを収容可能なディスクマガジンを
装着するタイプが知られている。このタイプは、複数の
ディスクを一度にプレーヤ内にセット可能なので、マガ
ジン内のディスクを選択的に再生することによりディス
ク交換の手間を省くことができるというメリットがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マガジンを
利用するディスクプレーヤにおいて、マガジンからディ
スクをローディングする場合、まずマガジンから所望の
ディスクを選ぶ必要がある。ここで行われるディスクの
選択動作とは具体的には、マガジンおよびターンテーブ
ル側を相対的に移動させ、プレーヤ内のターンテーブル
と所望のディスクとをほぼ同一平面上に配置させること
を意味する。したがって前記ディスクプレーヤでは、マ
ガジン、ターンテーブルを含むドライブユニット(ディ
スク再生部)、さらにはディスクローディング手段を移
動させるための機構およびスペースが不可欠となり、プ
レーヤが大形化さぜるを得なかった。
【0004】本発明は、以上のような状況を鑑みて提案
されたものであり、その目的は、簡単な構成によりディ
スクプレーヤの小形化に貢献するディスク選択装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、複数のディスクを収容可
能であり、1つの回動軸を中心に回動可能な上ケースお
よび下ケースが上下方向に扇状に開くように構成され、
前記両ケースの内側には1つの回動軸を中心に回動可能
なディスク保持板が上下方向に扇状に開くように複数設
けられ、前記各ディスク保持板の側面に外方に突出する
ように選択ピンが形成されるマガジンに対して使用され
るもので、マガジンを挿入するマガジン挿入口と、ディ
スクを再生するディスク再生部と、前記ディスク保持板
からディスクを引出し、これをディスク再生部へ搬送す
るディスク搬送部とを備えたディスクプレーヤに設けら
れ、マガジンの中から所望のディスクを選択するディス
ク選択装置において、マガジン挿入口に近接して回動可
能な円柱カムが設けられ、この円柱カムには、前記ディ
スクマガジンが前記マガジン挿入口に挿入した後で前記
各選択ピンに係合し、前記円柱カムの回転に伴って前記
選択ピンを昇降するようにカム溝が形成され、さらに前
記円柱カムには、前記ディスクマガジンを前記マガジン
挿入口に挿入する際に前記選択ピンと干渉しないように
非係合部が形成されることを特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
のディスク選択装置において、前記円柱カムの一側面が
欠落することにより前記非係合部が形成されることを特
徴とするしいることを特徴とする。
【0007】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は次の
通りである。まず、マガジンをマガジン挿入口に挿入す
るときには、マガジン側の選択ピンに対して円柱カムの
非係合部が向いており、選択ピンと円柱カムとが互いに
干渉しないので、マガジンは前記挿入口にスムーズに挿
入することができる。そしてマガジンの挿入口へ挿入し
た後、円柱カムが回動してカム溝と各選択ピンとが係合
する。この状態で円柱カムが適宜回転することにより、
カム溝に沿って選択ピンが昇降する。選択ピンの昇降に
より、選択ピンが形成されたディスク保持板がマガジン
内を昇降し、前記保持板上のディスクがディスク搬送部
によるディスク搬送路上に位置する。このようにして本
発明は所望のディスクを選択する。
【0008】以上のような選択動作の際、マガジン内の
ディスク保持板は回動軸を中心に上下方向に扇状に開く
ように構成されているので、1本の選択ピンを昇降させ
るだけで(すなわち円柱カムが1つだけで)、ディスク
保持板を昇降させることができる。したがってディスク
を所望の位置まで昇降させるために、マガジン全体、デ
ィスク再生部およびディスクローディング手段のいずれ
をも昇降させる必要がない。したがって大掛かりな機構
および各部材の昇降スペース、さらには各部材間のクリ
アランスが不要であり、構成の簡略化並びに装置の小形
化を進めることができる。
【0009】また、請求項2記載のディスク選択装置に
おいては、円柱カムの一側面が欠落することにより前記
非係合部が形成しているので、マガジン挿入時に選択ピ
ンと干渉しない円柱カムを容易に構成することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例に関して図面を参照
して具体的に説明する。図1および図2は本実施例の平
面図、図3および図4は本実施例の右側面図、図5は本
実施例を採用するディスクプレーヤ内の一部およびディ
スクプレーヤに装着されたディスクマガジンの内部構造
を示す平面図、図6(A)は円柱カム9の側面図、図6
(B)はカム溝9a部分の展開図、図7および図8は本
実施例の左側面図である。なお、ディスクマガジンも含
めて各構成部材の手前側とは平面図では図中下側、右側
面図では図中左側、左側面図では図中右側、奥側とは平
面図では図中上側、右側面図では図中右側、左側面図で
は図中左側である。
【0011】[ディスクマガジンの構成]本実施例によ
って開放されるディスクマガジンMに関しては、図1〜
図5にて本実施例に挿入または装着された状態を示す。
ディスクマガジンMは略正方形状の上ケースC1と、こ
の上ケースC1に覆われる下ケースC2とから構成され
るが、図1で下ケースC2側の平面形状を、図2で上ケ
ースC1側の平面形状を示した。このうち、下ケースC
2の奥側縁部の左右両端部付近には、ディスクマガジン
Mの挿入方向に延びる部分と挿入方向と直交する方向に
屈曲する部分とから成る略L字状の係合溝K,Kが形成
されている。なおディスクマガジンMはその内部にディ
スクDを保持するディスクホルダHを3枚有している。
図5に示すようにディスクホルダHは略半円形の板状部
材から構成され、ディスクマガジンMの手前側縁部側に
取り付けられた回動軸H1を中心にして扇状に開閉する
ように取付けられている。ディスクホルダHの左側縁部
には外方に突出して選択ピンPが設けられている。ま
た、ディスクホルダHの左側に近接して押出しアームQ
が設けられている(図2参照)。押出しアームQは奥側
端部に設けられた支軸Q1を中心に水平方向に回動する
ように構成されており、手前側端部にはディスクDをデ
ィスクプレーヤ側に押出す押出し部Q3が、前記支軸Q
1の左側には左方に鉤状の突起Q2が、それぞれ形成さ
れている。
【0012】両ケースC1,C2の手前側縁部の下部に
は回動軸M1が設けられており(図3、図4参照)、こ
の回動軸M1により両ケースC1,C2が連結されてい
る。両ケースC1,C2は回動軸M1を中心に、先端側
(つまりディスクマガジンMの挿入方向側)の側縁部が
上下方向に扇状に開くようになっている。
【0013】またディスクマガジンMの右側縁部の奥側
端部付近には、両ケースC1,C2を閉塞状態にロック
するロック機構が設けられている。ロック機構は、上ケ
ースC1の下面側に回動可能に配設される略楔状のロッ
ク爪部材R10と、下ケースC2に形成される角状の係
合穴R20とから構成される。ロック爪部材R10は、
基端部に支軸R11が設けられ、ここを中心にして先端
部側が常に外側に付勢されるように上ケースC1に取付
けられている。ロック爪部材R10の右側縁部には下方
に延びる係合爪R12が設けられている。係合爪R12
はその先端部が外方に突出しており、下ケースC2側の
係合穴R20に係合するようになっている。この係合爪
R12と係合穴R20との係合により、両ケースC1,
C2がロックされる。また、ロック爪部材R10の先端
部には奥側左方から手前側右方に傾斜するテーパー部R
13が形成されている。
【0014】[ディスクプレーヤの概要]ディスクプレ
ーヤは直方体状のケーシング1内に各構成部材が設けら
れている。このケーシング1の手前側縁部にマガジン挿
入口1aが開口されている。マガジン挿入口1aの厚さ
寸法は、開放された状態のディスクマガジンMが装着可
能な寸法に設定されている。
【0015】ケーシング1の奥側上部にはディスクDを
再生するドライブユニット2がフローティング可能に支
持されている。ドライブユニット2に近接してフローテ
ィングロック/解除機構が設けられおり、この機構の働
きによりドライブユニット2はディスクDの再生モード
時にはフローティング状態をとり、ディスクDのローデ
ィングモード時にはフローティングロック状態をとるよ
うになっている。またドライブユニット2にはディスク
Dを載置可能なターンテーブル2aが設けられている。
このターンテーブル2aは回転軸が下方に突出するよう
に配置されている。さらにケーシング1のほぼ中央に
は、ディスクDをマガジンM側からドライブユニット2
側へ搬送するローディングローラ14が設けられてい
る。
【0016】[リンクアーム5の構成およびディスクマ
ガジンMの開放動作]リンクアーム5は、上ケースC1
の開放手段である。リンクアーム5はケーシング1側面
部に支軸5aを中心に先端部が上下方向に移動するよう
に回動自在に配設され、図3に示す倒れている状態から
図4に示す起きている状態まで回動するように構成され
ている。リンクアーム5の基端部にはバネ5bの一端部
が取付けられており、そのバネ力は前記の倒れている状
態および起きている状態を維持するように設定されてい
る。また、リンクアーム5の先端部には開放ピン5cが
内側に突出して形成されている。この開放ピン5cは、
ディスクマガジンM側におけるロック爪部材R10のテ
ーパー部R13に当接するようになっている。
【0017】このようなリンクアーム5は次のようにし
てディスクマガジンMの開放動作を行う。すなわちディ
スクマガジンMをディスクプレーヤのマガジン挿入口1
aに挿入すると、ロック爪部材R10におけるテーパー
部R13がリンクアーム5の開放ピン5cに当接し、係
合爪R12と係合穴R20との係合を解除する。そし
て、ディスクマガジンMの挿入に伴ってリンクアーム5
は時計回転方向に回転し、開放ピン5cが上ケースC1
を持ち上げる。
【0018】[マガジンガイド17・イジェクトガイド
3の構成およびディスクマガジンMの保持動作]マガジ
ンガイド17は、ディスクマガジンMの挿入動作に伴っ
て開放された上ケースC1の下側に入り込み、上ケース
C1の位置規制を行う樹脂製の規制手段である。マガジ
ンガイド17は、ケーシング1の底面部のほぼ中央の左
右に固定されており、手前側縁部に上方へと傾斜するテ
ーパー部17aが形成され、上縁部により上ケースC1
を保持するケース保持部17bが構成される。またマガ
ジンガイド17下部には、ディスクマガジンMからロー
ディングされるディスクDに接してその位置規制を行う
ディスクガイド部17cが一体的に形成されている。
【0019】イジェクトガイド3は、ケーシング1底面
部中央に配設され、ディスクマガジンMの挿入方向に摺
動自在に構成される保持摺動手段である。また、イジェ
クトガイド3の手前側には奥側左方から手前側右方に傾
斜するテーパー部3aが形成されている。さらに、イジ
ェクトガイド3の中央部にはディスクマガジンMの下ケ
ースC2を保持するケース保持部3bが設けられてい
る。
【0020】以上のようなマガジンガイド17並びにイ
ジェクトガイド3は、次のようにしてディスクマガジン
Mを保持する。すなわち前述のリンクアーム5の作用に
よりディスクマガジンMの開放動作を行う際、イジェク
トガイド3のケース保持部3bがディスクマガジンMの
下ケースC2を保持する。ディスクマガジンMの挿入に
伴い、イジェクトガイド3は下ケースC2を保持したま
ま奥側に摺動する。一方、リンクアーム5により持ち上
げられた上ケースC1はマガジンガイド17のテーパ部
17aに当接する。上ケースC1はテーパ部17aの傾
斜に沿って開いていき、ケース保持部17bに乗上げた
時点でディスクマガジンMの挿入動作が完了する。
【0021】[ロックプレート7・L字プレート8・リ
リースプレート10の構成およびディスクマガジンMの
固定動作]ロックプレート7・L字プレート8・リリー
スプレート10はケーシング1の底面部に配設されてい
る。このうちロックプレート7は、ディスクマガジンM
の挿入方向と直交する方向に摺動自在に構成されてい
る。このロックプレート7の左右端部背付近には手前側
に突出した辺部が形成されており、その先端部に上方に
突出したロックピン7aが設けられている。またロック
プレート7にはバネ7bが取付けられており、このバネ
7bによりロックプレート7は右方に付勢されている。
【0022】リリースプレート10は、ディスクマガジ
ンMの挿入方向に摺動可能に配設されている。リリース
プレート10の手前側端部は後に詳しく述べる円柱カム
9と係合されている。この係合部を9bとすると、初期
状態では係合部9bにより奥側に規制される。
【0023】L字プレート8は、支軸8aを中心に回動
自在に配設されており、手前側端部がロックプレート7
の左端部に、奥側端部がリリースプレート10の奥側端
部と係合するように構成されている。リリースプレート
10が奥側に規制されているとき、L字プレート8の奥
側端部は奥側に押される力を受けており、ロックプレー
ト7を左方へ規制している。
【0024】上記ロックプレート7は次のようにしてデ
ィスクマガジンMを固定する。すなわちディスクマガジ
ンMをマガジン挿入口1aに挿入したとき、係合溝Kの
挿入方向に延びる部分にロックプレート7のロックピン
7aが入っていく。そして、ディスクマガジンMの挿入
動作が完了した時点で、円柱カム9が動作して係合部9
bが手前側に動作し、これに伴いリリースプレート10
も手前側に摺動する。リリースプレート10が手前側に
摺動すると、L字プレート8は支軸8aを中心に反時計
回転方向に回動する。これによりL字プレート8による
ロックプレート7への規制はなくなり、ロックプレート
7はバネ7bの力により右方に摺動する。このロックプ
レート7の摺動により係合溝Kにおけるマガジン挿入方
向と直交する方向に屈曲する部分にロックピン7aが入
り込み、固定動作が完了する。
【0025】[本実施例の構成]本実施例の主要構成部
材は、円柱カム9である。円柱カム9は、マガジン挿入
口1aの直ぐ奥側に回動自在に配設されており、その表
面にはディスクホルダHの選択ピンPに昇降させるよう
に3本のカム溝9aが形成されている(図6(A),
(B)参照)。ディスクマガジンM内の3枚のディスク
ホルダHのうち、上段の選択ピンP1、中段の選択ピン
P2、下段の選択ピンP3とすると、カム溝9aのう
ち、上段のカム溝91aには選択ピンP1が、中段のカ
ム溝92aには中段の選択ピンP2が、下段のカム溝9
3aには下段の選択ピンP3が、それぞれ係合するよう
になっている。
【0026】また、円柱カム9は一側面が欠落されてお
り、これによりディスクマガジンMをマガジン挿入口1
aに挿入する際に選択ピンPと干渉することがない非係
合部9cが形成されている。
【0027】[本実施例の作用]以上のような構成を有
する本実施例においては、マガジンMをマガジン挿入口
1aに挿入するときには選択ピンPに対して円柱カム9
の非係合部9cが向い合っており、選択ピンPと円柱カ
ム9とが互いに干渉することがない。そのため、マガジ
ンMは前記挿入口1aにスムーズに挿入する。そしてマ
ガジンMの挿入口1aへの挿入が完了した時点で、円柱
カム9が回動してカム溝9aと選択ピンPとが係合す
る。この状態で円柱カムが適宜回転することにより、カ
ム溝9aに沿って選択ピンPが昇降する。そして選択ピ
ンPが昇降し、選択ピンPが形成されたディスクホルダ
HがマガジンM内を昇降し、前記ホルダH上のディスク
Dがローディングローラ14によるディスク搬送路上に
位置する。このような動作により所望のディスクDを選
択することができる。
【0028】なお、ディスクDの選択が完了した時点
で、適宜の押圧手段が押出しアームQの突起Q2を手前
側に押圧し、押出しアームQは支軸Q1を中心に時計回
転方向に回転して、押出し部Q3がディスクホルダHに
保持されたディスクDをドライブユニット2側に押出
す。このとき、マガジンガイド17のディスクガイド部
17cが押し出されたディスクDに接してその位置規制
を行う。押出されたディスクDはローディングローラ1
4に接し、ローディングローラ14がディスクDをドラ
イブユニット2側へ搬送するが、この搬送動作をとるデ
ィスクDに対してディスクガイド部17cはガイドとな
る。
【0029】以上のようなディスク選択動作を行う本実
施例によれば、マガジンM内のディスクホルダHは回動
軸H1を中心に上下方向に扇状に開くようになっている
ので、1本の選択ピンPを昇降させるだけでも、これを
適確に昇降させることが可能である。つまりディスクD
を所定の位置まで昇降させるために、マガジンM全体、
ドライブユニット2およびローディングローラ14のい
ずれをも、大きなストロークで昇降させる必要がない。
そのため、選択ピンPを昇降させるための円柱カム9が
1つだけという簡単な構成でも良く、大掛かりな機構お
よび各部材の昇降スペース、さらには各部材間のクリア
ランスが不要である。その結果、構成の簡略化並びに装
置の小形化を進めることができる。また、円柱カム9の
一側面を欠落させるという簡単な方法によって非係合部
9cを形成しているので、生産コストを削減することが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたような本発明によれば、マガ
ジン挿入口に近接して回動可能な円柱カムを設け、この
円柱カムにディスクマガジンがマガジン挿入口に挿入し
た後でディスク保持板に設けられた選択ピンに係合し、
円柱カムの回転に伴って選択ピンを昇降するカム溝を形
成するという構成により、扇状に開くディスクマガジン
から所望のディスクを選択するディスク選択装置が実現
し、ディスクプレーヤの小形化を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図
【図2】本実施例の平面図
【図3】本実施例の右側面図
【図4】本実施例の右側面図
【図5】本実施例を採用するディスクプレーヤ内の一部
およびディスクプレーヤに装着されたディスクマガジン
の内部構造を示す平面図
【図6】(A)は本実施例の円柱カム9の側面図、
(B)は同展開図
【図7】本実施例の左側面図
【図8】本実施例の左側面図
【符号の説明】
1 ケーシング 1a マガジン挿入口 2 ドライブユニット 2a ターンテーブル 3 イジェクトガイド 5 リンクアーム 7 ロックプレート 8 L字プレート 9 円柱カム 10 リリースプレート 17 マガジンガイド C1 上ケース C2 下ケース D ディスク H ディスクホルダ M ディスクマガジン P 選択ピン Q 押出しアーム R10 ロック爪部材 R20 係合穴
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22 - 17/30 G11B 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクを収容可能であり、1つ
    の回動軸を中心に回動可能な上ケースおよび下ケースが
    上下方向に扇状に開くよう構成され、前記両ケースの内
    側には回動軸を中心に回動可能なディスク保持板が上下
    方向に扇状に開くように複数設けられ、前記各ディスク
    保持板の側面に外方に突出するように選択ピンが形成さ
    れるディスクマガジンに対して使用されるものであり、
    前記ディスクマガジンを挿入するマガジン挿入口と、デ
    ィスクを再生するディスク再生部と、前記ディスク保持
    板からディスクを引出し、これをディスク再生部へ搬送
    するディスク搬送部とを備えたディスクプレーヤに設け
    られ、前記ディスクマガジンの中から所望のディスクを
    選択するディスク選択装置において、 前記マガジン挿入口に近接して回動可能な円柱カムが設
    けられ、 前記円柱カムには、前記ディスクマガジンが前記マガジ
    ン挿入口に挿入した後で前記各選択ピンに係合し、前記
    円柱カムの回転に伴って前記選択ピンを昇降するように
    カム溝が形成され、 さらに前記円柱カムには、前記ディスクマガジンを前記
    マガジン挿入口に挿入する際に前記選択ピンと干渉しな
    いように非係合部が形成されることを特徴とするディス
    ク選択装置。
  2. 【請求項2】 前記円柱カムの一側面が欠落することに
    より前記非係合部が形成されることを特徴とする請求項
    1記載のディスク選択装置。
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