JPH0721677Y2 - ２重管式掘削ビット - Google Patents
２重管式掘削ビットInfo
- Publication number
- JPH0721677Y2 JPH0721677Y2 JP12133990U JP12133990U JPH0721677Y2 JP H0721677 Y2 JPH0721677 Y2 JP H0721677Y2 JP 12133990 U JP12133990 U JP 12133990U JP 12133990 U JP12133990 U JP 12133990U JP H0721677 Y2 JPH0721677 Y2 JP H0721677Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bit
- drill bit
- hammer body
- tip
- drilling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、土木建設工事等における地中孔掘削の際に使
用する２重管式掘削ビットに関する。
用する２重管式掘削ビットに関する。
（従来の技術） 従来の２重管式掘削ビットは、ケーシングパイプの中に
ハンマーボディを備え、同ハンマーボディの先端に掘削
ビットを取付けた構造のものが多かった。そして先端の
掘削ビットの直径をケーシングパイプの内径より小さく
して同掘削ビットが同ケーシングパイプ内部を移動でき
るようにしていたので、同掘削ビットが削孔する地中孔
の内径は同ケーシングパイプの外径より小さいものであ
った。
ハンマーボディを備え、同ハンマーボディの先端に掘削
ビットを取付けた構造のものが多かった。そして先端の
掘削ビットの直径をケーシングパイプの内径より小さく
して同掘削ビットが同ケーシングパイプ内部を移動でき
るようにしていたので、同掘削ビットが削孔する地中孔
の内径は同ケーシングパイプの外径より小さいものであ
った。
このため同ケーシングパイプは同地中孔内をスムーズに
前進することができず、同ケーシングパイプの先端部に
設けたビットで同地中孔の内径を拡幅しながら前進して
いた。
前進することができず、同ケーシングパイプの先端部に
設けたビットで同地中孔の内径を拡幅しながら前進して
いた。
従って、全体的に削孔効率が悪く、削孔速度が遅いとい
う欠点があり、削孔作業コストを上昇させる原因にもな
っていた。
う欠点があり、削孔作業コストを上昇させる原因にもな
っていた。
（考案が解決しようとする課題） 本考案が解決しようとする課題は、従来の２重管式掘削
ビットに改良を加え、シンプルな構造で、削孔効率が良
く、削孔速度が速く、削孔作業コストも低い、２重管式
掘削ビットを提供することにある。
ビットに改良を加え、シンプルな構造で、削孔効率が良
く、削孔速度が速く、削孔作業コストも低い、２重管式
掘削ビットを提供することにある。
（課題を解決するための手段） かかる課題を解決した本考案の要旨は、掘削ビットの背
面部に設けた偏心シャフトをケーシングパイプ内のハン
マーボディの先端部に設けた偏心孔に着脱自在に挿入
し、同掘削ビットの背面部と同ハンマーボディの先端部
との摺動面に、互いに嵌合する円弧状突起と円弧状溝と
を設け、同円弧状突起の長さより同円弧状溝の長さを長
くし、同掘削ビットの中心軸線と同ハンマーボディの中
心軸線とが一致する位置から同掘削ビットが同偏心シャ
フトを中心として所定角度だけ回動自在な機構を設けた
ことを特徴とする２重管式掘削ビットにある。
面部に設けた偏心シャフトをケーシングパイプ内のハン
マーボディの先端部に設けた偏心孔に着脱自在に挿入
し、同掘削ビットの背面部と同ハンマーボディの先端部
との摺動面に、互いに嵌合する円弧状突起と円弧状溝と
を設け、同円弧状突起の長さより同円弧状溝の長さを長
くし、同掘削ビットの中心軸線と同ハンマーボディの中
心軸線とが一致する位置から同掘削ビットが同偏心シャ
フトを中心として所定角度だけ回動自在な機構を設けた
ことを特徴とする２重管式掘削ビットにある。
（作用） 本考案では、掘削ビットの背面部の偏心シャフトをハン
マーボディ先端部の偏心孔に挿入した構造になってい
る。そして同掘削ビットの背面部と同ハンマーホディ先
端部との摺動面に、互いに嵌合する円弧状突起と円弧状
溝とを設けている。同円弧状突起の長さより同円弧状溝
の長さの方が長いので同円弧状突起は同円弧状溝の長さ
の範囲内で移動自在である。このため、同掘削ビットの
中心軸線と同ハンマーボディの中心軸線とが一致する位
置から、同掘削ビットが同偏心シャフトを中心として所
定角度だけ回動自在となっている。
マーボディ先端部の偏心孔に挿入した構造になってい
る。そして同掘削ビットの背面部と同ハンマーホディ先
端部との摺動面に、互いに嵌合する円弧状突起と円弧状
溝とを設けている。同円弧状突起の長さより同円弧状溝
の長さの方が長いので同円弧状突起は同円弧状溝の長さ
の範囲内で移動自在である。このため、同掘削ビットの
中心軸線と同ハンマーボディの中心軸線とが一致する位
置から、同掘削ビットが同偏心シャフトを中心として所
定角度だけ回動自在となっている。
同掘削ビットの中心軸線と同ハンマーボディの中心軸線
とが一致した状態では同掘削ビットと同ハンマーボディ
とは、ほぼ同じ太さの１本の円柱のようになっているの
で、この状態でケーシングパイプ内を上下に移動するこ
とができる。
とが一致した状態では同掘削ビットと同ハンマーボディ
とは、ほぼ同じ太さの１本の円柱のようになっているの
で、この状態でケーシングパイプ内を上下に移動するこ
とができる。
次に、同掘削ビットを地盤に接触させた状態で同ハンマ
ーボディを回転させると同掘削ビットは同偏心シャフト
を中心として所定角度だけ回転して止まるようになって
いる。
ーボディを回転させると同掘削ビットは同偏心シャフト
を中心として所定角度だけ回転して止まるようになって
いる。
従って、この状態で同ハンマーボディを作動させれば、
同掘削ビットは同ハンマーボディの中心軸線から偏心し
た状態で削孔していくので同掘削ビットの直径よりも大
きな内径の地中孔を削孔していくことができ、同ケーシ
ングパイプは同地中孔内をスムーズに前進することがで
きるようになる。
同掘削ビットは同ハンマーボディの中心軸線から偏心し
た状態で削孔していくので同掘削ビットの直径よりも大
きな内径の地中孔を削孔していくことができ、同ケーシ
ングパイプは同地中孔内をスムーズに前進することがで
きるようになる。
削孔作業が終了したら、同ハンマーボディを削孔開始時
と逆に回転させることにより、元の状態に戻るので同ケ
ーシングパイプ内を移動できるようになり、上方へ引き
上げることもできる。
と逆に回転させることにより、元の状態に戻るので同ケ
ーシングパイプ内を移動できるようになり、上方へ引き
上げることもできる。
同掘削ビットは同ハンマーボディの先端部に着脱自在と
なっているので、同掘削ビットの交換作業等も容易であ
る。
なっているので、同掘削ビットの交換作業等も容易であ
る。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は実施例を示す一部切欠側面図、第２図は第１図
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は使用状態を
示す説明図、第４図は他の実施例を示す一部切欠側面
図、第５図は同底面図である。
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は使用状態を
示す説明図、第４図は他の実施例を示す一部切欠側面
図、第５図は同底面図である。
本実施例では、掘削ビット１の背面部２に設けた偏心シ
ャフト３をケーシングパイプ４内のビットシャンク５先
端部６に設けた偏心孔７に着脱自在に挿入し、掘削ビッ
ト１の背面部２に円弧状突起８を設け、ビットシャンク
５の先端部６に円弧状突起８より長い円弧状溝９を設
け、互いに嵌合させている。そして、掘削ビット１の中
心軸線10とビットシャンク５及びハンマーボディ23の中
心軸線11とが一致する位置から、掘削ビット１が偏心シ
ャフト３を中心として180°だけ回動自在としている。
ャフト３をケーシングパイプ４内のビットシャンク５先
端部６に設けた偏心孔７に着脱自在に挿入し、掘削ビッ
ト１の背面部２に円弧状突起８を設け、ビットシャンク
５の先端部６に円弧状突起８より長い円弧状溝９を設
け、互いに嵌合させている。そして、掘削ビット１の中
心軸線10とビットシャンク５及びハンマーボディ23の中
心軸線11とが一致する位置から、掘削ビット１が偏心シ
ャフト３を中心として180°だけ回動自在としている。
掘削ビット１の中心軸線10とビットシャンク５の中心軸
線11とを一致させた状態で、地盤12に接触させてビット
シャンク５を回転させると掘削ビット１は偏心シャフト
３を中心に180°回転してとまる。この状態でハンマー
ボディ23で打撃してビットシャンク５を作動させれば、
掘削ビット１の直径13よりも大きな内径14の地中孔15を
削孔することができる。地中孔15の内径14はケーシング
パイプ４の外径16よりも大きいので、ケーシングパイプ
４をスムーズに前進させることができる。
線11とを一致させた状態で、地盤12に接触させてビット
シャンク５を回転させると掘削ビット１は偏心シャフト
３を中心に180°回転してとまる。この状態でハンマー
ボディ23で打撃してビットシャンク５を作動させれば、
掘削ビット１の直径13よりも大きな内径14の地中孔15を
削孔することができる。地中孔15の内径14はケーシング
パイプ４の外径16よりも大きいので、ケーシングパイプ
４をスムーズに前進させることができる。
削孔作業が終了したら、ビットシャンク５を逆回転させ
ることにより、掘削ビット１は元の状態に戻るので、ケ
ーシングパイプ４内を移動させて引き上げることができ
る。
ることにより、掘削ビット１は元の状態に戻るので、ケ
ーシングパイプ４内を移動させて引き上げることができ
る。
掘削ビット１の偏心シャフト３はビットシャンク５の偏
心孔７にボール17を介して回動自在に取り付けているの
で、キャップ18をはずしてボール17を取り出せば着脱は
自在である。
心孔７にボール17を介して回動自在に取り付けているの
で、キャップ18をはずしてボール17を取り出せば着脱は
自在である。
他の実施例として第4,5図のようなものがある。掘削ビ
ット19の先端において、ビックシャンク20及びハンマー
ボディ23の中心軸線21の延長線上に相当する部分を他の
部分より突起させたセンターガイド22を設けている。掘
削作業の際にはセンターガイド22部分を中心にして回転
するので、中心位置が正確に定まり、さらに正確な削孔
を行うことができる。他の部分の構造・作用等について
は前出の実施例と同様である。
ット19の先端において、ビックシャンク20及びハンマー
ボディ23の中心軸線21の延長線上に相当する部分を他の
部分より突起させたセンターガイド22を設けている。掘
削作業の際にはセンターガイド22部分を中心にして回転
するので、中心位置が正確に定まり、さらに正確な削孔
を行うことができる。他の部分の構造・作用等について
は前出の実施例と同様である。
（考案の効果） 本考案により、シンプルな構造で、削孔効率が良く、削
孔速度が速く、削孔作業コストも低い、２重管式掘削ビ
ットを提供することができる。
孔速度が速く、削孔作業コストも低い、２重管式掘削ビ
ットを提供することができる。
第１図は実施例を示す一部切欠側面図、第２図は第１図
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は使用状態を
示す説明図、第４図は他の実施例を示す一部切欠側面
図、第５図は同底面図である。 1:掘削ビット、2:背面部 3:偏心シャフト、4:ケーシングパイプ 5:ビットシャンク、6:先端部 7:偏心孔、8:円弧状突起 9:円弧状溝、10,11:中心軸線 12:地盤、13:直径 14:内径、15:地中孔 16:外径、17:ボール 18:キャップ、19:掘削ビット 20:ビットシャンク、21:中心軸線 22:センターガイド、23:ハンマーボディ
のＡ−Ａにおける一部切欠断面図、第３図は使用状態を
示す説明図、第４図は他の実施例を示す一部切欠側面
図、第５図は同底面図である。 1:掘削ビット、2:背面部 3:偏心シャフト、4:ケーシングパイプ 5:ビットシャンク、6:先端部 7:偏心孔、8:円弧状突起 9:円弧状溝、10,11:中心軸線 12:地盤、13:直径 14:内径、15:地中孔 16:外径、17:ボール 18:キャップ、19:掘削ビット 20:ビットシャンク、21:中心軸線 22:センターガイド、23:ハンマーボディ
Claims (1)
- 【請求項１】掘削ビットの背面部に設けた偏心シャフト
をケーシングパイプ内のハンマーボディの先端部に設け
た偏心孔に着脱自在に挿入し、 同掘削ビットの背面部と同ハンマーボディの先端部との
摺動面に、互いに嵌合する円弧状突起と円弧状溝とを設
け、同円弧状突起の長さより同円弧状溝の長さを長く
し、同掘削ビットの中心軸線と同ハンマーボディの中心
軸線とが一致する位置から同掘削ビットが同偏心シャフ
トを中心として所定角度だけ回動自在な機構を設けたこ
とを特徴とする２重管式掘削ビット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12133990U JPH0721677Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | ２重管式掘削ビット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12133990U JPH0721677Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | ２重管式掘削ビット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0477688U JPH0477688U (ja) | 1992-07-07 |
| JPH0721677Y2 true JPH0721677Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=31869198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12133990U Expired - Lifetime JPH0721677Y2 (ja) | 1990-11-19 | 1990-11-19 | ２重管式掘削ビット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721677Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP12133990U patent/JPH0721677Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0477688U (ja) | 1992-07-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| BR9814077A (pt) | Dispositivo de percussão rotativa para perfuração direcional em rocha, e, ferramenta de retroalargador para uso na perfuração de rochas | |
| JPH086557B2 (ja) | シールド型トンネル掘削機 | |
| JPH0721677Y2 (ja) | ２重管式掘削ビット | |
| JPH06330686A (ja) | 掘削装置 | |
| JPH04261996A (ja) | 穿孔装置 | |
| JP2582047B2 (ja) | 削孔装置 | |
| JP2002364282A (ja) | 掘削工具及びそれを用いたアンカー工法 | |
| JP2002295164A (ja) | 掘削工具 | |
| JPH0128153Y2 (ja) | ||
| JP3422940B2 (ja) | 地山削孔用資材の鞘管構造 | |
| JPH0417657Y2 (ja) | ||
| JPH053392U (ja) | 二重管式掘削ビツト | |
| JP3032812B2 (ja) | ビットの位置決め装置 | |
| JP3379431B2 (ja) | 掘削工具 | |
| JPH0518175A (ja) | さく孔装置 | |
| JPS6239182Y2 (ja) | ||
| JP2543964Y2 (ja) | 削岩機の固定装置 | |
| JP3597227B2 (ja) | 掘削装置 | |
| JP2915029B2 (ja) | 連続さく孔方法および連続さく孔装置 | |
| JPS5848006Y2 (ja) | ドリルチヤツク | |
| JPS60172408A (ja) | アンダ−カツト穿孔用打撃穿孔装置 | |
| JPH0768836B2 (ja) | 削孔装置 | |
| JPS58120987A (ja) | さく孔装置 | |
| JPH10238266A (ja) | 掘削工具 | |
| JPH0626291A (ja) | さく孔装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |