JPH07216714A - 繊維製中綿の表層加工装置 - Google Patents

繊維製中綿の表層加工装置

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JPH07216714A
JPH07216714A JP6010705A JP1070594A JPH07216714A JP H07216714 A JPH07216714 A JP H07216714A JP 6010705 A JP6010705 A JP 6010705A JP 1070594 A JP1070594 A JP 1070594A JP H07216714 A JPH07216714 A JP H07216714A
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JP
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conveyor
batting
needle
surface layer
feed conveyor
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JP6010705A
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Shigeru Muronoi
茂 室野井
Koji Iwamoto
光司 岩本
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IWAMOTO SEISAKUSHO
IWAMOTO SEISAKUSHO KK
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Original Assignee
IWABOO INTERNATL KK
IWAMOTO SEISAKUSHO
IWAMOTO SEISAKUSHO KK
PRINCE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維製中綿の表層部にニードルパンチ加工を
施す装置において、フィードコンベヤから抜け出る中綿
の復元厚さを調節可能とする。 【構成】 フィードコンベヤ2を構成する上下のコンベ
ヤ機構50のうち、下側のコンベヤ機構50を上下動自
在とし、コンベヤ50に挟まれる中綿Wがフィードコン
ベヤ2を抜け出た時点での厚さを調節することにより、
最終的に被加工位置における復元厚さを所望の厚さに設
定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば布団や枕等、
側地内に繊維製中綿が収納された形式の装寝具におい
て、繊維製中綿の表層部を密繊維層とする表層加工装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、敷布団や掛布団のような
一般的な寝装具は、袋状の布製側地内に繊維製中綿を収
納して構成されている。このような構造からなる寝装具
においては、一定期間使用すると就寝者が動くこと等に
より外力が加わり、特に就寝者が接触する側の中綿の表
層部の繊維単体が中綿から離脱し、これが側地の縫い目
から、あるいは側地自体を貫通して外部に吹き出してし
まう現象が生じていた。
【0003】このような中綿の吹き出しは避けなければ
ならず、そのための一手段として、中綿の表層部にアク
リル樹脂を薄く塗布して表層繊維の移動離脱を防止する
ことが行なわれている。ところが、このような中綿吹き
出し防止手段が施された装寝具では、使用者(就寝者)
が触れたときの良好な感触が失せ、またストレッチ性が
損なわれて弾力性に欠け、しかも長い期間を経た後には
塗布されたアクリル樹脂が劣化・崩壊し、その屑が側地
から外部に吹き出すおそれもあるといったように種々の
問題を招く。
【0004】そこで本出願人は、先般、中綿の表層部の
みにニードルパンチ加工を施すことによりその表層部の
繊維を密に絡み合わせた密繊維層とすることにより、中
綿の表層部の繊維を離脱させないようにして外部への繊
維の吹き出しを防止する装寝具を提案した(特願平5ー
293720号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして中綿
の表層部を密繊維層に加工するには、中綿を、送りロー
ラ等で挟みながら移送するフィードコンベヤ(案内部
材)によってニードルパンチ加工を施す装置に送り、こ
こで中綿の表層部を密繊維層とするわけであるが、フィ
ードコンベヤで挟まれる中綿は必然的にその厚さが薄く
なり、かつ、フィードコンベヤを抜け出てニードルパン
チ加工を施す際にはある程度の厚さに復元している。フ
ィードコンベヤにおける中綿の挟み厚は通常一定である
ため、所望の深さニードルパンチ加工を施そうとして
も、フィードコンベヤによっては中綿の厚さが薄いまま
なされてその結果表層部のみの加工ができなかったり、
あるいはその逆に、中綿の厚さがほとんど自由時厚さま
で復元してその結果所望深さの加工ができなかったりと
いった、中綿の厚さに応じた的確な加工ができない問題
があることが判明した。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、フィードコンベヤから抜け出る中綿の厚さを調
節して的確なニードルパンチ加工が実現できる繊維製中
綿の表層加工装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであって、一対のコンベヤ機構
が互いに対向配置され、該コンベヤ機構に挟んだ繊維製
中綿を各コンベヤ機構の作動により供給側から排出側へ
送るフィードコンベヤと、このフィードコンベヤの排出
側に近接配置され、フィードコンベヤの排出側から送ら
れる繊維製中綿の表層部に対しニードルパンチ加工を施
すことによりその表層部の繊維を密に絡み合わせた密繊
維層とするニードルマシンとを備え、前記一対のコンベ
ヤ機構を相対的に離接自在に設定した。
【0008】また、前記フィードコンベヤと前記ニード
ルマシンとを、相対的に離接自在に設定してもよく、さ
らには、前記一対のコンベヤ機構を、相対的に離接自在
に設定するとともに、前記フィードコンベヤと前記ニー
ドルマシンとを、相対的に離接自在に設定した構成とし
てもよい。
【0009】
【作用】本発明によれば、フィードコンベヤの一対のコ
ンベヤ機構で挟まれてニードルマシンに送られる繊維製
中綿のフィードコンベヤを抜け出てからの復元厚さを、
コンベヤ機構の間隔、あるいはフィードコンベヤとニー
ドルマシンとの間隔を調節することにより所望の厚さに
設定でき、表層部へのニードルパンチ加工を的確に実現
できる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。本実施例の表層加工装置1は、被加工物である
布団の繊維製中綿(たとえば敷布団の中綿としての羊
毛)Wを移送するフィードコンベヤ2と、このフィード
コンベヤ2により送られてくる中綿Wに対してニードル
パンチ加工を施すニードルマシン3とが組み合わされて
構成され、図1はその全体側面図、図2はニードルマシ
ン3の正面図である。
【0011】まずニードルマシン3から説明していく
と、符号10はニードルマシン3の基台フレームで、こ
の基台フレーム10は、横(左右)方向に水平に延びる
前後および中間のフレーム材11a,11b,11c、
12a,12b,12cが、前後方向に水平に延びる左
右一対のフレーム材13a,13b、14a,14bに
よって連結された上フレーム15と下フレーム16と
が、その四隅に固定された上下に延びるフレーム材17
によって連結されてなる外形直方体状のもので、下フレ
ーム16には、左右一対の支持部材18を介して左右方
向に水平に延びるプレート台19が固定され、このプレ
ート台19の上にプレート台19と平行にベッドプレー
ト20が設置されている。プレート台19およびベッド
プレート20は、前側および中間のフレーム材12a、
12bの間に配されている。ベッドプレート20は、プ
レート台19ごと水平な状態を維持され、さらに図示せ
ぬ上下動機構によって上下に移動しその高さが適宜に調
節できるようになっている。
【0012】一方、ベッドプレート20の上方であって
ちょうど前記支持部材18に対応する位置には、同一構
成のニードル駆動機構21が左右一対の状態で設けられ
ている。このニードル駆動機構21は、上フレーム15
に固定されたニードルモータ22と、このニードルモー
タ22の出力軸に偏芯カム23を介して連結された鉛直
方向に延びるロッド24とから構成され、ニードルモー
タ22が作動すると、偏芯カム23に従動してロッド2
4がベッドプレート20に対して上下動するようになっ
ている。左右のニードル駆動機構21の各ロッド24の
下端間には、水平フレーム25を介してニードルビーム
26が水平に架け渡されて固定されており、このニード
ルビーム26の下端面のほぼ全域には、多数の針27が
鉛直下向きに植設されている。針27は、その下端部周
面に斜め下方に延びる小さなトゲ(不図示)が複数突設
されたニードルパンチ加工用である。
【0013】また、ニードルビーム26とベッドプレー
ト20との間には、ストリッピングプレート28が配設
されている。このストリッピングプレート28は、上フ
レーム15の前側のフレーム材11aに設置されたシリ
ンダ29の先端に固定され、シリンダ29の作用により
ニードルビーム26とベッドプレート20との間におい
て水平な状態のまま上下動可能となっている。このスト
リッピングプレート28およびベッドプレート20に
は、前記針27が貫通して上下動を可能とする多数の孔
(不図示)が形成されている。被加工物である中綿W
は、ニードルビーム26とベッドプレート20の間にお
いて多数の針27によりニードルパンチ加工された後、
後方(図1で右側)に配設された上下一対の引出しロー
ラ30の間に挟まれて引き出され、次工程に移送され
る。
【0014】続いてフィードコンベヤであるが、このフ
ィードコンベヤ2は図3および図4に示すように、左右
に配された鉛直方向に延びるポスト40に設けられてい
る。各ポスト40は、その上下端部が、基台フレーム1
0における上下のフレーム15、16の前側の各フレー
ム材11a、12aに対しボルト機構41により連結さ
れ、これらボルト機構41の前方に突出するボルト42
を同時に一方向または他方向に回転させることにより、
各ポスト40すなわちフィードコンベヤ2は、基台フレ
ーム10から離れたり接近したりするようになってい
る。
【0015】さてフィードコンベヤ2は、上下一対のコ
ンベヤ機構50が対向配置されて構成されている。各コ
ンベヤ機構50は、左右のサイドプレート51が前後一
対の補強材52a、52bで連結されたコンベヤフレー
ム53と、このコンベヤフレーム53に前側から支持さ
れた第1、第2、第3の送りローラ54、55、56
と、これら送りローラ54、55、56に巻回されたベ
ルト57と、第1の送りローラ54を駆動してベルト5
7を回転させるコンベヤモータ58とから構成されてい
る。上下に並ぶサイドプレート51は上下対称の形態
で、前側が互いに離間して開口し、その前端部に第1の
送りローラ54の両端が回転自在に支持されている。ま
た、第2の送りローラ55はその両端がやはり各サイド
プレート51に回転自在に、第3の送りローラ56はそ
の両端が後側の補強材52bに固定されたステー59
に、それぞれ回転自在に支持されている。上下の第2、
第3の送りローラ54、55は互いに近接し、その間に
形成される中綿Wの供給ラインは水平に設定され、この
供給ラインは前記引き出しローラ30の間に通じる。
【0016】上側のコンベヤ機構50におけるコンベヤ
フレーム53は、左右のサイドプレート51がポスト4
0にボルト止めされていることによりポスト40に固定
されているが、下側のコンベヤ機構50は、ポスト40
に対し上下動自在に支持されている。すなわち、下側の
コンベヤ機構50のサイドプレート51は、ポスト40
に沿って上下にスライド可能に外装されたブラケット6
0に固定されている。ブラケット60にはポスト40と
平行な長孔61が複数(この場合4つ)形成され、これ
ら長孔61にはポスト40に突設されたピン62が貫通
している。ブラケット60の下面60aは水平に形成さ
れ、この下面60aが、左右のポスト40間に水平に架
け渡された支持板プレート63の下からねじ込まれた調
節ボルト64に載っている。そして、調節ボルト64の
支持プレート63に対するねじ込み量を調節することに
より、ブラケット60とともに下側のコンベヤ機構50
は上下動する。言い換えれば、下側のコンベヤ機構50
は上側のコンベヤ機構50に対して離接自在に設定され
ている。
【0017】コンベヤモータ58は、左右のポスト40
の支持プレート63の下方に設置されている。このコン
ベヤモータ58の駆動軸と一体のスプロケット65aに
は駆動力伝達用のチェーン66が掛けられている。この
チェーン66は、各コンベヤ機構50の第1の送りロー
ラ54の両端に固定されたスプロケット65b、上側の
コンベヤ機構50の第1の送りローラ54の上方に配さ
れてポスト40に支持されたガイドスプロケット65c
に、図3のようにして巻回されている。そしてコンベヤ
モータ58の作動により、各送りローラ54、55、5
6が駆動ローラとなって上下のコンベヤ機構50の各ベ
ルト57が供給方向(矢印A)あるいは戻し方向(矢印
B)に作動するようになっている。なお、コンベヤモー
タ58はポスト40に沿って上下動可能に設置され任意
の位置で固定できるようになっており、その上下動で下
側のコンベヤ機構50の上下動への追従ならびにチェー
ン66のテンション調節が、上記下側のコンベヤ機構5
0と同様に長孔67、ピン68、支持プレート69にね
じ込まれた調節ボルト70でできるようになっている。
【0018】以上が本実施例の表層加工装置1の構成で
あり、次いで該装置1の作用を説明する。フィードコン
ベヤ2のベルト57を供給側に作動させ、羊毛等の被加
工物である中綿Wを上下のコンベヤ機構50に挟んだ状
態としてフィードコンベヤ2によりニードルマシン3方
向へ送り込み、ベッドプレート20とストリッピングプ
レート28の間に供給する。中綿Wはベッドプレート2
0上を後方に向かって移動させられる。
【0019】ニードルモータ22が作動し偏芯カム23
に従動してロッド24が上下方向に繰り返し作動する
と、針27が図5の矢印で示すように 中綿Wを厚
さ方向に貫通することなく繰り返し突刺する。中綿Wの
表層部W1の繊維は、針27が下方に動くときに針27
の前記トゲの作用側に引っ掛けられて下方に押し込まれ
る一方、針27が上方に動くときにはトゲに引っ掛けら
れた繊維は上方に持ち上げられながらストリッピングプ
レート28によって抜き取られる。そしてこの動きが繰
り返し行なわれることにより、中綿Wの表層部W1の繊
維は互いに密に絡まり密繊維層となる。この密繊維層を
形成することがニードルパンチ加工である。なお、スト
リッピングプレート28は、針27の動きにつられて中
綿Wが上方に移動してしまうのを防ぐ押さえ板として機
能する。
【0020】中綿Wの表層部W1に対してどの程度の深
さまでニードルパンチ加工を施すかは、中綿Wが載るベ
ッドプレート20の高さを調節することにより変えるこ
とができる。すなわち、ベッドプレート20を高く設定
すれば針27は深く突き刺さって密繊維層は厚く形成さ
れ、低く設定すれば針27は浅く突き刺さって密繊維層
は薄く形成される。
【0021】さて、以上が本装置1の基本作用である
が、フィードコンベヤ2でニードルマシン3方向へ送ら
れている状態の中綿Wは、ある程度の圧力で挟まれてい
るので自由時厚さ(フィードコンベヤ2で挟まれる前の
通常状態の厚さ)よりは薄くなっており、次いでフィー
ドコンベヤ2からベッドプレート20とニードルビーム
26との間の被加工位置に至るまでには、中綿Wの厚さ
はある程度復元することになる。実際にニードルパンチ
加工される際に所望の厚さになっていれば問題はない
が、中綿Wの材質はもとより、フィードコンベヤ2によ
る挟み圧、あるいはフィードコンベヤ2から中綿Wが抜
け出た位置から被加工位置までの距離によってその復元
厚さは変わってくる。したがって、ベッドプレート20
の高さ調節で密繊維層の厚さを一定にしたとしても、そ
の粗密の度合いにバラツキが生じることになる。このよ
うな不具合を解消するに本装置1は好適であり、そのた
めの作用を説明する。
【0022】その作用は2つに分けられ、1つはフィー
ドコンベヤ2の下側のコンベヤ機構50を上下に移動さ
せて上下のベルト57の間の間隔を調節する。下側のコ
ンベヤ機構50を上下動させるには、前述の如く調節ボ
ルト64を支持プレート63に対してねじ込むと下側の
コンベヤ機構50はブラケット60とともに上動し、逆
に抜け方向に回転させれば下動する。このようにして下
側のコンベヤ機構50の上下動させて上下のベルト57
の間の間隔を調節することにより、フィードコンベヤ2
で挟まれている中綿Wの厚さを調節でき、ひいては被加
工位置における復元厚さを調節できる。なお、上下のコ
ンベヤ機構50の最大間隔は中綿Wに摩擦が確実に伝わ
りスリップしない程度である。
【0023】また、もう1つの作用は、フィードコンベ
ヤ2全体をニードルマシン3から離したり接近させたり
して両者の間隔を調節する。そのためには、前述の如く
前記ボルト機構41のボルト42を同時に一方向または
他方向に回転させることにより、ポスト40をニードル
マシン3から離したり接近させる。中綿Wは、フィード
コンベヤ2から抜け出るとしだいにその厚さが復元して
いくから、その復元にかかる距離を調節すれば被加工位
置における厚さを設定することができる。したがって、
フィードコンベヤ2とニードルマシン3との間の相対的
な間隔を大きくすれば中綿Wは充分に復元した厚い状態
でニードルパンチ加工され、小さくすれば復元が初期の
段階の薄い状態でニードルパンチ加工される。
【0024】また、上記のように上下のコンベヤ機構5
0の間隔の調節、あるいはフィードコンベヤ2とニード
ルマシン3との間隔の調節のうちのいずれか一方を行な
う他に、これらの2種類の調節を複合させてもよい。そ
してこの2種類の調節は、人手によって行なうことはも
ちろんのこと、中綿Wの材質、厚さ、繊維の密度、長さ
等に応じて加工時の厚さがもっとも適切になるようコン
ピュータ等により自動制御できるよう構成することが可
能である。また、上記実施例では中綿Wの表層部W1を
密繊維層とする場合を述べたが、必要に応じて針27を
被加工物に貫通させてフェルト状に仕上げる加工も可能
である。
【0025】なお、上記のようにして表層部W1がニー
ドルパンチ加工された中綿Wは、たとえば図6に示すよ
うに、非加工面を合わせて接着し、別途製造の布製の側
地71の内部に収納して敷布団として使用に供される。
【0026】上下のコンベヤ機構50のうち本実施例で
は下側のコンベヤ機構50を上下動させているが、上側
のコンベヤ機構50が上下動するように、あるいは両方
が上下動するように構成してもよい。また、フィードコ
ンベヤ2がニードルマシン3から離接するようにしてい
るが、ニードルマシン3がフィードコンベヤ2に対して
離接するか、あるいは両者が移動して相対的に相互間隔
が調節できるように構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の繊維製中
綿の表層加工装置によれば、一対のコンベヤ機構からな
るフィードコンベヤで繊維製中綿をニードルマシンに送
り、このニードルマシンで繊維製中綿の表層部にニード
ルパンチ加工を施す構成において、一対のコンベヤ機構
を相対的に離接自在に、あるいはフィードコンベヤと前
記ニードルマシンとを相対的に離接自在に設定したもの
で、一対のコンベヤ機構の間隔あるいはフィードコンベ
ヤとニードルマシンとの間隔を適宜に調節することによ
りフィードコンベヤから抜け出て被加工位置に達した繊
維製中綿の復元厚さを適宜に調節でき、繊維製中綿のの
表層部に対して的確にニードルパンチ加工を施すことが
できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の表層加工装置の側面図で
ある。
【図2】 同装置を構成するニードルマシンの正面図で
ある。
【図3】 同装置を構成するフィードコンベヤの側面図
である。
【図4】 同フィードコンベヤの一部平面図である。
【図5】 中綿に対するニードルパンチ加工を説明する
ための拡大側断面図である。
【図6】 ニードルパンチ加工を施した中綿を収納して
なる敷布団の側断面図である。
【符号の説明】
1…表面加工装置、2…フィードコンベヤ、3…ニード
ルマシン、41…ボルト機構、50…コンベヤ機構、6
4…調節ボルト、W…中綿、W1…表層部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/46 Z (72)発明者 室野井 茂 東京都墨田区石原1丁目4番8号 株式会 社プリンス内 (72)発明者 岩本 光司 東京都台東区台東4丁目19番18号 株式会 社岩本製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のコンベヤ機構が互いに対向配置さ
    れ、該コンベヤ機構に挟んだ繊維製中綿を各コンベヤ機
    構の作動により供給側から排出側へ送るフィードコンベ
    ヤと、 このフィードコンベヤの排出側に近接配置され、フィー
    ドコンベヤの排出側から送られる繊維製中綿の表層部に
    対しニードルパンチ加工を施すことによりその表層部の
    繊維を密に絡み合わせた密繊維層とするニードルマシン
    とを備え、 前記一対のコンベヤ機構が、相対的に離接自在に設定さ
    れていることを特徴とする繊維製中綿の表層加工装置。
  2. 【請求項2】 一対のコンベヤ機構が互いに対向配置さ
    れ、該コンベヤ機構に挟んだ繊維製中綿を各コンベヤ機
    構の作動により供給側から排出側へ送るフィードコンベ
    ヤと、 このフィードコンベヤの排出側に近接配置され、フィー
    ドコンベヤの排出側から送られる繊維製中綿の表層部に
    対しニードルパンチ加工を施すことによりその表層部の
    繊維を密に絡み合わせた密繊維層とするニードルマシン
    とを備え、 前記フィードコンベヤと前記ニードルマシンとが、相対
    的に離接自在に設定されていることを特徴とする繊維製
    中綿の表層加工装置。
  3. 【請求項3】 一対のコンベヤ機構が互いに対向配置さ
    れ、該コンベヤ機構に挟んだ繊維製中綿を各コンベヤ機
    構の作動により供給側から排出側へ送るフィードコンベ
    ヤと、 このフィードコンベヤの排出側に近接配置され、フィー
    ドコンベヤの排出側から送られる繊維製中綿の表層部に
    対しニードルパンチ加工を施すことによりその表層部の
    繊維を密に絡み合わせた密繊維層とするニードルマシン
    とを備え、 前記一対のコンベヤ機構が、相対的に離接自在に設定さ
    れるとともに、前記フィードコンベヤと前記ニードルマ
    シンとが、相対的に離接自在に設定されていることを特
    徴とする繊維製中綿の表層加工装置。
JP6010705A 1994-02-01 1994-02-01 繊維製中綿の表層加工装置 Pending JPH07216714A (ja)

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