JPH0721656Y2 - ブルドーザの傾斜角モニタ - Google Patents

ブルドーザの傾斜角モニタ

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JPH0721656Y2
JPH0721656Y2 JP1989038976U JP3897689U JPH0721656Y2 JP H0721656 Y2 JPH0721656 Y2 JP H0721656Y2 JP 1989038976 U JP1989038976 U JP 1989038976U JP 3897689 U JP3897689 U JP 3897689U JP H0721656 Y2 JPH0721656 Y2 JP H0721656Y2
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JP
Japan
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bulldozer
tilt angle
tilt
display means
angle monitor
Prior art date
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JP1989038976U
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大二郎 伊藤
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブルドーザの傾斜角モニタに関する。
〔従来の技術〕
傾斜角モニタを備えたブルドーザとしては、本願出願人
が先に提案した実開昭48−89105号公報記載の技術があ
る。これは、水銀を封入したU字状中空管に入出力コイ
ルを巻き回し、出力コイルに検出計を備えた傾斜角度検
出器をブルドーザ本体に取付け、検出計を運転席の近傍
に設けることにより、傾斜地や不整地でのブルドーザの
前後方向及び左右方向の傾き状態を感知可能としたもの
で、これによりブルドーザの転倒事故を未然に防止でき
るようにしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕 ブルドーザの作業には整地作業、押土作業、フック若し
くはウインチを装着してする牽引作業、又はリッパを装
着してする破砕作業等、様々の形態がある。そしてこれ
らを考察すると、これら作業形態の作業効率に左右する
のは、いずれも、水平又は傾斜を如何に感知し、これを
如何に上手く作業に取り入れてゆくかということにな
る。例えば、不慣れなオペレータでは、平面度を±5cm
程度に整地することは非常に難しい。ところがこのよう
な精密作業でも、傾斜角を感知しつつブルドーザを操作
できれば、不慣れなオペレータでも高速、高精度、かつ
高効率に実施できる。これに対し、上記従来技術は、傾
斜角を表示するための検出計を備えているが、この検出
計は、ブルドーザの転倒を未然に防止することが目的で
あるため、同公報に例示したような指針式でよい。とこ
ろが、このような指針式では、作業しつつ指針を読み取
ることは極めて難しく、単にオペレータの疲労増大とな
るばかりか、安全操縦すら危うくなる。つまり、上記従
来技術をそのまま作業時に使用できない。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑み、不慣れなオペ
レータでもブルドーザの傾斜角を感知しつつブルドーザ
の操縦を可能とし、これにより、精密作業を高速、高精
度、かつ高効率に実施できるブルドーザの傾斜角モニタ
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、第1考案なるブルドーザの傾
斜角モニタは、ブルドーザの計器盤にブルドーザ本体の
傾斜を表示するブルドーザの傾斜角モニタにおいて、ブ
ルドーザ本体の左右傾斜を示す表示手段を横方向に、か
つブルドーザ本体の前後傾斜を示す表示手段を縦方向
に、十字形に配置したことを特徴としている。
また、第2考案なるブルドーザの傾斜角モニタは、上記
第1考案記載のブルドーザの傾斜角モニタにおいて、十
字形に配置した表示手段の近傍に、前後左右の傾斜角を
数で表示する傾斜角表示器を併殺したことを特徴として
いる。
また、第3考案なるブルドーザの傾斜角モニタは、上記
第1考案又は第2考案記載のブルドーザの傾斜角モニタ
において、傾斜角がブルドーザの最大傾斜角を越えたと
き点灯するランプ或いは警報を発する警報器を配設した
ことを特徴としている。
〔作用〕
上記構成によれば、前後左右方向の傾斜ならば、十字形
表示手段の内の当該方向の表示手段が、また斜め方向の
傾斜ならば、例えば右前方向の傾斜ならば、十字形表示
手段の内の右方向と前方向の表示手段が、傾斜角をアナ
ログ量で表示する。また傾斜角表示器は正確な傾斜角を
数で表示する。また傾斜角がブルドーザの最大傾斜角を
越えたとき、ランプ或いは警報器がこれを報知する。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を第1図〜第3図を参照し説明す
る。第1図は、2つのディジタル表示手段を備えた本考
案に係わる傾斜角モニタの一実施例を示す図である。同
図において、1側のディジタル表示手段(前後傾斜ディ
ジタル表示1A、左右傾斜ディジタル表示1B)は、傾斜角
によって縦横に複数のランが順に点灯する構成である。
即ち傾斜角が大きくなればなるほどランプは端部へと点
灯してゆき、水平であれば中心のランプのみが点灯す
る。このディジタル表示手段1A、1Bによれば、例えば荒
仕上げの作業を効率よく実施することができる。他側の
ディジタル表示手段(前後傾斜ディジタル表示2A、左右
傾斜ディジタル表示2B)の表示は、いわゆる通常のディ
ジタル表示である。このディジタル表示手段2A、2Bによ
れば、正確なブルドーザの傾斜角を知ることができる。
このため、精密仕上げの作業も容易に実施することがで
きる。この実施例の駆動回路を第2図を参照して説明す
る。前後方向傾斜角センサ11aと、左右方向傾斜角セン
サ11bとをブルドーザの車体に装着し、これらセンサか
らの傾斜角信号を、各々、A/Dコンバータ12、12で変換
後、各々のコントローラ13、13(通常のディジタル表示
変換回路である)を経て表示するのがディジタル表示手
段2A、2Bである。次に、同図に示すように、各々のコン
トローラ13、13の出力を並列に導きだし、比較器14、14
に結線し、この比較器14、14の論理回路により予め記憶
された各傾斜各毎にランプが点灯し、傾斜角を表示する
のがディジタル表示手段1A、1Bである。本実施例におい
て、ディジタル表示手段1A、1Bは、前後左右各30度を最
大限界角とし、この間の角度(0〜30度)を5度毎に区
切り、前後左右各々6個づつのランプ(縦横で24個)、
及び水平を示す1個のランプの計25個で構成してある。
尚このブルドーザの傾斜角モニタ10は、第3図に示すよ
うに、ブルドーザの運転席前方のダッシュボード20に装
着すれば、オペレータにとって、見易い位置となる。そ
の他の実施例としては、ディジタル表示手段が1A、1B又
はディジタル表示手段が2A、2Bだけの傾斜角モニタでも
よい。また1A、1Bのディジタル表示手段であっても、そ
の各々のランプが上記第1実施例のように順に点灯する
のではなく、水平位置のランプから傾斜角までのランプ
の総てが点灯するものであってもよい、また1A、1Bがア
ナログ表示であってもよい。更に、かかる実施例を利用
し、改良することも容易である。例えば、第1図にも図
示してあるが、最大限界角を越えてブルドーザが傾くと
点灯するコウションランプ5を追設したもの、更にこの
場合、聴覚にも訴えるためのブザー6を追設したもの、
更には傾斜角モニタを必要としないとき、傾斜角モニタ
を切る(OFF)ことのできるON・OFFスイッチ3、4を追
設したもの等々、及びこれらの組合せ等がある。即ち、
本実施例の効果を述べれば、オペレータの経験や熟練度
に係わりなく、高効率の作業を実施することが可能とな
る。更に傾斜角がディジタル表示されるため、傾斜角を
ビジュアルに感知でき、またディジタル表示の手段によ
っては正確な傾斜角をも知ることが可能となる。これは
単に作業効率を高めるだけでなく、傾斜によるブルドー
ザの転倒に対する不安感の軽減により、オペレータの精
神負担が軽くなるという付加効果をもたらす。勿論ブル
ドーザの傾斜角を常時知ることができるため、作業の安
全性自体も当然に向上される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、不慣れなオペレ
ータでもブルドーザの傾斜角を感知しつつブルドーザを
操縦できる。そしてこれにより、精密作業を高速、高精
度、安全、かつ高効率に実施できる。詳しくは次の通り
である。
(1)オペレータは、十字形表示手段を一見するだけ
で、前後左右方向及び斜め方向の大まかな傾斜角を瞬時
に把握できる。
(2)オペレータは、傾斜角表示器を一見するだけで、
前後左右方向の傾斜角を正確な把握できる。なお、傾斜
角表示器は傾斜角を数で表示するため、読み取り易く、
このため素早く読み取れる。
(3)ランプ或いは警報器は、第1考案又は第2考案に
おいて把握しずらい斜め方向のブルドーザの最大傾斜角
時でもこれを報知できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のブルドーザの傾斜角モニタの第1実
施例を示す図、第2図は第1図の実施例の駆動回路図、
第3図は実施例の装着図である。 10……傾斜角モニタ 1A,1B,2A,2B……ディジタル表示手段 11a,11b……方向傾斜角センサ 12……A/Dコンバータ 13……コントローラ 14……比較器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブルドーザの計器盤にブルドーザ本体の傾
    斜を表示するブルドーザの傾斜角モニタにおいて、ブル
    ドーザ本体の左右傾斜を示す表示手段を横方向に、かつ
    ブルドーザ本体の前後傾斜を示す表示手段を縦方向に、
    十字形に配置したことを特徴とするブルドーザの傾斜角
    モニタ。
  2. 【請求項2】請求の範囲1記載のブルドーザの傾斜角モ
    ニタにおいて、十字形に配置した表示手段の近傍に、前
    後左右の傾斜角を数で表示する傾斜角表示器を併設した
    ことを特徴とするブルドーザの傾斜角モニタ。
  3. 【請求項3】請求の範囲1又は2記載のブルドーザの傾
    斜角モニタにおいて、傾斜角がブルドーザの最大傾斜角
    を越えたとき点灯するランプ或いは警報を発する警報器
    を配設したことを特徴とするブルドーザの傾斜角モニ
    タ。
JP1989038976U 1989-03-31 1989-03-31 ブルドーザの傾斜角モニタ Expired - Lifetime JPH0721656Y2 (ja)

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