JPH07216075A - ポリエステル−シリコーン共重合体及びそれを用いた被覆組成物 - Google Patents

ポリエステル−シリコーン共重合体及びそれを用いた被覆組成物

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JPH07216075A
JPH07216075A JP6024726A JP2472694A JPH07216075A JP H07216075 A JPH07216075 A JP H07216075A JP 6024726 A JP6024726 A JP 6024726A JP 2472694 A JP2472694 A JP 2472694A JP H07216075 A JPH07216075 A JP H07216075A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリエステル樹脂の耐熱性を有すると共に、
ジメチルポリシロキサンの、撥水性、離型性、耐水性及
び滑り性をも有する、ガラス転移点の高い、ポリエステ
ル−シリコーン共重合体、及び、耐熱性、離型性、成型
性等に優れた被覆組成物を提供すること。 【構成】 ナフタレン環を有するポリエステル部分とジ
メチルポリシロキサン部分とを有する共重合体であっ
て、ガラス転移点が60℃以上であることを特徴とする
ポリエステル−シリコーン共重合体及びそれを用いた被
覆組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なポリエステル−
シリコーン共重合体に関し、特に、耐熱特性に優れると
共に、撥水性、離型性、滑り性、成型性にも優れたポリ
エステル−シリコーン共重合体及びそれを用いた被覆組
成物に関する。
【0002】
【従来技術】ポリエチレンテレフタレート(PET)や
ポリブチレンテレフタレート(PBT)に代表される芳
香族ポリエステル樹脂は、耐熱性、寸法安定性、機械的
特性等に優れることから、成形品、フィルム、繊維、塗
料等の各種用途に使用されている。更に、離型性、滑り
性、撥水性等の特殊性能を付与するために、従来から、
係る芳香族ポリエステル樹脂に、シリコーンを添加する
ことが検討されてきた。しかしながら、シリコーンの中
でも、上記離型性等の諸性能に特に優れたジメチルシリ
コーンオイルをポリエステル樹脂に添加した場合には、
両方の相溶性が乏しいため、ポリエステル樹脂に濁りを
生じたり、ポリエステル樹脂の表面性をを悪くするとい
う欠点があった。
【0003】このような欠点を改善するために、フェニ
ル基、長鎖アルキル基、ポリオキシアルキレン等で変性
することにより、ポリエステル樹脂を含む有機樹脂との
相溶性を改良したシリコーン化合物が提案されている
(特公昭58−50664号、特開昭56−41256
号、特公平2−55459号各公報)。しかしながら、
これらのシリコーン化合物は、ポリエステル樹脂との相
溶性は良好であるものの、これらの化合物をポリエステ
ル樹脂に添加した場合の離型性、滑り性、撥水性等の諸
性能については耐久性が乏しいという欠点があった。
【0004】そこで、これらの諸性能の耐久性を向上さ
せるために、ポリエステル樹脂の水酸基と反応する−N
CO、−COOH、エポキシ基等の反応基を有する反応
性シリコーンオイルを添加するという試みもなされた
が、反応に触媒又は熱を必要とするので、使用範囲が限
定されるという欠点があった。更に、最近では、ポリエ
ステルとシリコーンからなるポリエステル−シリコーン
共重合体も研究されている(特開平3−231812
号、同4−122726号各公報)。しかしながら、こ
れらの場合には、前記した諸特性の耐久性が改善される
一方、得られたシリコーンとの共重合体のガラス転移点
が著しく低いため、ポリエステル樹脂本来の熱的特性が
損なわれるという新たな問題が生ずるという欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
欠点を解決するために鋭意検討した結果、ナフタレン環
を有するポリエステル部分を含有させることにより、ポ
リエステル−シリコーン共重合体のガラス転移点が60
℃以上とすることができること、及び得られた共重合体
樹脂が、ポリエステル樹脂の耐熱特性を維持するのみな
らず、シリコーンの離型性、滑り性、撥水性等の諸特性
をも有すると共に、これらの諸特性の耐久性も良好であ
るということを見い出し本発明に到達した。
【0006】従って、本発明の第1の目的は、耐熱特性
に優れ、かつ、撥水性、離型性、滑り性、成型性にもす
ぐれたポリエステル−シリコーン共重合体を提供するこ
とにある。本発明の第2の目的は、耐熱性、撥水性、離
型性及び滑り性が要求される用途に好適な被覆組成物を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、ナフタレン環を有するポリエステル部分とジメチル
ポリシロキサン部分とを有する共重合体であって、ガラ
ス転移点が60℃以上であることを特徴とするポリエス
テル−シリコーン共重合体、及びそれを用いた被覆組成
物によって達成された。
【0008】本発明の共重合体におけるポリエステル部
分は、多価カルボン酸及び/又はその誘導体と多価アル
コールとの縮重合により得られるが、その骨格中にナフ
タレン環を有することを特徴としている。これは、ナフ
タレン環を有する多価カルボン酸及び/又はその誘導体
を使用することにより、容易に合成することができる。
本発明においては、特に、下記化3で表されるナフタレ
ンジカルボン酸及び/又はその誘導体を使用することが
好ましい。
【化3】 式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1〜4の一価の炭
化水素基を表す。
【0009】このようなナフタレンジカルボン酸及び/
又はその誘導体の具体例としては、下記化4及び化5に
示される化合物が挙げられる。
【化4】
【化5】
【0010】本発明のポリエステル−シリコーン共重合
体のポリエステル部分を合成するために使用される多価
カルボン酸及び/又はその誘導体は、ナフタレンジカル
ボン酸及び/又はその誘導体を20モル%以上含有する
ことが好ましく、特に30モル%以上含有することが好
ましい。20モル%未満では、最終的に得られるポリエ
ステル−シリコーン共重合体のガラス転移点が低くな
り、耐熱性が劣るものとる。
【0011】ナフタレンジカルボン酸又はその誘導体以
外の多価カルボン酸又はその誘導体としては、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル
酸、シトラコン酸、イタコン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸、アゼライン酸等のジカルボン酸;無水
フタル酸、無水マレイン酸等のジカルボン酸無水物;テ
レフタル酸ジメチル、マレイン酸ジメチル、アジピン酸
ジメチル等のジカルボン酸の低級アルキルエステルなど
が例示される。特に、その主成分は、フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸又はその
誘導体であることが好ましい。
【0012】本発明においては、更に、ゲル状物を生成
しない程度の1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、
2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、それらの無水
物、又はそれらの低級アルキルエステル等を少量使用し
ても良い。本発明で使用する多価アルコールとしては、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブ
タンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグ
リコール、2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−
ジオール、水素化ビスフェノールA、2,2−ジ(4−
ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ジ
(4−ヒドロキシプロポキシフェニル)プロパン等のジ
オール化合物が好ましいものとして例示される。
【0013】本発明においては、更に、ゲル状物を生成
しない程度のグリセリン、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のトリオ
ール化合物又はテトラオール化合物を少量使用しても良
い。本発明のポリエステル−シリコーン共重合体におけ
るポリエステル部分は、上記の多価カルボン酸及び/又
はその誘導体と多価アルコールとを、不活性ガス雰囲気
下の150〜300℃で、又は必要に応じて減圧下で、
縮重合する通常のポリエステルの製造方法により製造す
ることができる。
【0014】このポリエステルの製造に際しては、エス
テル化反応を促進させる触媒として、テトラブチルジル
コネート、ジルコニウムナフテネート、テトラブチルチ
タネート、テトラオクチルチタネート、テトラフェニル
錫、ジブチル錫ジクロライド、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫オキシド、酢酸亜鉛、酢酸カルシウム、
酸化アンチモン、蓚酸第一錫等の、通常使用されている
触媒を使用することができる。
【0015】本発明におけるポリエステル部分は、GP
Cにおけるポリスチレン換算の重量平均分子量が2,0
00〜100,000の範囲にあることが好ましい。重
量平均分子量が2,000未満ではガラス転移点が低く
なったり、これを被覆組成物として用いた場合の造膜性
が悪くなる。また、100,000を超えると成形性が
悪くなったり、被覆組成物にする場合の溶剤への溶解性
が低下する。
【0016】本発明におけるジメチルポリシロキサン
は、下記化6で表されるものが、離型性、撥水性、滑り
性等の観点から好ましい。
【化6】 式中、nは3〜100の自然数、R2 は炭素原子数1〜
4の一価の炭化水素基、Aはポリエステルとジメチルポ
リシロキサンを結合する有機基を表す。
【0017】nは、6〜50の自然数であることが特に
好ましい。nが3未満では、離型性、撥水性、滑り性が
不十分となり、100を超えると、ポリエステル−シリ
コーン共重合体のガラス転移点が低くなったり、被覆組
成物にする場合の溶剤への溶解性が低下する。又、R2
の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソ−プロピル基、n−ブチル基、イソ−ブチル
基、第3ブチル基等が挙げられる。
【0018】本発明のポリエステル−シリコーン共重合
体を得る方法としては以下の2つの方法を代表として挙
げることができる。第一の方法は、ポリエステルが有す
る水酸基に、特開平4−36325号公報及び、特願平
5−43387号明細書に記載された、下記化7又は、
化8で表されるイソシアネート基含有ジメチルポリシロ
キサンを反応させる方法である。
【化7】 式中R3 は2価の有機基、eは0〜50の自然数、mは
2〜3の整数、n、R2は前記化6に示すものと同じ意
味を表す。
【0019】
【化8】 式中、n、R2 は前記化6に示すものと同じ意味を表
す。この反応においては、溶媒を特に必要とすることは
ないが、ポリエステルが常温で固体であること、及びポ
リエステルとイソシアネート基含有オルガノポリシロキ
サンが反応前に相溶しないこと等の観点から、反応系を
均一にするために溶媒を使用することが好ましい。
【0020】この場合の溶媒としては、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエステル
類、アセトン、MEK、MIBK、ジイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類などが挙げられる。これらの溶媒は、
単独若しくは2種以上混合して使用することができる。
【0021】上記の反応には、必要に応じてジブチル錫
ジラウレート、ジブチル錫ジオクテート、錫ジオクテー
ト等の有機錫化合物;トリエチルアミン、N−エチルモ
ルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3
−ブタンジアミン、1,4−ジアザビシクロ(2,2,
2)オクタン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)
ウンデセン−7等の3級アミン化合物等、ポリウレタン
製造用触媒として通常使用する触媒を、単独若しくは2
種以上混合して使用することができる。
【0022】上記の触媒は、短時間で反応を完結させる
上から、イソシアネート基含有オルガノポリシロキサン
に対して0.01〜5重量%、特に0.05〜2重量%
の範囲で使用することが好ましい。反応温度は50〜1
00℃で、反応時間は1〜20時間で十分である。
【0023】第二の方法は、前記の多価カルボン酸及び
/又はその誘導体と多価アルコールとを縮重合させる際
に、片末端に2個のエステル結合を形成することが可能
な官能基を有する、下記化9で表されるジメチルポリシ
ロキサンを使用して共縮重合させる方法である。
【化9】 式中、Xは、エステル結合を2個形成することが可能な
官能基を有する一価の有機基、n、R2 は前記化6に示
すものと同じ意味を表す。
【0024】Xは、2個のエステル結合を形成すること
が可能な官能基を有する一価の有機基である限り特に制
限されるものではないが、特に、ジヒドロキシ基、ジカ
ルボキシ基、カルボン酸無水物基、エポキシ基等が好適
な官能基として挙げられる。好ましい官能基の具体的と
しては、下記化10、化11、化12、化13、化14
及び化15等で表される基を挙げることができる。
【0025】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【0026】本発明のポリエステル−シリコーン共重合
体におけるジメチルポリシロキサン成分の比率は3〜5
0重量%であることが好ましく、特に、5〜30重量%
の範囲であることが好ましい。3重量%未満では離型
性、滑り性、撥水性が不足したものとなり、50重量%
を超えても、もはやそれ以上の離型性、滑り性、撥水性
は期待できないばかりでなく、ポリエステル−シリコー
ン共重合体のガラス転移点も低いものとなり好ましくな
い。
【0027】次に、本発明のポリエステル−シリコーン
共重合体を主成分とする被覆組成物について詳述する。
本発明の被覆組成物は上記のポリエステル−シリコーン
共重合体の他に溶剤、架橋剤、他の樹脂、充填剤、各種
添加剤などを任意に組み合わせることが可能である。
【0028】溶剤は、組成物の粘度調整や被膜の膜厚調
整などを目的として使用され、本発明のポリエステル−
シリコーン共重合体と相溶するものの中から適宜選択し
て用いることができる。このような溶剤としては、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類;n−ヘキサン、n−オクタン、n−デカンなどの
脂肪族炭化水素類;塩化メチレン、クロロホルム、四塩
化炭素などの塩素系化合物類;メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類;ジオキ
サン、ジメチルフォルムアミドなどを例示することがで
きる。これらは単独で使用することも二種以上を組合わ
せて用いることもできる。
【0029】本発明のポリエステル−シリコーン共重合
体は、上記溶剤に溶解するだけで優れた常温乾燥型塗料
となるが、更に架橋剤として多官能イソシアネート化合
物を配合することにより、耐溶剤性に優れた被膜を得る
こともできる。この場合に使用する架橋剤としての多官
能イソシアネート化合物は2官能以上のものであれば特
に制限はなく、例えばトリレンジイソシアネート(TD
I)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
トリジンジイソシアネート(TODI)、ナフタリンジ
イソシアネート(NDI)、ヘキサメチレンジイソシア
ネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)などの
ジイソシアネート類;トリメチロールプロパン(TM
P)、変性TDI、イソシアヌレート結合TDI、TM
P変性HDI、イソシアヌレート結合HDI、ビューレ
ット結合HDI、TMP変性IPDI、イソシアヌレー
ト結合IPDIなどのポリイソシアネート類が例示され
る。
【0030】イソシアネート化合物の配合量は本発明の
ポリエステル−シリコーン共重合体の水酸基1当量に対
して0.5〜2.0当量、特に0.8〜1.5当量とす
ることが好ましい。又、この場合、架橋促進剤としてジ
ブチル錫ジオクテート、錫ジオクテート、ジブチル錫ジ
ラウレートなどの有機錫化合物を微量加えて架橋反応を
促進することも可能である。
【0031】本発明の被覆組成物は本発明のポリエステ
ル−シリコーン共重合体を主成分とするものであるが、
必要に応じてアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の他の有機樹脂を配合し
ても良い。又、被膜の強度向上を目的として、シリカ、
アルミナ、ガラス粉、クレー、タルク、炭酸カルシウ
ム、マイカ粉、二酸化チタン、ウオラストナイト、水酸
化マグネシウムなどの無機質充填剤を配合しても良く、
更にその他の添加剤、例えば酸化防止剤、老化防止剤、
帯電防止剤、着色剤等を配合しても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明のポリエステル−シリコーン共重
合体はポリエステル部分の骨格中にナフタレン環を有し
ているため、ジメチルポリシロキサンとの共重合体であ
るにもかかわらず60℃以上の高ガラス転移点を有する
ので、耐熱性に優れ、かつ、撥水性、離型性、滑り性、
成型性にも優れている。
【0033】本発明のポリエステル−シリコーン共重合
体は、各種成型品として、或いは感熱転写記録の熱転写
シートの背面処理剤や被転写シートの受像層、磁気テー
プの磁性層、電子レンジ、オーブンレンジ、フライパン
等の易除汚性耐熱料等の用途に適用できる。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0035】ナフタレン環を有するポリエステルの合成
例1.攪拌装置、温度計、コンデンサー、エステルアダ
プター及び減圧装置を備えた容量1リットルのガラス製
フラスコに、2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル
エステル73.2g(0.3モル)、テレフタル酸ジメ
チル135.8g(0.7モル)、2,2−ジ(4−ヒ
ドロキシプロポキシフェニル)プロパン206.4g
(0.6モル)、エチレングリコール124.0g
(2.0モル)、テトラブチルチタネート0.27gを
仕込み、窒素通気下にマントルヒーターで加熱して、1
60〜170℃で6時間脱メタノール反応を行った。こ
の際、エステルアダプターで留去したメタノールは、6
2.1gであった。
【0036】次に、1時間かけて220℃まで昇温した
後、220〜240℃で20mmHgの減圧下で3時間
脱エチレングリコール反応を行った。留去したエチレン
グリコールは84.2gであった。反応が終了した後、
得られたポリマーを室温に冷却し、淡褐色で透明な固体
355.6gを得た。得られたポリエステルのGPCに
おけるポリスチレン換算の重量平均分子量は15,40
0、DSC(示差熱分析装置)によって求めたガラス転
移点は76℃、環球法による軟化点は121℃であっ
た。また、水酸基価(JIS K0070)は23.5
mgKOH/gであった。
【0037】更に、アルカリ加水分解によるモノマー組
成の分析を行ったところ、モノマー組成は下記化16に
示すモル比からなる多価カルボン酸、及び化17に示す
モル比からなる多価アルコールであった。
【化16】
【化17】
【0038】ナフタレン環を有するポリエステルの合成
例2.合成例1の2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメ
チルエステルを244.0g(1.0モル)に変え、テ
レフタル酸ジメチルを使用しなかった他は合成例1と全
く同様にして反応を行った。メタノールを61.5g、
エチレングリコールを65.8g留去して、361.4
gの淡褐色透明な固体を得た。このポリエステルの重量
平均分子量は8,520、ガラス転移点は85℃、軟化
点は128℃、及び水酸基価は32.7mgKOH/g
であった。
【0039】また、モノマー組成は下記化18に示すモ
ル比からなる多価カルボン酸、及び化19に示すモル比
からなる多価アルコールであった。
【化18】
【化19】
【0040】実施例1.下記化20で表されるエポキシ
基含有ジメチルポリシロキサン111.4g(0.12
モル)を更に加えた他は、合成例1と全く同様にして反
応を行わせ、メタノールを62.0g及びエチレングリ
コールを71.2g留去し、386.9gの淡褐色半透
明の固体を得た。
【化20】 重量平均分子量は20,000、ガラス転移点は66
℃、軟化点は115℃、水酸基価は25.7mgKOH
/gであった。
【0041】また、対応するモノマーの組成は下記化2
1に示すモル比からなる多価カルボン酸、及び化22に
示すモル比からなる多価アルコールであった。
【化21】
【化22】 また、原子吸光分析によるジメチルポリシロキサンの定
量を行ったところ、得られたポリマー中の19.9重量
%がジメチルポリシロキサンであった。
【0042】実施例2.下記化23で表されるジヒドロ
キシ基含有ジメチルポリシロキサン121.0g(0.
1モル)を更に加えた他は、合成例2と全く同様にして
反応を行い、メタノールを60.8g及びエチレングリ
コールを80.8g留去し、492.7gの淡褐色半透
明の固体を得た。
【化23】
【0043】重量平均分子量は18,600、ガラス転
移点は72℃、軟化点は121℃、水酸基価は26.3
mgKOH/gであった。また、対応するモノマーの組
成は、下記化24に示すモル比からなる多価カルボン
酸、及び化25に示すモル比からなる多価アルコールで
あった。
【化24】
【化25】 原子吸光分析によるジメチルポリシロキサンの定量を行
ったところ、得られたポリマー中の18.3重量%がジ
メチルポリシロキサンであった。
【0044】比較例1.実施例1における2,6−ナフ
タレンジカルボン酸ジメチルエステルの使用量を24.
4g(0.1モル)に、テレフタル酸ジメチルを17
4.6g(0.9モル)に変えた他は、実施例1と全く
同様にして反応を行い、メタノールを63.2g、エチ
レングリコールを81.2g留去して、372.9gの
淡褐色半透明の固体を得た。
【0045】重量平均分子量は17,500、ガラス転
移点は50℃、軟化点は104℃、水酸基価は28.4
mgKOH/gであった。また、対応するモノマーの組
成は下記化26に示すモル比からなる多価カルボン酸、
及び化27に示すモル比からなる多価アルコールであっ
た。
【化26】
【化27】 原子吸光分析によるジメチルポリシロキサンの定量を行
ったところ、得られたポリマー中の20.2重量%がジ
メチルポリシロキサンであった。
【0046】実施例3.攪拌装置、温度計及びコンデン
サーの付いた1リットルのガラス製フラスコに、前記合
成例1で得たポリエステル156.9g及びトルエン3
00gを仕込み60℃にて溶解した。次に下記化28で
表されるイソシアネート基含有ジメチルポリシロキサン
43.1g及びジブチル錫ジラウレート0.2gを添加
し、窒素通気下の70℃で5時間反応を行わせた。
【化28】
【0047】反応液のIRスペクトル分析を行ったとこ
ろ、反応前に観察されたNCOに起因する2260cm
-1の吸収が消失していた。この反応液から、溶媒のトル
エンをストリッピングして除去し、196.3gの淡褐
色半透明の固体を得た。得られた固体の重量平均分子量
は17,600、ガラス転移点は65℃、軟化点は11
8℃、水酸基価は10.1mgOH/gであった。ま
た、原子吸光分析によるジメチルポリシロキサンの割合
は16.5重量%であった。
【0048】実施例4.実施例3で使用したポリエステ
ルを合成例2のポリエステル115.5gに、イソシア
ネート基含有ジメチルポリシロキサンを下記化29で表
される化合物84.5gに代えた他は、実施例3と全く
同様にして反応を行い、淡褐色半透明な固体193.1
gを得た。
【化29】 重量平均分子量は10,300、ガラス転移点は68
℃、軟化点は119℃、水酸基価は9.8mgKOH/
gであった。また、ジメチルポリシロキサンの割合は4
0.3重量%であった。
【0049】実施例5〜8及び比較例2.実施例1〜4
及び比較例1で得たポリエステル−シリコーン共重合体
に、溶剤、架橋剤及び架橋促進剤を下記表1に示したよ
うに配合し、被覆組成物を作製した。作製したそれぞれ
の被膜組成物を、膜厚100μmのPETフィルム上に
バーコーターで塗布した後、100℃で1分間加熱処理
をして5μmの被膜を形成させた。この被膜について下
記に示す方法で水の接触角、動摩擦係数及びブロッキン
グ性を調べたところ下記表1に示す結果であった。
【0050】
【表1】
【0051】水の接触角 水平に保ったテストパネル上に5μlの純水を垂らし、
コンタクト アングルメーター(Contacto A
ngle Meter)CA−A(協和科学株式会社
製)を用いて測定した。動摩擦係数 動摩擦係数測定機(協和科学株式会社製)を用いて摩擦
子がSUS Ball、荷重が50g、速度が15cm
/minの条件で測定した。
【0052】ブロッキング性 被膜上に未処理のPETフィルムを重ね100g/cm
2 の荷重をかけた状態で、60℃で48時間放置した
後、PETフィルムを引き剥がしてブロッキングの有無
を下記の基準で判定した。 合格・・・簡単に引き剥がすことができ被膜に損傷が全
くない。 不合格・・PETフィルムが貼りついており、引き剥が
すと被膜が損傷する。
【0053】剥離力 被膜にセロテープ(ニチバン製)を20g/cm2 /6
0℃/24時間の条件で圧着したものについて、引張り
試験機を用いて180度の角度で剥離速度0.3m/分
で剥がし、剥離力を測定した。以上の結果は、本発明の
有効性を実証するものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナフタレン環を有するポリエステル部分
    とジメチルポリシロキサン部分とを有する共重合体であ
    って、ガラス転移点が60℃以上であることを特徴とす
    るポリエステル−シリコーン共重合体。
  2. 【請求項2】 ポリエステル部分が、多価カルボン酸及
    び/又はその誘導体と多価アルコールとの縮重合により
    得られるものであると共に、多価カルボン酸及び/又は
    その誘導体成分中の20モル%以上が下記化1で表され
    るナフタレンジカルボン酸及び/又はその誘導体であ
    る、請求項1に記載のポリエステル−シリコーン共重合
    体; 【化1】 式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1〜4の一価の炭
    化水素基を表す。
  3. 【請求項3】 ジメチルポリシロキサン部分が下記化2
    の構造式を有する請求項1に記載のポリエステル−シリ
    コーン共重合体; 【化2】 式中、nは3〜100の自然数、R2 は炭素原子数1〜
    4の一価の炭化水素基であり、Aはポリエステルと結合
    する有機基を表す。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の、ポリエステル−シリ
    コーン共重合体を主成分としてなる被覆組成物。
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