JPH07215694A - フォークリフトのフォーク昇降制御装置 - Google Patents

フォークリフトのフォーク昇降制御装置

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JPH07215694A
JPH07215694A JP1183294A JP1183294A JPH07215694A JP H07215694 A JPH07215694 A JP H07215694A JP 1183294 A JP1183294 A JP 1183294A JP 1183294 A JP1183294 A JP 1183294A JP H07215694 A JPH07215694 A JP H07215694A
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JP
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spool
fork
control valve
main control
lift
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JP1183294A
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Inventor
Shinichi Miyashita
眞一 宮下
Kazuji Kamiya
数司 神谷
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リフトシリンダを制御する主制御弁を、フォ
ーク上昇時には電気的に、フォーク下降時には機械的に
操作するようにして、フォーク下降時における油圧ポン
プ用電動モータの駆動を不要化し、電力消費量の削減を
図る。 【構成】 リフトシリンダ3の中立保持と圧油の方向及
び流量制御を行うスプール式の主制御弁9を備え、該主
制御弁9のスプール9aの上昇側へのストローク制御
を、リフトレバー11の上昇方向への変位量に対応する
電気入力に応じたパイロット圧を発生する電磁比例減圧
弁10を介して行わせ、主制御弁9のスプール9aの下
降方向へのストローク制御を、該スプール9aにリンク
機構14を介して結合したリフトレバー11より機械的
に行わせる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ式フォークリ
フトに好適なフォーク昇降制御装置に係り、詳しくは電
気入力によりリフトシリンダの作動方向及びその速度を
制御する電磁比例制御弁を備えたフォーク昇降制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフォーク昇降制御装置
は、主としてリーチ式のバッテリフォークリフトに適用
されている。図3は従来のフォーク昇降制御装置を示し
たものであり、図示の如く、オペレータによるフォーク
昇降操作用のリフトレバー31の上昇又は下降方向の機
械的変位量は、ポテンショメータ32により電圧に変換
されてコントローラ33に入力され、コントローラ33
は電磁比例制御弁34に入力電圧に見合う駆動信号を出
力するようになっている。
【0003】電磁比例制御弁34はフォーク36昇降用
のリフトシリンダ35に対する圧油の方向及び流量制御
と中立保持を行う主制御弁34aと、電気入力に応じた
パイロット圧を発生し、主制御弁34aのスプールのス
トローク制御を行う上昇用及び下降用の電磁比例減圧弁
34bとから構成されている。すなわち、電磁比例制御
弁34はリフトレバー31の非操作時には、主制御弁3
4aのスプールが中立位置に保持されているが、図示矢
印の如くリフトレバー31が上昇方向又は下降方向に操
作されて当該電磁比例減圧弁34bの比例ソレノイドに
電流が印加されたときは、その電流の大きさ(電磁力)
に応じて、油圧ポンプ38からパイロットラインを経て
導入されるパイロット圧を減圧して得られる二次パイロ
ット圧を主制御弁34aのスプールに作用させるように
なっており、そして、主制御弁34aのスプールが二次
パイロット圧の大きさに応じてストロークされ、リフト
シリンダ35に対する圧油の方向及び流量制御を行う構
成となっている。
【0004】なお、この種の電磁比例制御弁34を備え
た電気式のフォーク昇降制御装置の場合、一般に自動上
昇スイッチ装置と併用されることが多い。これは、自動
上昇スイッチ41をオン操作すると、そのオン信号を受
けたコントローラ33が上昇用の電磁比例減圧弁34b
に駆動信号を出力し、主制御弁34aのスプールを上昇
側へ操作させ、そしてフォーク36が予め設定された高
さに達すると、このことを検出したフォーク高さ検出ス
イッチ42からの信号がコントローラ33に入力され、
それに基づいて主制御弁34aのスプールを原位置へ復
帰させてフォーク36を所定高さ位置に自動停止するよ
うにしたものである。このような自動上昇装置付きフォ
ーク昇降制御装置は、ラック作業を行う場合によく用い
られる。なお、図3において、37はマスト、39は油
圧ポンプ38駆動用の電動モータ、40はオイルタンク
を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の電気式フォーク昇降制御装置においては、電磁比例
減圧弁34bが電気入力に応じたパイロット圧を発生
し、このパイロット圧により主制御弁34aのスプール
を制御する構成であるために、フォーク36の下降を積
荷の荷重又は自重により行う下降時においても油圧ポン
プ38用の電動モータ39を駆動する必要があり、その
ため、電力(バッテリ)の消費量が多く、また油圧ポン
プ37及び電動モータ39の稼働頻度が高いことから、
耐久性が低下するという点に問題があった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、リフトシリンダ
を制御する主制御弁を、フォーク上昇時には電気的に、
フォーク下降時には機械的に操作するようにして、フォ
ーク下降時における油圧ポンプ用電動モータの駆動を不
要化し、電力消費量の削減を可能としたフォークリフト
のフォーク昇降制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項1の発明に係るフォークリフトのフォーク昇
降制御装置は、フォーク昇降操作用の操作部材と、フォ
ーク昇降用のリフトシリンダと、このリフトシリンダの
中立保持と圧油の方向制御を行うスプール式の主制御弁
と、電気入力に応じたパイロット圧を発生し前記主制御
弁のスプールを上昇側へ操作する電磁弁と、前記操作部
材の上昇方向への操作時に出力される電気信号に基づい
て前記電磁弁に駆動信号を出力する電気的操作系と、前
記操作部材の下降方向への操作時に該操作部材の変位を
前記主制御弁のスプールに機械的に伝えて該スプールを
下降側へ操作する機械的操作系とを備えたことを特徴と
している。
【0008】請求項2の発明に係るフォークリフトのフ
ォーク昇降制御装置は、フォーク昇降操作用の操作部材
と、フォーク昇降用のリフトシリンダと、このリフトシ
リンダの中立保持と圧油の方向及び流量制御を行うスプ
ール式の主制御弁と、電気入力に応じたパイロット圧を
発生し前記主制御弁のスプールを上昇側へ操作する電磁
比例減圧弁と、前記操作部材の上昇方向への操作時にそ
の変位量を電気信号に変換して出力するポテンショメー
タと、該ポテンショメータからの電気信号に基づいて前
記電磁比例減圧弁に駆動信号を出力するコントローラ
と、前記操作部材の下降方向への操作時に該操作部材の
変位を前記主制御弁のスプールに機械的に伝えて該スプ
ールを下降側へ操作するリンク機構とを備えたことを特
徴としている。
【0009】
【作用】上述のように構成された請求項1の発明におい
ては、主制御弁の上昇側への操作を電気的に行い、下降
側への操作を機械的に行う構成としてあるため、油圧ポ
ンプの駆動は、フォーク上昇時に限られる。すなわち、
フォーク下降時には油圧ポンプ用の電動モータを駆動す
る必要がなくなる。また、請求項2の発明においては、
操作部材の上昇方向への操作時には、その変位量がポテ
ンショメータにて電気信号に変換してコントローラに入
力され、それに基づいてコントローラが電磁比例減圧弁
に駆動信号を出力するため、該電磁比例減圧弁が操作部
材の変位量に対応するパイロット圧を発生し、主制御弁
のスプールストロークを制御する。また、操作部材の下
降方向への操作時には、リンク機構を介して主制御弁の
スプールが機械的に操作され、操作部材の変位に見合う
スプールストロークが得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は本発明の実施例に係るフォークリ
フトのフォーク昇降制御装置を示している。まず、フォ
ーク昇降用油圧回路について説明する。なお、この油圧
回路自体は従来公知であるため、簡単に説明する。フォ
ーク1をマスト2に沿って昇降させるためのリフトシリ
ンダ3と、油圧ユニット4とは電磁比例制御弁8を介し
て接続されている。電磁比例制御弁8はリフトシリンダ
3の中立保持と圧油の方向及び流量制御を行うスプール
式の主制御弁9と、電気入力に応じたパイロット圧を発
生し、このパイロット圧で主制御弁9のスプール9aを
上昇側へ操作する上昇操作用の電磁弁、本実施例では電
磁比例減圧弁10とから構成されている。
【0011】主制御弁9は油圧ユニット4における荷役
用油圧ポンプ5に通じるポンプポート、オイルタンク7
に通じるタンクポート及びリフトシリンダ3に通じるシ
リンダポートを備えており、常にはスプール9aが図示
省略の中立保持用スプリングにより中立位置に保持さ
れ、その中立位置では、ポンプポートとタンクポートが
連通され、シリンダポートがブロックされている。一
方、電磁比例減圧弁10は主制御弁9のポンプポートよ
りも上流側(油圧ポンプ5側)に配設される図示省略の
シーケンス弁よりも上流側を取入ポートとするパイロッ
トライン中の図示省略の減圧弁を経て取り込まれる一次
パイロット圧を、電気入力に応じた二次パイロット圧に
調圧して主制御弁9のスプール9aの軸方向一端面に作
用させるように構成されている。
【0012】次に、上述の如く構成される比例電磁弁8
の制御系(操作系)について説明する。フォーク昇降操
作用の操作部材としてのリフトレバー11は、運転席に
おいて回動操作可能に配設される。リフトレバー11の
回動軸11a上には、ロータリ式のポテンショメータ1
2が取付けられ、リフトレバー11の変位量を電圧に変
換して取り出し、コントローラ13に入力するようにな
っている。そして、コントローラ13はポテンショメー
タ12から入力される電気信号のうち、リフトレバー1
1の上昇方向への傾動により出力される信号のみを取り
込み、下降方向への傾動により出力される信号について
は、これをキャンセルする。すなわち、コントローラ1
3はポテンショメータ11から入力される上昇方向の電
気信号のみに基づいてリフトレバー11の変位量に応じ
た駆動信号を前記電磁比例減圧弁10に出力し、同時に
油圧ポンプ5駆動用の電動モータ6に対して駆動信号を
出力するように構成されている。
【0013】一方、前記主制御弁9のスプール9aは、
電磁比例減圧弁10によるパイロット圧作用側と反対側
においてリフトレバー11とリンク機構14を介して機
械的に連結されている。本実施例においては、リフトレ
バー11の回動軸11aに固着されたレバー15と、該
レバー15及び主制御弁9のスプール9aの端部にそれ
ぞれピン16を介して連結されたリンクレバー17とか
らリンク機構14を構成しているが、リフトレバー11
と主制御弁9とが相当の距離を隔てて配置されていると
きは、途中に適宜リモートコントロール用としてのリン
クロッドを介在することにより、機械的遠隔操作が可能
となる。
【0014】なお、上述の如く構成されたフォーク昇降
制御装置においては、自動上昇スイッチ装置が併設され
ている。すなわち、自動上昇スイッチ18及びフォーク
高さ検出スイッチ19をコントローラ13に入力させ、
その入力信号に基づいてコントローラ13により電磁比
例減圧弁10を制御することにより、フォーク1を予め
設定された高さまで上昇後、自動停止できるようにして
いることについては、従来と同様である。
【0015】上記のように、本実施例に係るフォーク昇
降制御装置は、主制御弁9の上昇側への操作を、ポテン
ショメータ12と、コントローラ13とから構成される
電気的操作系により電磁比例減圧弁10を介して行う一
方、主制御弁9の上昇側への操作を、リンク機構14か
ら構成される機械的操作系により行い得るようにしたも
のである。従って、フォーク1の上昇時には、リフトレ
バー11が上昇方向に操作されると、その変位量に対応
する電気信号がポテンショメータ12から出力され、そ
れを受けたコントローラ13は電磁比例制御弁8の電磁
比例減圧弁10及び油圧ポンプ5用の電動モータ6に対
してそれぞれ駆動信号を出力する。
【0016】しかして、上記駆動信号を受けた電磁比例
減圧弁10は、その比例ソレノイド部に通電され、それ
により生ずる電磁力で減圧弁スプールを移動し、パイロ
ットラインを経て取り込まれる一次パイロット圧を、電
気入力、つまりリフトレバー11の変位量に応じた二次
パイロット圧に調圧し、このパイロット圧を主制御弁9
のスプール9aに作用させる。
【0017】従って、スプール9aは上昇側、つまりシ
リンダポートとポンプポートとを連通する方向に移動さ
れ、そのときのストロークは、パイロット圧の大きさと
リフトレバー11の操作力との和と、リタースプリング
のバネ力とが釣り合う位置となる。すなわち、主制御弁
9はリフトレバー11の変位量に応じてストロークする
ことにより、圧油の方向及び流量制御を行い、リフトシ
リンダ3の上昇速度を制御する。なお、この場合におい
て、主制御弁9のスプール9aはリンク機構14を介し
てリフトレバー11と連結されているため、該リフトレ
バー11の上昇方向への操作力を受けるも、電磁比例減
圧弁10による操作方向と同方向であるため、何等問題
はない。
【0018】また、リフトレバー11の操作力を取り去
ったときは、主制御弁9のスプール9aのリタースプリ
ングのバネ力がパイロット圧に打ち勝って該スプール9
aを中立方向へ移動させる。これによりスプール9aと
リンク機構14を介して機械的につながっているリフト
レバー11も中立位置に戻される。このとき、リフトレ
バー11の戻り量に対応する電気信号がポテンショメー
タ12から出力され、それを受けたコントローラ13に
より電磁比例減圧弁10が制御され、主制御弁9のスプ
ール9aに作用するパイロット圧が低下される。すなわ
ち、比例ソレノイドの電磁力が次第に減少され、それに
伴い減圧弁スプールが初期位置に戻され、パイロット圧
がタンクにドレンされて低下され、また電動モータ6も
停止される。
【0019】一方、フォーク1の下降時には、リフトレ
バー11が下降方向へ操作されると、この変位はリンク
機構14を介して主制御弁9のスプール9aに伝達さ
れ、該スプール9aを下降方向へストロークさせる。こ
のストロークによりシリンダポートがタンクポートに連
通され、リフトシリンダ3の圧油がオイルタンクにドレ
ンされる。そのため、フォーク1は積荷荷重又は自重に
より下降される。そして、このときの下降速度は、上記
上昇時と同様にリフトレバー11の変位量に対応したも
のとなる。
【0020】このように、本実施例のフォーク昇降制御
装置によれば、フォーク下降時には油圧ポンプ5用の電
動モータ6を駆動する必要がなくなるため、電動モータ
6の稼働頻度が従来に比して半減される。このことは、
バッテリの電力消費を著減し得るとともに、電動モータ
6及び油圧ポンプ5の稼働頻度を低減して耐久性を高め
ることが可能となる。
【0021】なお、本発明は、図示の実施例に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の
変更が可能である。リフトレバー11と主制御弁9のス
プール9aとをつなぐ機械的操作系としてのリンク機構
14は、例えばレバー15とリンクレバー17との連結
部に逃がし用としての長孔を形成してリフトレバー11
の下降方向の動作のみを伝達可能な構成に変更してもよ
い。詳細に説明すると、図2(a) に示すように、リンク
レバー170の上端には長手方向に沿って長孔171を
穿ち、レバー150の一端をピン151を介して長孔1
71に摺動可能に嵌合する。
【0022】従って、リフトレバー11が上昇方向に操
作されたときは、図2(b) に示すように、レバー150
の一端は長孔171に沿って摺動し、又、スプール9a
はポテンショメータ12からの出力に基づいたパイロッ
ト圧の作用を受け、上昇側に移動する。よって、スプー
ル9aに連結されたリンクレバー170も上昇方向に移
動する(図2(c) 参照)。次に、リフトレバー11を上
昇側より中立位置まで戻そうとした場合について説明す
る。予め、ピン151と長孔171の下端との間に間隔
bが設けてあるので、この間隔分はリフトレバー11を
中立方向に回動させることができる。従って、前記リフ
トレバー11の回動によりスプール9aに作用するパイ
ロット圧が低下し、リターンスプリングのバネ力が勝る
ため、スプール9a及びリンクレバー170が中立位置
方向に移動する。上記動作が断続的に繰り返されること
で、リフトレバー11及びスプール9aを中立位置に戻
すことができる。
【0023】また、リフトレバー11が下降方向に操作
されたときは、図2(d) に示すように、レバー150の
一端が長孔171内を間隔bだけ移動後は、レバー15
0によりリンクレバー170を直接押し下げることがで
きる。なお、この構成を採用した場合、スプール9aの
上昇側におけるストロークは、リターンスプリングのバ
ネ力とパイロット圧とが釣り合う位置となるため、前述
の実施例に比べると、リフトレバー11の操作量が同じ
ときのパイロット圧を高めに設定することになる。ま
た、リフトレバー11自体にも中立位置復帰用のリター
スプリングを付設する。
【0024】前述の実施例では、リフトレバー11とス
プール9aとが直接連結されているため、リフトレバー
11を上昇方向へ操作するときに、スプール9aにパイ
ロット圧が作用する前後でリフトレバー11の手応えが
変化するという問題があるが、この構成によると、パイ
ロット圧による作用がリフトレバー11に伝達されない
ため、前記の問題が解決される。その他、電動モータの
稼働頻度の半減、バッテリの電力消費の著減等の作用効
果は、前述の実施例と同様である。
【0025】また、電気的操作系については、ポテンシ
ョメータ12に変え、リミットスイッチを利用する一
方、電磁比例減圧弁9を電磁減圧弁に変更し、リミット
スイッチによるリフトレバー11の上昇方向の操作検出
信号により電磁減圧弁を作動させて主制御弁9のスプー
ル9aに一定のパイロット圧を作用させる構成を採用す
ることも可能である。また、ポテンショメータ12は実
施例で説明されたロータリ式からリニア式に変更しても
よい。さらにまた、油圧ポンプ5を駆動する電動モータ
6の駆動信号出力手段は、リフトレバー11の上昇方向
の動作を検出するリミットスイッチに変更してもよい
し、操作部材としてのリフトレバー11は、足踏ペダル
に変更してもよい。また、前述の実施例において、リフ
トレバー11に中立位置復帰用のリターンスプリングを
付設することも可能であり、その場合はリフトレバー1
1の上昇方向への操作時に主制御弁9のスプール9aに
作用させるパイロット圧を前述した実施例の場合よりも
高めに設定することになる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、バッテリフォークリフトのフォーク昇降制御装
置において、主制御弁の上昇側への操作を電気的に行
い、下降側への操作を機械的に行う構成とし、フォーク
下降時には油圧ポンプを駆動しなくて済むため、ポンプ
駆動用の電動モータを駆動するための消費電力を半減で
きる。このことは、電動モータ及び油圧ポンプの稼働頻
度も低減し、その耐久性を高める上で有効となる。ま
た、請求項2の発明によれば、請求項1の発明と同様の
効果を奏することに加え、操作部材の変位量に対応した
スプールストロークにより圧油の流量制御を行い得るの
で、リフトシリンダ作動速度を任意に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフォークリフトのフォー
ク昇降制御装置を示す説明図である。
【図2】本発明の変更例を示す説明図であり、(a) はリ
フトレバー中立時、(b)(c)はリフトレバー上昇時、(d)
はリフトレバー下降時の動作態様図である。
【図3】従来のフォークリフトのフォーク昇降制御装置
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…フォーク 3…リフトシリンダ 5…油圧ポンプ 6…電動モータ 8…比例電磁制御弁 9…主制御弁 9a…スプール 10…電磁比例減圧弁 11…リフトレバー 12…ポテンショメータ 13…コントローラ 14…リンク機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーク昇降操作用の操作部材と、フォ
    ーク昇降用のリフトシリンダと、このリフトシリンダの
    中立保持と圧油の方向制御を行うスプール式の主制御弁
    と、電気入力に応じたパイロット圧を発生し前記主制御
    弁のスプールを上昇側へ操作する電磁弁と、前記操作部
    材の上昇方向への操作時に出力される電気信号に基づい
    て前記電磁弁に駆動信号を出力する電気的操作系と、前
    記操作部材の下降方向への操作時に該操作部材の変位を
    前記主制御弁のスプールに機械的に伝えて該スプールを
    下降側へ操作する機械的操作系とを備えたフォークリフ
    トのフォーク昇降制御装置。
  2. 【請求項2】 フォーク昇降操作用の操作部材と、フォ
    ーク昇降用のリフトシリンダと、このリフトシリンダの
    中立保持と圧油の方向及び流量制御を行うスプール式の
    主制御弁と、電気入力に応じたパイロット圧を発生し前
    記主制御弁のスプールを上昇側へ操作する電磁比例減圧
    弁と、前記操作部材の上昇方向への操作時にその変位量
    を電気信号に変換して出力するポテンショメータと、該
    ポテンショメータからの電気信号に基づいて前記電磁比
    例減圧弁に駆動信号を出力するコントローラと、前記操
    作部材の下降方向への操作時に該操作部材の変位を前記
    主制御弁のスプールに機械的に伝えて該スプールを下降
    側へ操作するリンク機構とを備えたフォークリフトのフ
    ォーク昇降制御装置。
JP1183294A 1994-02-03 1994-02-03 フォークリフトのフォーク昇降制御装置 Pending JPH07215694A (ja)

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