JPH0615994Y2 - フォ−クリフト等の産業車両における荷役制御装置 - Google Patents
フォ−クリフト等の産業車両における荷役制御装置Info
- Publication number
- JPH0615994Y2 JPH0615994Y2 JP1987116771U JP11677187U JPH0615994Y2 JP H0615994 Y2 JPH0615994 Y2 JP H0615994Y2 JP 1987116771 U JP1987116771 U JP 1987116771U JP 11677187 U JP11677187 U JP 11677187U JP H0615994 Y2 JPH0615994 Y2 JP H0615994Y2
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- Japan
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- tilt
- sensor
- flow rate
- forklift
- valve
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はフォークリフトトラック等の産業車両におい
て、リフト下降速度やティルト前後傾速度等をオペレー
タが自由に設定できるような荷役制御装置に関するもの
である。
て、リフト下降速度やティルト前後傾速度等をオペレー
タが自由に設定できるような荷役制御装置に関するもの
である。
(従来の技術) フォークリフトトラック等を用いて荷役作業を行う場合
に、各作業内容に応じて最適なリフト下降速度やティル
ト前後傾速度を選択、保持することが必要であるが、現
在のところこの点を簡単に解決したものは見当たらな
い。
に、各作業内容に応じて最適なリフト下降速度やティル
ト前後傾速度を選択、保持することが必要であるが、現
在のところこの点を簡単に解決したものは見当たらな
い。
なお本出願前の出願で本出願後に公開された特開昭63
−147800号公報はフォークリフト等のマストブー
ム等の下降速度制御に関するもので、作動油のリフトシ
リンダからの戻り回路に電磁比例制御弁を配置し、マス
ト昇降用作動機レバーにポテンショメータを装着し、ポ
テンショメータよりの電圧信号を電磁比例流量制御弁駆
動用の電流信号に変換するためのコントローラを設けた
ものが示されている。
−147800号公報はフォークリフト等のマストブー
ム等の下降速度制御に関するもので、作動油のリフトシ
リンダからの戻り回路に電磁比例制御弁を配置し、マス
ト昇降用作動機レバーにポテンショメータを装着し、ポ
テンショメータよりの電圧信号を電磁比例流量制御弁駆
動用の電流信号に変換するためのコントローラを設けた
ものが示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記ポテンショメータの設定は通常作業者が行なうもの
であり、この場合実稼動時には一定にするか、或いは作
業毎に可変するとしても、実稼動中にポテンショメータ
の設定を変えることはきわめて危険である。
であり、この場合実稼動時には一定にするか、或いは作
業毎に可変するとしても、実稼動中にポテンショメータ
の設定を変えることはきわめて危険である。
すなわちリフト下降途中積荷がある高さになったら下降
速度を遅くし、荷置時のショックをやわらげるというこ
とを作業者がポテンショメータで行なうことは極めて困
難であって、作業者に大きな負担となることは否定でき
ない。
速度を遅くし、荷置時のショックをやわらげるというこ
とを作業者がポテンショメータで行なうことは極めて困
難であって、作業者に大きな負担となることは否定でき
ない。
この考案は上記したような作業者への負担を軽減すると
共に、作業内容に応じてオペレータが適宜リフト下降速
度やティルト前後傾速度を容易に選択することができ、
安全かつ効率のよい作業を行なうことのできる荷役制御
装置を提供することをその目的とする。
共に、作業内容に応じてオペレータが適宜リフト下降速
度やティルト前後傾速度を容易に選択することができ、
安全かつ効率のよい作業を行なうことのできる荷役制御
装置を提供することをその目的とする。
(問題点を解決するための手段及び作用) この考案は上記の点に鑑みなされたもので、フォークリ
フト等の産業車両において、アウタマストに上下方向に
2個のセンサを取付けフォークが下降したとき上方のセ
ンサがオン(ON)となり、ついでこの上方センサがオ
フ(OFF)になってから下方のセンサがオン(ON)
となるように位置センサを装着し、パネル近傍に可変設
定つまみを設け、リフトシリンダと操作弁との間並びに
ティルトシリンダと操作弁との間にそれぞれ流量制御弁
を設け、これら流量制御弁は前記可変つまみにより選定
された電圧に応じて各シリンダから操作弁へ戻る流量を
制御するように位置センサとリレーを組んで構成し、可
変つまみにより流量制御弁への供給電圧を自由に設定
し、流量を制御してオペレータが作業内容に合せて最適
なリフト下降速度やティルト前後傾速度を選択できるよ
うにした。
フト等の産業車両において、アウタマストに上下方向に
2個のセンサを取付けフォークが下降したとき上方のセ
ンサがオン(ON)となり、ついでこの上方センサがオ
フ(OFF)になってから下方のセンサがオン(ON)
となるように位置センサを装着し、パネル近傍に可変設
定つまみを設け、リフトシリンダと操作弁との間並びに
ティルトシリンダと操作弁との間にそれぞれ流量制御弁
を設け、これら流量制御弁は前記可変つまみにより選定
された電圧に応じて各シリンダから操作弁へ戻る流量を
制御するように位置センサとリレーを組んで構成し、可
変つまみにより流量制御弁への供給電圧を自由に設定
し、流量を制御してオペレータが作業内容に合せて最適
なリフト下降速度やティルト前後傾速度を選択できるよ
うにした。
(実施例) 以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はリフト下降速度制御回路とティルト前後傾速度
制御回路を示す。図において1はリフトシリンダ、2は
操作弁でこれらリフトシリンダ1と操作弁2との間に流
量制御弁3を設け、該流量制御弁3に外部より電圧を供
給して、その電圧の大きさに応じて、リフトシリンダ1
から操作弁2へ戻る油量を制御する。
制御回路を示す。図において1はリフトシリンダ、2は
操作弁でこれらリフトシリンダ1と操作弁2との間に流
量制御弁3を設け、該流量制御弁3に外部より電圧を供
給して、その電圧の大きさに応じて、リフトシリンダ1
から操作弁2へ戻る油量を制御する。
そして流量制御弁3に供給する電圧の大きさは、第2図
に示すようにフォークリフト等の産業車両メータパネル
近傍に取付けた可変設定つまみ4により、オペレータが
自由に設定でき、作業内容に応じて最適なリフト下降速
度を選択でき、安全かつ効率のよい作業を行なうことが
できる。
に示すようにフォークリフト等の産業車両メータパネル
近傍に取付けた可変設定つまみ4により、オペレータが
自由に設定でき、作業内容に応じて最適なリフト下降速
度を選択でき、安全かつ効率のよい作業を行なうことが
できる。
なお第2図に示した可変調整つまみ4は3個設け、5は
位置センサを示す。
位置センサを示す。
そして位置センサ5は第3図に示したように、アウタマ
スト6に上下方向に取付けた2個のセンサLS1とLS
2とにより構成されている。
スト6に上下方向に取付けた2個のセンサLS1とLS
2とにより構成されている。
いまフォーク7が荷物を担持して下降してきたときに、
センサLS2の方がONとなり、ついでセンサLS2が
OFFになってからセンサLS1がONとなるように位
置センサ5を装着する。
センサLS2の方がONとなり、ついでセンサLS2が
OFFになってからセンサLS1がONとなるように位
置センサ5を装着する。
つまりセンサLS1とLS2は同時にONとならないよ
うに装着されている。
うに装着されている。
第4図は流量制御弁3へ供給する電圧の配線を示した。
図において8はリレーである。フォーク7がセンサLS
2より上にあるときは、リレー端子がa側になるためa
−c間の電圧が流量制御弁3へ供給される。
図において8はリレーである。フォーク7がセンサLS
2より上にあるときは、リレー端子がa側になるためa
−c間の電圧が流量制御弁3へ供給される。
そしてa−c間電圧は可変設定つまみ4によって設定で
きる。
きる。
つぎにフォーク7が下降してセンサLS1に達すると、
リレー端子がb側になって、b−c間の電圧が流量制御
弁3へ供給される。
リレー端子がb側になって、b−c間の電圧が流量制御
弁3へ供給される。
上記b−c間電圧は荷物を地上へ静かに置くように、少
流量をリフトシリンダ1から操作弁2へ流すように予め
設定した電圧値である。
流量をリフトシリンダ1から操作弁2へ流すように予め
設定した電圧値である。
なおフォーク7がセンサLS1より低い場合は、流量制
御弁3にはb−c間の電圧値を供給し、フォーク7が上
昇してセンサLS2に達すると、流量制御弁3にはa−
c間の電圧値を供給するようにリレー8を用いて回路を
組んでいる。
御弁3にはb−c間の電圧値を供給し、フォーク7が上
昇してセンサLS2に達すると、流量制御弁3にはa−
c間の電圧値を供給するようにリレー8を用いて回路を
組んでいる。
このように地上荷置きの場合には位置センサ5とリレー
8を用いて簡単な回路を組み、自動下降速度制御回路を
構成することができる。
8を用いて簡単な回路を組み、自動下降速度制御回路を
構成することができる。
またティルトシリンダ9と操作弁2との間にも同様に流
量制御弁10,11を設けて流量制御弁10,11にそ
れぞれ外部より電圧を供給し、その電圧の大きさに応じ
てティルトシリンダ9から操作弁2へ戻る流量を制御す
る。
量制御弁10,11を設けて流量制御弁10,11にそ
れぞれ外部より電圧を供給し、その電圧の大きさに応じ
てティルトシリンダ9から操作弁2へ戻る流量を制御す
る。
ティルトシリンダ9に発生する油圧は負荷変動が大きい
ためメータアウト制御にするが、その詳細を第5図に示
す。
ためメータアウト制御にするが、その詳細を第5図に示
す。
流量制御弁10,11へ供給する電圧の大きさは、上述
したようにメータパネル近傍に取付けた可変設定つまみ
4によりオペレータが自由に設定でき、作業内容に応じ
て最適なティルト前後傾速度を選択でき、安全で効率の
よい作業ができる。
したようにメータパネル近傍に取付けた可変設定つまみ
4によりオペレータが自由に設定でき、作業内容に応じ
て最適なティルト前後傾速度を選択でき、安全で効率の
よい作業ができる。
また操作弁2の中のティルトブロック2′にはエンジン
停止時、誤ってティルトレバーを操作しても前傾しない
ように、ティルトスプール中に12に示したようなティ
ルトロック弁が組み込まれている。
停止時、誤ってティルトレバーを操作しても前傾しない
ように、ティルトスプール中に12に示したようなティ
ルトロック弁が組み込まれている。
すなわち第5図においてエンジン停止時、流量制御弁1
0,11に供給する電圧を0Vと設定しておけば流量制
御弁10,11は遮断されていわゆるストッパバルブの
役目をする。
0,11に供給する電圧を0Vと設定しておけば流量制
御弁10,11は遮断されていわゆるストッパバルブの
役目をする。
従ってティルトレバーを誤って操作しても前傾すること
はない。
はない。
つまり流量制御弁10,11はティルトロック弁12の
役目をすることになるため、ティルトロック弁が不要と
なる。
役目をすることになるため、ティルトロック弁が不要と
なる。
なおエンジンが回っているときは、流量制御弁10,1
1は可変設定つまみ4によって設定された電圧に応じて
流量を制御する。
1は可変設定つまみ4によって設定された電圧に応じて
流量を制御する。
(考案の効果) この考案は以上詳述したようにして成るので、可変設定
つまみによって流量制御弁への供給電圧を調整すること
により、荷役シリンダから操作弁へ戻る油量を制御でき
るので、オペレータは作業内容に応じてリフト下降速度
やティルト前後傾速度等を自由に設定選択でき、安全か
つ効率のよい作業を行なうことができる。
つまみによって流量制御弁への供給電圧を調整すること
により、荷役シリンダから操作弁へ戻る油量を制御でき
るので、オペレータは作業内容に応じてリフト下降速度
やティルト前後傾速度等を自由に設定選択でき、安全か
つ効率のよい作業を行なうことができる。
従ってこの考案によれば位置センサとリレーを用いた回
路によってリフト下降速度並びにティルト前後傾速度を
揚高に応じて自動的に切換えることができ、作業者の負
担を著しく軽減することができる。
路によってリフト下降速度並びにティルト前後傾速度を
揚高に応じて自動的に切換えることができ、作業者の負
担を著しく軽減することができる。
第1図はこの考案の一実施例のリフト下降速度制御回路
とティルト前後傾速度制御回路を示し、第2図はこの考
案の適用されるフォークリフトで、第3図は位置センサ
の取付け構造を示す部分図、第4図は流量制御弁へ供給
する電圧の配線を図解的に示す。第5図は第1図の制御
回路におけるティルト前後傾速度制御回路の詳細を拡大
して示したものである。 1…リフトシリンダ 2…操作弁 3…流量制御弁 4…可変設定つまみ 5…位置センサ LS1…センサ LS2…センサ 6…アウタマスト 7…フォーク 8…リレー 9…ティルトシリンダ 10…流量制御弁 11…流量制御弁
とティルト前後傾速度制御回路を示し、第2図はこの考
案の適用されるフォークリフトで、第3図は位置センサ
の取付け構造を示す部分図、第4図は流量制御弁へ供給
する電圧の配線を図解的に示す。第5図は第1図の制御
回路におけるティルト前後傾速度制御回路の詳細を拡大
して示したものである。 1…リフトシリンダ 2…操作弁 3…流量制御弁 4…可変設定つまみ 5…位置センサ LS1…センサ LS2…センサ 6…アウタマスト 7…フォーク 8…リレー 9…ティルトシリンダ 10…流量制御弁 11…流量制御弁
Claims (1)
- 【請求項1】フォークリフト等の産業車両において、ア
ウタマスト6に上下方向に2個のセンサLS1とLS2
とを取付け、フォーク7が下降したときセンサLS2が
オン(ON)となり、次いでセンサLS2がオフ(OF
F)になってからセンサLS1がオン(ON)となるよ
うに位置センサ5を装着し、パネル近傍に可変設定つま
み4を設け、リフトシリンダ1と操作弁2との間並びに
ティルトシリンダ9と操作弁2との間にそれぞれ流量制
御弁3並びに流量制御弁10,11を設け、これら流量
制御弁3,10,11は前記可変つまみ4により設定さ
れた電圧に応じて各シリンダ1,9から操作弁2へ戻る
流量を制御するように位置センサ5とリレー8を用いて
回路を組んで成る、フォークリフト等の産業車両におけ
る荷役制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116771U JPH0615994Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | フォ−クリフト等の産業車両における荷役制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116771U JPH0615994Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | フォ−クリフト等の産業車両における荷役制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6424097U JPS6424097U (ja) | 1989-02-09 |
JPH0615994Y2 true JPH0615994Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=31359612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987116771U Expired - Lifetime JPH0615994Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | フォ−クリフト等の産業車両における荷役制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615994Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0611639B2 (ja) * | 1986-12-09 | 1994-02-16 | 三菱重工業株式会社 | フオ−クリフトのマスト等の下降速度制御装置 |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP1987116771U patent/JPH0615994Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6424097U (ja) | 1989-02-09 |
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