JPH07215692A - 産業車両のバッテリ収納構造 - Google Patents

産業車両のバッテリ収納構造

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JPH07215692A
JPH07215692A JP6011831A JP1183194A JPH07215692A JP H07215692 A JPH07215692 A JP H07215692A JP 6011831 A JP6011831 A JP 6011831A JP 1183194 A JP1183194 A JP 1183194A JP H07215692 A JPH07215692 A JP H07215692A
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JP
Japan
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hood
battery
battery storage
industrial vehicle
storage structure
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Nobuaki Kawabata
伸明 川端
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリ搭載の産業車両において、車両転倒
時のサイドフードの離脱を防止して安全性を向上する。 【構成】 車体フレーム1の前後に立設されたフロント
及びリヤプレート2と、車体フレーム1上の左右側面に
配置されるとともにフロント及びリヤプレート2の左右
上端縁に着脱自在に掛止される上端フランジ4を備えた
左右のサイドフード3と、左右側縁をサイドフード3の
上端フランジ部4の内寄り上面に重なるように配置され
るとともに、後端部が車体側に開閉可能に取付けられ、
前端部がキャッチ9を介してフロントプレート2に固定
可能とされたバッテリフード6とを備えた産業車両のバ
ッテリ収納構造において、バッテリフード6の左右端部
に、外方へ突出する如く取付けられた板部材からなり、
先端部にサイドフード3の外側面に対して上方から被さ
る如く係合可能な係止部10aを有するストッパ部材1
0を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリを搭載したフ
ォークリフト等の産業車両のバッテリ収納構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8には、従来のフォークリフトのバッ
テリ収納構造を例示している。図示のように、車体フレ
ーム21上の前後にフロントプレート22及びリヤプレ
ート(図示省略)が立設される一方、車体フレーム21
上の左右側面にはそれぞれサイドフード23が配置され
ることにより、方形状のバッテリ収納空間が構成されて
いる。左右のサイドフード23は、上端部に内側に張り
出す上端フランジ部24を有し、この上端フランジ部2
4を前記フロント及びリヤプレート22の左右上端縁に
掛止することにより着脱自在に装着する構成としてい
る。これはバッテリ交換時の作業性の向上を図るためで
ある。
【0003】一方、バッテリ収納空間の上面を覆うため
にバッテリフード25が配置されている。このバッテリ
フード25はその後端部が車体後部に搭載されるカウン
タウェイト26にヒンジ27を介して開閉可能に取付け
られるとともに、前端部がフロントプレート22にキャ
ッチ28を介して固定可能とされている。なお、バッテ
リフード25の閉鎖時には、該バッテリフード25の左
右端部が前記サイドフード23の上端フランジ部24に
重なることで該サイドフード23の掛止状態を保持して
いる。
【0004】また、上述のような構成のバッテリ収納構
造のほか、サイドフードを脱着できるバッテリ収納構造
としては、例えば実開昭55−170123号公報が知
られている。これは、車体フレーム上にサポートを立設
するとともに、該サポートにブラケットを介して上下の
L字形受部材を固着し、そしてこのL字形受部材にサイ
ドフードの内面に突設したフックを掛止することにより
サイドフードを脱着できるように構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のバッテリ収納構造では、サイドフード23が外れな
いようにするために、図示の如く上端フランジ部24に
傾斜状の折返部24aを設定し、この折返部24aをバ
ッテリフード25の左右端部の上向き傾斜部25aで押
さえる構成を採用している。ところが、このような構成
では、例えば不慮の車両転倒時において、サイドフード
23にこれを外方へ押すような横向きの外力が作用した
とき、該サイドフード23が前後のプレート22との掛
止部である上端フランジ部24の折返部24a付近を支
点として図示矢印の方向へ跳ね上がる如く挙動し、車体
から外れやすくなる。
【0006】このような不具合を解決するためには、例
えばバッテリフード25の左右の傾斜部25aをさらに
外方へ水平状に延出して横幅を拡大し、サイドフード2
3の上端フランジ部24の全体を押さえるように構成す
ることも考えられるが、このときはバッテリフード25
が大型化し、重量の増加を招くという別の不具合を生ず
ることになる。
【0007】また、上記公報記載のバッテリ収納構造の
場合は、車体フレーム上に立設されたサポートにブラケ
ットを介して固定されたL字形受部材にフックを介して
サイドフードを掛止する構造であるために、構造が複雑
でかつサポート等がバッテリ交換作業の邪魔になるとい
う不具合がある。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、車両転倒時のサ
イドフードの離脱を確実に防止することができ、しかも
簡単な構造でかつバッテリ交換作業の邪魔にならない産
業車両のバッテリ収納構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、請求項1の発明は、車体フレーム上の前後に立設さ
れたフロント及びリヤプレートと、車体フレーム上の左
右側面に配置されるとともに前記フロント及びリヤプレ
ートの左右上端縁に着脱自在に掛止される上端フランジ
部を備えた左右のサイドフードとによりバッテリ収納空
間が形成され、このバッテリ収納空間の上面にはバッテ
リフードがその左右側縁を前記左右のサイドフードの上
端フランジ部の内寄り上面に重なるように配置され、こ
のバッテリフードは後端部が車体側に開閉可能に取付け
られ、前端部が掛止具を介して車体側に固定可能とされ
た産業車両のバッテリ収納構造であって、前記バッテリ
フードと前記サイドフードとの間に、前記バッテリフー
ドの閉鎖時に相互に係合することで該サイドフードの横
方向の動きを規制するストッパ部材を設置したことを特
徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
産業車両のバッテリ収納構造において、前記ストッパ部
材が、前記バッテリフードの左右端縁部に外方へ突出す
る如く取付けられた板部材から構成され、その突出端部
に前記サイドフードの外側面部に上方から被さる如く係
合する係止部を備えていることを特徴とする。
【0011】
【作用】上述のように構成された請求項1の発明に係る
産業車両のバッテリ収納構造においては、車両転倒時に
おいて、サイドフードに対してこれを外側へ押し出すよ
うな横向きの外力が作用したとき、ストッパ部材がこの
横向きの外力に抵抗する。そのため、サイドフードが前
後のプレートに対する掛止部位を支点にして上開き状に
跳ね上がることが阻止されて離脱するに至らない。
【0012】請求項2の発明に係る産業車両のバッテリ
収納構造においては、ストッパ部材を板部材から構成
し、その突出端部に備えた係止部がサイドフードの外側
面に被さる如く係合することにより該サイドフードに作
用する横向きの外力を受ける構成であることから、車両
転倒時のサイドフードの離脱を防止できることに加え、
バッテリフードの開放作業の邪魔にならず、しかもサイ
ドフードには特別の加工が不要である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。まず、図1〜図3に基づいて実施例1を
説明する。図1はフォークリフトのバッテリ収納構造を
示す斜視図であり、図2はバッテリ交換対応状態を示す
斜視図である。図示のように、車体フレーム1上の前後
にはフロント及びリヤプレート2がそれぞれ立設固定さ
れる一方、車体フレーム1上の左右側面にはそれぞれサ
イドフード3が配置されており、これらによりバッテリ
12を収納するための方形状のバッテリ収納空間が構成
されている。
【0014】しかして、左右のサイドフード3は、その
上端部には全長にわたって略フック形、すなわち傾斜状
の折返部5を有する内張出しの上端フランジ部4を有
し、この上端フランジ部4の前後端を前記フロント及び
リヤプレート2の左右上端縁に形成された略山形突部2
aに掛止することにより吊下げ状に支持されている。す
なわち、左右のサイドフード3はフロント及びリヤプレ
ート2に対して上端フランジ部4を介して着脱自在に掛
止される構成となっている。
【0015】一方、バッテリ収納空間の上面を覆うため
のバッテリフード6は、その後端部が車体側としての、
車体後部に搭載されるカウンタウェイト7にヒンジ8を
介して開閉可能に取付けられるとともに、前端部がフロ
ントプレート2に設けた掛止具としてのキャッチ9を介
して固定可能とされている。そして、バッテリフード6
はその閉鎖時には、図1に示すように、該バッテリフー
ド6の左右端部に全長にわたって形成された上向き傾斜
部6aが前記サイドフード3の上端フランジ部4の折返
部5上面に重なることで該サイドフード3を上方から押
さえ込んでおり、このことにより、サイドフード3が上
下方向の動きが抑えられている。すなわち、バッテリフ
ード6はその左右端縁部がサイドフード3の上端フラン
ジ部4の内寄り上面に重合する構成とされ、横幅の縮小
化が図られている。
【0016】しかして、バッテリ交換時には、図2に示
すように、キャッチ9によるバッテリフード6の固定を
解除後、該バッテリフード6を上方へ回動して開放す
る。この状態では、サイドフード3がバッテリフード6
による押さえ込みから開放されて自由状態となるため、
該サイドフード3をフロント及びリヤプレート2から離
脱し、その状態でバッテリ12の交換を行うことができ
る。
【0017】上述の如きバッテリ収納構造において、前
記バッテリフード6の左右両端部の略中央上面には、フ
ード閉鎖時に前記サイドフード3に係合することにより
該サイドフード3の横方向の動きを規制するためのスト
ッパ部材10が取付けられている。このストッパ部材1
0は、本実施例では板部材から構成され、バッテリフー
ド6にボルト11により着脱自在に取付けられて該バッ
テリフード6の外側方へ突出されるとともに、その突出
端部には略フック状の係止部10aを備えている。そし
て、この係止部10aがサイドフード3の外側面に対し
て上方から被さる如く係合することにより、該サイドフ
ード3の横方向、つまり外側方への移動を規制してい
る。
【0018】従って、バッテリフード6の閉鎖状態で
は、図1に示すように、左右のストッパ部材10の係止
部10aがサイドフード3の外側面に対して上方から係
合しており、この状態では図3に示すように、サイドフ
ード3に対して図示矢印の如き外側方に向かう横向きの
外力Pが作用して該サイドフード3がフロント及びリヤ
プレート2との掛止部を支点にして外側上方へ跳ね上が
ろうとしても、これに抵抗してサイドフード3を現位置
に保持することが可能となる。従って、車両の転倒時に
おいても、バッテリフード6が外れないかぎり、サイド
フード3の離脱防止が確実に達成される。
【0019】そして、ストッパ部材10はサイドフード
3に対して上方から被さる如く係合する構成であるた
め、バッテリフード6の開閉作用を支障しないばかり
か、サイドフード3に対する係合及びその解除をバッテ
リフード6の開閉作用と同時に行うことができる。ま
た、ストッパ部材10をバッテリフード6に設けてある
ため、車体側である例えばフロント及びリヤプレート2
に設けるような場合に比し、バッテリ交換作業等を行う
ときの邪魔にならない。
【0020】次に、本発明の実施例2を図4及び図5に
基づいて説明する。この実施例ではストッパ部材10が
バッテリフード6下面の前端及び後端に左右2個ずつ、
例えば溶接により取付けられている。各ストッパ部材1
0は略L形の係止突起からなり、そして、バッテリフー
ド6の閉鎖時に、左右のサイドフード3の上端フランジ
部4の前後端部に形成した角孔付の受部4aに上方から
挿入して係合することにより、サイドフード3の横方向
の動きを規制するように構成されている。また、前記ス
トッパ部材10を構成する係止突起は、その先端が前後
方向に関してテーパ状に形成され、受部4aの角孔に対
する挿入が容易化されている。
【0021】従って、この実施例2によるときは、前述
の実施例1の場合と同等の作用効果が得られることに加
え、ストッパ部材10がバッテリフード6の下面に設定
してあるため、外観上の見栄えを損なわないという効果
が得られる。
【0022】また、図6は本発明の実施例3を示してい
る。この実施例3では左右のサイドフード3の上端フラ
ンジ部4側にピンからなるストッパ部材10が上向きに
突起され、これに対応してバッテリフード6の下面側に
は孔付ボス13が設定されており、そして、バッテリフ
ード6の閉鎖時にストッパ部材10としてのピンをボス
13の孔に挿入することにより、サイドフード3の横方
向の動きを規制するように構成されている。従って、こ
の実施例3によるときは、前述の実施例1の場合と同等
の作用効果を得ることができる。
【0023】なお、図示の実施例では、バッテリフード
6の傾斜部6aにより、サイドフード3の上端フランジ
部4に形成された傾斜状の折返部5の上面を押さえる構
成としたが、図7に示すように、バッテリフード6の左
右端部を平坦に形成し、サイドフード3の上端フランジ
部4を押えるように変更してもよい。また、実施例1に
おいては、ストッパ部材10をバッテリフード6に取付
ける手段としてボルト11を利用したが、その取付手段
はボルトに限らず溶接、リベット等であってもよく、実
施例2及び実施例3で説明されたストッパ部材について
もその取付手段は、適宜選択し得るものであり、ストッ
パ部材10の個数については必要に応じて増減されるも
のである。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、不慮の車両転倒時におけるサイドフードの離脱
を確実に防止して、安全性を向上できる。また、バッテ
リフードが開放され、サイドフードが取外された状態で
は、車体側にはサイドフードの離脱防止のためのストッ
パ部材が残存しない構成であるため、バッテリ交換作業
等の邪魔にならず、しかも本発明のストッパ部材による
離脱防止策は、バッテリフードの大型化を招くこともな
い。請求項2の発明によれば、サイドフードに特別の加
工が不要な上に、ストッパ部材の構造が簡単であり、生
産上のコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るフォークリフトのバッ
テリフード構造を示す斜視図である。
【図2】バッテリ交換対応状態を示す斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明の実施例2を説明する斜視図である。
【図5】同じく実施例2に係るストッパ部材の係合状態
を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例3を説明する斜視図である。
【図7】バッテリフードによるサイドフードの押さえ構
造の変更例を示す部分断面図である。
【図8】従来のバッテリ収納構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…車体フレーム 2…フロント及びリヤプレート 3…サイドフード 4…上端フランジ部 5…折返部 6…バッテリフード 8…ヒンジ 9…キャッチ 10…ストッパ部材 10a…係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム上の前後に立設されたフロ
    ント及びリヤプレートと、車体フレーム上の左右側面に
    配置されるとともに前記フロント及びリヤプレートの左
    右上端縁に着脱自在に掛止される上端フランジ部を備え
    た左右のサイドフードとによりバッテリ収納空間が形成
    され、このバッテリ収納空間の上面にはバッテリフード
    がその左右側縁を前記左右のサイドフードの上端フラン
    ジ部の内寄り上面に重なるように配置され、このバッテ
    リフードは後端部が車体側に開閉可能に取付けられ、前
    端部が掛止具を介して車体側に固定可能とされた産業車
    両のバッテリ収納構造であって、 前記バッテリフードと前記サイドフードとの間に、前記
    バッテリフードの閉鎖時に相互に係合することで該サイ
    ドフードの横方向の動きを規制するストッパ部材を設置
    した産業車両のバッテリ収納構造。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ部材が、前記バッテリフー
    ドの左右端縁部に外方へ突出する如く取付けられた板部
    材から構成され、その突出端部に前記サイドフードの外
    側面部に上方から被さる如く係合する係止部を備えてい
    る請求項1記載の産業車両のバッテリ収納構造。
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