JPH0721562U - 注出キャップ - Google Patents

注出キャップ

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JPH0721562U
JPH0721562U JP5174793U JP5174793U JPH0721562U JP H0721562 U JPH0721562 U JP H0721562U JP 5174793 U JP5174793 U JP 5174793U JP 5174793 U JP5174793 U JP 5174793U JP H0721562 U JPH0721562 U JP H0721562U
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JP
Japan
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cylinder
mouth
bottle
peripheral surface
diameter portion
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Pending
Application number
JP5174793U
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English (en)
Inventor
孝光 野沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 注出キャップの壜体密封部分の熱収縮変形の
発生を大幅に抑えることを技術的課題とし、もって熱収
縮変形による密封性の劣化を防止する。 【構成】 壜体16の口筒17に密に組付く比較的軟質
の合成樹脂製の注出キャップ1であって、口筒17に密
嵌入する内筒2の内周側に、耐熱性の高い合成樹脂製の
補強リング体8を嵌着して、内筒2の熱収縮変形を大幅
に抑え、この内筒2の口筒17内周面に対する密接状態
を維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体を収納する壜体の口筒に密に組付けられ、一部を破断除去して 開封を達成する注出キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、しょう油、食用油、ソース等の壜であって、該壜内の液体を小出しに使 用するものにおいては、注出筒を設けた合成樹脂製の注出キャップを、液体充填 後、壜口に組付けて密封することが行われている。
【0003】 この注出キャップは、有底筒形状の注出筒の底壁の一部に、破断溝を介してプ ルリングを有する切除壁を形成して構成され、プルリングの引き上げにより切除 壁を破断溝に沿って破断除去することにより壜体の開放と共に、注出口の形成を 達成するものである。
【0004】 上記した注出キャップは、成形し易いこと、および高い密封性を発揮できるこ と、そして切除壁の破断除去が容易であること等の理由により、低密度ポリエチ レン樹脂等の比較的軟質な合成樹脂材料で一体に射出成形されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術にあっては、殺菌、滅菌等の目的で、内容液 を、例えば85〜90度に加熱して壜体に充填し、この内容液を加熱充填した壜 体を注出キャップで密封した場合、注出キャップが内容液により加熱されて熱収 縮変形し、注出キャップによる壜体の密封が劣化すると云う問題があった。
【0006】 そこで、本考案は、上記した従来技術における問題点を解消すべく考案された もので、注出キャップの壜体密封部分の熱収縮変形を発生を大幅に抑えることを 技術的課題とし、もって熱収縮変形による密封性の劣化の発生を防止することを 目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本考案の手段は、 壜体の口筒に密に組付き、有底筒形状の注出筒の底壁の一部に、破断溝を設ける ことによりプルリングを有する切除壁を形成した比較的軟質の合成樹脂製の注出 キャップであること、 壜体の口筒に密嵌入する内筒の内周側に、耐熱性の高い合成樹脂製の補強リング 体を嵌着すること、 にある。
【0008】 内筒の外周面に、上位から、弾性収縮変形して口筒に密嵌入する大径部と、壜 体の口筒内径よりも小さい外径を有する小径部と、を形成するのが良く、この小 径部外周面に、上方へ反転可能な斜め下向きの環状弾性突片を設けるのが有効で ある。
【0009】
【作用】
注出キャップの内筒の内周側には、耐熱性の高い合成樹脂製の補強リング体が 嵌着されているので、注出キャップが壜体の口筒内に密嵌された状態で加熱され ても、注出キャップの内筒は、補強リングの作用により、その収縮変形が大幅に 抑制され、これにより内筒の壜体口筒に対する密嵌入状態が維持される。
【0010】 また、注出キャップの内筒の外周面下部を、壜体口筒内径よりも小径とするこ とにより、この内筒を壜体口筒内へ容易に嵌入させ、組付けることができる。
【0011】 また、内筒の小径部に環状弾性突片を設けた場合、注出キャップの組付け状態 においては、上方へ反転した環状弾性突片がその弾性により壜体口筒の内周面に 圧着するので、密封性がより確実となる。
【0012】 なお、壜体の開封は、従来通りに、プルリングを指先で引き上げて、切除壁を 破断溝に沿って破断除去することにより達成される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面を参照しながら説明する。 硝子、合成樹脂等で成形された壜体16の口筒17の外周面上端縁部には、こ の口筒17の開口端縁の肉厚を外方に厚くする形態で係止突条18が周突条状に 周設されていて、この係止突条18を周設した口筒17に本考案による注出キャ ップ1が被嵌状に組付けられる。
【0014】 低密度ポリエチレン等の比較的軟質の合成樹脂から成る注出キャップ1は、係 止突条18を設けた口筒17に外嵌する円筒形状をした外筒3の上端に、内フラ ンジ状の頂板15を介して注出筒10を連設して構成されている。
【0015】 注出筒10は、上方にラッパ状に拡がったテーパ円筒壁を有する有底円筒形状 をしていて、その筒壁の略中央部を頂板15に連設し、底壁の一部に破断溝12 を刻設することにより、上面周端縁部にプルリング14を一体に起立設した切除 壁13を形成している。
【0016】 この注出筒10からは、口筒17内に密嵌入する内筒2が垂下設されている。 この内筒2の外周面には、段部を設けることにより、上部の大径部4及び下部の 小径部5が形成されていて、大径部4は、この部分の熱収縮量を見越して、かつ また組付け時に弾性収縮変形して口筒17に嵌入可能なように、口筒17内径よ りもやや大径に形成してあり、また小径部5は口筒17内径よりもやや小径に形 成してある。
【0017】 内筒2の内周面下部には環状凹部6が形成してあり、さらにこの環状凹部6内 の上端には環状溝7が形成してある。
【0018】 8はポリプロピレン等の耐熱性の高い合成樹脂材料から成る補強リング体で、 その外周面上端に周設された環状突条9が環状溝7に係合した形態で、内筒2の 環状凹部6に嵌着されている。従って、この耐熱性の補強リング体8により、注 出キャップ1、特にその内筒2の熱収縮変形が防止され、密封性が確実に保持さ れる。
【0019】 図1において、20は有頂円筒形状の外キャップで、その周壁の内周面には、 壜体口筒17の外周面に設けた螺条19に螺合する螺条21が刻設されており、 この外キャップ20は、螺合により注出キャップ1を覆うように口筒17に着脱 自在に取り付けられる。
【0020】 図3は本考案の他の実施例を示したもので、内筒2の内周面の下部に環状突条 11を周設することにより、それより上方に環状凹部6aを形成し、この環状凹 部6aに耐熱性の補強リング体8aを嵌着したものである。
【0021】 図4は本考案のさらに他の実施例を示したもので、内筒2の内周面下部に、図 1に示した実施例と同様構成の補強リング体8を嵌着すると共に、内筒2外周の 小径部5の下端に、上方へ反転可能な環状弾性突片22が斜め下向きに一体形成 してある。なお、補強リング体8は、下方へ長く形成して、環状弾性突片22の 下端よりもやや突出している。
【0022】 この注出キャップ1を壜体16の口筒17に組付けると、2点鎖線で示すよう に内筒2の大径部4が口筒17の内周面に圧着すると共に、環状弾性突片22が 上方へ反転してその弾性により口筒17の内周面に圧着するので、例え注出キャ ップ1が熱収縮変形して大径部4と口筒17内周面との圧着が緩んだとしても、 環状弾性突片8と口筒17内周面との弾性圧着は保持されるので、密封性が損わ れることは無く、補強リング体8の熱収縮変形防止効果と相俟って、密封性はよ り確実となる。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。 壜体口筒に密に嵌入する内筒の内周側に、耐熱性の高い合成樹脂製の補強リン グ体が嵌着されているので、注出キャップの熱収縮変形が防止され、壜体口筒に 対する密封性が確実に保持される。
【0024】 内筒の外周面下部を、壜体口筒内径よりも小径に形成することにより、壜体口 筒に対する嵌入、組付けを極めて容易に行うことができる。
【0025】 内筒の外周面の小径部に環状弾性突片を設けた場合、注出キャップの組付け状 態においては、上方へ反転した環状弾性突片がその弾性により壜体口筒の内周面 に圧着するので、密封性がより確実に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、注出キャップを壜体
口筒に組付けた状態の全体縦断面図。
【図2】図1に示した実施例の要部拡大断面図。
【図3】本考案の他の実施例を示す要部拡大断面図。
【図4】本考案のさらに他の実施例を示す要部拡大断面
図。
【符号の説明】
1 ; 注出キャップ 2 ; 内筒 3 ; 外筒 4 ; 大径部 5 ; 小径部 6、6a ; 環状凹部 8、8a ; 補強リング 10 ; 注出筒 12 ; 破断溝 13 ; 切除壁 14 ; プルリング 16 ; 壜体 17 ; 口筒 20 ; 外キャップ 22 ; 環状弾性突片

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壜体の口筒に密に組付き、有底筒形状の
    注出筒の底壁の一部に、破断溝を設けることによりプル
    リングを有する切除壁を形成した比較的軟質の合成樹脂
    製の注出キャップであって、前記壜体の口筒に密嵌入す
    る内筒の内周側に、耐熱性の高い合成樹脂製の補強リン
    グ体を嵌着して成る注出キャップ。
  2. 【請求項2】 内筒の外周面に、上位から、弾性収縮変
    形して口筒に密嵌入する大径部と、壜体の口筒内径より
    も小さい外径を有する小径部と、を形成した請求項1に
    記載の注出キャップ。
  3. 【請求項3】 小径部外周面に、上方へ反転可能な斜め
    下向きの環状弾性突片を設けた請求項2に記載の注出キ
    ャップ。
JP5174793U 1993-09-24 1993-09-24 注出キャップ Pending JPH0721562U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5174793U JPH0721562U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 注出キャップ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5174793U JPH0721562U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 注出キャップ

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Publication Number Publication Date
JPH0721562U true JPH0721562U (ja) 1995-04-18

Family

ID=12895527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5174793U Pending JPH0721562U (ja) 1993-09-24 1993-09-24 注出キャップ

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JP (1) JPH0721562U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063342A (ja) * 2013-08-26 2015-04-09 株式会社吉野工業所 中栓付きキャップ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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