JPH07214966A - ペーパー挾持具 - Google Patents

ペーパー挾持具

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JPH07214966A
JPH07214966A JP1069594A JP1069594A JPH07214966A JP H07214966 A JPH07214966 A JP H07214966A JP 1069594 A JP1069594 A JP 1069594A JP 1069594 A JP1069594 A JP 1069594A JP H07214966 A JPH07214966 A JP H07214966A
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holding rod
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Yoshiharu Tamaoki
祥治 玉置
Noriteru Furukawa
紀輝 古川
Eriko Yue
えり子 湯生
Ikuo Sonobe
郁雄 園部
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Kokuyo Co Ltd
Iwasaki KK
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Kokuyo Co Ltd
Iwasaki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ペーパーの装脱を容易に行うことができ、しか
も、安定した挾持状態を得ることができるペーパー挾持
具を提供する。 【構成】略平坦なペーパー挾持面が11上を向くように
して載置可能な第1の挾持杆1と、この第1の挾持杆1
に支承され前記ペーパー挾持面11に最接近する挾持位
置Sと前記ペーパー挾持面11を開放する退避位置Tと
の間で回動可能な第2の挾持杆2と、この第2の挾持杆
2に設けられ前記挾持位置Sで前記ペーパー挾持面11
に弾接可能な弾性挾持要素3と、第2の挾持杆2を挾持
位置Sにロックする係脱可能なロック機構4とを具備し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞をはじめ、各種用
紙やカタログ等を挾圧保持するのに使用されるペーパー
挾持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、新聞を挾持した状態で懸吊してお
く場合等に使用されるパーパー挾持具として、例えば、
新聞の長辺寸法よりも若干長尺な断面コ字形をなす竿状
の本体と、この本体内に配設した板状の挾持板と、この
挾持板を本体の一方の内側面方向に接離させるねじ送り
機構とを具備してなり、前記本体内に挿入した新聞の一
側縁を前記挾持板と本体の内側面とによって挾圧保持し
得るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のものでは、ねじ送り機構を操作して挾持板を本体
の内側面から十分に離間させ、その間に新聞の一側縁を
挿入し、しかる後に、前記ねじ送り機構を逆方向に操作
して、前記新聞の一側縁を挾圧保持する必要がある。そ
のため、比較的狭い隙間に新聞の一側縁を挿入するとい
う操作が不可欠になるだけでなく、挾持すべき新聞の厚
みが異なると、挾持板の退避距離を都度変更する必要が
生じ、装着に手間がかかるという問題がある。
【0004】なお、対をなす挾持杆を蝶着しておき、そ
れら挾持杆でペーパーの一側縁を挾持することができる
ようなものも開発されているが、従来のものは、ペーパ
ーを一対の板状挾持杆によって挾持し、それら両挾持板
の外側にコ字形の固定具を外嵌して挾持状態を維持する
ようにしたものが一般的であるため、ペーパーの厚みの
変化に十分に対応することができない。
【0005】本発明は、このような不具合を簡単な構成
により確実に解消することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係るペーパー挾持具は、略平坦なペ
ーパー挾持面が上を向くようにして天板等の支持面上に
載置可能な第1の挾持杆と、この第1の挾持杆に支承さ
れ前記ペーパー挾持面に対向する挾持位置と前記ペーパ
ー挾持面を開放する退避位置との間で回動可能な第2の
挾持杆と、この第2の挾持杆に設けられ前記挾持位置で
前記ペーパー挾持面に弾接可能な弾性挾持要素と、第2
の挾持杆を挾持位置にロックする係脱可能なロック機構
とを具備してなることを特徴としている。
【0007】製造の簡略化を図るには、第1の挾持杆
を、各断面が略同じ輪郭を有する杆本体と、この杆本体
の両端に嵌着したエンドキャップとを具備してなるもの
にするのがよい。その場合、第2の挾持杆を、各断面が
略同じ輪郭を有する杆本体と、この杆本体の両端に嵌着
したキャップとを具備してなるものにし、その長さ寸法
を、前記両エンドキャップ間に介在し得る値に設定して
おくとよい。
【0008】特に、部品点数を少なくして構造の簡略化
を図るには、第1、第2の挾持杆を、それら挾持杆のい
ずれか一方に設けた部分円弧状に湾曲するヒンジ溝と、
他方に設けられ前記ヒンジ溝に摺動可能に係合させた部
分円弧状に湾曲する湾曲片部とによって回動可能に連結
したり、ロック機構の主要構成部品を、第1の挾持杆の
エンドキャップと、第2の挾持杆のキャップに一体に設
けるのが望ましい。
【0009】
【作用】このような構成のペーパー挾持具で新聞等のペ
ーパーを挾持するには、まず、ペーパー挾持面が上を向
くようにして、第1の挾持杆を机の天板等の上に載置す
る。そして、第2の挾持杆は退避位置に回動させてお
く。この状態で、ペーパーの一側縁を前記ペーパー挾持
面上に重合させ、しかる後に、第2の挾持杆を挾持位置
まで回動させる。その結果、第2の挾持杆に設けた弾性
挾持要素がペーパーの一側縁を介してペーパー挾持面に
弾接するとともに、該第2の挾持杆がその位置でロック
され、前記ペーパーは、ペーパー挾持面と弾性挾持要素
とによって挾圧保持されることになる。
【0010】しかして、このようなものであれば、開放
されたペーパー挾持面にペーパーの一側縁を載置して第
2の挾持杆を回動させるだけで、ペーパーのセッティン
グを完了することができ、隙間を調整しながらその隙間
内にペーパーを挿入するような操作が一切不要となる。
しかも、挾持杆同士でペーパーを挾持するのではなく、
第1の挾持杆のペーパー挾持面と弾性挾持要素とによっ
てペーパーを弾性的に挾圧保持するようにしているの
で、安定した挾持状態を維持することができる上に、種
々の厚みに束ねたペーパーを無理なく挾持することが可
能となる。また、装着時に、上を向いた略平坦なペーパ
ー挾持面上にペーパーを載置することができるので、挾
持すべきペーパーの平面状態を維持するのが容易であ
り、波打ったり異常に突っ張るようなことなしにペーパ
ーを挾持することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図8を参
照して説明する。
【0012】このペーパー挾持具は、図1〜図3に示す
ように、ペーパー挾持面11を有した第1の挾持杆1
と、この第1の挾持杆1に回動可能に支承された第2の
挾持杆2と、この第2の挾持杆2に設けられた弾性挾持
要素3と、前記第2の挾持杆2を挾持位置にロックする
ロック機構4とを具備してなる。
【0013】第1の挾持杆1は、各断面が同一の輪郭を
有する杆本体12と、この杆本体12の両端に嵌着した
エンドキャップ13とからなっている。杆本体12は、
図5及び図6に示すように、アルミ押出材を、挾持すべ
きペーパーである新聞5の長辺寸法よりも若干長尺に切
断してなるもので、内面側を平坦なペーパー挾持面11
となす平板部12aと、この平板部12aの一側縁に形
成した低い突条12bと、前記平板部12aの他側縁部
に形成した二重壁部12cとを具備してなり、前記二重
壁部12cの先端部分には、横断面部分円弧状をなすヒ
ンジ溝12dが形成されている。エンドキャップ13
は、合成樹脂製のもので、図7に示すように、外面に図
示しないピンや突起等に係合させるための掛止用凹欠部
13aを有するとともに、内面に杆本体12の平板部1
2aに添接する板状延出部13bと、前記二重壁部12
cに嵌着される突起部13cとを備えている。そして、
前記板状延出部13bを図4に示すようにリベット13
dにより前記平板部12aに止着することによって杆本
体12に固定されている。しかして、この第1の挾持杆
1は、前記平板部12aを天板等の支持面上に載置する
ことによって、前記ペーパー挾持面11が上を向くよう
になっている。
【0014】第2の挾持杆2は、図2に示すように、各
断面が同一の輪郭を有する杆本体21と、この杆本体2
1の両端に嵌着したキャップ22とからなっている。杆
本体21は、アルミ押出材を前記両エンドキャップ13
間に介在し得る長さ寸法に切断することにより構成され
たもので、図5及び図6に示すように、第1の挾持杆1
の平板部12aに対向する平板部21aと、この平板部
21aの内面にそれぞれ直交状態で突設した平行な突出
壁部21b,21cと、前記平板部21aの側縁から延
出させた部分円弧状をなす湾曲片部21dとを具備して
なり、前記湾曲片部21dを第1の挾持杆1のヒンジ溝
12dに摺動可能に挿入することによって第1の挾持杆
1に蝶着されている。なお、前記ヒンジ溝12dの開口
端内面と、前記湾曲辺部21dの挿入端外面にそれぞれ
係止突条12e,21eが突設してあり、前記第1の挾
持杆1を退避位置T(図5の想像線参照)まで回動させ
た場合に前記両係止突条12e,21eが衝合してそれ
以上の回動が阻止されるようになっている。しかして、
前記湾曲片部21dの前記ヒンジ溝12dに対する挿入
は、挾持杆1,2の長手方向一端から行う。キャップ2
2は、図8に示すように、前記両突出壁部21b,21
c間に嵌着可能な板状のもので、その内面に、一方の突
出壁部21bの内面に添接する取付片部22aと、平板
部21aの内面に沿って延びる平行な角柱レール部22
b,22cと、これら角柱レール部22b,22cに平
行に突出する円柱レール部22dとを突設しており、合
成樹脂により一体に成形されている。そして、このキャ
ップ22は、図4に示すように、前記取付片部22aを
リベット22eにより突出壁部21bに止着することに
よって杆本体21に固定されている。
【0015】弾性挾持要素3は、図2、図5及び図6に
示すように、第2の挾持杆2の突出壁部21b、21c
間に架設したピン軸31と、このピン軸31に巻装され
一端を杆本体21の平板部21aに係止させるととも
に、他端部を第1の挾持杆1方向に延出させたねじりば
ね32と、このねじりばね32の他端に装着した押圧子
33とを具備してなるもので、図2及び図3に示すよう
に所要の間隔をあけた2か所にそれぞれ設けてある。押
圧子33は偏平駒状のもので、第2の挾持杆2を挾持位
置S(図6参照)まで回動させた場合に、前記ねじりば
ね32の付勢力によって対向する第1の挾持杆1のペー
パー挾持面11に弾接し得るようになっている。
【0016】ロック機構4は、図2及び図4に示すよう
に、第1の挾持杆1側に設けた固定爪41と、第2の挾
持杆2側に設けた可動爪42と、この可動爪42を案内
するレール要素43と、この可動爪42を固定爪41に
係合し得る方向に付勢するばね44とを具備してなる。
固定爪41は、先端に案内傾斜面41aを有し基端側に
アンダカット部41bを有する合成樹脂製のもので、図
7に示すようにエンドキャップ13の板状延出部13b
に一体に形成されている。可動爪42は、第1の挾持杆
1の平板部12a外面に摺動可能に添接させた操作板部
42aと、この操作板部42aの内面に突設され前記平
板部21aに穿設した透孔21fを通して第2の挾持杆
2内に挿入された爪本体42bとを具備してなる合成樹
脂製のもので、前記爪本体42bの先端に案内傾斜面4
2cを形成するとともにこの案内傾斜面42cよりも基
端側にアンダカット部42dを有している。レール要素
43は、可動爪42の爪本体42bの両側に設けた凹陥
部に摺動可能に係合する前述の角柱レール部22b,2
2cと、前記爪本体42bの中央に穿設した円形孔に摺
動可能に嵌挿した前述の円柱レール部22dとからなる
もので、図8に示すように前記キャップ22に一体に形
成されている。前記ばね44は前記円柱レール部22d
に巻装してキャップ22と爪本体42bとの間に介設さ
れた圧縮コイル式のものである。しかして、このロック
機構4の主要構成部品である固定爪41とレール要素4
3は、第1の挾持杆1のエンドキャップ13と、第2の
挾持杆2のキャップ22に一体に設けられている。
【0017】このような構成のペーパー挾持具で新聞5
を挾持するには、まず、ペーパー挾持面11が上を向く
ようにして、第1の挾持杆1を図示しない机の天板等の
上に載置する。この際、第2の挾持杆2は図5に示すよ
うに退避位置Tに回動させておく。この状態で、新聞5
の一側縁51を前記ペーパー挾持面11上に重合させ、
しかる後に、図6に示すように第2の挾持杆2を挾持位
置Sまで回動させる。その結果、第2の挾持杆2に設け
た一対の押圧子33がねじりばね32の弾性付勢力によ
って新聞5の一側縁51を介してペーパー挾持面11に
弾接するとともに、該第2の挾持杆2がその位置Sでロ
ックされ、前記新聞5は、ペーパー挾持面11と押圧子
33とによって挾圧保持されることになる。すなわち、
第1、第2の挾持杆1、2は、円弧状をなすヒンジ溝1
2dに円弧状に湾曲した湾曲片部21dを摺動可能に嵌
入させることにより連結されているため、第2の挾持杆
2は、前記ヒンジ溝12dの曲率中心回りに回動が可能
となる。しかして、第2の挾持杆2を退避位置Tから挾
持位置Sまで回動させると、その直前でロック機構4の
可動爪42の案内傾斜面42cが固定爪41の案内傾斜
面41aに摺接することになり、可動爪42が一時的に
ばね44の付勢力に抗して外方にスライド移動する。そ
して、第2の挾持杆2が挾持位置Sに達した段階で、可
動爪42が内方に復帰して固定爪41に自動的に係合す
ることになり、第2の挾持杆2が挾持位置Sに固定され
る。その結果、新聞5の一側縁が第1の挾持杆1のペー
パー挾持面11と、第2の挾持杆2の対をなす弾性挾持
要素3とによって弾性的に挾持されることになる。その
ため、図示しないハンガーフレームに設けたピン等にエ
ンドキャップ13に形成した凹欠部13aを係合させて
このペーパー挾持具を水平に横架することによって、新
聞5を自由に装脱できるように懸吊保持しておくことが
可能となる。
【0018】しかして、このようなペーパー挾持具であ
れば、開放されたペーパー挾持面11に新聞5の一側縁
51を載置して第2の挾持杆2を回動させるだけで、新
聞5のセッティングを完了することができ、隙間を調整
しながらその隙間内に新聞を挿入するような操作が一切
不要となる。しかも、挾持杆1、2同士で新聞5を直接
に挾圧するのではなく、第1の挾持杆1のペーパー挾持
面11と第2の挾持杆2に設けた弾性挾持要素3とによ
って新聞5を弾性的に挾圧保持するようにしているの
で、安定した挾持状態を維持することができる上に、種
々の厚みに束ねた新聞5に無理なく対応することが可能
となる。また、装着時に、上を向いた略平坦なペーパー
挾持面11上に新聞5を載置することができるので、挾
持すべき新聞5の平面状態を維持するのが容易であり、
波打ったり異常に突っ張るようなことなしに挾圧するこ
とが可能となる。すなわち、板ばね等の弾性挾持要素を
備えた凹凸のある第1の挾持杆上に新聞を載置し、その
上に第2の挾持杆を回動させてその新聞を挾持する場合
には、新聞がその凹凸により波打って体裁よく挾持でき
ないことが起こり得るが、本発明のペーパー挾持具によ
れば、このようは不具合をも解消することができる。
【0019】また、この実施例では、第1、第2の挾持
杆1、2を、各断面が略同じ輪郭を有する杆本体12、
21と、この杆本体12、21の両端に嵌着したエンド
キャップ13及びキャップ22とを具備してなるものに
しているので、両挾持杆1、2とも、押出成形材を所要
の長さに切断してエンドキャップ13或いはキャップ2
2を嵌着するだけで完成させることができる。そのた
め、複雑な金型等を要することなしに効率よく生産する
ことができ、長さ違いの仕様にも簡単に対応することが
できるものである。また、第1、第2の挾持杆1、2
を、それら挾持杆1、2のいずれか一方に設けた部分円
弧状に湾曲するヒンジ溝12dと、他方に設けられ前記
ヒンジ溝12dに摺動可能に係合させた部分円弧状に湾
曲する湾曲片部21dとによって回動可能に連結してい
るので、格別な蝶番を介して両挾持杆を連結する場合に
比べて部品点数を削減することができ、組立てに要する
工数も無理なく減少させることができる。また、ロック
機構4の主要構成部品である固定爪41をエンドキャッ
プ13に一体に形成するとともに、可動爪42を案内す
る角柱レール部22b,22cや円柱レール部22dを
キャップ22と一体化しているので、この点からも部品
点数を合理的に削減することが可能となる。
【0020】なお、挾持するペーパーは新聞に限らず、
カタログや雑誌その他のものであってもよい。
【0021】また、第1、第2の挾持杆の形状や蝶着構
造あるいは蝶着位置は、以上説明したものに限定されな
いのは勿論であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、
種々変形が可能である。図9、図10に模式的に示すペ
ーパー挾持具は、第1の挾持杆1を板状のものにすると
ともに、第2の挾持杆2をボックス形のものにし、第1
の挾持杆1の一側縁に蝶番6を介して第2の挾持杆2を
蝶着したものである。しかして、このようにすれば、第
1の挾持杆1のみならず、図9に示すように退避位置に
まで回動させた第2の挾持杆2をも水平な天板面等に支
持させることができるため、第2の挾持杆2に比較的重
量の大きな機構を設けても転倒することがなく、安定し
た状態でペーパーをセッティングすることが可能とな
る。
【0022】さらに、弾性挾持要素も、図示実施例のも
のに限定されるものではなく、例えば、基端を第2の挾
持杆に枢着した回動レバーと、この回動レバーを回動付
勢して該回動レバーの先端側を第1の挾持杆のペーパー
挾持面に弾接させるばねとを備えてなるものであっても
よい。しかして、このものは、前記回動レバーの先端部
外面とペーパー挾持面とによって新聞等のペーパーを挾
圧保持する。また、弾性挾持要素は、湾曲した板ばねを
第2の挾持杆に設けただけのものであっても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、開放さ
れたペーパー挾持面にペーパーの一側縁を載置して第2
の挾持杆を回動させるだけで、ペーパーのセッティング
を完了させることができるようにしているので、隙間を
調整しながらその隙間内にペーパーを挿入するような操
作が一切不要となり、新聞その他のペーパーを簡単かつ
確実に挾持することができる。しかも、挾持杆同士でペ
ーパーを挾持するのではなく、第1の挾持杆のペーパー
挾持面と弾性挾持要素とによってペーパーを弾性的に挾
圧保持するようにしているので、安定した挾持状態を維
持することができる上に、種々の厚みに束ねたペーパー
を無理なく挾持することが可能となる。また、装着時
に、上を向いた略平坦なペーパー挾持面上にペーパーを
載置することができるので、挾持すべきペーパーの平面
状態を維持するのが容易であり、波打ったり異常に突っ
張るようなことなしに装着を完了することが可能とな
り、ペーパーの装脱作業を迅速かつ確実に行うことがで
きるものである。
【0024】また、第1の挾持杆を、各断面が略同じ輪
郭を有する杆本体と、この杆本体の両端に嵌着したエン
ドキャップとを具備してなるものにしておけば、押出成
形材を有効に使用することができ、製造の簡略化を図る
ことができるとともに、種々の長さの仕様に対して容易
に対応することが可能となる。
【0025】さらに、第1、第2の挾持杆を、ヒンジ溝
と湾曲片部との係合により蝶着すれば、格別な蝶番を設
ける場合に比べて部品点数を少なくすることができる。
また、ロック機構の主要構成部品を、第1の挾持杆のエ
ンドキャップと、第2の挾持杆のキャップに一体に設け
れば、さらに部品点数を少なくして構造の簡略化を図る
ことができ、部品の製造や組み立てに要する工数を無理
なく削減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の内部を示す斜視図。
【図3】同実施例の一部切欠して内部を示す平面図。
【図4】図3におけるAーA線断面図。
【図5】同実施例の一部省略した横断面図。
【図6】同実施例の一部省略した横断面図。
【図7】同実施例のエンドキャップを示す斜視図。
【図8】同実施例のキャップを示す斜視図。
【図9】本発明の他の実施例を示す模式的な概略横断面
図。
【図10】同実施例を示す模式的な概略横断面図。
【符号の説明】
1…第1の挾持杆 2…第2の挾持杆 3…弾性挾持要素 4…ロック機構 5…ペーパー(新聞) 11…ペーパー挾持面 12…杆本体 12d…ヒンジ溝 13…エンドキャップ 21…杆本体 21d…湾曲片部 22…キャップ 41…固定爪 42…可動爪 43…レール要素 51…一側縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯生 えり子 伊丹市西野7−3−1 マイシティ武庫川 レックスマンションA−402 (72)発明者 園部 郁雄 大阪市住之江区緑木1−4−25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略平坦なペーパー挾持面が上を向くように
    して載置可能な第1の挾持杆と、この第1の挾持杆に支
    承され前記ペーパー挾持面に対向する挾持位置と前記ペ
    ーパー挾持面を開放する退避位置との間で回動可能な第
    2の挾持杆と、この第2の挾持杆に設けられ前記挾持位
    置で前記ペーパー挾持面に弾接可能な弾性挾持要素と、
    第2の挾持杆を挾持位置にロックする係脱可能なロック
    機構とを具備してなることを特徴とするペーパー挾持
    具。
  2. 【請求項2】第1の挾持杆を、各断面が略同じ輪郭を有
    する杆本体と、この杆本体の両端に嵌着したエンドキャ
    ップとを具備してなるものにした請求項1記載のペーパ
    ー挾持具。
  3. 【請求項3】第2の挾持杆を、各断面が略同じ輪郭を有
    する杆本体と、この杆本体の両端に嵌着したキャップと
    を具備してなるものにし、その長さ寸法を、前記両エン
    ドキャップ間に介在し得る値に設定している請求項2記
    載のペーパー挾持具。
  4. 【請求項4】第1、第2の挾持杆を、それら挾持杆のい
    ずれか一方に設けた部分円弧状に湾曲するヒンジ溝と、
    他方に設けられ前記ヒンジ溝に摺動可能に係合させた部
    分円弧状に湾曲する湾曲片部とによって回動可能に連結
    していることを特徴とする請求項1、2又は3記載のペ
    ーパー挾持具。
  5. 【請求項5】ロック機構の主要構成部品を、第1の挾持
    杆のエンドキャップと、第2の挾持杆のキャップに一体
    に設けている請求項3又は4記載のペーパー挾持具。
JP6010695A 1994-02-01 1994-02-01 ペーパー挾持具 Expired - Lifetime JP2769102B2 (ja)

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JPS4976716U (ja) * 1972-10-18 1974-07-03
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