JPH0721317B2 - 車両の前,後進切換装置 - Google Patents

車両の前,後進切換装置

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JPH0721317B2
JPH0721317B2 JP61087579A JP8757986A JPH0721317B2 JP H0721317 B2 JPH0721317 B2 JP H0721317B2 JP 61087579 A JP61087579 A JP 61087579A JP 8757986 A JP8757986 A JP 8757986A JP H0721317 B2 JPH0721317 B2 JP H0721317B2
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shaft
gear train
reverse
gear
idle
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JP61087579A
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博篤 乾
光男 志賀
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、互いに平行な第1軸及び第2軸の2軸に亘り
設けられる前進歯車列と、第1軸,第2軸及びそれらの
間にそれらと平行に介在するアイドル軸の3軸に亘り設
けられる後進歯車列とを、第1及び第2軸間で選択的に
確立する前,後進切換装置であって、第1軸または第2
軸に摺動自在にスプライン嵌合されて前進歯車列を確立
する前進位置と、後進歯車列を確立する後進位置との間
を作動し得るセレクタと、このセレクタを作動すべくそ
れの周溝にフォーク部を係合させたシフトフォークとを
備えたものの改良に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる前,後進切換装置では、シフトフォークを
摺動自在に支持するためのフォーク支持軸を、第1,第2
軸及びアイドル軸等と平行に配設している(例えば特開
昭59−194150号公報参照)。
(3) 発明が解決しようとする問題点 従来の構造によれば、第1,第2軸、アイドル軸及びフォ
ーク支持軸の少なくとも4軸を平行にギヤケースに配設
しなければならず、これがギヤケースの小型化を図る上
で障害となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、フォー
ク支持軸を特別に設けずともシフトフォークを摺動自在
に支持し得るようにして、ギヤケースの小型化に寄与し
得る簡単有効な車両用前,後進切換装置を提供すること
を目的とする。
B.発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、後進歯車列のた
めのアイドル軸にシフトフォークを摺動可能に支承した
ことを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、アイドル軸がフォーク支持軸として
機能するので、専用のフォーク支持軸が不要となる。
(3) 実 施 例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する
と、先ず第1図及び第2図において、Pは3輪または4
輪バギー用のパワーユニットで、エンジン1、減速機2
及びエンジン1のクランク軸5と減速機2の入力軸5間
を連結するベルト式無段変速機3を主たる構成要素とし
ている。
エンジン1のクランクケース6は、クランク軸4と直交
する分割面f1で左ケース半体6aと右ケース半体6bとに分
割され、両ケース半体6a,6bはガスケット7を介して図
示しないボルトにより結合される。また減速機2のギヤ
ケース8は、入力軸5と直交する分割面f2で左ケース半
体8aと右ケース半体8bとに分割され、両ケース半体8a,8
bはガスケット9を介して図示しないボルトにより結合
される。
クランクケース6及びギヤケース8において、対角関係
にあるケース半体6a,8a(または6b,8b)には、それぞれ
の前記分割面f1,f2を対向させる延長部10,11が設けら
れ、これら延長部10,11を複数本のボルト12,12で相互に
結合することによりクランクケース6及びギヤケース8
は一体に連結される。このように両ケース6,8を連結す
るためにそれぞれの分割面f1,f2を利用することは、連
結面の加工を不要すると共に、クランク軸4及び入力軸
5の平行度、延いては無段変速機3のアライメントを図
る上に有効である。
無段変速機3は、クランク軸4に付設された有効径可変
型の駆動プーリ13と、この駆動プーリ13より大径且つ有
効径可変型で入力軸5に付設された被動プーリ14と、両
プーリ13,14間に懸張されたVベルト15とからなり、ク
ランク軸4の回転数の上昇に応じて両プーリ13,14間の
変速比(減速比)を自動的且つ無段階に減少させるよう
になっている。
第3図及び第4図により前記減速機2について詳述する
に、ギヤケース8には、前記入力軸5のほかに、副軸1
7、アイドル軸18、出力軸19及びブレーキ軸20が入力軸
5と平行に支承され、上記副軸17と対をなす主軸16は筒
状をなして入力軸5上に相対回転自在に支承される。そ
して、アイドル軸18は、主軸16及び副軸17間に配置され
る(第4図参照)。
入力軸5および主軸16は公知の摩擦式トルクリミッタ21
を介して相互に連結される。また主軸16及び副軸17の2
軸に亘り前進歯車列22が設けられ、主軸16、アイドル軸
18及び副軸17の3軸に亘っては後進歯車列23が設けられ
る。
前進歯車列22は、主軸16に一体に形成された小径の駆動
ギヤ24と、副軸17に回転自在に支承されて駆動ギヤ24に
噛合する大径の被動ギヤ25とから構成される。また後進
歯車列23は、主軸16に一体に形成された小径の駆動ギヤ
26と、副軸17に回転自在に支承された大径の被動ギヤ27
と、アイドル軸18に回転自在に支承されて上記両ギヤ2
6,27に噛合するアイドルギヤ28とから構成される。これ
ら歯車列22,23の被動ギヤ25,27は本発明の前,後進切換
装置29により副軸17に選択的に連結される 前,後進切換装置29は、前記両被動ギヤ15,17間で副軸1
7に摺動自在にスプライン嵌合されて、被動ギヤ15に結
合する前進位置、被動ギヤ27に結合する後進位置及び両
被動ギヤ25,27から離脱した中立位置の3位置を取り得
るセレクタ30と、このセレクタ30を作動すべくそれの周
溝31にフォーク部32aを係合するシフトフォーク32とを
備え、このシフトフォーク32のボス部32bは前記アイド
ル軸18に摺動自在に支承される。このボス部32b及びア
イドル軸18間にはシフトフォーク32及びアイドル軸18間
にはシフトフォーク32をセレクタ30の前記3位置に対応
した位置に保持するための周知のディテント装置33設け
られる。
上記ボス部32bの外周面に突設されたピン34は、カム板3
5のカム溝35aに係合される(第5図参照)。カム板35は
アイドル軸18と直角の関係でギヤケース8に回転自在に
支持された回動軸36に固着されており、カム溝35aは、
回動軸36によりカム板25を所定の中立位置から一側方と
他側方へと回動したとき、シフトフォーク32をセレクタ
30の中立位置から前進位置と後進位置とへ作動し得るよ
うになっている。
副軸17及び出力軸19間に最終減速歯車列37が設けられ、
この歯車列37は副軸17に一体に形成された小径の駆動ギ
ヤ38と、出力軸19にスプライン結合されて駆動ギヤ38に
噛合する大径の被動ギヤ39とが構成される。
出力軸19は、その左右両端をギヤケース8外に突出させ
ており、その両端に左右の後輪に連なる一対の車輪駆動
軸(いずれも図示せず)が連結される。
更に上記被動ギヤ39には、それよりも小径でブレーキ軸
20にスプライン結合された被動ギヤ40が噛合し、ブレー
キ軸20の一端にはギヤケース8外でブレーキディスク41
が固着される。このブレーキディスク41の両側面をブレ
ーキパットを介して挟圧してそれに制動力を付与するブ
レーキキャリパ42はギヤケース8に支持される。
上記構成において、主軸16が本発明の第1軸に、副軸17
が第2軸にそれぞれ対応する。
次にこの実施例の作用を説明する。
第3図はセレクタ30がシフトフォーク32により中立位置
に保持されている状態を示し、この状態では無段変速機
3から入力軸5へ回転トルクが伝達されても、前進及び
後進歯車列22,23の被動ギヤ25,27はいずれも副軸17上を
空転するので、出力軸19は駆動されない。
いま、回動軸36によりカム板35を第5図で反時計方向ま
たは時計方向へ回動すれば、ピン34に対するカム溝35a
の誘導作用によりシフトフォーク32はアイドル軸18に沿
って第3図で左方または右方へ摺動される。このように
アイドル軸18はシフトフォーク32の支持軸として機能す
る。シフトフォーク32が左動または右動すると、セレク
タ30が前進位置または後進位置へシフトされ、被動ギヤ
25または27がセレクタ30を介して副軸17に連結されるの
で、前進歯車列22または後進歯車列23を確立することが
できる。
而して、前進歯車列22の確立時には、無段変速機3から
入力軸5に伝達された回転トルクはトルクミリッタ21、
前進歯車列22及び最終減速歯車列37を順次経て出力軸19
に伝達し、図示しない後輪を前進方向へ駆動することが
できる。また後進歯車列23の確立時には、入力軸5に伝
達された回転トルクはトルクリミッタ21、後進歯車列23
及び最終歯車列37を順次経て出力軸19に伝達する。その
際、出力軸19の回転方向はアイドルギヤ29により先刻と
反対の方向とされるので、後輪を後進方向へ駆動するこ
とができる。
このような前,後進歯車列22,23の作動切換時やエンジ
ンブレーキ時に、伝動系に大なるトルクショックが発生
すれば、トルクリミッタ21に滑り生じてそのトルクショ
ックを吸収することができる。
また後輪の駆動中、出力軸19はギヤ39,40を介してブレ
ーキ軸20を増速駆動するので、ブレーキディスク41を後
輪よりも高速で回転させることができる。したがって、
ブレーキキヤリパ42の作動時には、ブレーキディスク41
に加える制動トルクより大なる制動トルクを後輪に与え
ることができ、これによりブレーキディスク41及びブレ
ーキキヤリパ42の小型化が可能となる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、後進歯車列のためのアイ
ドル軸にシフトフォークを摺動自在に支承させたので、
アイドル軸がフォーク支持軸として機能してシフトフォ
ークを確実に支持することができ、したがって専用のフ
ォーク支持軸を廃止して、前,後進切換装置の簡素化と
ギヤケースの小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図はバギー
専用パワーユニットの側面図、第2図はその一部を破断
した平面図、第3図は上記パワーユニットにおける減速
機の縦断面拡大図、第4図はその側面図、第5図は第3
図のV−V線断面図である。 P……パワーユニット 1……エンジン、2……減速機、3……無段変速機、4
……クランク軸、5……入力軸、16……第1軸としての
主軸、17……第2軸としての副軸、18……アイドル軸、
19……出力軸、22……前進歯車列、23……後進歯車列、
28……アイドルギヤ、29……前,後進切換装置、30……
セレクタ、31……周溝、32……シフトフォーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行な第1軸及び第2軸の2軸に亘
    り設けられる前進歯車列と、第1軸,第2軸及びそれら
    の間にそれらと平行に介在するアイドル軸の3軸に亘り
    設けられる後進歯車列とを、第1及び第2軸間で選択的
    に確立する前,後進切換装置であって、第1軸または第
    2軸に摺動自在にスプライン嵌合されて前進歯車列を確
    立する前進位置と、後進歯車列を確立する後進位置との
    間を作動し得るセレクタと、このセレクタを作動すべく
    それの周溝にフォーク部を係合させたシフトフォークと
    を備えたものにおいて、シフトフォークを前記アイドル
    軸に摺動自在に支承したことを特徴とする、車両の前,
    後進切換装置。
JP61087579A 1986-04-16 1986-04-16 車両の前,後進切換装置 Expired - Lifetime JPH0721317B2 (ja)

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