JPH07213051A - トランス結合型スイッチング電源装置 - Google Patents

トランス結合型スイッチング電源装置

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JPH07213051A
JPH07213051A JP198594A JP198594A JPH07213051A JP H07213051 A JPH07213051 A JP H07213051A JP 198594 A JP198594 A JP 198594A JP 198594 A JP198594 A JP 198594A JP H07213051 A JPH07213051 A JP H07213051A
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switching element
voltage
power supply
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Toyoyasu Kusaka
豊康 日下
Shinichi Endo
慎一 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】過電流や過電圧が発生した場合には1次直流電
源回路側を停止させスイッチング素子等の焼損等を完全
に防止することのできる取扱容易なトランス結合型スイ
ッチング電源装置を提供する。 【構成】過電流保護回路50を電流設定回路(C71)
と第1開閉素子(SCR71)とから形成し、かつ過電
流保護回路60を電圧設定回路(C71)と第2開閉素
子(SCR71)とから形成し、電流検出抵抗R50で
検出された電流値(電流相当電圧Va)が予めセットさ
れた設定電流値(設定電流相当電圧Vg)以上となった
場合および電圧検出回路(R61,ZD61)で検出さ
れた2次直流電源電圧V21の値が予めセットされた設
定電圧値(Vg)以上となった場合にスイッチング素子
15を強制してOFFしかつそのOFF状態をホールド
するように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1次直流電源回路と2
次直流電源回路とをトランスを介して結合接続し、かつ
過電流保護回路と過電圧保護回路とを設けたトランス結
合型スイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のトランス結合型スイッチ
ング電源装置を示す。同図において、10は1次直流電
源回路,20はトランス,30は2次直流電源回路であ
る。
【0003】1次直流電源回路10は、整流回路14,
平滑コンデンサC10,スイッチング素子15,制御回
路40等を含み形成され、スイッチング素子15はトラ
ンス20の1次巻線L11に直列接続されている。ま
た、制御回路40は、自励方式(周波数変動型)とさ
れ、その制御電源(制御信号S)は補助巻線L12から
誘起されダイオードD10,抵抗R10を通して生成出
力されてスイッチング素子15の制御端子Dに入力され
る。Lpは整流回路14の正極側電路,Lnは負荷側電
路である。
【0004】一方、2次直流電源回路30は、トランス
20の第1の2次巻線L21に接続されたダイオードD
21,平滑コンデンサC211・C212を含む第1の
電源系(31)と、第2の2次巻線L22に接続された
ダイオードD22,平滑コンデンサC221,C222
や抵抗R22を含む第2の電源系(32)と、から形成
されている。
【0005】そして、第1の電源系(31)は、第1の
2次直流電源(電圧V21)すなわち電圧変動許容範囲
が小さい例えば+5Vの制御電源を生成出力することか
ら電圧の安定化回路45が設けられ、安定電源系31を
形成する。これに対し、第2の電源系(32)は、第2
の2次直流電源(電圧V22)すなわち例えば+24V
のモータ動力等の駆動電源を生成出力するもので、電圧
変動許容範囲は比較的に大きいので、安定電源系31に
追従させるものとされている。したがって、第2の電源
系(32)は、非安定電源系32となる。なお、安定化
回路45の出力は、1次側(10)と2次側(30)と
を電気的に絶縁するホトカプラ46を介して、トランジ
スタ等からなる制御回路40へフィードバックされる。
【0006】かくして、かかる周波数変動型では、安定
電源系31の負荷が軽い場合には制御回路40によるス
イッチング素子15のON−OFF制御の周波数が高く
なり、また、非安定電源系32における電圧,電流は、
安定電源系31に追従する。
【0007】すなわち、かかるトランス結合型スイッチ
ング電源装置では、各2次電源系(31,32)の各負
荷は比例的に増減することを前提とし、かつ技術的,経
済的観点からそのうち最も電圧変動許容範囲の小さな2
次電源系(31)に安定化回路45を設けて、全体とし
てフィードバック制御系を構成している。
【0008】ここに、過電流保護回路50は、スイッチ
ング素子15に流れる電流Iを検出してスイッチング素
子15等を過電流から保護するもので、スイッチング素
子15と直列接続された電流検出抵抗R50と,ダイオ
ードD50と,補助巻線L12とスイッチング素子15
の制御端子Dとを結ぶ電路Lと整流回路14の負極側電
路Lnとの間に接続された保護用素子(トランジスタ)
70とから形成されている。電流検出抵抗R50で検出
された電流相当電圧VaがダイオードD50で設定され
た動作電圧Vs以上になると保護用素子70がONし
て、制御信号Sを動作電圧Vsの値に応じて垂下させ
る。したがって、スイッチング素子15を過電流(I)
から保護することができる。
【0009】また、過電圧保護回路60は、安定電源系
31に設けられた電圧検出回路〔抵抗R61,定電圧素
子(ツェナーダイオードZD61)〕と,ホトカプラ6
6と,ダイオードD60と,上記と兼用の保護用素子7
0とから形成され、電圧検出回路(R61,ZD61)
で検出された2次直流電源電圧V21がツェナーダイオ
ードZD61でセットされた設定電圧値以上になると、
ホトカプラ66,ダイオードD60を介して動作電圧V
sを確立して保護用素子70をONし、制御信号Sを動
作電圧Vsの値に応じて垂下させ、1次側(10)から
2次側(30)への供給電力エネルギー量を抑制する。
したがって、2次直流電源回路30(31,32)およ
びこれに接続された各負荷を過電圧から保護することが
できる。これにより、安定化回路45のバックアップ機
能を発揮する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の過電流保護回路50(R50,D50,70)および
過電圧保護回路60(R61,ZD61,66,D6
0,70)はいずれも制御信号Sの一部を負極側電路L
nに逃がすことによってスイッチング素子15のON−
OFF制御を抑制してスイッチング素子15に流れる電
流Iを垂下させる構成とされているので、次のような問
題がある。
【0011】 構造簡単で低コストであるが、過電流
保護回路50と過電圧保護回路60とが一旦動作して
も、その後に電流Iおよび2次直流電源電圧V21が過
電流保護回路50および過電圧保護回路60の動作前の
状態に戻ると、再び動作してしまう。つまり、ハンチン
グが生じ易い。
【0012】 2次直流電源回路30(31,32)
や負荷が例えばショートしている明らかな故障が発生し
た場合でも、制御系は垂下されているものの動作状態が
保持されるので、危険でありかつ構成要素や負荷の焼損
を招く。制御回路40に異常が発生した場合も同様であ
る。
【0013】そこで、各所にヒューズを設けた装置が
提案されているが、ヒューズはその特性選択が難しく、
また一旦溶断すると交換しなければならないので、煩わ
しくかつコスト高となる。しかも、予備ヒューズが切れ
ていると、復旧を大幅に遅らせる。
【0014】本発明の目的は、過電流や過電圧が発生し
た場合には1次直流電源回路側を停止させスイッチング
素子等の焼損や電圧破壊等を完全に防止することのでき
る取扱容易なトランス結合型スイッチング電源装置を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトランス結
合型スイッチング電源装置は、整流回路,スイッチング
素子,制御回路を有する1次直流電源回路と,安定化回
路を有する2次直流電源回路とをトランスを介して結合
接続し、かつスイッチング素子に流れる電流を検出して
スイッチング素子を過電流から保護するように形成され
た過電流保護回路と,2次直流電源電圧を検出して2次
直流電源回路を過電圧から保護するように形成された過
電圧保護回路とを設けたトランス結合型スイッチング電
源装置において、前記過電流保護回路を、電流設定回路
と,前記トランスの補助巻線と前記スイッチング素子の
制御端子とを結ぶ電路と前記整流回路の負極側電路との
間に接続された第1開閉素子とを含み、検出された前記
スイッチング素子に流れる電流の値が該電流設定回路に
セットされた設定電流値以上となったときに該第1開閉
素子をONしかつON状態をホールドするように形成
し、前記過電圧保護回路を、電圧設定回路と,前記トラ
ンスの補助巻線と前記スイッチング素子の制御端子とを
結ぶ電路と前記整流回路の負極側電路との間に接続され
た第2開閉素子とを含み、検出された2次直流電源電圧
の値が該電圧設定回路にセットされた設定電圧値以上と
なったときに該第2開閉素子をONしかつON状態をホ
ールドするように形成した、ことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成による本発明の場合、スイッチング素
子を流れる電流の値が電流設定回路にセットされた設定
電流値以上になると、第1開閉素子がONされかつON
状態がホールドされる。すなわち、過電流保護回路が、
スイッチング素子を強制的にOFFして1次直流電源回
路を停止する。よって、スイッチング素子等を過電流か
ら完全に保護できる。
【0017】また、2次直流電源電圧が高くなり、その
電圧値が電圧設定回路にセットされた設定電圧値以上と
なると、第2開閉素子がONされかつON状態がホール
ドされる。つまり、過電圧保護回路が、スイッチング素
子を強制的にOFFして1次直流電源回路を停止する。
したがって、2次直流電源回路側への供給電力エネルギ
ーが断たれるので、2次直流電源回路や負荷を過電圧か
ら確実に保護できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本トランス結合型スイッチング電源装置
は、図1に示す如く、基本的構成(10,20,30)
が従来例(図3)の場合と同じとされ、かつ過電流保護
回路50と過電圧保護回路60とをそれぞれにホールド
型に形成し、一旦過電流(I)や過電圧(V21)とな
った場合にはスイッチング素子15を強制的にOFFと
して停止させることによりスイッチング素子15等の完
全な保護を達成できるように構成されている。但し、図
1では非安定電源系32を図示省略している。
【0019】なお、従来例(図3)と共通する部分につ
いては同一の符号を付し、それらの説明は簡略または省
略する。
【0020】過電流保護回路50は、電流検出抵抗R5
0と,電流設定回路(C71)と,第1開閉素子(SC
R71)とから形成され、検出されたスイッチング素子
15に流れる電流Iの値(電流相当電圧Va)が電流設
定回路(C71)にセットされた設定電流値(該定電流
相当電圧Vg)以上になったときに、第1開閉素子(S
CR71)をONしかつON状態をホールドするように
形成されてある。
【0021】すなわち、電流検出抵抗R50は、スイッ
チング素子15と直列接続され、スイッチング素子15
に流れる電流Iを検出する。つまり、電流相当電圧Va
を出力する。電流設定回路は、コンデンサC71から形
成され、第1開閉素子(SCR71)と並列接続されて
いる。この第1開閉素子(SCR71)は、電流設定回
路(C71)にセットされた設定電流値相当電圧Vgを
トリガー・パルスとしてスイッチング動作してONとな
りかつON状態をホールドするサイリスタSCR71か
ら形成され、トランス20の補助巻線L12とスイッチ
ング素子15の制御端子Dとの間を結ぶ電路Lと整流回
路14の負極側電路Lnとの間に接続されている。な
お、第1開閉素子は、トライアック,SSSダイアック
やGTO素子から形成してもよい。
【0022】一方の過電圧保護回路60は、電圧検出回
路(R61,ZD61)と,ホトカプラ66と,電圧設
定回路(C71)と,トランス20の補助巻線L12と
スイッチング素子15の制御端子Dとを結ぶ電路Lと整
流回路14の負極側電路Lnとの間に接続された第2開
閉素子(SCR71)とを含み、検出された2次直流電
源電圧V21の値が電圧設定回路(C71)にセットさ
れた設定電圧値(Vg)以上となったときに第2開閉素
子(SCR71)をONしかつそのON状態をホールド
するように構成されている。
【0023】この第1実施例では、電圧設定回路を上記
コンデンサC71から形成し、かつ第2開閉素子を上記
サイリスタSCR71から形成している。つまり、過電
流保護回路50の電流検出回路(C71)と第2開閉素
子(SCR71)とを兼用可能に形成してある。
【0024】かかる構成の第1実施例によれば、制御回
路40が、安定化回路45からのフィードバック信号を
受けて、スイッチング素子15をON−OFF制御す
る。すると、1次直流電源回路10から2次直流電源回
路30にトランス20(L11,L21)を介して電力
エネルギーが供給され、安定化された2次直流電源電圧
V21を負荷に供給する定常状態となる。
【0025】ここに、負荷変動等により供給電力エネル
ギーが増大してスイッチング素子15に流れる電流Iが
過電流となると、つまり電流検出抵抗R50で検出され
た電流相当電圧Vaが電流設定回路(C71)にセット
された設定電流相当電圧Vg以上になると、トリガー・
パルスが発生し第1開閉素子を形成するサイリスタSC
R71をONさせる。電流設定回路がコンデンサC71
から形成されているので、ON状態がホールドされる。
【0026】すなわち、スイッチング素子15の制御端
子Dに入力される制御信号Sを負極側電路Lnに逃がす
ことにより、スイッチング素子15を強制してOFFさ
せかつOFF状態を保持する。したがって、スイッチン
グ素子15を過電流(I)から完全に保護できる。ま
た、OFF状態中にその原因を分析して対処することが
できる。
【0027】なお、スイッチング素子15のOFF状態
を解除するには、コンデンサC71の蓄積エネルギーを
放電抵抗(図示省略)で消費すればよい。もっとも、自
然放電により自動解除されるまで待ってもよい。
【0028】一方、負荷が急激に減少あるいは安定化回
路45に異常が発生したために、2次直流電源電圧V2
1が電圧検出回路(R61、ZD61)にセットされた
設定検出電圧値以上となる。つまり、電圧設定回路(C
71)にセットされた設定電圧値(Vg)以上となると
第2開閉素子(SCR71)がONしかつON状態をホ
ールドする。したがって、過電流保護回路50の場合と
同様にスイッチング素子15をOFFさせた状態とする
ので、2次直流電源回路30側への供給電力エネルギー
が遮断されるから、2次直流電源回路31やその負荷を
過電圧から完全に保護できる。
【0029】しかして、この第1実施例によれば、過電
流保護回路50を電流設定回路(C71)と第1開閉素
子(SCR71)とから形成し、かつ過電圧保護回路6
0を電圧設定回路(C71)と第2開閉素子(SCR7
1)とから形成し、電流検出抵抗R50で検出された電
流値(電流相当電圧Va)が予めセットされた設定電流
値(設定電流相当電圧Vg)以上となった場合および電
圧検出回路(R61,ZD61)で検出された2次直流
電源電圧V21の値が予めセットされた設定電圧値(V
g)以上となった場合にスイッチング素子15を強制し
てOFFしかつそのOFF状態をホールドするように構
成されているので、スイッチング素子15等の焼損や電
圧破壊を完全に防止できるとともに、ハンチングによる
不都合の立入る余地がなく負荷のショート等に対しても
安全で、かつヒューズの交換等が不要なので取扱容易で
あり早急に復旧させることができる。
【0030】また、電流設定回路および電圧設定回路が
共通のコンデンサC71から形成され、かつ第1開閉素
子および第2開閉素子が共通のサイリスタSCR71か
ら形成されているので、構造簡単で低コストであり、か
つスイッチング素子15のOFF状態を確実に保護でき
る。
【0031】(第2実施例)この第2実施例は、図2に
示される。この第2実施例によるトランス結合型スイッ
チング電源装置は、基本的構成(10,20,30)が
第1実施例(図1)および従来例(図3)の場合と同じ
とされ、かつ第1実施例(図1)の場合と同じ過電圧保
護回路60が設けられている。しかし、過電流保護回路
50は、第1実施例(図1)の場合がスイッチング素子
15を流れる電流Iつまり1次直流電源回路10側の電
流を直接検出するものと形成されていたのに対し、この
第2実施例では、図2に示すように、2次直流電源回路
30側の安定電源系31の電流I2Aと非安定電源系3
2の電流I2Bとのそれぞれを検出する安定系電流検出
回路55Aと非安定系電流検出回路55Bとを設け、各
検出電流I2A,I2Bが各設定電流値以上となった場
合にスイッチング素子15つまり1次直流電流電源回路
10を停止するように構成してある。
【0032】なお、第1実施例(図1)の場合と同様に
1次直流電源回路10側の電流検出抵抗R50を用いて
行う過電流保護回路も制御回路40内に設けてある。
【0033】さて、安定電流検出回路55Aは、電流検
出抵抗R55Aと,検出電流設定回路(抵抗R56A,
R57A)と、誤差増幅器C58Aとから形成され、電
流I2Aが設定検出電流値以上となったことを自動検出
する。
【0034】また、非安定電流検出回路55Bは、電流
検出抵抗R55Bと,検出電流設定回路(抵抗R56
B,R57B)と,誤差増幅器C58Bとから形成さ
れ、電流I2Bが設定検出電流値以上となったことを自
動検出する。
【0035】さらに、誤差増幅器C58Aは、電圧検出
回路(抵抗R61,ツェナーダイオードZD61)の出
力端子Tに接続されかつ誤差増幅器C58Bはダイオー
ドD55を介して出力端子Tに接続されている。すなわ
ち、安定電源系31が過電圧となった場合,安定電源系
31が過電流となった場合及び非安定電源系32が過電
流となった場合のいずれの場合でも、出力端子Tに同一
電圧が発生するように各定数を選択設定してある。
【0036】したがって、いずれの場合にも、ホトカプ
ラ66を介して電流(電圧)設定回路を形成するコンデ
ンサC71でトリガーパルスVgを発生させ、第1およ
び第2開閉素子を形成する共通のサイリスタSCR71
をONしてスイッチング素子15をOFFしかつそのO
FF状態をホールドすることができる。
【0037】しかして、この第2実施例によれば、第1
実施例の場合と同様にスイッチング素子15,2次直流
電源回路30(31,32)および各負荷等を焼損や電
圧破壊から完全に保護することができる他、さらに過電
流保護回路を安定電源系31と非安定電源系32とのそ
れぞれに設けているので、一段と各負荷の状況に即応さ
せた保護が図れる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、過電流保護回路を電流
設定回路と第1開閉素子とから形成し、かつ過電流保護
回路を電圧設定回路と第2開閉素子とから形成し、電流
検出抵抗で検出された電流値(電流相当電圧)が予めセ
ットされた設定電流値(設定電流相当電圧)以上となっ
た場合および電圧検出回路で検出された2次直流電源電
圧の値が予めセットされた設定電圧値以上となった場合
にスイッチング素子を強制してOFFしかつそのOFF
状態をホールドするように構成されているので、スイッ
チング素子等の焼損や電圧破壊を完全に防止できるとと
もに、ハンチングによる不都合の立入る余地がなく負荷
のショート等に対しても安全で、かつヒューズの交換が
不要なので取扱容易であり早急に復旧させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】第2実施例を示す回路図である。
【図3】従来例を説明するための回路図である。
【符号の説明】
10 1次直流電源回路 14 整流回路 Lp 正極側電路 Ln 負極側電路 C10 平滑コンデンサ 15 スイッチング素子 I 電流 D 制御端子 S 制御信号 L 電路 20 トランス L11 1次巻線 L12 補助巻線 L21 第1の2次巻線 L22 第2の2次巻線 30 2次直流電源回路 31 安定電源系 V21 2次直流電源電圧 32 非安定電源系 V22 2次直流電源電圧 40 制御回路 45 安定化回路 50 過電流保護回路 R50 電流検出抵抗 55A,55B 電流検出回路 R55A,R55B 電流検出抵抗 R56A,R57A 検出電流設定回路 R56B,R57B 検出電流設定回路 C58A,C58B 誤差増幅器 D55 ダイオード 60 過電圧保護回路 R61 抵抗 ZD61 ツェナーダイオード C71 コンデンサ(電流設定回路,電圧設定回
路) SCR71 サイリスタ(第1開閉素子,第2開閉素
子)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流回路,スイッチング素子,制御回路
    を有する1次直流電源回路と,安定化回路を有する2次
    直流電源回路とをトランスを介して結合接続し、かつス
    イッチング素子に流れる電流を検出してスイッチング素
    子を過電流から保護するように形成された過電流保護回
    路と,2次直流電源電圧を検出して2次直流電源回路を
    過電圧から保護するように形成された過電圧保護回路と
    を設けたトランス結合型スイッチング電源装置におい
    て、 前記過電流保護回路を、電流設定回路と,前記トランス
    の補助巻線と前記スイッチング素子の制御端子とを結ぶ
    電路と前記整流回路の負極側電路との間に接続された第
    1開閉素子とを含み、検出された前記スイッチング素子
    に流れる電流の値が該電流設定回路にセットされた設定
    電流値以上となったときに該第1開閉素子をONしかつ
    ON状態をホールドするように形成し、 前記過電圧保護回路を、電圧設定回路と,前記トランス
    の補助巻線と前記スイッチング素子の制御端子とを結ぶ
    電路と前記整流回路の負極側電路との間に接続された第
    2開閉素子とを含み、検出された2次直流電源電圧の値
    が該電圧設定回路にセットされた設定電圧値以上となっ
    たときに該第2開閉素子をONしかつON状態をホール
    ドするように形成した、ことを特徴とするトランス結合
    型スイッチング電源装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286137A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Densei Lambda Kk 電源装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286137A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Densei Lambda Kk 電源装置

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