JPH0721280U - 小口径配管内面溶接装置 - Google Patents

小口径配管内面溶接装置

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JPH0721280U
JPH0721280U JP5501593U JP5501593U JPH0721280U JP H0721280 U JPH0721280 U JP H0721280U JP 5501593 U JP5501593 U JP 5501593U JP 5501593 U JP5501593 U JP 5501593U JP H0721280 U JPH0721280 U JP H0721280U
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flexible body
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博正 亀井
俊彦 綱谷
光彦 内田
典夫 秋友
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小口径で曲がり部分を有する配管でも容易に
溶接作業ができる小口径配管内面溶接装置を提供する。 【構成】 小口径配管1内面へ挿入でき中途部にエアク
ランプ3を取付けた管状のフレキシブルボディ2と、フ
レキシブルボディ2の先端部に配設され回転可能なリン
グギア及び同リングギアに噛み合って配管内面へ向け突
出する複数の爪からなるセンタリング機構4と、センタ
リング機構4内に装着された回転体と、回転体に前後ス
ライド5及び上下スライド6を介して備えられた小型T
IG溶接トーチ7とを具えている。更にセンタリング機
構4を作動させるセンタリング駆動機構8と、回転体を
作動させる回転駆動機構9と、前後スライド5を作動さ
せるオシレート駆動機構10とを配管外部に設置してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、曲がった部分を有する小口径の配管の内面溶接に適用される小口径 配管内面溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
配管の内面を溶接する溶接装置は多種開発されているが、エルボやベントなど の曲がり部分を有する配管はφ250mm以上の配管が対象とされ、φ250mm以 下の小口径の曲がり部分を有する配管の内面の溶接は、その曲がり部分を通過で きないため溶接作業が行われていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みて提案されたもので、小口径で曲がり部分を 有する配管でも容易に溶接作業ができ、溶接工数低減及び配管の信頼性向上が望 める小口径配管内面溶接装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのために本考案は、小口径配管内面へ挿入できる径を有する管状のフレキシ ブルボディと、上記フレキシブルボディの中途部に取付けられたエアクランプと 、上記フレキシブルボディの先端部に配設され回転可能なリングギア及び同リン グギアに噛み合って配管内面へ向け突出する複数の爪からなるセンタリング機構 と、上記センタリング機構を作動させるためにケーブルを介して連結され配管外 部に設置されたセンタリング駆動機構と、上記センタリング機構の内部に回転自 在に装着された回転体と、上記回転体を作動させるためにケーブルを介して連結 され配管外部に設置された回転駆動機構と、上記回転体に前後スライドと電動上 下スライドを介して備えられた小型TIG溶接トーチと、上記前後スライドを作 動させるためにケーブルを介して連結され配管外部に設置されたオシレート駆動 機構と、上記フレキシブルボディ内に収蔵された視覚用ファイバースコープ,シ ールドガスホース及び通電ケーブルと、配管外部に設置され上記各駆動機構を遠 隔操作するコントローラーとを具えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案小口径配管内面溶接装置においては、小口径配管内へ挿入したフレキシ ブルボディは、エアクランプにエアを送り込み膨脹させて配管内面に固定する。 次にセンタリング駆動機構でセンタリング機構のリングギアを回転駆動し、リン グギアに噛み合った複数の爪を配管内面に突出させてセンタリングを行う。そし てセンタリング機構の内部に装着された回転体を回転駆動機構で作動させる。小 型TIG溶接トーチはこの回転体に前後スライドと電動上下スライドを介して備 えられているので、必要となる溶接速度と電動上下スライドによる上下方向の位 置調整ができ、更にオシレート駆動機構による前後スライドの作動で軸方向のオ シレートも可能である。なおこれらの動作を行いながらファイバースコープで監 視しつつ、シールドガスと適正な通電を行うことにより溶接作業を行う。
【0006】
【実施例】
本考案小口径配管内面溶接装置の一実施例を図面について説明すると、図1は 本装置の全体模式図、図2は配管内挿入部分の側面図、図3は先端部の縦断面図 、図4は図3のIV−IVに沿った横断面図、図5は先端部の平面図である。まず図 1及び図2により全体構成を概説すると、1はエルボ1aを有する小口径配管で あって、この小口径配管1内に挿入可能な小径の管状で自由に曲がることができ るフレキシブルボディ2が挿入される。このフレキシブルボディ2の中途部には エアでゴムが膨らむエアクランプ3が取付けられるとともに、先端部にはセンタ リング機構4が配設される。センタリング機構4の内部には後述する回転体が備 えてあり、これには前後スライド5と上下スライド6を介してフレキシブルボデ ィ2の先端に位置するように小型TIG溶接トーチ7が取付けられている。セン タリング機構4にはコントロールケーブル11を介してセンタリング駆動機構8 が連結され配管外部に設置されており、センタリング機構4内の回転体にはコン トロールケーブル11を介して配管外部の回転駆動機構9が連結されている。ま た前後スライド5には配管外部のオシレート駆動機構10がコントロールケーブ ル11を介して連結されている。そして配管外部にはコントローラー12が設置 され、センタリング駆動機構8,回転駆動機構9及びオシレート駆動機構10に それぞれ接続されている。更に小型TIG溶接トーチ7には溶接電源13とシー ルドガス14がフレキシブルボディ2の中を通じて連結されており、回転体には ファイバースコープ15が装着され、このファイバースコープ15を介して図示 せざる開閉式フィルタを装備したCCDカメラが配管外部のモニター16に接続 されている。
【0007】 次にセンタリング機構4,前後スライド5,上下スライド6及び小型TIG溶 接トーチ7の詳細を図3〜図5により説明すると、センタリング機構4は内フレ ーム17と外フレーム18及び後フレーム19から構成され、この内外フレーム 17,18の間には隙間が設けてあり3枚の爪20とリングギア21が組合わせ されて装着され、リングギア21は内フレーム17の外周を自由に回転でき、か つ一端をコントロールケーブル11と連結しており、コントロールケーブル11 の他端は配管外部のエアシリンダーで作動するセンタリング駆動機構8と結ばれ ているので、この機構8によりリングギア21は回転すると、このリングギア2 1とそれぞれ噛み合っている3枚の爪20が伸びて行き、先端部が小口径配管1 の内面へ接することでセンタリングを行うことができる。
【0008】 内フレーム17の内周面にはドライベアリング22を介して回転体23が嵌合 されており、この回転体23外周面には周方向に沿って二つのV溝が形成され、 各V溝に一端が電動モーターで作動する回転駆動機構9に連結されたコントロー ルケーブル11がそれぞれ逆方向に巻き付けられて連結されていて、コントロー ルケーブル11を引くことによって回転体23は内フレーム17内をスムーズに 回転し、この先端部に取付けた小型TIG溶接トーチ7は任意の溶接速度を得る ことができる。回転体23の内部には前後スライド5が取付けられるとともに、 そこに上下スライド6が取付けられているが、前後スライド5はこれも電動モー ターで作動するオシレート駆動機構10によりコントロールケーブル11を引く ことによってセンタリング機構4側に作動し、緩められるとスプリング24の復 元力によって元に戻り、この動作の繰り返しによって溶接中はオシレートとなる 。
【0009】 上下スライド6にはラックギア25が設けられ、前後スライド5に取付けられ たモーターホルダー26に保持されたDCモーター27より平ギア28を介して 上下でき、アーク電圧のフィードバック制御により溶接中の小型TIG溶接トー チ7を一定の高さにする。また上下スライド6の上下端にはリミットセンサー2 9を備え配管内面との干渉から小型TIG溶接トーチ7を保護している。小型T IG溶接トーチ7は、シールドカップ30,ガスレンズ31,電極32,コレッ ト33,電極押さえ34などで構成されており、シールドガス14はシールドガ スホース35でフレキシブルボディ2と回転体23を通って小型TIG溶接トー チ7に供給される。また溶接電流も配管外部の溶接電源13よりパワーケーブル 36により供給される。
【0010】 このような装置において、小口径配管1内へ挿入したフレキシブルボディ2は 、エアクランプ3にエアを送り込み膨脹させて配管内面に固定する。次にセンタ リング駆動機構8でセンタリング機構4のリングギア21を回転駆動し、リング ギア21に噛み合った3枚の爪20を配管内面に突出させてセンタリングを行う 。そしてセンタリング機構4の内部に装着された回転体23を回転駆動機構9で 作動させる。小型TIG溶接トーチ7はこの回転体23に前後スライド5と電動 上下スライド6を介して備えられているので、必要となる溶接速度と電動上下ス ライド6による上下方向の位置調整ができ、更にオシレート駆動機構10による 前後スライド5の作動で軸方向のオシレートも可能である。なおこれらの動作を 行いながらファイバースコープ15で監視しつつ、シールドガス送給と適正な通 電を行うことにより溶接作業を行う。かくしてこの装置によれば、従来実施され ていなかったエルボ1aを有する小口径配管1の内面の溶接が可能となり、溶接 工数低減と配管の信頼性向上を図ることができる。
【0011】
【考案の効果】
要するに本考案によれば、小口径配管内面へ挿入できる径を有する管状のフレ キシブルボディと、上記フレキシブルボディの中途部に取付けられたエアクラン プと、上記フレキシブルボディの先端部に配設され回転可能なリングギア及び同 リングギアに噛み合って配管内面へ向け突出する複数の爪からなるセンタリング 機構と、上記センタリング機構を作動させるためにケーブルを介して連結され配 管外部に設置されたセンタリング駆動機構と、上記センタリング機構の内部に回 転自在に装着された回転体と、上記回転体を作動させるためにケーブルを介して 連結され配管外部に設置された回転駆動機構と、上記回転体に前後スライドと電 動上下スライドを介して備えられた小型TIG溶接トーチと、上記前後スライド を作動させるためにケーブルを介して連結され配管外部に設置されたオシレート 駆動機構と、上記フレキシブルボディ内に収蔵された視覚用ファイバースコープ ,シールドガスホース及び通電ケーブルと、配管外部に設置され上記各駆動機構 を遠隔操作するコントローラーとを具えたことにより、小口径で曲がり部分を有 する配管でも容易に溶接作業ができ、溶接工数低減及び配管の信頼性向上が望め る小口径配管内面溶接装置を得るから、本考案は産業上極めて有益なものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案小口径配管内面溶接装置の一実施例の全
体模式図である。
【図2】同上装置の配管内挿入部分の側面図である。
【図3】先端部の縦断面図である。
【図4】図3のIV−IVに沿った横断面図である。
【図5】先端部の平面図である。
【符号の説明】
1 小口径配管 1a エルボ 2 フレキシブルボディ 3 エアクランプ 4 センタリング機構 5 前後スライド 6 上下スライド 7 小型TIG溶接トーチ 8 センタリング駆動機構 9 回転駆動機構 10 オシレート駆動機構 11 コントロールケーブル 12 コントローラー 13 溶接電源 14 シールドガス 15 ファイバースコープ 16 モニター 17 内フレーム 18 外フレーム 19 後フレーム 20 爪 21 リングギア 22 ドライベアリング 23 回転体 24 スプリング 25 ラックギア 26 モーターホルダー 27 DCモーター 28 平ギア 29 リミットセンサー 30 シールドカップ 31 ガスレンズ 32 電極 33 コレット 34 電極押さえ 35 シールドガスホース 36 パワーケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 秋友 典夫 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小口径配管内面へ挿入できる径を有する
    管状のフレキシブルボディと、上記フレキシブルボディ
    の中途部に取付けられたエアクランプと、上記フレキシ
    ブルボディの先端部に配設され回転可能なリングギア及
    び同リングギアに噛み合って配管内面へ向け突出する複
    数の爪からなるセンタリング機構と、上記センタリング
    機構を作動させるためにケーブルを介して連結され配管
    外部に設置されたセンタリング駆動機構と、上記センタ
    リング機構の内部に回転自在に装着された回転体と、上
    記回転体を作動させるためにケーブルを介して連結され
    配管外部に設置された回転駆動機構と、上記回転体に前
    後スライドと電動上下スライドを介して備えられた小型
    TIG溶接トーチと、上記前後スライドを作動させるた
    めにケーブルを介して連結され配管外部に設置されたオ
    シレート駆動機構と、上記フレキシブルボディ内に収蔵
    された視覚用ファイバースコープ,シールドガスホース
    及び通電ケーブルと、配管外部に設置され上記各駆動機
    構を遠隔操作するコントローラーとを具えたことを特徴
    とする小口径配管内面溶接装置。
JP1993055015U 1993-09-16 1993-09-16 小口径配管内面溶接装置 Expired - Lifetime JP2575433Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220154A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Korea Electric Power Corp 配管内面の溶接ヘッド移送装置
JP2013022594A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Toshiba Corp レーザ溶接装置
CN107824936A (zh) * 2017-12-18 2018-03-23 开封空分集团有限公司 小直径管道内孔纵缝焊接装置

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