JP2559099Y2 - 小口径配管内面溶接装置 - Google Patents
小口径配管内面溶接装置Info
- Publication number
- JP2559099Y2 JP2559099Y2 JP7693392U JP7693392U JP2559099Y2 JP 2559099 Y2 JP2559099 Y2 JP 2559099Y2 JP 7693392 U JP7693392 U JP 7693392U JP 7693392 U JP7693392 U JP 7693392U JP 2559099 Y2 JP2559099 Y2 JP 2559099Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- flexible body
- diameter pipe
- pipe
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小口径配管内面溶接装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、3B管程度の小口径配管の内面を
溶接するには、溶接対象部が入口側よりストレートであ
れば可能であるが、ベントやエルボなどの曲がり部を隔
てた溶接部の溶接をすることは困難である。
溶接するには、溶接対象部が入口側よりストレートであ
れば可能であるが、ベントやエルボなどの曲がり部を隔
てた溶接部の溶接をすることは困難である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、曲がり部を有する小口
径配管内に容易に挿入できるとともに、配管内面の全周
溶接を円滑的確に施すことができる小口径配管内面溶接
装置を提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、曲がり部を有する小口
径配管内に容易に挿入できるとともに、配管内面の全周
溶接を円滑的確に施すことができる小口径配管内面溶接
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本考案は、小
口径配管内へ挿入可能な管状のフレキシブルボディと、
上記フレキシブルボディの外周に軸線に沿い複数取付け
られたエアクランプと、上記フレキシブルボディの先端
に回転可能に配設された溶接ヘッドと、上記溶接ヘッド
内に上下スライド及び前後スライドを介し装着された溶
接トーチと、上記フレキシブルボディ内に挿入されたシ
ールドガスホース,パワーケーブル,エアホース及びフ
ァイバースコープとを具えたことを特徴とする。
口径配管内へ挿入可能な管状のフレキシブルボディと、
上記フレキシブルボディの外周に軸線に沿い複数取付け
られたエアクランプと、上記フレキシブルボディの先端
に回転可能に配設された溶接ヘッドと、上記溶接ヘッド
内に上下スライド及び前後スライドを介し装着された溶
接トーチと、上記フレキシブルボディ内に挿入されたシ
ールドガスホース,パワーケーブル,エアホース及びフ
ァイバースコープとを具えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案小口径配管内面溶接装置においては、管
状のフレキシブルボディが小口径配管の曲がり部を通過
してその先に位置する溶接対象部まで挿入され、小口径
配管内へ挿入されたフレキシブルボディはエアクランプ
によりセンタリングされるとともに管内面へ固定され
る。そしてフレキシブルボディの先端に設けられた溶接
トーチは上下スライド及び前後スライドにより位置調整
が行われるとともに、溶接ヘッドの回転により管周方向
に回転され、配管内面を360°全周に渡り溶接するこ
とができる。また先端まで延びたファイバースコープに
より溶接状況も監視できる。
状のフレキシブルボディが小口径配管の曲がり部を通過
してその先に位置する溶接対象部まで挿入され、小口径
配管内へ挿入されたフレキシブルボディはエアクランプ
によりセンタリングされるとともに管内面へ固定され
る。そしてフレキシブルボディの先端に設けられた溶接
トーチは上下スライド及び前後スライドにより位置調整
が行われるとともに、溶接ヘッドの回転により管周方向
に回転され、配管内面を360°全周に渡り溶接するこ
とができる。また先端まで延びたファイバースコープに
より溶接状況も監視できる。
【0006】
【実施例】本考案小口径配管内面溶接装置の一実施例を
図面について説明すると、図1は本装置全体の模式図、
図2は溶接ヘッドの縦断面図、図3は図2のIII −III
に沿った横断面図である。上図において、配管1は曲が
り部を有する小口径配管であって、この配管1内に管状
のフレキシブルボディ2が挿入されている。このフレキ
シブルボディ2には管軸方向に沿い複数個所にエアクラ
ンプ3が取付けられており、その作用によりフレキシブ
ルボディ2の長手方向位置が配管1に固定される。フレ
キシブルボディ2の先端のエアクランプ3のフレーム4
内には、ベアリング5を介して溶接ヘッド6が取付けら
れており、その中心軸にはフレキシブルシャフト7が繋
がれていて配管1の外部より回転力が伝えられ、円周方
向へ任意の速度で回転ができるようになっている。
図面について説明すると、図1は本装置全体の模式図、
図2は溶接ヘッドの縦断面図、図3は図2のIII −III
に沿った横断面図である。上図において、配管1は曲が
り部を有する小口径配管であって、この配管1内に管状
のフレキシブルボディ2が挿入されている。このフレキ
シブルボディ2には管軸方向に沿い複数個所にエアクラ
ンプ3が取付けられており、その作用によりフレキシブ
ルボディ2の長手方向位置が配管1に固定される。フレ
キシブルボディ2の先端のエアクランプ3のフレーム4
内には、ベアリング5を介して溶接ヘッド6が取付けら
れており、その中心軸にはフレキシブルシャフト7が繋
がれていて配管1の外部より回転力が伝えられ、円周方
向へ任意の速度で回転ができるようになっている。
【0007】また溶接ヘッド6の内部には上下スライド
8が組込まれ、ギア9を介し小型モーター10が連結さ
れている。この上下スライド8には前後スライド11が
取付けられており、その内部にはロッド12及びこれに
対向するスプリング13が内蔵されている。ロッド12
の先端にはTIG溶接トーチ14が取付けられており、
TIG溶接トーチ14では、タングステン電極15をコ
レット16の中へ装着したままキャップ17でコレット
16を押さえることで、コレット16とトーチテーパー
部で絞りタングステン電極15が保持されている。なお
TIG溶接トーチの先端には、タングステン電極15を
囲繞してガスレンズ19を収蔵したシールドカップ18
が取付けられている。
8が組込まれ、ギア9を介し小型モーター10が連結さ
れている。この上下スライド8には前後スライド11が
取付けられており、その内部にはロッド12及びこれに
対向するスプリング13が内蔵されている。ロッド12
の先端にはTIG溶接トーチ14が取付けられており、
TIG溶接トーチ14では、タングステン電極15をコ
レット16の中へ装着したままキャップ17でコレット
16を押さえることで、コレット16とトーチテーパー
部で絞りタングステン電極15が保持されている。なお
TIG溶接トーチの先端には、タングステン電極15を
囲繞してガスレンズ19を収蔵したシールドカップ18
が取付けられている。
【0008】更にフレキシブルボディ2の内部にはシー
ルドガスホース20,パワーケーブル21,エアホース
22及びファイバースコープ23が挿入され、これらの
先端が溶接ヘッド6に接続されるとともに、これらの基
端はモニター24が付いたコントローラー25に接続さ
れており、このコントローラー25には電源26及びシ
ールドガスボンベ27が連結されている。
ルドガスホース20,パワーケーブル21,エアホース
22及びファイバースコープ23が挿入され、これらの
先端が溶接ヘッド6に接続されるとともに、これらの基
端はモニター24が付いたコントローラー25に接続さ
れており、このコントローラー25には電源26及びシ
ールドガスボンベ27が連結されている。
【0009】このような装置において、コントローラー
25の指示により小型モーター10が作動しギア9を介
して上下スライド8を調整するとともに、エアホース2
2から送られるエアで前後スライド11内のエア圧を調
節してロッド12の前後位置を調整することにより、T
IG溶接トーチ14の上下,前後位置を調整したうえ、
溶接ヘッド6を円周方向へ回転させながら、タングステ
ン電極15からアークを出し、更にシールドガスホース
20から送られるシールドガスをシールドカップ18よ
り配管1の内部へ噴出させて、シールド雰囲気を保持し
つつ配管1の内面溶接を施工する。なおこの溶接状況を
ファイバースコープ23を通してモニター24に映る画
像で観察し、TIG溶接トーチ14の狙い位置や溶接速
度をコントローラー25により調整することでより良好
な溶接施工ができる。
25の指示により小型モーター10が作動しギア9を介
して上下スライド8を調整するとともに、エアホース2
2から送られるエアで前後スライド11内のエア圧を調
節してロッド12の前後位置を調整することにより、T
IG溶接トーチ14の上下,前後位置を調整したうえ、
溶接ヘッド6を円周方向へ回転させながら、タングステ
ン電極15からアークを出し、更にシールドガスホース
20から送られるシールドガスをシールドカップ18よ
り配管1の内部へ噴出させて、シールド雰囲気を保持し
つつ配管1の内面溶接を施工する。なおこの溶接状況を
ファイバースコープ23を通してモニター24に映る画
像で観察し、TIG溶接トーチ14の狙い位置や溶接速
度をコントローラー25により調整することでより良好
な溶接施工ができる。
【0010】かくしてこのような溶接装置によれば、小
口径の配管1内へ挿入されたフレキシブルボディ2はエ
アクランプ3によりセンタリングされるとともに管内面
へ固定され、そしてフレキシブルボディ2の先端に設け
られたTIG溶接トーチ14は、上下スライド8及び前
後スライド11により位置調整が行われるとともに、溶
接ヘッド6の回転により管周方向に回転され、配管1内
面を360°全周に渡り溶接することができ、配管1内
面の補修溶接や裏波ビードのなめ付け溶接ができ、この
結果工数の低減や配管1の信頼性の向上が望める。
口径の配管1内へ挿入されたフレキシブルボディ2はエ
アクランプ3によりセンタリングされるとともに管内面
へ固定され、そしてフレキシブルボディ2の先端に設け
られたTIG溶接トーチ14は、上下スライド8及び前
後スライド11により位置調整が行われるとともに、溶
接ヘッド6の回転により管周方向に回転され、配管1内
面を360°全周に渡り溶接することができ、配管1内
面の補修溶接や裏波ビードのなめ付け溶接ができ、この
結果工数の低減や配管1の信頼性の向上が望める。
【0011】
【考案の効果】要するに本考案によれば、小口径配管内
へ挿入可能な管状のフレキシブルボディと、上記フレキ
シブルボディの外周に軸線に沿い複数取付けられたエア
クランプと、上記フレキシブルボディの先端に回転可能
に配設された溶接ヘッドと、上記溶接ヘッド内に上下ス
ライド及び前後スライドを介し装着された溶接トーチ
と、上記フレキシブルボディ内に挿入されたシールドガ
スホース,パワーケーブル,エアホース及びファイバー
スコープとを具えたことにより、曲がり部を有する小口
径配管内に容易に挿入できるとともに、配管内面の全周
溶接を円滑的確に施すことができる小口径配管内面溶接
装置を得るから、本考案は産業上極めて有益なものであ
る。
へ挿入可能な管状のフレキシブルボディと、上記フレキ
シブルボディの外周に軸線に沿い複数取付けられたエア
クランプと、上記フレキシブルボディの先端に回転可能
に配設された溶接ヘッドと、上記溶接ヘッド内に上下ス
ライド及び前後スライドを介し装着された溶接トーチ
と、上記フレキシブルボディ内に挿入されたシールドガ
スホース,パワーケーブル,エアホース及びファイバー
スコープとを具えたことにより、曲がり部を有する小口
径配管内に容易に挿入できるとともに、配管内面の全周
溶接を円滑的確に施すことができる小口径配管内面溶接
装置を得るから、本考案は産業上極めて有益なものであ
る。
【図1】本考案小口径配管内面溶接装置の一実施例にお
ける本装置全体の模式図である。
ける本装置全体の模式図である。
【図2】同上における溶接ヘッドの縦断面図である。
【図3】図2のIII −III に沿った横断面図である。
1 配管 2 フレキシブルボディ 3 エアクランプ 4 フレーム 5 ベアリング 6 溶接ヘッド 7 フレキシブルシャフト 8 上下スライド 9 ギア 10 小型モーター 11 前後スライド 12 ロッド 13 スプリング 14 TIG溶接トーチ 15 タングステン電極 16 コレット 17 キャップ 18 シールドカップ 19 ガスレンズ 20 シールドガスホース 21 パワーケーブル 22 エアホース 23 ファイバースコープ 24 モニター 25 コントローラー 26 電源 27 シールドガスボンベ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−115044(JP,A) 実開 平5−9762(JP,U) 実開 平3−14074(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 小口径配管内へ挿入可能な管状のフレキ
シブルボディと、上記フレキシブルボディの外周に軸線
に沿い複数取付けられたエアクランプと、上記フレキシ
ブルボディの先端に回転可能に配設された溶接ヘッド
と、上記溶接ヘッド内に上下スライド及び前後スライド
を介し装着された溶接トーチと、上記フレキシブルボデ
ィ内に挿入されたシールドガスホース,パワーケーブ
ル,エアホース及びファイバースコープとを具えたこと
を特徴とする小口径配管内面溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7693392U JP2559099Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 小口径配管内面溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7693392U JP2559099Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 小口径配管内面溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634868U JPH0634868U (ja) | 1994-05-10 |
JP2559099Y2 true JP2559099Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13619534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7693392U Expired - Fee Related JP2559099Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 小口径配管内面溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559099Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1167783A1 (en) | 2000-04-26 | 2002-01-02 | Okamura, Yugen Gaisha | Covering device for nut and covering device for bolt head |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015054340A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 溶接補修装置、及び、溶接補修方法 |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP7693392U patent/JP2559099Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1167783A1 (en) | 2000-04-26 | 2002-01-02 | Okamura, Yugen Gaisha | Covering device for nut and covering device for bolt head |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0634868U (ja) | 1994-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5669547A (en) | Apparatus and method for supplying inert gas to a welding location | |
JPH042346B2 (ja) | ||
JP2559099Y2 (ja) | 小口径配管内面溶接装置 | |
JPS6431576A (en) | Welder for inside of tube having small diameter | |
JP4309471B2 (ja) | 管の内面の検査又は加工のための管内マニピュレータ | |
JP3085877B2 (ja) | 小口径管内溶接装置 | |
JP3615331B2 (ja) | 超音波探傷装置および加工装置 | |
JP2575433Y2 (ja) | 小口径配管内面溶接装置 | |
JP2858610B2 (ja) | 配管内面研削装置 | |
JP2971197B2 (ja) | 管内裏波ビード成形方法 | |
JP3074515B2 (ja) | 管内走行用溶接作業台車 | |
JPH08188151A (ja) | 管路点検作業車 | |
JPH07103953A (ja) | 管状体の超音波探傷検査装置 | |
CN216096964U (zh) | 一种激光焊接机的旋转吹气装置 | |
JP3080715B2 (ja) | 配管内面研削装置 | |
CN115488477B (zh) | 一种气保焊接装置及方法 | |
JPH0739499Y2 (ja) | 多曲率円周管の周継手自動溶接装置 | |
JP6965470B1 (ja) | 配管の自動溶接又は溶断装置 | |
JP2566861B2 (ja) | ロボット装置 | |
JP2001287037A (ja) | Tig溶接トーチ | |
JP3357932B2 (ja) | 円周溶接機 | |
JPH02121774A (ja) | 管内溶接装置 | |
JPH035916B2 (ja) | ||
JP2946859B2 (ja) | 作業台車装置 | |
JPH02120170A (ja) | 管内作業台車 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970819 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |