JPH07212546A - フイルムスキャナ - Google Patents

フイルムスキャナ

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JPH07212546A
JPH07212546A JP6000926A JP92694A JPH07212546A JP H07212546 A JPH07212546 A JP H07212546A JP 6000926 A JP6000926 A JP 6000926A JP 92694 A JP92694 A JP 92694A JP H07212546 A JPH07212546 A JP H07212546A
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JP
Japan
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film
line sensor
signal
magnetic recording
pulse
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Application number
JP6000926A
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English (en)
Inventor
Tadashi Sugiyama
直史 杉山
Hiroshi Tanaka
宏志 田中
Toru Nishimura
亨 西村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フイルム画像の読取り又は磁気記録に際して、
フイルム給送装置の送り精度の影響を受けにくく、良好
なフイルム画像の取込み又は記録を可能にする。 【構成】フイルムを給送するためのキャプスタンやモー
タ等の回転体に、エンコーダ174を設け、このエンコ
ーダ174からフイルムの給送速度に比例した周波数の
パルス信号を発生させる。そして、エンコーダ174か
ら出力されるパルス信号を入力する分周回路175及び
タイミング信号生成回路177によってラインセンサの
画像取込み用のタイミング信号を生成するようにしてい
る。これにより、フイルムの送り精度とは無関係に、ラ
インセンサによる画像読取り間隔におけるフイルムの送
りピッチを一定にするようにしている。また、分周回路
176及びタイミング信号生成回路178によって磁気
記録タイミング信号を生成するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイルムスキャナに係
り、特にラインセンサを介してフイルムの画像データを
読み取るフイルムスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フイルムの画像をCCDラインセ
ンサを用いて読み取るようにしたフイルムスキャナが提
案されている(特開昭63−39267号公報)。この
フイルムスキャナは、CCDラインセンサの画素方向
(主走査方向)に対して副走査方向にフイルムを連続移
動させて画像データを取り込むようにしており、副走査
方向の速度(スキャン速度)を変えて読取り画像の拡大
・縮小を行うようにしている。尚、このフイルムスキャ
ナは、読み取ったフイルム画像をプリントするプリンタ
に適用されているが、フイルム画像をモニタTVに表示
するフイルムプレーヤ等にも適用できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のラ
インセンサを使用したフイルムスキャナは、フイルムを
一定速度で給送するとともに、ラインセンサに電荷蓄積
した画像信号を一定周期の画像取込み用のタイミング信
号によって読み取るようにしている。このため、フイル
ムスキャナに適用されるフイルム給送装置は、画像取込
み用のタイミング信号の周期に対応する定常速度で、且
つ速度変動しないようにフイルムを給送することができ
るものでなければならず、また、1コマのフイルム画像
のみを読み取る場合には、定常速度までの立ち上がりが
速いものでなければならなかった。
【0004】また、磁気記録層を有するフイルムに磁気
情報を記録再生するフイルムスキャナも提案されている
が、この場合にもフイルムの送り精度が要求される。従
って、良好なフイルム画像の取込みや磁気記録再生を実
現するためには、フイルム送り精度等の高い高価なフイ
ルム給送装置が必要であった。本発明はこのような事情
に鑑みてなされたもので、フイルム画像の読取りや磁気
情報の記録再生に際して、フイルム給送装置の送り精度
の影響を受けにくく、安価なフイルム給送装置を使用す
ることができるフイルムスキャナを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、長尺の現像済みスチル写真フイルムを照明
する照明手段と、前記フイルムの給送方向と直交する方
向に光電変換素子が配列されたラインセンサと、前記照
明手段によって照明された前記フイルムの画像を前記ラ
インセンサに結像させる撮影レンズと、前記フイルムの
給送を行うフイルム給送手段と、前記フイルム給送手段
を構成する回転体の回転速度に比例した周波数のパルス
信号を発生するパルス発生手段と、前記パルス発生手段
から出力されるパルス信号に基づいて前記ラインセンサ
の画像取込み用のタイミング信号を生成する第1のタイ
ミング信号生成手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0006】更に、前記フイルムは磁気記録層が形成さ
れており、前記フイルムの磁気記録層に磁気情報を書き
込み又は該磁気記録層に書き込まれた磁気情報を読み取
る磁気記録再生手段と、前記パルス発生手段から出力さ
れるパルス信号に基づいて前記磁気記録再生手段におけ
る磁気記録再生用のタイミング信号を生成する第2のタ
イミング信号生成手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】本発明によれば、フイルム給送手段を構成する
モータやキャプスタン等の回転体に、タコジェネレータ
やエンコーダ等のパルス発生手段を設ける。従って、こ
のパルス発生手段は、上記回転体の回転速度(即ち、フ
イルムの給送速度)に比例した周波数のパルス信号を発
生することになる。そして、パルス発生手段から出力さ
れるパルス信号を入力する第1のタイミング信号生成手
段によってラインセンサの画像取込み用のタイミング信
号を生成するようにしている。これにより、フイルムの
送り精度とは無関係に、ラインセンサによる画像読取り
間隔におけるフイルムの送りピッチを一定にすることが
でき、良好なフイルム画像の取込みが実現できる。
【0008】また、同様にして前記パルス発生手段から
出力されるパルス信号を入力する第2のタイミング信号
生成手段によって磁気記録再生手段における磁気記録再
生用のタイミング信号を生成し、このタイミング信号に
よりフイルムの磁気記録層に磁気情報を書き込み又は該
磁気記録層に書き込まれた磁気情報を読み取るようにし
ている。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るフイルム
スキャナの好ましい実施例を詳説する。図1は本発明に
係るフイルムスキャナの一実施例を示すブロック図であ
る。このフイルムスキャナ100は、主として照明用の
光源130、撮影レンズ136、CCDラインセンサ1
42を含むCCD回路ユニット140、第1信号処理回
路151、第2信号処理回路152、第3信号処理回路
153、メモリ制御回路154、CCDバッファM1、
表示バッファM2、中央処理装置(CPU)160、フ
イルム駆動メカ170、光学データ読取装置180、磁
気記録再生装置182等を備えている。
【0010】このフイルムスキャナ100はカートリッ
ジ収納部(図示せず)を有し、カートリッジ収納部にフ
イルムカートリッジ110が装填できるようになってい
る。フイルムカートリッジ110は、図2に示すように
単一のスプール112を有し、このスプール112に写
真フイルム114が巻回されている。写真フイルム11
4は、フイルム全面又はフイルム縁部に磁気記録層11
4Bが形成されており、この磁気記録層114Bには、
磁気ヘッドを有するカメラによってコマ毎の撮影データ
等を示す磁気情報が記録できるようになっている。ま
た、現像処理された上記写真フイルム114はフイルム
カートリッジ110に巻き取られ、これにより保管でき
るようになっている。
【0011】図1において、フイルムスキャナ100の
光源130は、例えばフイルム114の給送方向と直交
する方向に長い蛍光灯からなり、赤外カットフィルタ1
32を介してフイルム114を照明する。フイルム11
4を透過した画像光は、単焦点の撮影レンズ136を介
してCCDラインセンサ142の受光面に結像される。
尚、CCDラインセンサ142によるフイルム画像の撮
像中には、フイルム114はフイルム駆動メカ170に
よって矢印A方向(以下、順方向という)又は矢印B方
向(以下、逆方向という)に移動させられるが、このフ
イルム駆動の詳細については後述する。
【0012】CCDラインセンサ142はフイルム給送
方向と直交する方向に配設されている(図3(A)参
照)。そして、CCDラインセンサ142の受光面に結
像された画像光は、R,G,Bフィルタを有する各セン
サで電荷蓄積され、光の強さに応じて量のR,G,Bの
信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号
電荷は、CCD駆動回路144から加えられる転送ゲー
トパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジス
タ転送パルスによって順次読み出される。
【0013】上記CCDラインセンサ142から読み出
された信号電荷は、CDSクランプによってクランプさ
れてR,G,B信号としてアナログ処理回路146に加
えられ、ここでR,G,B信号のゲイン等が制御され
る。アナログ処理回路146から出力されるR,G,B
信号はマルチプレクサ148によって点順次化され、A
/Dコンバータ150によってデジタル信号に変換され
たのち、第1信号処理回路151及びCPU160に加
えられる。
【0014】第1信号処理回路151は、白バランス調
整回路、ネガポジ変転回路、γ補正回路及びRGB同時
化回路等を含み、順次入力する点順次のR,G,B信号
を各回路で適宜信号処理したのち、同時化したR,G,
B信号を第2信号処理回路152に出力する。第2信号
処理回路152はマトリクス回路を有し、入力するR,
G,B信号に基づいて輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b
を生成し、これらをメモリ制御回路154に出力する。
【0015】メモリ制御回路154は、上記輝度信号Y
及びクロマ信号Cr/b のCCDバッファM1への書込み
/読出しを制御するとともに、CCDバッファM1に記
憶された輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b の表示バッフ
ァM2への書込み/読出しを制御する。メモリ制御回路
154によって表示バッファM2から読み出される輝度
信号Y及びクロマ信号Cr/b は、第3信号処理回路15
3に加えられる。第3信号処理回路153は、入力する
輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b に基づいて例えばNT
SC方式のカラー複合映像信号を生成し、これをD/A
コンバータ156を介してビデオ出力端子158に出力
する。尚、メモリ制御回路154、第3信号処理回路1
56及びD/Aコンバータ156には同期信号発生回路
159から同期信号がそれぞれ加えられており、これに
より各回路の同期がとられるとともに所要の同期信号を
含む映像信号が得られるようにしている。また、CCD
回路ユニット140、A/Dコンバータ150、第1信
号処理回路151、第2信号処理回路152及びメモリ
制御回路154にはCPU160によって制御されるタ
イミング信号発生回路162からタイミング信号がそれ
ぞれ加えられており、これにより各回路の同期がとられ
ている。
【0016】フイルム駆動メカ170は、フイルムカー
トリッジ110のスプール112と係合し、そのスプー
ル112を正転/逆転駆動するフイルム供給部と、この
フイルム供給部から送出されるフイルム114を巻き取
るフイルム巻取部と、図3に示すようにフイルム114
をキャプスタン171とピンチローラ172とで挟持し
てフイルム114を送る手段とから構成されている。
尚、上記フイルム供給部は、フイルムカートリッジ11
0のスプール112を図1上で時計回り方向に駆動し、
フイルム先端がフイルム巻取部によって巻き取られるま
でフイルムカートリッジ110からフイルム114を送
り出すようにしている。
【0017】光学データ読取装置180は、フイルム1
14のパーフォレーション114Aを光学的に検出する
第1の光センサ180Aと、フイルム縁部に書き込まれ
ているバーコード等の光学データを光学的に検出する第
2の光センサ180Bとを含み、これらの光センサ18
0A、180Bを介して検出した光学データを処理して
CPU160に出力する。
【0018】磁気記録再生装置182は磁気ヘッド18
2Aを含み、磁気ヘッド182Aを介してフイルム11
4の磁気記録層114Bに記録されている磁気情報を読
み取り、その磁気情報を処理してCPU160に出力
し、また、CPU160から加えられる書込み用のデー
タを磁気記録に適した信号に変換したのち磁気ヘッド1
82Aに出力し、フイルム114の磁気記録層114B
に記録する。
【0019】次に、フイルム画像の読取りや磁気情報の
記録再生のタイミングと、フイルム給送との同期を取る
方法について説明する。図3に示すように、フイルム駆
動メカ170には、キャプスタン171の回転速度を検
出するエンコーダ174が配設されている。このエンコ
ーダ174は、キャプスタン軸に配設されたスリット板
174Aと、このスリット板174Aのスリットを検出
するフォトインタラプタ174Bとからなり、キャプス
タン171の回転速度(即ち、フイルムの給送速度)に
比例した周波数のパルス信号を発生する(図5
(A))。
【0020】このエンコーダ174から発生されたパル
ス信号は、図4に示すようにCPU160内の分周回路
175及び176に加えられる。分周回路175は入力
するパルス信号を所定の分周比Xで分周し、この分周し
たパルス信号(図5(B))を画像取込み用のパルス信
号としてタイミング信号生成回路177に出力する。タ
イミング信号生成回路177は入力する画像取込み用の
パルス信号に同期した画像取込み用のタイミングパルス
を生成し(図5(C))、これをCCD駆動回路144
に出力する。尚、CCD駆動回路144は画像取込み用
のタイミングパルスに応じた転送ゲートパルスをCCD
ラインセンサ142に出力する。これにより、CCDラ
インセンサ142に蓄積された電荷信号はシフトレジス
タに読み出され、その後、レジスタ転送パルスによって
順次読み出される。
【0021】同様にして、分周回路176は入力するパ
ルス信号を所定の分周比Yで分周し、この分周したパル
ス信号(図5(D))を磁気記録用のパルス信号として
タイミング信号生成回路178に出力する。タイミング
信号生成回路178は入力する磁気記録用のパルス信号
に同期した磁気記録用のタイミングパルスを生成し(図
5(E))、これを磁気記録再生装置182を介して磁
気ヘッド182Aに出力する。尚、磁気記録用のタイミ
ングパルスに同期して記録される磁気情報は、N極とS
極とが記録情報に応じて組み合わされた情報である。
【0022】ところで、上記構成のフイルムスキャナ1
00は、例えば、スキャン速度9.25mm/秒で1コ
マのフイルム画像のみをスキャンする本スキャンと、ス
キャン速度74・0mm/秒の高速(本スキャンの8倍
の速度)で全コマをスキャンするプリスキャンとを実行
する。尚、プリスキャンの実行時には、CPU160
は、全コマの粗い画像データを取り込み、各コマのR,
G,B信号別のオフセット量、及び白バランスを調整す
るための色信号別のゲイン調整量を算出し、これらの色
信号別のオフセット量を示すオフセットデータ及びゲイ
ン調整量を示すAWBデータをコマ毎にCPU内蔵のラ
ンダム・アクセス・メモリ(RAM)160Aに記憶さ
せる。また、各コマのR,G,B信号から各コマの明る
さを示すAEデータを検出し、このAEデータをRAM
160Aに記憶させる。RAM160Aに記憶されたA
WBデータ、AEデータは、本スキャン時におけるホワ
イトバランス制御及び露出制御に使用される。
【0023】また、プリスキャンの実行時には、上記全
コマの粗い画像データがCCDバッファM1に記憶さ
れ、これによりインデックス画像の表示ができるように
なっている。更に、フイルムの磁気記録層への磁気情報
の書込み又は磁気記録層からの磁気情報の読取りも行わ
れる。さて、上記本スキャン時と、プリスキャン時とで
は、図5(A)に示すようにエンコーダ174から発生
されるパルス信号の周波数が異なり、プリスキャン時の
パルス信号の周波数は、本スキャン時の8倍となる。分
周回路175には、プリスキャンか本スキャンかに応じ
た分周比を示す指令(プリスキャン時には本スキャン時
の8倍の分周比となる指令)が加えられ、その結果、分
周回路175から出力される画像取込み用のパルス信号
は、プリスキャンか本スキャンかにかかわらず、同じ周
波数のパルス信号となる。即ち、プリスキャンか本スキ
ャンかにかかわらず、CCDラインセンサ142におけ
る画像取込み用のタイミング信号は変わらず、プリスキ
ャン時にはスキャン速度が本スキャン時の8倍であるた
め、画素が粗くなる。
【0024】一方、フイルム114の磁気記録層114
Bへの磁気情報の書込みは、高速(プリスキャン速度と
同じ速度)でフイルム114を巻き戻すときのみに行う
ため、分周回路176での分周比は一定となっている。
また、磁気情報の書込みばかりでなく、磁気情報はプリ
スキャン時に読み取られるが、このときにも前記タイミ
ング信号を利用することができる。
【0025】尚、本実施例では、キャプスタンに配設し
たエンコーダからフイルムの給送速度に比例したパルス
信号を得るようにしたが、これに限らず、例えば、フイ
ルム給送用のモータに配設したタコジェネレータからモ
ータの回転速度(フイルムの給送速度)に比例した周波
数のパルス信号を得るようにしてもよく、要はフイルム
給送に関連する回転体の回転速度に基づいてフイルムの
給送速度に比例するパルス信号を出力するものであれ
は、いかなるものでもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフイル
ムスキャナによれば、ラインセンサを使用してフイルム
画像を読み込む際に、フイルム給送手段を構成するモー
タやキャプスタン等の回転体に設けたタコジェネレータ
やエンコーダ等のパルス発生手段からフイルムの給送速
度に比例した周波数のパルス信号を得、このパルス信号
に基づいてラインセンサの画像取込み用のタイミング信
号を生成するようにしたため、フイルムの送り精度とは
無関係に、ラインセンサによる画像読取り間隔における
フイルムの送りピッチを一定にすることができる。即
ち、フイルム給送手段は、減速のためのギアあるいはベ
ルト等の多くの部品を使用することが予想されるが、本
発明によれば、フイルム給送手段の送り誤差の影響を受
けずに良好なフイルム画像の取込みができ、安価なフイ
ルム給送手段を使用することができる。
【0027】また、同様にして上記パルス発生手段から
のパルス信号に基づいて磁気記録再生手段における磁気
記録再生用のタイミング信号を生成するようにしたた
め、フイルム給送手段の送り誤差の影響を受けずに良好
な磁気情報の書込み又は読取りができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るフイルムスキャナの一実施
例を示すブロック図である。
【図2】図2は図1に示したフイルムスキャナに適用さ
れるフイルムカートリッジの一例を示す図である。
【図3】図3(A)及び(B)はそれぞれエンコーダの
配設位置を説明するために用いたスキャン部分の平面図
及び側面図である。
【図4】図4はエンコーダから出力されるパルス信号に
基づいて画像取込み用及び磁気記録用のタイミング信号
を生成する回路の一実施例を示すブロック図である。
【図5】図5(A)乃至(E)は図4を説明するために
用いたタイミングチャートである。
【符号の説明】
100…フイルムスキャナ 110…フイルムカートリッジ 114…写真フイルム 114B…磁気記録層 135…撮影レンズ 140…CCD回路ユニット 142…CCDラインセンサ 150…A/Dコンバータ 151…第1信号処理回路 152…第2信号処理回路 153…第3信号処理回路 154…メモリ制御回路 156…D/Aコンバータ 160…中央処理装置(CPU) 170…フイルム駆動メカ 171…キャプスタン 174…エンコーダ 175、176…分周回路 177、178…タイミング信号生成回路 M1…CCDバッファ M2…表示バッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の現像済みスチル写真フイルムを照
    明する照明手段と、 前記フイルムの給送方向と直交する方向に光電変換素子
    が配列されたラインセンサと、 前記照明手段によって照明された前記フイルムの画像を
    前記ラインセンサに結像させる撮影レンズと、 前記フイルムの給送を行うフイルム給送手段と、 前記フイルム給送手段を構成する回転体の回転速度に比
    例した周波数のパルス信号を発生するパルス発生手段
    と、 前記パルス発生手段から出力されるパルス信号に基づい
    て前記ラインセンサの画像取込み用のタイミング信号を
    生成する第1のタイミング信号生成手段と、 を備えたことを特徴とするフイルムスキャナ。
  2. 【請求項2】 磁気記録層が形成された長尺の現像済み
    スチル写真フイルムを照明する照明手段と、 前記フイルムの給送方向と直交する方向に光電変換素子
    が配列されたラインセンサと、 前記照明手段によって照明された前記フイルムの画像を
    前記ラインセンサに結像させる撮影レンズと、 前記フイルムの給送を行うフイルム給送手段と、 前記フイルム給送手段を構成する回転体の回転速度に比
    例した周波数のパルス信号を発生するパルス発生手段
    と、 前記フイルムの磁気記録層に磁気情報を書き込み又は該
    磁気記録層に書き込まれた磁気情報を読み取る磁気記録
    再生手段と、 前記パルス発生手段から出力されるパルス信号に基づい
    て前記磁気記録再生手段における磁気記録再生用のタイ
    ミング信号を生成する第2のタイミング信号生成手段
    と、 を備えたことを特徴とするのフイルムスキャナ。
  3. 【請求項3】 前記ラインセンサから順次読み出される
    少なくとも1コマ分の画像データを記憶する画像メモリ
    と、 前記画像メモリに記憶された画像データに基づいて画像
    信号をモニタTVに出力する手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は2のフイルムス
    キャナ。
  4. 【請求項4】 前記ラインセンサを介して粗い画像デー
    タを読み取る時には第1の速度で前記フイルムを給送
    し、前記ラインセンサを介して細密画像データを読み取
    る時には前記第1の速度よりも低速の第2の速度で前記
    フイルムを給送するように前記フイルム給送手段による
    フイルム給送速度を制御する制御手段を有し、 前記第1のタイミング信号生成手段は前記パルス発生手
    段から出力されるパルス信号を前記第1又は第2の速度
    に対応した分周比で分周する分周手段を有することを特
    徴とする請求項1のフイルムスキャナ。
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