JP3704692B2 - デジタル画像更新装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタル画像更新装置に係り、特にAフィールドメモリとBフィールドメモリとを備え、これらのフィールドメモリから交互にフィールド画像データを読み出してデジタル画像をモニタ表示するとともに、これらのフィールドメモリのフィールド画像データを書き換えてモニタ表示するデジタル画像を更新するデジタル画像更新装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像メモリに記憶した複数の画像を順次更新してモニタTV等の表示手段に表示する場合、図5に示すように、画像メモリ12に記憶した複数の画像データの中から表示するフレーム画像のAフィールドとBフィールド(奇数フィールドと偶数フィールド)の画像データを読み出し、これらのフィールド画像データをAフィールドとBフィールドとに用意された表示バッファ(Aフィールドメモリ14、Bフィールドメモリ16)に記憶させる。そして、表示バッファに記憶させたAフィールドとBフィールドのフィールド画像データ(以下、Aフィールド画像データ、Bフィールド画像データという)を交互に信号処理回路18に読み出してビデオ信号を生成し、モニタTV等の表示手段に所定時間表示するようにしている。
【0003】
ところで、モニタTVに表示するフレーム画像を新しいフレーム画像に更新する際に、従来は以下に示すような方法でAフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16のフィールド画像データの書き換えを行っていた。
まず、第1の方法としては図6のタイミングチャートに示すように、Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16のフィールド画像データを書き換える際に、Aフィールドメモリ14及びBフィールドメモリ16を同時に書き込みモードにし、新しく表示するフレーム画像のAフィールド画像データとBフィールド画像データを1ライン周期で同時にAフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16に記憶させる。そして、Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16に新しくフィールド画像データを記憶させた後に、Aフィールドメモリ14及びBフィールドメモリ16をともに読み出しモードにしてこれらフィールドメモリから交互にフィールド画像データを読み出す。
【0004】
また、第2の方法としては図7のタイミングチャートに示すように、Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16のフィールド画像データを書き換える際に、まず、Aフィールドメモリ14を書き込みモードにし(Bフィールドメモリ16は読み出しモードのままにする)、Aフィールドメモリ14に新しく表示するフレーム画像のAフィールド画像データを記憶させるとともにBフィールドメモリ16からBフィールドのフィールド画像データを読み出す。次に、Aフィールドメモリ16を読み出しモードにし、Bフィールドメモリ16を書き込みモードにして、Bフィールドメモリ16に新しく表示するフレーム画像のBフィールド画像データを記憶させるとともにAフィールドメモリ14からAフィールド画像データを読み出す。Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16に新しくフィールド画像データを記憶させた後は、Aフィールドメモリ14及びBフィールドメモリ16をともに読み出しモードにしてこれらフィールドメモリから交互にフィールド画像データを読み出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の方法では、Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16のフィールド画像データを書き換える際に、Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16を同時に書き込みモードとするため、Aフィールドメモリ14及びBフィールドメモリ16からフィールド画像データの読み出しを行うことができない。したがって、このときモニタTVにビデオ信号を出力できず、図6のように一瞬画像を黒くミュートするため、画面が黒くちらつくという問題がある。
【0006】
一方、上記第2の方法のように、片フィールドずつの書き換えを行うと黒くミュートすることなく表示できるが、表示フィールドの動きと、読み出し/書き換えフィールドのうごきに同期が取られていないため、図7のようにAフィールドとBフィールドの読み出しの順序がずれると、一瞬縦に1ライン分がたつくという問題がある。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、画面に表示するデジタル画像を更新する際に、画面に発生するちらつきやがたつき等をなくし、なめらかに表示画像を更新するデジタル画像更新装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、静止画像データを記憶する静止画像メモリと、それぞれAフィールド画像データ及びBフィールド画像データを記憶するAフィールドメモリ及びBフィールドメモリと、前記Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリからAフィールド画像データとBフィールド画像データとを交互に読み出すとともに、現在読出し中のフィールドを示すフィールドインデックス信号を出力する読出手段と、前記静止画像メモリに記憶された静止画像データによって前記Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリに記憶されたAフィールド画像データ及びBフィールド画像データを更新する書込手段であって、更新時には、前記読出手段から出力されるフィールドインデックス信号に同期して、該フィールドインデックス信号がAフィールドを示すときには前記静止画像メモリからBフィールド画像データを読み出して該Bフィールド画像データを前記Bフィールドメモリに書き込み、フィールドインデックス信号がBフィールドを示すときには前記静止画像メモリからAフィールド画像データを読み出して該Aフィールド画像データを前記Aフィールドメモリに書き込み、非更新時には、前記Aフィールドメモリ及びBフィールドへのフィールド画像データの書き込みを行わない書込手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、読出手段はAフィールドメモリ及びBフィールドメモリからAフィールド画像データとBフィールド画像データとを交互に読み出すとともに、現在読出し中のフィールドを示すフィールドインデックス信号を出力する。
画像メモリに記憶されたフィールド画像データによって前記Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリに記憶されたAフィールド画像データ及びBフィールド画像データを更新する際には、書込手段が前記読出手段から出力されるフィールドインデックス信号に同期して、このフィールドインデックス信号がAフィールドを示すときには前記画像メモリからBフィールド画像データを読み出してこのBフィールド画像データを前記Bフィールドメモリに書き込み、フィールドインデックス信号がBフィールドを示すときには前記画像メモリからAフィールド画像データを読み出してこのAフィールド画像データを前記Aフィールドメモリに書き込む。
【0010】
これにより、Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリに記憶されたAフィールド画像データ及びBフィールド画像データを更新する際にも、読出手段はフィールド画像データの読み出し順序を変更することなく、Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリからAフィールド画像データとBフィールド画像データを交互に読み出すことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るデジタル画像更新方法及び装置の好ましい実施の形態を詳説する。
まず、本発明に係るデジタル画像更新装置が適用されるフイルムスキャナ装置について説明する。
【0012】
図1はフイルムスキャナ装置に適用されるフイルムカートリッジの一実施例を示す図である。
同図に示すようにフイルムカートリッジ110は、単一のスプール112を有し、このスプール112に写真フイルム114が巻回されている。写真フイルム114には、各コマの位置を示すパーフォレーション114Aが穿設されるとともに、フイルム全面又はフイルム縁部に磁気記録層114Bが形成されており、この磁気記録層114Bには、磁気ヘッドを有するカメラによってコマ毎の撮影データ等を示す磁気データが記録できるようになっている。また、現像処理された上記写真フイルム114はフイルムカートリッジ110に巻き取られ、これにより保管できるようになっている。
【0013】
このフイルムカートリッジ110を使用するカメラは、カメラ内蔵の磁気ヘッドによって前記フイルム114の磁気記録層114Bに各種の磁気データをコマ毎に記録することができる。記録される磁気データとしては、例えば、コマ番号、ハイビジョン画像、パノラマ画像及び通常画像のいずれかを示すプリントフォーマット、撮影日/時刻等が考えられるが、その他、カメラによって多数種類のデータを記録することができる。また、前記写真フイルム114には、被写体光によって露光されるコマ領域以外にフイルムタイプ、コマ番号等を示すバーコードや、撮影時にカメラ内蔵の光源によってプリントフォーマット等を示すデータを光学的に記録することができる。
【0014】
図2はフイルムスキャナ装置の内部構成の一実施例を示すブロック図である。このフイルムスキャナ装置は、主として照明用の光源130、撮影レンズ136、CCDラインセンサ142を含むCCD回路ユニット140、第1信号処理回路151、第2信号処理回路152、第3信号処理回路153、メモリ制御回路154、CCDバッファM1、表示バッファM2、中央処理装置(CPU)160、フイルム駆動メカ170、光学データ読取装置180、磁気記録再生装置182等を備えている。
【0015】
光源130は、例えばフイルム114の給送方向と直交する方向に長い蛍光灯からなり、赤外カットフィルタ132を介してフイルム114を照明する。フイルム114を透過した画像光は、単焦点の撮影レンズ136を介してCCDラインセンサ142の受光面に結像される。尚、CCDラインセンサ142によるフイルム画像の撮像中には、フイルム114はフイルム駆動メカ170によって一定速度で矢印A方向(以下、順方向という)又は矢印B方向(以下、逆方向という)に移動させられる。
【0016】
CCDラインセンサ142はフイルム給送方向と直交する方向に配設されている。そして、CCDラインセンサ142の受光面に結像された画像光は、R,G,Bフィルタを有する各センサで所定時間電荷蓄積され、光の強さに応じた量のR,G,Bの信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、CCD駆動回路144から加えられる所定周期のリードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって順次読み出される。
【0017】
このようにしてCCDラインセンサ142から読み出された信号電荷は、CDSクランプによってクランプされてR,G,B信号としてアナログ処理回路146に加えられ、ここでR,G,B信号のゲイン等が制御される。アナログ処理回路146から出力されるR,G,B信号はマルチプレクサ148によって点順次化され、A/Dコンバータ150によってデジタル信号に変換されたのち、第1信号処理回路151及びCPU160に加えられる。
【0018】
第1信号処理回路151は、白バランス調整回路、ネガポジ変転回路、γ補正回路及びRGB同時化回路等を含み、順次入力する点順次のR,G,B信号を各回路で適宜信号処理したのち、同時化したR,G,B信号を第2信号処理回路152に出力する。尚、第1信号処理回路151における白バランス調整回路は、CPU160から加えられる制御信号に基づいて行う。
【0019】
第2信号処理回路152はマトリクス回路を有し、入力するR,G,B信号に基づいて輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b を生成し、これらをメモリ制御回路154に出力する。
メモリ制御回路154は、上記輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b のCCDバッファM1への書込み/読出しを制御するとともに、CCDバッファM1に記憶された輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b の表示バッファM2への書込み/読出しを制御する。尚、CCDバッファM1及び表示バッファM2への書込み/読出し制御の詳細については後述する。
【0020】
メモリ制御回路154によって表示バッファM2から読み出される輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b は、第3信号処理回路153に加えられる。第3信号処理回路153は、入力する輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b に基づいて例えばNTSC方式のカラー複合映像信号を生成し、これをD/Aコンバータ156を介してビデオ出力端子158に出力する。尚、メモリ制御回路154、第3信号処理回路153及びD/Aコンバータ156には同期信号発生回路159から所定周期の同期信号がそれぞれ加えられており、これにより各回路の同期がとられるとともに所要の同期信号を含む映像信号が得られるようにしている。また、CCD回路ユニット140、A/Dコンバータ150、第1信号処理回路151、第2信号処理回路152及びメモリ制御回路154にはCPU160によって制御されるタイミング信号発生回路162からタイミング信号がそれぞれ加えられており、これにより各回路の同期がとられている。
【0021】
フイルム駆動メカ170は、フイルムカートリッジ110のスプール112と係合し、そのスプール112を正転/逆転駆動するフイルム供給部と、このフイルム供給部から送出されるフイルム114を巻き取るフイルム巻取部と、フイルム搬送路に配設され、フイルム114をキャプスタンとピンチローラとで挟持してフイルム114を一定速度で送る手段とから構成されている。尚、上記フイルム供給部は、フイルムカートリッジ110のスプール112を図2上で時計回り方向に駆動し、フイルム先端がフイルム巻取部によって巻き取られるまでフイルムカートリッジ110からフイルム114を送り出すようにしている。
【0022】
光学データ読取装置180は、フイルム114のパーフォレーション114Aを光学的に検出する第1の光センサ180Aと、フイルム縁部に書き込まれているバーコード等の光学データを光学的に検出する第2の光センサ180Bとを含み、これらの光センサ180A、180Bを介して検出した光学データを処理してCPU160に出力する。
【0023】
磁気記録再生装置182は磁気ヘッド182Aを含み、磁気ヘッド182Aを介してフイルム114の磁気記録層114Bに記録されている磁気データを読み取り、その磁気データを処理してCPU160に出力してRAM160Aに記録し、また、CPU160のRAM160Aに記録されたデータを読み出し、これを磁気記録に適した信号に変換したのち磁気ヘッド182Aに出力し、フイルム114の磁気記録層114Bに記録する。
【0024】
次に、上記フイルムスキャナ装置においてフイルムのコマ画像をモニタTVにインデックス表示する際の作用を簡単に説明する。
フイルムカートリッジ110をフイルムスキャナ装置にセットすると、CPU160はフイルム駆動メカ170を制御してフイルムローディングを実行する。即ち、フイルムカートリッジ110からフイルム114を送り出し、フイルム先端をフイルム巻取部の巻取軸に巻き付ける。
【0025】
フイルムローディングが完了すると、フイルム114の第1のプリスキャンを実行する。即ち、フイルム114を高速で順方向に給送する。第1のプリスキャン時には、CCDラインセンサ142を介して画像データが取り込まれるとともに、光学データ読取装置180及び磁気記録再生装置182を介して光学データ及び磁気データが読み取られる。尚、CPU160は、この時取り込んだ画像データに基づいて各コマ毎にR,G,Bの色信号別のオフセット量を示すオフセットデータ及びゲイン調整量を示すAEデータをRAM160Aに記憶する。また、各コマの明るさを示すAEデータをRAM160Aに記憶する。
【0026】
次に、フイルム114の第2のプリスキャンを実行する。即ち、フイルム114を高速で逆方向に給送する。第2のプリスキャン時には、再びCCDラインセンサ142を介して画像データが取り込まれる。この画像データの取込み時には、CPU160はRAM160Aに記憶したAEデータに基づいて絞り制御装置164を介して各コマ毎に絞り134を制御する。
【0027】
また、CPU160は、第1信号処理回路151において、各コマ毎にR,G,B信号のオフセット量及び白バランスの調整を行わせる。即ち、CPU160は、RAM160Aに記憶した各コマの色信号毎のオフセットデータを第1信号処理回路151に出力し、第1信号処理回路151はこのオフセットデータに基づいて点順次のR,G,B信号のオフセット量を調整する。同様に、CPU160は、RAM160Aに記憶した各コマの色信号毎のAWBデータを第1信号処理回路151に出力し、第1信号処理回路151はこのAWBデータに基づいて点順次のR,G,B信号のゲインを調整する。このように上記AEデータ、AWBデータ等に基づいて各コマの画像データを調整しているため、各コマの撮影条件にかかわらず、良好な画像データを取り込むことができる。
【0028】
このようにして調整された各コマの画像データ、即ち、第2信号処理回路152から出力される輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b は、メモリ制御回路154を介してCCDバッファM1に順次記憶される。
さて、CCDバッファM1には、各コマの画像データが40コマ(フイルム114に記録されているコマ数)分順次記憶される。CCDバッファM1への上記記憶動作中にも、CCDバッファM1の記憶内容は表示バッファM2に転送され、その結果、順次コマ画像が表示されることになる。
【0029】
表示バッファM2には1度に20コマ分の画像データしか記憶できないため、CCDバッファM1に21コマ目の画像データが入力されると、インデックス画像を上方向にスクロールさせるように、表示バッファM2への画像データの書換え及び読み出しが行われる。例えば、CCDバッファM1に21コマ目の画像データが入力されると、表示バッファM2のコマ番号1〜4の1行分の記憶領域の画像データがクリアされ、21コマ目の画像データが書き込まれるとともに、映像信号出力時のスキャン開始アドレスを2行目に変更される。これにより、モニタTV(モニタTVはビデオ出力端子158に接続される)では1行分だけ上方向にスクロールしたインデックス画像が表示されることになる。このようにして全コマの画像データがCCDバッファM1に記憶されると、モニタTVには再びコマ番号1〜20までのインデックス画像が表示されるように下方向にスクロール又は画面が切り替えられる。
【0030】
上記のようにしてインデックス画像の作成が行われ、インデックス画像がモニタTVに表示されると、続いてインデックス画像を見ながらキーパッド120を使用し、対話形式でモニタTVに1コマ表示するために必要な編集、その他の指定を行う。
以上のようにフイルムスキャナ装置においてメモリ制御回路154は画像データ(デジタル画像データ)の記憶されたCCDバッファM1から所望の画像データを読み出して表示バッファM2に書き込み、表示バッファM2から画像データを読み出してモニタTVに表示する。
【0031】
以下、メモリ制御回路154によって行われるCCDバッファM1から表示バッファM2へのデジタル画像データの書き込み/読出し(デジタル画像更新)制御の詳細について説明する。尚、以下においてメモリ制御回路154に係わる装置をデジタル画像更新装置と称し、このデジタル画像更新装置に関して詳述する。尚、デジタル画像更新装置は、上記フイルムスキャナ装置に限らず他の画像表示装置等にも適用される。
【0032】
図3は本発明に係るデジタル画像更新装置の一実施例を示す構成図である。
図3に示すようにデジタル画像更新装置は制御部10A、10B、画像メモリ12、Aフィールドメモリ14、Bフィールドメモリ16、信号処理回路18から構成される。尚、上記フイルムスキャナ装置においては、制御部10A、10Bがメモリ制御回路154、画像メモリ12がCCDバッファM1、Aフィールドメモリ14及びBフィールドメモリ16が表示バッファM2に相当する。
【0033】
画像メモリ12は複数のフレーム画像の画像データを記録する。このフレーム画像の画像データはAフィールドとBフィールド(奇数フィールドと偶数フィールド)の2枚のフィールド画像データから構成され、これらは制御部10Aの読み出し信号によって、所望のフィールド画像データが対応したフィールドのフィールドメモリに出力される。即ち、Aフィールドのフィールド画像データ(Aフィールド画像データ)は、制御部10Aから読み出し信号が加えられるとAフィールドメモリ14に出力され、Bフィールドの画像データ(Bフィールド画像データ)は読み出し信号が加えられるとBフィールドメモリ16に出力される。
【0034】
Aフィールドメモリ14及びBフィールドメモリ16は上記のように画像メモリ12から出力されたフィールド画像データを1フィールド分記憶し、制御部10Bから読み出し信号が加えられると記憶したフィールド画像データを信号処理回路18に出力する。尚、詳細は後述する。
信号処理回路18は、上記Aフィールドメモリ14又はBフィールドメモリ16から出力されたフィールド画像データに各種信号処理を施してビデオ信号を生成し、モニタTV等の表示装置に出力する。
【0035】
次に上記デジタル画像更新装置の作用を詳説する。
Aフィールドメモリ14にAフィールド画像データを書き込む際、即ち、画像メモリ12から所望のフレーム画像のAフィールド画像データを読み出して、このAフィールド画像データをAフィールドメモリ14に記憶させる際に、制御部10AはAフィールドメモリ14に書き込みモード信号を出力し、Aフィールドメモリ14を書き込みモードとし、画像メモリ12に読み出し信号を出力して表示するフレーム画像のAフィールド画像データをAフィールドメモリ14に出力する。Bフィールドメモリ16にBフィールド画像データを書き込む際も同様に行われる。これにより、所望のフレーム画像のフィールド画像データをAフィールドメモリ14及びBフィールドメモリ16に記憶させることができる。
【0036】
一方、Aフィールドメモリ14又はBフィールドメモリ16からフィールド画像データを読み出す際、即ち、Aフィールドメモリ14又はBフィールドメモリ16から信号処理回路18にフィールド画像データを出力させる際には、制御部10BはAフィールドメモリ14又はBフィールドメモリ16に読み出し信号を加え、Aフィールドメモリ14又はBフィールドメモリ16からフィールド画像データを信号処理回路18に出力させる。このとき、制御部10Bは、Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16に交互に読み出し信号を出力し、Aフィールド画像データとBフィールド画像データを交互に読み出す。
【0037】
ところで、フィールドメモリからのフィールド画像データの読み出しは、フィールドメモリが読み出しモードとなっている場合、即ち、書き込みモードではない場合にのみ行うことができるため、制御部10AはAフィールドメモリ14又はBフィールドメモリ16にフィールド画像データを書き込む際には、Aフィールドメモリ14とBフィールドメモリ16からのフィールド画像データの読み出しに同期させている。
【0038】
即ち、制御部10Aは、制御部10Bから出力されるフィールドインデックス信号によって、現在フィールド画像データの読み出しが行われているフィールドメモリを検知する。図4のタイミングチャートに示すように、フィールドインデックス信号はAフィールドメモリ14からAフィールドの画像データの読み出しが行われている場合には、Lowレベルの信号となり、Bフィールドメモリ16からBフィールドの画像データの読み出しが行われている場合には、Highレベルの信号となる。
【0039】
制御部10Aは、フィールド画像データをフィールドメモリに書き込む際に、このフィールドインデックス信号を参照し、フィールド画像データの読み出しが行われないフィールドメモリを書き込みモードにするとともに、このフィールドに対応するフィールド画像データの書き込みを行う。
例えば、図4に示すようにフィールドメモリにフィールド画像データの書き込みを開始する直前にフィールドインデックス信号によってBフィールドメモリ16からBフィールド画像データの読み出しが行われていると検知した場合には、まず、Bフィールド画像データの書き込みを行う。この場合、制御部10Aは、Bフィールドメモリ16に書き込みモード信号を出力してBフィールドメモリ16を書き込みモードにし、画像メモリ12に読み出し信号を出力してBフィールド画像データをBフィールドメモリ16に出力させる。このとき、Aフィールドメモリ14には読み出しモード信号を出力してAフィールドメモリ14を読み出しモードにする。
【0040】
次に、Aフィールドメモリ14に書き込みモード信号を出力してAフィールドメモリ14を書き込みモードにし、画像メモリ12に読み出し信号を出力してAフィールド画像データをAフィールドメモリ14に出力させる。このときBフィールドメモリ16には読み出しモード信号を出力してBフィールドメモリ16を読み出しモードにする。
【0041】
以上のように、フィールドインデックス信号によってフィールド画像データの読み出しが行われている(又は行われていない)フィールドメモリを検出し、フィールドメモリにフィールド画像データを書き込む際には、フィールド画像データの読み出しが行われていないフィールドメモリにフィールド画像データを書き込むようにする。
【0042】
これにより、モニタTV等の表示装置にはAフィールドとBフィールドの画像データが交互に出力される。即ち、同期信号の乱れのない、インターレスされた映像信号が出力されるので、表示画像の更新の際のちらつきやがたつきを防止することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るデジタル画像更新方法及び装置によれば、画像メモリに記憶されたフレーム画像データによって前記Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリに記憶されたAフィールド画像データ及びBフィールド画像データを更新する際に、読出手段から出力されるフィールドインデックス信号を参照して、フィールド画像データの読み出しが行われていないフィールドメモリのフィールド画像データを更新するようにしたため、フィールド画像データを更新する際にも、読出手段はフィールド画像データの読み出し順序を変更することなく、Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリからAフィールド画像データとBフィールド画像データを交互に読み出すことができる。これにより、表示画像の更新の際に、画面にちらつきやがたつき等が発生することなく、なめらかに表示画像を更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るデジタル画像更新装置が適用されるフイルムスキャナ装置に適用されるフイルムカートリッジの一実施例を示す図である。
【図2】図2は本発明に係るデジタル画像更新装置が適用されるフイルムスキャナ装置の内部構成の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図3は本発明に係るデジタル画像更新装置の一実施例を示す構成図である。
【図4】図4は本発明に係るデジタル画像更新装置の表示画像更新の手順の一実施例を示したタイミングチャートである。
【図5】図5はデジタル画像更新装置の構成を示した構成図である。
【図6】図6はデジタル画像更新装置の表示画像更新手順の従来における第1の方法を示したタイミングチャートである。
【図7】図7はデジタル画像更新装置の表示画像更新手順の従来における第2の方法を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
10A、10B…制御部
12…画像メモリ
14…Aフィールドメモリ
16…Bフィールドメモリ
18…信号処理回路
Claims (2)
- 静止画像データを記憶する静止画像メモリと、
それぞれAフィールド画像データ及びBフィールド画像データを記憶するAフィールドメモリ及びBフィールドメモリと、
前記Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリからAフィールド画像データとBフィールド画像データとを交互に読み出すとともに、現在読出し中のフィールドを示すフィールドインデックス信号を出力する読出手段と、
前記静止画像メモリに記憶された静止画像データによって前記Aフィールドメモリ及びBフィールドメモリに記憶されたAフィールド画像データ及びBフィールド画像データを更新する書込手段であって、更新時には、前記読出手段から出力されるフィールドインデックス信号に同期して、該フィールドインデックス信号がAフィールドを示すときには前記静止画像メモリからBフィールド画像データを読み出して該Bフィールド画像データを前記Bフィールドメモリに書き込み、フィールドインデックス信号がBフィールドを示すときには前記静止画像メモリからAフィールド画像データを読み出して該Aフィールド画像データを前記Aフィールドメモリに書き込み、非更新時には、前記Aフィールドメモリ及びBフィールドへのフィールド画像データの書き込みを行わない書込手段と、
を備えたことを特徴とするデジタル画像更新装置。 - 前記Aフィールドメモリ及び前記Bフィールドメモリはフィールド画像データの書き込みと読み出しを同時に行うことができないことを特徴とする請求項1のデジタル画像更新装置。
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