JP3568131B2 - 写真フイルムの情報記録再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は写真フイルムの情報記録再生方法に係り、特に磁気記録層がコーティングされた写真フイルムに対してラボやフイルムプレーヤで行われる写真フイルムの情報記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ラボでプリント処理する際に、フイルムに光学的に記録された光学情報(コマ画像のアスペクト比を示すプリントフォーマット、撮影時の露出,光源情報等の撮影条件、日付け等を示すバーコード)を読み取り、その情報にしたがってプリント条件を設定する方法が提案されている(特開平5−45718号公報)。
【0003】
一方、カメラでの撮影条件やユーザーのラボへの指示事項等の情報を、撮影時にカメラによって写真フイルム上の磁気記録層に記録し、ラボでは、この磁気情報を読み取ってプリント処理に利用するとともに、信頼性向上のために前記読み取った磁気情報を書き直す方法が提案されている(特開平5−80433号公報)。尚、ラボによって書き直された磁気情報は、プリントの再注文時に、或いはフイルムプレーヤによってフイルム画像をモニタTVに表示させる際に確実に読み取ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、写真フイルムに光学情報と磁気情報とが記録されていると、これらの情報をフイルム画像の再生条件として使用するフイルムプレーヤは、光学情報読取部と磁気記録再生部とを具備しなければならず、高価になるという問題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フイルムプレーヤから光学情報読取部を削除して機器構成の簡略化及び低コスト化を図ることができるとともに、光学情報読取部を具備するフイルムプレーヤと同等の機能をもたせることができる写真フイルムの情報記録再生方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、磁気記録層を有する写真フイルムの画像領域以外にフイルム製造時又は撮影時に光学的に光学情報を記録するとともに、撮影時にカメラで前記磁気記録層に磁気情報を記録し、ラボでは、前記フイルムを現像処理したのち前記光学情報を読み取るとともに、前記フイルムの磁気記録層に記録されている磁気情報を読み取り、この読み取った光学情報及び磁気情報の全ての情報を磁気情報として該フイルムの磁気記録層に記録されている磁気情報に代えて前記カメラよりも高精度で再書き込みを行い、フイルムプレーヤでは、前記ラボから返却されたフイルムの画像を読み取るとともに該フイルムの磁気記録層から磁気情報を読み取り、この読み取った磁気情報に応じたフイルム画像の再生を行うことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本発明によれば、フイルムプレーヤで使用する光学情報を含む全ての情報を磁気情報から得られるようにしている。即ち、写真フイルムの画像領域以外に、例えばフイルムの種類、コマ数、コマ番号、フイルムフォーマット等を示す光学情報を光学的に記録することが考えられるが、ラボでは、光学情報が記録されたフイルムを現像処理した後その光学情報を読み取り、この読み取った光学情報を磁気情報として該フイルムの磁気記録層に転記するようにしている。従って、フイルムプレーヤは、前記ラボから返却されたフイルムの磁気記録層から磁気情報を読み取ることにより、光学情報を含む全ての情報を磁気情報から得ることができ、フイルムプレーヤから光学情報読取部を削除することができる。
【0008】
【実施例】
以下添付図面に従って本発明に係る写真フイルムの情報記録再生方法の好ましい実施例を詳説する。
図1は本発明に係る写真フイルムの情報記録再生方法が適用されるラボの焼付け装置を示す概略構成図である。同図に示すように、この装置は、光源装置11、投影位置で現像処理後の写真フイルム1を保持するネガキャリア17、ズームレンズ18、シャッタ19、カラー印画紙20の前側に配置されてプリント領域を制限するマスク21、ペーパープロセッサ部22、制御部27、情報記録再生部36等から構成されている。
【0009】
光源装置11は、光源12と、フイルタ調節部28による位置調節により光路中への挿入量がそれぞれ調節できるイエローフイルタ13、マゼンタフイルタ14、シアンフイルタ15、ミラーボックス16からなり、これらの調光フイルタ13〜15により光源12からの光の3色光の割合及び強度が調節され、その焼付け光は、ミラーボックス16によりミキシングされてからプリント位置にセットされたフイルム1を照明するようになっている。
【0010】
フイルム1からの透過拡散光は、シャッタ19が開いている間、ズームレンズ18によりカラー印画紙20上に投影され、焼付け露光される。露光されたカラー印画紙20は、ペーパープロセッサ部22で現像、定着、乾燥、切断処理されてプリント受け23に排出される。
フイルタ13〜15の挿入量の制御は、受光器24によりフイルム1を透過拡散した光が色毎に測光され、特性値算出部25でそのコマのR,G,B濃度等が算出され、露光量演算部26でカラー印画紙20上で各色毎に一定の露光量となるような露光量が算出される。そして、この算出された露光量になるように制御部27を介してフイルタ調節部28によりフイルタ13〜15の挿入量が制御される。
【0011】
シャッタ19は、制御部27からの制御信号によりシャッタ駆動部29を介して動作する。また、ペーパープロセッサ部22の動作も制御部27からの信号により制御される。そして、制御部27は、中央処理装置(CPU)30、リード・オンリー・メモリ(ROM)31、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)32、入出力インターフェース33からなり、キーボード34、ディスプレイ35が付属している。尚、以上の構成は、焼付け装置として周知であるため、その詳細な説明は省略する。
【0012】
さて、前記フイルム1には、図3に示すように各コマの位置を示すパーフォレーション1Aが穿設されるとともに、フイルム全面又はフイルム縁部に磁気記録層1Bが形成されており、この磁気記録層1Bには、磁気ヘッドを有するカメラによってコマ毎の撮影条件、ハイビジョン画像、パノラマ画像及び通常画像等のアスペクト比を示すプリントフォーマット、撮影日時、写し込まれる画像の天地左右、被写体距離、1画面内における主要被写体の位置等を示す磁気情報が記録されている。
【0013】
また、前記フイルム1の被写体光によって露光される画像領域以外には、フイルムカートリッジ110の出荷前にフイルムID番号、コマ数、フイルムの種類、コマ番号等を示す光学情報が例えばバーコードで記録され、また、撮影時には、カメラ内蔵の光源によってプリントフォーマット、撮影条件等の光学情報が所定の記録フォーマットで、前記バーコードと重ならない位置に光学的に記録されている。従って、このフイルム1には、被写体光によって露光される画像情報の他に、磁気情報及び光学情報が記録される。
【0014】
図1に示した情報記録再生部36は、フイルム1に記録された磁気情報及び光学情報を読み取るとともに磁気情報を再記録するもので、再生ヘッド36A、記録ヘッド36B、光学情報読取センサ36C、パーフォレーションセンサ38B等を有している。再生ヘッド36Aは、フイルム1に記録された磁気情報を読み取り、光学情報読取センサ36Cはフイルム1に記録された光学情報を読み取り、これらの読み取った情報は、制御部27の入出力インターフェース33、CPU30を経てRAM32に記憶される。
【0015】
制御部27は、RAM32に記憶した磁気情報及び光学情報を読み出し、それぞれ磁気情報として記録ヘッド36Bを介してフイルム1の磁気記録層1Bに再書き込みを行う。これにより、カメラでの磁気記録精度が低くても高精度に読み取って高精度に書き込むことができ、また、光学情報も磁気情報として転記されるため、全ての情報は磁気情報から得ることができるようになる。尚、制御部27は、フイルム1のパーフォレーション1Aを光学的に検出するパーフォレーションセンサ38Aからの検出信号に基づいて各コマに対応した磁気情報を記録ヘッド36Bに出力するようにしている。
【0016】
図2は本発明に係る写真フイルムの情報記録再生方法が適用されるフイルムプレーヤを含むシステム全体の概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、フイルムプレーヤ100は直方体状に形成され、その前面にはフイルムカートリッジトレー102及び電源スイッチ104が設けられている。フイルムカートリッジトレー102は、フイルムカートリッジ110のローディング/アンローディング時に前後方向に進退駆動され、これよりフイルムカートリッジ110の収納または取出しが行われる。
【0017】
フイルムプレーヤ100にはキーパッド120及びモニタTV109が接続され、キーパッド120からは信号ケーブル106を介してフイルムプレーヤ100を制御するための各種の操作信号がフイルムプレーヤ100に出力され、フイルムプレーヤ100からは信号ケーブル108を介して映像信号がモニタTV109に出力される。尚、キーパッド120によるフイルムプレーヤ100の制御の詳細については後述する。
【0018】
フイルムカートリッジ110は、前述したラボから返却されたもので、図3に示すように単一のスプール112に現像処理された写真フイルム1が巻回されている。また、フイルム1の磁気記録層1Bには、カメラ等によって記録された磁気情報及び光学情報がラボによって全て磁気情報として再記録されている。
図4は上記フイルムプレーヤ100の内部構成の一実施例を示すブロック図である。このフイルムプレーヤ100は、主として照明用の光源130、撮影レンズ136、CCDラインセンサ142を含むCCD回路ユニット140、第1信号処理回路151、第2信号処理回路152、第3信号処理回路153、メモリ制御回路154、CCDバッファM1、表示バッファM2、CPU160、フイルム駆動メカ170、磁気記録再生装置182等を備えている。
【0019】
光源130は、例えばフイルム1の給送方向と直交する方向に長い蛍光灯からなり、赤外カットフィルタ132を介してフイルム1を照明する。フイルム1を透過した画像光は、単焦点の撮影レンズ136を介してCCDラインセンサ142の受光面に結像される。尚、CCDラインセンサ142によるフイルム画像の撮像中には、フイルム1はフイルム駆動メカ170によって一定速度で矢印A方向(以下、順方向という)又は矢印B方向(以下、逆方向という)に移動させられるが、このフイルム駆動の詳細については後述する。
【0020】
CCDラインセンサ142はフイルム給送方向と直交する方向に配設されている。そして、CCDラインセンサ142の受光面に結像された画像光は、R,G,Bフィルタを有する各センサで所定時間電荷蓄積され、光の強さに応じて量のR,G,Bの信号電荷に変換される。このようにして蓄積された信号電荷は、CCD駆動回路144から加えられる所定周期のリードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって順次読み出される。
【0021】
尚、CCDラインセンサ142は、フイルム給送方向と直交する方向に例えば1024画素分のセンサを有している。また、1コマのフイルム給送方向と同方向の画素数は、CCD駆動回路144のリードゲートパルス等の周期を変更しない場合にはフイルム給送速度に応じて変化し、本実施例では標準のフイルム画像を取り込む時の給送速度の1/2倍、1倍、8倍、16倍の各速度における画素数は、1792画素、896画素、112画素、56画素である。
【0022】
このようにしてCCDラインセンサ142から読み出された信号電荷は、CDSクランプによってクランプされてR,G,B信号としてアナログ処理回路146に加えられ、ここでR,G,B信号のゲイン等が制御される。アナログ処理回路146から出力されるR,G,B信号はマルチプレクサ148によって点順次化され、A/Dコンバータ150によってデジタル信号に変換されたのち、第1信号処理回路151及びCPU160に加えられる。
【0023】
第1信号処理回路151は、白バランス調整回路、ネガポジ変転回路、γ補正回路及びRGB同時化回路等を含み、順次入力する点順次のR,G,B信号を各回路で適宜信号処理したのち、同時化したR,G,B信号を第2信号処理回路152に出力する。尚、第1信号処理回路151における白バランス調整回路は、CPU160から加えられる制御信号に基づいて行うもので、その詳細は後述する。
【0024】
第2信号処理回路152はマトリクス回路を有し、入力するR,G,B信号に基づいて輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b を生成し、これらをメモリ制御回路154に出力する。
メモリ制御回路154は、上記輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b のCCDバッファM1への書込み/読出しを制御するとともに、CCDバッファM1に記憶された輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b の表示バッファM2への書込み/読出しを制御する。尚、CCDバッファM1及び表示バッファM2への書込み/読出し制御の詳細については後述する。
【0025】
メモリ制御回路154によって表示バッファM2から読み出される輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b は、第3信号処理回路153に加えられる。第3信号処理回路153は、入力する輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b に基づいて例えばNTSC方式のカラー複合映像信号を生成し、これをD/Aコンバータ156を介してビデオ出力端子158に出力する。尚、メモリ制御回路154、第3信号処理回路156及びD/Aコンバータ156には同期信号発生回路159から所定周期の同期信号がそれぞれ加えられており、これにより各回路の同期がとられるとともに所要の同期信号を含む映像信号が得られるようにしている。また、CCD回路ユニット140、A/Dコンバータ150、第1信号処理回路151、第2信号処理回路152及びメモリ制御回路154にはCPU160によって制御されるタイミング信号発生回路162からタイミング信号がそれぞれ加えられており、これにより各回路の同期がとられている。
【0026】
フイルム駆動メカ170は、フイルムカートリッジ110のスプール112と係合し、そのスプール112を正転/逆転駆動するフイルム供給部と、このフイルム供給部から送出されるフイルム1を巻き取るフイルム巻取部と、フイルム搬送路に配設され、フイルム1をキャプスタンとピンチローラとで挟持してフイルム1を一定速度で送る手段とから構成されている。尚、上記フイルム供給部は、フイルムカートリッジ110のスプール112を図4上で時計回り方向に駆動し、フイルム先端がフイルム巻取部によって巻き取られるまでフイルムカートリッジ110からフイルム1を送り出すようにしている。
【0027】
磁気記録再生装置182は磁気ヘッド182Aを含み、磁気ヘッド182Aを介してフイルム1の磁気記録層1Bに記録されている磁気情報を読み取り、その磁気情報を処理してCPU160に出力してRAM160Aに記録し、また、CPU160のRAM160Aに記録されたデータを読み出し、これを磁気記録に適した信号に変換したのち磁気ヘッド182Aに出力し、フイルム1の磁気記録層1Bに記録する。
【0028】
次に、上記構成のフイルムプレーヤ100の作用について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、フイルムカートリッジ110をフイルムカートリッジトレー102にセットすると、CPU160はフイルム駆動メカ170を制御してフイルムローディングを実行する(ステップ200)。即ち、フイルムカートリッジ110からフイルム1を送り出し、フイルム先端をフイルム巻取部の巻取軸に巻き付ける。
【0029】
フイルムローディングが完了すると、フイルム1の第1のプリスキャンを実行する。即ち、図6に示すようにフイルム1を148.0mm/秒の高速で順方向に給送する。この第1のプリスキャン時には、CCDラインセンサ142を介して画像データが取り込まれるとともに、磁気記録再生装置182を介して磁気情報が読み取られる。
【0030】
次に、上記第1のプリスキャン時に取り込んだ画像データに基づく処理について説明する。
CPU160は、図4に示すA/Dコンバータ150から点順次のR,G,B信号を入力する。CPU160は、全コマのR,G,B信号を各別に取り込み、色信号別のオフセット量、及び白バランスを調整するための色信号別のゲイン調整量を算出し、これらの色信号別のオフセット量を示すオフセットデータ及びゲイン調整量を示すAWBデータをコマ毎にCPU内蔵のRAM160Aに記憶する。また、各コマのR,G,B信号から各コマの明るさを示すAEデータをRAM160Aに記憶する。尚、CPU160は、磁気記録再生装置182を介して加えられる磁気情報に基づいてフイルム1の各コマを検知することができ、また、各コマをカウントすることによりコマ番号も検知することができる。
【0031】
次に、フイルム1の第2のプリスキャンを実行する。即ち、図6に示すようにフイルム1を74・0mm/秒の高速で逆方向に巻き戻す。この第2のプリスキャン時には、再びCCDラインセンサ142を介して画像データが取り込まれる。この画像データの取込み時には、CPU160は、RAM160Aに記憶したAEデータに基づいて絞り制御装置164を介して各コマ毎に絞り134を制御する。尚、CCDラインセンサ142として、電子シャッタ機構を有するものを使用する場合には、CCD駆動回路144を介してCCDラインセンサ142における電荷蓄積時間を制御することにより、露光量を調整することができ、この場合には絞り134や絞り制御装置164は不要になる。
【0032】
また、CPU160は、第1信号処理回路151において、各コマ毎にR,G,B信号のオフセット量及び白バランスの調整を行わせる。即ち、CPU160は、RAM160Aに記憶した各コマの色信号毎のオフセットデータを第1信号処理回路151に出力し、第1信号処理回路151はこのオフセットデータに基づいて点順次のR,G,B信号のオフセット量を調整する。同様に、CPU160は、RAM160Aに記憶した各コマの色信号毎のAWBデータを第1信号処理回路151に出力し、第1信号処理回路151はこのAWBデータに基づいて点順次のR,G,B信号のゲインを調整する。
【0033】
上記AE/AWBデータ等に基づいて各コマの画像データを調整しているため、各コマの撮影条件にかかわらず、良好な画像データを取り込むことができる。
このようにして調整された各コマの画像データ、即ち、第2信号処理回路152から出力される輝度信号Y及びクロマ信号Cr/b は、メモリ制御回路154を介してCCDバッファM1に順次記憶される。
【0034】
尚、前述したように標準のフイルム画像を取り込む時の給送速度の8倍の速度でフイルム1が給送されるため、図7(A)に示すように1コマのフイルム給送方向と同方向の画素数は、112画素である。また、CCDラインセンサ142は、前述したようにフイルム給送方向と直交する方向に1024画素分のセンサを有しているが、1/16に間引くことにより1コマのフイルム給送方向と直交する方向の画素数は、64画素である。そして、CCDバッファM1は、図7(A)に示すように512×1024画素のデータを記憶する記憶容量を有しており、これにより5×4×2(=40)コマ分の画像データを記憶することができる。即ち、CCDバッファM1には、40コマ分のインデックス画像を示す画像データが記憶されることになる。
【0035】
表示バッファM2は、図7(B)に示すように512×1024画素のデータを記憶する記憶容量を有しているが、上記インデックス画像を示す画像データを記憶する場合には、1コマの画素が73×128に拡大されて5×4(=20)コマ分の画像データを記憶する。そして、インデックス画像をモニタTV109に表示させる場合には、表示バッファM2の左上の480×640画素分の領域が読み出される(図7(B)、(C)参照)。
【0036】
さて、CCDバッファM1には、図7(A)に示すように上記スキャン時における各コマの画像データの読取り順に、各コマの画像データが左上の記憶領域から右側に向かって順次記憶され、4コマ分記憶されると、1行下がった記憶領域から再び右側に向かって順次記憶される。そして、5行分(4×5=20コマ分)記憶れると、隣の20コマ分の記憶領域に同様にして記憶される。
【0037】
CCDバッファM1への上記記憶動作中にも、CCDバッファM1の記憶内容は表示バッファM2に転送される。
表示バッファM2には1度に20コマ分の画像データしか記憶できないため、CCDバッファM1に21コマ目の画像データが入力されると、インデックス画像を上方向にスクロールさせるように、表示バッファM2への画像データの書換え及び読み出しが行われる。例えば、CCDバッファM1に21コマ目の画像データが入力されると、表示バッファM2のコマ番号1〜4の1行分の記憶領域の画像データがクリアされ、21コマ目の画像データが書き込まれるとともに、映像信号出力時のスキャン開始アドレスを2行目に変更される。これにより、モニタTV109では1行分だけ上方向にスクロールしたインデックス画像が表示されることになる。このようにして全コマの画像データがCCDバッファM1に記憶されると、モニタTV109には再びコマ番号1〜20までのインデックス画像が表示されるように下方向にスクロール又は画面が切り替えられる。
【0038】
ところで、CPU160は、上記スキャン時における各コマの画像データの読取り順に各コマに対してコマ番号を1、2、…とし、各コマのコマ番号を示すキャラクター信号を出力することにより、図8に示すようにコマ番号がスーパーインポーズされたインデックス画像を表示させるようにしている。
上記のようにしてインデックス画像の作成が行われ、インデックス画像がモニタTV109に表示されると、続いてインデックス画像を見ながらキーパッド120を使用し、モニタTV109に所望のフイルム画像を再生させるために必要な各種の情報(以下、自動再生情報という)の入力を行う(ステップ204)。
【0039】
ところで、上記自動再生情報には、例えば、以下の情報がある。
Figure 0003568131
Figure 0003568131
上記各情報は、図2に示したキーパッド120を操作しながらオンスクリーン対話方式で入力することができる。
【0040】
即ち、キーパッド120は、図2に示すように上下左右の各キー121〜124、「UP」キー125、「DOUN」キー126、「Execute」キー127、「Cancel 」キー128の8キーから構成されている。
CPU160は、図8に示すように20コマ分のインデックス画像とともに各種の設定メニューを示す文字をモニタTV109に表示させる。尚、「PSET」はプリント枚数の設定を示し、「ROTS」はコマの縦横の設定を示し、「SKPS」は再生時における非表示コマの設定を示し、「VIEW」は1コマずつ再生することを示し、「PLAY」は各コマを一定のインターバルで連続的に再生することを示し、「ENV」はインターバル時間や背景色等の環境設定を示し、「END」はインデックス画像を用いた編集の終了を示す。
【0041】
上記メニューの選択は、キーパッド120の「UP」,「DOUN」キー125、126を使用して実行したいメニューの位置にカーソル(他のメニューと色を変えて区別する)を移動させ、「Execute」キー127を押すことによって行われる。尚、メニューが選択されると、1コマ目が編集対象のコマとなり、1コマ目のコマ番号がカレント表示(そのコマ番号がブリンク表示)される。また、編集対象のコマの選択は、キーパッド120の上下左右のキー121〜124を操作することによって行うことができる。
【0042】
いま、図8に示すように「SKPS」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押すと、スキップ設定メニューとなる。
このスキップ設定メニューにおいて、例えばコマ番号1のコマを非表示コマとして設定する場合には、編集対象のコマとしてコマ番号1のコマを選択し、「UP」キー125を押す。これにより、コマ番号1のコマ内には「SKIP」の文字が表示される。そして、「Execute」キー127を押すと、表示バッファM2のコマ番号1に対応する記憶領域はクリア色で塗りつぶされるとともに、非表示コマのコマ番号1を示すデータがCPU160のRAM160Aに記憶される。尚、CCDバッファM1上では画像データはそのままの状態になっているため、「DOWN」キー126を押し、コマ番号1のコマ内に「VIEW」の文字を表示したのち、「Execute」キー127を押すと、表示バッファM2のコマ番号1に対応する記憶領域にはコマ番号1に対応する画像データがCCDバッファM1から転送され、これによりコマ表示が行われるとともに、RAM160Aに記憶された非表示コマのコマ番号1を示すデータがクリアされる。このようにして、表示/非表示コマの設定が行われる。尚、「Cancel 」キー128によって設定内容をキャンセルすることもできる。
【0043】
次に、コマの縦横(天地左右)を切り替える場合について説明する。
この場合には、図9に示すように「ROTS」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押し、縦横設定メニューにする。
縦横設定メニューが選択されると、図9に示すように編集対象のコマのコマ番号がブリンク表示されるとともに、そのコマの画像中に天地方向を示す矢印↑が表示される。この状態から「UP」キー125を押すと、ワンプッシュする毎に矢印の方向が90度ずつ時計回り方向に回転し、「DOWN」キー126を押すと、ワンプッシュする毎に矢印の方向が90度ずつ反時計回り方向に回転する。このようにして、矢印によって天地方向を選択したのち、「Execute」キー127を押すと、表示バッファM2の対象コマの記憶領域の画像データは、前記選択された天地方向に応じて回転させられる。尚、図8に示したように1コマの縦と横の画素数が異なるため、横から縦に回転させる場合には画像を縮小し、縦から横に回転させる場合には画像を拡大する。
【0044】
次に、各コマのプリント枚数を設定する場合について説明する。
この場合には、図10に示すように「PSET」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押し、プリント枚数設定メニューにする。
プリント枚数設定メニューが選択されると、図10に示すように編集対象のコマのコマ番号がブリンク表示されるとともに、そのコマの画像中にプリント枚数が表示される。このプリント枚数は、そのコマの画像中に予め0が表示されるようになっており、この状態から「UP」キー125を押すと、ワンプッシュする毎に数字が1ずつ増加し、「DOWN」キー126を押すと、ワンプッシュする毎に数字が1ずつ減少する。このようにして、プリント枚数を選択したのち、「Execute」キー127を押すと、その表示されたプリント枚数が設定され、CPU160のRAM160Aに格納される。
【0045】
また、画像の縦横比に対応するハイビジョン、パノラマ、通常等のプリントフォーマット指定も各コマ毎に行うことができる。この場合、フォーマット指定に応じてインデックス画像のコマの縦横比を変更すれば、いずれのフォーマットが指定されたかをインデックス画像上で視認することができる。
更に、あるコマから次のコマに表示を切り替える場合のコマ切替方法も指定することができる。例えば、あるコマから次のコマに表示を切り替える場合に、表示画面を瞬時に切り替えるコマ切替方法の他に、画面をスクロールさせて切り替えるコマ切替方法、フェードアウト/フェードインで切り替えるコマ切替方法等の指定をインデックス画像を見ながら行うことができる。
【0046】
上記のようにしてインデックス画像を見ながら編集を行ったのち、「END」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押すと、インデックス画像を用いた編集が終了する。
インデックス画像による編集が終了すると、続いてステップ206(図5)において各コマ毎の編集を行うか否かが選択される。この選択もモニタTV109の画面を見ながらキーパッド120を操作することによって行うことができる。
【0047】
次に、各コマ毎の編集を行う場合について説明する。
この場合には、先ず表示コマ番号を1にセットし(ステップ208)、続いて図6に示すようにフイルム1を9.25mm/秒で順方向に1コマ分給送して、コマ番号1のコマのスキャン(本スキャン)を行う(ステップ210)。この本スキャン時にCCDラインセンサ142を介して画像データがCCDバッファM1に取り込まれる。
【0048】
この画像データの取込み時には、CPU160は、RAM160Aに記憶したAEデータ、AWBデータ等に基づいて各コマの画像データを調整しているため、各コマの撮影条件にかかわらず、良好な画像データを取り込むことができる。また、このようにしてCCDバッファM1に取り込まれる1コマ分の画素数は、図7(D)に示すように512×896画素である。即ち、1024画素分のセンサを有するCCDラインセンサ142のCCD出力を、本スキャン時には1/2に間引き、これにより1コマのフイルム給送方向と直交する方向の画素数を512とし、また、フイルム給送速度をインデックス画像の画像データの取込み時に比べて1/8にすることにより、インデックス画像の1コマのフイルム給送方向と同方向の画素数(112画素)の8倍の896画素としている。
【0049】
上記のようにしてCCDバッファM1に取り込まれた1コマ分の画像データは、表示バッファM2に転送され、この表示バッファM2の記憶内容が繰り返し読み出されことによりモニタTV109に1コマの画像が表示される。尚、1コマ再生メニュー設定モード時には、図11に示すようにコマ番号がモニタTV109の画面左上に表示され、1コマの編集に必要な設定メニュー等を示す文字がモニタTV109の画面右側に表示される。尚、「FWD」は次のコマ再生を示し、「REV」は前のコマ再生を示し、「RST」は各種設定をリセットし、再スキャンを行うこと示し、「ZOOM」はズーム設定を示し、「MASK」はマスク設定を示し、「ROT」はコマの縦横の設定を示し、「SET」はプリント枚数等の設定を示し、「IDX」は前述したインデックス画像の表示を示し、「ENV」はインターバル時間や背景色等の環境設定を示し、「END」は1コマの画像を用いた編集の終了を示す。
【0050】
上記メニューの選択は、前述したインデックス画像を用いた編集時と同様にキーパッド120の「UP」,「DOUN」キー125、126を使用して実行したいメニューの位置にカーソルを移動させ、「Execute」キー127を押すことによって行われる。
いま、「ZOOM」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押すと、ズーム設定メニューとなる(ステップ212)。このズーム設定メニューにおいて、キーパッド120の上下左右のキー121〜124を操作することによりポインタを適宜移動させ、ズーム中心を指示する。そして、「UP」キー125又は「DOWN」キー126を押すことにより、電子ズームによるズームアップ又はズームアウトを行う。このようにして所望のズーミングを行ったのち、「Execute」キー127を押すと、ズーム設定が確定し、CPU160のRAM160Aに記憶される(ステップ214)。尚、フイルム画像入力装置100と接続されるビデオプリンタ(図示せず)でプリントする場合には、プリンタ側からのプリント指示によって行われる(ステップ216)。
【0051】
また、上記電子ズームでは、例えば0.5〜1.5倍の範囲のズーミングができるものとする。そして、電子ズームによる倍率が1.5となり、更に「UP」キー125によるズームアップが指示されると、低速の本スキャンを行う。この場合、フイルム1を4.63mm/秒(通常の本スキャンの速度の1/2)で順方向に給送するとともに、CCDラインセンサ142のCCD出力を間引かずに、前記指定されたズーム中心を基準にして取り込む。これにより、通常の本スキャン時に比べて2倍にズーミングされた画像データが取り込まれるとになる。この画像データに対して、電子ズームをかけることにより、最大3倍までズーミングすることができるようになる。
【0052】
更に、キーパッド120を用いながら、コマ画像に重ねて表示するタイトルを入力することができ(ステップ218、220)、そのタイトルを示す文字データはCPU160のRAM160Aに格納され、また、「MASK」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押すことにより、枠付け設定メニューにすることができ、キーパッド120を用いながら表示コマの周囲に設ける枠の大きさや位置を入力することができる(ステップ224、226)。尚、これらの入力確定後、ステップ216と同様にビデオプリンタによるプリントが可能となる(ステップ222、228)。
次に、表示コマのプリント枚数等を設定する場合について説明する。
【0053】
この場合には、「SET」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押し、プリント枚数設定メニューにする(ステップ230、232)。
即ち、プリント枚数設定メニューが選択されると、図12に示すようにそのコマの画像の左上に「SET」が表示されるとともに、3つの対象項目「PRINT 0」,「DATE ON」,「PLAY VIEW」が表示される。これらの対象項目は、上・下キー121、122を操作することにより選択され、選択された対象項目はブリンク表示される。「PRINT 0」を選択すると、「UP」キー125、「DOUN」キー126によってプリント枚数を指定することができ、「DATE ON」を選択すると、「UP」キー125、「DOUN」キー126によって撮影日時をプリントするか否か(ON/OFF)を指定することができ、「PLAY VIEW」を選択すると、「UP」キー125、「DOUN」キー126によってコマの表示/非表示(VIEW/SKIP)を指定することができる。このようにしてプリント枚数等を指定したのち、「Execute」キー127を押すと、その表示されたプリント枚数等が設定され、CPU160のRAM160Aに格納される。尚、インデックス画像で設定したプリント枚数と、1コマ設定メニューで設定したプリント枚数とが異なる場合には、例えば1コマ設定メニューで設定したプリント枚数が優先される。
【0054】
次に、表示コマのインターバル時間等を設定する場合について説明する。
この場合には、「ENV」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押し、環境設定メニューにする。
環境設定メニューが選択されると、画像はミュートとされ、図13に示すように「INTERVAL TIME:10」,「BACK COLOR:BLACK」の文字のみが表示される。これらの対象項目は、上・下キー121、122を操作することにより選択され、選択された対象項目はブリンク表示される。「INTERVAL TIME:10」を選択すると、「UP」キー125、「DOUN」キー126によって1コマずつ連続的に表示する際の表示時間を指定することができ、「BACK COLOR:BLACK」を選択すると、「UP」キー125、「DOUN」キー126によって表示コマの背景色を8色の中から指定することができる。このようにしてインターバル時間等を指定したのち、「Execute」キー127を押すと、その表示されたインターバル時間等が設定され、CPU160のRAM160Aに格納される。
【0055】
上記のようにして表示コマの編集を行たのち、「END」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押すと、表示コマの編集が終了し(ステップ234)、一方、「FWD」又は「REV」にカーソルを合わせて「Execute」キー127を押すと、コマ番号を1だけ増加又は減少し(ステップ236)、ステップ210に戻る。これにより上記と同様にして別の表示コマの編集を実行することができる。
【0056】
さて、表示コマの編集が終了すると(ステップ234)、図6に示すようにフイルム1を148.0mm/秒の高速で逆方向に給送する。この給送中に予めフイルム1の磁気記録層1Bから読み取られてCPU160のRAM160Aに記憶された磁気情報や、前記インデックス画像を用いた編集の内容を示すデータ、表示コマを用いた編集の内容を示すデータ等がフイルム1の磁気記録層1Bに再び記録され(ステップ238)、この巻戻し終了後フイルムカートリッジ110が取り出される(ステップ240)。
【0057】
一方、ステップ206において、表示コマを用いた編集を実行しない場合には、ステップ244、244に進み、上記ステップ238、240と同様にフイルム1の磁気記録層1Bへの書き込み、及びフイルムカートリッジ110の取出しが行われる。
尚、図5のフローチャートでは示していないが、上記のようにして編集した編集内容に応じてフイルムの各コマを1コマずつ又は所定のインターバルで連続的にモニタTV109に再生してフイルム画像を楽しむことができる。また、一旦編集が行われたフイルムカートリッジ110をローディングした場合には、その編集内容に応じてモニタTV109に再生することができる。但し、この場合には、少なくとも1コマ再生に先立ってフイルムから磁気情報等を読み取る必要がある。
【0058】
また、本実施例のフイルムプレーヤには、フイルム1に記録されている光学情報を読み取る光学情報読取部は設けられていないが、フイルム1のパーフォレーション1Aを光学的に検出するパーフォレーションセンサは設けられている。このパーフォレーションセンサは、各コマに対応する磁気情報の記録再生のタイミングやフイルム画像の読込タイミング等を検出するために使用される。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る写真フイルムの情報記録再生方法によれば、写真フイルムの画像領域以外に光学的に記録された光学情報をラボで読み取り、その読み取った光学情報を磁気情報としてフイルムの磁気記録層に転記するようにしたため、光学情報を含む全ての情報を磁気情報から得ることができ、フイルムプレーヤから光学情報読取部を削除することができる。これにより、フイルムプレーヤの構成の簡略化及び低コスト化を図ることができるとともに、光学情報読取部を具備するフイルムプレーヤと同等の機能をもたせることができる。尚、ラボでの光学情報の磁気情報への転記にかかるコストアップは、元々光学情報を読み取り且つ磁気情報を記録する必要があるため、発生しない。また、ラボでは高精度で磁気情報及び光学情報の読取り、書込みができ、フイルムプレーヤでの磁気情報の誤読取りが発生しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る写真フイルムの情報記録再生方法が適用されるラボの焼付け装置を示す概略構成図である。
【図2】図2は本発明に係る写真フイルムの情報記録再生方法が適用されるフイルムプレーヤを含むシステム全体の概略構成を示す斜視図である。
【図3】図3は図2に示したフイルムプレーヤに適用されるフイルムカートリッジの一例を示す図である。
【図4】図4は図2に示したフイルムプレーヤの内部構成の一実施例を示すブロック図である。
【図5】図5は図2に示したフイルムプレーヤの作用を説明するために用いたフローチャートである。
【図6】図6は図2に示したフイルムプレーヤにおいて搬送されるフイルムの搬送シーケンスの一例を示す図である。
【図7】図7(A)乃至(D)は図2に示したフイルムプレーヤにおけるCCDバッファ、表示バッファにおける記憶領域及びモニタTVの表示画面を示す図である。
【図8】図8はインデックス画像を用いたスキップ設定を説明するために用いた図である。
【図9】図9はインデックス画像を用いたコマの縦横設定を説明するために用いた図である。
【図10】図10はインデックス画像を用いた各コマのプリント枚数の設定を説明するために用いた図である。
【図11】図11は1コマ再生メニュー設定モード時のモニタ画面の一例を示す図である。
【図12】図12は表示コマのプリント枚数等の設定を説明するために用いた図である。
【図13】図13は表示コマの環境設定を説明するために用いた図である。
【符号の説明】
1…写真フイルム
1A…パーフォレーション
1B…磁気記録層
11…光源装置
18…ズームレンズ
19…シャッタ
20…カラー印画紙
21…マスク
27…制御部
30、160…中央処理装置(CPU)
33…入出力インターフェース
36…情報記録再生部
36A…再生ヘッド
36B…記録ヘッド
36C…光学情報読取センサ
38A、38B…パーフォレーションセンサ
100…フイルムプレーヤ
109…モニタTV
110…フイルムカートリッジ
120…キーパッド
135…撮影レンズ
142…CCDラインセンサ
151…第1信号処理回路
152…第2信号処理回路
153…第3信号処理回路
154…メモリ制御回路
170…フイルム駆動メカ
182…磁気記録再生装置
M1…CCDバッファ
M2…表示バッファ

Claims (1)

  1. 磁気記録層を有する写真フイルムの画像領域以外にフイルム製造時又は撮影時に光学的に光学情報を記録するとともに、撮影時にカメラで前記磁気記録層に磁気情報を記録し、
    ラボでは、前記フイルムを現像処理したのち前記光学情報を読み取るとともに、前記フイルムの磁気記録層に記録されている磁気情報を読み取り、この読み取った光学情報及び磁気情報の全ての情報を磁気情報として該フイルムの磁気記録層に記録されている磁気情報に代えて前記カメラよりも高精度で再書き込みを行い、
    フイルムプレーヤでは、前記ラボから返却されたフイルムの画像を読み取るとともに該フイルムの磁気記録層から磁気情報を読み取り、この読み取った磁気情報に応じたフイルム画像の再生を行うことを特徴とする写真フイルムの情報記録再生方法。
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