JPH0721236Y2 - 噴霧ノズル - Google Patents

噴霧ノズル

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JPH0721236Y2
JPH0721236Y2 JP1988087621U JP8762188U JPH0721236Y2 JP H0721236 Y2 JPH0721236 Y2 JP H0721236Y2 JP 1988087621 U JP1988087621 U JP 1988087621U JP 8762188 U JP8762188 U JP 8762188U JP H0721236 Y2 JPH0721236 Y2 JP H0721236Y2
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JP
Japan
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nozzle
container
piston
valve
cylinder
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JP1988087621U
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JPH028561U (ja
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武雄 佐藤
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クリンテック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、容器内に収納された薬液を噴霧するための噴
霧ノズルに関する。
従来技術 容器内に薬液を収納し、その薬液を噴霧するものとし
て、例えば第3図に示すような容器1の上部に、ベンチ
ュリー式の噴霧ノズル2を設けたものがある。薬液3の
噴霧にあたっては、噴霧ノズル2の圧力空気供給孔4か
らノズルヘッド5のノズル孔に向かって圧力空気を供給
する。そうすると、その圧力噴射による負圧で容器1内
のチューブ6から薬液3が吸引され、ノズルヘッド5の
ノズル孔からその薬液3が圧力空気と共に霧状として噴
射される。
一方、チューブ6の薬液3の吸入口にはフィルタ7が設
けられ、このフィルタ7で薬液3に混在している未溶解
薬剤などの微粒子を除去し、噴射ノズル2内への微粒子
の混入を防止している。
考案が解決しようとする課題 ところが、フィルタ7にある程度以上の微粒子が付着す
ると、薬液3のチューブ6内への吸入が充分でなくな
り、薬液3の噴霧が円滑にできなくなってしまう。
一般に、チューブ6の薬液3の吸入口は容器1に収納さ
れた薬液3を最後まで効率よく噴霧できるようにするた
め、容器1の底部に位置するように配置されるが、容器
1の底部には微粒子が沈澱しやすいので、フィルタ7に
微粒子が付着しやすい状況にある。
また、フィルタ7を設けているとはいえ、微粒子が噴射
ノズル2内に混入することがあり、そうした場合、ノズ
ル孔5aの薬液噴出口に目詰まりを生じることがある。
したがって、本考案は、フィルタへの微粒子の付着を除
去するとともに、ノズル孔の目詰まりを防止し、容器に
収納された薬液を円滑に噴霧することのできる噴霧ノズ
ルを得ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、ノズルボディの圧力空気供給孔に圧力空気を
受けたとき、進出方向に付勢されているピストンを後退
させる自己復帰型のシリンダをノズルボディに設け、こ
の自己復帰型シリンダのピストンの進退と連動し薬液が
収納された容器のチューブに圧力空気を逆流させるため
の弁をノズルボディに設け、さらにこのノズルボディに
上記ピストンの進退と連動しノズル孔に出入りするニー
ドルとを設けたことを特徴とする。
ノズルボディの圧力空気供給孔に圧力空気が供給される
と、自己復帰型シリンダのピストンが後退し、それに伴
って弁が開く。弁が開くと、薬液が収納された容器のチ
ューブに、圧力空気が一時的に逆流する。これによって
圧力空気およびチューブ内の薬液が容器内に逆流し、フ
ィルタに付着していた微粒子を除去するとともに容器の
底部に沈澱していた未溶解薬剤などの微粒子を撹拌す
る。
そして、ピストンがさらに後退すると、弁は閉じ、ノズ
ル孔から正規の噴霧が開始される。
圧力空気の供給を停止すると、噴霧が停止され、ピスト
ンは自己復帰する。これによってノズル孔にはニードル
が挿入されノズル孔の目詰まりを防止する。
考案の構成 第1図および第2図は、本考案の噴霧ノズル2の一実施
例を示す断面図である。
噴霧ノズル2のノズルボディ20には、圧力空気を受ける
圧力空気供給孔4、自己復帰型のシリンダ8およびノズ
ル孔5a付のノズルヘッド5が設けられ、また容器1との
連結口19からノズル孔5aに至る間でニードル9および弁
10を内蔵している。
上記圧力空気供給孔4は、ノズルボディ20の内部に通
じ、シリンダ8の一方の室や容器1の連結口19にも連通
している。
シリンダ8内にはピストン11が内蔵され、このピストン
11は、ピストンリング12を介してシリンダ8の内壁と密
着するとともに、スプリング13によって常時進出方向に
付勢されている。また、ピストン11には大径部10a、10b
および小径部10cを有する弁10が連結され、ピストン11
と連動して、その大径部10a、10bで弁リング16に当接す
る。なお、ニードル9は、ボディ20内で同心的に設けら
れたスリーブ17、ノズル18内にあって、ニードルスプリ
ング14によって常時後退方向に付勢され、後端で弁10に
当たり、かつ先端でノズル18の先端の小さな開口(孔)
に臨んでいる。
考案の作用 第1図は、圧力空気の供給を停止している状態を示して
いるが、この状態では、ピストン11は、強いスプリング
13によって進出方向に付勢されているので、ニードル9
は弁10に押され、ニードルスプリング14をたわませなが
ら進出方向に位置し、ノズル18の開口部分から突出し
て、ノズル孔5aに出た状態となっている。このとき、弁
10は、大径部10aの部分で弁リング16と密着しており、
閉の状態となっている。したがって、この状態では薬液
3は噴霧されない。
次に、第2図は、圧力空気の供給を開始した過渡的な初
期状態を示すものである。圧力空気供給孔4に圧力空気
が供給されると、その圧力空気は、流入抵抗の大きなノ
ズル孔5aへの流入に先行してまずシリンダ8内に流入す
る。圧力空気のシリンダ8内への流入によって、シリン
ダ8の内壁とピストン11とによって形成される空間の圧
力が高まり、ピストン11はスプリング13に抗して後退す
る。後退の途中で弁10の小径部10cが一時的に弁リング1
6の内部を通過するので、その弁10の部分が一時的に開
通状態となる。この後退の過程で、ニードル9は、ニー
ドルスプリング14に付勢されて、弁10の後退に追従して
後退し、ノズル18の内部に入り、ノズル18の開口部分を
開として、この後の噴霧に備える。
弁10が開となると、圧力空気供給孔4がシリンダ8の内
部および弁10を介して連結口19に通じるため、その圧力
が容器1内のチューブ6に逆圧として印加されることに
なり、チューブ6内の薬液3が容器1に圧力空気ととも
に逆流し容器1内の薬液3を撹拌する。したがって、弁
10が開いている状態では、圧力空気が容器1内に作用す
るため、薬液3は噴霧されない。
そして、ピストン11がさらに後退すると、次に大径部10
bが弁リング16に当接するので、弁10は閉となり、容器
1内のチューブ6に逆圧がかからなくなる。一方、今度
は圧力空気が圧力空気供給孔4からスリーブ17およびノ
ズル18の外周とノズルボディ20またはノズルヘッド5の
内周とのすきまを通って、ノズル孔5aから噴射される。
これによってノズル18の内部が負圧になるため、容器1
内の薬液3はフィルタ7、チューブ6、連結口19を経て
ノズル18の後方から内部に入り、ノズル18の先端の開口
(孔)から霧状として噴射される。
この薬液3の噴霧の状態で、圧力空気の供給を停止する
と、ピストン11がスプリング13によって自己復帰するの
で、ニードル9は、目詰まり防止のためにノズル18の先
端の開口(孔)に挿入され、噴霧が停止される。この停
止過程でも、弁10が一時的に開くので、撹拌が行われ
る。このようにして、第1図の状態となる。
考案の効果 以上述べたように、本考案では、薬液の噴霧に先立って
シリンダのピストンを動作させ、圧力空気の逆流によっ
て容器内の薬液を撹拌するので、フィルタへの微粒子の
付着が除去される。また、圧力空気の供給停止状態で
は、ニードルをノズルの先端の開口(孔)に挿入した状
態としておき、圧力空気の供給とともにニードルをノズ
ルの先端の開口(孔)の薬液噴出口から離脱をするよう
にしているので、ノズルの先端の開口(孔)の目詰まり
を防止することができる。したがって、薬液に混在する
微粒子による噴霧の悪影響を未然に防止することがで
き、円滑に薬液を噴霧することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の噴霧ノズルの停止状態における断面
図、第2図は本考案の噴霧ノズルの動作途中状態を示す
断面図、第3図は噴霧ノズルを容器に装着した状態を示
す正面図である。 1……容器、2……噴霧ノズル、3……薬液、4……圧
力空気供給孔、5a……ノズル孔、6……チューブ、7…
…フィルタ、8……シリンダ、9……ニードル、10……
弁、11……ピストン、12……ピストンリング、13……ス
プリング、14……ニードルスプリング、16……弁リン
グ、18……ノズル、20……ノズルボディ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルボディ(20)内に圧力空気供給孔
    (4)から圧力空気を導き、圧力空気の圧力噴射による
    負圧で容器(1)内のチューブ(6)から薬液(3)を
    吸引し、その薬液(3)をノズル(18)から噴霧する噴
    霧ノズル(2)において、 ノズルボディ(20)の後部に形成され圧力空気供給孔
    (4)に通じるシリンダ(8)と、このシリンダ(8)
    内に進退自在に設けられるスプリング(13)により進出
    方向に付勢され圧力空気供給孔(4)からの圧力空気を
    受けて後退するピストン(11)と、圧力空気供給孔
    (4)に通じるシリンダ(8)の内部と容器(1)内に
    通じるノズルボディ(20)の連結口(19)との間に介在
    しピストン(11)と連動してピストン(11)の進退の途
    中でのみ開く弁(10)と、ノズル(18)内に進退自在に
    設けられ先端でノズル(18)の先端の開口に臨みニード
    ルスプリング(14)に付勢されて後端で弁(10)に当た
    っているニードル(9)と、を備えたことを特徴とする
    噴霧ノズル。
JP1988087621U 1988-07-01 1988-07-01 噴霧ノズル Expired - Lifetime JPH0721236Y2 (ja)

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JP1988087621U JPH0721236Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 噴霧ノズル

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JP1988087621U JPH0721236Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 噴霧ノズル

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Publication Number Publication Date
JPH028561U JPH028561U (ja) 1990-01-19
JPH0721236Y2 true JPH0721236Y2 (ja) 1995-05-17

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ID=31312225

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988087621U Expired - Lifetime JPH0721236Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 噴霧ノズル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115760A (ja) * 1984-06-28 1986-01-23 Toray Eng Co Ltd 液体混合吐出装置

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JPH028561U (ja) 1990-01-19

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