JPH0721210Y2 - エアクリーナ用エレメント - Google Patents
エアクリーナ用エレメントInfo
- Publication number
- JPH0721210Y2 JPH0721210Y2 JP1991072027U JP7202791U JPH0721210Y2 JP H0721210 Y2 JPH0721210 Y2 JP H0721210Y2 JP 1991072027 U JP1991072027 U JP 1991072027U JP 7202791 U JP7202791 U JP 7202791U JP H0721210 Y2 JPH0721210 Y2 JP H0721210Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- fold
- filter
- cleaner element
- folds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主としてエンジン用エ
アクリーナのエレメントに関するもので、更に詳細に
は、波形にひだ折りした▲ろ▼紙を主体として構成され
る円筒形エレメントに関する。
アクリーナのエレメントに関するもので、更に詳細に
は、波形にひだ折りした▲ろ▼紙を主体として構成され
る円筒形エレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筒形エアクリーナでは、限られた
大きさの範囲内で、ダストの保持容量を向上させるとと
もに、通過風速を遅くすることによりダストの捕そく能
力を向上させるため、筒形エレメントは、波形にひだ折
りして菊花形の環状につなぎ合わせた▲ろ▼紙によって
▲ろ▼過面積を大きくし、目詰まりライフの延長を図っ
ている例が多い。
大きさの範囲内で、ダストの保持容量を向上させるとと
もに、通過風速を遅くすることによりダストの捕そく能
力を向上させるため、筒形エレメントは、波形にひだ折
りして菊花形の環状につなぎ合わせた▲ろ▼紙によって
▲ろ▼過面積を大きくし、目詰まりライフの延長を図っ
ている例が多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】比較的ダストの多い環
境で稼動することが多い車両等に搭載し使用される筒形
エアクリーナにおいては、通常のエレメントのみでは目
詰まりライフが短いという問題があり、その解決策とし
て、ひだ折りした山数をできるだけ多くした上、各種の
プレクリーナを併用する例が多く、また、▲ろ▼紙のひ
だ山外周を通気性のよい合成樹脂材で覆い、プレフィル
ターとしたものもある。しかし、▲ろ▼紙の▲ろ▼過面
積を大きくとるため、ひだ折りした山数を最大限まで殖
やすと山間隔が狭くなり、吸湿によって起きる膨脹変形
で相互の接触が起き易く、接触した場合は▲ろ▼過面積
が減少することになるため、山数を殖やしたことで早期
目詰まりを起こし、逆効果になるという課題があった。
また、▲ろ▼紙のひだ山外周を合成樹脂材によるプレフ
ィルターとして覆ったものでは、巻き付けた当初はひだ
山間隔を保持していても、時間の経過とともに気温の変
動等によって、巻き付けに緩みが生じるためセパレータ
にはならず、この場合も山数を殖やすことには課題があ
った。
境で稼動することが多い車両等に搭載し使用される筒形
エアクリーナにおいては、通常のエレメントのみでは目
詰まりライフが短いという問題があり、その解決策とし
て、ひだ折りした山数をできるだけ多くした上、各種の
プレクリーナを併用する例が多く、また、▲ろ▼紙のひ
だ山外周を通気性のよい合成樹脂材で覆い、プレフィル
ターとしたものもある。しかし、▲ろ▼紙の▲ろ▼過面
積を大きくとるため、ひだ折りした山数を最大限まで殖
やすと山間隔が狭くなり、吸湿によって起きる膨脹変形
で相互の接触が起き易く、接触した場合は▲ろ▼過面積
が減少することになるため、山数を殖やしたことで早期
目詰まりを起こし、逆効果になるという課題があった。
また、▲ろ▼紙のひだ山外周を合成樹脂材によるプレフ
ィルターとして覆ったものでは、巻き付けた当初はひだ
山間隔を保持していても、時間の経過とともに気温の変
動等によって、巻き付けに緩みが生じるためセパレータ
にはならず、この場合も山数を殖やすことには課題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、これらの課題
を解決するための手段として、従来多く採用されている
筒形エレメントの外側多孔筒に代え、目が粗く通気性の
よいシート状▲ろ▼材を、全ひだ山の露出部を覆う大き
さで、ひだ山ごとに接着して巻き付けることにより、プ
レフィルター兼セパレータとし、ひだ山数を許容最大限
まで殖やせることで、従来のものより▲ろ▼紙の▲ろ▼
過面積が拡大できる上、プレフィルターの機能も持つと
いうものである。
を解決するための手段として、従来多く採用されている
筒形エレメントの外側多孔筒に代え、目が粗く通気性の
よいシート状▲ろ▼材を、全ひだ山の露出部を覆う大き
さで、ひだ山ごとに接着して巻き付けることにより、プ
レフィルター兼セパレータとし、ひだ山数を許容最大限
まで殖やせることで、従来のものより▲ろ▼紙の▲ろ▼
過面積が拡大できる上、プレフィルターの機能も持つと
いうものである。
【0005】
【実施例】以下に本考案の実施例に基づき、図面を参照
しながら詳細な説明をする。図1は本考案による1例を
示したもので、環状につなぎ合わせたひだ折り▲ろ▼紙
2の内周側に内側多孔筒3を配置し、筒部上端を、つば
付き円板状で中央に出口5を持ち、上面に環状ガスケッ
ト6が接着された上部端板4で覆うとともに、筒部下端
を、つば付き円板状で中央に取付け穴を持つ閉塞端板7
で覆い、それぞれ接着結合して成るメインエレメント8
の、ひだ山9外周を覆うようシート状ポリウレタンフオ
ーム▲ろ▼材10を、ひだ山9ごとに接着し、プレフィ
ルター11として構成した複合エレメント1である。な
お、各図における共通部品には同一品番を用いる。図2
は本考案による他の例を示したもので、図1における▲
ろ▼材10に代え、細線材に塩ビコーテイングを施し、
15メッシュ程度の網目とした▲ろ▼材12をひだ山ご
とに接着し、プレフィルター14とした複合エレメント
13で、プレフィルター14を接着した後外周よりスプ
レーで噴油し、油含浸▲ろ▼紙2’としてカーボン捕そ
くに効果を発揮するというものである。図3は従来のひ
だ山数を殖やした場合の、ひだ山間隔を保持する手段の
1例で、図1に示したメインエレメント8に外側多孔筒
15を追加した構成であり、その外周より多孔を介しひ
だ山9に浸透するよう粘性接着剤による螺旋状ビード1
6を施し、多孔筒15と各ひだ山9を接着しセパレータ
としたものである。
しながら詳細な説明をする。図1は本考案による1例を
示したもので、環状につなぎ合わせたひだ折り▲ろ▼紙
2の内周側に内側多孔筒3を配置し、筒部上端を、つば
付き円板状で中央に出口5を持ち、上面に環状ガスケッ
ト6が接着された上部端板4で覆うとともに、筒部下端
を、つば付き円板状で中央に取付け穴を持つ閉塞端板7
で覆い、それぞれ接着結合して成るメインエレメント8
の、ひだ山9外周を覆うようシート状ポリウレタンフオ
ーム▲ろ▼材10を、ひだ山9ごとに接着し、プレフィ
ルター11として構成した複合エレメント1である。な
お、各図における共通部品には同一品番を用いる。図2
は本考案による他の例を示したもので、図1における▲
ろ▼材10に代え、細線材に塩ビコーテイングを施し、
15メッシュ程度の網目とした▲ろ▼材12をひだ山ご
とに接着し、プレフィルター14とした複合エレメント
13で、プレフィルター14を接着した後外周よりスプ
レーで噴油し、油含浸▲ろ▼紙2’としてカーボン捕そ
くに効果を発揮するというものである。図3は従来のひ
だ山数を殖やした場合の、ひだ山間隔を保持する手段の
1例で、図1に示したメインエレメント8に外側多孔筒
15を追加した構成であり、その外周より多孔を介しひ
だ山9に浸透するよう粘性接着剤による螺旋状ビード1
6を施し、多孔筒15と各ひだ山9を接着しセパレータ
としたものである。
【0006】
【考案の効果】上述したように本考案は、ひだ山の露出
部全周を、目が粗く通気性のよい合成樹脂製シート状▲
ろ▼材によって、ひだ山ごとに接着して覆うことによ
り、従来の外側多孔筒が省略でき、別途ひだ山間隔保持
のための部品や加工を要することなく許容最大限(1イ
ンチ当たり14山)まで山数を殖やすことが可能とな
り、セパレータ効果に併せプレフィルターとしてのダス
ト保持量の増加により、目詰まりライフを大幅に延長す
ることができるというものである。以上は本考案の実施
例に基づき説明したが、これに限定されることなく種々
の変形が可能であることはいうまでもない。
部全周を、目が粗く通気性のよい合成樹脂製シート状▲
ろ▼材によって、ひだ山ごとに接着して覆うことによ
り、従来の外側多孔筒が省略でき、別途ひだ山間隔保持
のための部品や加工を要することなく許容最大限(1イ
ンチ当たり14山)まで山数を殖やすことが可能とな
り、セパレータ効果に併せプレフィルターとしてのダス
ト保持量の増加により、目詰まりライフを大幅に延長す
ることができるというものである。以上は本考案の実施
例に基づき説明したが、これに限定されることなく種々
の変形が可能であることはいうまでもない。
【図1】本考案による1実施例で、ひだ山外周をシート
状ポリウレタンフオームで囲み、接着したエレメントの
部分破断斜視図である。
状ポリウレタンフオームで囲み、接着したエレメントの
部分破断斜視図である。
【図2】本考案による他の実施例で、ひだ山外周を網目
とした▲ろ▼材で囲み、接着したエレメントの部分破断
斜視図である。
とした▲ろ▼材で囲み、接着したエレメントの部分破断
斜視図である。
【図3】従来品の1例で、外周に螺旋状ビードを設けた
外観斜視図である。
外観斜視図である。
1 複合エレメント 2 ▲ろ▼紙 2’油含浸▲ろ▼紙 3 内側多孔筒 4 上部端板 5 出口 6 環状ガスケツト 7 閉塞端板 8 メインエレメント 9 ひだ山 10 ポリウレタンフオーム▲ろ▼材 11 プレフィルター 12 網目状▲ろ▼材 13 複合エレメント 14 プレフィルター 15 外側多孔筒 16 ビード
Claims (1)
- 【請求項1】 外側多孔筒へ、直径が異なる同一長さの
内側多孔筒を同心に嵌め込み、その環状空間へ、波形に
ひだ折りして菊花形の環状につなぎ合わせた濾紙を収納
し、筒部両端をそれぞれつば付き円板状の端板により覆
い、接着結合する筒形エレメントで、外側多孔筒に代
え、目の粗いシート状の濾材を、全周を覆うようにして
設けるプレフィルターにおいて、ひだ山ごとに接着する
ことを特徴としたエアクリーナ用エレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991072027U JPH0721210Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | エアクリーナ用エレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991072027U JPH0721210Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | エアクリーナ用エレメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563627U JPH0563627U (ja) | 1993-08-24 |
JPH0721210Y2 true JPH0721210Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=13477520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991072027U Expired - Lifetime JPH0721210Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | エアクリーナ用エレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721210Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59147724A (ja) * | 1983-02-14 | 1984-08-24 | Morita Kosan:Kk | スタツド植設方法 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP1991072027U patent/JPH0721210Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0563627U (ja) | 1993-08-24 |
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