JPH034326Y2 - - Google Patents

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JPH034326Y2
JPH034326Y2 JP16509686U JP16509686U JPH034326Y2 JP H034326 Y2 JPH034326 Y2 JP H034326Y2 JP 16509686 U JP16509686 U JP 16509686U JP 16509686 U JP16509686 U JP 16509686U JP H034326 Y2 JPH034326 Y2 JP H034326Y2
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポリマーのろ過等に使用するデイス
クフイルタに用いる口金に関する。
〔従来の技術〕
従来、合成樹脂繊維の紡糸工程或いはフイルム
製造工程において、ポリマーのろ過に第5図に示
すようなリーフデイスクフイルタ1が使用されて
いる。このリーフデイスクフイルタ1は、中央に
穴を開けた金属繊維焼結体からなる一対のデイス
クフイルタエレメント2と、該エレメント間に配
置される一対の多孔板3と、目の荒い(通常6〜
12メツシユの)金網4とを有し、一対のフイルタ
エレメント2の外周を溶接部5で接合することに
より、一体化されている。また、フイルタエレメ
ント2の内周部には薄い金属板をかしめ等で固定
してなるソフトハブリング6が設けられている。
この構造のリーフデイスクフイルタ1は、二点鎖
線で示す導管7に中央の穴を利用して装着され、
且つ多数が積み重ねられ、全体に締付荷重を加え
ることによつて隣接のリーフデイスクフイルタ1
のソフトハブリング6間をシールしている。この
構造の装置において、ろ過されるべきポリマー等
の流体は、リーフデイスクフイルタ1の外部から
フイルタエレメント2を通つてリーフデイスクフ
イルタ1内に入り、リーフデイスクフイルタ1を
半径方向内方に流れて中央の導管7内に流入し、
次の工程に送られている。ここで、多孔板3及び
金網4は一対のフイルタエレメント2をろ過圧に
対して支持し、フイルタエレメント2間に流体の
流れる空間を維持する作用を果たしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記構造のリーフデイスクフイルタ1
では、リーフデイスクフイルタ1の内部と導管7
とを連通させる口金部(一対のソフトハブリング
6間)にも金網4を位置させ、口金部を締付けた
際にソフトハブリング6間に金網4で隙陥を確保
し、流体の流通を可能とする構成としているが、
締付荷重に反比例して金網4の断面空間面積が減
少し、通過抵抗が増加し、また、締付荷重が低い
とセツトしたリーフデイスクフイルタ1間から流
体がリークするという問題があつた。例えば、8
メツシユの金網4を用いた口径50mmのリーフデイ
スクフイルタ1に対し、締付荷重を異ならせて口
金部の空気に対する通気抵抗を測定したところ、
第6図に示すように荷重の増大に伴い通気抵抗が
増加することが判明した。
本考案は、かかる従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、デイスクフイルタエレメント間に配置
することによつて、初期通過抵抗を金網に比べて
低減でき、且つセツト時の締付荷重の影響をほと
んど受けることがなく、しかも構造簡単で極めて
安価に製造しうるデイスクフイルタ用口金を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成すべく為された本考案は、隣接
したデイスクフイルタエレメントの内周部又は外
周部に配置され、デイスクフイルタエレメント間
の空間を外部に連通させる通路を構成する口金で
あつて、リング板に線材をスパイラルに巻付けて
なるデイスクフイルタ用口金を要旨とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例による口金を用いたリ
ーフデイスクフイルタを示す断面図、第2図はそ
の一を除去して示す平面図である。11はリーフ
デイスクフイルタ、12は一対のデイスクフイル
タエレメント、13は各デイスクフイルタエレメ
ント12を支持するための一対の多孔板、14は
その多孔板13間に配置された目の荒い金網、1
5は一対のデイスクフイルタエレメント12の外
周部を互いに接合して密閉する溶接部、16は各
デイスクフイルタエレメント12の内周にかしめ
等で固定された薄い金属板からなるソフトハブリ
ング、17はこのリーフデイスクフイルタ11を
積み重ねて装着するための導管である。18は一
対のデイスクフイルタエレメント12の内周部の
ソフトハブリング16間に装着された口金であ
る。この口金18は第3図に示すように、リング
板19に線材20をスパイラル状に巻付けてなる
ものである。リング板19は全周に渡つて連続し
ている必要はなく、適当な位置に切れ目21を設
けておくことが好ましい。このような切れ目21
を設けておくと、この切れ目21から予めスパイ
ラル状に巻いた線材を挿入して、図示構造の口金
を作ることができるので好ましい。
上記構造のリーフデイスクフイルタ11は従来
と同様に導管17に積み重ねられ、全体を締付け
ることにより、隣接するリーフデイスクフイルタ
11の口金部をシールして使用される。この際、
大きい締付荷重を加えても、各リーフデイスクフ
イルタ11における一対のソフトハブリング16
間には、口金18が介在しており、この口金18
によつて両者間を一定の間隔に保ち、且つその口
金18はスパイラル状に巻いた線材20を有する
もので、線材20と線材20の間がリーフデイス
クフイルタ11の内外を連通させる通路となり、
この通路は従来のように金網4を使用した場合に
比べて大きく、しかも締付荷重によつてもほとん
ど変化しない。従つて、上記口金18を使用する
と、デイスクフイルタ11間の漏れを防止しうる
ように強く締付けながら、各リーフデイスクフイ
ルタ11における口金部の通過抵抗を小さくする
ことができる。
リング板19として、厚み0.5mm、内径50mm、
外径60mmのものを使用し、このリング板19に線
径0.80mm、巻数86のコイルスプリング20を装
填して第3図の口金18を製造し、この口金を使
用したリーフデイスクフイルタ11を導管17の
周囲に積み重ね、締付荷重8トンで締付けた場合
の口金部の通気抵抗を測定した。その結果を第6
図のグラフに示す。これにより、明らかに本考案
の口金を利用すると、従来の金網使用に比べ、通
気抵抗が低減されている。
第1図は本考案の口金をリーフデイスクフイル
タに使用した場合を説明したが、本考案の口金は
この場合に限らず、他の形態のデイスクフイルタ
にも使用可能である。第4図はデイスクフイルタ
エレメントを積み重ねた形式のデイスクフイルタ
を示すものであり、30はデイスクフイルタエレ
メントであり、内周上下面及び外周上下面にそれ
ぞれハブリング31,32を溶接、ろう付け等で
固定されている。33は各フイルタエレメント3
0を支持する多孔板、34は多孔板33間に配置
された目の荒い金網、35はハブリング31間或
いは32間に配置されたシール材、36は内周側
ハブリング31間に配置された口金、37は外周
側ハブリング32間に配置された口金である。こ
の口金36,37も第3図の口金18と同様な構
造である。38は導管である。この導管38の周
囲に、図示したように、下からフイルタエレメン
ト30、外周側口金37、フイルタエレメント3
0、多孔板33、金網34及び内周側口金36、
多孔板33、フイルタエレメント30、外周側口
金37、フイルタエレメント30……(以下同
様)を積み重ね、全体を上下に締付けることによ
り、組み立てる。このフイルタにおいては、ろ過
されるべき流体が、矢印Aで示すように外周側口
金37を通つて一対のフイルタエレメント30で
はさまれた空間に入り、次いで多孔板33及び金
網34で支持されたフイルタエレメント30を通
つてろ過され、且つ金網34を配置した空間に入
り、次いで、矢印Bで示すように内周側口金36
を経て導管38内に送り出される。この実施例に
おいても、フイルタエレメント間のシールを確実
にするため、全体に大きい締付荷重を加えるが、
各口金36,37の部分では内外を連通させる通
路が確保されており、通過抵抗を低減することが
できる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案のデイ
スクフイルタ用口金は、リング板に線材をスパイ
ラル状に巻付けた構成であるので、この口金を装
着したフイルタエレメント間を強く締付けても、
口金の半径方向の内外を連通させる通路が確保さ
れており、締付荷重を大きくしても口金部での通
過抵抗を小さくでき、しかも構造が単純であるの
で極めて安価に製造することができるという効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の口金を使用したリーフデイス
クフイルタの断面図、第2図はその平面図、第3
図は上記口金の斜視図、第4図はデイスクフイル
タエレメントを積層したタイプのデイスクフイル
タを示す断面図、第5図は従来のリーフデイスク
フイルタの断面図、第6図は口金部の通気抵抗を
測定した結果を示すグラフである。 11……リーフデイスクフイルタ、12……デ
イスクフイルタエレメント、13……多孔板、1
4……金網、15……溶接部、16……ソフトハ
ブリング、17……導管、18……口金、19…
…リング板、20……線材、21……切れ目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隣接したデイスクフイルタエレメントの内周部
    又は外周部に配置され、デイスクフイルタエレメ
    ント間の空間を外部に連通させる通路を構成する
    口金であつて、リング板に線材をスパイラルに巻
    付けてなるデイスクフイルタ用口金。
JP16509686U 1986-10-29 1986-10-29 Expired JPH034326Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16509686U JPH034326Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16509686U JPH034326Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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JPS6373115U JPS6373115U (ja) 1988-05-16
JPH034326Y2 true JPH034326Y2 (ja) 1991-02-05

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JP16509686U Expired JPH034326Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2634248B2 (ja) * 1989-07-21 1997-07-23 三菱重工業株式会社 樹脂押出機用フィルタ装置

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JPS6373115U (ja) 1988-05-16

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