JPH0417215Y2 - - Google Patents

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JPH0417215Y2
JPH0417215Y2 JP1985184344U JP18434485U JPH0417215Y2 JP H0417215 Y2 JPH0417215 Y2 JP H0417215Y2 JP 1985184344 U JP1985184344 U JP 1985184344U JP 18434485 U JP18434485 U JP 18434485U JP H0417215 Y2 JPH0417215 Y2 JP H0417215Y2
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filter
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seal packing
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内燃機関のエアクリーナなどに装着
される流体濾過用の濾過エレメントに関する。
[従来の技術] 内燃機関用エアクリーナなどの濾過エレメント
は従来第4図イのような菊花状ひだ折濾材31の
両端面の環状の上下端板32,33で閉塞したも
のがある。また第4図ロのようにひだ折り濾材3
4を截頭円錐状に傾斜させ上下端面を端板35,
36で閉塞したものがあり実開昭59−54721号や
米国特許4243397号などに開示されている。さら
に濾材の下方を広げると実開昭60−10875号に示
されたような円盤状の濾材37となり、第4図ハ
のように円筒形の端板38,39で内外ひだ端面
を閉塞したものとなる。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の濾過エレメントはいずれも
濾過体の端面を端板で閉塞しなければならず、二
つの端板を固定し、濾材の一方の側面に当接する
内筒を必要とするので、空気の流入方向は矢印X
のような半径方向、あるいは矢印Yのような軸方
向に限定され濾材内では端板に平行な向きのみと
なり、ひだ状の端面を濾過エレメントにおける空
気の流通路として利用することはできない。この
ことは特にエアクリーナケーシングに形状上の制
約がある場合などにおいて、エアクリーナケーシ
ング内に空気通路に急曲りや溢路部分を生ぜしめ
圧力損失を増す原因となる。また端板近傍は空気
の流れが円滑でなく、計画上の濾過面積が実効上
は減殺されてしまう。
そこで、シート状濾材を放射状にひだ折りして
環状に形成し、その端面を袋状にして、端面を側
面と共に流体の流通路となしうる濾過体を本出願
人が提案した。特願昭60−218836号(特開昭62−
74416号)あるいは特願昭60−130356(特開昭61−
291015号)に開示した濾過体がそれである。(第
2図参照) しかしこの濾過体はシート状濾材をひだ折りし
たものであるから、それ自体のみでは濾過エレメ
ントとしてケーシング内に装着できるような形態
を維持し、ケーシングとの間にシール状態を保つ
ことができない。この濾過体に従来のような二つ
の端面を閉塞する端板と、2枚の端板を固定し濾
過体内面に当接する内筒とを用いたのでは、側面
と端面とが供に流体の流通路となり得る上記提案
の濾過体の効果が全く無くなつてしまう。
そこでこの考案は、上記のような側面と端面と
が流体の流通路となる環状の濾過体を用いて、そ
の流通路が閉塞されることなく、ケーシングとの
間のシールも保つことができる濾過エレメントを
提供するものである。
[課題を解決するための手段] この考案の濾過エレメントは次の(a),(b),(c),
(d)の構成でなるものである。(a)シート状濾材が環
状に形成され、その側面と端面とが流体の流通路
となるようにした濾過体、(b)濾過体の内周端面に
囲まれた空間の上面を被う蓋部と、濾過体の外周
端面を支持する外枠と、蓋部と外枠とを接続し濾
過体の側面を支持する支柱を一体的に形成した支
持体と、(c)前記蓋部周縁と濾過体内周端面の周縁
とにまたがつて環状に形成される弾性材料の内周
とシールパツキンと、そして(d)前記外枠下面と濾
過体外周端面の周縁とにまたがつて環状に形成さ
れ弾性材料でなり濾過体の他方の側面と外周端面
との境界線を線シールした外周シールパツキンを
備えた濾過エレメントである。
[作用] この濾過エレメントはシート状濾材で環状に形
成された濾過体が、支持体に保持されてほぼ笠形
あるいは円盤状の形態を維持し、濾過体の一方の
側面は流体の流入側、他方の側面は流出側とな
る。また濾過体の内周端面はその周縁に環状の内
周シールパツキンが設けられ、濾過体の一方の側
面と境界を線状にシールするから、それを境とし
て側面の一方又は他方側と遮断されシールが保た
れる。濾過体の外周端面はその周縁に外周シール
パツキンが環状に設けられ、外周端面と他方の側
面との境界が線状にシールされる。かくして濾過
エレメントの形態が維持され、濾過器のケーシン
グ内に収容されると、ケーシング内を内周シール
パツキンおよび外周シールパツキンによつてクリ
ン側とダステイ側とに区画し、濾過器を成立せし
める。流体は濾過体の一方の側面および一方の端
面から流入して濾材を通過する際浄化され他方の
側面および他方の端面から流出する。
[実施例] この考案の実施例を第1図に示す。第1図に示
す断面図において濾過エレメント1は濾過体2、
支持体3、内周シールパツキン4、および外周シ
ールパツキン5で成る。
濾過体2はひだ折りした環状の笠形をなし第2
図のように山折り線6と谷折り線7とが交互に放
射状に配列され外方へ向かい下方に傾斜してい
る。山折り線6を連ねる面と、谷折り線7を連ね
る面とが濾過体2の両側面である。内周端面8で
は谷部9の両側面9a,9bが袋状に接着されて
いる。各谷部9の間の山頂部は谷部9が密着した
分だけ低くなり平坦部11cを形成している。ま
た外周端面10では山部11の側面11a,11
bの内面が袋状に接着され、これに接続する谷部
9は山部11が密着した分だけ浅くなり平坦部9
cを形成している。
支持体3は第3図に示すように内方から外方へ
向かう複数の支柱12、円形の支柱13が組み合
わされ、さらに上方に伸びる支柱14が設けられ
る。各支柱14の間は濾過体のクリン側端面に対
向する流体通路14aとなる。各支柱14の上端
を被つて取付けボルト孔15aを有する蓋部15
が設けられる。支柱12は外方が下方へ傾斜する
ように設けられその外方端にはこれらをつないで
環状の外枠16が設けられ外枠16には濾過体外
周縁の位置決め用の突起16aが複数個設けら
れ、濾過体2は支柱12,13および凸起16a
に当接し支持せられる。支持体3は一体的に合成
樹脂で形成されている。また支柱12が放射状で
なく斜行しているのは1本の支柱に多数のひだ谷
を支持させるためである。
蓋部15の周縁15bと濾過体2の内周端面8
の平坦部11cの周端縁11dとにまたがり環状
をなす発泡性ウレタン製の内周シールパツキン4
が取付けられ、濾過体の内周端縁11dが線状に
シールされる。また外枠16と濾過体の外周縁9
dとにまたがり、外周縁9dを線状にシールして
環状をなす発泡性ウレタン製の外周シールパツキ
ン5が取付けられる。内周シールパツキン4は濾
過体の周縁11dに線状に固着され、外周シール
パツキン5は濾過体の周縁端9dに線状に固着さ
れて、濾過体をダステイ側とクリン側とに区画す
る。
上記のような濾過エレメントは第5図のように
エアクリーナ20のケーシング底面に設けた空気
出孔21を被うようにして蓋部15の取付ボルト
孔15aに気密に貫挿された取付ボルト22で固
定されて使用される。濾過エレメント1内の空気
通路は矢印A1,A2,A3である。
第6図に第2の実施例を示す。濾過エレメント
41の濾過体42は第5図の濾過体1の傾斜がな
くなり、水平方向に広がる環状の円盤形となつた
ものである。支持体43の支柱44も水平方向に
配設されて濾過体42を支持する。支持体の蓋部
45外枠46および内周シールパツキン47外周
シールパツキン48は濾過エレメント1とほぼ同
様である。外周シールパツキン48によつて支持
体43とエアクリーナ40のケーシング底面との
間〓が保持され、取付ボルト49により取付けら
れる。濾過エレメント41における空気通路は矢
印B1,B2,B3である。
第7図に第3の実施例を示す。濾過エレメント
51は外方が下へ傾斜し全体として截頭円錐状の
濾過体52を具えている。濾過体52は上端面5
2aの内周部において各ひだ山内面が密着されそ
の間の谷部が浅くなつて平坦部52bを形成して
いる。また下端面52cの外周部においてはひだ
谷が密着されておりその間の山頂部が低くなつて
平坦部52dを形成している。支持体53の支柱
54は濾過体52と同様な傾斜を有し、濾過体5
2の下端面52cの外周端縁に設けた環状の外枠
56と連結されている。内周シールパツキン57
は上端面52aの内周端縁と蓋部55周縁とにま
たがり環状に設けられ、外周シールパツキン58
は下端面5cの外周端縁と外枠56にまたがつて
環状に設けられる。
濾過エレメント51は第7図のようにやや深形
のエアクリーナ50のケーシングに取付ボルト5
9により取付けられて使用される。外周シールパ
ツキン58の下面がエアクリーナケーシング内壁
に気密に当接する。濾過エレメント51における
空気通路は矢印C1,C2,C3である。
第8図に示す第4の実施例の濾過エレメント6
1は第7図の濾過エレメント51の傾斜角度をな
くし水平な環状の円盤形としてものである。濾過
体62および支持体63の支柱64は水平方向に
広がり、その上端をつないで蓋部65が設けてあ
る。支柱が上方に立上る部分はこの例では濾過体
の外周端面に対向する側となり、クリン側の通路
となる。そして内周シールパツキン67、外周シ
ールパツキン68を具えている。この濾過エレメ
ント61は比較的偏平なエアクリーナ60のケー
シングに装着するに適する。濾過エレメント61
内の空気通路は矢印D1,D2,D3である。
[考案の効果] この考案の濾過エレメントは前記の構成でなる
からひだ折りした濾過体の側面および端面をほぼ
全面的に流体の流通路として自由な流入流出方向
を設定することができる。濾過器のケーシングに
形態上の制約がある場合にも濾過体の傾斜角度や
ひだの折り巾を変え、これに対応してその形態を
保持しシールを保つ支持体と内外周シールパツキ
ンを設けることができるから、ケーシングの形態
に対応し無理のない流体通路を確保して圧力損失
を減少させることができる。また濾過体の端面を
閉塞する端板や一方の側面に当接する内筒がない
ので濾過面積が実効上減殺されることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の断面図、第2図は
濾過体の斜視図、第3図は支持体の平面図であ
る。第4図イ,ロ,ハは従来の濾過エレメントの
図である。第5図〜第8図それぞれこの考案の実
施例の濾過エレメントを取付けたエアクリーナの
断面図である。 1,41,51,61……濾過エレメント、
2,42,52,62……濾過体、3,43,5
3,63……支持体、4,47,57,67……
内周シールパツキン、5,48,58,68……
外周シールパツキン、12,13,44,54,
64……支柱、15,45,55,65……蓋
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (a)シート状濾材をひだ折りして環状に成形し、
    その上下両側面と内外周両端面とをそれぞれ一面
    ずつダステイ側とクリン側の流体流路とする濾過
    体と、(b)濾過体の内周端面に囲まれた空間の上面
    を被う蓋部と、濾過体の外周端面を支持する環状
    の外枠と、蓋部と外枠とを接続し濾過体の側面を
    支持する支柱を一体的に形成した支持体と、(c)前
    記蓋部周縁と濾過体内周端面の周縁とにまたがつ
    て環状をなし、濾過体の一方の側面と内周端面と
    の境界線を線状にシールし、弾性材料でなる内周
    シールパツキンと、そして(d)前記外枠と濾過体外
    周端面の周縁にまたがつて環状をなし、濾過体の
    他方の側面と外周端面との境界線を線状にシール
    し、弾性材料でなる外周シールパツキンとを備え
    てなる濾過エレメント。
JP1985184344U 1985-06-15 1985-11-29 Expired JPH0417215Y2 (ja)

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JP1985184344U JPH0417215Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29
US06/845,842 US4710297A (en) 1985-06-15 1986-03-28 Fluid filter with pleated filter medium
DE8686108140T DE3669443D1 (de) 1985-06-15 1986-06-13 Fluidfilter mit gefaltetem filtermedium.
EP86108140A EP0206182B1 (en) 1985-06-15 1986-06-13 Fluid filter with pleated filter medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5730512A (en) * 1980-07-30 1982-02-18 Toyo Eremento Kogyo Kk Filter element
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JPS5891361A (ja) * 1981-11-24 1983-05-31 Nippon Soken Inc 内燃機関用エアクリ−ナのフイルタエレメント

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JPS6290725U (ja) 1987-06-10

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