JPH0721188U - 連続式アルカリイオン水生成器の電解強度制御装置 - Google Patents

連続式アルカリイオン水生成器の電解強度制御装置

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JPH0721188U
JPH0721188U JP5646393U JP5646393U JPH0721188U JP H0721188 U JPH0721188 U JP H0721188U JP 5646393 U JP5646393 U JP 5646393U JP 5646393 U JP5646393 U JP 5646393U JP H0721188 U JPH0721188 U JP H0721188U
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electrolytic
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electrolysis
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JP5646393U
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Inventor
正行 村辻
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株式会社セイロジャパン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 供給水が高純度であっても、消費電力が電源
容量を越えることなく安定使用できる。 【構成】 電解電流検出器と電解電圧検出器を備え、こ
れらにより検出された電解電流と電解電圧とを電位優先
回路を介して総合抵抗または電解電圧が小さいときは電
解電流をフィードバックさせて定電流制御し、大きいと
きは電解電圧をフィードバックさせて定電圧制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、交流電源を直流整流して電解槽内の電極に印加することにより、電 解槽に供給した水を電気分解してアルカリイオン水及び酸性水を生成する連続式 アルカリイオン水生成器において、電解強度を制御する装置に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
連続式アルカリイオン水生成器の電解強度は、供給水の流量が安定であれば、 ほぼ電解電流に比例する。そこで、従来、電解強度を安定させるため電解電流を 定量化する方法があった。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
この方法によると電解電流iは一定であるので、電解電圧eは総合抵抗rに比 例する。また総合抵抗rは供給される水に含まれる不純物により変化し、井戸水 や鉱泉等の場合はミネラル分が豊富で不純物が多く、総合抵抗rは比較的小さく なり、従って電解電圧も小さい。しかし、高純度の水を電気分解する場合は総合 抵抗が大きくなるため電解電圧も大きくなり、蒸留水や逆浸透膜を通した水等、 純度が極めて高くなると、消費電力が電源容量を超えようとするために過負荷状 態になり、トランスが熱損を起したり保護回路が働いて動作不能に陥ることがあ る。
【0004】
【考案の目的】
本考案の目的は上記問題点を解決し、高純度の水にも使用可能な連続式アルカ リイオン水生成器を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の連続式アルカリイオン水生成器は、電解 槽電極に、従来の電流定量制御方式の連続式アルカリイオン水生成器に備えられ ている所定の電解強度を設定する電解強度設定手段および電解電流検出手段に加 えて、電解電圧検出手段を設け、所定の基準で上記電解電流検出手段により検出 された電流信号または上記電解電圧検出手段により検出された電圧信号を選択す る選択手段とを備え、上記選択手段において、電流信号が選択された場合は当該 電流信号をフィードバックさせて電解電流を定量値になるように制御し、電圧信 号が選択された場合は当該電圧信号をフィードバックさせて電解電圧を定量値と なるように制御する制御手段を備えた。
【0006】 上記選択手段の簡易な実施態様として、図1のようなダイオード15−1、1 5−2を用いた電位優先回路がある。当該実施態様においては、可変抵抗器11 および12を調節することにより上記選択手段における所定の基準を電解電流お よび電解電圧が直流主電源容量の許容値をとる時の総合抵抗値に設定し、総合抵 抗が上記基準値未満の場合は上記電解電流検出手段により検出された電流信号を 、基準値以上の場合は上記電解電圧検出手段により検出された電圧信号を選択す るようにする。
【0007】 また、上記選択手段における基準を、直流主電源容量の許容範囲における所定 の電解電圧値として、電解電圧が上記基準値未満の場合は電解電流検出手段によ り検出された電流信号を、基準値以上の場合は電解電圧検出手段により検出され た電圧信号を選択するようにすると、電源容量をより有効に利用することができ る。
【0008】 更に、電解電圧定量制御をしている場合に、そのことを表示する表示手段を備 えておくと、使用者は供給水の純度が高くなっていることを容易に知ることがで きる。
【0009】
【作用】
供給水にミネラル分が豊富に含まれている場合は、総合抵抗および電解電圧は 比較的小さく上記基準に満たないため、選択手段において電流信号が選択されて 電流定量制御を行う。一方、供給水が蒸留水や逆浸透膜を通過させたものである など高純度なものである場合は、総合抵抗および電解電圧が大きくなり上記基準 以上になるため、選択手段において電圧信号が選択されて電圧定量制御を行う。
【0010】
【実施例】
以下図面に示す実施例を参照して本考案を説明する。図1は本考案装置の電気 制御構成の1例である。
【0011】 図1において、1は交流電源であり、電源スイッチ2およびヒューズ3を介し て電源トランス4の1次側に接続され交流主電源回路を構成している。電源トラ ンスの2次側のひとつには整流スタック5が接続されており直流出力側に平滑コ ンデンサ6を介して、直流主電源回路を構成している。平滑コンデンサ6には電 解能力調整用トランジスタ7を介して電解電流検出用ホール式電流検出器8、電 解電圧検出用抵抗器9が接続され、該抵抗器9に並列に電解槽10内の電極(図 示せず)へ接続され直流主回路を構成している。
【0012】 電解電流検出用ホール式電流検出器8は電位レベル調節用可変抵抗器11を介 してダイオード15−1に接続され、電解電圧検出用抵抗器9は絶縁型直流検出 器13、電位レベル調節用可変抵抗器12を介してダイオード15−2および信 号比較器16に接続されている。ダイオード15−1、15−2は電位優先回路 であり選択手段を構成する。その出力信号は制御用調整器14(オペアンプ等) に送られ、制御用調整器14の出力は電解能力調整用トランジスタ7に送られる 。信号比較器16の出力は電圧定量制御表示LED17に接続されている。
【0013】 18は電解強度選択スイッチ、19は電解強度設定回路であり制御用調整器1 4および信号比較器16に接続されている。また電源トランスの2次側のひとつ には整流スタック20が接続されており、直流出力側に平滑コンデンサ21を介 して制御用電源定電圧器22に接続され、直流制御定電圧電源回路を構成してい る。
【0014】 さて、電源スイッチ2を投入した後に電解槽10へ飲料水を供給すると、これ に応じて通水スイッチ(図示せず)が作動し、電解が始まる。
【0015】 電解が始まると電解電流検出用ホール式電流検出器8で検出された電解電流i と電解電圧検出用抵抗器9および絶縁型直流検出器13で検出された電解電圧e は、それぞれ電位レベル調節用可変抵抗器11および12によって電位レベルが 調節された後、電位優先回路(ダイオード15−1および15−2)によってい ずれか電圧の大きい方が導電して実測値帰還信号として制御用調整器14に帰還 する。制御用調整器14はこの実測値帰還信号と、選択スイッチ18と電解強度 設定回路19により与えられた任意の電解強度指令値とを比較して、電位優先回 路において電解電流iが選択された場合は電解電流iを、また、電解電圧eが選 択された場合は電解電圧eを電解強度指令値に相当するようにトランジスタ7を 制御する。
【0016】 ここで電位レベル調節用可変抵抗器11および12は、それぞれ電解電流iお よび電解電圧eが直流主電源容量を越えない最大許容値に設定した時(この時の 電解電流および電解電圧をそれぞれimax、emaxとする)それぞれダイオ ード15−1および15−2に印加される電圧が選択スイッチ18と電解強度設 定回路19とによる最大の電解強度指令値と同一の値になるようにあらかじめ調 整しておく。すると供給水がミネラル水であるなどにより総合抵抗rが比較的小 さくr<emax/imaxである場合はダイオード15−1が導電し、電流定 量制御になり、供給水が蒸留水であるなどにより総合抵抗rが比較的大きくr> emax/imaxである場合はダイオード15−2が導電し、電圧定量制御に なる。
【0017】 通水を止めると通水スイッチが復帰し、トランジスタ7への電解制御を停止さ せ電解を終了させる。
【0018】 また信号比較器16を図のように接続すると、電圧定量制御時、LED17が 点灯し、供給水の純度が高いことがわかる。
【0019】 整流スタック5、コンデンサ6およびトランジスタ7を混合ブリッジ方式、純 ブリッジ方式またはPWMインバータ方式にし、ダイオード15−1、15−2 をOPアンプを使った半波整流回路方式または全波整流回路方式にすると、ダイ オードドロップを改善できる。その場合は電解槽に付着したスケールを除去する ための逆電圧洗浄用に反転指令スイッチ付きの電解電圧反転回路を付加すること により、反転時間中も供給水の純度に応じて電流定量制御または電圧定量制御に 切り替わるようにする。
【0020】 また、ダイオード15−1、15−2をFETに置き換え、電解強度設定器1 9に最大許容電解電圧設定器を付加し、その設定値を基準にして電解電圧が設定 値未満の場合は信号比較器16からFET15−1へ出力させ、設定値以上の場 合はFET15−2へ出力させるようにすると、電解電圧が最大許容値emax に達しているか否かによって電圧定量制御あるいは電流定量制御に切り替わるこ とになり、emax/imaxを基準に切り替わるダイオードの場合に比べ電源 容量をより有効に利用することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、供給水が高純度であって も、電圧定量制御に切り替わることにより、消費電力が電源容量を越えることな く安定使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案装置の一実施例の電気制御構成部
分の略図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 電源スイッチ 3 電源ヒューズ 4 電源トランス 5、20 整流スタック 6、21 平滑コンデンサ 7 電解能力調整用トランジスタ 8 電解電流検出用ホール式電流検出器 9 電解電圧検出用抵抗器 10 電解槽 11、12 電位レベル調節用可変抵抗器 13 絶縁型直流検出器 14 制御用調整器 15−1,15−2 ダイオード 16 信号比較器 17 電圧制御表示用LED 18 電解強度設定選択スイッチ 19 電解強度設定回路 22 制御用電源定電圧器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流整流して電解槽内の電極
    に印加することにより、電解槽に供給した水を電気分解
    してアルカリイオン水及び酸性水を生成する連続式アル
    カリイオン水生成器において、電解電流検出手段と、電
    解電圧検出手段と、所定の電解強度を設定する電解強度
    設定手段と、所定の基準で上記電解電流検出手段により
    検出された電流信号または上記電解電圧検出手段により
    検出された電圧信号を選択する選択手段とを備え、上記
    選択手段において、電流信号が選択された場合は当該電
    流信号をフィードバックさせて電解電流を定量値になる
    ように制御し、電圧信号が選択された場合は当該電圧信
    号をフィードバックさせて電解電圧を定量値になるよう
    に制御する制御手段を備えていることを特徴とする連続
    式アルカリイオン水生成器の電解強度の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の選択手段を、電解電流および
    電解電圧が直流主電源容量の許容値をとる時の総合抵抗
    値を基準として、総合抵抗が上記基準値未満の場合は上
    記電解電流検出手段により検出された電流信号を、基準
    値以上の場合は上記電解電圧検出手段により検出された
    電圧信号を選択する選択手段とする請求項1の連続式ア
    ルカリイオン水生成器の電解強度の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の選択手段を、直流主電源容量
    が許容値をとる時の電解電圧値を基準として、電解電圧
    が上記基準値未満の場合は電解電流検出手段により検出
    された電流信号を、基準値以上の場合は電解電圧検出手
    段により検出された電圧信号を選択する選択手段とする
    請求項1の連続式アルカリイオン水生成器の電解強度の
    制御装置。
  4. 【請求項4】 電解電圧定量制御をしている場合に、そ
    のことを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請
    求項1の連続式アルカリイオン水生成器の電解強度の制
    御装置。
JP5646393U 1993-09-14 1993-09-14 連続式アルカリイオン水生成器の電解強度制御装置 Pending JPH0721188U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061366A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Sanko Kogyo Kk 電極ブロックと該ブロックを使用した流体改質処理装置
US8778161B2 (en) 2009-02-06 2014-07-15 Sanko Kogyo Co., Ltd. Electrode block and fluid reformer using the electrode block
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