JPH0721184B2 - アンカーの削孔内への配置方法及びその装置 - Google Patents

アンカーの削孔内への配置方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0721184B2
JPH0721184B2 JP2312456A JP31245690A JPH0721184B2 JP H0721184 B2 JPH0721184 B2 JP H0721184B2 JP 2312456 A JP2312456 A JP 2312456A JP 31245690 A JP31245690 A JP 31245690A JP H0721184 B2 JPH0721184 B2 JP H0721184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
coil
anchor
fixed
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2312456A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04182519A (ja
Inventor
晃代 山田
邦光 山田
Original Assignee
建設基礎エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 建設基礎エンジニアリング株式会社 filed Critical 建設基礎エンジニアリング株式会社
Priority to JP2312456A priority Critical patent/JPH0721184B2/ja
Publication of JPH04182519A publication Critical patent/JPH04182519A/ja
Publication of JPH0721184B2 publication Critical patent/JPH0721184B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はアンカーを削孔内に配置する方法及びその装
置に関するものであり、特にアンカーのかぶりを確実に
確保することができるアンカーの削孔内への配置方法及
びその装置に関するものである。
(従来の技術) 永久アンカーを削孔内にて固定するには、アンカーを削
孔内に配置した後、削孔内にグラウト硬化材を注入して
アンカーのシースとの付着によって行なう。しかしアン
カーが自重によって削孔内にて扁心してしまうような場
合、シース外周面と削孔壁面との間に隙間が無くなって
しまう。これでは硬化材が両者の間に回らなくなり、こ
の部分の付着力が低下してしまう。(第9図) 一方で、アンカーを挿入する削孔は極めて径が小さい。
例え5mmでも径を大きくすることは、作業を著しく大掛
かりなものにし、施工費を高騰させてしまう。従って出
来る限り小さい径の削孔内内にアンカーを挿入して、こ
れを出来るだけ削孔の中心に配して、削孔壁とアンカー
外周面との僅かな隙間に均等に硬化材を廻らせて、アン
カー周囲全面から付着力を得ることが必要である。
(この発明が解決しようとする課題) このために、従来ではアンカー外周と削孔内壁との間を
保つために様々なスペーサーが使用されている。例えば
特開平1−268916号公報に記載された発明は、アンカー
の周囲に棒状のスペーサーを突出させたものである。し
かし、削孔に挿入する以前からこのように周囲にスペー
サーが張り出したままであると、挿入するために削孔の
径を大きくしておかねばならず、施工費が高くなるとい
う上記の課題を有することになる。
このような課題を解決するために第10図に示すような発
明が開発されている。すなわちシースaの外周に、周方
向に適宜間隔離して鋼製で弾性変形可能な板バネ状のス
ペーサーbを取り付け、削孔c内にてこのスペーサーb
が突出するようにしてアンカーを削孔c中心に位置する
ようにするものである。このようなスペーサーbである
と、アンカーを削孔中で弾性によって周囲に張り出し
て、削孔壁との隙間を確保するものである。
しかしアンカーをケーシングに入れて削孔内に配置する
ときにこのスペーサーbが塑性変形してしまったり、板
バネ状のスペーサーbは弾性が弱く、アンカーの自重に
よって元の状態に復帰しなかったりする場合があった。
このような事態が生じたときにもアンカーは削孔内にて
依然扁心していた。
この発明は以上のような課題を解決するためになされた
もので、アンカーを削孔の中心に配置することが可能な
アンカーの削孔内への配置方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明にかかるアンカーの削孔内への配置方法は、弾
性を有するコイルを使用して、このコイルによって削孔
壁面とシース間に隙間を設けるものである。
複数のコイルはシースの長手方向に適宜間隔づつ離して
配し、一端をシース外周に固定する。このコイルをシー
ス外周面に沿わして収縮させ、その直径を小さくしてお
く。コイルの自由端を引っ掛けて収縮した状態で仮止め
しておく。この状態で削孔内へ配置し、地表からコイル
の仮止めを解除する。コイルが元の状態に復帰して直径
が大きくなり、削孔壁面とシース外周面との間に隙間が
確保される。
このような方法に使用する装置として、コイルの自由端
に仮止めストッパーを固定しておき、この仮止めストッ
パーを引き抜き可能な固定引き抜き材に引っ掛けてお
く。固定引き抜き材はシースに沿わした操作条に連結し
ておく。地上で操作条を引くことにより固定引き抜き材
が抜け、コイルの仮止めが外れてコイルが元の状態に復
帰する。
(実施例) 以下、図に示す一実施例に基づきこの発明を詳細に説明
する。
図において1はアンカーであって、シース2の中に複数
本の引張材3が収納されている。シース2は合成樹脂製
のシースが使用されている。引張材3は鋼より線が使用
されており、各引張材3はアンボンドシースの中に収納
されている。
シース2の外周に適宜間隔づつ離してコイル4を複数個
取り付ける。コイル4は一端を固定パッド5によって固
定する。コイル4の他端である自由端には仮止めストッ
パー6が取り付けてある。このコイル4を収縮させて直
径を小さくさせ、シース2の外周面に近接して沿わして
ある。シース2の外周には2枚の平行な板からなるブラ
ケット7が突設されており、このブラケット7内に仮止
めストッパー6が位置されている。ブラケット7にはピ
ン状の固定引き抜き材8が引き抜き可能に貫通されてお
り、この固定引き抜き材8に仮止めストッパー6が引っ
掛けるようにして仮止めされている。
各固定引き抜き材8はシース2に沿わした操作条9に連
結されている。
以上のような状態でアンカー1を削孔機のケーシングに
収納して削孔10内に挿入する。ケーシングを引き抜いた
後、操作条9を引いて固定引き抜き材8をブラケット7
から引き抜く。仮止めストッパー6がブラケット7から
抜けて、コイル4が元の状態に復帰する。コイル4の直
径が大きくなり、シース2を削孔10壁面から引き離し、
シース2を削孔10の中心に位置させる。このようにコイ
ル4によってシース2外周面と削孔10壁面との間に所望
間隙を確保する。
第7図と第8図に示すのは他の実施例であってコ字状の
挿入体11をベルト12によってシース2外周面に押さえる
ように固定してある。ベルト12及び挿入体11は接着材13
にて接着してある。仮止めストッパー6は同じくコ字状
であってこの仮止めストッパー6と挿入体11に平板状の
固定引き抜き材8を挿入して、コイル4を伸ばした状態
で固定する。操作条9を引けば仮止めストッパー6の固
定が解除され、コイル4が元の状態に復帰する。
(発明の効果) この発明は以上のような構成を有し、以下のような効果
を得ることができる。
アンカーを削孔中に挿入するときにはコイルをシー
ス外周に沿わして収縮しておくため、凹凸のある削孔へ
挿入する場合に妨げとならない。このため小さな径の削
孔内への挿入にも支障とならず、削孔の径をできるだけ
小さくして、施工費を安くすることができる。
アンカーを削孔内に配置した状態で操作条を引き、
コイルの自由端の仮り止めを解除してコイルを復帰させ
るため、削孔壁とシースとの間の間隔を確実に保持す
る。ポンプや原動機などの機械類は一切必要がなく、搬
出入・機械類に運転の手間が一切不要である。
弾性を有するコイルによってシースと削孔壁面との
間隙が確保でき、硬化材がシース全周に廻り込んで、シ
ースの定着が確実なものとなる。
コイルは板バネ状のものより復帰力が高く、間隙が
確実に確保できる。
固定引き抜き材を操作条に連結して、固定引き抜き
材に引っ掛けた仮止めストッパーの仮止めを解除可能と
したため、操作が容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】 第1図:アンカーを削孔内に挿入した状態の断面図、 第2図:第1図のA−A線断面図、 第3図:第1図のB−B線断面図、 第4図:仮止めストッパーを固定引き抜き材に引っ掛け
た状態の側面図、 第5図:コイルを解除した状態の断面図、 第6図:第5図のC−C線断面図、 第7図:他の実施例の側面図、 第8図:第7図のD−D線断面図、 第9図:従来例の断面図、 第10図:張り出し材を取り付けた従来例の断面図。 1……アンカー,2……シース,3……引張材,4……コイ
ル,6……仮止めストッパー、8……固定引き抜き材,9…
…操作条,10……削孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引張材を内部に収納したシースの外周に、
    シースの長手方向に適宜間隔づつ離れて弾性を有するコ
    イルを複数、各々一端を固定して取り付けておき、この
    コイルをシース外周に沿わして収縮させ、自由端を引っ
    掛けて仮止めしておき、削孔内への配置後地上で操作条
    を引いて仮止めを解除してコイルを元の状態に復帰さ
    せ、削孔壁面とシース外周面との間に所望間隙を確保し
    たことを特徴とするアンカーの削孔内への配置方法。
  2. 【請求項2】引張材を内部に収納したシースの外周に、
    シースの長手方向に適宜間隔づつ離れて弾性を有するコ
    イルを複数、各々一端を固定して取り付けておき、この
    コイルをシース外周に沿わして収縮させ、自由端に固定
    した仮止めストッパーを引き抜き可能な固定引き抜き材
    に引っ掛けておき、各固定引き抜き材はシースに沿わし
    て配した操作条に連結したことを特徴とするアンカーの
    削孔内への配置装置。
JP2312456A 1990-11-17 1990-11-17 アンカーの削孔内への配置方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0721184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2312456A JPH0721184B2 (ja) 1990-11-17 1990-11-17 アンカーの削孔内への配置方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2312456A JPH0721184B2 (ja) 1990-11-17 1990-11-17 アンカーの削孔内への配置方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04182519A JPH04182519A (ja) 1992-06-30
JPH0721184B2 true JPH0721184B2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=18029411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2312456A Expired - Lifetime JPH0721184B2 (ja) 1990-11-17 1990-11-17 アンカーの削孔内への配置方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0721184B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686800B2 (ja) * 1987-07-20 1994-11-02 大成建設株式会社 充填材の注入工法
JPH01268916A (ja) * 1988-04-18 1989-10-26 Mitsubishi Heavy Ind Ltd アースアンカー構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04182519A (ja) 1992-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4247225A (en) Alignment device
US4800314A (en) Deep beam support arrangement for dynamoelectric machine stator coil end portions
CA2194928A1 (en) Anchor for receiving cable bundling straps
US3913876A (en) Cable tie support
US4387316A (en) Dynamoelectric machine stator wedges and method
US2421286A (en) Insulator tie for line conductors
JPS6169347A (ja) 回転電機のラジアルクランプ組立体及びその形成方法
US3197164A (en) Electrical component securing means
US4849582A (en) Heat shrinkable strain relief device and method of forming same
JPH0721184B2 (ja) アンカーの削孔内への配置方法及びその装置
JP3026759B2 (ja) 斜面安定工法
KR20160041673A (ko) 재인장이 용이한 영구 앵커 및 영구 앵커의 재인장 방법
JPH04174128A (ja) アンカーの削孔内への配置方法
JPH0630518A (ja) ケーブル挿通固定具
JP2003009369A (ja) 長尺体の鎧装線引留装置
JP2954928B1 (ja) スペーサー
SE425881B (sv) Kabelhallare
JP3565347B2 (ja) 定着くさびの均等配置治具
JPH0530818U (ja) 光フアイバテープ固定具
JPS6219065Y2 (ja)
KR101557650B1 (ko) 그라우트와의 부착력이 증대된 그라운드 앵커 시공방법
JPH04217836A (ja) 回転電機の巻線端部の支持装置
JP3461851B2 (ja) 電線と機器との固定方法
JPH0547779Y2 (ja)
KR200232634Y1 (ko) 제거식 앵커