JPH0721135U - 都市ごみ等の連続破袋装置 - Google Patents
都市ごみ等の連続破袋装置Info
- Publication number
- JPH0721135U JPH0721135U JP5036293U JP5036293U JPH0721135U JP H0721135 U JPH0721135 U JP H0721135U JP 5036293 U JP5036293 U JP 5036293U JP 5036293 U JP5036293 U JP 5036293U JP H0721135 U JPH0721135 U JP H0721135U
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- Japan
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- screws
- breaking device
- casing
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- bag
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- Pending
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- Refuse Collection And Transfer (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリュー部分を改良することによって破袋
率を向上させる。 【構成】 一端側上部にごみ袋の投入口(1)、他端下
部にごみの排出口(9)が設けられたケーシング(8)
の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方向に回
転する一対のスクリュー(2、3)を平行に配設してな
る都市ごみ等の連続破袋装置において、一対のスクリュ
ー(2、3)のピッチを異なる値とし、一対のスクリュ
ー(2、3)の刃先部分に凹状の切り込み(21、31)を
設けるとともに、ケーシング(8)内面に多数の凸状突
起(81)を設けて構成する。
率を向上させる。 【構成】 一端側上部にごみ袋の投入口(1)、他端下
部にごみの排出口(9)が設けられたケーシング(8)
の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方向に回
転する一対のスクリュー(2、3)を平行に配設してな
る都市ごみ等の連続破袋装置において、一対のスクリュ
ー(2、3)のピッチを異なる値とし、一対のスクリュ
ー(2、3)の刃先部分に凹状の切り込み(21、31)を
設けるとともに、ケーシング(8)内面に多数の凸状突
起(81)を設けて構成する。
Description
【0001】
本考案は、袋詰めされた都市ごみ等を焼却したり、固形化したり、コンポスト 化したりして処理するごみ処理設備における連続破袋装置に関する。
【0002】
一般家庭から出される可燃ごみは、通常ビニル、ポリエチレン等の樹脂製の袋 や紙袋、時には段ボール箱に入れられた状態で収集され、処理場に集められて焼 却処理されたり、固形燃料やコンポスト等に加工されて再利用される。 可燃ごみとは言いながら、中には粗大物や不燃物が混入していることも多く、 これらを選別するため、上記の袋や段ボール箱を破り、内容物を取り出すことが 必要である。また、焼却処理する場合でも、流動床焼却炉の場合などは燃焼効率 を上げるため、袋のまま焼却するよりも、破袋し、内容物をばらした状態とする ことが望ましい。
【0003】 この目的のため、各種の破袋装置が考案され、使用されている。例えば、 1)爪の付いたコンベヤを上下2段に配置して逆方向に運転し、この間にごみ袋 を投入して破袋する。 2)ごみ袋を仕切り板または爪の付いたコンベヤに載せて移送し、固定刃の下を 通過させて破袋する。 3)回転するドラム内にごみ袋を投入し、ドラム内部にある爪を設けた重錘にご み袋を引っかけて破袋する。 4)逆回転する2本のスクリュー軸間にごみ袋を投入して、スクリューの刃によ って破袋する。 などの方式がある。
【0004】 4)の方式の一例として、実公平5-20444号公報に記載されたものを、図3、 図4により説明する。 図3はこの破袋装置の正面から見た断面図、図4は側面から見た断面図で、1 はごみ袋の投入口、2、3はスクリュー、6は負荷調整板、7は負荷調整板の移 動機構、8はケーシング、9はごみの排出口である。
【0005】 この破袋装置は、一端側上部にごみ袋の投入口1、他端下部にごみの排出口9 が設けられたケーシング8の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方向に 回転する一対のスクリュー2、3が平行に配設してあり、さらにスクリュー3の 後方には、負荷調整板6が設置されている。 ごみ袋の投入口1からケーシング8内に投入されたごみ袋は、スクリュー2、 3に噛み込まれて破袋され、また袋中の大きいごみもある程度破砕されてごみの 排出口9から排出されるが、ごみ袋の内容物によってはスクリュー2、3間に噛 み込まれたまま通過できず、スクリューの回転モータが過負荷になって焼損した り機械部分が破損することもあるため、過負荷のときにはスクリュー2、3の軸 間距離を拡げ、事故を防止することは従来から行われており、このためこの実公 平5-20444号公報に記載の破袋装置においてもスクリュー2は位置が固定である が、スクリュー3は図2、3には示されていないスクリュー移動機構によって距 離Cだけ位置を変更することができる。さらに、スクリューとケーシング8の側 壁との間に噛み込んだ異物に対しては、油圧シリンダ等で構成される負荷調整板 移動機構7によって負荷調整板6が後退してスクリュー3との間隔を拡大し、異 物を通過させることができる。
【0006】 ところで、ごみ袋の内容物によって生じる過負荷による問題点はこのようにし て解決されているものの、スクリュー方式以外の前記の各種破袋装置を含め、従 来の破袋装置においては、ごみ袋が確実に破れるわけではなく、破袋率がおよそ 50%と低いのが実情であり、これの向上が望まれていた。
【0007】
本考案は、スクリュー部分を改良することによって破袋率を著しく向上させた スクリュー方式の破袋装置を実現することを目的とする。
【0008】
本考案の都市ごみ等の連続破袋装置は、一端側上部にごみ袋の投入口、他端下 部にごみの排出口が設けられたケーシングの内部に、上側が互いに接近するよう 互いに逆方向に回転する一対のスクリューを水平方向に平行に配設してなる都市 ごみ等の連続破袋装置において、 一対のスクリューのピッチを異なる値としたこと、一対のスクリューの刃先 部分に凹状の切り込みを設けたこと、ケーシング内面に多数の凸状突起を設け たこと、などを特徴とする。
【0009】
本考案によれば、 1)一対のスクリュー刃のピッチをそれぞれ変えることによって、スクリューに 噛み込まれたごみ袋をスクリュー間を通過する過程でねじったり、変形させたり する。 2)スクリュー刃の刃先に多数の凹状の切り込みを設けることによって、投入さ れたごみ袋を引き寄せ、切り開く。 3)ケーシングの内面に多数の凸状突起を設けることによって移動するごみ袋を 引っかけ、引きちぎる。
【0010】 以上の3つの作用を同時に、あるいは相ついで行うことにより、ごみ袋を安定 して破袋し、かつスクリュー間で挟み込まれたりせずに確実に通過させることが できる。
【0011】
本考案の破袋装置の一実施例について、図1、図2により説明する。 図1は本実施例の平面図、図2はそのAA視による断面図で、さきに図3、図 4に使用したものと同一部分については同じ符号を使用している。 この破袋装置は、一端側上部にごみ袋の投入口1、他端下部にごみの排出口8 とが設けられたケーシング8の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方向 に回転する一対のスクリュー2、3が平行に配設してあり、各スクリュー2、3 はそれぞれモータ4、5によって別個に回転駆動される。
【0012】 ごみ袋の投入口1からケーシング8内に投入されたごみ袋は、スクリュー2、 3に噛み込まれて横方向へ移動する間に破袋され、また袋中の大きいごみもある 程度破砕されてごみの排出口9から排出される点は従来の破袋装置と同様である が、本考案の破袋装置においては、 1)一対のスクリュー2、3の表面に設けられているスパイラル状の刃のピッチ がそれぞれ異なっている。この実施例ではスクリュー2の刃のピッチP2は 200mm 、これに対してスクリュー3の刃のピッチP3は 400mmであり、 P2 ≠ P3 であるから、スクリューに噛み込まれたごみ袋は両側のスクリューからアンバラ ンスな力を受け、スクリュー間を通過する過程でねじられたり、変形させられた りして、破れやすく、また通過しやすくなる。
【0013】 また、各スクリュー2、3はそれぞれモータ4、5によって独立に駆動されて いるから、各スクリュー2、3の回転速度は任意に変更でき、ごみ袋に対して一 層複雑かつアンバランスな力を加えることができる。 2)図2に示すように、スクリュー2、3の刃先部分には、多数の凹状の切り込 み21、31が設けられている。刃先部分の外径 550mmに対して凹状の切り込みの深 さは20〜30mm、1ピッチ(1周)当たり 8〜15箇所設けられており、切り込みの 角も鋭利な形状としてあるので、投入されたごみ袋はスクリューに捕捉され、引 き寄せられて切り開かれる。 3)図2に示すように、ケーシングの側面および底面内側には多数の高さおよそ 20〜30mmの凸状突起81が全面にわたって 300〜400mm ピッチで設けられており、 これによって、移動するごみ袋はケーシングに引っかけられ、引きちぎられる。
【0014】 これらの構成により、ごみ袋は安定して確実に破袋され、内容物のサイズもあ る程度整えられて排出され、後工程のごみ処理を順調に行うことができる。
【0015】
本考案の破袋装置を用いて一般家庭からのごみ袋や段ボール箱を処理したとこ ろ、平均して約95%という高い破袋率を達成することができた。
【図1】本考案の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のAA視による断面図である。
【図3】従来例を示す正面方向からの断面図である。
【図4】従来例を示す側面方向からの断面図である。
1 ごみ袋投入口 2、3 スクリュー 21、31 凹状切り込み 4、5 モータ 6 負荷調整板 7 負荷調整板移動機構 8 ケーシング 81 凸状突起 9 排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 明宗 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 日 比谷国際ビル 川崎製鉄株式会社東京本社 内 (72)考案者 滝本 光成 埼玉県川越市鯨井新田6−1 株式会社日 本リサイクルマネジメント内
Claims (4)
- 【請求項1】 一端側上部にごみ袋の投入口(1)、他
端下部にごみの排出口(9)が設けられたケーシング
(8)の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方
向に回転する一対のスクリュー(2、3)を水平方向に
平行に配設してなる都市ごみ等の連続破袋装置におい
て、一対のスクリュー(2、3)のピッチを異なる値と
したことを特徴とする都市ごみ等の連続破袋装置。 - 【請求項2】 一端側上部にごみ袋の投入口(1)、他
端下部にごみの排出口(9)が設けられたケーシング
(8)の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方
向に回転する一対のスクリュー(2、3)を水平方向に
平行に配設してなる都市ごみ等の連続破袋装置におい
て、一対のスクリュー(2、3)の刃先部分に凹状の切
り込み(21、31)を設けたことを特徴とする都市ごみ等
の連続破袋装置。 - 【請求項3】 一端側上部にごみ袋の投入口(1)、他
端下部にごみの排出口(9)が設けられたケーシング
(8)の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方
向に回転する一対のスクリュー(2、3)を水平方向に
平行に配設してなる都市ごみ等の連続破袋装置におい
て、一対のスクリュー(2、3)の刃先部分に凹状の切
り込み(21、31)を設けるとともに、ケーシング(8)
内面に多数の凸状突起(81)を設けたことを特徴とする
都市ごみ等の連続破袋装置。 - 【請求項4】 一端側上部にごみ袋の投入口(1)、他
端下部にごみの排出口(9)が設けられたケーシング
(8)の内部に、上側が互いに接近するよう互いに逆方
向に回転する一対のスクリュー(2、3)を水平方向に
平行に配設してなる都市ごみ等の連続破袋装置におい
て、一対のスクリュー(2、3)のピッチを異なる値と
し、一対のスクリュー(2、3)の刃先部分に凹状の切
り込み(21、31) を設けるとともに、ケーシング(8)
内面に多数の凸状突起(81)を設けたことを特徴とする
都市ごみ等の連続破袋装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5036293U JPH0721135U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 都市ごみ等の連続破袋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5036293U JPH0721135U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 都市ごみ等の連続破袋装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721135U true JPH0721135U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=12856788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5036293U Pending JPH0721135U (ja) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | 都市ごみ等の連続破袋装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721135U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108706168A (zh) * | 2018-06-21 | 2018-10-26 | 耐德三井造船(重庆)环境装备有限公司 | 一种餐厨垃圾多级破袋系统 |
-
1993
- 1993-09-16 JP JP5036293U patent/JPH0721135U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108706168A (zh) * | 2018-06-21 | 2018-10-26 | 耐德三井造船(重庆)环境装备有限公司 | 一种餐厨垃圾多级破袋系统 |
CN108706168B (zh) * | 2018-06-21 | 2024-04-12 | 重庆耐德生态科技有限公司 | 一种餐厨垃圾多级破袋系统 |
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