JPH07210971A - 記録媒体カートリッジライブラリ装置 - Google Patents
記録媒体カートリッジライブラリ装置Info
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- JPH07210971A JPH07210971A JP6018784A JP1878494A JPH07210971A JP H07210971 A JPH07210971 A JP H07210971A JP 6018784 A JP6018784 A JP 6018784A JP 1878494 A JP1878494 A JP 1878494A JP H07210971 A JPH07210971 A JP H07210971A
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- JP
- Japan
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- cartridge
- recording medium
- bar code
- medium cartridge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録媒体カートリッジライブラリ装置におい
て、簡単に、カートリッジのバーコードを確実に読み取
ることができるようにする。 【構成】 移動制御手段は、バーコードリーダがカート
リッジのコード記録面に対面する位置まで移動し、さら
に、前記対面する位置から、バーコードのバー要素に平
行な方向に所定の範囲にわたって付加的に微動するよ
う、前記バーコードリーダの移動を制御する。この付加
的な微動によって、バーコードリーダは、前記コード記
録面の前記バー要素に平行な方向における異なる部分を
走査する。従って、前記バーコードリーダは、確実に、
カートリッジのバーコードを検出し、これを読み取るこ
とができる。また、前記バーコードリーダと一体的に設
けられたミラー手段は、バーコードリーダの発光部から
発射された光がカートリッジのバーコード記録面に傾斜
角度で当り、且つ、前記コード記録面から反射される光
が受光部に傾斜角度で受光されるようにする。
て、簡単に、カートリッジのバーコードを確実に読み取
ることができるようにする。 【構成】 移動制御手段は、バーコードリーダがカート
リッジのコード記録面に対面する位置まで移動し、さら
に、前記対面する位置から、バーコードのバー要素に平
行な方向に所定の範囲にわたって付加的に微動するよ
う、前記バーコードリーダの移動を制御する。この付加
的な微動によって、バーコードリーダは、前記コード記
録面の前記バー要素に平行な方向における異なる部分を
走査する。従って、前記バーコードリーダは、確実に、
カートリッジのバーコードを検出し、これを読み取るこ
とができる。また、前記バーコードリーダと一体的に設
けられたミラー手段は、バーコードリーダの発光部から
発射された光がカートリッジのバーコード記録面に傾斜
角度で当り、且つ、前記コード記録面から反射される光
が受光部に傾斜角度で受光されるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体カートリッ
ジライブラリ装置に関し、特に、記録媒体カートリッジ
のバーコードを確実に検出し、読み取ることができるよ
うにしたことに関するものである。また、この発明は、
記録媒体カートリッジライブラリ装置において、記録媒
体カートリッジのバーコードを高精度で読取りできるよ
うにしたことに関するものである。
ジライブラリ装置に関し、特に、記録媒体カートリッジ
のバーコードを確実に検出し、読み取ることができるよ
うにしたことに関するものである。また、この発明は、
記録媒体カートリッジライブラリ装置において、記録媒
体カートリッジのバーコードを高精度で読取りできるよ
うにしたことに関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープカートリッジライブラリ装置
は、磁気テープカートリッジ(以下、単にカートリッジ
という)の収納および駆動(読み書き)を行うものであ
り、図4に示すように、該ライブラリ装置内にカートリ
ッジCを導入するためのエントリーポートEと、複数の
カートリッジ(図示を簡略化するため1つだけ示す)C
を収納する収納ラック2と、カートリッジCを駆動する
ドライブ4と、該ライブラリ装置内においてカートリッ
ジCを搬送するための搬送装置Tとで構成されている。
より詳しくは、前記搬送装置Tは、搬送すべきカートリ
ッジCを着脱式に保持した状態で移動することによっ
て、前記エントリーポートE、収納ラック2、ドライブ
4等の間でカートリッジCを搬送する搬送ロボット5を
備えている。
は、磁気テープカートリッジ(以下、単にカートリッジ
という)の収納および駆動(読み書き)を行うものであ
り、図4に示すように、該ライブラリ装置内にカートリ
ッジCを導入するためのエントリーポートEと、複数の
カートリッジ(図示を簡略化するため1つだけ示す)C
を収納する収納ラック2と、カートリッジCを駆動する
ドライブ4と、該ライブラリ装置内においてカートリッ
ジCを搬送するための搬送装置Tとで構成されている。
より詳しくは、前記搬送装置Tは、搬送すべきカートリ
ッジCを着脱式に保持した状態で移動することによっ
て、前記エントリーポートE、収納ラック2、ドライブ
4等の間でカートリッジCを搬送する搬送ロボット5を
備えている。
【0003】また、各カートリッジCの一端面にはバー
コードラベル6が貼られており、該カートリッジCの識
別番号(いわゆる、ボリューム・シリアル・ナンバ)な
どの情報がバーコード(図1参照)で表示されている。
また、搬送ロボット5は、前記バーコードを読み取るバ
ーコードリーダ8を一体的に搭載している。カートリッ
ジCをエントリーポートEから導入する場合、搬送ロボ
ット5は、バーコードリーダ8がエントリーポートEに
対面する上下方向位置(以下、読取り基準位置という)
まで上下方向(Y方向)に移動して停止し、その位置に
停止した状態で、オペレータによってエントリーポート
Eに挿入されたカートリッジCのバーコードを、バーコ
ードリーダ8を介して読み取る。この読取りにより、ど
のカートリッジCが該ライブラリ装置内に導入されたか
の確認が可能になる。
コードラベル6が貼られており、該カートリッジCの識
別番号(いわゆる、ボリューム・シリアル・ナンバ)な
どの情報がバーコード(図1参照)で表示されている。
また、搬送ロボット5は、前記バーコードを読み取るバ
ーコードリーダ8を一体的に搭載している。カートリッ
ジCをエントリーポートEから導入する場合、搬送ロボ
ット5は、バーコードリーダ8がエントリーポートEに
対面する上下方向位置(以下、読取り基準位置という)
まで上下方向(Y方向)に移動して停止し、その位置に
停止した状態で、オペレータによってエントリーポート
Eに挿入されたカートリッジCのバーコードを、バーコ
ードリーダ8を介して読み取る。この読取りにより、ど
のカートリッジCが該ライブラリ装置内に導入されたか
の確認が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記バーコ
ードは、多くの場合、ユーザ側で作成され、そのサイ
ズ、特に、各バーの長さ(すなわち、図4および図1に
おける上下方向の長さ)がユーザ間で異なるものであ
る。このため、搬送ロボット5の上下方向における位置
決め精度がせいぜい±2mm程度である現在の技術で
は、バーの長さが極て短い(例えば、3mm程度)バー
コードである場合、前記バーコードを読取り可能な読取
り基準位置にバーコードリーダ8を正確に位置決めでき
ず、このため、バーコードを検出できず、その読取りが
全くできないという事態も発生する。
ードは、多くの場合、ユーザ側で作成され、そのサイ
ズ、特に、各バーの長さ(すなわち、図4および図1に
おける上下方向の長さ)がユーザ間で異なるものであ
る。このため、搬送ロボット5の上下方向における位置
決め精度がせいぜい±2mm程度である現在の技術で
は、バーの長さが極て短い(例えば、3mm程度)バー
コードである場合、前記バーコードを読取り可能な読取
り基準位置にバーコードリーダ8を正確に位置決めでき
ず、このため、バーコードを検出できず、その読取りが
全くできないという事態も発生する。
【0005】また、バーコードリーダ8は、その発光部
における点状の光源から発射する光を、バーコードを横
切る方向に相対走行させ、バーコードラベル6からの反
射光を受光部で受光する走査によって、バーコードの読
取りを行っている。既知のように、このように点状の光
源を採用している場合、バーコードリーダ8への入力光
のS/N比を向上するためには、前記光源から発射され
る光が、カートリッジCのバーコードラベル6の面に、
直角ではなく、傾斜角度で当るようにし、且つ、同様
に、バーコードラベル6の面からの反射光も、バーコー
ドリーダ8の受光部に傾斜角度で入光するようにする必
要がある。すなわち、バーコードリーダ8がバーコード
ラベル6の面からの拡散光を入力するようにする必要が
ある。
における点状の光源から発射する光を、バーコードを横
切る方向に相対走行させ、バーコードラベル6からの反
射光を受光部で受光する走査によって、バーコードの読
取りを行っている。既知のように、このように点状の光
源を採用している場合、バーコードリーダ8への入力光
のS/N比を向上するためには、前記光源から発射され
る光が、カートリッジCのバーコードラベル6の面に、
直角ではなく、傾斜角度で当るようにし、且つ、同様
に、バーコードラベル6の面からの反射光も、バーコー
ドリーダ8の受光部に傾斜角度で入光するようにする必
要がある。すなわち、バーコードリーダ8がバーコード
ラベル6の面からの拡散光を入力するようにする必要が
ある。
【0006】そこで、従来では、バーコードリーダ8を
バーコードラベル6の面に対して予め傾斜して設けるこ
とが提案されているが、実際上、バーコードリーダ8の
周囲に設けられたその他の各種構成要素、電気配線等の
機能を損なうので、バーコードリーダ8を十分に傾斜す
ることはできない。このため、従来では、十分高いS/
N比を達成できず、バーコードの読取りを十分高い精度
で行うことができなかった。この発明は上述の点に鑑み
てなされたもので、簡単な構成によって、記録媒体カー
トリッジのバーコードを確実に検出し、読み取ることが
できるようにする記録媒体カートリッジライブラリ装置
を提供することを第1の目的とする。また、この発明
は、記録媒体カートリッジのバーコードを高精度で読取
りできるようにした記録媒体カートリッジライブラリ装
置を提供することを第2の目的とする。
バーコードラベル6の面に対して予め傾斜して設けるこ
とが提案されているが、実際上、バーコードリーダ8の
周囲に設けられたその他の各種構成要素、電気配線等の
機能を損なうので、バーコードリーダ8を十分に傾斜す
ることはできない。このため、従来では、十分高いS/
N比を達成できず、バーコードの読取りを十分高い精度
で行うことができなかった。この発明は上述の点に鑑み
てなされたもので、簡単な構成によって、記録媒体カー
トリッジのバーコードを確実に検出し、読み取ることが
できるようにする記録媒体カートリッジライブラリ装置
を提供することを第1の目的とする。また、この発明
は、記録媒体カートリッジのバーコードを高精度で読取
りできるようにした記録媒体カートリッジライブラリ装
置を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、この発明の第1の観点に従う記録媒体カートリ
ッジライブラリ装置は、記録媒体カートリッジを導入す
るためのエントリーポートと、記録媒体カートリッジを
収納する収納体と、記録媒体カートリッジの読み書きを
行うドライブと、所望の記録媒体カートリッジを保持し
た状態で任意の移動手段によって移動され、これによっ
て、前記エントリーポート、収納体およびドライブの間
で前記カートリッジの搬送を行う搬送体とを備えた記録
媒体カートリッジライブラリ装置であって、各前記カー
トリッジの所定のコード記録面に記録されたカートリッ
ジ識別用のバーコードと、前記搬送体と一体的に設けら
れており、前記搬送体によって搬送される記録媒体カー
トリッジのバーコードを光学的な走査によって読み取る
バーコードリーダと、前記移動手段による前記搬送体の
移動を制御し、この制御によって、前記バーコードリー
ダが、バーコードの読取りを行うべき記録媒体カートリ
ッジのコード記録面に対面する位置まで移動し、さら
に、前記対面する位置から、前記バーコードのバー要素
に平行な方向に所定範囲にわたって付加的に微動するよ
うにする移動制御手段とを具備し、前記バーコードリー
ダが、前記付加的な微動によって、前記コード記録面の
前記平行な方向における異なる部分を走査できるように
したものである。
るため、この発明の第1の観点に従う記録媒体カートリ
ッジライブラリ装置は、記録媒体カートリッジを導入す
るためのエントリーポートと、記録媒体カートリッジを
収納する収納体と、記録媒体カートリッジの読み書きを
行うドライブと、所望の記録媒体カートリッジを保持し
た状態で任意の移動手段によって移動され、これによっ
て、前記エントリーポート、収納体およびドライブの間
で前記カートリッジの搬送を行う搬送体とを備えた記録
媒体カートリッジライブラリ装置であって、各前記カー
トリッジの所定のコード記録面に記録されたカートリッ
ジ識別用のバーコードと、前記搬送体と一体的に設けら
れており、前記搬送体によって搬送される記録媒体カー
トリッジのバーコードを光学的な走査によって読み取る
バーコードリーダと、前記移動手段による前記搬送体の
移動を制御し、この制御によって、前記バーコードリー
ダが、バーコードの読取りを行うべき記録媒体カートリ
ッジのコード記録面に対面する位置まで移動し、さら
に、前記対面する位置から、前記バーコードのバー要素
に平行な方向に所定範囲にわたって付加的に微動するよ
うにする移動制御手段とを具備し、前記バーコードリー
ダが、前記付加的な微動によって、前記コード記録面の
前記平行な方向における異なる部分を走査できるように
したものである。
【0008】また、上記第2の目的を達成するため、こ
の発明の第2の観点に従う記録媒体カートリッジライブ
ラリ装置は、記録媒体カートリッジを導入するためのエ
ントリーポートと、記録媒体カートリッジを収納する収
納体と、記録媒体カートリッジの読み書きを行うドライ
ブと、所望の記録媒体カートリッジを保持した状態で任
意の移動手段によって移動され、これによって、前記エ
ントリーポート、収納体およびドライブの間で前記カー
トリッジの搬送を行う搬送体とを備えた記録媒体カート
リッジライブラリ装置であって、各前記カートリッジの
所定のコード記録面に記録されたカートリッジ識別用の
バーコードと、発光部と受光部とを有し、前記発光部か
ら発射された後、バーコードの読取りを行うべき記録媒
体カートリッジのコード記録面から反射されてくる光を
前記受光部で受光することによって、前記カートリッジ
のバーコードを光学的に読み取るバーコードリーダと、
前記バーコードリーダと一体的に設けられており、前記
発光部から発射された光が前記カートリッジのコード記
録面に傾斜角度で当り、且つ、前記バーコード記録面か
ら反射される光が前記受光部に傾斜角度で受光されるよ
うにするミラー手段とを具備したものである。
の発明の第2の観点に従う記録媒体カートリッジライブ
ラリ装置は、記録媒体カートリッジを導入するためのエ
ントリーポートと、記録媒体カートリッジを収納する収
納体と、記録媒体カートリッジの読み書きを行うドライ
ブと、所望の記録媒体カートリッジを保持した状態で任
意の移動手段によって移動され、これによって、前記エ
ントリーポート、収納体およびドライブの間で前記カー
トリッジの搬送を行う搬送体とを備えた記録媒体カート
リッジライブラリ装置であって、各前記カートリッジの
所定のコード記録面に記録されたカートリッジ識別用の
バーコードと、発光部と受光部とを有し、前記発光部か
ら発射された後、バーコードの読取りを行うべき記録媒
体カートリッジのコード記録面から反射されてくる光を
前記受光部で受光することによって、前記カートリッジ
のバーコードを光学的に読み取るバーコードリーダと、
前記バーコードリーダと一体的に設けられており、前記
発光部から発射された光が前記カートリッジのコード記
録面に傾斜角度で当り、且つ、前記バーコード記録面か
ら反射される光が前記受光部に傾斜角度で受光されるよ
うにするミラー手段とを具備したものである。
【0009】
【作用】上記第1の観点に従う発明において、各記録媒
体カートリッジの所定のコード記録面には、そのカート
リッジを他と識別する情報を表示するバーコードが記録
されている。バーコードリーダは、記録媒体カートリッ
ジを搬送するための搬送体に一体的に設けられており、
該搬送体によって搬送される記録媒体カートリッジの前
記バーコードを光学的に読み取るものである。このバー
コードの読取りは、例えば、エントリーポートから挿入
された記録媒体カートリッジを前記搬送体が搬送すると
きに行われる。すなわち、この際、移動制御手段では、
前記バーコードリーダが、バーコードを読み取ろうとす
る記録媒体カートリッジの前記コード記録面に対面する
位置まで移動し、さらに、前記対面する位置から、前記
バーコードのバー要素に平行な方向に所定の範囲にわた
って付加的に微動するよう、移動手段による前記搬送体
の移動を制御する。この付加的な微動によって、前記バ
ーコードリーダは、前記コード記録面の前記平行な方向
における異なる部分を走査する。従って、前記移動手段
による搬送体の位置決め精度にある程度の誤差があって
も、前記バーコードリーダは、確実に、記録媒体カート
リッジのバーコードを検出し、これを読み取ることがで
きる。
体カートリッジの所定のコード記録面には、そのカート
リッジを他と識別する情報を表示するバーコードが記録
されている。バーコードリーダは、記録媒体カートリッ
ジを搬送するための搬送体に一体的に設けられており、
該搬送体によって搬送される記録媒体カートリッジの前
記バーコードを光学的に読み取るものである。このバー
コードの読取りは、例えば、エントリーポートから挿入
された記録媒体カートリッジを前記搬送体が搬送すると
きに行われる。すなわち、この際、移動制御手段では、
前記バーコードリーダが、バーコードを読み取ろうとす
る記録媒体カートリッジの前記コード記録面に対面する
位置まで移動し、さらに、前記対面する位置から、前記
バーコードのバー要素に平行な方向に所定の範囲にわた
って付加的に微動するよう、移動手段による前記搬送体
の移動を制御する。この付加的な微動によって、前記バ
ーコードリーダは、前記コード記録面の前記平行な方向
における異なる部分を走査する。従って、前記移動手段
による搬送体の位置決め精度にある程度の誤差があって
も、前記バーコードリーダは、確実に、記録媒体カート
リッジのバーコードを検出し、これを読み取ることがで
きる。
【0010】また、上記第2の発明において、記録媒体
カートリッジを搬送する搬送体に一体的に設けられたバ
ーコードリーダは、発光部と受光部とを有し、該発光部
から発射された後、バーコードを読み取ろうとする記録
媒体カートリッジのコード記録面から反射されてくる光
を前記受光部で受光することによって、前記カートリッ
ジのバーコードを光学的に読み取る。ミラー手段は、前
記バーコードリーダと一体的に設けられており、前記発
光部から発射された光が前記カートリッジのバーコード
記録面に傾斜角度で当り、且つ、前記コード記録面から
反射される光が前記受光部に傾斜角度で受光されるよう
にする。このようにして、記録媒体カートリッジのバー
コードの読取り精度を大幅に向上できる。
カートリッジを搬送する搬送体に一体的に設けられたバ
ーコードリーダは、発光部と受光部とを有し、該発光部
から発射された後、バーコードを読み取ろうとする記録
媒体カートリッジのコード記録面から反射されてくる光
を前記受光部で受光することによって、前記カートリッ
ジのバーコードを光学的に読み取る。ミラー手段は、前
記バーコードリーダと一体的に設けられており、前記発
光部から発射された光が前記カートリッジのバーコード
記録面に傾斜角度で当り、且つ、前記コード記録面から
反射される光が前記受光部に傾斜角度で受光されるよう
にする。このようにして、記録媒体カートリッジのバー
コードの読取り精度を大幅に向上できる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明を詳細に
説明する。図1は、この発明の磁気テープカートリッジ
ライブラリ装置において、搬送ロボット10が、エント
リーポートEから導入されるカートリッジCのバーコー
ドを読み取る動作を概略的に説明する斜視図である。従
来の技術に関して上述したように、搬送ロボット10
は、搬送すべきカートリッジCを着脱式に保持した状態
で、任意の移動手段によって移動されることによって、
前記エントリーポートE、図示しない収納ラック、ドラ
イブ等の間でカートリッジCを搬送するものである。ま
た、カートリッジCの一端面にはバーコードラベル6が
貼付されており、該カートリッジCの識別番号(ボリュ
ーム・シリアル・ナンバ)などの情報がバーコード7で
表示されている。また、従来と同様に、バーコードリー
ダ12は、点状の光源から発射する光をバーコード7を
横切る方向に相対走行させバーコードラベル6からの反
射光を受光する走査(図1では、走査線をSで示してい
る)によって、バーコード7の読取りを行っている。
説明する。図1は、この発明の磁気テープカートリッジ
ライブラリ装置において、搬送ロボット10が、エント
リーポートEから導入されるカートリッジCのバーコー
ドを読み取る動作を概略的に説明する斜視図である。従
来の技術に関して上述したように、搬送ロボット10
は、搬送すべきカートリッジCを着脱式に保持した状態
で、任意の移動手段によって移動されることによって、
前記エントリーポートE、図示しない収納ラック、ドラ
イブ等の間でカートリッジCを搬送するものである。ま
た、カートリッジCの一端面にはバーコードラベル6が
貼付されており、該カートリッジCの識別番号(ボリュ
ーム・シリアル・ナンバ)などの情報がバーコード7で
表示されている。また、従来と同様に、バーコードリー
ダ12は、点状の光源から発射する光をバーコード7を
横切る方向に相対走行させバーコードラベル6からの反
射光を受光する走査(図1では、走査線をSで示してい
る)によって、バーコード7の読取りを行っている。
【0012】搬送ロボット10は、その一端側におい
て、前記バーコード7を読み取るバーコードリーダ12
を一体的に搭載しており、また、その他端側において、
エントリーポートEから導入されたカートリッジCを該
ライブラリ装置内に引っ張り込むための、例えばローラ
13からなるハンド機構を有する。また、搬送ロボット
10は、前記エントリーポートEに対するバーコードリ
ーダ12およびハンド機構の位置を逆転できるよう、ベ
ース14上で水平方向に180度回転可能になってい
る。エントリーポートEから導入されたカートリッジC
を搬送する場合、搬送ロボット10は、バーコードリー
ダ12がエントリーポートE側に向いた状態で、前記カ
ートリッジCのバーコードラベル6に対面する上下方向
(Y方向)位置(以下、読取り基準位置という)にくる
よう、前記移動手段によって上下方向に移動される。こ
の実施例によると、この際、搬送ロボット10は、前記
読取り基準位置に直ぐに停止するのではなく、前記読取
り基準位置から所定の微小距離だけ下方および上方に微
動した後に停止するよう、前記移動手段に接続された制
御部によって制御される。このような搬送ロボット10
の付加的な上下微動に伴い、バーコードリーダ12は、
オン状態のまま、前記読取り基準位置から下方および上
方に所定の微小距離だけ付加的に微動するようになって
いる。
て、前記バーコード7を読み取るバーコードリーダ12
を一体的に搭載しており、また、その他端側において、
エントリーポートEから導入されたカートリッジCを該
ライブラリ装置内に引っ張り込むための、例えばローラ
13からなるハンド機構を有する。また、搬送ロボット
10は、前記エントリーポートEに対するバーコードリ
ーダ12およびハンド機構の位置を逆転できるよう、ベ
ース14上で水平方向に180度回転可能になってい
る。エントリーポートEから導入されたカートリッジC
を搬送する場合、搬送ロボット10は、バーコードリー
ダ12がエントリーポートE側に向いた状態で、前記カ
ートリッジCのバーコードラベル6に対面する上下方向
(Y方向)位置(以下、読取り基準位置という)にくる
よう、前記移動手段によって上下方向に移動される。こ
の実施例によると、この際、搬送ロボット10は、前記
読取り基準位置に直ぐに停止するのではなく、前記読取
り基準位置から所定の微小距離だけ下方および上方に微
動した後に停止するよう、前記移動手段に接続された制
御部によって制御される。このような搬送ロボット10
の付加的な上下微動に伴い、バーコードリーダ12は、
オン状態のまま、前記読取り基準位置から下方および上
方に所定の微小距離だけ付加的に微動するようになって
いる。
【0013】図2は、例えばマイクロコンピュータから
なる前記制御部によって実行される読取り処理のフロー
を示す図である。例えばエントリーポートEに設けられ
た導入センサによってカートリッジCが導入されたこと
が検出されると、制御部では、最初のステップST1に
おいて、前記移動手段を介して、搬送ロボット10を、
バーコードリーダ12が前記導入されたカートリッジC
に対面する読取り基準位置にくるよう移動する。次に、
ステップST2において、バーコードリーダ12をオン
状態にし、搬送ロボット10を、低速で、前記読取り基
準位置から所定の微小距離(例えば1mm)だけ下方に
追加的に移動する。これに伴い、バーコードリーダ12
は、前記読取り基準位置から前記所定の微小距離だけ下
方に付加的に変位し、この付加的な下方変位の間に、バ
ーコードラベル6の下方部分における上下方向に異なる
箇所を順次走査する。
なる前記制御部によって実行される読取り処理のフロー
を示す図である。例えばエントリーポートEに設けられ
た導入センサによってカートリッジCが導入されたこと
が検出されると、制御部では、最初のステップST1に
おいて、前記移動手段を介して、搬送ロボット10を、
バーコードリーダ12が前記導入されたカートリッジC
に対面する読取り基準位置にくるよう移動する。次に、
ステップST2において、バーコードリーダ12をオン
状態にし、搬送ロボット10を、低速で、前記読取り基
準位置から所定の微小距離(例えば1mm)だけ下方に
追加的に移動する。これに伴い、バーコードリーダ12
は、前記読取り基準位置から前記所定の微小距離だけ下
方に付加的に変位し、この付加的な下方変位の間に、バ
ーコードラベル6の下方部分における上下方向に異なる
箇所を順次走査する。
【0014】次のステップST3において、制御部14
は、前記付加的な下方変位の間における走査動作によっ
て、バーコード7が検出され、読み取られたか否かを判
定する。バーコード7が読み取られた(YES)場合、
この処理をこれ以上行う必要がないので、この読取り処
理を終了する。ステップST3の判定結果がNO、すな
わち、バーコード7が読み取られなかった(NO)場
合、次のステップST4において、さらに、搬送ロボッ
ト10を、低速で、前記読取り基準位置から所定の微小
距離(例えば1mm)だけ上方の位置まで移動する。こ
れに伴い、バーコードリーダ12は、前記読取り基準位
置から前記所定の微小距離だけ上方の位置まで付加的に
変位し、この付加的な上方変位の間に、バーコードラベ
ル6の上方部分における上下方向に異なる箇所を順次走
査する。そして、ステップST5において、制御部は、
前記付加的な上方変位の間にバーコードリーダ12によ
って、バーコード7が検出され、読み取られたか否かを
判定する。バーコード7が読み取られた(YES)場
合、この読取り処理を終了する。
は、前記付加的な下方変位の間における走査動作によっ
て、バーコード7が検出され、読み取られたか否かを判
定する。バーコード7が読み取られた(YES)場合、
この処理をこれ以上行う必要がないので、この読取り処
理を終了する。ステップST3の判定結果がNO、すな
わち、バーコード7が読み取られなかった(NO)場
合、次のステップST4において、さらに、搬送ロボッ
ト10を、低速で、前記読取り基準位置から所定の微小
距離(例えば1mm)だけ上方の位置まで移動する。こ
れに伴い、バーコードリーダ12は、前記読取り基準位
置から前記所定の微小距離だけ上方の位置まで付加的に
変位し、この付加的な上方変位の間に、バーコードラベ
ル6の上方部分における上下方向に異なる箇所を順次走
査する。そして、ステップST5において、制御部は、
前記付加的な上方変位の間にバーコードリーダ12によ
って、バーコード7が検出され、読み取られたか否かを
判定する。バーコード7が読み取られた(YES)場
合、この読取り処理を終了する。
【0015】また、ステップST5の結果がNO、すな
わち、バーコード7が読み取られなかった場合、もう1
度この読取り処理を行うため、最初のステップST1に
戻り、搬送ロボット10を、バーコードリーダ12が前
記読取り基準位置にくるよう位置決めしなおし、バーコ
ード7が読み取られるまで、上述したステップST2〜
ST5を再度行う。このような再トライは1回だけ許可
されるようになっており、2回目の読取り処理でもバー
コード7の読取りがなされなかった場合には、該装置ま
たは前記カートリッジCに異常があることを示すエラー
信号を発生する。以上のような読取り処理によってカー
トリッジCのバーコード7が読み取られと、前記制御部
の制御の下に、搬送ロボット10は、前記エントリーポ
ートEに対するバーコードリーダ12およびハンド機構
の位置を切り替えるため、ベース14上で水平方向に1
80度回転される。こうして、バーコード7の読取りが
なされたカートリッジCは、前記ハンド機構によって搬
送ロボット10に取り込まれ、該搬送ロボット10を介
して、例えば、前記収納ラックに搬送されて収納される
ことになる。
わち、バーコード7が読み取られなかった場合、もう1
度この読取り処理を行うため、最初のステップST1に
戻り、搬送ロボット10を、バーコードリーダ12が前
記読取り基準位置にくるよう位置決めしなおし、バーコ
ード7が読み取られるまで、上述したステップST2〜
ST5を再度行う。このような再トライは1回だけ許可
されるようになっており、2回目の読取り処理でもバー
コード7の読取りがなされなかった場合には、該装置ま
たは前記カートリッジCに異常があることを示すエラー
信号を発生する。以上のような読取り処理によってカー
トリッジCのバーコード7が読み取られと、前記制御部
の制御の下に、搬送ロボット10は、前記エントリーポ
ートEに対するバーコードリーダ12およびハンド機構
の位置を切り替えるため、ベース14上で水平方向に1
80度回転される。こうして、バーコード7の読取りが
なされたカートリッジCは、前記ハンド機構によって搬
送ロボット10に取り込まれ、該搬送ロボット10を介
して、例えば、前記収納ラックに搬送されて収納される
ことになる。
【0016】上記の説明から分かるように、この実施例
では、前記移動手段による位置決め後において、バーコ
ードリーダ12が、上下にわずかに変位、つまり、微動
しながら、各カートリッジCのバーコードラベル6の上
下方向における異なる箇所について多数回の走査動作を
行うので、該カートリッジCのバーコードCを確実に検
出することができる。また、バーコードCのバーに部分
的な汚れやインク欠落箇所等の読取り不能箇所が存在し
ている場合であっても、多数回の走査動作のうちのいず
れかによって、読取り不能箇所が無い部分を走査でき、
従って、確実にバーコードCを読み取ることができる。
さらに、前述した付加的な下方変位および上方変位の間
にバーコードリーダ12は多数回の走査動作を連続的に
行うものであるが、各々の走査動作は交互に2つの方向
に行われるようになっている。つまり、ある1回の走査
動作が左から右に行われる場合、次の回の走査動作は右
から左に行われることになる。このように各々の走査動
作が交互に2方向に行われることによって、バーコード
ラベル6が左右逆方向にカートリッジCに貼付されてい
る場合であっても、バーコード7を正確に読み取ること
ができることになる。
では、前記移動手段による位置決め後において、バーコ
ードリーダ12が、上下にわずかに変位、つまり、微動
しながら、各カートリッジCのバーコードラベル6の上
下方向における異なる箇所について多数回の走査動作を
行うので、該カートリッジCのバーコードCを確実に検
出することができる。また、バーコードCのバーに部分
的な汚れやインク欠落箇所等の読取り不能箇所が存在し
ている場合であっても、多数回の走査動作のうちのいず
れかによって、読取り不能箇所が無い部分を走査でき、
従って、確実にバーコードCを読み取ることができる。
さらに、前述した付加的な下方変位および上方変位の間
にバーコードリーダ12は多数回の走査動作を連続的に
行うものであるが、各々の走査動作は交互に2つの方向
に行われるようになっている。つまり、ある1回の走査
動作が左から右に行われる場合、次の回の走査動作は右
から左に行われることになる。このように各々の走査動
作が交互に2方向に行われることによって、バーコード
ラベル6が左右逆方向にカートリッジCに貼付されてい
る場合であっても、バーコード7を正確に読み取ること
ができることになる。
【0017】図3は、この発明の磁気テープカートリッ
ジライブラリ装置において、前述のバーコードリーダ1
2によってバーコード7を高い精度で読み取るための構
成を示す正面図である。従来の技術と同様に、発光部に
おいて点状の光源を採用しているこのバーコードリーダ
12の場合、バーコードリーダ12に対する入力光のS
/N比を向上するためには、光源から発射される光が、
カートリッジCのバーコードラベル6の面に、直角では
なく、傾斜角度で当るようにし、且つ、同様に、バーコ
ードラベル6の面からの反射光も、バーコードリーダ1
2の受光部に傾斜角度で入光するようにする必要がある
(なお、発光部と受光部とは略同じ位置に位置してい
る)。このため、搬送ロボット10において、バーコー
ドリーダ12は、エントリーポートEに導入されたカー
トリッジCの前記一端面に対して傾斜して設けられてい
る。このバーコードリーダ12の傾斜角度は、バーコー
ドリーダ12によってその周囲に設けられたその他の各
種構成要素、電気配線等の機能を損なうことがないよう
なわずかな傾斜角度であり、従って、バーコードリーダ
12によるバーコード7の読取り精度を満足できる程度
に向上するには十分ではない。
ジライブラリ装置において、前述のバーコードリーダ1
2によってバーコード7を高い精度で読み取るための構
成を示す正面図である。従来の技術と同様に、発光部に
おいて点状の光源を採用しているこのバーコードリーダ
12の場合、バーコードリーダ12に対する入力光のS
/N比を向上するためには、光源から発射される光が、
カートリッジCのバーコードラベル6の面に、直角では
なく、傾斜角度で当るようにし、且つ、同様に、バーコ
ードラベル6の面からの反射光も、バーコードリーダ1
2の受光部に傾斜角度で入光するようにする必要がある
(なお、発光部と受光部とは略同じ位置に位置してい
る)。このため、搬送ロボット10において、バーコー
ドリーダ12は、エントリーポートEに導入されたカー
トリッジCの前記一端面に対して傾斜して設けられてい
る。このバーコードリーダ12の傾斜角度は、バーコー
ドリーダ12によってその周囲に設けられたその他の各
種構成要素、電気配線等の機能を損なうことがないよう
なわずかな傾斜角度であり、従って、バーコードリーダ
12によるバーコード7の読取り精度を満足できる程度
に向上するには十分ではない。
【0018】そこで、この発明によると、バーコードリ
ーダ12の前記発光部および受光部の前方に、該バーコ
ードリーダ12と一体のミラー18が設けられている。
この構成によって、前記発光部から発射された光Lは、
ミラー18の反射作用によって、適切な傾斜角度でカー
トリッジCのバーコードラベル6に当たり、該バーコー
ドラベル6から反射した光は、再び前記ミラー18の反
射作用によって、適切な傾斜角度で前記受光部に入光さ
れるようになっている。もちろん、前記適切な傾斜角度
は、ミラー18の取り付け角度を調節することによっ
て、自在に調節することができる。このように、図3の
構成によって、簡単に、バーコードリーダ12によるバ
ーコード7の読取り精度を向上することができる。な
お、この発明は、磁気テープカートリッジライブラリ装
置に限らず、カートリッジのバーコードを搬送ロボット
のバーコードリーダによって読み取るようになった、光
ディスクカートリッジライブラリ装置その他の種類の記
録媒体カートリッジライブラリ装置に適用してもよい。
ーダ12の前記発光部および受光部の前方に、該バーコ
ードリーダ12と一体のミラー18が設けられている。
この構成によって、前記発光部から発射された光Lは、
ミラー18の反射作用によって、適切な傾斜角度でカー
トリッジCのバーコードラベル6に当たり、該バーコー
ドラベル6から反射した光は、再び前記ミラー18の反
射作用によって、適切な傾斜角度で前記受光部に入光さ
れるようになっている。もちろん、前記適切な傾斜角度
は、ミラー18の取り付け角度を調節することによっ
て、自在に調節することができる。このように、図3の
構成によって、簡単に、バーコードリーダ12によるバ
ーコード7の読取り精度を向上することができる。な
お、この発明は、磁気テープカートリッジライブラリ装
置に限らず、カートリッジのバーコードを搬送ロボット
のバーコードリーダによって読み取るようになった、光
ディスクカートリッジライブラリ装置その他の種類の記
録媒体カートリッジライブラリ装置に適用してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、バ
ーコードリーダが、記録媒体カートリッジのバーコード
記録面に対面する位置まで移動し、さらに、前記対面す
る位置から、前記バーコードのバー要素に平行な方向に
所定範囲にわたって付加的に微動するよう、搬送体の移
動を制御するので、バーコードリーダが、前記コード記
録面の前記バー要素に平行な方向における異なる部分を
走査できるようになっている。このような構成により、
この発明は、バーコードリーダによって確実にバーコー
ドを検出して読み取ることができる、という優れた効果
を奏する。また、この発明にあっては、バーコードリー
ダと一体のミラーを設けたことによって、発光部から発
射された光が記録媒体カートリッジのバーコード記録面
に適切な傾斜角度で当り、且つ、前記コード記録面から
反射される光が受光部に適切な傾斜角度で受光されるよ
うにすることができ、バーコードの読取り精度を大幅に
向上できる、という効果を奏する。
ーコードリーダが、記録媒体カートリッジのバーコード
記録面に対面する位置まで移動し、さらに、前記対面す
る位置から、前記バーコードのバー要素に平行な方向に
所定範囲にわたって付加的に微動するよう、搬送体の移
動を制御するので、バーコードリーダが、前記コード記
録面の前記バー要素に平行な方向における異なる部分を
走査できるようになっている。このような構成により、
この発明は、バーコードリーダによって確実にバーコー
ドを検出して読み取ることができる、という優れた効果
を奏する。また、この発明にあっては、バーコードリー
ダと一体のミラーを設けたことによって、発光部から発
射された光が記録媒体カートリッジのバーコード記録面
に適切な傾斜角度で当り、且つ、前記コード記録面から
反射される光が受光部に適切な傾斜角度で受光されるよ
うにすることができ、バーコードの読取り精度を大幅に
向上できる、という効果を奏する。
【図1】この発明の一実施例に係る磁気テープカートリ
ッジライブラリ装置において、搬送ロボットが、エント
リーポートから導入されるカートリッジのバーコードを
読み取る動作を概略的に説明する斜視図。
ッジライブラリ装置において、搬送ロボットが、エント
リーポートから導入されるカートリッジのバーコードを
読み取る動作を概略的に説明する斜視図。
【図2】同実施例における制御部によって実行される読
取り処理を示すフローチャート図。
取り処理を示すフローチャート図。
【図3】同実施例において、バーコードリーダによって
バーコードを高い精度で読み取るための構成を示す正面
図。
バーコードを高い精度で読み取るための構成を示す正面
図。
【図4】従来の磁気テープカートリッジライブラリ装置
の全体構成を示す正面図。
の全体構成を示す正面図。
C カートリッジ 6 バーコードラベル 7 バーコード 10 搬送ロボット 12 バーコードリーダ 16 制御部 18 ミラー
Claims (2)
- 【請求項1】 記録媒体カートリッジを導入するための
エントリーポートと、記録媒体カートリッジを収納する
収納体と、記録媒体カートリッジの読み書きを行うドラ
イブと、所望の記録媒体カートリッジを保持した状態で
任意の移動手段によって移動され、これによって、前記
エントリーポート、収納体およびドライブの間で前記カ
ートリッジの搬送を行う搬送体とを備えた記録媒体カー
トリッジライブラリ装置であって、 各前記カートリッジの所定のコード記録面に記録された
カートリッジ識別用のバーコードと、 前記搬送体と一体的に設けられており、前記搬送体によ
って搬送される記録媒体カートリッジのバーコードを光
学的な走査によって読み取るバーコードリーダと、 前記バーコードリーダが、バーコードの読取りを行うべ
き記録媒体カートリッジのコード記録面に対面する位置
まで移動し、さらに、前記対面する位置から、前記バー
コードのバー要素に平行な方向に所定範囲にわたって付
加的に微動するよう、前記移動手段による前記搬送体の
移動動作を制御する移動制御手段とを具備し、前記バー
コードリーダが、前記付加的な微動によって、前記コー
ド記録面の前記平行な方向における異なる部分を走査で
きるようにした記録媒体カートリッジライブラリ装置。 - 【請求項2】 記録媒体カートリッジを導入するための
エントリーポートと、記録媒体カートリッジを収納する
収納体と、記録媒体カートリッジの読み書きを行うドラ
イブと、所望の記録媒体カートリッジを保持した状態で
任意の移動手段によって移動され、これによって、前記
エントリーポート、収納体およびドライブの間で前記カ
ートリッジの搬送を行う搬送体とを備えた記録媒体カー
トリッジライブラリ装置であって、 各前記カートリッジの所定のコード記録面に記録された
カートリッジ識別用のバーコードと、 発光部と受光部とを有し、前記発光部から発射された
後、バーコードの読取りを行うべき記録媒体カートリッ
ジのコード記録面から反射されてくる光を前記受光部で
受光することによって、前記カートリッジのバーコード
を光学的に読み取るバーコードリーダと、 前記バーコードリーダと一体的に設けられており、前記
発光部から発射された光が前記カートリッジのコード記
録面に傾斜角度で当り、且つ、前記バーコード記録面か
ら反射される光が前記受光部に傾斜角度で受光されるよ
うにするミラー手段とを具備した記録媒体カートリッジ
ライブラリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018784A JPH07210971A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 記録媒体カートリッジライブラリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018784A JPH07210971A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 記録媒体カートリッジライブラリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07210971A true JPH07210971A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11981251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6018784A Pending JPH07210971A (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 記録媒体カートリッジライブラリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07210971A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6396657B1 (en) | 1999-03-17 | 2002-05-28 | Nec Corporation | Hand mechanism of library apparatus comprising integrated rotatable plate portion and bar code reader |
WO2005004142A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-13 | Fujitsu Limited | ライブラリ装置の制御方法、プログラム及び装置 |
JP2007080446A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Mitsumi Electric Co Ltd | テープカートリッジオートローダー |
US7440360B2 (en) | 2001-01-04 | 2008-10-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Apparatus and method for retrieving data related to a data cartridge in a media storage system |
JP2015191682A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-02 | Necプラットフォームズ株式会社 | ライブラリ装置 |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP6018784A patent/JPH07210971A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6396657B1 (en) | 1999-03-17 | 2002-05-28 | Nec Corporation | Hand mechanism of library apparatus comprising integrated rotatable plate portion and bar code reader |
US7440360B2 (en) | 2001-01-04 | 2008-10-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Apparatus and method for retrieving data related to a data cartridge in a media storage system |
WO2005004142A1 (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-13 | Fujitsu Limited | ライブラリ装置の制御方法、プログラム及び装置 |
US7108188B2 (en) | 2003-06-30 | 2006-09-19 | Fujitsu Limited | Method for controlling a library apparatus, program and units |
JP2007080446A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Mitsumi Electric Co Ltd | テープカートリッジオートローダー |
JP2015191682A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-02 | Necプラットフォームズ株式会社 | ライブラリ装置 |
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