JPH07210842A - 回転ドラムの芯出し方法と回転ドラムの芯出し装置 - Google Patents

回転ドラムの芯出し方法と回転ドラムの芯出し装置

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JPH07210842A
JPH07210842A JP6023228A JP2322894A JPH07210842A JP H07210842 A JPH07210842 A JP H07210842A JP 6023228 A JP6023228 A JP 6023228A JP 2322894 A JP2322894 A JP 2322894A JP H07210842 A JPH07210842 A JP H07210842A
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JP
Japan
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rotary drum
drum
centering
upper drum
magnetic head
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JP6023228A
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English (en)
Inventor
Koji Hiyama
幸治 樋山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G11B33/10Indicating arrangements; Warning arrangements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
    • G01B7/30Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes
    • G01B7/31Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes for testing the alignment of axes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気ヘッドの調整をする際に必要な回転ドラム
のドラムの芯出しを高精度に行い、磁気ヘッドの高さ方
向の基準を正確に得ることができる回転ドラムの芯出し
方法と回転ドラムの芯出し装置を提供すること。 【構成】回転ドラムDに磁気ヘッド200を位置決めす
る際に、上記磁気ヘッド200の位置決めの基準として
用いる上記回転ドラムの芯を、上記回転ドラムの外周部
分を非接触式の検出器121により検出することにより
得ることを特徴とする回転ドラムの芯出し方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばVTRの回転
ドラム装置のドラムの芯出しを行う回転ドラムの芯出し
方法と回転ドラムの芯出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRの回転ドラム装置は、アッパード
ラムとロアードラムを備えている。たとえば、アッパー
ドラムが回転側ドラムであり、ロアードラムが固定側ド
ラムである。このアッパードラムには磁気ヘッドを備え
る形式のものがある。このようなVTRのドラム形状と
しては、図14に示すフランジレスタイプの回転ドラム
装置と、図15に示すフランジを有するタイプの回転ド
ラム装置がある。
【0003】まず、図15のフランジのある回転ドラム
装置の構造を簡単に説明する。図15において、アッパ
ードラム303とロアードラム310を備えている。こ
のアッパードラム303は、フランジ311に固定され
ている。このフランジ311は主軸305に固定されて
いる。アッパードラム303には複数の磁気ヘッド33
0,340が設定されている。
【0004】これに対してロアードラム310は、ベア
リング312を介して主軸305を回転可能に支持して
いる。従って、アッパードラム303は回転ドラムであ
り、ロアードラム310は固定ドラムである。ビデオ信
号VSとモータ駆動信号DSが与えられるようになって
いる。モータ306に対してモータ駆動信号DSが与え
られることにより、ベアリング312を介して、主軸3
05とアッパードラム303を回転することができるよ
うになっている。
【0005】このような図15に示すフランジを有する
タイプの回転ドラム装置に対して、薄型化とコストダウ
ンの要求から、図14に示すようなフランジレスタイプ
の回転ドラム装置が主流になりつつある。
【0006】そこで、図14に示すフランジレスタイプ
の回転ドラム装置の構造について説明する。アッパード
ラムDは、ベアリングハウジング159を有している。
このベアリングハウジング159に対して複数のベアリ
ング100が設定されている。従ってアッパードラムD
は、ロアードラムUDに対して、この主軸SPを中心と
してベアリング100を介して回転可能になっている。
【0007】主軸SPの上端にはモータMGのロータコ
ア440が固定されている。このロータコア440には
コイル430が設定されている。このコイル430に対
してモータ駆動信号DSが与えられるようになってい
る。
【0008】アッパードラムDには複数のヘッドベース
200が固定されている。このヘッドベース200には
磁気ヘッドHが設定されている。しかもアッパードラム
Dにはロータリトランス400のロータコア410が固
定されている。
【0009】これに対してロアードラムUDは、基部に
対して固定されている。このロアードラムUDにはロー
タリトランス400のステータコア420が固定されて
いる。ビデオ信号VSは、これらのロータコア410と
ステータコア420の間で非接触でやりとりするように
なっている。これにより、磁気ヘッドHは、VTRテー
プに対して信号を記録したり、VTRテープの信号を再
生することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図15に示
すフランジを有するタイプの回転ドラム装置では、上述
したようにフランジ311に対してアッパードラム30
3を固定した状態で回転をする。このために、アッパー
ドラム303には、フランジ311を通すための大きい
穴313があいている。
【0011】この大きい穴313の内径は、たとえばV
HS用のドラムである場合には17mmであり、8mm
ビデオ用のドラムにあっては8mmである。そして、高
精度なアッパードラム303の回転を必要とするため
に、大きい穴313は、アッパードラム303の外径や
磁気ヘッド340の取り付け面等に対して、同芯度、真
円度、垂直度が±3μm以下に管理する必要がある。
【0012】従って、アッパードラム303において磁
気ヘッド340の位置を調整して設定する工程において
は、このアッパードラム303の大きい穴313の内径
を基準に機械的にコレットで位置出しをして、この位置
出しをした状態でアッパードラム303を固定する必要
がある。
【0013】これに対して、図14のフランジレスタイ
プの回転ドラム装置であると、アッパードラムDのベア
リングハウジング151に対して直接ベアリング100
が入る形となっている。すなわち、アッパードラム30
3の内径部にベアリング100が入ってしまっており、
図15の回転ドラム装置の場合に行った要領で、コレッ
トを用いてアッパードラムDの位置出しをして固定して
磁気ヘッドの調整を行うことができない。
【0014】従って主軸SPを治具として、アッパード
ラムDの芯出しをしたとしても、ベアリング100のガ
タがたとえば0.5μm以上は出てしまうために、実質
的にアッパードラムDの芯出しを正確にすることができ
ない。このアッパードラムの芯出しは、上述したように
ヘッドHのアッパードラムDに対する設定位置の調整に
極めて重要である。
【0015】従って、図14のフランジレスタイプの回
転ドラム装置において、特にベアリング付きのアッパー
ドラムについては、ベアリングハウジング159のボ
ス、またはアッパードラムDの外周部を基準として、ア
ッパードラムDの芯出しをする必要が生じる。また、磁
気ヘッドHのアッパードラムDに対する高さ方向(主軸
SP方向)の基準としては、アッパードラムDの磁気ヘ
ッドの取り付け面を基準として採用することが必要であ
る。つまり、磁気ヘッドの高さ方向も高精度が要求され
るためである。
【0016】そこで本発明は、磁気ヘッドの調整をする
際に必要な回転ドラムのドラムの芯出しを高精度に行
い、磁気ヘッドの高さ方向の基準を正確に得ることがで
きる回転ドラムの芯出し方法と回転ドラムの芯出し装置
を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする際に、
上記磁気ヘッドの位置決めの基準として用いる上記回転
ドラムの芯を、上記回転ドラムの外周部分を非接触式の
検出器により検出することにより得る回転ドラムの芯出
し方法により達成される。本発明にあっては、好ましく
は複数の前記非接触式の検出器は、前記回転ドラムの外
周部分に対応して配置され、前記非接触式の検出器によ
り前記回転ドラムの外周部分を検出することで、前記回
転ドラムにおける前記磁気ヘッドの取り付け面を位置決
めする。
【0018】また、本発明にあっては、上記目的は、回
転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする際に、上記磁気ヘ
ッドの位置決めの基準として用いる上記回転ドラムの芯
を、上記回転ドラムの外周部分と同芯状の上記回転ドラ
ムの対象部分を加圧することにより得る回転ドラムの芯
出し方法により、達成される。本発明にあっては、好ま
しくは前記回転ドラムの対象部分は、油圧により加圧さ
れるか、空気圧により加圧される。 また、本発明にあ
っては、好ましくは前記回転ドラムの対象部分は、ベア
リングを保持する部分である。
【0019】さらに、本発明にあっては、上記目的は、
回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする際に、上記磁気
ヘッドの位置決めの基準として用いる上記回転ドラムの
芯を出すための回転ドラムの芯出し装置において、上記
回転ドラムを保持する保持手段と、上記回転ドラムの外
周部分を検出する検出器と、を備える回転ドラムの芯出
し装置により、達成される。本発明にあっては、好まし
くは前記検出器は、非接触式であり、前記回転ドラムの
外周部分に対応して複数配置されている。
【0020】さらに、本発明にあっては、上記目的は、
回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする際に、上記磁気
ヘッドの位置決めの基準として用いる上記回転ドラムの
芯を出すための回転ドラムの芯出し装置において、 上
記回転ドラムを保持する保持手段と、上記回転ドラムの
外周部分と同芯状の上記回転ドラムの対象部分を加圧し
て上記回転ドラムの外周部分の芯出しをするための加圧
部と、を備える回転ドラムの芯出し装置により、達成さ
れる。本発明にあっては、好ましくは前記同芯状の上記
回転ドラムの対象部分は、ベアリングを保持する部分で
ある。また、本発明にあっては、好ましくは前記加圧部
は、油圧手段であるか、前記加圧部は、空気圧手段であ
る。
【0021】望ましくは、前記回転ドラムにおいて磁気
ヘッドを取り付けるための取り付け面を基準として、回
転ドラムを保持手段により保持する。
【0022】さらに、本発明にあっては、上記目的は、
回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする際に、上記磁気
ヘッドの位置決めの基準として用いる上記回転ドラムの
芯を出すための回転ドラムの芯出し装置において、 上
記回転ドラムを保持する保持手段と、上記回転ドラムの
外周部分と同芯状の上記回転ドラムの対象部分を打撃し
て上記回転ドラムの外周部分の芯出しをするための打撃
手段と、を備える回転ドラムの芯出し装置により、達成
される。
【0023】
【作用】上記構成によれば、検出器により回転ドラムの
外周部分を検出することにより、回転ドラムの芯出しを
行う。あるいは加圧手段や、打撃手段を用いて、機械的
に回転ドラムの芯打しを行う。
【0024】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0025】実施例1 図1は、本発明の回転ドラムの芯出し装置を含むヘッド
の調整機1を示している。図1に示す調整機1は、次の
ような構成になっている。この調整機1は、たとえばV
TRの回転ドラム装置の回転ドラム(アッパードラムと
もいう)において、磁気ヘッド(ビデオヘッドともい
う)を設定する際の突き出し位置の調整、角度割りの調
整、姿勢の調整、そして高さのチェックなどの各種調整
項目について、調整を行うための調整装置である。
【0026】VTRの回転ドラム装置は、回転磁気ヘッ
ド装置ともいい、たとえばアッパードラムとロアードラ
ムを備えている。アッパードラムは、回転側のドラムで
あり、ロアードラムは固定側のドラムである。このアッ
パードラムには、1つまたは複数のヘッドを調整して設
定する必要がある。このヘッドは、VTRテープに対し
て情報を記録したり、あるいはVTRテープに記録され
ている情報を再生したり、他に記録されたものを消去す
るのに用いることができる。
【0027】図1の調整機1はラック2を有している。
このラック2には次のような要素が設定されている。ラ
ック2にはCRT4、キーボード6、調整機本体8、ロ
ボット10、不良品置台12、コンベア14およびリタ
ーンコンベア16、ならびに3台のカメラモニタMを備
えている。
【0028】コンベア14は、プラテンPLを矢印方向
に搬送するものである。このプラテンPLにはアッパー
ドラムが設定されている。ロボット10は、プラテンP
Lにのっているアッパードラムを調整機本体8側に移し
たり、あるいは調整機本体8で調整された良品のアッパ
ードラムもしくは不良品のアッパードラムを搬送するた
めのものである。調整不良のアッパードラムは、ロボッ
ト10により不良品置台12に置くことができる。リタ
ーンコンベアは、コンベア14の移動方向と反対方向に
なっている。
【0029】図2は、図1の調整機本体8を拡大して示
している。調整機本体8は、3台のCCDカメラ20,
22,24を備えている。その他、突き上げユニット2
6、ワーク引き込みユニット28、ヘッドθ軸30およ
びヘッド角度割り軸32等がテーブル2の上に設定され
ている。その他、ドラム固定基準ベース34や、鏡筒ス
テージ突出方向駆動モーター35、90°割り顕微鏡3
7等を有している。
【0030】図3を参照する。図3は、図2に示した3
つのCCDカメラ20,22,24に対応する3つのレ
ンズLと、アッパードラムDを示している。アッパード
ラムDには1チャンネルから4チャンネルの4つのビデ
オヘッド200が示されている。各ビデオヘッド200
はヘッドチップHを有している。
【0031】図3においては、3つのレンズLは、1チ
ャンネルから3チャンネルまでのビデオヘッド200に
対向している。このアッパードラムDは、たとえば図示
しないインデックス手段により90°ごとにインデック
ス可能である。図3の各CCDカメラ20,22,24
は、図1のモニタMにそれぞれ接続されていて、3つの
ビデオヘッド200のヘッドチップHのギャップ部を拡
大して表示することができる。
【0032】これらのビデオヘッド200について、ア
ッパードラムDに対する通常行われる突き出し量の調
整、姿勢の調整、高さのチェック、および回転方向の回
転割りの調整のような、各調整項目について調整を行
う。これらの調整項目についての調整は、対向するビデ
オヘッド200,200ごとに行える。図3の例では、
1チャンネルと3チャンネルのビデオヘッド200,2
00を同時に調整するようになっている。残りの2チャ
ンネルと4チャンネルのビデオヘッド200,200
は、アッパードラムDを90度回転することにより、1
チャンネルと3チャンネルのビデオヘッド200,20
0と同様にして調整できる。
【0033】次に図4を参照する。図4では、アッパー
ドラム仮置部40とアッパードラム位置調整部42を示
している。図1のロボット10は、プラテンPLにのっ
ているワークとしてのアッパードラムDを、図4のアッ
パードラム仮置部40に設定する。そして旋回センター
軸44aが、R方向にたとえば180°回転することに
より、このアッパードラム仮置部40に設定されている
アッパードラムDをアッパードラム位置調整部42側の
下降位置LLに移す。そして、旋回突き上げ手段60を
作動することにより、破線で示す下降位置LLから、中
間位置MLあるいは上昇位置ULまで突き上げることが
できるようになっている。
【0034】図4のレバー44は、図5,図6で示すビ
デオヘッド200を、アッパードラムDにおいて移動す
るためのものである。すなわち、図4のピンシリンダ4
8を作動することにより、レバー44をヘッドベースと
もいうビデオヘッド200に対して押し付けて、ビデオ
ヘッド200を、図5の水平方向136の右方向に移動
できるようになっている。このピンシリンダ48はトッ
プベース112に設定されている。
【0035】図4において、レンズLが、アッパードラ
ム調整部42にあるアッパードラムDに対して対向して
位置している。
【0036】次に、図5と図6を参照する。図5と図6
は、本発明の回転ドラムの芯出し装置の好ましい実施例
を示している。図5においては、アッパードラム(回転
ドラム)Dの芯だし操作を行う前の状態を示していて、
図6においては、アッパードラムDの芯だし操作を示し
ている。
【0037】まず、この回転ドラムの芯出し装置に設定
されるアッパードラムDについて説明しておく。図5を
参照すると、アッパードラムDは、ビデオヘッド200
のヘッド取り付け面137を有し、ヘッド取り付け面1
37には、上述した4つのビデオヘッド200がネジ1
30により固定されている。このネジ130は、ビット
114を当てて回転することにより、緩めたり締めたり
することができる。図5を参照すると、アッパードラム
Dは、フランジレスタイプのアッパードラムDであり、
ベアリング100,100を有するベアリングハウジン
グ159を備える。
【0038】図5と図6の回転ドラムの芯出し装置は、
保持手段188と非接触センサ121等を有している。
まず、保持手段188について説明する。保持手段18
8は、ヘッド取り付け面137を所定の位置レベルAに
保持するためのものである。この位置レベルAは、好ま
しくはレンズLの光軸と一致している。
【0039】このヘッド取り付け面137を所定の位置
レベルAに位置させるために、保持手段188は、次の
ような構造を有している。図5のトップベース112に
は、ばね116を介して上ワークガイド115が設定さ
れている。この上ワークガイド115は、リニアボール
118を介してトップベース112の穴112aにスラ
イド可能に支持されている。このようにリニアボール1
18を設定することにより、上ワークガイド115の横
方向のガタをなくしている。上ワークガイド115の下
面側には、ほぼ断面台形状の凹部115aを有してい
る。
【0040】トップベース112の下端には、ヘッド取
り付け面137を位置決めするための着座面112Aを
有している。これに対して、突き上げコマ123は、突
き上げ押え127にばね126と突き上げ硬球128を
介して支持されている。突き上げコマ123の内部に
は、ばね125を介して下ワークガイド124が支持さ
れている。この下ワークガイド124には断面台形状の
凹部124aが形成されている。
【0041】これらの上ワークガイド115の凹部11
5aと、下ワークガイド124の凹部124aは、アッ
パードラムDのベアリングハウジング159の上端部と
下端部を、挟むようにして支持する。また、突き上げコ
マ123の上面は、アッパードラムDの下面122を支
持することができる。図5においては、まだ突き上げコ
マ123が上昇していない状態を示している。また、図
6では、突き上げコマ123が上昇した状態を示してい
る。
【0042】このようにアッパードラムDは、上ワーク
ガイド115と下ワークガイド124によりサンドイッ
チ状に挟み込むようにして、上下方向135および水平
方向136に関して位置決めして、アッパードラムDの
芯出しを行うことができるようになっている。
【0043】また、アッパードラムDの周方向もしくは
回転方向の位置を出すために、位相決めピン122Aを
設けている。この位相決めピン122Aは突き上げコマ
123に取り付けられている。
【0044】トップベース122には、ねじ締め用のビ
ット114が設定されている。このねじ締め用のビット
114は止め板113を通っている。この止め板113
は、ばね116の上端を支持している。止め板113は
ねじ117によりトップベース112に対して固定され
ている。ビット114は、ヘッド取り付け面137にお
けるビデオヘッド200の位置を調整する際に、ビデオ
ヘッド200用のネジ130を締めたり緩めたりするた
めのものである。
【0045】このねじ130を緩めることにより、ビデ
オヘッド200をヘッド取り付け面137に対して水平
方向136に沿って移動できるようになっている。この
水平移動136におけるヘッドベース200の移動は、
上述したように、図4で示したレバー44により行うこ
とができる。
【0046】次に図6と図7を参照して、非接触センサ
121について説明する。この実施例1では、4つの非
接触センサ121が、アッパードラムDの外周D1に対
応して、間隔をおいて配置されている。各非接触センサ
121は、図6のセンサブラケット129により保持さ
れている。図6に示すように、センサブラケット129
は、ブラケットねじ119によりトップベース112に
固定されている。非接触センサ121は、センサ止めね
じ120を介してセンサブラケット129に固定されて
いる。
【0047】図6に示すアッパードラムDのヘッド取り
付け面137が所定の位置レベルAに位置決めされた状
態において、図6と図7に示す非接触センサ121との
アッパードラムDとの間隔Wは、たとえば0.5mm程
度と狭く設定されている。アッパードラムDが、図5の
初期状態から図6に示す位置決め状態にまで上昇される
際に、アッパードラムDが非接触センサ121に当たる
という危険性がないように次のような対策が施されてい
る。
【0048】すなわち、上述したように、上ワークガイ
ド115の凹部115aと、下ワークガイド124の凹
部124aは、それぞれの斜面において、ベアリングハ
ウジング159の上端面と下端面の角部をそれぞれ支持
するようになっている。従って、図5の状態から図6の
状態にまでアッパードラムDを突き上げて保持する際
に、この凹部115aと124aは、ベアリングハウジ
ング159のラフな芯出しをしながら上昇させることが
できるので、非接触センサ121がアッパードラムDの
外周部D1にぶつからない。
【0049】なお、図5に示す芯出し装置では、突き上
げ硬球128により、突き上げコマ123を下からフロ
ーティングする方式を採用している。これにより、アッ
パードラムDの下からの突き上げ操作により、図6に示
すように、アッパードラムDのヘッド取り付け面137
と着座面112Aを密着させることができる。
【0050】図7に示すように、4つの非接触センサ1
21は、2つずつ対向して配置されている。すなわちそ
れぞれの非接触センサ121は90°ごとの位相で配置
されている。しかも、2つの非接触センサ121,12
1の間にはレンズL,Lが位置するような配置となって
いる。
【0051】2つの非接触センサ121,121は、オ
ペアンプ133にそれぞれ接続されている。また、残り
の非接触センサ121,121は、もう1つのオペアン
プ133に接続されている。これらのオペアンプ13
3,133からの出力が、中心位置検出装置134に接
続されていて、この中心位置検出装置134によりアッ
パードラムDの中心位置、すなわち芯出し位置を検出す
ることができるようになっている。この芯出し位置を検
出することにより、図6に示すビデオヘッド200のア
ッパードラムDにおける位置の調整の基準とすることが
できる。
【0052】すなわち、この実施例では、アッパードラ
ムDの外周部D1を基準とするアッパードラムDの芯出
しを検出する方式である。図5ないし図7の実施例1に
おいて、実際のアッパードラムDの芯出しの測定は、次
のように行う。図5に示す初期状態において、アッパー
ドラムDのベアリングハウジング159の上端面と下端
面の角部は、上ワークガイド115と下ワークガイド1
24に挟まれて支持されている。この際、図5に示すよ
うに、外周部D1は、非接触センサとは対向してはいな
い。
【0053】次に、突き上げ押え127を上昇すること
により、上ワークガイド115の凹部115aのテーパ
部と、下ワークガイド124の凹部124aのテーパ部
は、おおよそアッパードラムDの芯出しを行いながら、
徐々にばね116,125,126の力に抗して、ベア
リングハウジング159を挟んで保持していく。これに
より、図7に示すように、着座面112Aと突き上げコ
マ123は、アッパードラムDのヘッド取り付け面13
7とその反対の下面を支持して、ヘッド取り付け面13
7を所定の位置レベルAに位置決めする。
【0054】このように、アッパードラムDを上昇して
位置決めする際には、上述した理由から、外周部D1が
各非接触センサ121に突き当たるようなおそれは全く
ない。
【0055】図6の状態では、非接触センサ121は、
外周部D1に対して対向する。そして、図7に示す4つ
の非接触センサ121からの出力に基づいて、中心位置
検出装置134がアッパードラムDの芯出しを、アッパ
ードラムDの外周部D1を基準として算出する。
【0056】このように実施例1では、アッパードラム
Dのヘッド取り付け面137を所定の位置レベルAに位
置決めし、かつ外周部D1を基準として、アッパードラ
ムDの芯出しを高精度に検出することができる。
【0057】アッパードラムDのヘッド取り付け面13
7を所定の位置レベルAに位置決めしているので、この
ヘッド取り付け面137をビデオヘッド200の高さ方
向の基準として採用することができる。これにより、図
7の状態において、アッパードラムDにおけるビデオヘ
ッド200の高さのチェックが容易になる。また、従来
の主軸を基にして芯出しを行うと、ベアリングのガタが
出てしまって正確な芯出しが出来なかったが、これに対
して実施例1では、ベアリング100を有するアッパー
ドラムDの外周部D1を基準としているので、ベアリン
グのガタは芯出しには関係が無くなり、アッパードラム
Dの芯出しを正確に行える。
【0058】実施例2 図8ないし図11は、本発明の回転ドラムの芯出し装置
の好ましい実施例2を示している。実施例2では、実施
例1とは異なる方式で、次のようにしてアッパードラム
Dの芯出しを行う。すなわち、図8に示すように、アッ
パードラムDの外周の芯出しを行うに当たり、外周部D
1と同芯度が零の部位を基準としても同等であることを
利用している。すなわち、実施例2では、アッパードラ
ムDのベアリングハウジング159が、外周部D1と同
芯度零となるように加工されている。この同芯度零のベ
アリングハウジング159の外周部159aを基準とし
て、アッパードラムDの芯出しを行う。
【0059】このベアリングハウジング159は、ベア
リング100に対して外部から圧力がかからない位置に
おいて油圧により加圧してクランプするようになってい
る。すなわち、図11に示すように、ベアリングハウジ
ング159のシェル154に対して均等に外部から油圧
をかけるようになっている。このシェル154の厚み
は、たとえば0.2mmないし0.3mm程度である。
【0060】このような方式を実現するための油圧によ
るボス部ともいうベアリングハウジングのクランプ方式
について、図9と図10に基づいて説明する。図9にお
いて、実施例2の回転ドラムの芯出し装置は、図9と図
10に示すように、保持手段488と、加圧部350を
有している。保持手段488は、アッパードラムDを保
持するためのもので、加圧部350は、保持したアッパ
ードラムDのベアリングハウジング159を加圧してア
ッパードラムDの芯出しを行うためのものである。
【0061】まず、加圧部488を説明する。トッププ
レート138には止めねじを介して着座ベース139が
固定されている。トッププレート138にはエア導入部
196が接続されている。このエア導入部196に接続
してシリンダ挿入部195が形成されている。このシリ
ンダ挿入部195にはエアシリンダ145が挿入されて
いる。このエアシリンダ145のシリンダロッド160
の先端にはシール142に取り付けられている。また、
エアシリンダ145の周囲にはシール143が取り付け
られている。エアシリンダ145は、エア導入部195
から導入されるエアにより矢印X方向に移動可能であ
る。シリンダ挿入部195はシリンダフタ146により
シール144を介して止めねじ147により閉じられて
いる。
【0062】図9を参照すると、トッププレート138
には油通路490が形成されている。この油通路490
は図10の着座ベース139の油通路480に接続され
ている。この油通路480は通路156とリング状の油
通路470に接続されている。図10の油通路470に
満たされている油151は、円筒状のシェル154を押
すようになっている。油通路480には栓153が配置
されている。着座ベース139にはテーパ部155が形
成されている。また、着座ベース139には、シール1
52が配置されている。
【0063】図9と図10を参照すると、アッパードラ
ムDの保持手段388は次のような構造となっている。
アッパードラムDにおけるビデオヘッド200のヘッド
取り付け面600には、着座ベース139が当たるよう
になっている。一方、アッパードラムDの下側の面は、
突き上げコマ148が当たるようになっている。図9の
この突き上げコマ148は、実施例1と同様に突き上げ
硬球150とばね149により支持されている。このよ
うに突きあげ硬球150により突き上げコマ148をフ
ローティングすることにより、突き上げコマ148によ
るアッパードラムDの突き上げを行うことにより、アッ
パードラムDのヘッド取り付け面600と着座ベース1
39を密着することができる。
【0064】図9と図10に示すようにして、アッパー
ドラムDが保持手段388により保持された状態で、加
圧部350の油圧により、シェル154を介してベアリ
ングハウジング159を図11に示すように均等に周囲
から加圧するようになっている。すなわち、下側よりア
ッパードラムDのヘッド取り付け面600をを着座ベー
ス139の着座面139aに対して1度押し付けた後、
下からの押し上げ力を零に解除する。
【0065】そして、図9と図10のエアシリンダ14
5に対してエアを供給して、油151に対して圧力をか
ける。これにより、シェル154を外側よりアッパード
ラムDの中心軸CL方向へ膨脹して変形させ、このシェ
ル154によりベアリングハウジング159をクランプ
して、アッパードラムDの芯出しを行う
【0066】シリンダ145によりシリンダロッド16
0に力を加えて、シール142を介して油151を加圧
して、シェル154を均等に弾性変形させてクランプ力
を出す。均等にシェル154が変形するために、ベアリ
ングハウジング159を芯出しすることができ、しいて
はアッパードラムDの外周部D1の芯出しを行うことが
できる。なぜなら、ベアリングハウジング159と外周
部D1は、同芯度零になるように加工されているからで
ある。
【0067】またこのような状態で、下側より強力に突
き上げコマ148により、アッパードラムDを突き上げ
して着座ベース139とによりサンドイッチをする形
で、アッパードラムDのヘッド取り付け面600を着座
面139aにより位置決めすることができる。このよう
に、実施例2においても、アッパードラムDのヘッド取
り付け面600を所定の位置レベルAに位置決めしてい
るので、このヘッド取り付け面600をビデオヘッド2
00の高さ方向の基準として採用することができる。こ
れにより、図9の状態において、アッパードラムDにお
けるビデオヘッド200の高さのチェックが容易にな
る。
【0068】また、従来の主軸を基にして芯出しを行う
と、ベアリングのガタが出てしまって正確な芯出しが出
来なかったが、これに対して実施例2では、ベアリング
100を有するアッパードラムDの外周部D1と同芯度
零のベアリングハウジング159を基準として、機械的
にアッパードラムDの芯出しを行っている。したがっ
て、ベアリングのガタは芯出しには関係が無くなり、ア
ッパードラムDの芯出しを機械的に正確に行える。つま
り、油圧により、治具であるシェル154を均等に膨張
させて、ベアリングハウジング159を芯出ししている
のである。
【0069】実施例3 次に、本発明の回転ドラムの芯出し装置の好ましい実施
例3を説明する。図8ないし図11で示した実施例2で
は、油圧によりボス部ともいうベアリングハウジング1
59をクランプする方式を採用している。これに対し
て、図12で示す実施例3は、油圧ではなく、空気圧も
しくはエアゲージによるアッパードラムDの芯出し方式
を採用している。
【0070】実施例3の回転ドラムの芯出し装置は、保
持手段488と、加圧部450を有している。保持手段
488は、アッパードラムDを着座面220に保持して
位置決めするようになっている。保持手段488は次の
ような構造である。トップベース138には、エア導入
部166が接続されている。このエア導入部166は、
エア通路167に接続されている。エア通路167は栓
164により閉鎖されている。エア通路167は、シー
ル163を介してエアゲージ161の外周面につながっ
ている。エアゲージ161のエア穴169は、このエア
通路167に接続されている。エアゲージ161の中心
軸は、アッパードラムDの中心軸CDに一致している。
【0071】トップベース138の下端部138aは、
アッパードラムDのヘッド取り付け面600に当たるよ
うになっている。これに対して突き上げコマ165は、
突き上げ硬球128により支持されている。この突き上
げコマ165はアッパードラムDの下面を支持できるよ
うになっている。これにより、アッパードラムDのヘッ
ド取り付け面600と下面は、トップベース138の下
端部138aと突き上げコマ165によりサンドイッチ
状に挟んで保持することができる。
【0072】エア通路167は、ベアリングハウジング
159の外周に沿って好ましくは所定間隔に複数配置さ
れている。エア導入部166からエアを導入することに
より、エア通路167とエア穴169を介して空気圧が
均等にベアリングハウジング159に対して与えられ
る。これにより、均等位置に配置されたエア穴169か
らのエア圧力がベアリングハウジング159に与えら
れ、ベアリングハウジング159の芯を出して、アッパ
ードラムDの位置を決める。
【0073】そして、下側より突き上げコマ165によ
り突き上げてアッパードラムDの位置決めを行う。この
位置決めによりヘッド取り付け面600とトップベース
138の着座面220が一致する。この着座面220
は、トップベース138の下端部138aに相当する。
【0074】実施例3においては、このようにベアリン
グハウジング159を空気圧により芯出しをする。この
ベアリングハウジング159は、上述したようにアッパ
ードラムDの外周部D1と同芯度が零になっているの
で、結果的にはアッパードラムDの外周面に関する芯出
しを行うことができる。
【0075】また、アッパードラムDは保持手段488
により、トップベース着座面220に対してヘッド取り
付け面600を位置決めすることができる。従って、ア
ッパードラムDは、上下方向および水平方向に関して確
実に高精度に位置決めすることができる。
【0076】上述した実施例2,実施例3において、ア
ッパードラムDの芯出しを行った後に、アッパードラム
Dに対するビデオヘッド200の位置の調整を行う。こ
の位置の調整に際しては、たとえば上述したように図4
のレバー44をビデオヘッド200に押し当ててビデオ
ヘッド200をアッパードラムDに対して移動すること
により、ヘッドHの突き出し量等の位置を調整するよう
になっている。
【0077】以上述べたように、アッパードラムに対し
て直接ベアリングが入っているいわゆるフランジレスタ
イプの回転ドラム装置において、アッパードラムを正し
く高精度に位置決めすることができる。このアッパード
ラムの位置決めをした後にアッパードラムに対する磁気
ヘッドの位置決めの調整を正確に行うことがきる。つま
りアッパードラムの芯出しをして、かつ磁気ヘッドを取
り付けるヘッド取り付け面を基準にして、アッパードラ
ムを固定している。
【0078】これにより、磁気ヘッドを取り付けるため
のヘッド取り付け面を、磁気ヘッドの位置の調整を行う
際の高さ方向の基準として採用することができる。従っ
て磁気ヘッドの高さ方向の位置精度も高精度に設定する
ことができる。またアッパードラムの外周部を基準とし
て、もしくはこの外周部と同芯度零のベアリングハウジ
ング等の対象部位を基準にして、芯出しをしているの
で、磁気ヘッドの水平方向(アッパードラムの直径方
向)における位置決めも高精度に行うことができる。
【0079】ところで本発明は、上記実施例に限定され
るものではない。たとえば、図13は、本発明の回転ド
ラムの芯出し装置の別の実施例を示している。この回転
ドラムの芯出し装置は、保持手段888と、打撃手段と
もいうたたき手段850を有している。
【0080】保持手段889は次のようになっている。
アッパードラムDは、スピンドル675に対して、治具
Jを介して、ねじ670により固定されている。アッパ
ードラムDは、ベアリングハウジング669を有する
が、ベアリングの図示は省略している。 スピンドル6
75は、駆動手段671により、R方向に回転すること
ができる。
【0081】スピンドル675の付近には、接触式の電
気マイクロメータもしくは非接触式センサのようなセン
サ660が配置されている。このセンサ660にはメー
タ650が接続されている。このメータ650により、
アッパードラムDの芯出し作業を監視する。
【0082】アッパードラムDの芯出し作業を行う打撃
手段850は、たたき治具673とスライド基部674
を有する。治具673は、図示しない駆動手段により、
スライド基部674をS方向に移動可能である。このた
たき治具673は、回転しているベアリングハウジング
669の下の治具Jをたたくことにより、メータ650
を監視しながらアッパードラムDの芯出しを行う。この
たたき動作により、たとえばアッパードラムDの外周部
D1の振れを、0.5μm以下にする。
【0083】このようにしてアッパードラムDの芯出し
作業を終了したら、トルクドライバビット644を用い
て、高トルクでねじ670を締めて、ベアリングハウジ
ングをスピンドル675に対して固定する。そして、ビ
デオヘッド200の位置の調整に移る。また、各実施例
では、VTRの回転ドラム装置の回転ドラムについて説
明しているが、これに限らず、本発明は、他の分野の装
置の回転ドラム装置の回転ドラムについても適用するこ
とができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気ヘッドの調整をする際に必要な回転ドラムのドラムの
芯出しを高精度に行い、磁気ヘッドの高さ方向の基準を
正確に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ドラムの芯出し装置を含む調整機
を示す斜視図。
【図2】図1の調整機の調整機本体を示す拡大斜視図。
【図3】各アッパーヘッドの状態を監視するためのレン
ズおよびCCDカメラの配置の例を示す平面図。
【図4】アッパードラム仮置部とアッパードラム調整部
に関連する機構部分を示す図。
【図5】本発明の回転ドラムの芯出し装置の好ましい実
施例1を示し、アッパードラムがまだ保持手段により固
定される前の初期状態を示す図。
【図6】図5と対応してアッパードラムが保持手段によ
り確実に保持された状態を示す図。
【図7】図6におけるA−Aで見た非接触センサとアッ
パードラムを示す平面図。
【図8】本発明の回転ドラムの芯出し装置の別の実施例
を説明するための概念図。
【図9】実施例2の装置の構成を示す図。
【図10】図9における部分Bの拡大図。
【図11】実施例2におけるアッパードラムのベアリン
グハウジングが加圧される状態を示す概念図。
【図12】本発明の回転ドラムの芯出し装置の実施例3
を示す図。
【図13】本発明の回転ドラムの芯出し装置の別の実施
例を示す図。
【図14】一般的なフランジレスタイプの回転ドラム装
置を示す断面図。
【図15】一般的なフランジを有する回転ドラム装置を
示す断面図。
【符号の説明】
100 ベアリング 121 非接触式センサ 137,600 アッパードラムのヘッド取り
付け面 159 ベアリングハウジング(アッ
パードラムの対象部位) 188,388,488 保持手段 200 ヘッドベース 350,450 加圧部 880 打撃手段 D アッパードラム(回転ドラ
ム) H 磁気ヘッド(ビデオヘッド)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする
    際に、上記磁気ヘッドの位置決めの基準として用いる上
    記回転ドラムの芯を、上記回転ドラムの外周部分を非接
    触式の検出器により検出することにより得ることを特徴
    とする回転ドラムの芯出し方法。
  2. 【請求項2】 複数の前記非接触式の検出器は、前記回
    転ドラムの外周部分に対応して配置され、前記非接触式
    の検出器により前記回転ドラムの外周部分を検出するこ
    とで、前記回転ドラムにおける前記磁気ヘッドの取り付
    け面を位置決めする請求項1に記載の回転ドラムの芯出
    し方法。
  3. 【請求項3】 回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする
    際に、上記磁気ヘッドの位置決めの基準として用いる上
    記回転ドラムの芯を、上記回転ドラムの外周部分と同芯
    状の上記回転ドラムの対象部分を加圧することにより得
    ることを特徴とする回転ドラムの芯出し方法。
  4. 【請求項4】 前記回転ドラムの対象部分は、油圧によ
    り加圧される請求項3に記載の回転ドラムの芯出し方
    法。
  5. 【請求項5】 前記回転ドラムの対象部分は、空気圧に
    より加圧される請求項3に記載の回転ドラムの芯出し方
    法。
  6. 【請求項6】 前記回転ドラムの対象部分は、ベアリン
    グを保持するボスである請求項3ないし5のいずれかに
    記載の回転ドラムの芯出し方法。
  7. 【請求項7】 回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする
    際に、上記磁気ヘッドの位置決めの基準として用いる上
    記回転ドラムの芯を出すための回転ドラムの芯出し装置
    において、上記回転ドラムを保持する保持手段と、上記
    回転ドラムの外周部分を検出する検出器と、を備えるこ
    とを特徴とする回転ドラムの芯出し装置。
  8. 【請求項8】 前記検出器は、非接触式であり、前記回
    転ドラムの外周部分に対応して複数配置されている請求
    項7に記載の回転ドラムの芯出し装置。
  9. 【請求項9】 回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めする
    際に、上記磁気ヘッドの位置決めの基準として用いる上
    記回転ドラムの芯を出すための回転ドラムの芯出し装置
    において、 上記回転ドラムを保持する保持手段と、 上記回転ドラムの外周部分と同芯状の上記回転ドラムの
    対象部分を加圧して上記回転ドラムの外周部分の芯出し
    をするための加圧部と、を備えることを特徴とする回転
    ドラムの芯出し装置。
  10. 【請求項10】 前記同芯状の上記回転ドラムの対象部
    分は、ベアリングを保持するボスである請求項10に記
    載の回転ドラムの芯出し装置。
  11. 【請求項11】 前記加圧部は、油圧手段である請求項
    9に記載の回転ドラムの芯出し装置。
  12. 【請求項12】 前記加圧部は、空気圧手段である請求
    項9に記載の回転ドラムの芯出し装置。
  13. 【請求項13】 前記回転ドラムにおいて磁気ヘッドを
    取り付けるための取り付け面を基準として、前記回転ド
    ラムを保持手段により保持する請求項7または請求項9
    に記載の回転ドラムの芯出し装置。
  14. 【請求項14】 回転ドラムに磁気ヘッドを位置決めす
    る際に、上記磁気ヘッドの位置決めの基準として用いる
    上記回転ドラムの芯を出すための回転ドラムの芯出し装
    置において、 上記回転ドラムを保持する保持手段と、 上記回転ドラムの外周部分と同芯状の上記回転ドラムの
    対象部分を打撃して上記回転ドラムの外周部分の芯出し
    をするための打撃手段と、を備えることを特徴とする回
    転ドラムの芯出し装置。
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