JPH0963158A - 磁気テープ装置 - Google Patents
磁気テープ装置Info
- Publication number
- JPH0963158A JPH0963158A JP7213123A JP21312395A JPH0963158A JP H0963158 A JPH0963158 A JP H0963158A JP 7213123 A JP7213123 A JP 7213123A JP 21312395 A JP21312395 A JP 21312395A JP H0963158 A JPH0963158 A JP H0963158A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic tape
- lower flange
- flange portion
- shaft portion
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 9
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 9
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 3
- 101000606504 Drosophila melanogaster Tyrosine-protein kinase-like otk Proteins 0.000 description 2
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/605—Guiding record carrier without displacing the guiding means
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/602—Guiding record carrier for track selection, acquisition or following
Abstract
を行う磁気テープ装置に関し、磁気ヘッドの高さ調整精
度を向上できると共にコストダウンも可能な磁気テープ
装置を実現することを目的とする。 【解決手段】 テープ走行高さの基準となる下フランジ
部63として、軸部61とは別部材で構成され、軸部6
1の下部に嵌合自在なものを用いて構成する。又は、下
フランジ部の外周の一部が切り欠き、この切り欠き面と
上面とが接合した角部をシャープエッジにする。
Description
ラガイドで案内しながら走行させ、走行中の磁気テープ
に対して、磁気ヘッドを用いてデータのリード/ライト
を行う磁気テープ装置に関する。
スに立設される軸部と、該軸部の上部に設けられた上フ
ランジ部と、軸部の下部に設けられ上面がテープ走行高
さの基準となる下フランジ部と、上フランジ部と下フラ
ンジ部との間に軸部と同軸的に配置され、磁気テープと
外周面が接触して回転するローラ部とからなる磁気テー
プ装置に関する。
ラガイドの上フランジ部はコイルばね等によって下フラ
ンジ部側に付勢されており、上フランジ部・下フランジ
部間を走行する磁気テープは、常に下フランジ部に押し
付けられている。このため、磁気テープの走行高さは、
ローラガイドの下フランジ部の位置(高さ)で決まる。
(高さ方向)は、磁気テープ装置間において、ずれがあ
ってはならない。なぜなら、磁気テープ装置間において
ずれがあると、磁気テープ上の記録トラック位置にもず
れ(オフトラック)が生じ、他の磁気テープ装置で記録
されたデータを正確に再生することができず、逆に、そ
の磁気テープ装置で記録したデータを他の磁気テープ装
置で正確に再生することもできず、リードエラーが生じ
てしまうからである。このため、磁気ヘッドの位置調整
は、正確になされなければならない。
のテープエッジとの接触面が摩耗することによっても生
じる。そこで、従来の磁気テープ装置では、下フランジ
部のテープエッジとの接触面が摩耗することを防止する
ために、下フランジ部の上記接触面をセラミックで形成
している。
いられているローラガイドの断面図である。この図にお
いて、円筒状の軸部1はベース(図示せず)に立設され
るもので、通常は加工性に優れたステンレス材から加工
される。該軸部1の下部には、大径部1Aが一体的に形
成され、この大径部1Aの上面にセラミックでなる下フ
ランジ部3が一体的に接着されている。尚、軸部1の凸
部1Bの下面に開口したねじ孔1Cは、ローラガイドを
ベースに固定する際に使用するものである。
面が接触して回転する円筒状のローラ部6が、上下2つ
のベアリング4,5でもって同軸的に支持されている。
又、軸部1の上部には、つば付き円筒状のホルダ7が嵌
合され、このホルダ7の円筒部に上フランジ部8が軸方
向(上下方向)に移動自在に嵌合されている。更に、軸
部1の上端面には、皿小ねじ(ボルト)9を用いてキャ
ップ10が固定されている。
は、圧縮コイルばね11が挿入配置され、ベアリング5
の内輪と軸部1の段部との間には、リング12が配置さ
れている。そして、圧縮コイルばね11の働きによっ
て、ベアリング4,5の軸方向のガタ(ローラ部6の上
下方向のガタ)をとるようになっている。
にも、圧縮コイルばね13が挿入配置されている。この
圧縮コイルばね13の働きによって、上フランジ部8は
下フランジ部3側に付勢され、上フランジ部8・下フラ
ンジ部3間を走行する磁気テープは、常に下フランジ部
3に押し付けられている。このため、磁気テープの走行
高さは、下フランジ部3の位置(高さ)で決まることに
なる。
ッドの配置の一例を示す主要構成図である。この図にお
いて、ローラガイド21,22はベース23上に一定間
隔をおいて立設されている。具体的には、ベース23上
に、ローラガイド21,22の凸部(1B相当)が嵌合
する段付き孔23A,23Bを穿設し、ここに凸部を嵌
入後、下方からねじ孔(1C相当)に小ねじ(ボルト)
24A,24Bをねじ込み、ローラガイド21,22を
ベース23に固定している。
には、磁気ヘッド組立体25が小ねじ(ボルト)26で
もって固定されている。この例の磁気ヘッド組立体25
は、リードギャップGRとライトギャップGWを備えた
磁気ヘッドを有し、複数(例えば18)のトラックの何
れかを任意に選択してデータのリード/ライトを行える
ものである。即ち、各トラックに対応して、再生ヘッド
部27と記録ヘッド部28とが複数設けられている。
の通り正確でなければならない。このためには、ローラ
ガイド21,22の下フランジ部21A,22A上面と
記録ヘッド部28の基準トラック位置との間隔(図11
の高さ方向)が所定の値になるように、磁気ヘッド組立
体25をベース23に固定しなければならない。
形状がコ字状で下面の角部EDが鋭角に形成された平板
状の治具31をベース23上に載置し、この角部即ちシ
ャープエッジEDと記録ヘッド部28の基準トラック位
置(例えば、最下位置のトラックを記録する記録ヘッド
部28の位置)との間隔Dを工具顕微鏡で測定し、この
間隔Dが所定の値になるように、磁気ヘッド組立体25
とベース23との間にスペーサを差し込んで高さ調整を
行った後、磁気ヘッド組立体25をベース23に固定し
ている。
フランジ部3の上面に治具を載せることができず、この
ため、図11におけるローラガイド21,22の下フラ
ンジ部21A,22A上面と記録ヘッド部28の基準ト
ラック位置との間隔を直接測定することはできない。
おける軸部1の大径部1A下面と下フランジ部3上面と
の間隔Lが一定であることを前提としているため、この
間隔Lに寸法誤差があると、これがそのまま磁気ヘッド
の高さ調整誤差となってしまう。
でなる下フランジ部3を接着する構成では、接着層の厚
さの不均一等は避けられず、これにより、大径部1A下
面と下フランジ部3上面との間隔Lに寸法誤差が生じる
ため、調整精度が悪かった。又、接着層の厚さ管理に細
心の注意を払う必要があり、場合によっては、接着作業
後に、寸法誤差を許容範囲内にするための二次加工を行
う必要も生じる。従って、従来の構成では、接着作業そ
のものの存在がコストアップの原因になる上に、接着層
の厚さ管理や二次加工も必要になりコストアップを避け
られない。
ので、その目的は、磁気ヘッドの高さ調整精度を向上で
きると共にコストダウンも可能な磁気テープ装置を実現
することにある。
の発明は、磁気テープをローラガイドで案内しながら走
行させ、走行中の磁気テープに対して、磁気ヘッドを用
いてデータのリード/ライトを行う磁気テープ装置であ
って、前記ローラガイドが、ベースに立設される軸部
と、該軸部の上部に設けられた上フランジ部と、前記軸
部の下部に設けられ上面がテープ走行高さの基準となる
下フランジ部と、前記上フランジ部と前記下フランジ部
との間に前記軸部と同軸的に配置され、磁気テープと外
周面が接触して回転するローラ部とからなる磁気テープ
装置において、前記下フランジ部として、前記軸部とは
別部材で構成され、前記軸部の下部に嵌合自在なものを
用いたことを特徴とするものである。
の下部に嵌合自在になっているため、磁気ヘッドの高さ
調整時に下フランジ部だけをベース上に載置できる。こ
のため、シャープエッジ付きの治具を下フランジの上に
載せて、ローラガイドの下フランジ部上面と記録ヘッド
部の基準トラック位置との間隔を直接測定することがで
き、磁気ヘッドの高さ調整精度を向上させることができ
る。又、下フランジ部の接着作業は不要になるため、コ
ストダウンも可能になる。
1の基準面を設け、軸部に該第1の基準面に当接する第
2の基準面を設け、該第2の基準面若しくは該第2の基
準面と所定の段差をもった軸部内の第3の基準面を、テ
ープ走行高さの基準と同一高さに選択し、この基準面に
下フランジ部を押圧するように構成すれば、下フランジ
部の厚さを高精度に加工することなく、磁気ヘッドの高
さ調整精度を向上できる。
上面を第1の基準面とし、軸部に第2の基準面としてテ
ープ走行高さの基準と同一高さの基準面を設け、ベース
と下フランジ部との間に配置した弾性体により、軸部の
第2の基準面に下フランジ部を押圧するようにすれば、
第1の基準面の加工が容易であると共に、複数の第1の
基準面の高さを正確に一致させることができる。尚、下
フランジ部は耐摩耗性の観点からセラミックで形成する
ことが好ましい。
ープをローラガイドで案内しながら走行させ、走行中の
磁気テープに対して、磁気ヘッドを用いてデータのリー
ド/ライトを行う磁気テープ装置であって、前記ローラ
ガイドが、ベースに立設される軸部と、該軸部の上部に
設けられた上フランジ部と、前記軸部の下部に設けられ
上面がテープ走行高さの基準となる下フランジ部と、前
記上フランジ部と前記下フランジ部との間に前記軸部と
同軸的に配置され、磁気テープと外周面が接触して回転
するローラ部とからなる磁気テープ装置において、前記
下フランジ部として、外周の一部が切り欠かれ、この切
り欠き面と上面とが接合した角部がシャープエッジとな
っているものを用いたことを特徴とするものである。
の一部が切り欠かれ、この切り欠き面と上面とが接合し
た角部がシャープエッジとなっているため、ローラガイ
ドの下フランジ部上面と記録ヘッド部の基準トラック位
置との間隔を直接測定することができ、磁気ヘッドの高
さ調整精度を向上させることができる。又、測定時にシ
ャープエッジを有する治具が不要であるため、この点で
コストダウンを図れる。
施の形態例の外観及び全体的構成を図2及び図3を用い
て説明する。図2は第1の発明の磁気テープ装置におけ
る実施の形態例を示す外観図、図3は図2において上カ
バー(天板及び側板)等を取り除き前面側から見た分解
斜視図である。
の磁気テープ装置は、フロントパネル32、上カバー
(天板及び側板)33、底板34、背板35で覆われて
いる。フロントパネル32には、カートリッジ挿入口3
2A,冷却用の格子状開口部32B,表示部32C,操
作部32Dが設けられている。
ド及びその周辺構成に特徴があり、カートリッジをロー
ドし、磁気テープを引き出してデータのリード/ライト
を行う機構自体は、従来から一般に知られている磁気テ
ープ装置の構成と全く同様である。まず、ローラガイド
及びその周辺構成以外の構成について簡単に説明する。
されており、磁気テープの先端にリーダブロックが取り
付けられている。カートリッジはカートリッジ挿入口3
2Aから装置内に入れられる。カートリッジ挿入口32
Aの奥には、ローダ部41が設けられている。このロー
ダ部41は挿入されたカートリッジを所定の位置にセッ
トしたり、排出したりするものである。
れている。ハブ44はリーダブロックが嵌合する溝44
aを有し、マシンリールモータ43により回転駆動され
るものである。スレッダ部45は、溝46に沿って摺動
するスレッダピン47を有している。
し、これを引き出し、ハブ44の溝44aに嵌合させる
ためのものである。このスレッダピン47により、磁気
テープはローラガイド51,52,53に巻き掛けられ
た後、ハブ44に係止される。磁気ヘッド組立体54は
ローラガイド51,52間に位置し、磁気テープに対し
てデータのリード/ライトを行うものである。
気ヘッド組立体54等の構成を説明する。ローラガイド
51〜53は同一の構成を有している。図1は図3中に
示したローラガイド51〜53の断面図である。この図
において、円筒状の軸部61はベース(図示せず)に立
設されるもので、加工性に優れたステンレス材を用いて
形成される。該軸部61の下部には、位置決め用の環状
突起61Aが一体的に形成されている。セラミックでな
る平環状の下フランジ部63は、軸部61とは別部材で
構成され、軸部61の下部に上下方向に移動可能に嵌合
され、環状突起61Aの下面に当接している。尚、軸部
61の凸部61Bの下面に開口したねじ孔61Cは、ロ
ーラガイドをベースに固定する際に使用するものであ
る。
周面が接触して回転する円筒状のローラ部66が、上下
2つのベアリング64,65でもって同軸的に支持され
ている。又、軸部61の上部には、つば付き円筒状のホ
ルダ67が嵌合され、このホルダ67の円筒部に上フラ
ンジ部68が軸方向(上下方向)に移動自在に嵌合され
ている。更に、軸部61の上端面には、皿小ねじ(ボル
ト)69を用いてキャップ70が固定されている。
には、圧縮コイルばね71が挿入配置され、ベアリング
65の内輪と軸部61の環状突起61Aとの間には、リ
ング72が配置されている。そして、圧縮コイルばね7
1の働きによって、ベアリング64,65の軸方向のガ
タ(ローラ部66の上下方向のガタ)をとるようになっ
ている。
間にも、圧縮コイルばね73が挿入配置されている。こ
の圧縮コイルばね73の働きによって、上フランジ部6
8は下フランジ部63側に付勢され、上フランジ部68
・下フランジ部63間を走行する磁気テープは、常に下
フランジ部63の上面に押し付けられる。このため、磁
気テープの走行高さは、下フランジ部63の位置(高
さ)で決まることになる。
ヘッド組立体54の配置の一例を示す主要構成図、図5
は図4に示した構成例の平面図である。これらの図にお
いて、ローラガイド51〜53はベース80上に一定間
隔をおいて立設されている。具体的には、ベース80上
に、ローラガイド51〜53の凸部(61B相当)が入
る段付き孔80A,80B,80C(80Cは図示せ
ず)を穿設し、ここに凸部を嵌入後、下方からねじ孔
(61C相当)に小ねじ(ボルト)81A,81B,8
1C(81Cは図示せず)をねじ込み、ローラガイド5
1〜53をベース80に固定している。
に位置するヘッド取付台80Dには、磁気ヘッド組立体
54が3本の小ねじ(ボルト)82でもって固定されて
いる。ヘッド取付台80Dは、その下方が中央の支持部
80Eを残して左右から切り欠かれており、図4中のO
点を通る軸を中心にして、矢印方向に傾動可能なもので
ある。
の本体及びヘッド取付台80Dに螺合する1本の調整ね
じ83が設けられている。この調整ねじ83には、中間
のくびれを境にして、ベース80の本体に螺合する雄ね
じ部とヘッド取付台80Dに螺合する雄ねじ部とが設け
られているが、ベース80の本体に螺合する雄ねじ部と
ヘッド取付台80Dに螺合する雄ねじ部とでは、ねじの
ピッチが異なっている。このため、調整ねじ83の回転
することによって、ヘッド取付台80Dの傾動位置を調
整できる。
定は、プレート84を介して、小ねじ85,86をそれ
ぞれベース80の本体,ヘッド取付台80Dに締め付け
ることにより行う。尚、プレート84には、小ねじ8
5,86用の挿通孔として、小ねじ85,86の間隔変
化に対応できるように、大径孔若しくは長孔が穿設され
ている。
GRとライトギャップGWを備えた磁気ヘッドを有し、
複数(例えば18)のトラックの何れかを任意に選択し
てデータのリード/ライトを行えるものである。即ち、
各トラックに対応して、再生ヘッド部55と記録ヘッド
部56とが複数設けられている。
正確に形成されるように、本実施の形態例においても、
磁気ヘッド組立体54を正しい高さに固定しなければな
らない。具体的には、ローラガイド51,52の下フラ
ンジ部51A,52A上面と記録ヘッド部56の基準ト
ラック位置との間隔(図11の高さ方向)が所定の値に
なるように、磁気ヘッド組立体54をヘッド取付台80
Dに固定しなければならない。
字状で下面の角部EDが鋭角に形成された平板状の前述
の治具31を下フランジ部51A,52A上に載置し、
この角部即ちシャープエッジEDと記録ヘッド部56の
基準トラック位置(例えば、最下位置のトラックを記録
する記録ヘッド部56の位置)との間隔Dを工具顕微鏡
で直接測定し、この間隔D1が所定の値になるように、
磁気ヘッド組立体54とヘッド取付台80Dとの間にス
ペーサを差し込んで高さ調整を行った後、磁気ヘッド組
立体54をヘッド取付台80Dに固定している。
りである。まず、カートリッジがローダ部41にセット
され、スレッダ部45のスレッダピン47がリーダブロ
ックをピックアップし、ローラガイド51,磁気ヘッド
組立体54,ローラガイド52,53を介してハブ44
まで移送し、リーダブロックをハブ44の溝44aに係
合させる。
ルモータ43を同方向に回転させると、磁気テープは、
カートリッジから繰り出され、ローラガイド51〜53
に案内されながらハブ44に巻き取られると共に、磁気
ヘッド組立体54によりデータのリード/ライトが行わ
れる。尚、磁気テープの巻き戻しはファイルリールモー
タとマシンリールモータ43を逆回転することにより行
う。
A,52Aがローラガイドの軸部の下部に嵌合自在にな
っているため、磁気ヘッドの高さ調整時に、下フランジ
部51A,52Aをローラガイドの軸部から分離してベ
ース80上に載置できる。このため、シャープエッジ付
きの治具31を下フランジ部51A,52Aの上に載せ
て、ローラガイド51,52の下フランジ部51A,5
2A上面と記録ヘッド部56の基準トラック位置との間
隔D1を直接測定することができ、磁気ヘッドの高さ調
整精度を向上させることができる。又、下フランジ部5
1A,52Aの接着作業が不要になるため、コストダウ
ンも可能になる。
52Aは、通常、ラッピング等により加工される。その
際、左右の下フランジ部51A,52Aを同一の厚さに
加工することは可能であり、ベース80上の左右の下フ
ランジ部51A,52Aの上面間で段差が生じることは
ない。しかし、下フランジ部51A,52Aの厚さを正
確に一致させる加工が設備等の不備のため面倒であり、
作業性の悪さからコストアップにもなる場合には、図7
に示したように構成をとることもできる。
けた凸部の上面に第1の基準面K1を設け、軸部61に
第1の基準面K1に当接し前記テープ走行高さの基準と
同一高さの第2の基準面K2を設けている。そして、ベ
ース80と下フランジ部63との間には、弾性体として
の圧縮コイルばね87を配置し、この圧縮コイルばね8
7により、下フランジ部63を第2の基準面K2に押圧
している。
さを高精度に加工しなくても、第1の基準面K1の高さ
を正確に加工するだけで、磁気ヘッドの高さ調整精度を
向上させることができる。又、第1の基準面K1は凸部
の上面であるため、その加工が容易であると共に、複数
の第1の基準面K1の高さを正確に一致させることも容
易である。
に形成した凸部又は凹部の上面側に第1の基準面K1を
設け、軸部61に該第1の基準面K1に当接する第2の
基準面K2を設け、該第2の基準面K2と所定の段差を
もった軸部61内の第3の基準面K3を、テープ走行高
さの基準と同一高さに選択し、この基準面K3に下フラ
ンジ部63を押圧するものも考えられる。この場合も、
下フランジ部63の厚さを高精度に加工することなく、
磁気ヘッドの高さ調整精度を向上させることができる。
説明する。第2の発明は、磁気テープをローラガイドで
案内しながら走行させ、走行中の磁気テープに対して、
磁気ヘッドを用いてデータのリード/ライトを行う磁気
テープ装置であって、ローラガイドが、ベースに立設さ
れる軸部と、該軸部の上部に設けられた上フランジ部
と、軸部の下部に設けられ上面がテープ走行高さの基準
となる下フランジ部と、上フランジ部と下フランジ部と
の間に軸部と同軸的に配置され、磁気テープと外周面が
接触して回転するローラ部とからなる磁気テープ装置で
あり、この点では、前述の磁気テープ装置と相違はな
い。第2の発明は、ローラガイドの下フランジ部にのみ
特徴があるので、この部分について説明する。
て用いられるローラガイドの実施の形態例を示す図、図
9は図8におけるA−A断面の主要部を示す図である。
この実施の形態例の具体的構成は、下フランジ部を除け
ば、図10に示した従来のローラガイドの構成と同様で
ある。これらの図において、軸部91の下部には、大径
部91Aが一体的に形成され、この大径部91Aの上面
にセラミックでなる下フランジ部92が一体的に接着さ
れている。この下フランジ部92の外周の一部は切り欠
かれ、この切り欠き面92Aと上面とが接合した角部が
シャープエッジEDとなっている。尚、切り欠き面は、
磁気テープを傷付けないように、ローラ部93の外周面
よりも奥に形成することが好ましい。軸部91の中間部
分には、磁気テープと外周面が接触して回転する円筒状
のローラ部93が同軸的に支持されている。又、軸部9
1の上部には、上フランジ部94が軸方向(上下方向)
に移動自在に嵌合されている。更に、上フランジ部94
の上側には、キャップ95が配置されている。
ャープエッジEDと図示しない記録ヘッド部の基準トラ
ック位置との間隔を工具顕微鏡で直接測定でき、磁気ヘ
ッドの高さ調整精度を向上させることができる。しか
も、測定時にシャープエッジを有する治具が不要であ
り、作業効率が向上するため、この点でコストダウンを
図れる。
る下フランジ部にも適用できる。又、ローラガイドの具
体的構成は種々のものがあり、第1の発明や第2の発明
の特徴部分以外の構成に関しては、第1の発明や第2の
発明は上記の実施の形態例に示したローラガイドの構成
に限定されるものではない。
ば、下フランジ部が軸部の下部に嵌合自在になっている
ため、磁気ヘッドの高さ調整時に下フランジ部だけをベ
ース上に載置できる。このため、シャープエッジ付きの
治具を下フランジの上に載せて、ローラガイドの下フラ
ンジ部上面と記録ヘッド部の基準トラック位置との間隔
を直接測定することができ、磁気ヘッドの高さ調整精度
を向上させることができる。又、下フランジ部の接着作
業は不要になるため、コストダウンも図れる。
面側に第1の基準面を設け、軸部に該第1の基準面に当
接する第2の基準面を設け、該第2の基準面若しくは該
第2の基準面と所定の段差をもった軸部内の第3の基準
面を、テープ走行高さの基準と同一高さに選択し、この
基準面に下フランジ部を押圧するように構成すれば、下
フランジ部の厚さを高精度に加工することなく、磁気ヘ
ッドの高さ調整精度を向上させることができる。
上面を第1の基準面とし、軸部に第2の基準面としてテ
ープ走行高さの基準と同一高さの基準面を設け、ベース
と下フランジ部との間に配置した弾性体により、軸部の
第2の基準面に下フランジ部を押圧するようにすれば、
第1の基準面の加工が容易であると共に、複数の第1の
基準面の高さを正確に一致させることができる。尚、下
フランジ部は耐摩耗性の観点からセラミックで形成する
ことが好ましい。
の一部が切り欠かれ、この切り欠き面と上面とが接合し
た角部がシャープエッジとなっているため、ローラガイ
ドの下フランジ部上面と記録ヘッド部の基準トラック位
置との間隔を直接測定することができ、磁気ヘッドの高
さ調整精度を向上させることができる。又、測定時にシ
ャープエッジを有する治具が不要であり、作業効率が向
上するため、この点でコストダウンを図れる。
態例を示す外観図である。
り除き前面側から見た分解斜視図である。
の配置の一例を示す主要構成図である。
る。
ーラガイドの断面図である。
るローラガイドの実施の形態例を示す図である。
る。
るローラガイドの断面図である。
配置の一例を示す主要構成図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 磁気テープをローラガイドで案内しなが
ら走行させ、走行中の磁気テープに対して、磁気ヘッド
を用いてデータのリード/ライトを行う磁気テープ装置
であって、 前記ローラガイドが、ベースに立設される軸部と、該軸
部の上部に設けられた上フランジ部と、前記軸部の下部
に設けられ上面がテープ走行高さの基準となる下フラン
ジ部と、前記上フランジ部と前記下フランジ部との間に
前記軸部と同軸的に配置され、磁気テープと外周面が接
触して回転するローラ部とからなる磁気テープ装置にお
いて、 前記下フランジ部として、前記軸部とは別部材で構成さ
れ、前記軸部の下部に嵌合自在なものを用いたことを特
徴とする磁気テープ装置。 - 【請求項2】 前記ベースの上面側に第1の基準面を設
け、前記軸部に該第1の基準面に当接する第2の基準面
を設け、該第2の基準面若しくは該第2の基準面と所定
の段差をもった前記軸部内の第3の基準面を、前記テー
プ走行高さの基準と同一高さに選択し、この基準面に前
記下フランジ部を押圧するように構成したことを特徴と
する請求項1記載の磁気テープ装置。 - 【請求項3】 前記ベースの上面側に設けた凸部の上面
を前記第1の基準面とし、前記軸部に前記第2の基準面
として前記テープ走行高さの基準と同一高さの基準面を
設け、前記ベースと前記下フランジ部との間に配置した
弾性体により、前記軸部の第2の基準面に前記下フラン
ジ部を押圧するように構成したことを特徴とする請求項
2記載の磁気テープ装置。 - 【請求項4】 前記下フランジ部をセラミックで形成し
たことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の磁気
テープ装置。 - 【請求項5】 磁気テープをローラガイドで案内しなが
ら走行させ、走行中の磁気テープに対して、磁気ヘッド
を用いてデータのリード/ライトを行う磁気テープ装置
であって、 前記ローラガイドが、ベースに立設される軸部と、該軸
部の上部に設けられた上フランジ部と、前記軸部の下部
に設けられ上面がテープ走行高さの基準となる下フラン
ジ部と、前記上フランジ部と前記下フランジ部との間に
前記軸部と同軸的に配置され、磁気テープと外周面が接
触して回転するローラ部とからなる磁気テープ装置にお
いて、 前記下フランジ部として、外周の一部が切り欠かれ、こ
の切り欠き面と上面とが接合した角部がシャープエッジ
となっているものを用いたことを特徴とする磁気テープ
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21312395A JP3354036B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 磁気テープ装置 |
US08/695,416 US5798892A (en) | 1995-08-22 | 1996-08-12 | Magnetic tape apparatus having means for aligning magnetic tape to magnetic head and method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21312395A JP3354036B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 磁気テープ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0963158A true JPH0963158A (ja) | 1997-03-07 |
JP3354036B2 JP3354036B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=16633963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21312395A Expired - Fee Related JP3354036B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | 磁気テープ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5798892A (ja) |
JP (1) | JP3354036B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003022594A (ja) * | 2001-07-09 | 2003-01-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テープローディング装置 |
GB2409900B (en) * | 2004-01-09 | 2006-05-24 | Statoil Asa | Processing seismic data representing a physical system |
GB2435693A (en) | 2006-02-09 | 2007-09-05 | Electromagnetic Geoservices As | Seabed electromagnetic surveying |
GB2439378B (en) | 2006-06-09 | 2011-03-16 | Electromagnetic Geoservices As | Instrument for measuring electromagnetic signals |
GB2442749B (en) | 2006-10-12 | 2010-05-19 | Electromagnetic Geoservices As | Positioning system |
GB2445582A (en) | 2007-01-09 | 2008-07-16 | Statoil Asa | Method for analysing data from an electromagnetic survey |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4275427A (en) * | 1978-01-23 | 1981-06-23 | Basf Aktiengesellschaft | Transducer positioning apparatus |
JPS5814424Y2 (ja) * | 1979-06-18 | 1983-03-23 | ナカミチ株式会社 | ヘッドの垂直調整装置 |
US4586098A (en) * | 1983-11-21 | 1986-04-29 | John Pretto | Adjustable mounting arrangement for magnetic head |
JPH0329769Y2 (ja) * | 1984-10-05 | 1991-06-25 | ||
JPH064409Y2 (ja) * | 1986-01-10 | 1994-02-02 | タナシン電機株式会社 | テ−プ走行方向切換装置 |
US5331490A (en) * | 1990-10-31 | 1994-07-19 | Hewlett-Packard Company | Tape head fine positioning system for a tape backup drive |
US5508865A (en) * | 1994-05-02 | 1996-04-16 | International Business Machines Corporation | Head guide assembly providing critial alignments and improved resonance response |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21312395A patent/JP3354036B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-08-12 US US08/695,416 patent/US5798892A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5798892A (en) | 1998-08-25 |
JP3354036B2 (ja) | 2002-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6550328B1 (en) | Dynamic balance correction for a disc drive | |
US4772972A (en) | Magnetic disc apparatus with head assembly aligning mechanism | |
JP3354036B2 (ja) | 磁気テープ装置 | |
US5309628A (en) | Assembling position adjusting mechanism of a spindle motor for a magnetic disk apparatus | |
JP4311880B2 (ja) | テープの位置合わせ用の露出ベースプレート基準点を有するデータ記憶テープカートリッジ | |
KR0135752B1 (ko) | 자기헤드어셈블리와 그 탑재방법 및 자기기록/재생장치 | |
US5957361A (en) | Magnetic tape device having a tape guide which prevents excessive compressive force on a magnetic tape | |
US6873587B2 (en) | Servo writer | |
US7471489B2 (en) | Head/arm subassembly and head stack assembly for media servowriter | |
US20030123195A1 (en) | Head feeding mechanism | |
JPH0664876B2 (ja) | 情報記憶媒体 | |
JPH01317220A (ja) | 磁気ヘッド装置の取付用治具及びその製造方法 | |
JPH0917142A (ja) | データカートリッジ | |
JPS6228992A (ja) | 磁気記録再生装置のシリンダ取付台 | |
JPS61278088A (ja) | 磁気ヘツド装置 | |
JP3022825B2 (ja) | 光ディスク装置のスピンドルモータ取り付け調整機構 | |
JPH07244903A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
JP2677555B2 (ja) | 情報記憶媒体 | |
JP2519676B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP2001334557A (ja) | 光ディスク金型、光ディスク基板の偏芯補正方法およびスタンパ | |
JPH10154364A (ja) | ビデオレコーダデッキに対するシンプルなドラム取付け機構 | |
US20020149877A1 (en) | Hard disk device having a shroud member fixed on a base as a separate member | |
JPS61110389A (ja) | 磁気デイスク装置の製造方法 | |
KR19980050076U (ko) | 브이씨알의 헤드드럼 조립체 설치구조 | |
JPS6182359A (ja) | 記録再生装置のドラム取付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090927 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100927 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120927 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130927 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |