JPH0721052Y2 - キユービクル形ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
キユービクル形ガス絶縁開閉装置Info
- Publication number
- JPH0721052Y2 JPH0721052Y2 JP4285889U JP4285889U JPH0721052Y2 JP H0721052 Y2 JPH0721052 Y2 JP H0721052Y2 JP 4285889 U JP4285889 U JP 4285889U JP 4285889 U JP4285889 U JP 4285889U JP H0721052 Y2 JPH0721052 Y2 JP H0721052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- interphase
- insulated switchgear
- gas
- barrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キユービクル形ガス絶縁開閉装置(以下ガス
絶縁開閉装置をGISという)に関する。
絶縁開閉装置をGISという)に関する。
一般に、超高圧の三次回路に設置される調相設備用の開
閉器としてGISを適用する場合、その回路の重要性から
相間短絡事故を防止する為に相分離形が採用されること
が多い。
閉器としてGISを適用する場合、その回路の重要性から
相間短絡事故を防止する為に相分離形が採用されること
が多い。
一方、近年,スペースの有効活用や環境調和等の面で大
きな効果を発揮するキユービクル形GISが開発され、こ
れが調相設備用の開閉装置として適用されることが多く
なつている。
きな効果を発揮するキユービクル形GISが開発され、こ
れが調相設備用の開閉装置として適用されることが多く
なつている。
ところが、このキユービクル形GISでは、低圧の絶縁性
ガスを封入した角形容器内に遮断器,断路器等の構成機
器を3相一括して収納する形態であるため、完全に相分
離の構造とすることが困難になつている。
ガスを封入した角形容器内に遮断器,断路器等の構成機
器を3相一括して収納する形態であるため、完全に相分
離の構造とすることが困難になつている。
このため、従来のこの種GISにあつては、相間短絡事故
を防止するために、構成機器の各相間に接地電位の金属
性相間バリアを設置し、万一相間にアークが発生しても
このバリアとの間でアークを発生させて地絡電流しか流
れないようにしている。
を防止するために、構成機器の各相間に接地電位の金属
性相間バリアを設置し、万一相間にアークが発生しても
このバリアとの間でアークを発生させて地絡電流しか流
れないようにしている。
この相間バリアは、組立作業性を考慮し、角形容器内へ
の各機器の設置後に取付けられるよう、分割組立式とす
る場合が多い。
の各機器の設置後に取付けられるよう、分割組立式とす
る場合が多い。
第3図(a),(b)は、この種従来のGISを示してお
り、ベース(1)に支持された操作器ケース(2)上に
接地電位の角形容器(3)が設置され、この容器(3)
内に、ケーブル接続部(4),断路器(5),ガス遮断
器(6)及び接地開閉器(7),(8)が3相一括で収
納されている。
り、ベース(1)に支持された操作器ケース(2)上に
接地電位の角形容器(3)が設置され、この容器(3)
内に、ケーブル接続部(4),断路器(5),ガス遮断
器(6)及び接地開閉器(7),(8)が3相一括で収
納されている。
そして、容器(3)内の各相間の位置においてそれぞ
れ、両端が容器(3)の天板(3a)及び底板(3b)に固
定された3本の上下方向の柱(9a),(9b),(9c)が
間隔を開けて配設されると共に、4枚の板材(10a)〜
(10d)よりなる相間バリア(10)が柱(9a)〜(9c)
にボルトにより固定され、これが柱(9a)〜(9c)を介
して容器(3)に電気的に接続されている。
れ、両端が容器(3)の天板(3a)及び底板(3b)に固
定された3本の上下方向の柱(9a),(9b),(9c)が
間隔を開けて配設されると共に、4枚の板材(10a)〜
(10d)よりなる相間バリア(10)が柱(9a)〜(9c)
にボルトにより固定され、これが柱(9a)〜(9c)を介
して容器(3)に電気的に接続されている。
尚、容器(3)内にはSF6ガス等の絶縁性ガスが低圧で
封入されている。
封入されている。
従来のキユービクル形GISにあつては、角形容器(3)
の天板(3a)及び底板(3b)間に固定された柱(9a),
(9b),(9c)を用いて相間バリア(10)を取付ける構
成であるが、角形容器(3)内には低圧といえど0.5kgf
/cm2程度の絶縁性ガスによる内圧がかかるため、天板
(3a)及び底板(3b)等に十数トン〜数十トンの内圧に
よる荷重が加わる。
の天板(3a)及び底板(3b)間に固定された柱(9a),
(9b),(9c)を用いて相間バリア(10)を取付ける構
成であるが、角形容器(3)内には低圧といえど0.5kgf
/cm2程度の絶縁性ガスによる内圧がかかるため、天板
(3a)及び底板(3b)等に十数トン〜数十トンの内圧に
よる荷重が加わる。
このため、この荷重により特に天板(3a)がたわみ、柱
(9a),(9b),(9c)が変形するといつた問題を生
じ、相間バリア(10)を構成する各板材(10a)〜(10
d)の変形,破損,位置ずれを招く結果となる。
(9a),(9b),(9c)が変形するといつた問題を生
じ、相間バリア(10)を構成する各板材(10a)〜(10
d)の変形,破損,位置ずれを招く結果となる。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、内
圧による角形容器の変形の影響を受けることなく相間バ
リアの取付けが行えるキユービクル形GISを提供しよう
とするものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、内
圧による角形容器の変形の影響を受けることなく相間バ
リアの取付けが行えるキユービクル形GISを提供しよう
とするものである。
前記目的を達成するために、本考案のキユービクル形GI
Sにおいては、内部に絶縁性ガスが封入され構成機器が
3相一括で収納された接地電位の角形容器と、前記容器
の内面の両側角部における相間位置に固設された固定金
具と、該両固定金具間に跨設された横方向の梁と、該梁
に固定された上下方向の柱と、前記構成機器の各相間に
配置され前記柱に取付けられた非磁性体金属板よりなる
相間バリアとを備えたことを特徴とするものである。
Sにおいては、内部に絶縁性ガスが封入され構成機器が
3相一括で収納された接地電位の角形容器と、前記容器
の内面の両側角部における相間位置に固設された固定金
具と、該両固定金具間に跨設された横方向の梁と、該梁
に固定された上下方向の柱と、前記構成機器の各相間に
配置され前記柱に取付けられた非磁性体金属板よりなる
相間バリアとを備えたことを特徴とするものである。
前述のように構成されたキユービクル形GISにおいて
は、角形容器の内圧による変形が容器角部にほとんど発
生しないことから、この角部の固定金具間に跨設された
梁及びこれに固定された柱が容器変形の影響を受けるこ
とはなく、柱に取付けられた相間バリアが変形,破損,
位置ずれ等を生じることなく構成機器の相間に配置され
る。
は、角形容器の内圧による変形が容器角部にほとんど発
生しないことから、この角部の固定金具間に跨設された
梁及びこれに固定された柱が容器変形の影響を受けるこ
とはなく、柱に取付けられた相間バリアが変形,破損,
位置ずれ等を生じることなく構成機器の相間に配置され
る。
ここで、相間バリアは、接地電位の金属板とすることに
より、相間のアークを相間バリアとの間で発生させて地
絡電流しか流れないようにすることができ、相間短絡事
故を防止することができるが、これが磁性体金属板によ
り構成されると、電磁誘導により相間バリアに渦電流が
生じ、この結果、うなりを発生する。
より、相間のアークを相間バリアとの間で発生させて地
絡電流しか流れないようにすることができ、相間短絡事
故を防止することができるが、これが磁性体金属板によ
り構成されると、電磁誘導により相間バリアに渦電流が
生じ、この結果、うなりを発生する。
しかし、本考案では、非磁性体金属板よりなる相間バリ
アを用いるため、渦電流の発生もなく、相間短絡事故を
確実に防止できる。
アを用いるため、渦電流の発生もなく、相間短絡事故を
確実に防止できる。
実施例につき、第1図及び第2図を用いて説明する。
同図において、前記と同一記号は同一もしくは相当する
ものを示すものとし、(11),(12)は角形容器(3)
の内面の両側上角部における相間位置にそれぞれ溶接に
より固設された固定金具、(13)は両固定金具(11),
(12)間に跨設された梁であり、第2図に示すように、
梁(13)の両端がボルト(14)により固定金具(11),
(12)に固着されている。
ものを示すものとし、(11),(12)は角形容器(3)
の内面の両側上角部における相間位置にそれぞれ溶接に
より固設された固定金具、(13)は両固定金具(11),
(12)間に跨設された梁であり、第2図に示すように、
梁(13)の両端がボルト(14)により固定金具(11),
(12)に固着されている。
この梁(13)の適所には上下方向の柱(9a)〜(9c)の
それぞれの上端が固着され、柱(9a)〜(9c)のそれぞ
れの下端は容器(3)の底板(3b)に固着されており、
相間バリア(10)を構成するアルミ,ステンレス等の非
磁性体金属板よりなる板材(10a)〜(10d)がそれぞれ
柱(9a)〜(9c)等にボルト(15)により固定されてい
る。
それぞれの上端が固着され、柱(9a)〜(9c)のそれぞ
れの下端は容器(3)の底板(3b)に固着されており、
相間バリア(10)を構成するアルミ,ステンレス等の非
磁性体金属板よりなる板材(10a)〜(10d)がそれぞれ
柱(9a)〜(9c)等にボルト(15)により固定されてい
る。
従つて、容器(3)内に封入されたSF6ガス等の絶縁性
ガスの内圧により角形容器(3)に変形が発生しても、
この変形は主に天板(3a)に生じ、容器(3)の角部は
ほとんど変形しないため、この角部間に固定金具(1
1),(12)を介して設けられた梁(13)は容器(3)
の変形の影響を受けることがない。
ガスの内圧により角形容器(3)に変形が発生しても、
この変形は主に天板(3a)に生じ、容器(3)の角部は
ほとんど変形しないため、この角部間に固定金具(1
1),(12)を介して設けられた梁(13)は容器(3)
の変形の影響を受けることがない。
又、容器(3)の底板(3b)は操作器ケース(2)によ
り補強され、しかも、GISの構成機器であるケーブル接
続部(4),断路器(5),ガス遮断器(6)等が底板
(3b)に固定されることによりその強度が高められるた
め、底板(3b)に内圧による変形が生じることはほとん
どない。
り補強され、しかも、GISの構成機器であるケーブル接
続部(4),断路器(5),ガス遮断器(6)等が底板
(3b)に固定されることによりその強度が高められるた
め、底板(3b)に内圧による変形が生じることはほとん
どない。
この結果、梁(13)と底板(3b)間に固定された柱(9
a)〜(9c)及びこれに取付けられた相間バリア(10)
は、容器(3)の内圧による変形の影響を全く受けない
ことになる。
a)〜(9c)及びこれに取付けられた相間バリア(10)
は、容器(3)の内圧による変形の影響を全く受けない
ことになる。
更に、相間バリア(10)は、非磁性体金属板である板材
(10a)〜(10d)により構成されているため、相間に発
生するアークを相間バリア(10)との間で発生させて地
絡電流しか流れないようにし、相間短絡事故を確実に防
止することができ、しかも渦電流の発生を防止できる。
(10a)〜(10d)により構成されているため、相間に発
生するアークを相間バリア(10)との間で発生させて地
絡電流しか流れないようにし、相間短絡事故を確実に防
止することができ、しかも渦電流の発生を防止できる。
本考案は、以上説明したように構成されているため、次
に記載する効果を奏する。
に記載する効果を奏する。
角形容器の変形のほとんどない角部間に固定金具を介し
て梁を設け、これに固定された柱に相間バリアを取付け
るようにしたため、内圧による容器の変形の影響を受け
ることなく相間バリアを取付けることができ、相間バリ
アの変形,破損,位置ずれを確実に防止することができ
る。
て梁を設け、これに固定された柱に相間バリアを取付け
るようにしたため、内圧による容器の変形の影響を受け
ることなく相間バリアを取付けることができ、相間バリ
アの変形,破損,位置ずれを確実に防止することができ
る。
しかも、相間バリアを非磁性体金属板により構成したた
め、渦電流の発生もなく、相間短絡事故を確実に防止で
きる。
め、渦電流の発生もなく、相間短絡事故を確実に防止で
きる。
第1図及び第2図は本考案によるキユービクル形ガス絶
縁開閉装置の1実施例を示し、第1図(a)及び(b)
は側面図及び正面図、第2図は要部の斜視図、第3図
(a)及び(b)は従来例の側面図及び正面図である。 (3)……角形容器、(5)……断路器、(6)……ガ
ス遮断器、(9a)〜(9c)……柱、(10)……相間バリ
ア、(11),(12)……固定金具、(13)……梁。
縁開閉装置の1実施例を示し、第1図(a)及び(b)
は側面図及び正面図、第2図は要部の斜視図、第3図
(a)及び(b)は従来例の側面図及び正面図である。 (3)……角形容器、(5)……断路器、(6)……ガ
ス遮断器、(9a)〜(9c)……柱、(10)……相間バリ
ア、(11),(12)……固定金具、(13)……梁。
Claims (1)
- 【請求項1】接地電位の角形容器内に遮断器,断路器等
の構成機器を3相一括して収納すると共に、前記容器内
に絶縁性ガスを封入してなるキユービクル形ガス絶縁開
閉装置において、 前記容器の内面の両側角部における相間位置に固設され
た固定金具と、該両固定金具間に跨設された横方向の梁
と、該梁に固定された上下方向の柱と、前記構成機器の
各相間に配置され前記柱に取付けられた非磁性体金属板
よりなる相間バリアとを備えたキユービクル形ガス絶縁
開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285889U JPH0721052Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | キユービクル形ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285889U JPH0721052Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | キユービクル形ガス絶縁開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02133112U JPH02133112U (ja) | 1990-11-05 |
JPH0721052Y2 true JPH0721052Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=31554767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4285889U Expired - Lifetime JPH0721052Y2 (ja) | 1989-04-11 | 1989-04-11 | キユービクル形ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721052Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5123894B2 (ja) * | 2009-06-10 | 2013-01-23 | 株式会社日立製作所 | 真空絶縁スイッチギヤ |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP4285889U patent/JPH0721052Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02133112U (ja) | 1990-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |